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平成 27 年度貿易投資促進事業(親日・知日人材コミュニティ)

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平成 27 年度貿易投資促進事業(親日・知日人材コミュニティ)
平成 27 年度貿易投資促進事業(親日・知日人材コミュニティ)
事業報告書
有限責任 あずさ監査法人
一般社団法人日本国際化推進協会
フォースバレー・コンシェルジュ株式会社
平成 28 年 3 月
目次
1
はじめに ....................................................................... 1
1.1
2
3
事業背景 ................................................................. 1
事業目的・内容 ................................................................. 1
2.1
事業の実施体制............................................................ 2
2.2
事業実施スケジュール...................................................... 3
2.3
ビジネスコンペティション及びジョブフェア実施対象国 ........................ 3
事業実施方法および事業成果 ..................................................... 4
3.1
オンラインでのコミュニティ構築 ............................................ 4
3.2
オンラインのコミュニティ構築に関するスケジュール .......................... 4
3.2.1
オンラインの場の設計概要 .............................................. 4
3.2.2
オンラインの場によるコミュニティの活性化 .............................. 7
3.2.3
オンラインコミュニティへの参加結果 .................................... 9
3.3
ビジネスコンペティション................................................. 22
3.3.1
ビジネスコンペティションに関するスケジュール ........................... 22
3.3.2
ビジネスコンペティションの事業概要 ..................................... 22
3.3.3
ビジネスコンペティションのテーマを設定 ................................. 23
3.3.4
ビジネスコンペティションの広報 ......................................... 23
3.3.5
応募されたアイディアの改善支援及び一次審査の実施 ....................... 26
3.3.6
ビジネスコンペティションの開催 ......................................... 29
3.3.7
ビジネスアイディア発表会(日本) ....................................... 33
3.3.8
ビジネスアイディアが実現するための支援 ................................. 37
3.4
人材採用支援(ジョブフェア)............................................. 38
3.4.1
ジョブフェアに関するスケジュール ....................................... 38
3.4.2
ジョブフェアの事業概要................................................. 38
3.4.3
ジョブフェアの開催概要................................................. 40
3.4.4
現地日系企業向け事前セミナー ........................................... 42
3.4.5
現地大学生向け事前セミナーの開催 ....................................... 44
3.4.6
ジョブフェアの開催実績................................................. 48
3.4.7
現地日系企業へのインタビュー結果 ....................................... 53
3.4.8
参加者向けアンケート結果 ............................................... 56
3.5
外部有識者による運営委員会の設置 ......................................... 58
3.5.1
運営委員会の開催概要................................................... 58
3.5.2
運営委員会における意見の概要 ........................................... 59
3.6
今後の方向性について..................................................... 77
(参考資料1)オンラインコニュニティの運用方針等 ................................... 79
(参考資料2)JAPAN ACADEMIA コンテンツ概要 ....................................... 97
(参考資料3)オンラインコミュニティに関するデータ ................................. 98
(参考資料4)ビジネスコンペティションの募集要項等 ................................ 110
(参考資料5)ビジネスコンペティションの入賞チーム・アイディア概要 ................ 124
(参考資料6)JOB フェア関連 企業向けアンケート結果 .............................. 126
(参考資料7)JOB フェア関連 学生向けアンケート結果 .............................. 137
1
はじめに
1.1
事業背景
近年、日本の産業は新興国の急速な経済発展と技術力の追い上げや先進国によるフロンティア
精神を生かした市場開拓、さらには国を挙げての競争力強化に係る取組等によって激しい競争に
さらされており、日本の産業競争力を強化する取組が求められている。特に、新興国においては、
2020 年までにいわゆる「中間層」と呼ばれる階層が今後出現していき、人口の 8 割を占めること
が予想され 、今後のビジネスの主戦場になると想定される中において、日本企業による市場開拓
の出遅れが指摘されている。
このような状況を受けて、
「日本再興戦略」改訂 2014(平成 26 年 6 月)には、新興国戦略の深
化として「親日派の海外人材とのネットワークの構築・強化により共創活動を促進すること」が
掲げられており、平成 26 年度アジア産業基盤強化等事業(新事業創出に向けた親日人材・組織等
の連携によるプラットフォームの展開可能性に関する調査) において、日本企業や海外の親日・
知日人材に対するヒアリング、外部有識者の意見等を通じて、親日派海外人材とのネットワーク
である「親日・知日人材コミュニティ」の基本設計案を策定するための調査を行った。
同調査により、日本企業が他国企業に比べて新興国市場の獲得が遅れている原因の一つは、日
本人が中心となった意思決定により、新興国の人材のみが知る付加価値の高い「暗黙知」が埋も
れてしまい、結果として現地のニーズに即したサービス・商品を提供することができていないこ
とが挙げられた。
これを解決するため、平成 26 年度において、親日・知日人材との交流やネットワークを生かし
て新たなビジネスの創造を支援・促進するための「親日・知日人材コミュニティ」の基本設計を
策定したことを受け、平成 27 年度の本事業において、
「親日・知日人材コミュニティ」を構築及
び運営することとした。
2
事業目的・内容
人材採用支援(ジョブフェア)及びビジネスコンペティションを行うことにより、親日・知日
人材とのネットワークを構築するため、オンラインの場を活用した「親日・知日人材コミュニテ
ィ」を以下の方法により構築及び運営することを目的とする。
具体的には以下の方法により事業を実施した。
・元日本留学生、元 HIDA1研修生など親日・知日人材とのネットワークを構築するための「親日・
知日人材コミュニティ」を形成し、人材採用イベント及びビジネスアイディアの募集を通じて、
現地ならではのビジネスアイディアの発掘や海外人材の日本企業への就職を後押しする。
・日本を知る世界中の人材と日本企業をつなぐ交流サイト、NIppon New Network for INnovation
(NIN2)を Facebook を利用して設立し、イベントや日本に関する情報の発信や交流を活性化するこ
とにより、コミュニティの深化を図る。
1
一般財団法人海外産業人材育成協会 (HIDA)
1
図 1:事業概要のイメージ図
2.1
事業の実施体制
事業の実施体制は以下のとおりである。
実施体制
有限責任あずさ監査法人
一般社団法人日本国際化
推進協会
フォースバレー・コンシェ
ルジュ株式会社
主な役割
全体総括、ビジネスコンペティション
オンラインでのコミュニティ構築
人材採用支援
2
2.2
事業実施スケジュール
本事業全体の実施スケジュールは、概ね以下の通りである。
項目
平成 27 年
6月
7月
(1)オンラインでのコミュニ
ティ構築
①オンラインの場を提供
構築
周知
8月
9月
10 月
平成 28 年
11 月
12 月
相談会
選考会
1月
2月
3月
広報
②ウェブサイトに掲載する 適宜
ための資料の作成
作成
③オンラインの場によるコ
ミュニティの活性化
実施
報告
④オンラインの場継続のた
めの作業
(2)ビジネスコンペティショ
ン
①ビジネスアイディアの募
集
②ビジネスコンペティショ
ンの広報
③提案されたビジネスアイ
ディアの改善支援及び選
考会開催
④ビジネスアイディアの発
表会を日本で開催
⑤ビジネスアイディアが実
現するための支援
(3)人材採用支援
①採用支援イベントの開催
実施
準備
募集
実施
相談会
周知
実施
広報
②採用数を増やすための取 準備
り組み
③参加者に対するアンケー
ト及び追跡調査
(4)その他全体事項
開催
①外部有識者による運営委
員会の設置
2.3
開催
準備
開催
実施
実施
開催
開催
開催
ビジネスコンペティション及びジョブフェア実施対象国

ビジネスコンペティション:ミャンマー(ヤンゴン)

ジョブフェア:ベトナム(ホーチミン、ハノイ)及びインドネシア(ジャカルタ)
※インドネシア(ジャカルタ)については、開催直前に爆破事件が発生したため、イベントは中止した。
3
3
事業実施方法および事業成果
3.1
オンラインでのコミュニティ構築
3.2
オンラインのコミュニティ構築に関するスケジュール
オンラインのコミュニティ構築に関するスケジュールは、以下のとおりである。
3.2.1
オンラインの場の設計概要
オンラインの場を活用した「親日・知日人材コミュニティ」を構築するために、世界共通用、
各国用にオンラインコミュニティとしてプロジェクト専用の Facebook Page を作成した。また、
それらのコミュニティ名を NIppon
New Network for Innovation として、大文字にて記載した
2」
NINNIN を取って、
「NIN
とした。そこから、各 Facebook のページ名は、プロジェクトのトップ
ページに「NIN2」
、各国ページに「NIN2 Myanmar」、
「NIN2 Vietnam」及び「NIN2 Indonesia」とし
た。(以下、
「NIN2 コミュニティ」とする。ページのイメージについては、以下参照。)
図 2:各 NIN2 ページのイメージ
【
「NIN2」
(左)
、
「NIN2 Myanmar」
(右)
】
【
「NIN2 Vietnam」
(左)
、
「NIN2 Indonesia」
(右)
】
4
なお、NIppon New Network for Innovation との名称は以下の候補の中から、本コミュニティ
として適切な名称を運営委員会等による協議の後に決定したものである。
・
Japan Collaboration Network (JCN)
・
Co-Creation with Japan (CCJ)
・
Japan Tomo-Biz Net. (JTBN)
・
NIppon New Network for INnovation (NIN2)
Facebook Page においては、親日・知日人材や日本企業が有意義な情報発信やイベントへの参
加、継続的にコミュニティに参加する動機づけを与えられるように工夫した。具体的には日本に
留学に来ている外国人留学生の生きた情報発信やジョブフェアに参加する企業様の情報などの発
信を行った。
また、NIN2 コミュニティで知り合いになった方々が個別の趣味嗜好に合わせて議論ができるよ
うに Facebook Group を活用し、特に NIN2 コミュニティとそれ以外を区別するために Facebook
Group のグループ名の語尾に「@NIN2」をつけることを義務付けた。そして、それらの Facebook
Group で繋がった個人と個人のグループについては「Secret Zone」とし、より深い個人同士のつ
ながりができていくことを予想し、下図のような NIN2 コミュニティの構成を設計した。
現状 NIN2 Page でのコミュニティ作りに集中してしまったことや Facebook Group の目的が参加
者に浸透していないと考えられることなどから、
「@NIN2」をつけている Facebook Group は多くは
ない。しかし、NIN2 コミュニティを共に盛り上げていく仲間を日本中、世界中で増やしていく上
で一つのシンボルとして Facebook Group を活用することができ、今後は「@NIN2」をつけている
Facebook Group の責任者が NIN2 コミュニティの運営委員にも何らかの形で関わることができる
ように仕組みづくりをしていくことが肝要ではないかと考えらえる。
なお、上記の Facebook Page「NIN2 コミュニティ」への参加に関する運用方針、参加者向けマ
ニュアル、管理者向けガイドラインを策定している(参考資料1参照)
。
5
図 3:NIN2 コミュニティの構成イメージ
また、オンラインの場への参加を促すため、オンサイト/オフサイトの学びの場として『Japan
Academia』
(図3)を開講し、コミュニティのメンバーが日本のビジネスマナーや事業計画、会計・
財務等について継続して学習できるコンテンツを提供した(参考資料2参照)
。
現状は参加者自体が多くはないが、ベトナム・ハノイでのジョブフェア当日に『Japan Academia』
で発信されているビジネスマナーについての動画をご紹介したところ、そちらを参考に当日の面
接に活用してくれた。ただし、
『Japan Academia』の存在自体があまり認知されておらず、今後は
オンラインだけではなくオフラインでのセミナーや小規模イベントを実施し認知度の向上に努め、
より多くの NIN2 コミュニティの参加者に見てもらえるようにする。
図 4:Japan Academia
6
3.2.2
オンラインの場によるコミュニティの活性化
2
NIN コミュニティ参加者間の積極的な交流や情報発信を促すため、日本及び3か国程度に国別
のファシリテーターを設置した。ファシリテーターの配置に関するイメージは以下のとおりであ
る。
図 5:ファシリテーターの配置
また、活性化策の一つとして、NIN2 コミュニティに伴う事柄の周知および広報を実施した。具
体的には、現地の大学での広報、各社のイベントでの広報を行い、親日知日人材、日本企業及び
関係団体等に実施した。
(以下、主な広報先の大学名)
【ミャンマー】
:ヤンゴン大学、ヤンゴン技術大学など。
【ベトナム】
:ハノイ国家大学、ハノイ貿易大学、ハノイ外国語大学、ホーチミン国家大学、ホ
ーチミン国家大学など。
【インドネシア】
:インドネシア大学、ダルマプルサダ大学、ガジャマダ大学など。
さらに、各国にある同窓会組織である元留学生会のメーリングリストや元留学生会主催のイベ
ント、在外日本国大使館による広報、提携する国内外の大学での周知、その他、経済産業省の関
係している政府系機関への呼びかけや声がけも実施した。広報等の概要について、以下に記載す
る。
7
表 1:広報等の概要
8
3.2.3 オンラインコミュニティへの参加結果
オンラインの場を通じて親日・知日人材や日本企業に所属する個人に対し、NIN2 イベントを中
心に日本文化に関する情報を発信した。また、それぞれのコミュニティでの投稿については、各
イベント実施者自らの情報発信に加え、各国それぞれの現役留学生がファシリテーターとして生
きた情報を発信した。
【全体概要】
以下において、NIN2 コミュニティの参加者及び情報発信の概要等について、それぞれのコミュ
ニティ別に説明する。なお、各 Page の開始時点からの「いいね」数等のデータは参考資料3に記
載している。
9
【NIN2 TOP page】
図 6: ページへの合計「いいね」数
ページへの合計いいね数:11,210 (11 月比:9.4%減)
2015 年 11 月 16 日に大幅な減少傾向が見られるが、これは不審プロフィールを持ったアカウン
トが自動的に削除されたことが以下より判明し、下図で見られる赤い部分(「いいね」の取り消し
た部分)は大部分がミャンマーの参加者で約 1,500 人、カンボジアの参加者で約 80 人が削除され
ていることがわかった。
図 7:参考数値(最も削除履歴が多い日付)
参加者の男女比については、女性よりも男性の割合が高く、中でも、18〜24 歳の利用者が最も
多く、次いで 25〜34 歳までの利用者が多いことがわかった。特にミャンマーでのビジネスコンペ
ティションの投稿がリーチ数もいいね数も多くなっているということから、コミュニティの参加
者の多くのビジネス志向の強い方々が多く集まっていることが推測される。
10
図 8:NIN2 男女グラフ
また参加している参加者を国別に分けたところ以下のようになった。
①ミャンマー:9,310 人、②カンボジア:712 人、③ベトナム:358 人、④ラオス:261 人、⑤日
本:210 人、⑥インドネシア:105 人、⑦タイ:69 人、⑧マレーシア:51 人、⑨フィリピン:51
人、⑩シンガポール:18 人
参加者の特徴を見てみると、図 9 にあるようにイベントに関する投稿、特にイベント投稿の中
にミャンマー人が写っている投稿が人気であることがわかる。
11
図 9:投稿の性質@NIN2
ミャンマーでのビジネスコンペティションの周知時期と Facebook Page 周知時期が重なったこ
ともありミャンマー人の参加者が多い結果となった。
さらに NIN2 では、ミャンマー人が多く参加しているのでミャンマーに関するコンテンツの方が
ヒットする結果となっているため、より複数の国から参加してもらえるように工夫が必要である。
またリーチには日本人も相当数いることがわかり、日本からの関心があることがわかった。
(2016/03/31 時点より過去 28 日間以内のいいね数において、
ミャンマー人が 9,284 人に対して、
日本時は 230 人である。リーチ数においては、ミャンマー人が 364 人に対して日本人が 770 人と
なっている。
)
現在の投稿内容に対する「いいね」取り消しはほとんどないことから、投稿内容の質は担保で
きているように思える。しかしながら、直接的なアクションにつながっていない参加者がほとん
どのためにイベントに関する投稿を増やし関心を高めることに努めることが必要である。
12
【NIN2 Myanmar】
図 10:ページへの合計「いいね」数
ページへの合計「いいね」数:5,826 (11 月比:2.3%減)
左箇所に2つの大きな青い山が見えるが、これは Facebook 広告を活用し、多くの人へ周知をし
たところ、参加してくれた結果となっている。また NIN2 Myanmar においても大幅な減少傾向が見
られるが、これも NIN2 同様に不審プロフィールを持ったアカウントが自動的に削除されたことが
わかった。
図 11:NIN2 Myanmar 男女グラフ
13
参加者の男女比についてであるが、こちらも NIN2 同様に女性よりも男性の割合が高く、特に
18〜24 歳の利用者が最も多く、次いで 25〜34 歳までの利用者が多いことが(図 11)よりわかっ
た。
また参加している参加者を国別に分けたところ以下のようになった。
①ミャンマー:5,540 人、②日本:99 人、③タイ:53 人、④マレーシア:27 人、
⑤ベトナム:22 人、⑥シンガポール:21 人、⑦ラオス:11 人、⑧カンボジア:10 人、
⑨アメリカ合衆国:10 人、⑩インドネシア:5 人
圧倒的にミャンマーからの参加者が多く、現地でのイベント実施や、現地語での投稿などが好
影響を与えていることがわかった。
また参加者の特徴を見てみると、図 12 にあるように特に文化的投稿へのアクセスが多くなって
いる。イベントに関する投稿の中にも一定数のリーチが見られるがそれほど伸びていない。
図 12:投稿の性質@NIN2 Myanmar
14
図 13
(左)
のようにビルマ語での投稿は親近感を与え読む確率が高まっていることがわかった。
また図 13(右)のように動画投稿では多くの参加者が見ていることが判明した。
図 13:投稿の事例@NIN2 Myanmar
15
【NIN2 Vietnam】
図 14: ページへの合計「いいね」数
ページへの合計「いいね」数:4,471 (11 月比:27.0%増)
図 14 の左側の「いいね」の数が多く、右側には大きな増加が見られていないのは、イベント関
連の投稿有無が影響している。イベント開催前後の投稿に対して多くの参加者が反応しているこ
とがわかる。
図 15: NIN2 Vietnam 男女グラフ
参加者の男女比については、男性よりも女性の割合が高く、また女性は男性ともに 18〜24 歳の
参加者が最も多くなっている。その他の年代の方がほとんど利用していないのは、JOB FAIR の情
報を載せているため、大学生や卒業生など、就職情報に関心のある層からのアクセスに始終した
のではないかと推測できる。
16
また参加している参加者を国別に分けたところ以下のようになった。
①ベトナム:4,301 人、②日本:110 人、③台湾:5 人、④インドネシア:5 人、⑤韓国:5 人、
⑥中国:4 人、⑦ラオス:4 人、⑧カンボジア:3 人
こちらについてもに圧倒的にベトナムからの参加者が多く、現地でのイベント実施や、現地語
での投稿などが好影響を与えていることがわかった。
また参加者の特徴を見てみると、図 16 にあるように特に文化的投稿やイベントに関する投稿へ
のアクセスが多くなっている。英語・日本語での投稿は多くの参加者へリーチしているが、
「いい
ね」や「シェア」などの行動までに至っていないことがわかる。
図 16:投稿の性質@NIN2 Vietnam
17
図 17(左)のように文化投稿は多くの参加者へリーチしているが、イベント関連の投稿の方が
ページ「いいね」につながっている。また、英語での投稿も多くの参加者から見られているのだ
が、ベトナム語での投稿(図 17(右))の方が「いいね」や「シェア」等の行動に結びついてい
る。
図 17:投稿の事例@NIN2 Vietnam
18
【NIN2 Indonesia】
図 18:ページへの合計「いいね」数
ページへの合計いいね数:5,440 (11 月比: 7.0%増)
最も山が盛り上がっている箇所はイベントに関する投稿が影響している。また直後の盛り上が
りについてはテロ事件によるイベントの中止連絡が大きな理由となっている。
図 19:NIN2 Indonesia 男女グラフ
参加者の男女比についは、女性と男性も割合はほとんど同じじであり、女性・男性ともに 18〜
24 歳の参加者が最も多いことがわかる。
また参加している参加者を国別に分けたところ以下のようになった。
①インドネシア:5,248 人、②日本:51 人、③マレーシア:48 人、④台湾:14 人、⑤ベトナム:
12 人、⑥サウジアラビア:11 人、⑦香港:8 人、⑧アラブ首長国連邦:6 人、⑨シンガポール:5
人
19
こちらについてもに圧倒的にインドネシアからの参加者が多く、現地でのイベント実施や、現
地語での投稿などが好影響を与えていることがわかった。
また参加者の特徴を見てみると、図 20 にあるようにイベントに関する投稿と文化的な投稿のバ
ランスが取れておりアクセスが多くなっている。文化的な投稿の内容も、外国人の方々にはあま
り知られていない情報が翻訳された投稿なども多く、好影響を与えている。イベントに関する投
稿では英語でもある程度の発信力を持っているが、文化的な投稿についてはインドネシア語での
投稿の方が効果的であることがわかる。
図 20:投稿の性質@NIN2 Indonesia
20
全体的に文化的な投稿やイベントに関する投稿(時特にジョブフェア)については多くの参加
者へ発信できているが、特に図 21(左)のような人間性を重視した内容や図 21(右)のようなイ
ベント関連の投稿がページ「いいね」につながっている。
図 21:投稿の事例@NIN2 Indonesia
以上、各 NIN2 コミュニティにおける参加概要であったが、総じて参加者同士の議論や意見交換
などのアクションが少なく、Japan Academia や各 Facebook Group の活用において課題が残る結
果となった。特に NIN2 コミュニティでは、興味を持ち登録している(「いいね」を押している)
人は多いものの、実際にコメントをしたり「シェア」
(自身の友だちへの共有)をしたりする人は
とても少ない状況であった。
21
3.3
ビジネスコンペティション
3.3.1 ビジネスコンペティションに関するスケジュール
将来の市場拡大が見込まれ、かつ日本企業の進出が現段階においては比較的限定的であるミャ
ンマーを対象としたビジネスコンペティションを実施した。ビジネスコンペティションに関する
スケジュールは、以下のとおりである。
3.3.2 ビジネスコンペティションの事業概要
ビジネスコンペティションの事業概要は、概ね以下のとおりである。

