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第10号 「中学校の生徒さんが職場体験学習にやってき
今月の トピック 中学校の生徒さんが職場体験学習にやってきました! 先日、中学生の職場体験がありました。初めは緊張していた様子でしたが患者さまと 接するうちに笑顔も見られるようになりました。患者さまの血圧測定、足浴、手浴、洗髪を体 験するなかで患者さまから「がんばって」と声をかけていただきました。医療関係を目指して いる今、患者さまからの言葉をいただき、夢に向かって頑張ってほしいと心から思います。私 たちスタッフにとっても夢を追いかけていた頃を思い出させていただいた3日間となりました。 ( 4階 西病棟 看護師 武田 久美 ) 初日は、とても緊張し不安でした。2日目は、午後外来を見学しま した。すると普段は診てもらう側なのでその立場じゃないというのは、 とても不思議な感じがしました。 看護師の皆さんは患者さんのことを分かり、その患者さんの出来 平成25年8月 ないことは手伝い出来ることはやらせてあげているということなどが 第10号 分かりました。全部手伝ってしまうとその人の出来ることまで奪って 練馬区立谷原中学校 千葉 七海さん しまい、出来なくなってしまうということで、その出来ないことを知る というのは、とても大事なことだと分かりました。私は、この経験を 活かし、今後の生活や学習に応用していきたいです。 (感想文より抜粋) 穏やかなひと時~きらきらこんさーと開催 7月4日木曜日午後5時より、1階外科外来ブースにて、「きらきらこんさーと」を 開催しました。このコンサートは、外来に通院中の患者さま、入院中の患者さま、 広く地域の皆様にも、治療や毎日の生活から少し離れて、こころが安らぐひと時 をお過ごしいただくために、そして、その時間を病院としても皆様とともに共有さ せていただきたいという想いから企画させていただきました。 「七夕さま」、子守歌として作られた作品(曲間に、演奏者お二人から曲のエピ ソードが紹介されました)、「花は咲く」な ピアノ:越永純子さん ヴィオラ:中竹英昭さん どが演奏されました。奏でられる優しく心地いいメロディーと音色に、普段ご自 分でもわからないうちにこわばっていた気持ちがほぐれていく感じを味わった方 も多くいらっしゃったのではないでしょうか? お越しいただいた皆様と演奏者のお二人に改めて感謝を申し上げます。今後 もこのようなイベントを企画・ご案内させていただきたいと思いますので、どうぞ よろしくお願いいたします。 (医療安全管理室 山岡 美智代) 練馬光が丘病院は「公益社団法人地域医療振興協会」の運営施設です。 地域医療振興協会は、地域医療を取り巻くさまざまな問題を解決し、へき 地を中心とした地域保健医療の調査研究および地域医学知識の啓発と普及を行うことを目的に1987年5月に設立され、2009 年 12 月1 日より公益社 団法人として新たにスタートしました。地域医療に対する意欲と実績を持つ医師を中心に、つねに地域保健医療の確保と質の向上など住民福祉の増 進を図り、地域間での医療の不均衡の解消、地域の振興を推進しています。 ご 挨 拶 立秋も過ぎ暦の上では秋ですが、暑い日が続いています。「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、もうしばらくは熱中症に注 意してこの夏を乗り切っていきましょう。(T.S) 発行元: 〒179-0072 東京都練馬区光が丘2-11-1 TEL:03-3979-3611(代) 部長 吉田 卓義 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 看 護 部 部 長 薬真寺 美佐子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 部署のご紹介 今月のトピック 編集後記 診 療部 放射線科 部長 牧田 麻 酔科 部長 和井内 幸三・医 長 伊藤 大輔・・・・・・・・・・・・・・・2 賛・渡邉 嘉彦・小石 恵子・小西 るり子 ・・・・・2 中学校の生徒さんが職場体験学習にやってきました! ・・・・・・・・・・・・・3 穏やかなひと時~きらきらこんさーと開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 練馬光が丘病院 練馬光が丘病院 ご挨拶 医師 のご紹介 部署のご紹介 地域の皆様はじめまして、診療部長(兼外科部長)の吉田卓義(よし だたかよし)です。平成3年に自治医科大学を卒業し、9年間、埼玉県 診療部 診療部長 よしだ たかよし 吉田 卓義 放射線科 麻酔科 秩父地方で勤務してまいりました。その後9年間自治医大さいたま医 ‘放射線科医で 療センターで専門分野として食道癌、胃癌の手術、化学療法を中心 す’というと、ほと に外科診療を行い、平成21年より北区にある地域医療振興協会東京 んどの方が“レント 北社会保険病院外科に異動、今回平成24年4月より、同協会練馬光 ゲンを撮ってくれる が丘病院の立ち上げとともに赴任いたしました。 人のことですね”と おっしゃいますが、 当院外科では各種消化器癌、乳癌、胆石症、 ヘルニア、救急医療 などを専門分化し、鏡視下手術 ( カメラを使用しできるだけ小さな傷 実は違います(それは診療放射線技師の仕事です)。 