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パンフレットの活用マニュアルは こちらから(pdf形式 1.1MB)

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パンフレットの活用マニュアルは こちらから(pdf形式 1.1MB)
広島県地域包括ケア
広島県地域包括ケア推進
ケア推進センターパンフレット
推進センターパンフレット
活用マニュアル
活用マニュアル
一緒に考えませんか?と、問いかけのしおり
平成 25 年 3 月
広島県地域包括ケア推進センター
監修:一般社団法人 リエゾン地域福祉研究所
はじめに
パンフレット活用のねらい
● このパンフレットは、地域包括支援センターが地域住民のみなさんといっしょに地域包括
ケアについて考えるためのツールとして、広島県地域包括ケア推進センターが作成しました。
●
地域包括ケアとはどういうものなのか、また、なぜ地域包括ケアが必要なのか、そして役
割分担は?といったことを説明します。
● まずは、広島や全国的な動きを知り、高齢期にむけてこれからどうなるのかをいっしょに
学びます。とくに、前期高齢者である「団塊の世代」が 75 歳を迎えるころの日本の介護事情、
医療のありようを展望します。疾病のこと、地域での暮らしのこと、そして、看取りにいたるまで。
安心して最期を迎えるにはといったことを学びます。
● 認知症、脳血管疾患、孤立生活、がんなど、高齢期によくみられる具体的なケースをとりあ
げました。これらの正しい知識を得ることとあわせて、たとえ病気になっても安心して暮らせ
る地域社会をつくることができるのだという将来像への関心を高め、最期まで暮らし慣れた
地域で生活するための見通しをたてます。そのために必要なのが「地域包括ケア」。社会保障
制度やサービスや、私たち自ら生活習慣を整えたり自己決定したりすることも、そして地域に
おける助け合い、支えあいの役割分担について、考えていきます。
● 今、広島県の地域包括ケアはこうした方法で推進しており、一人ひとりが安心して暮らし、
最終的には「安心して最期を迎える」ことをめざしています。
地域包括ケアの実現のために、住民の理解と協力を !
構
成
表紙
これから話すことの趣旨を伝える。
1ページ~2ページ
私たちの未来のために、まず“今”を見直してみませんか?
国と広島県の現状を確認する。これからのことを知る。
3ページ~4ページ
4つの事例
認知症のケース、脳血管疾患のケース、独居から孤立するケース、 がん治療のケース、
身近な4つの事例を参考に自分の将来像をシミュレーションする。
また、地域包括ケアが機能することで、大きく変わる生活像をイメージする。
5ページ
「地域包括ケア」とは
地域包括ケアが実現するとどうなるのかを説明し、必要性を伝える。
6ページ
「地域包括ケア」のために何が必要か考えてみましょう
社会保障制度や福祉サービスの充実のほか、自らできること、地域で
助け合えることなどを確認する。
裏表紙
まとめ。地域包括ケアはともに手をとりあって、実現するものであること、
自らの地域包括支援センターの連絡先を伝える。
説明するときのポイント
●
専門用語を使わない
「ケアマネ」→ケアマネジャー、「PT」→理学療法士、
「意見書」→主治医が記入する意見書、「にんち」→認知症、「ペグ」→胃ろう など、
私たちがふだん使っていることばは、一般化していないことが多いです。
略せず、ゆっくりと、ていねいに。必要なら説明を付け加えたり、板書します。
●
一つひとつを確認してから次のページへ移る
わからない、理解できにくい、何の話をしているのかつかめない…など、
理解しずらいことがあるようであれば補足説明をする。
「ここまでよろしいでしょうか?」と問いかけをして、確認をしていく。
表紙からスタート
●
「広島に暮らすわたしたちの未来の暮らし、未来の私たち、
そして未来の広島について
一緒に考えましょう」と語りかけます。
なにを学ぶのか、について目的を伝えましょう。
あとで書き込むことがあります。
筆記用具や、記入するスペース、場所などをあらかじめ確保します。
1ページ~2ページ
私たちの未来のために、まず“今”を見直してみませんか?
●
1 から順に説明をしていきます (下記は例をいれています)
★
これからの広島、どうなると思いますか?
高齢化率のこと。
高齢化のすすみかたが速いこと(世界一の速さです)。
★ 家族の姿はどうなっていくと思いますか?
大家族
→
核家族化
→
夫婦ふたり暮らし →
一人暮らし
家族が行えていたこと(扶助機能)が、だんだんできなくなる。
★ 誰が支え手になるのでしょうか?
多くの若い人たちが支えていたが、30~40年したら 1.2人で 1人を!
★ 健康で長生きしたいですよね
「健康寿命」を知っていますか?
世界一の「平均余命」もうれしいが、元気で長生きのための健康寿命を!
具体的に数字を出して、引き算します。
平均余命
―
健康寿命
=
誰かの手助
かの手助けが
手助けが必要
けが必要な
必要な年数
この年数が、介護が必要な年月になります。
これをできるだけ短くするためには、自分で努力することが大切!
★ なにが原因で要介護状態に?
男性は、脳血管疾患が。女性は転倒骨折が多いようです 。
★ 認知症の人が増えていくようです
認知症サポーター養成研修を受けた人いますか?
認知症とは・・・少し説明を(誤解がある場合が多いので)
★ 看取り。考えたことはありますか?
ベッド数が増えません。病院で命を終えることが難しくなるようです。
● まとめる
これから長生きのできる時代。いい生き方といい逝き方をするにはどうしたらいい
のでしょうか?