ビジネスアイディアの募集

ビジネスコンペティションの広報

提案されたビジネスアイディアの改善支援及び選考会開催

ビジネスアイディアの発表会を日本で開催

ビジネスアイディアが実現するための支援
図 22:ビジネスコンペティションの業務フロー
事前準備・プロモーション
(2015/6-8月)
申込
⇒ 相談会(9-10月)
現地選考イベント
(書類審査:11月、イベント:12月)
入賞者の
提案改善
発表イベント
(2月)
ビジネスコンペティション(イベント)+ コミュニティ構築・活性
コンセプト説明
事業計画セミナー
個別相談
事前準備
参加
チーム
書類選考
(11月)
• テーマは自由型を基本
• 審査基準の決定
入賞
6チーム
プロモーション
• 日本センター、UMFCCI、
HIDA同窓会、SEDA、
MAJA等のメーリングリスト
• Facebookその他SNSを活
用
ミャンマー
入賞
6チーム
選考イベント
(12月6日)
日本
優勝
3チーム
発表イベント
(2月)
継続的な改善支援
事前訪問
事業概要の説明、プロモー
ション依頼のため、国内外の
関係機関へ訪問
ミャンマー
コミュニティ活性
資料作成、プレゼン練習等
ミャンマー
現地相談会(計2回)
事業計画のブラッシュアップ等
ミャンマー/日本
継続的フォ
ローアップ
優勝
3チーム
登録(応募)
なお、ビジネスコンペティションは、経済産業省とミャンマーの経済団体(UMFCCI 2)の共催と
して実施し、参加者の募集や現地での広報について、元日本留学生会などの団体と連携を行った。
2
ミャンマー連邦商工会議所連盟(Union of Myanmar Federation of Chambers of Commerce and Industry)
22
3.3.3 ビジネスコンペティションのテーマを設定
暗黙知として埋もれているミャンマー人のビジネスアイディアを最大限に引き出すべく、自由
な提案を募集した。予めテーマを設定することは行っていない。また、後述のとおり運営委員会
でのアドバイスを参考に、ビジネスアイディアの選考ポイントは以下のとおりとした。
なお、ビジネスアイディアの応募にあたっては、ワークショップの開催案内を Facebook におい
て発表することで、オンラインの場への参加を原則として必要条件とし、コミュニティの拡大に
寄与するよう意図した。これにより、多くの参加者がワークショップに参加をしてもらうことが
できた。
表 2:選考ポイント
領域
選考ポイント
配点 注 1,2
アイディア
ユニーク、新しい見解
5
ソリューション
創造性、オリジナリティ
5
チーム/代表者
統合性、適任
5
ビジネスモデル
成長性、収益性、実現性
5
注 1) 優れている:5、良い:3、悪い又はない:0
注 2)合計 20 点
3.3.4 ビジネスコンペティションの広報
ビジネスコンペティションの開催に当たって、NIN2 ミャンマーでの周知と共に、以下のメディ
アを通じた広報を行った。また、ミャンマー日本商工会議所に依頼をして、日系会員企業向けに
メールにてイベント説明会及びイベント開催に関する案内を行っている。