増井 魔水 魔酔 魔睡…。Google日本語入力で「ます で手術を行う)を中心とした外科診療を行っています。 また、当院の 私たち放射線科医はCT、MRI、核医学検査などの画像 い」を変換すると、「麻酔」以外にもいろいろ出てきまし 特徴である病院総合医、専門医が協力し、疾患中心ではなく、患者さま一人ひとりを中心とした医療(救急医療も含 診断を行い、その結果について検査を依頼した医師に た。なんとなく謎めいた言葉なのかもしれませんね。「麻 め)の進め方を、地域の住民の皆様や先生方に理解していただくため、診療部長として、説明会などにも出席させてい 報告しています(レポートの作成)。これは、経験を積ん 酔をかけられる(かける)」って言葉自体が魔術(マジッ ただいております。 もしこの顔写真に見覚えがありましたら、声をかけていただきご意見などお聞かせいただければ幸 だ放射線診断専門医の行う仕事です。 ク)をかけられるみたいに感じられるかもしれません。 外科 また当科常勤医はカテーテルなどを用いた手技(IVR: 昔の設定の医療ドラマを見ると、執刀医が術着に血 最後に、みなさんご存知ですか?2019年日本でラグビーワールドカップが開催されます。私ごとですが、大学でラグ インターベンショナルラジオロジー)も専門的に習得して が多く付着した状態で焦燥しきった顔で、「手術は成功 ビーを始め、このスポーツをこよなく愛し、現在も休日には(家族を顧みず?)レフリーとして笛を吹いています。One for おり、動脈塞栓術や経皮的留置術など、さまざまな手技 しました。」と言っていますが、あの頃の麻酔技術では、 All , All for Oneの精神で、地域の皆様に信頼される病院づくりをしてまいりますので、どうぞ練馬光が丘病院の応援よ を施行しています。とくに副腎静脈採血(サンプリング) 患者さまにとっても、医師にとっても、心身両面で大変 ろしくお願いします。 という手技では、私たちの開発したオリジナルのカテー な状況だったんだと思います。 いです。 皆様はじめまして。平成25年1月に看護部長で着任しました薬真寺と 申します。着任6か月となりましたが、赴任時は冬の季節でしたが春に は桜、夏には銀杏通りの歩道公園内の緑の多いことに感動さえ感じて おります。 さて、練馬光が丘病院誕生から2年目を迎え、看護部の紹介をさせて 看護部 部長 やくしんじ 薬真寺 みさこ 美佐子 いただきます。まず、地域医療振興協会を運営母体に持つ練馬光が丘 病院は、地域の方々に貢献することをミッションに掲げております。それ は救急医療の充実、小児医療、周産期医療、そして災害医療に重点を テルを用いて、体表から遠く離れた細い血管(副腎静 周術期管理技術は日進月歩です。僕達は、安全管理 脈)から採血を行います。正確なホルモン値計測が可 はもちろんですが、短い時間の周術期管理が患者さま 能となる手技で、他県の大学病院施設からも施行を依 の生命の質に重大な影響をおよぼすことを知っていま 頼されています。 す。お隣の放射線科同様、麻酔科もあまり表立って目 私たちは直接患者さまとお会いして検査の結果を説 立つ存在ではないかもしれませんが、当院では、日本 明することはありませんが、いわば裏方として、総合的 麻酔科学会指導医・専門医が周術期管理を行なってい な診断能力の向上、さまざまな誤診リスクの回避に貢 ます。術中管理は安心してお任せ下さい。 献しています。放射線科医は、レベルの高い医療を維 持するために必須の存在であると自負しています。なお、 地域医療振興協会では国内遠隔地域(僻地・離島)の 放射線診断センターを有し、月に2500件~3000件程度 置いております。災害拠点病院として地域の医療機関、行政との合同防災訓練にも参加させていただきました。 看護部の理念も「豊かな感性と思いやりの心で満足していただける看護を提供すること」を掲げております。わたく しは、看護師として必要な知識や技術を習得し、看護の質向上に努めることはもちろんですが、専門知識ばかりでは の読影を行っています。 <文>部長:牧田 幸三(まきた こうぞう 写真:奥) 医長:伊藤 大輔(いとう だいすけ 写真:手前) <文>部長:和井内 賛(わいない たすく 写真:左) 渡邉 嘉彦(わたなべ よしひこ 写真:中) 小石 恵子(こいし けいこ) 小西 るり子(こにし るりこ 写真:右) なく、季節の移り変わりや世の中の事象、人に対しても関心を抱く心(感性)の豊かさこそが私たちの理想とする「看 護のカタチ」になると考えております。臨床現場で活躍する看護師が、患者さまのニーズを汲み取り、常に『今、自分 第1号からこれまで『当院の診療部としてどのような医療をご提供できるのか』という最初のご紹介をさせて たちに何ができるか』を考えながら、この地域の皆様が安心して治療・看護を受けていただける病院つくり、地域にふ いただきました。そのため、専門用語を多用した文章よりも読みやすさを考えた構成とさせていただきました。 さわしい看護をスタッフ一丸となって作り上げてまいります。皆様のご指導、ご支援をいただきながら成長してまいり 今後は、看護部、コメディカル部のご紹介や、気になる病気について理解が深められるような内容、日常生活 たいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 で気をつけたいポイントなどについても発信していきたいと思っております。