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No.3 2011.12

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No.3 2011.12
No
No.3
2011.8
2011.12
・霧ヶ峰・四季の風………………1
・報告
第 7 回霧ヶ峰・山の會…2
・第7回霧ヶ峰・山の會感想……9
・会員プロフィール………………9
・ニュース・短信………………10
■霧ヶ峰・四季の風
晩秋の霧ヶ峰から
ひと雨ごとに秋が深まり、すっかり晩秋の風情が漂う時季が訪れました。
夏の名残りの観光道路を走る車も、広い草原(くさはら)に散っていたヴァンデラーも日を追って少なく
なり、音のない静かな山にふたたびなりました。
一時期、今年は十月の半ばでしたが、みずならの黄葉が木立をいろどり、また、みねかえでの赤も捨てが
たく、近年にない豊かな色彩があれこれ見られました。
年々歳々さまざまな佇まいが快い山の暮らしです。
歳月の経過は早くすでに十一月も半ばを過ぎました。例年ですと、遠く北からの冷たい木枯らしにはこば
れる雪も舞う時季ですが、今はまったく、その気配はなく日々好天に加え気温も高く過しやすい陽気がつづ
いています。これらの現実も、今は誰もが知っている「温暖化現象」で、単に片づけられるのか、にわかに
断定しがたいとは思いますが、何となくそのような気がしてくるのも不思議です。
そんなこの山の晩秋から初冬にわたる時季、かつての霧ヶ峰や信州では、冬に向う備えに忙しい日々を送
るのが普通でした。きびしい寒さや深い積雪に応じたものですが、今は冬に備える信州人など、ほとんどい
なくなりました。それらは陽気がおだやかになったのに加え、あるいは生活様式の変化もその要因のひとつ
でしょうが、しかし、過去の霧ヶ峰のきびしい冬の日々を知るものにとりましては、失われゆくそのような
日常に一抹の寂しさや物足りなさを感じています。
かつて昭和十年の「霧ヶ峰・山の會」に招かれた植物学者、武田久吉氏は、霧ヶ峰の晩秋の佇まいを「の
びやかななかにも、一抹の淋しさの漂う冬枯れの景色を思うとき、膚を裂くような寒風をも意としないで、
一人、とぼとぼと細道を辿りたくもなる。
―中略―」と綴っています。この「山」、
第一巻十号に記された姿は、霧ヶ峰に秋が
めぐるたびに思いうかべる、私が知る霧ヶ
峰の晩秋の佇まいです。今年も、また秋が
めぐり、やがて狐色の草原(くさはら)に
雪の訪れです。
2011 年 11 月 19 日
高橋保夫
記
1
■報告
第 7 回「霧ヶ峰・山の會」
日程:2011 年 10 月 21 日(金)~23 日(日)
場所:霧ヶ峰 ヒュッテ・ジャヴェル
東日本大震災という未曾有の出来事から半年が過ぎ、復興に向けた槌音が高まる中で
迎えた7年目の「山の會」は、彼方に白く薄化粧したアルプスの山々を望む高原の一角
で開催された。初日は、高曇りの空に雨の予報が出されていたが、何とか持ち堪えて暮
れた。2日目は夜半からの雨の中に朝を迎えた。ワンデルンクは二転三転、雨の山行と
なったが、途中でつかの間の青空に出会い、それぞれが日頃の精進の賜物と自画自賛し
ながらの全員完歩であった。
■第1日(21 日)
●三々五々集まった参加者に例年通りの資料とソプラノ歌手・下條広野氏のプロフィー
ル、山の水彩画展の画家・山口善弘氏の出展目録、アルプス画家・セガンティーニ展(東
京・新宿)のパンフレットが手渡された。食堂のテーブルには恒例になった山岳書頒布
会が準備されている。
定刻、16時に開会を宣言しミーティングが始まる。実行委員最年長の布川欣一氏が
突然の体調不良で不参加のため、金子弘吉氏が開会と歓迎の挨拶を行う。ヒュッテ・ジ
ャヴェルの主、高橋保夫氏から資料に基づいた日程、続いてレクチュア、コンサート、
大放談会の詳細を、また、ワンデルンクについては特に、リーダーからコースの概要、
所要時間、装備、見所など詳しい説明があった。会計担当からは、山岳書頒布会の案内