7 Day News ( Myanmar )
ビジネス・ジャーナル

Myanmar Times (English and Myanmar version)
ビジネス・ジャーナル

Myanmar Business Today ( Both English and Myanmar)
ビジネス・ジャーナル

Daily Eleven
新聞
広報において使用したチラシは、以下のとおりである。
23
24
25
3.3.5 応募されたアイディアの改善支援及び一次審査の実施
ビジネスコンペティションを 12 月 6 日に開催するに当たり、事前にワークショップ及び個別チ
ームへの相談会を 9 月から 10 月に掛けて 3 回、行った。ワークショップ及び相談会の概要は、以
下のとおりである。
【NIN2 ビジコン 1st イベント】
2015 年 9 月 13 日(日)に、UMFCCIにて、経済産業省及びUMFCCIとの共催により、
「NIppon New Network for INnovation (NIN2), Nippon Business Networking Based on New Idea
2015<ビジネスコンペティション>」のオープニングセミナー及び相談会を開催した。54 名の参
加者が集まった。
Facebook、現地新聞メディアを通じて PR を実施し、さらに UMFCCI でのビジネスコース受講者
に対しても、参加を呼び掛けた結果、ビジネスマン、若手起業家、学生など多様なバックグラウ
ンドをもった参加者が集まった。
イベントの内容として、NIN2 事業概要・ビジコン応募要領について説明、ビジネスアイディア
についてフリーディスカッションを各テーブルで実施した。参加者には、4-5 名でランダムにチ
ームを作ってもらい、ミャンマーにおいて存在する課題と課題に対する解決策を話し合ってもら
った。その中から、ビジネスアイディアとして提案できそうなものを各チームから1~2絞って
もらい、発表をしてもらった。
【NIN2 ビジコン 2nd イベント】
2015 年 9 月 27 日(日)に、同じく UMFCCI にて、第二回ワークショップ及び相談会を開催し
た。49 名の参加者が集まった。
イベントの内容として、事務局からの説明の後、各チームにてビジネスアイディアの背景、顧
客、ソリューションおよびビジネスモデルについて議論した。成果として、応募者は総じて、SWOT
分析などフレームワークに関するスキルを兼ね備えていたが、チームの中にはビジネスアイディ
アの実現可能性について検討が十分でないところも散見された。
26
【NIN2 ビジコン 3nd イベント】
2015 年 10 月 11 日(日)
、UMFCCI にて、第三回相談会を開催した。11 チーム(19 名)の参加が
あった。イベントの内容として、エントリーシート提出済みのチームにビジネスアイディアのプ
ロポーザルのたたき台を持参してもらい、その説明をチーム毎に事務局に対して実施してもらっ
た後に、事務局からアイディアのブラッシュアップに資するアドバイスを提供した。
成果として、3 回の現地イベントを実施したことにより、具体的なアイディアを出すチームも
出てきた。
【書類審査】
2015 年 10 月 16 日から約 1 週間の期間で、書類審査用のビジネスアイディア提案書の提出を求
めた。計 11 チームによる 12 のビジネスアイディアが提出された。提出者の属性としては、すで
にミャンマーでビジネスを行っているビジネスマン、若手起業家であった。提出されたビジネス
アイディアについて、以下に示す。
これらのアイディアから、選考ポイントに基づいて、日本からの審査員 2 名による書類審査を
実施した結果、入賞 8 アイディア 7 チームを選出した。ビジネスアイディアとしては、検討が不
十分なところがあるものの、人材や視点がユニークなものが選出された。
27
#
ビジネスアイディア
Business Idea
1
水産食品用の香ばしい調味
MY
料ビジネス
value-added
FISH;
Team
Flavored
quality
Powder
products
入賞
Esprit de Corps @
NIN2
and safety food Project
2
安全・品質を売りにしたミ
Myanmar Sea-Food
MSP(Essential
ャンマー水産食品ビジネス
3
ミャンマーの安価な織物、
★
Global Co.,Ltd.)
KM+ Clothing
KM+ Clothing
★
Domestic Letter of Credit
M
★
School Job
MIS
★
Car Check
MoeZac Co., Ltd
★
革新的なミャンマー伝統飲
FRESH; The First Myanmar ’ s
MoeZac Co., Ltd
★
料ビジネス
National Refreshment Drinks
カードライバーに対する情
Very
報提供サービス
Myanmar
外国人向けの質の高い医療
Nexus Healthcare Solution
革製品を利用した"ジャパ
ニーズ着物"ビジネス
4
ミャンマー国内における信
用状サービス
5
職業訓練及び JOB 情報プラ
ットフォーム
6
安くて速い中古車点検・修
理サービス
7
8
9
Potential
Business
in
Nexus
サービス
10
MYP
Healthcare
★
Solution
海外文献のミャンマー語翻
Smart Watch; Translation and
訳版販売ビジネス
distribution of documents and
Knowledgeable
books
Smart Watch@NIN2
via
automatic translation software
11
e‐バスチケットシステム
Star Ticket
Star Ticket
12
外国人が集うソーシャルア
Tour Café; Traveler ’ s Social
Tour Café
プリ&カフェ貸出サービス
Community, Tourism Social App &
Café Shop
28
★
3.3.6
ビジネスコンペティションの開催
一次審査で選出された入賞 8 アイディア 7 チームによるビジネスコンペティションを
平成 27 年 12 月 6 日にUMFCCIにて開催した。当日のアジェンダは、以下のとおりで
ある。
Nippon Business Networking Based on New Idea 2015
Business Competition in Myanmar, 6 December 2015
<MEMO>
Version 1
**************
Timeline
**************
12:30~ Registration
13:00-13:30 Networking Time
13:30-15:00 Presentation [8 ideas X (5 min presentation + 5 min Q&A) ]
(Press coming)
15:00-15:20 Voting Time & Networking Time
15:20-15:40 Speech by METI, UMFCCI
15:40-16:00 Awards Ceremony
**************
The presentation order
1.
MSP
13:30-13:40
2.
Star ticket
13:40-13:50
3.
KM+ clothing
13:50-14:00
4.
MOEZAC - Fresh
14:00-14:10
5.
Nexus Myanmar Healthcare Solution
14:10-14:20
6.
M
14:20-14:30
7.
MOEZAC - Car check
14:30-14:40
8.
MIS
14:40-14:50
Finish 15:00
13:30-15:00 Presentation [8 ideas X (5 min presentation + 5 min Q&A) ]
5 minutes presentation
(KPMG team keeps time and announce before 1 min. and 30 sec.)
*Judges will come to UMFCCI around at 12:00.
You can talk with judges at 13:00-13:00.
In addition, you may have a talk at 12:30-13:00.
29
また、Facebook NIN2 ミャンマーにおけるイベントの告知は、以下のとおりである。162
人に参加登録があったが、当日は祝日ということもあり、発表チームや関係者以外の参加
者は 10 名程度と少なかった。
当日における審査シートの表及び発表の様子を以下に示す。
30
厳正なる審査の結果、Star Ticket、Fresh、School Job の順に優秀チームが選出された。
なお、3チームに共通する点は、ビジネスを実際に行っており、発表されたアイディアも
課題や実施すべき事項などが整理されていることから、分かりやすかったという点が挙げ
られる。ミャンマーにおいてはインフラやビジネスがまだ発達していないところもあるた
め、日本で既に当たり前になっているビジネスであっても発展の余地は大いにあるといえ
る。そのため、以下の 3 チームのアイディアも大きく実現をしていく機会は十分にあると
考えれる。
Star Ticket
e‐バスチケットシステム
FRESH
革新的なミャンマー伝統飲料ビジネス
31
School Job
職業訓練及びJOB情報プラットフォーム
以下は、事前にプレス等に配布した各チームのビジネスアイディアの概要資料である。
32
3.3.7 ビジネスアイディア発表会(日本)
平成 28 年 2 月 15 日に、日本においてビジネスアイディアの発表会を開催した。発表会
の概要は以下のとおりである。
日時:平成 28 年 2 月 15 日(月) 16:00~18:00
(15:30 開場)
●プログラム案
16:00 〜 16:15 挨拶・趣旨説明 <経済産業省>
1.挨拶
2.事業趣旨説明
16:15 〜 17:00 優秀チーム(3チーム)による発表
(発表者:チーム名)
1. Fresh
【革新的なミャンマー伝統飲料ビジネス】
2. School Job
3. Star Ticket
【JOB 情報プラットファーム】
【e-バスチケットシステム】
17:00 〜 17:20 トークセッション
1. 西口 尚宏(一般社団法人 Japan Innovation Network 専務理事)
2. James Riney (500 Startups Japan 代表)
3. 経済産業省
17:20 ~ 18:00
交流会
●会場:DMM.make AKIBA
(東京都千代田区神田練塀町 3 富士ソフト秋葉原ビル 12F)
●参加費:無料
●定員
約 50 名
33
また、当日の発表の様子は以下のとおりである。
プレゼン指導の効果もあり、ブラッシュアップされたビジネスアイディアを全チームが
発表した。また優勝 3 チームは、既にミャンマーでビジネスを展開している若手起業家で
あり、ビジネスアイディアもミャンマーの実際の課題に沿ったものであったことから、発
表内容に関する聴衆からの質問は、例えば現地に進出している日系企業による人材採用の
話であるとか、ヤシの実飲料の普及可能性について、また、バスチケットの今後の展開可
能性など具体的な内容に及んだ。
34
参加者の概要は、以下のとおりであった。日本発表会の告知は、日本経済団体連合会、
経済同友会、日本商工会議所、中小企業基盤整備機構などを通じて行うと共に、Facebook
でも広告と行った。その効果があり、facebook からの参加者も十名程度みられた。
また 3 チームからの発表は当初 15 程度であったが質疑応答が複数出たため 1 チームの世
用時間は 20 分以上となり、トークセッションを短めに終えて、交流会で参加者同士の話し
合いが続いた。3 チームも、翌日からの個別企業訪問のアポとりを実施するなど、積極的に
日本企業との話をすることができた。
業界
IT・通信
人数
%
11
23%
マスコミ・サービス
9
19%
建設・不動産・エネルギー
6
13%
流通
2
4%
金融(ベンチャーキャピタル)
2
4%
運輸
1
2%
食品・農林水産
1
2%
その他
15
32%
計
47
100%
35
参考までに、事前に配布した日本発表会のチラシは、以下のとおりである。、
36
3.3.8 ビジネスアイディアが実現するための支援
ビジネスアイディアが実現するための支援策として、日本訪問時にミャンマービジネス
進出・拡大に関心のある企業に訪問を行った。
企業訪問では、ビジネス協業に関する会合だけでなく、ミャンマービジネス進出・拡大
を目指す上で、ミャンマー人材を確保しようという話もあった。各チームは、日本企業か
ら多くのビジネス提携に関する情報交換を行ったのみならず、今後のビジネス展開に当た
って担当となる人材を紹介してもらうなど、様々な展開を行うことができた。
企業訪問
業界
件数
マスコミ・サービス(含む人材関連):3社
School Job
7 IT・通信:2社
金融(ベンチャーキャピタル)
:2社
運輸:2社
Star Ticket
7 IT・通信:3社
金融(ベンチャーキャピタル)
:2社
食品・農林水産:1社
機械製造:1社
Fresh
7
マスコミ・サービス:1社
自動車:1社
IT・通信:1社
金融(ベンチャーキャピタル)
:2社
計
21
37
3.4
人材採用支援(ジョブフェア)
3.4.1 ジョブフェアに関するスケジュール
日本企業が多数進出しているものの、進出先国の人材を日本企業が計画的に採用できる
ための社会的なシステムがまだ整備されていないベトナムのハノイ及びホーチミン、イン
ドネシアのジャカルタにおいて、同国の大学生等を含む親日・知日人材の採用を支援する
イベント(以下、ジョブフェアという。)を実施することにした 3。ジョブフェアに関する
スケジュールは、以下のとおりである。開催時期等については、各国の習慣、卒業時期等
を考慮し設定した。
3.4.2 ジョブフェアの事業概要
ジョブフェアの事業概要は、概ね以下のとおりである。
3

採用支援イベントの開催

採用数を増やすための取り組み

参加者に対するアンケート及び追跡調査
インドネシア(ジャカルタ)については、開催直前に爆破事件が発生したため、イベントは中止した。
38
図 23:ジョブフェアの業務フロー
プロモ/母集団形成
ターゲット大学への
キャンパスプロモーション
現地セミナー
応募
コミュニティ
採用情報を発信
帰国留学生会
からの告知
Facebook広告
(大学、年齢層限定)
フォロー
魅力的な日系企業が出展
現地日系企業
就職セミナー
(ベトナム、インドネシ
アにて開催)
ターゲット大学への
Job Posting
キャリアセンター、学部事務
所、研修室廻り
イベント当日
※開催大学(予定)
【インドネシア】
インドネシア大学、
ビヌス大学、
バンドン工科大学 等
【ベトナム】
ベトナム国家大学、
ホーチミン師範大学、
貿易大学 等
C
V
提
出
企
業
へ
の
情
報
提
供
説明会
+
面接
内定
日本本社
との協議
39
3.4.3 ジョブフェアの開催概要
ジョブフェアの開催概要は以下のとおりである。
○対象とする主な学生等
現地の日系企業のニーズ等を勘案し、本年度は新卒の学生を中心としてジョブフェアを
実施した。対象とした学生等は主に以下のとおりである。
1)現地の大学に在籍の日本語スピーカー
2)日本での留学経験者(短期・交換・正規)
3)日本での就業経験者及び現役留学生
4)現地大学在籍の日系企業志望者
○開催地域等
開催地域は、ベトナム共和国ハノイ及びホーチミン、インドネシア共和国ジャカルタの 3
箇所を選定した。
選定した理由として、各国の都市別の進出企業数(下図)の上位と現地 TOP 大学の対象
大学生数とのバランスを考え、ベトナムでは、ハノイ・ホーチミンの 2 都市、インドネシ
アでは、ジャカルタを選定した。
なお、ハノイ及びホーチミンではジョブフェアを開催できたが、ジャカルタにおいては 1
月 16 日に開催予定だったところ直前の 1 月 14 日にジャカルタ中心部で爆破事件が発生し
たため開催を中止した。
以下、国別の開催日程及び開催地域の概要について、説明する。
① ベトナム
ホーチミン:12 月 12 日(土)
ハノイ:12 月 19 日(土)
【ベトナム日系企業進出数:1213 社(2013 年 6 月時点 出所:ジェトロ) 】
1.商工会への加盟数
A. ベトナム商工会議所(ハノイ):520 社
B. ホーチミン商工会議所(ホーチミン)
:633 社
C.ダナン商工会議所(ダナン)
:60 社
2.都市別日系企業進出先一覧(一部抜粋)
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
都市名
ハノイ
ホーチミン
ビンズオン
ドンナイ
ハイフォン
ハイズオン
バクニン
ダナン
企業数
585
585
104
82
72
67
64
57
地域
北部
南部
南部
南部
北部
北部
北部
中部
40
② インドネシア
ジャカルタ:1 月 16 日(土)
(予定)
【インドネシア日系企業進出数:1496 社(2014 年 3 月時点出所:ジェトロ)
1.商工会への加盟数

ジャカルタジャパンクラブ: 616 社(2015 年 6 月 25 日)

SMEJ 連合会 350 社(2013 年 2 月現在)
2.エリア別日系企業進出先一覧
ジャカルタ周辺地区に全体の約 8 割の日系企業が集結している。
ジャカルタ州の半径50km以内(西ジャワ州)に日系企業が密集
ジャカルタ
エリア:764社
WESTJAVA
エリア:634社
バスで2時間程度
CENTRAL JAVA
エリア:25社
EASTJAVA
エリア:82社
41
3.4.4 現地日系企業向け事前セミナー
ジョブフェア開催に先立ち、本事業の現地企業向けプロモーションの一環で、以下の概
要で、現地において日系企業向け事前セミナーを開催した。
●名称:
『NIppon
New Network for
INnovation(NIN²)
』 ジョブフェア事前説明会
●説明会日時
・8 月 3 日(月)16:00~17:00(ハノイ:VJCC)
・8 月 4 日(火)16:00~17:00(ホーチミン:VJCC)
・8 月 6 日(木)16:00~17:00(ジャカルタ:KPMG Indonesia)
●参加費:無料
●説明会内容:
1.本事業の狙いと意義について(15 分)
経済産業省 貿易経済協力局 技術協力課
2.本事業全体概要説明について(15 分)
あずさ監査法人
3.ジョブフェア概要説明について(20 分) フォースバレー・コンシェルジュ
4.質疑応答(10 分)
●申込み方法:専用 URL より申し込みを実施
●主なプロモーション方法について
本事前セミナーの集客方法として、以下のプロモーションを実行した。
【ベトナム】
① ホーチミン商工会議所からのメール配信及び告知
② ハノイ商工会議所からのメール配信及び告知
③ フォースバレー・コンシェルジュのクライアント企業への告知
④ フォースバレー・コンシェルジュの現地クライアント企業への告知
⑤ VJCC からの協力・告知
⑥ 日本商工会議所からの告知
⑦ KPMG のベトナム現地クライアント企業への告知
⑧ シンガポール商工会議所からの告知
【インドネシア】
① Jakarta Japan club メール配信及び告知
② フォースバレー・コンシェルジュのクライアント企業(約 600 社)への告知
③ フォースバレー・コンシェルジュの現地クライアント企業(約 100 社)への告知
42
④ VJCC からの協力・告知
⑤ 日本商工会議所からの告知
⑥ KPMG のインドネシア現地クライアント企業への告知
⑦ シンガポール商工会議所からの告知
●参加企業数
事業セミナーに参加した企業数は、以下のとおりであった。
ベトナム(ハノイ会場)
33 社
ベトナム(ホーチミン会場)
20 社
インドネシア(ジャカルタ会場)
43 社
●セミナーにより判明した事項
現地日系企業では、採用に困っている会社も多く、参加された企業の多くは、即戦力を
求めるニーズが多く見られた。現地採用では、中途採用(キャリア採用)がメインの採用
手法のため、現地新卒採用となると育成する手間をかける時間がない等の理由で、抵抗の
ある会社も見られたが、一方で、VJCC から日系企業同士の人材引き抜きだけは避けたいと
の理由で新卒採用に限定されたいとの申しでがあったことやこの機会新卒採用にチャレン
ジしてみようという中堅・中小企業も見られ、
まずは NIN2 の取り組みを知ってもらうこと、
そして、現地日系企業の採用支援の第 1 歩という意味では、非常に価値のあったセミナー
であった。
参加企業の質問の多くは、Facebook への投稿についての質問が一番多く、NIN2 への企業
側の投稿については、ハードルが高いと感じたが、現地ジョブフェアへの注目度は高く、
現地企業向けに PR をする意味でも来期も継続的に実施すべきものと考える。
43
3.4.5 現地大学生向け事前セミナーの開催
ジョブフェアの開催に先立ち、現地大学生向けの事前セミナーも開催を行った。主に、
現地上位大学を中心に、セミナーを実施し、ベトナムでは約 1500 名弱、インドネシアでは
約 400 名の学生が参加をした。それぞれの事前セミナーの概要は、以下のとおりである。
① ベトナム
参加者数:ホーチミン 929 名、ハノイ 564 名
② インドネシア
参加者数:ジャカルタ 348 名
44
また、当日の様子は、以下のとおりであった。
45
なお、ジョブフェア開催に関するチラシは、以下のとおりである。
46
事前セミナーを実施した結果、参加した学生から日系企業への就職に関する意見等を得
ることができた。その概要を以下に記載する。
【インドネシア・ベトナム共通】

日本語学科の学生が、非常に興味を持って参加してくれた(親日・知日人材の発掘)

日系企業のイメージとしては、日本語が分からないと就職できないというイメージが
強くある(応募機会の損失)