→
次のページへ
● ここで伝えたいこと
・
全国的に、そして広島県全体の情勢認識をします。
・
さらに、地域包括支援センターとしてご自身の市町、担当地域のデータも提示
しましょう。
・
このままでいくと将来の暮らしがこうなるのだということを伝えます。
3ページ~4ページ
●
4つの事例
これは高齢期にありがちな4人の姿例にしています
ご自身の言葉で、上から順に説明をしていきます。
いま、こういうことが起きています。
認知症のケース
在宅生活をあきらめざるを得ないのか?
脳血管疾患のケース
「できない」ことで自分らしい生活をあきらめて
しまうのか?
独居から孤立するケース
地域とのつながりが結べないときにどうするか?
がん治療のケース
医療がとぎれとぎれになって不安?
不安の要素はなんでしょうか?
家族はどうすべきでしょうか?
早く手立てをしておくべきはわかっていても、しなかったのはなぜ?
など、疑問点をいっしょに考えます。
● このままではよくないですよね…
と言いながら、4ページを折り返す
※5ページのまんなかに「やま折り」とあるので4ページ側に折り返します。
みなさんができているか、目配りをします。
わからない方には、指示をして、みなさんができてから次に移ります。
ここで折る
● たとえ、こうした疾病や状況になったとしても…
と言いながら、…
認知症のケース
住み慣れた家で暮らしたいですよね
脳血管疾患のケース
毎日の愉しみや充実感ある生活をしたいですよね
独居から孤立するケース
地域とのつながりのある日々ならいいですよね
がん治療のケース
家族をはじめ、医療・介護の専門家など、
頼りになる人たちに支えられて治療したいですよね
●そのために、 介護や医療のサービスをはじめ
地域の支え、専門スタッフ、相談できる人たちの存在
安心してなんでも頼りにできる窓口があって
いつでも、だれでも、どこでも それを活用することができる、
こうした「地域包括ケア」があるのです。
●そして、その窓口を担うのが 私たち「地域包括支援センター」です
ここで各センターの PR チラシを配布し紹介する。
地域包括支援センターの住所、地図、電話番号、など連絡先、
担当者紹介、近日中に開催される行事等を記載して配布しましょう。
●ここで伝えたいこと
「病気や障害をもたないことに越したことはない。
しかし、病気や障害を持ったとしても、
自分らしく生活していくことはできる」という事をお伝えします。
そして、それを実現するために、「地域包括ケア」を作ります。
5ページ
●
「地域包括ケア」とは
(やま折りをした5ページをめくって・・・)
ここからは、それぞれの言葉で、地域包括ケアのねらいを説明します。
地域包括ケアとは
「住み慣れた地域で、安心して暮らし続けたいと私たちは願っています。
そのための、保健・医療・福祉・介護やリハビリテーション、そして
地域独自の支え合いなどを含めた社会資源を
必要に応じて、効果的に活用することができるしくみづくり、地域づくり」
のことです。
● アレンジ
一つひとつ、問いかける
これは誰がつくるのでしょうか?
4つの姿をまとめたものを見て、あなたならどうしますか?
あなたがその当事者になったとき、頼りにしたいもの・人はありますか?
いまのあなたの地域では、こうしたケースをどう支えることができますか?
・地域の資源は足りている?
・身近にリハビリや介護について相談できるところはある?
・認知症や独居者に優しい町ですか?
・24 時間みてくれる訪問看護はある?
・今のままで、2025年はどうなっている?
4つの姿から、地域包括ケアのイメージをふくらませる問いかけをする。
● ここで伝えたいこと
未来の広島の「私たちのための地域包括ケア」は、行政だけでは実現しません。
自らが、まずは自分のこととして考え
地域が、お互いのことにかかわりをもつことで
すべてがうまく連携することによって、実現することができます。
6ページ
●
「地域包括ケア」のために何が必要か考えてみましょう
地域包括ケアのために
★
今、各市町で必要なしくみをつくろうとしています。
★
私たちにできることは、まず、一人ひとりにできることを考えることです。
★
そしてつぎに、地域住民同士だからできることを考えることです。
まずは、個人でチェックをいれてもらいます。
つぎに、チェックのほかに気づいたことがあれば書いてもらいます。
時間があれば、グループでシェアする・発表する
などして
人の意見を聞きながら「これならできる」と思ったことを書いてもらいます。
地域住民のほうは、「ご近所同士で」「地域で」「町内会で」など、表現を変えましょう。
できればグル―プ、同じ地域の人同士で確認しながらチェックをいれてもらいます。
時間があれば、グループでシェアする・発表する
などして
人の意見を聞きながら「これならできる」と思ったことを書いてもらいます。
裏表紙
●
私たち、地域包括支援センターは、
安心して年をかさねることができる地域づくりをめざしています。
広島に生まれ
育ち 住み
やがて
高齢期を迎え
そして
最期を迎える
その時まで
働き
安心して暮らせる広島県
広島県内にある
125の日常生活圏域に
125とおりの地域包括ケア
(広島県がめざす地域包括ケアのイメージ)
●
将来を想う…
将来、3人にひとりが高齢者となる時代がやってきます。
安心して年を重ねることのできる広島にするために
市町と地域とみなさんお一人おひとりがやるべきことをまとめました。
こうした将来をつくるために、
こうした地域を次世代に手渡すために
今、いっしょに考え、いっしょにささえあっていきましょう。
●
再度、地域包括支援センターの連絡先を紹介する
「なにかあったら包括へ」もいいけれど、
「あなたのお知り合いで気になる人がいたらまずは包括へ」
「気になる物忘れや、将来の不安があったときは(具体的に説明する)包括へ」
と 相談に対応することができるのを伝えます。
〒734-0007 広島市南区皆実町一丁目 6-29
(広島県健康福祉センター2 階)
電話番号 082-254-1166
開所時間
月曜日~金曜日 9 時~17 時
※土・日曜日、祝日、年末年始(12 月 28 日~1 月 4 日)は除く
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