があり、関連行事の絵画展については、画家・山口善弘氏から作品の紹介がなされた。
●夕食後、19時30分からのレクチュアは、鳥類研究家・小笠原昭夫氏による「信州
の野鳥」である。
豊富な資料とビデオ映像とによるレクチュアの概要は、①霧ヶ峰の野鳥 ②鳥を覚え
る ③鳥を呼ぶ ④鳥の観察(名古屋市千種区での記録)など。
小笠原氏は永い教職の傍ら野鳥の研究に専念、出版物も多く、著書の『セキレイの歌』
は全国読書感想文課題図書として広く読まれている。中西悟堂の『野禽の中に』に感動
して富士山の砂走りで野鳥観察に苦労した話、尾崎喜八の『雲と草原』『山の絵本』に
も大きな影響を受け、懐かしいラジオ番組『野鳥と共に』の録音の帰途、尾崎喜八に出
会ったことが月刊誌『アルプ』への投稿6回に発展したことなどを懐かしく熱く語って
いた。
千種区の平和公園での観察記録は、プロジェクターに映し出された鳥の生態が臨場感
いっぱいで大好評であったが、観察(撮影)する側への注文も厳しい内容であった。影
絵を見ながら鳥の名前を当てるゲーム?では、普段からの関心の深浅がその回答から察
2
することができた。「鳥を覚える、呼ぶ」では的確なアドバイスがあり、時には鳥の身
になって考えること、鳴き声をバックグラウンドミュージックとして流すという事例も
紹介された。スズメ、シジュウカラ=22g、メジロ=9gという話には新鮮な気持ち
で聞くことができた。まとめでは「環境の変化は避けられないにしても、鳥にとっての
最悪は生息場所を無くすことである」という言葉が印象強く残っている。質問多発で2
時間の予定をはるかに超えて終了した。
■第 2 日(22 日)
●夜半から降りだした雨が屋根を叩くような中で第2日の朝を迎えた。どうやら今年は
天候に見放されたようである。ワンデルンクのリーダー、高橋保夫氏からコース概要、
装備の注意がなされた。雨脚が弱くなり明るさを増した空模様を見て、コースを一部変
更してワンデルンク決行が発表される。参加者12名が完璧な装備で集合し、出発前に
『長野日報』の取材を受けている。庭のナナカマドの紅い実が雨に濡れてルビーのよう
に輝いている。
低い雲が這うように八島湿原を流れ、雨が横から吹きつける光景も霧ヶ峰の顔の一面
だろうか。足元を、濡れた木道を見つめながら黙々と進む。風の息継ぎか、一瞬視界が
開けるがすぐにまた雲に沈む。鹿避けのゲートから男女倉山の登山道に入る。牧草地を
抜けて尾根にかかる道は雨道に変わっている。山頂近くで毎年見られるトリカブトの群
落が見つからない。そういえばヒュッテ入口の橋の袂にあるマユミにも紅い実がみられ
なかった。
男女倉山頂は強風の中、三角点にも触れずに通過する。急坂を下った地点は嘗てのワ
ンデルンクでお弁当を食べたところ、浅間山の雄姿を思い出しながら足早に過ぎる。高
原の斜面を駆け上った風が左の谷へ急激に落ち込むので風が一段と強くなる。煽られた
傘のいくつかが「お猪口」状になり役割を放棄している。牧柵のところから左に折れて
霧ヶ峰・北の耳に向かう。風雨が弱まった感じに顔を上げると破れ衣を纏ったような蓼
科山が雲間に姿を見せている。「お~っ!」誰ともなしに上げた歓声が風に流れる。あ
っ!という間に青い空が広がる。雲の裳裾をあしらい紫紺に染まった八ヶ岳の峰々が顔
を出す。
大笹峰は一投足、雨にならない内にと急いで集合写真を撮る。雨風の中を歩いた渋面
とはどこへやら、にこやかな顔がファインダーいっぱいに並んでいる。「この青空は俺
のお蔭」と、言わんばかりの顔、顔、顔。三角点を確認してから「たかやま」スキー場
のリフト小屋でお弁当を開く。斜面にリンドウが一輪、小さい秋を演じていた。
雲の流れを見ていた自称お天気博士の一言で腰を上げる。北の耳まで戻って、ここか
らは草紅葉を掻き分けて草原を駆け下る。緩い傾斜の草原も足元は覚束ない。ススキの
立ち枯れが大きな叢となっている。近年の雪不足に株のまま越年するそうだ。男女倉山
を迂回するように踏跡をたどると牧草地も近い。波立った鎌ヶ池を珍しそうに眺めなが
3
ら出発点の八島湿原の駐車場へ戻った。ヒュッテに戻る途中で鹿の骸を見つける。霧に