日系企業の場合、ずっと働いているイメージが強い(TET やラマダンの時に休めるか
どうか等、心配である)
【ベトナム固有】

新卒でも通訳的な仕事(秘書等)では、USD600 程度の仕事があるため、就職活動に対
するモチベーションが高い(語学習得意欲が強い)

日本人が日本語を教える機会がベトナムでは少ないため、日本語のレベルが総じて高
くない

ベトナムに対する日本の発展への貢献(地下鉄の開通等)により、非常に良いイメー
ジがあり、日系企業で働きたい学生も多い
【インドネシア固有】

インドネシアの学生の場合、転職してキャリアアップをしていくので、企業内でのキ
ャリアアップイメージがない

宗教的な配慮がないというイメージが日系企業にはあり、どういう配慮をしてくれる
のかは必ず質問されるため準備が必要(英語で働くことができるのであれば、現地日
系企業も人気が出るとのこと)

給与が高く、育成してくれるという良いイメージはあるが、実際インターンシップの
機会がなく、日系企業の実態が良く分からない(機会の損失)
今回のセミナーの目的は、現地学生向けのジョブフェア認知向上を主として行ってきた
が、現地日系企業の採用情報については、知らない学生が圧倒的に多かった。また、日系
企業の働き方や現地の採用手法に合っていない採用(インターンシップの実施)等、現地
の文化や風習に合っていないとみられているため、ジョブフェア時の説明内容としては、
インターンシップの情報、職場では日本語が必要ないこと、宗教的な配慮もなされている
こと、キャリアアップができること等を、ジョブフェアの参加企業向けにアドバイスを実
施した。
47
3.4.6 ジョブフェアの開催実績
12 月に開催したホーチミン及びハノイにおける開催実績は、以下のとおりであった。
① ホーチミン
【参加者人数、属性】
【内定者人数】
企業規模
社数
当日CV回収
面接人数
入社予定者数
中小企業
4社
94 人
29 人
8人
大企業
8社
131 人
20 人
2人
12 社
225 人
49 人
10 人
合計
※「当日CV回収」
、
「面接人数」及び「入社予定者数」について、回答がない企業は 0 人として合算して
いる。
48
③ ハノイ
【参加者人数、属性】
【内定者人数】
企業規模
社数
当日CV回収
面接人数
入社予定者数
中小企業
6社
198 人
75 人
13 人
中堅企業
1社
63 人
33 人
2人
大企業
10 社
670 人
70 人
13 人
合計
17 社
931 人
178 人
28 人
※「当日CV回収」
、
「面接人数」及び「入社予定者数」について、回答がない企業は 0 人として合算して
いる。
【総評】
①ホーチミン開催
理系学生よりも文系学生の登録及び参加が多く見られた。文系学生のメイン対象である
日本語人材については、ハノイと比較すると、日本語人材の数が少ない印象であった。
ハノイと比較すると、英語のできる学生が多くいるのが特徴であるため、日本語ニーズの
内企業にとっては、非常に良いイベントになった。
② ハノイ開催
日系メーカーの集積地ということもあり、理系学生の参加が多く見られた。また日本語
人材についても、総じて多く来場しており、理系学生の採用及び日本語人材の採用をメイ
49
ンに考えている企業にとっては、非常に良いイベントになった。また、理系及び日本語人
材については、現地日系企業が採用ニーズとしている項目であり、多くの入社予定者を輩
出したイベントになった。ただし、企業の中には CSR 的に出展し採用を行わない、面接手
法が日本の就活生に聞くような質問(学生時代に勉強のほか,何を行い、それから何を得た
かを問い、論理能力を質するもの。現地の大学生や日本の大学に所属する留学生、日本以
外の学生は往々にして専攻した学問について答える傾向にあり、ミスマッチが見られる。)
が一部にあった模様である。今後こうした企業に対する理解が必要である。
50
③ジャカルタ
また、イベントが中止となったジャカルタについては、出展予定企業向けにオンライン
上のページを開設し、1 月中旬~2 月中旬までの約 1 ヶ月にて、学生から企業に直接応募で
きる仕組みの提供を実施した。その結果については、以下のとおりとなった。
【出展予定企業数】 大企業 23 社
【学生事前登録者データ】
以下はイベントへの事前登録者データである。この事前登録者データより、インドネシ
アにある上位大学を中心に登録数が多く、現地の優秀な人材が、本イベントに興味を持っ
てくれ、積極的に参加する姿勢が伺える。
51
イベント事前登録者データ
【総評】
事前予約数及び TOP 大学の登録状況ともに、良質な母集団形成が出来ていたため、オン
ライン応募の反応が非常に良かった。また、現地日系企業の採用ニーズ(特に日本語人材
の採用)も高く、参加予定の学生及び企業ともに、イベントの開催を待ち望む声があった。
52
3.4.7 現地日系企業へのインタビュー結果
本事業においてはイベントに先立ち、イベントへの出展を希望する企業への訪問を実施
し、以下の項目のアンケート及びヒアリングを実施した。なお、アンケート結果は参考資
料6に記載している。
大項目
質問内容
○現在、採用は実施しているか?
※はいの場合、どれくらいの規模で採用しているか
※はいの場合、そのうち新卒採用(第2新卒含む)は何名くらい
○主な募集職は・・・
回答方法
選択肢
選択肢
選択肢
選択肢(複数回答可)
○現場からの新卒採用ニーズのはあるか
①採用関連
選択肢
※いいえと答えた場合、なぜ新卒採用を実施していないのか
選択肢(複数回答可)
○採用活動をしている中で苦労している点は?
選択肢(複数回答可)
○現地の人材に期待したいことはなんですか?
選択肢
○採用後の平均勤続年数について
○より離職率が高いと感じるポジションはどこか?
選択肢
選択肢(複数回答可)
○採用に工夫している点は?
○会社全体の規模を教えてください
○全体に対しての現在の日本人スタッフ(赴任者)の割合は
○全体に対しての日本人スタッフ(マネージャ職以上)の割合は
○全体に対しての現地人スタッフ(マネージャー職以上)の割合は?
○現地スタッフの主な学歴について
○現地スタッフへのキャリアアップの制度の充実性
②人事関連
記述式
選択肢
選択肢
選択肢
選択肢
選択肢
選択肢(複数回答可)
○現地スタッフのマネージャー昇格までの平均期間
○現地スタッフの昇給及び昇格までの平均期間
○現地の勤務時間について(1日あたり)
選択肢
選択肢
選択肢
○現地のスタッフの給与水準について(初任給レベル)
選択肢
○現地のスタッフの給与水準について(スタッフレベル)
選択肢
○現地のスタッフの給与水準について(マネージャー以上)
選択肢
○現地のスタッフの給与水準について(ディレクター以上)
選択肢
○現地の人事制度は、日本のモデルが基本になっているかもしくは同じ制度か
○日本への赴任の可能性はあるか?
○日本への出張はあるか(研修含めて)
○社員への評価等のフィードバックは定期的に実施しているか
選択肢
選択肢
選択肢
選択肢
○社員は、貴社の何に魅力を持って働いていると思うか?
選択肢
○辞職する社員への特別な配慮を行っているか?
選択肢
回答
はい、いいえ
1~3名、3~5名、5~10名、10名以上
していない、1~3名、3~5名、5~10名、11名以上
営業、マーケティング、管理部門(人事・経理)、資材購買、研究開発、エンジニア、工
場作業員 通訳秘書 その他()
はい、いいえ
即戦力ではない、研修する体制が整っていない、以前採用したが、すぐに辞めてしまった、
育成に時間がかかる、その他()
マネージメント層の獲得、募集したが集まらない、優秀な人材の応募がない、入社に至らな
い、条件面で折り合わない、その他()
将来の幹部候補、スタッフレベルでの活躍、日本人(赴任者)と現地スタッフとの橋渡し、
その他()
半年未満、半年~1年、1年~2年、2年~3年、3年以上
営業、マーケティング、管理部門(人事・経理)、資材購買、研究開発、エンジニア、工
場作業員 通訳秘書 その他()
記述式
30名以下、30名~50名、50名~100名、100名以上
1-3名,3-5名、5-10名,10-15名,15-20名,20名以上
1-3名,3-5名、5-10名,10-15名,15-20名,20名以上
1-3名,3-5名、5-10名,10-15名,15-20名,20名以上
高校卒業 専門学校卒業 短期大学卒業 大学卒業(4大)大学院卒業
昇級・昇格試験制度、新入社員研修、社員研修制度(日本語教育等)、マネー
ジャー研修、日本への赴任制度、日本への短期研修制度
マネージャーにはなれない、1年―2年、2年―3年、3年ー5年、5年以上
制度がない、1年―2年、2年―3年、3年ー5年、5年以上
8時間未満、平均8時間、8-10時間、10時間以上
300ドル未満、300ドル―400ドル、400ドル―500ドル、500ドル―600ドル、600ドル
以上
300ドル未満、300ドル―400ドル、400ドル―500ドル、500ドル―600ドル、600ドル
以上
800ドル未満、800-900ドル、900ドル―1000ドル、1000ドルー1200ドル、1200ドル
以上
2000ドル未満、2000-2500ドル、2500-3000ドル、3000ドル―4000ドル、4000
ドル以上
はい、いいえ
はい、いいえ
はい、いいえ
はい、いいえ
企業ブランド、職種、業種、給与、ポジション(役職)、福利厚生、研修制度、勤務地、
その他()
はい、いいえ
上記の企業へのアンケート及びヒアリングした結果判明した事項は、以下のとおりであ
る。
①
ベトナム
【全体】
現地企業の規模により以下、3つのフェーズに分かれており、企業規模にマッチした人
材を採用しようとする点に特徴が見られた。
1.オフショア人材として雇用している中小企業(コスト重視の採用)
2.優秀な人材を発掘するべき中堅企業(現在、急いで社内制度を整え競争力を高めている
企業)
3.現地化を促進させる大手企業(安定的に新卒採用を実施しており、将来の幹部候補を育
成している企業)
【個社の意見】
・日本語能力のベースがあるエンジニアが採れない。取れても教育に時間とコストがかか
53
るので削減したい。日本語が難しい場合は技術力を求める為、新卒よりどうしても中途が
メインになってしまう。
・事務職でも日系中小企業の経営者にアプローチする金融機関は、顧客が日本語しか話せ
ないケースが多く、日本語スピーカーの採用を早急に強化したい。
・リーダー、マネジャークラスは少数の日本人で構成されているケースが多く、早い段階
でそのレイヤーを担える現地人材を配置できるようにしたい。しかしながら、本社とのや
りとりも発生する為、英語×日本語を高度に使える人材の採用ニーズが高い。
・管理部門の採用は英語力×日本語力×専門知識(経理・法務)が必要な為、出現率が低
くなかなか出会えない。
・エンジニア採用の特徴として 2 次受け、3 次受けの企業になると開発フェーズにはタッチ
せず、プログラミングなどの実行フェーズがメインになるため、高い語学力やエンジニア
リング力を求めない為、採用にさほど苦労していない。逆に元請け企業になると上記2つ
の力を高い水準で保持していないと業務遂行できない為、採用に難攻するケースが多い。
【総括】
これらの意見から、安定的に新卒採用を実施している大企業では、既に新卒採用のスキ
ームが確立されており、育成する仕組みが整っていると考えられる一方で、中小企業では、
育成に対して余裕がないため、キャリア採用がメインになっており、新卒採用は実施した
ことがない、もしくは、現場からのニーズがない状況にあることが読み取れる。
更に、中小企業は、現地で将来を担うマネジメント人材の採用には力を入れていかなけ
ればならないということもあり、今回のイベントをきっかけに新卒採用にチャレンジしよ
うとする企業が増加すると推測される。
本イベントの結果として、中堅・中小企業でも現地の TOP 大学出身の新卒採用を確保す
ることが可能となるイベントとなったことから、今回の成功事例を元に、より多くの中堅・
中小企業をマッチングさせるイベントが来年度以降実施できれば、より多くの入社予定者
を輩出できる安定的な採用スキームが確立できると考える。
②
インドネシア
【全体】
幹部候補生採用できる人材レベルがいない点、また雇用制度がまだ確立できていないた
め、幹部候補生採用が出来ないという課題が大きい。
【個社の意見】
・各社幹部候補生採用は既に取り組んでいるが、現地で該当者を見つけることがインドネ
シア国内ではかなり難しい。
・幹部候補生として新卒採用に取り組んでいるが、インドネシアの高校及び大学のカリキ
ュラム上、詰込み型教育の為、自分で考えて行動する人材がいないため、優秀な人材がい
ないと感じる。
54
・幹部候補生採用として、通常ローカル採用している新卒のレベルではなく、グローバル
視点や物事の多様性を理解している人材をターゲットに採用を実施しているが、なかなか
集まらない。
・将来の幹部候補を担える人材を採用していくには、母国以外の環境に身を置いた人材で
はないと難しく、現状のインドネシア国内では見つけにくい。よって、本邦留学経験者で
あれば日系企業との親和性と第三か国から見た母国視点を持ち合わせているので本邦留学
経験者を採用したいが、需要と供給バランスに乖離があるため採用難である。
・企業視点だと、日本留学経験をしていることにアドバンテージを付けてあげたいが、現
ローカルスタッフとのバランスを取るのが難しく、条件面で折り合わないケースが多い。
・求職者(学生や職歴有)は現地採用でも、別の給与テーブルで雇用してほしいという希
望が強いため、テーブルを変えてまで採用することが難しく、まずは各社の採用/育成制度
の見直し、幹部候補生採用コースを用意する等、他社(現地企業も含めて)との差別化を
図る必要性が出てきている。
・技術職採用については日本語不要の為、現地上位クラスの理系大学生を採用することは
できるが、研究レベルが低いため、1 から教育していく必要があり、非常に手間がかかる。
【総括】
これらの意見等を踏まえると、インドネシアの就職事情については、将来の幹部候補人
材になるには、グローバルの経験を持ち合わせた人材で日本留学が非常に望ましいが、現
状このマーケットは採用難(人数が少ない)であること、また、求職者側も高い報酬を望
んでいるため、需要と共有のバランスが悪いこと、さらに、日本企業は新卒採用の実施(多
くの企業で 3 年くらい前から本格的に行われている)やリテンションの強化(採用した社
員が平均 3 年ぐらいで退職する)などにより、現状、新卒からのマネジメント人材がほと
んどおらず成果が見えない状況であることが示唆された。
これらの解決法としては、①日本での留学生を対象にしたイベントの実施(母国就職)
を検討し、サポート実施する、②現地学生でも交換留学等で、海外経験を持った学生を中
心に集客することで、上記ニーズを満たすようなイベント設計を提案する、③現地日系企
業には、今回の学生向けアンケート結果を元に、情報共有及びアドバイスを実施し、より
現地学生のニーズにあった採用手法の提案を行い、より優秀な人材が採用できるようなス
キームを企業とともに考えることなどが挙げられる。
55
3.4.8 参加者向けアンケート結果
ベトナムにおいてイベントに参加した学生に対してアンケートを行った、アンケートの詳細につい
ては、参考資料7に記載しているが、概要は以下のとおりであった。
●アンケート有効回答数:208 名
●回答方法:現地イベントにて回収
●主な回答大学:
【ホーチミン】ホーチミン工科大学、ホーチミン貿易大学、ホーチミン経済法科大学 等
【ハノイ】ハノイ工科大学、ハノイ貿易大学、ハノイ大学 等
●ベトナム学生の特徴:
①ほとんどの学生(80%以上)が、卒業後の就職を希望(進学をあまり考えていない。)
②ベトナムの就職観として、以下を上位に回答
1 位:楽しく働きたい
2 位:キャリアアップできる
3 位:年収が高い、企業で働きたい
③多くの学生が、企業規模にこだわらず、やりがいのある仕事であれば、企業規模は問
わないと回答
④企業を選択する理由として、以下を上位に回答
1 位:海外で活躍できそうな会社(海外勤務あり)
2 位:自分の能力や専門性が行かせる会社
3 位:これから伸びそうな会社、を多くの学生が選択している
⑤選択したくない企業の理由として、以下を上位に回答
1 位:仕事がおもしろくない会社
2 位:キャリアアップできない会社
3 位:給与が安い会社、を多くの学生が選択している
⑥日本企業の雇用環境イメージ調査では、以下を上位に選択
【ハノイ】1 位:年収が高い、2 位:研修制度が充実している、3 位:就業時間が徹底
している
【ホーチミン】1 位:就業時間が徹底している、2 位:研修制度が充実している、3 位:
勤勉・真面目
⑦志望業界及び希望職種では、ほとんどの学生がメーカーでの勤務を希望。また、海外
事業部門での職種を希望する学生も多い。
⑧もっとも興味のある研修が、新入社員研修を希望。その次に、海外の赴任制度のも興
味が高い
⑨約 90%の学生が、海外勤務に興味があると回答
56
⑩イベントに対する主な感想:
・大卒にとって非常に有意義だった。更に多くの企業に参加してほしい。このイベント
が潜在的な機会を作ってくれた
・満足した。とても有意義だった。将来の仕事について、多くの機会をもらった。
・今回の機会が、日系企業を知るよいきっかけになった。更にこのようなイベントを開
催してほしい。
・素晴らしいイベント、素晴らしい機会、更に日系企業をさらに知ることができた。
また、インドネシアにおいては、イベントへの参加を希望した学生に対してアンケー
トを実施した。結果の概要は、以下のとおりである。
●インドネシア学生の特徴:
①ほとんどの学生(約 90%)が、卒業後の就職を希望。
(進学をあまり考えていない。
)
②インドネシアの就職観として、以下を上位に回答
1 位:楽しく働きたい
2 位:キャリアアップできる
3 位:仕事とプライベートの両立
※1 位と 2 位に大きな差がないがなく、上記のような企業で働きたいと回答
③多くの学生が、企業規模にこだわらず、やりがいのある仕事であれば、企業規模は問
わないと回答
※ベトナム学生と違う点は、大手企業が良いという回答も多い
④企業選択の理由として、以下を上位に回答
1 位:海外で活躍できそうな会社(海外勤務あり)
2 位:自分の能力や専門性が行かせる会社
3 位:社風が良い、を多くの学生が選択している
⑤選択したくない企業の理由として、以下を上位に回答
1 位:キャリアアップできない
2 位:給料が安い
3 位:仕事の内容が面白くない、を多くの学生が選択している
⑥日本企業の雇用環境イメージ調査では、以下を選択。
1 位:勤勉・真面目、2 位:就業時間が徹底している、3 位:グローバル
⑦志望業界及び希望職種では、ほとんどの学生がメーカーでの勤務を希望。また、商品
開発・管理部門での職種を希望する学生も多い。
⑧もっとも興味のある研修・制度が、日本への海外赴任制度と回答
⑨約 90%の学生が、海外勤務に興味があると回答
57
3.5
外部有識者による運営委員会の設置
3.5.1 運営委員会の開催概要
以下 3 名の外部有識者で構成される運営委員会を設置し、全 4 回に渡り、本事業の進め
方等について議論を行った。
●運営委員
(敬称略)
所属
氏名
九州 IT&ITS 利活用推進協議会 QPITS
渋谷 健
事務局長
早稲田大学政治経済学術院教授
白木 三秀
トランスナショナル HRM 研究所所長
一般社団法人 Japan Innovation Network
西口 尚宏
専務理事
●運営委員会の開催スケジュール
回数
第1回
開催年月

事業概要について
平成 27 年

オンラインコミュニティについて
6 月 17 日(水)

ビジネスコンペティションについて
10:00~11:30

人材採用・就職支援について

今後の進め方

人材採用・就職支援について

オンラインコミュニティについて

ビジネスコンペティションについて

オンラインコミュニティについて

ジョブフェアについて

ビジネスコンペティションについて

ジョブフェアについて

ビジネスコンペティションについて

オンラインコミュニティについて

今後の方向性について
7 月 28 日(火)
第2回
10:00~11:30
11 月 2 日(月)
第3回
10:00~12:00
平成 28 年
第4回
議題
3 月 4 日(金)
10:00~12:00
58
3.5.2 運営委員会における意見の概要
各委員会における意見の概要は、以下のとおりである。
① 第一回運営委員会
【オンラインコミュニティについて】

オンラインとオフラインが両方あることは大前提。あくまでもオンラインはオフライ
ンをつなぐツールである。

オンライン上のファシリテーションはかなり難しい。

言葉ではないもので意見を引出し、彼らのモチベーションを保ち続けることは難しく、
そこが重要である。オンラインというものは大体 2 ヶ月くらいで、落ち着いてしまう。

オフライン上での小さいイベントがあればよい。それらイベントをこちら側が提供す
るのではなく、彼らが自発的に生み出す状態をいかにつくるかが大切。

ファシリテーターのモチベーションが明確にあるとわかりやすい。例えば、起業した
い、何かを世界に発信したい、といったモチベーションがあり、突っ走るような人が
必要だと思う。

モデルケースとしては、ローカルブック横浜や、みんなの経済新聞。企業の中にいて、
自分でニュースを作り、コミュニティに発信したり、イベントを実施したりしている。

シークレットゾーンは賛成。管理されると嫌だという人は多い。

リーダージップがあることと、ファシリテーションできることは異なる。

ファシリテーターにも 2 種類ある。①目立つのが目的なタイプと、②人と人をつなぐ
のが好きといったタイプに分かれる。見極めがとても大事。

各国と日本をつなぐことに目的をおかないと失敗する。

ファシリテーターを最初から決めるのではなく、しばらく様子を見て、人物を見極め
る時間が必要である。また、任命という形式ではなく自発的にやってもらうべき。た
だし、自発的とすると、目立ちたいタイプの人がなるリスクがある。

様子見して、見つけ出すというプロセスが必要。

PM の P はリーダーシップ、M はメンテナンス。今回は M が大事。P はある程度方向性が
あるので、組織をメンテナンスするような人材をどのように見つけるのかが課題。

自社がコンソーシアムでやっているアプローチに基づくと、何をやるか、1 つのモデル
ケースを示さないと人が集まらないと思う。

モデルケースを示す場合には、前に出たいタイプの人が実施するのが向いている。ミ
ャンマーで METI がやってきた事業(研修)からのグループ活動はモデルケースを進め
るために適していると思う。

ファシリテーターは任命するというより、探し出すのが大切で、対話の機会を多く設
けて見つけだすほう方がよい。

Japan Academia について、日本のビジネスマナー、経営管理学習等は古臭いと感じる。
それよりも、日本側が外部のことを学びたいといった姿勢を見せ、現地目線を日本が
理解することが大事。
59

日本の経営管理は教えるに値するのかもわからない。日本の経営管理がうまくいって
いないから、本事業を実施するではと思う。

オンライン・オフライン両方でイベントが必要。

筋がいい人は筋が悪い人のいるところには入ってきたがらない。筋のいい人とは、目
的を明示して寄ってくる人、貢献したい人。筋がいい人の選出に半年ぐらいの時間を
かけるべきだと思う。

ミャンマーは今、とても親日的。そこを捕えるというのはいいタイミングだと考える。

物理的に人材が日本にいる必要があるのか。現地の優秀な人材が現地で会社を作って、
日本のマーケットを狙うといったビジネスを立ち上げ、それを日本の会社の一部にす
るといったアプローチもあると思う。

日本企業側のスタンスとして、国対国で接するのではなく、ビジネスは人と人なので
人として付き合わないといけないということも啓蒙すべき。また、現地のことを学ぶ
姿勢が必要。

本事業が日本企業の弱みを克服する取り組みであるということは大事なポイントと考
える。本来は、①現地視点で課題を発見し、②付加価値を付与し、③それをビジネス
モデルにすることの 3 点が必要だが、日本企業はイノベーション創出プロセスにおけ
る極めて重要なこの 3 点ができないことが弱み。

日本企業は日本のモノを売り込むのではなく、現地文化を理解して、違うものを出せ
ないかといった検討をする基本動作が身についていないので、本事業でその点を補強
すべきと考える。

日本人駐在員に関する調査を行ったことがあるが、現地語を勉強しない点、現地の文
化・歴史に関心をもたない点、気が付いたことを発言しない点などが主な弱点とされ
た。現地に溶け込もうという意識が弱く、現地ニーズをくみ取るのが圧倒的に苦手。

逆に評価されているのが、①責任感が強い、②コンプライアンスを守る、③他部門の
事を考えるといった点。

日本国内でも、東京の企業が地方へ行くとき、全く同じ課題がある。

日本人駐在員は、ローカルに興味をもっておらず、現地ネットワークも弱い。

現地人と一緒に暮らしている人の方が面白いし、すごいコネクションを持っていたり
する。

ローカルの企業で働いている人もいる。そういった視点も必要なのではないか。

日本人駐在員がいいアイディアを持っているかもしれないし、現地のことを理解した
いと考えている駐在員もいるかもしれないので、完全に排除しないでいい。双方でよ
いところを引き出せばよい。

ローカルの会社で雇われている人の視点と併せて、柔軟なスタンスを以て双方でイノ
ベーションを起こせればよい。

対応事項
以上の意見を踏まえ、オンラインコミュニティでは以下の事項に着手していくようにし
60
た。
・イベントとしてジョブフェアとビジネスコンペティションを実施することから、イベン
トに関連する情報を Facebook に投稿を積極的に行っていくことで、オンラインとオフライ
ンをつなげるように努力していく。
・ファシリテーターについては、自立的にコミュニティに参加することを目指して、在日
留学生等を中心に希望を聞いていくこととする。
・投稿内容としては文化的なものとビジネス的なものがあるが、どのような内容を、どう
参加者に投稿してもらうかについて、継続的に検討を行っていく。
【ビジネスコンペティションについて】

30 チームから 6 チームに絞ったあとに、落としたチームのビジネスアイディアを生か
す仕組みにすべき。

Patent の問題も遵守しながら、意外と良いビジネスアイディアについては残して、日
本企業にも紹介できればいいのではないかと思う。

優等生がよいものをつくるとは限らない、有効活用することが重要。

審査基準で点数をつけることは非常に重要であるが、必須項目をどういうものにする
かによる。必須項目は欠如していたらビジネスアイディア自体 0 点というぐらいにす
べき、加点項目は強弱をつけていく。

必須項目はないとビジネスアイディア自体 0 点にするほうがわかりやすい。

必須項目でなく加点項目にする。必須とは今回の目的に沿っているかどうかだと思う。

このイベントのゴールは、日本企業へのプレゼンテーションだと思うので、日本企業
に旨みがあるテーマのほうが、ある程度議論が進みやすいのではないかと思う。

オープンテーマでも構わないが、現地人の問題意識の中にも「日本企業のニーズはこ
のあたりにあるよ」ということは見せた方がやりやすいのではないかと思う。

見せると日本企業が知らないニーズがくみとれないのではないか。

スポンサーには日本企業がなると暗に伝えたとしても、日本企業向けのアイディアだ
けにすると、アイディアが限定されると思う。

テーマを設定してください、しないで下さいというわけでもなく、議論したほうがよ
いのではないかと思った。

審査基準について、最低限の基準は明確にしておいて、あとは付加価値という項目を
つくっていく必要があるのではと思う。

以前、シリコンバレーで SRI の方に、
「審査基準で何をみているのか」を聞いたところ、
80%がヒトをみていると答えた。「逃げるやつには何があっても投資しない、最後まで
真剣にやりとげるのか」をみている。

ビジネスプランとしてまとまっていて、最終的に誰がやるのかというコミットメント
を重視している。本審査基準の視点としても参考にしてよいのではと考える。

1 つ目に、審査において 1 点や 2 点を議論しても仕方がないので、
「非常に強い・強い・
61
弱い」といった 3 つの基準で決める。それを点数化する。例えば、「非常に強い 5 点、
強い 3 点、弱い 0 or 1 点」とすると明確なのではないか。

2 つ目に、現状の審査項目に関して、この手のビジネスアイディアが、このまま事業化
することはほぼない。一定の仮定に基づいて、事業提案してもうまくいかない。元々
間違っていた、全部はじめからやりなおしになることは、前提として起こり得る。最
初の案どおりに、事業化されるイノベーションはほぼないという意味においては、や
り続けて最後まで、ある人がチームの中の中枢とならないかぎり、ほとんどの場合、
絵空事に終わる。シリコンバレーに限らず、世界中のベンチャーキャピタリストが見
る視点は「チームの資質」がすべて。一人のヒトだけではなく、チームとして能力が
備わっているか、多様性をもっているかをみる。

3 つ目に、事業計画を最初に求めるということは間違いだと思う。世界中のスタートア
ップイベントでは、基本的にプレゼンは 3 分でアイディアを発表する。1153 分の中で
述べるのは 3 点。①どのような課題を見つけたのか、②それに対する自身のソリュー
ション、③ビジネスモデル。紙でいうと、せいぜい 2,3 枚 多くても 5、6 枚。5,6
枚までにまとめあげられるものでないのであれば、事業化はされない。

審査する視点としては、
「日本人ではなかなか発想できない面白い視点」と思うかどう
かが重要。つまり課題には気づいているが、こんなソリューション、イノベーション
があるのかという視点。ブラッシュアップについては、まずは課題発見のユニークさ、
ソリューションのユニークさ、ビジネスモデルのユニークさの 3 点を KPMG が教えてい
くということでいかがか。3 時間の無駄にならないように、骨太の方針のもと、最初に
しっかりと議論することを KPMG が指導することに意味がある。

自分のアイディアをブラッシュアップしてくれるとミャンマー人も感じ、本イベント
に価値を見出してくれる。
「このイベントにいくと、選考会では落選したがすごく勉強
になった」と思ってくれることが重要。