紛れてビーナスラインを渡るときに事故に遭ったのかもしれない。13時30分、4時
間のワンデルンク、全員完歩で帰着。
●15時30分からは、馬場宣良氏の「環境先進国ドイツの環境、エネルギー事情」と
題するレクチュアである。
電気化学、表面科学を専門として、1962年に西ドイツ貴金属及び金属化学研究所
へ。1980年と85年にはドイツ Julich 原子力研究所に長期の研究滞在をしている。
今日のレクチュアは、それらの経験を交えたもので、概要は①石炭産業 ②再生可能な
エネルギー ③環境問題などである。
馬場氏のドイツ研究、初回は1962年。アウトバーンを疾走する車社会を目の当た
りにして、カルチャーショックを受ける。ビールは蓋の付いた壜が主流、だから自動販
売機が無い、そして外国人労働者の多さ、特にイタリアからの人が目立ったとか。石炭
産業は発電にとって切り離せないものであり、昨今、原子力発電からの撤退を宣言した
前提には、総発電量の46%が石炭に依るという根拠があり、2040年までの採炭と
供給が確保されているという。ケルンに近いユーリでは現在でも褐炭の露天掘りが盛ん
である。採掘は全自動式のトロッコが導入されて、就業者の苦痛な作業を無くす(軽減
する)工夫がなされている。更には、多国間の電力供給網が整備され、安価に外国から
の電力を導入できる環境が整っていることである。一方で太陽光発電、風力の活用も実
用化されている。
環境面では、先にあげた缶よりも壜を好む国民性から需要は少ないにせよ、缶ビール
を販売禁止にしたことは、利便性(自販機無し)を欠いても環境を守るという徹底した
内容である。ごみは分別回収されており、回収作業の自動化と出し手のルール遵守が前
提で運営されている。因みに、ゴミ回収は週1回、ワインの壜は回収するも再利用して
いない。さらには「パークアンドライド」と呼称されている都市交通(路面電車と郊外
の大規模な駐車場)に見るべきものがある。この方式は日本でも最近取り入れられつつ
ある。身近なテーマから高度な技術論を、具体例を引いての話に2時間の持ち時間があ
っという間に過ぎ去った感があった。
●夕食後のコンサートは19時30分から始まった。若手ソプラノ歌手、下條広野さん
(安曇野の出身で首都圏と安曇野で活躍中)と今野菊子さんのピアノで「欧州歌曲を歌
う」と題して演奏された。
①ジョセフ・カントルーブルの作品から(オーヴェルニュの歌 ほか3曲) ②フラ
ンツ・ペータ・シューベルトの作品から(鱒 ~水車小屋の娘~より ほか2曲) ③
世界の民謡から(はにゅうの宿ほか3曲) ④ジョアッキーノ・ロッシーニの作品から
オペラのアリアが3曲、そして、アンコールではイタリア民謡・帰れソレントへ の計
15曲である。
懐かしい曲を豊かな声量で歌い上げて、聴き入る一人一人の琴線を優しく揺らす歌唱力
4
はオペラ歌手ならではと感嘆しきり、誰しもが郷愁を感じながらのひと時であったと思う
し、深秋の夜を飾るにはふさわしいコンサートであった。
●恒例の「大放談会」は21時からである。
今日のワンデルンクが生憎雨になったことを受けて、
「山と雨と風」をテーマに参加者全
員で自由に話し合う。雨の中を歩くことは厳しいが、山頂での一瞬の晴れ間に出会う楽し
みもある。天候不順の中で、パーティー全体の体調などをふまえて行動するのがリーダー
の役割であり、一方参加者個人は自己の体調管理や状況報告などの面で、自己責任のもと
に行動することが求められる。さらに話題は、野生動物と人間の関係や環境問題などへと
拡大した。晴れたときも雨のときも、ワンデルンク参加者全員が、霧ヶ峰でのすばらしい
時間を共有して気持ちよく過ごすことが前提であろう。いつもながらの談論風発に秋の夜
長も時間不足の感があった。
■第3日(23 日)
●8時30分に小ワンデルンクに出発、金子弘吉氏をリーダーに参加者9名で自然保護セ
ンターを訪問する。昨夜の雨もかろうじて上がり、ヒュッテ・ジャヴェルから、ビーナス
ラインに平行する落葉松、唐檜などの下に続く旧道を、やわらかな落ち葉を踏みしめなが