課題と解決策とモデルを評価することは、シンプルでわかりやすいと考える。

ユニークさを、強・中・小とランクつけする、最低ランクがついたものについては、
失格とする。そもそも考えてないだろうということだから。

最初に上記 3 点を入れるように言っておいて、3 点が入っていなければ、それは即失格
としてもいいのでは。

このような視点でアイディアを評価できる日本企業がいるのか、単純な疑問がある。

北九州でクラウドファンディングを実施している。動画でビジネスアイディアをウェ
ブ上で公開しようというアイディアがある。ビジネスプランを見えるようにしようと
いうアイディアもある。完全にオープンにするか、メンバー制にするかは未決定だが、
それに対して、フィードバックをもらえる仕掛けはすごく面白いと思う。

落選したら落選したで、落選理由について議論して、「これだったら当選する」という
アドバイスをするという仕組みがあると、落選してもラッキー、当選してもラッキー
という関係性がつくれるかと思う。

動画を Facebook にアップするのもよい
62

今回、大企業向けのビジネスコンペを実施する上で一番大事なのは、
「応募すると、自
分にとってもプラスになるし、自分のアイディアを受け取る他者にとってもプラス、
できれば企業にとってもプラスの”三方よし”」になるというプロセス。

一番まずいのは、
「応募しました、当選 or 落選しました、以上」
。

これは人のモチベーションに影響し、1 年目はよいかもしれないが、2 年目以降は応募
者が極端に減少すると思う。

そういった意味でコミュニティ形成のプロセスでもある。全体のプロセスの中の、あ
る重要なコンポーネットであるという設計が必要。

さらに、参加者全体の一定レベルへのアップをはかる、ブラッシュアップのプロセス
が明示的に示されていることが大事

アイディアを公開すると、盗まれることを懸念して参加しない人がいる。
「盗まれるぐ
らいのアイディアは、そもそもうまくいかない」というスタンスで本イベントを実施
するのがいいのか、どう考えるか。

盗むというよりは、それを知って、新たなアイディアを気づくというのは、ごく普通
にある。相互作用が働いている部分なので、盗まれたという切りわけがしにくいと思
う。

アイディアをお互いが見える状況がプラスかマイナスかは重要なポイント、知財の考
え方があいまいな国の場合は、この点を明確にしておかないと危険。

ビジネスアイディアの一部だけモザイクをかけるなどの配慮が必要かもしれない。

対応事項
以上の意見を踏まえ、ビジネスコンペティションでは以下の事項に着手していくように
した。
・審査基準について、詳細なものではなく、ビジネスアイディア、ソリューション、ビジ
ネスモデル、チームという簡潔なものとして、点数も 0 点、3 点、5 点で着けるよう簡略化
した。
・事前説明会において、単なるイベントの説明会ではなく、ビジネスアイディアを実現す
るためのノウハウを伝授できるような内容とした。また、日本におけるビジネス展開を紹
介するなど、日本企業等とのつながりも意識できるように説明をするようにした。
・ビジネスコンペティションの募集要項やディスクレーマーを作成して、発表されるビジ
ネスアイディアについての取り扱いを明文化し、事業によるトラブルが起きないように配
慮した。また、事前説明会でも、募集要項やディスクレーマーの要点を説明を行うように
した。
【ジョブフェアについて】

インドネシアはジャカルタだけを対象にしているが、他地域はどうするのか、偏ると
思う。スラバヤにも日本企業はある。
63

日本企業の現地人の採用ニーズは承知されていると思うが、現地人のニーズはどうあ
るのか。欧米企業もある中で、現地人は日本企業で就職したいのか。

日本で就職という話であれば、例えば、ミャンマーのヤンゴン経済大学で、某日系銀
行のセミナーを開催したところ 500 名の参加があった。

現地で就職という話であれば、現在、現地人が日本企業に就職したいかと言われると、
そうではなく欧米企業への就職が多い。

日本語を学んでいる人材は、日本語を使って日本企業で働きたいというニーズはある
ので、本イベントでも、そういった人材にもアプローチし、あとは日本本社の日本語
を扱える人材のニーズというオプションも活用していきたいと考えている。

日本語を勉強している現地人には、数年は日本企業で実務はトレーニングしてもらい
たいという要望はあるが、数年したら辞めてしまう。

日本語ができる人材をターゲットにしすぎるとそのリスクは高い。結果的に日本語は
できるが経済、ビジネスなどの勉強をしていない人材もいる

2 年ぐらいで辞職するのは世界から見れば普通、日本企業にも問題がある。

対応事項
以上の意見を踏まえ、ジョブフェアでは以下の事項に着手していくようにした。
・インドネシアにおける開催地について、ジャカルタでの開催理由を明確にするようにし
た。
・日本企業側に現地採用に関する留意事項等を事前に説明を行うようにし、ジョブフェア
での採用活動や就職後において問題がなるべく生じないように留意した。
64
② 第二回運営委員会
【ジョブフェアについて】

現地の方にとって Facebook でこういったコミュニティをつくることに違和感はないの
か。

アンケートについて、現在のスタッフの割合(%)について聞くのは手間ではないか。
また、マネジャーなどの給与水準についての項目があるが、初任給は項目に入れない
のか。新卒をとるイベントなのに違和感はないか。以上が気になった。

大卒はほとんどいなくて、むしろ大卒ではなくてインドネシアの場合は、専門学校卒
が一般的には多いと思う。

長く企業で勤めてもらいたいと考える点で大手企業と中小企業で違いはあるか。

他の外資系企業とただ競争するということなのか。普通に競争しても勝てないと思う
ので、どのポイントで日系企業がプロモーションしていくのかが見えてくるとイメー
ジがわいてくるのかと思う。給与水準だけでは難しいと思う。

外資系はエコシステムを大学と企業が連携してオンキャンパスで実施している。スピ
ーカーを大学に送る等して会社のブランドを高める活動を実施している。

日系企業はなぜオンキャンパスでできないのか。なぜ主戦場にでていかないのか。

学生が集まらないということが本質的に解決すべき課題ではないかと思う。コミュニ
ティづくりに特化した事業という位置づけであるのであれば、その限りではないとは
思う。

日系企業はスキルトレーニングを十分行っているのか。日本語だけできるから採用さ
れたが、スキルトレーニングが不十分なため、辞めるということもあり得るのではな
いか。

欧米のグローバルカンパニーだけが参加して、日系企業はそれと比べると見劣りして
いるという見方はできるのではないか。

日系企業のスキルトレーニングの実態についても、一般的な情報だけでなく、事実を
しっかり把握することが重要である。

10 年後に親日・知日人材コミュニティがどうなっているのか。不満があったにせよ、
機会があったにせよ、日系企業を離れてしまった人材が大量に集まったコミュニティ
になってしまわないかは今から考えるべき。1、2,3 年後に何が起こっていたらいいの
かを、バックキャストで考えていきたいと思う。

今から事実をつきとめるべき、ここ 30 年言われている話なのでデータはあるはず。

キャリアステップが日本人向けと現地人向けで全く違う、給料の問題というよりも機
会の問題があると考える。

3 年後に必要な結果は、採用した数ではなく、変更された人事制度の数ではないかと思
う。

ターゲットは明確で、10 年後に親日・知日人材のコミュニティが形成されているとい
うこと。それを見据えた方策をうっていけるかどうかだと思う。結果として何が残る
65
かはまた別の話かと思う。

極端なことをいえば、日系企業から離れた人が外資系企業で働いていてもいい。ただ、
不満をもって、日系企業を辞めた人材は親日・知日人材にはならないと思う。やめた
理由が日系企業に不満がなければよいと思う。

コミュニティが広がっていくときに、お金やキャリアといった話より、暗黙知のよう
なその人の在り方に惹かれて人が集まってくることは比較的多い。

事実を整理していくと、割と抽象的な世界がでてくるかもしれないが、そこに目を向
けていくことも本コミュニティの行く末を考える上で重要だと考える。

企業のアピールだけ先行してもだめ。就職したら全然ちがう(ステップアップの機会
がない 等)ではだめ。アピールしたことを実行する企業の努力も必要。

BtoB が日本の経済を担っていることを現地人材にも知ってもらうことも必要。

対応事項
以上の意見を踏まえ、ジョブフェアでは以下の事項に着手していくようにした。
・アンケートの質問項目について、企業の採用活動に関する実態や学生の日系企業へのニ
ーズが分かるように見直しを行うこととした。
・日系企業には個社別に事前説明を行った際に、現地採用に関する人事制度の検討事項な
どを聞くようにした。
・日系企業への強みが導き出せるように現地採用に関する留意点を事前に企業に説明する
とともに、ジョブフェアにおけるプレゼンのポイントなどをアドバイスするようにした。
【オンラインコミュニティについて】

管理者アカウント名については、レギュレーションに対応できるようにしておくべき。

フェイスブック社のポリシー変更によるリスクも考えておく必要がある。アプリが使
用できなくなりそれで廃業になった会社もある。

管理者で登録すれば、一般のユーザーには誰かは見えない。

ポリシーについては、Facebook 社の社員の方や専門家と相談した方が安全かと思う。

資料 4-5 のコミュニティ活性化について、Facebook でのコミュニティづくりで残念な
パターンとしてリーバイス社の事例がある。同社は Facebook Page 自体は何万と「い
いね」されているが、一回投稿しても、100~200 しか「いいね」がつかない。つまり何
万と投稿があるが、投稿を誰にも見られていない状態。この状態はコミュニティとし
ては死んでいる。

逆に 7,000~8,000 しか「いいね」がついていないが、毎回 1,000 以上「いいね」がつ
いている場合だと、こちらのほうが活性化されていると言える。

1 つ 1 つの投稿がどれだけ「いいね」がとれているかを見えるようにしていくほうが良
いかと思う。そのための入口として、メーリングリストや会社のイベント告知は、確
かに Facebook Page 自体で「いいね」してくれるが、その場の勢いで「いいね」をク
66
リックするだけなので、続きにくい。

周知したあとのフォローアップも手立てが必要だと感じる。

勝手に盛り上がらないと、管理者が盛り上げるためにがんばる必要がでてきて、これ
はコミュニティが盛り上がっている状態ではない。

管理者ではない、他の人が自然とコメントしてくれる状態をつくりだすべき。

自身の経験だと、新しいコミュニティを創る際には、サクラを使っている。身内の人
間に盛り上がっている雰囲気を醸成してもらっている。表向きの世界と裏側の仕組み
の世界は常に分けながら考えている。

Japan Academia に SNS でのコミュニケーションというコースをつくっても良いのでは
ないか。

Facebook では 5 行以上になると「続きを読む」ということになり、読まれないケース
がすごく増える。

文字だけだと、
「いいね」をつける回数が減る傾向が日本ではある。

動画が自動再生だと回線が弱いところだと、迷惑。

Facebook 上でどう見せたら、ちゃんと見てくれるかを知っておくことは重要。また、
親日・知日人材コミュニティに関わる現地の人材にも、Facebook を上手に使ってもら
えることは、すごいアドバンテージになるかもしれない。情報を上手に発信してあげ
ることが重要だと思う。

日本の経理の話を理解することもありがたく感じると思うが、それをどう使っている
のかが見えているほうが喜ばれると思う。

Facebook のコミュニティは最初だけ盛り上がり、あとはなんとなく盛り下がることを
避けるためにどうするかは気になる。

Facebook はフローなので、その瞬間の交流をつくるのにはすごく適したツールである。
フロー情報の価値とアーカイブ情報の価値は全然違うもの。上手い Facebook の利用者
はブログをうまく活用し、アーカイブ情報を引っ張り出せるようにしている。

簡単なホームページを立ち上げて、コンテンツはそこにアップして、それの流通手段
として Facebook を活用する使い方はどうか。

事務局側からの発信を、ホームページ上に集積(アーカイブ)しておき、Facebook の
フローには現地人材が個別にコメントを投稿する場とする。

全員が同じタイミングで一緒に情報を閲覧することはまずありえない。誰かが閲覧し
ていて他の誰かにコンテンツ情報の存在を教えて、アーカイブを見にいけば見ること
ができるという使用にしてはどうか。

対応事項
以上の意見を踏まえ、オンラインコミュニティでは以下の事項に着手していくようにし
た。
・Facebook 社への訪問を行い、運用面での留意事項などをヒアリングした。
・Facebook が自発的に盛り上げったいくことを目指して、現在は立ち上げ期であるため意
67
図的に参加者に好まれそうな投稿を行っていくことも検討を行っていくこととした。
・ホームページ上での集積(アーカイブ)の可否について、事務局サイドにおいて効果や
実現可能性について検討を行い、まずはイベントの内容について事務局の既存のホームペ
ージ等で配信を行っていくようにした。
【ビジネスコンペティションについて】

アイディアを開示することに抵抗感があることについて、確かにアイディアを盗まれ
る懸念がある。

Win-Win の関係がどこかで見えると現地人のモチベーションにつながると思う。

アイディアはあるのだけれど、技術がない、資本がない、ノウハウがないなどを補完
してあげて新しいビジネスをつくるということを、6 月の現地関係機関への訪問時に説
明している。

参加者に参加することのメリットを保証することはできないが、事業の当事者意識を
もった人に参加してもらいたいと考えている。

ミャンマー人材は投資をする意欲はある。特に METI が研修を実施してきたような経営
者やその子供などは、ビジネスの芽を探している人が多い。

借入してまでやるかは、金利 13%ではペイしないという事実はある。

ミャンマーでは、自分のスキルに見合った仕事をしていない人も多いと思う。

日本に留学して工学部のドクターまで取った人材が、現地で流通業の職についている
というケースもある。やむを得ず生活のために、スキルを活かせていないということ
もある。

対応事項
以上の意見を踏まえ、ビジネスコンペティションでは以下の事項に着手していくように
した。
・多様な人材にイベントの広告が目に留まるよう、広報を効果的に行うようにした。
・事前説明会をワークショップ及び個別相談会を合せることによって参加者へのインプッ
トと参加者からのアイディアに関する相談の双方に乗れるようにし、ビジネスコンペティ
ションへの参加メリットを最大限に引き出せるようにした。
68
③ 第三回運営委員会
【オンラインコミュニティについて】

ベトナムのトップページなどに「日本企業への就職」が前面に出ている。しかし、そ
もそもは「日本が好きな人」のコミュニティを作成することが趣旨であって、日本企
業に就職をしなくてもよかったはず。日本のことを好きな人が少ないのが課題であっ
て、日本に留学してから本国に帰国後、縁が切れてしまうことが多かったので、それ
をつなぎとめておくことが目的であったはず。

現在の作りだと、日本企業への就職に興味のない人には、意味がないページになって
いる。

タイトルもコミュニティの形成を目的として前面に出す方がよい。

またコミュニティを活性化するためにも、入り口の間口は広いほうがよい。最初の情
報提供は、
「日本の情報全般」としてその一部にビジネスの情報を入れるのがよい。

ページの内容と投稿の内容が一致していない。運営側で何がやりたいのか一貫して見
えない。コンセプトを明確にすべき。

Facebook は個人として楽しい話題を入れるほうがよい。

対日本人と対外国人では、惹かれるポイントが違う。日本では、写真はマスト、ヘッ
ドラインは五行以内、顔が見えるオリジナルな内容が良い。リンクは見られない。

「生のストーリー」は共通してよく閲覧される。面白い人をピックアップして、その
人に投稿してもらうなどが考えられる。

単に、「いいね」の数を競っても意味はない。ページ数の「いいね」の数(A)より、個
別の投稿に関する「いいね」の数(B)を重視するべき。SNS の利用状況を見る上では、
(B)/(A)の割合でトレースをしていく。
(参考、北九州をぐっと盛り上げる会)

また、日本において閲覧率が高まる時間がある。8 時(始業前)、12 時(昼食時)、17 時
ごろ(就業後)といわれている。これと同じような傾向が各国であるのであれば、それ
に合わせて投稿するなどの対応も有効である。

ばらけている内容でも一人の人物が体験しているストーリーであれば整合性が取れて
くる。軸の取り方の問題である。

日本に関する投稿について、綺麗ごとばかり並べるのではなく「酸いも甘いも」を織
り交ぜて現実を載せるほうがよい。
(例えば、立ち食いソバ、富士そばなど、夜はピカ
チュー好きのおじさん)

プロセス自体に試行錯誤があったとしても重要な問題にはならない。ただ、目標がぶ
れたら、最悪である。やり方は試行錯誤してもよいが、目標を間違うと、結果的に金
の無駄遣いになる。

このプロジェクトの目標は、日本を好きになってもらうのではなく、もともと日本を
好きな人の集まりをつなげることのはず。SNSで何かを好きになってもらうのは間
違い。間違った目標は修正すべき。いいね一桁は誰も見ていないのと一緒。

目標を再確認し、目標を達成するために誰を巻き込んでいくのかを整理する。日本に
69
住んでいる外国人が自らの体験を投稿し、各国の人が賛同するのが理想ではないか。
日本の現状を発信してもらうには、多少ネガティブな話があってもしょうがない。

大学のサークルにアクセスするのも方法の一つ。サークルに参加している人は、意識
も高く、自ら発信したい人が大勢いるはず。

3 カ国と限定されているので、まずこの 3 カ国で燃えている人を集めて、参加してもら
うというのが重要。今活動している人に協力してもらえると効率的だ。留学生は、オ
ンラインはもちろん、宿泊している寮などでもネットワークを持っている。

大村さんの言われたプロジェクトと NIN2 のプロジェクトはつながっているのか?