らワンデルンクを楽しみ、自然保護センターに向かう。自然保護センターでは、霧ヶ峰の
花や生きものたち、木々の繁茂による霧ヶ峰の環境変化、ニッコウキスゲや草原の保護な
どについての取り組みなど、さまざまな展示を楽しむ。
(帰路は車にてヒュッテ・ジャヴェ
ルへ)
●10時30分からは解散ミーティング。ヒュッテ・ジャヴェル帰着後、三日間を過ごし
た霧ヶ峰の話や、相互の交流の話題に花を咲かせながらひと時を過ごし、実行委員の金子
弘吉氏から、参会者に参会証が渡された。
●12時15分からは最後の行事「信州そば賞味」である。解散ミーティング終了後、参
加者の車に相乗りして、立石展望公園近くにあるそば処「登美」に向かい、眼下には諏訪
湖をはじめとする諏訪盆地、彼方には乗鞍岳を望みながら、信州そばを味わう。
12時45分、来年の再会を約して、それぞれが関東、中部、関西への帰路に発つ。
■第7回「霧ヶ峰・山の會」参会者
(敬称略、順不同)
木代俊彦
林善八郎
金井孝幸
木下勝実
中野雅章
川合 周
高田太久吉
渡辺 徹
荒木 仁
荒木智子
伊藤安昭
福岡孝昭
後藤 茂
吉井亮一
早川 滉
金子弘吉
高橋保夫
沢田祐広
川上嘉彦
5
第1日(21日)
第2日(22日)
開会ミーティング
ワンデルンク(ヒュッテ・ジャヴェル出発)
絵画展(「山と草原」山口善弘氏)
雨と霧の中を進む
山岳図書頒布会
大笹峰で、一瞬霧が晴れて蓼科山遠望
たかやまスキー場で昼食を
レクチュア(「信州の野鳥」小笠原昭夫氏)
6
大笹峰山頂にて
コンサート(「欧州歌曲を歌う」下條広野氏)
レクチュア(「環境先進国ドイツの
環境、エネルギー事情」馬場宣良氏)
第3日(23日)
大放談会(山と雨と風)
自然保護センター訪問
「登美」にて、信州そば賞味
7
活動内容・時間
午
10
後
/
21
(金)
■受付
15:00~16:00
■開会ミーティング
16:00~
風呂
17:00~18:00
夕食
18:00~19:00
19:30~21:30
・・・・・・ ■レクチュア
夜
小笠原 昭夫氏
テーマ
午
「信州の野鳥」
■消灯
22:30
■朝食
7:30~8:00
■ワンデルンク
9:30~13:30
男女倉山~大笹峰をめぐる
前
10
/
リーダー
・・・・・・ ■レクチュア
午
15:30~17:25
馬場宣良氏
22
(土)
高橋保夫氏
テーマ
「環境先進国ドイツの環境、エネルギー事情」
後
■風呂
17:00~18:00
・・・・・・ ■夕食
18:00~19:00
夜
■コンサート
19:30~20:30
下條広野氏
「欧州歌曲を歌う」
10
午
■大放談会
21:00~23:00
■消灯
23:30
■朝食
7:30~8:00
■ワンデルンク
8:30~10:30
/
23
(日)
「山と雨と風」
「長野県霧ヶ峰自然保護センター訪問」
前
リーダー
■解散ミーティング
金子弘吉氏
10:30~11:30
(ミーティング後、車で「登美」に移動)
■昼食
12:15~12:45
「登美」にて、信州そば賞味
■解散
12:45
8
■会員による第 7 回「霧ヶ峰・山の會」感想
●山上で一瞬晴れて蓼科山の雄姿を見ることができ、また全員の記念写真が撮れてよかっ
たと思いました。 個人的には今回の山行きを通じて、状況にあわせて自分の体力から、
正しい選択をして事故を未然に防がなければいけないことを教えられました。
このことは、会の将来の問題として、年々老齢化するわけですから、その対策を立てる
ことを考えておくことが大事かなと思いました。
(木下勝実氏)
●知的なレクチャー、歌唱、放談会等さまざまな催しのある山の会、私のような経験の少
ない者にとりましては、皆様のお考えに触れるだけでも、ありがたさを感じるところであ
りますが、反面、なかなか自分の意見を発言をする機会がなく悩んでおります。
例えば、放談会においても、フリートーキングの他に、1年ごとに何らかのテーマを定
め(例:山岳信仰、高山植物、山と季節等・・・)2部構成とする方法は如何でしょうか。
テーマが事前に定められていれば、いろいろと考えをまとめておくことができ、放談会