親日・知日コミュニティを作ることが目的であり、親日・知日の人であれば NIN2 を広
くとらえて、参加してもらってはどうか。

自分の私利私欲で動いている人は NIN2 にそぐわない。日本のブランドを上げてくれる
人に参加してもらいたい。

そのミャンマーの人は、NIN2 に参加させてはどうか。

SNS はあくまで個人を中心に広がっていくべきあり、どぶ板営業はすべきでない。METI
から入れと言われたから入る人と、個人的なつながりで入る人とでは濃度が違う。

ブランドであるがコンテンツをすべて留学生に任せてみるのもいいと思う。

アイディアを出してくれる人を見つけることが大事。自分たちが運営するとあまり思
わない方がよい。

留学生にアクセスする入り口が大事。HIDA などの留学生のコミュニティとの連携はど
うなっているのか?

経団連などは、公的な付き合いとしてどんどんアプローチすることはよいが、企業の
上役にはおじさんがたくさんいて、留学生など若い人はいない。留学生向けには、別
のアプローチが必要だと思う。

コミュニティはムーブメントであり、オーガニゼーションではない。少々マイナス面
の記載があり、運営側が手を付けられないくらいがちょうどよい。よって、やりたい
人がフォロアーを連れてくるのが理想である。ムーブメントにはきれいごとだけでは
成り立たない。個人のモチベーションとパブリックのモチベーションが一致した時に
参加しようとする。

日本のブランディングを目指すなら、留学生が自分のこととして日本を応援してくれ
るような仕組みが必要。

対応事項
以上の意見を踏まえ、オンラインコミュニティでは以下の事項に着手していくようにし
た。
・Facebook における各ページの説明がコミュニティの目的に合ったものとなるよう修正し
た。
・ファシリテーターによる投稿が十分でなかったことから、投稿内容や頻度等をルール化
するのではなく、ある程度自由に投稿できるように変更した。
70
・まずは日本に関する情報発信機能を拡大させ、個別の投稿が魅力的なものとなるようし
ていくこととした。
・大学における留学生(ミャンマー人等)に個別に会いに行き、NIN2 の紹介を行い、自発
的な投稿を依頼した。
【ジョブフェアについて】

企業は良い人に残ってもらおうとする。そうでない人はやめてもよいので、いい人に
どう残ってもらうかが重要。

日本企業の初任給は安い。欧米企業の半分くらい。しかも同じ条件なら選ばれない。
インドネシアで幹部候補生が欲しいなら、その人を特別に処遇するくらいしないと採
用はできない。

日本の大企業は、入社後のキャリアパスなどクリアにしない。彼らは、向こうでは中
小企業であり、名前は通用しない。そのため、魅力ある処遇を出すことが必要。初任
給を 2 倍にできないのであれば、別の形で示す必要がある。

企業の魅力には、人(マネジメント)に係る魅力と仕組み(含む給与)に係る魅力と、
将来の機会(チャンス)に係る魅力があり、この 3 つが全体として高いと魅力となる。

ないものをあるというのが最悪。それは企業ブランドを傷つけることになる。

3 つくらいのうち、2 つくらいが欠けることが多い。なので、日本企業は魅力がない。

政策でできることはあまりなく、企業の自助努力が必要。

根本的なパラダイムが変わらないと難しい。ここで何とかするのだという人がいない
といけない。2-3 年という短期ではだめで、自分の会社として立ち上げるという気概
が必要。

日本企業の本社は動かない。日系の現地企業でも優秀な人材の処遇をよくしたケース
はある。寮に入らない代わりの寮費補助分を給与に上乗せしたなどの工夫。ローカル
でも一定レベルはできるのではないか。

駄目な理由は 10 年前と同じ。その分析はすでに終わっている。

やるかやらないかのみ。やらない会社はほっておけばよい。やる会社だけを支援する。

現地の支社長が自分の裁量でできることを行う。それがマネジメントである。

国の後押しは、選択肢を見せるだけでよい。例えば、本社で丸ごと戦略を変えるか、
現地で裁量をもたせるか、現地にコーディネーターを入れるか、いまのままとりあえ
ず踏ん張るかどれかであると、国として示す。

トップになった人たちに聞いたら、キャリアで一番影響を受けたのは、入った時の上
司だと言っていた。

若い人には手当面も含めて、面倒を見てくれる人が一番重要である。

デザインを人工的にしない。企業側からの投稿を見て、ドン引きする可能性がある。
Facebook から人が離れており、企業広報をしようとする場でなくなっている。

外国人のコミュニティの場を作ることに注力すべきでないか。10 年単位で作り上げて
71
いること。あくまでも SNS は口コミの世界であり、日本人が良いと思うことは宣伝に
しかならない。一方通行ではなく、良いことも悪いことも塊として出てくることがコ
ミュニティとして重要。

まず 1 年目は現地の方が集まる、2 年目は更に広がる、企業の評判がでてくる、企業側
が自分の評価を見る。それには時間がかかる。

対応事項
以上の意見を踏まえ、ジョブフェアでは以下の事項に着手していくようにした。
・イベント開催が近づいているため、参加登録をした学生等にイベントや日本企業の魅力
を伝えるように個別にアプローチを行った。
・ジョブフェアへの参加企業について学生等に的確に情報を伝えるため、NIN2 の Facebook
Page において出展企業の紹介ができるよう自社サイトなどのリンクを貼ると共に、
Facebook Group において企業の人材採用に関する情報配信をするよう二重の構成とした。
・実際のジョブフェアにおいて、参加者の情報を事前に参加企業に伝達するとともに、面
接ブースを設けて希望者には個別面談がすぐできるようにして、積極的に自社の魅力をア
ピールするよう企業を促した。
【ビジネスコンペティションについて】

書類審査を実施したかぎりでは、12 月 6 日の現地イベントにて 3 つも優秀なところを
見つけるのが難しいと感じている。

コンサルテーションが重要。

現地イベントでのプレゼンテーションは 5 分でよい。

言うべきことはどういうセグメントに、どういう価値を提供しようとしていて、どう
やって儲けようとしているか、この 3 点である。短い期間でも、この 3 点が頭で整理
できていれば説明はできるはず。

事前に審査員同士での摺合せも必要。

対応事項
以上の意見を踏まえ、ビジネスコンペティションでは以下の事項に着手していくように
した。
・現地イベントにおける最終審査でのプレゼン時間を 5 分とした。
・11 月に再度現地に赴き、参加チームの予行演習を行って、上手くプレゼンができるよう
にアドバイスを実施した。
・審査基準と照らしてみて、プレゼン資料が上手くビジネスを表現しきれていないチーム
に関しては、プレゼン資料の変更等をアドバイスした。
・事前に審査員同士にて集まり、意識の摺合せを行える場を設定した。
72
④ 第四回運営委員会
【ジョブフェアについて】

アンケート結果では、”キャリアアップ”、”楽しく働きたい”の志向性がどちらも
高い(2 か国とも)
。この結果を大前提として、2 か国それぞれの地域特性をもっと見
てみるとアプローチがもっとしやすいと思う。

日本の大企業が、”楽しく働きたい”という考え方を理解するのは難しいと思う。仕
事は楽しくないものだと思っているのが大半である。

パラダイムが違うところを、どう結びつけていくかが課題。はめ込もうとすると日系
企業に来なくなる。

改めて、今回のアンケート結果を示して、日系企業側のマインドチェンジが必要だと
いうことを明確に伝えたほうがよいと思う。

“正当な評価がされる”ことと、”自分のやりたいことにチャレンジができる”こと
を、日系企業では、日本人に対しても実施できていないことが少なくないと思う。

アンケート結果を要素分解して確認できたらよかった。

”楽しく働きたい”という中には、労働環境、人間関係など色々な意味が含まれてい
る。

衛生要因、物理的環境を整えることは必須である。

一番の辞める理由は、人間関係だと思う。

楽しいからモチベーション上がるということではない。楽しくないとモチベーション
を無限大に下げるリスクが大きい。

他組織(例、インドネシアであればジャパンクラブなど)が実施しているイベントと
の違いは何かあったのか。

他組織とタイアップして実施すると、もっと効果があるのではないかと思う。

協力し合える組織と連携すべきである。

イベント・セミナーは面白くあるべき。情報はネットでとれるので、セミナーに行っ
て情報収集だけでは意味がない。

情報ブロカーは無価値化していく時代である。

エンタテインメント的楽しさだけでなく、intellectual excitement(知的に興奮)を
呼ぶ仕掛けがないと、あきれられるし、人が二度とこなくなる。
【ビジネスコンペティションについて】

最終イベントまで参加することで、何かが得られるイベント(例えば、良いアイディ
アがあったら参考にできる 等)であれば良かったのではないか。

来て面白そうだと思っていなかったから、集客が悪かったのだと思う。

大勢が集まることで、発表するビジネスアイディアを真似されることを懸念するので
あれば、2、3 分のピッチでの会場発表として、詳細の発表と審査は別室 closed で行っ
てもよかったのではないか。
73

日本のケースのように、ファンドや Joint Venture などキーマンに会える宣伝の仕方
を実施すれば、もしかしたら来たかもしれなかった。

まずは、ラポール(関係者同士の信頼関係)を生むことがスタートである。

オープンイノベーションについて、最初から皆でつくるとすれば、必然的にオープン
になり人は集まる。クローズドとははっきり分けるべきである。

感情認識をまず整理する必要がある。“集まってくる人から学べるな”ということを
思える設定にする。その後にコミュニティを形成する。このフローが見えていないと
うまくいかないと思う。
【オンラインコミュニティについて】

コミュニティについては、お膳立てをいつまでもやっていてはいけない。自走式に持
っていくことが重要。その際には、産学官の役割分担が課題だと思う。

分野別のコミュニティがあったほうが強い。

国内で現地のことをどう考えるかを議論する場が少ないと思う。学生と企業が会える
国内でのコミュニティ。逆に、現地でも日本のことを考える現地コミュニティがあれ
ばよいと思う。

就職がテーマだと、コミュニティとしては弱い気がする。もう少し大きなテーマ(例
えば、リバースイノベーションによる新規事業を日系企業と一緒に実施しないか 等)
でコミュニティ形成を図ってもよいのではないか。

日本語ができなくても、テーマを持っている人の参加を集う。そのほうがコミュニテ
ィは拡がる気がする。

Facebook ページの総「いいね!」数に惑わされないようにして、投稿に対するエンゲ
ージメント率を見るべきである。

Facebook ページの元々はファンページと呼称されていたものであり、ページが何のフ
ァンなのか、どこに向かっているのかを明確にすることが重要。

インフルエンサーをうまく利用するべきである(手法として、イベントに有名人を呼
んで、その人に「参加しました」と投稿してもらう 等)

投稿を見る人が面白いと思えるオフラインイベントであるべきなので、そのイベント
内容もオープンにする。参加した人のコメントを投稿するなどして、投稿を見る人に
お得感を感じてもらえるようにするべきである。

メディアはメディアとして、洗練させていくという方向性もあるのではないかという
気もする。ファシリテーターではなく、ライターを据えて洗練された情報発信をして
いくならアクセス数は伸びると思う。

コミュニティとしてやっていくなら、オフラインでのつながりの優先順位が高くなる
ので、Facebook の利用に固執しなくてもよいのではないか。

Workshop については、たくさん実施したほうがよいと思うが、参加した人しか面白味
がわからない。

Workshop に日系企業は慣れていない(型にはめてしまう傾向があるため)
。
74

誰かがやってあげている Workshop では、参加者は引いてしまう傾向がある。もう少し
オープンかつ有志で集まる Workshop のほうが、人は集まりやすいかもしれない。

Workshop で、たとえ新規事業に係るアイディアが生まれたとしても、その場に意思決
定できる人がいないとだめ。
【今後の方向性について】

ジョブフェアについて

現地の企業団体を積極的に巻き込むべき。

現地の中小のネットワークを活用するべき。

ビジネスコンペティションについて

実施方法も含めて、デザインを見直すべき。

オンラインコミュニティについて

ファシリテーター=進行役という位置づけではうまくいかない気がする。発言しても
安全な人、起きたことのリスクを引き受ける人というぐらいに、ファシリテーターの
スタンスを明確にしないとファシリテーターとしての役割は果たせないと思う。

本事業全体について

場の提供だけに終始した表面的なところしかできておらず、深い課題までアクセスで
きていない気がする。事業の根本的な設計の見直しが必要なのではないか。

コミュニティを作ろうとしている側が、コミュニティとして機能していない。

「親日知日人材コミュニティを皆で作ったら楽しいよね」と、思う人達が集まって、
喧々諤々やる場づくりが、もしかしたら一番、最初にやるべきことではないかと思う。

オフィシャルな会合だけでなく、フランクな会合も実施しても良いと思う。

仕事だからといって、これで終わりにしないようにしてほしい。

3 つの事業がバラバラに行われていて別々に改善点を定義し、総合的な改善点になって
いない。

元々のコンセプトは、コミュニティを形成しよう。そのために色々なアプローチがあ
るが、それぞれが別々なアプローチとなっているので、総合的な連携になっていない。

各事業がそれぞれで動いており、各事業がそれぞれ頑張っているが、全体として機能
していない。

一つの国で、オンラインコミュニティ、ジョブフェア、ビジネスコンペティション全
ての事業を行って、一つ一つの国で成功事例を作っていくやり方に変えてもよいので
はないか。