ではより有意義で掘り下げた議論ができ、また発言する機会も増大するのではないか、と
考え提案させていただきました。
来年は若い人を誘ってぜひ参加したいと存じます。若い人の参加により更に活性化する
ものと期待しております。
(中野雅章氏)
■ 新会員プロフィール
1、氏名(ふり・がな) 2、生年(西暦) 3、職業 4、在住場所(市区町村)
5、近況(ライフワーク)
1、林 善八郎(はやし・ぜんはちろう)
2、1936年
3、会社・相談役
4、下諏訪町
5、馬齢既に75歳、幾人もの親しい友人やその伴侶たちも、サヨナラも言わずに、黄
泉へ旅立って行った。命の儚さを知るにつけ、責任が伴う肩書や社会貢献も億劫に
なって、殆どを退いた。世話になった学生寮長善館(諏訪藩の江戸の藩校)の育英
事業には協力していく心算です。趣味の音楽鑑賞のために、N 響定期演奏会と紀尾
井ホールの演奏会には、定期的に足を運んでいます。山もスキーも同好の仲間と年
間10回くらいは行くが、温泉とお酒の3点セットがいいですね。いずれにしても、
健康第一が肝要。教養と経験豊かな、温厚、謙虚、質素な山男、ジャヴェルの高橋
保夫さんは、僕の好きな友人です。早稲田の後輩である猪狩章先生の『自分史を書
く』教室にも楽しく通っています。
9
■ニュース、短信
1.布川さんの “「覆刻」山と溪谷 1・2・3撰集 ” 発売
(沢田裕広)
布川さん(会員)が編・解説を担当した文庫本が発売されました。
・題名:
“「覆刻」山と溪谷 1・2・3撰集”
・出版社:山と渓谷社
・解説:
(ヤマケイ文庫)
登山史研究家
布川欣一
巻末に、
[解説]雑誌『山と溪谷』創刊
-その時代と登山界の状況-
と題して、
小見出しをつけて解説しています。装丁は現代風ながら、活字、仮名遣い、数枚の広告等は創
刊当時の様子を再現し各論に注釈つき。この編集が体調不良の一因とのことです。
まだ読みかけながら、ついつい引き込まれてしまう内容です。是非のご一読をお奨めします。
2.
「霧ヶ峰スノーシューとドイツワインの会」の開催ご案内
・日
・場
程:(第8回)
2012年2月11日(土)~12日(日)
(第9回)
2012年3月17日(土)~18日(日)
所:霧ヶ峰沢渡り
ヒュッテ・ジャヴェル
(高橋保男)
Tel0266-58-5205
詳細につきましては、ヒュッテ・ジャヴェルにお問い合わせ下さい。
3.山口喜弘氏の作品展「霧ヶ峰のスケッチ」
(沢田裕広)
山口喜弘さんの作品展が開催されます。
日程、会場が未定ですが、ご本人からお聞きした概要をお知らせいたします。
・テーマ:
「霧ヶ峰のスケッチ」より
・日
程:2012年2月(予定)
・場
所:東京都世田谷区(予定)
ご承知のように、山口喜弘さんは第7回「霧ヶ峰・山の會」で絵画展を催されました。
草原が好きで、初めて霧ヶ峰を訪れてから48年が経ち、この間にも、安曇野や飛騨に出か
ける機会を利用して、帰途、霧ヶ峰に立ち寄ってはスケッチを続けていたそうです。 今回は
そうした多くの作品の中から特に思い出深い作品を展示されるそうです。
なお、詳細がわかりましたら、会員の皆様には何らかの方法でお知らせいたします。
4.
「霧ヶ峰・山の會」資料整備に向けて
(川上嘉彦)
「霧ヶ峰・山の會」も、今年で第 7 回を迎えました。そこで、実行委員会では、今後会員の
皆さんに「霧ヶ峰・山の會」の資料を活用していただいたり、後世の霧ヶ峰に関心を持たれる
方々に、この会の活動内容を伝えてゆくために、「霧ヶ峰・山の會」の資料を整備し、デジタ
ル化してゆきたいと考えております。
つきましては、資料内容、整備方法、資料形態などについて、会員の皆様のご意見やご協力
をお願いいたします。
(表紙題字:木村喜太郎
画:高橋達郎)
「霧ヶ峰・山の會」実行委員会
〒392-0008 諏訪市霧ヶ峰沢渡り 7718-15 ヒュッテ・ジャヴェル
TEL 0266-58-5205
10
FAX 0266-78‐1147
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