各国と日本とがそれぞれでワクワク感を醸成できることを実施していくことが重要。

Focal point をいくつも巻き込む。チャネル化せずに、企画を一緒に考える。これこそ
がコミュニティづくりだと思う。

本運営委員会の活用の仕方についても見直しが必要なのではないか。定期的な報告に
終始しているが、総合プロデュース的な関わり方をするなど、いろいろな関わり方は
あると思う。
75

各事業がうまくツボを押さえて取り組むことで、全体がうまく機能することが望まし
い。

対応事項
第 4 回運営意見におけるすべての意見は来年度以降の事業への示唆であり、本報告書へ
の記載で反映することとした。
76
3.6
今後の方向性について
NIN2 コミュニティでは、NIN2 専用の Facebook Page コミュニティが立ち上がり、総数約
27,000「いいね」を得る結果となったが、前述したとおり、以下のような課題も明らかに
なった。
【オンラインコミュニティ】

いいね数は順調に推移しているものの、相互の議論がない。

投稿に対する反応だけになってしまっているため、コミュニティというより、「メ
ディア」となってしまっている。

イベントが縦割り化しており、イベントから Facebook Page への参加者の流入が少
なく、相談および議論できるような機会へつなげられていない。

全体のテーマ設定や投稿頻度などが検証段階で終わってしまい、投稿内容が文化面
に偏っていたり、国ごとの Facebook Page によっては投稿頻度の格差が生じている。

定期的なオフラインイベント実施がなく、コミュニティが出来ていない。

「コミュニティ」の在り方を改め、コミュニティの母集団形成より綿密な戦略が欠
けている。
【ビジネスコンペティション】

元研修生、留学生(HIDA 同窓会、SEDA 4、MAJA 5)のビジネスコンペティションへの
参加が適わなかった。

在ミャンマー日系企業の参画が芳しくなかった

イベント開催がミャンマーでの祝日となったことや部外者がビジネスコンペティシ
ョンに参加すること自体の興味が希薄であったなどから、イベントへの参加人数が
少なかった。
【ジョブフェア】

中小企業では、まだまだ新卒採用を受け入れる素地がなく、即戦力(キャリア)中
心の採用が基本のため、現地の中小企業の参加が少なかった。
4
5

今回のイベントでは、面接を実施する企業としない企業(説明会のみ)と分かれた。

Facebook の活用の仕方として、企業の参加が見られなかった。
Socio- Economic Development Association
Myanmar Association of Japan Alumni
77
これらの課題を克服するために、今後の方向性としては以下のような展開が考えられる。
 誰でも Facebook に投稿ができることで投稿者の顔が見える、またファシリテーターな
どとのコミュニケーションをし易くするための仕掛けとして、Facebook Group を活用
するようにする。
 オンラインとオフラインの双方から、コミュニティ参加者の個人的つながりを醸成す
るため、ビジネスなどをテーマとしたワークショップなど定期的な国内外でオフライ
ンイベントを複数回、実施する。
 既存の親日系コミュニティを NIN2 コミュニティへ巻き込むために、これらの親日系コ
ミュニティに NIN2 との連携を図り、NIN2 のコミュニティとの協働をしていくメリット
を創出していく。
 Facebook Page や Facebook Group での投稿内容を改善する。特に国内の留学生の感覚
を尊重し、他国では感じられない日本の姿や特定の人物の日本との関わり、また日系
企業でのストーリーなどを配信できるように参加者に持ちかけいく。
 イベントとの開催については、ジョブフェアやビジネスコンペティションが独立した
位置づけではなく、それぞれが関連をしており、また、現地の親日・知日人材や既存
の親日系コミュニティが参加したいと思う、魅力的なものとなるよう工夫していく。
 現地の中小企業を含め、幅広い企業からジョブフェア及びビジネスコンペティション
への参加を図るため、日系企業と現地企業間での連携による成功事例や優秀な現地人
材獲得の事例などについて、Facebook などを通じて紹介することで、より多くの日系
企業に参加できるような仕組みにしていく。
以上の改善策をもとに NIN2 コミュニティをより活気あるものに強化し、日本企業の活力
を高め、日本の再興戦略に役立つコミュニティへ成長させるようにする。
また本来、NIN2 コミュニティを活性化させるためにオンライン及びオフラインの学びの
場として開講された『Japan Academia』については、オフラインイベントの実施で活用し
ていく。
さらに、大々的なビジネスコンペティションやジョブフェアだけでなく、小規模ではあ
るが深い関係地を築けるイベントを開催していくことで中心となる参加者を数多く見つけ
ることも、着実にコミュニティとして盛り上げるためには必要であると考える。
以上
78
(参考資料1)オンラインコニュニティの運用方針等
・Facebook 運用方針(日本語)
・Facebook ユーザーマニュアル(日本語)
・Facebook 管理者向けガイドライン(日本語)
79
NIN2(NIppon New Network for INnovation)
《Facebook 運用方針》
Ver.1.0
80
1:目的
世界最大のソーシャルネットワークサービスである Facebook を NIppon New Network for
INnovation(以下、NIN²)の発信ツールとしてリアルタイムの情報発信として活用するとともに、
世界中において日本をよく知るひとと日系企業、日本をよく知るひと同士のコミュニケーション
を促進することを目的とします。
2:発信内容
NIN²の事業内容やイベント情報、各種イベントに伴い作成された Facebook Group の周知事項等を
発信します。
※
Facebook Group につきましては、イベント開催に伴い項目別に交流および議論ができるため
に設けております。
3:運営者
NIN2 運営事務局とは、以下をいう。
・ 経済産業省
・ 有限責任あずさ監査法人
・ 一般社団法人日本国際化推進協会
・ フォースバレー・コンシェルジュ株式会社
4:利用方法
・ 利用者は閲覧、投稿など自由に利用することができます。
・ 運用者は原則として個別の対応は行いません。
・ 当 Facebook ページへのコメントに対しては、原則として返信いたしません。
・ 運用者が投稿を行う時間は、月曜日から金曜日までの日本時間9時から18時までとします
(祝祭日及び年末年始を除く)
。
※ 但し、それ以外の時間に発信する場合があります。
5:注意事項
以下に定める禁止事項に反する投稿は予告なく削除することがあります。
・ 法令等に違反するもの
・ 公序良俗に反するもの
・ 犯罪行為を助長するもの
・ 特定の個人、企業、団体等を誹謗中傷し、または名誉もしくは信用を傷つけるもの
・ 本人の承諾なく個人情報を開示・漏えいする等のプライバシーを侵害するもの
・ 第三者の特許権、意匠権、著作権、商標権、肖像権などを侵害するもの
・ 営利を目的としたもの
・ 記載された内容が虚偽または著しく事実と異なるもの
・ 虐待的、卑猥、下品、侮辱的な文言、ヘイトスピーチ等の内容を含む HP へリンクするコメ
ント
81
・ 意見表明無く、当ページの閲覧者を他の HP へ誘導することを目的とするもの
・ 同一のユーザーにより繰り返し投稿される、同一内容のコメントや似通ったコメント
・ Facebook の利用規約に反するもの
・ その他、運営上、不適当であると判断されるもの
※ 上記の注意事項に該当するコメントを投稿するユーザーは、
当ページへのコメントをブロッ
クする場合があります。
※ 当ページの適切な運用を妨げるユーザーは、永久にブロックする場合があります。
6:運用方針の変更
本運用方方針は、事前に予告なく変更する場合があります。
7:知的財産権
当ページに掲載されている、写真・イラスト・音声・動画及び記事等の知的財産権は運営者又は
正当な権利を有する者に帰属します。
当ページ掲載記事に対する「いいね!」、
「シェア」機能については、自由に使用していただくこ
とができます。また、出所を明記しての転載は可能です。
※
但し、
「無断転載を禁じます」等の注記がある場合には、この限りではありません。
8:免責事項
・ 当ページに掲載されている情報の正確さについては万全を期しておりますが、利用者が当ペ
ージの情報を用いて行う一切の行為については、
当事務局は何ら責任を負うものではありま
せん。
・ 利用者が当ページの情報を用いて行う一切の行為については、当事務局は何ら責任を負うも
のではありません。
・ 当ページに関連して生じた利用者間のトラブルまたはその被った損害について、また、当ペ
ージに関連して生じた利用者と第三者との間のトラブルまたはその被った損害については、
当事務局は責任を負いかねますのでご了承ください。
・ コメント等の投稿にかかる著作権等は、当該投稿を行ったユーザー本人に帰属しますが、投
稿されたことをもって、ユーザーは当室に対し、投稿コンテンツを全世界において無償で非
独占的に使用する権利を許諾したものとし、かつ、当事務局に対して著作権等を行使しない
ことに同意したものとします。
・ コメント等の投稿にかかる著作権等は、当該投稿を行ったユーザー本人に帰属しますが、投
稿されたことをもって、ユーザーは当室に対し、投稿コンテンツを全世界において無償で非
独占的に使用する権利を許諾したものとし、かつ、当事務局に対して著作権等を行使しない
ことに同意したものとします。
・ 上記の他、当ページに関連して生じたいかなる損害についても当事務局は一切の責任を負い
ません。
82
NIN2(NIppon New Network for INnovation)
《Facebook ユ—ザー向けガイドライン》
Ver.1.0
83
目次
1 - コミュニティ『NIN²(Nippon New Network for Innovation)』について
2 - NIN²(Nippon New Network for Innovation)の全体像について
3 - NIN²(Nippon New Network for Innovation)参加の流れについて
4 - Facebook Group@ NIN²の作り方および参加方法について
5 - Facebook Page「Nippon New Network for Innovation」への投稿について
84
【1】 コミュニティ『NIN²(Nippon New Network for Innovation)』について
親日・知日人材と日系企業をつなぎ、相互のニーズや課題を解決し、且つ、人材育成や新たな
ビジネスを創出できるサスティナブルな親日・知日人材プラットフォームを構築します。
コミュニティの活性化を行うために、ミャンマー・ベトナム・インドネシアにてイベントを
実施し、各国別に公式 Facebook Page を設けコミュニティの形成を行います。
加えて、各国のイベントに伴い事前事後に相談会または勉強会、Japan Academia といったスキ
ル向上のための機会が設けられ、グループ形成などが行われます。
こちらではそれぞれのイベントで出来たグループだけでなく、興味のある分野や気になった分
野ごとに公式の Facebook Group を作成することができ、有識者よりアドバイスや議論をすること
が可能になっております。
85
【2】 NIN²(Nippon New Network for Innovation)の全体像について
コミュニティの全体像としましては、プロジェクト全体をコミュニティとして、本プロジェ
クト専用の公式 Facebook Page を設けております。
加えて、各国のコミュニティとして、各国ごとに Facebook Page を設けており、各国のテーマに
合わせた情報が発信されます。
尚、Facebook Page の運営につきましては「NIN2 運営事務局」が行っております。
本 Facebook 参加者及び NIN2 運営事務局は、添付の「NIN2 Facebook 運用方針」に則り、Facebook
を利用、運用するものとします。
【3】 NIN²(Nippon New Network for Innovation)参加の流れについて
<対象:勉強会/相談会または Japan Academia 参加者>
① 勉強会/相談会または Japan Academia に参加いただきます。
② 上記のイベントに参加いただき、そちらで作られたグループのリーダーを選定し、公式
Facebook Group を作成いただきます。
(※既存の公式 Facebook Group については、NIN2 運営事務局が担います。
)
③ 作成していただいた公式 Facebook Group にはより多くの方々に参加いただき、
有益な議論やアドバイスを相互に受けられるようにしていきます。
(※新規及び既存の公式 Facebook Group は随時 Facebook Page へ周知します。
)
※投稿内容や運営上における注意事項につきましては、運営方針にて詳しく明記して
おります。
86
<対象:Facebook Page『Nippon New Network for Innovation』参加者>
① Facebook Page『Nippon New Network for Innovation』に「いいね」を押していただき参加
いただきます。
② Facebook Page『Nippon New Network for Innovation』では各種イベント情報や勉強会や相
談会、Japan Academia の新着情報、また多くの分野にて議論が行われているコミュニテ
ィ(公式 Facebook Group)の新着ディスカッション内容が投稿され、途中からでも参加
することが可能です。
③ 公式 Facebook Group にはより多くの方々に参加いただき、有益な議論やアドバイスを相
互に受けられるようにしていきます。
(※新規及び既存の公式 Facebook Group は随時 Facebook Page へ周知します。
)
※投稿内容や運営上における注意事項につきましては、運営方針にて詳しく明記して
おります。
【4】 Facebook Group@ NIN²の作り方および参加方法について
Face Group@ NIN²の作成者は「Face Group@ NIN²オーナー」として、Facebook Page
「Nippon New Network for Innovation」に投稿することができます。
1:原則として相談会(ミャンマーのみ)または Japan Academia に参加いただくことが必須
となっております。また Facebook Page「Nippon New Network for Innovation」の「いいね」をして
いる方は参加が可能となっております。
2:相談会または Japan Academia にて設けられたグループのテーマ毎に Facebook
Group@NIN2 を作成いただきます。
(一度上記どちらかに参加された方は必要に応じて Facebook
Group の作成が可能となっております。
)
3:作成された Facebook Group は各国に設けられた公式 NIN2 Facebook Page にて随時
告知をさせていただき、各テーマに興味を持った方々は誰でも参加できます。
【5】Facebook Page「Nippon New Network for Innovation」への投稿について
1:Face Group@ NIN²オーナーおよび Facebook Page「Nippon New Network for
Innovation」管理者(Nippon New Network for Innovation 運営事務局)のみが投稿可能となっており
ます。
2:万が一、投稿されたい場合は Face Group@ NIN²の作成申請を Nippon New Network for
Innovation 運営事務局にしてください。
依頼方法は下記の項目を記入の上、Facebook アカウント Nippon New Network
for Innovation 運営事務局へメッセージを送ってください。
87
3:原則、投稿については管理者である Nippon New Network for Innovation 運営事務局の承認が必
要となっております。
以上
88
NIN2(NIppon New Network for INnovation)
《Facebook 管理者向けガイドライン》
Ver.1.0
89
目次
1 - 公式 Facebook Page コミュニティ運営における管理者について
2 - 公式 Facebook Page コミュニティにおける投稿権限について
3 - 公式 Facebook Page コミュニティへの投稿内容について
4 - Facebook Group@NIN2 の管理および担当について
90
【1】公式 Facebook Page コミュニティ運営における管理者について
公式 Facebook Page コミュニティの運営につきましては「NIN2 運営事務局」が行います。それ
に伴い、下記のように Facebook の公式アカウントを作成いたします。
NIN2 運営事務局 A:有限責任会社あずさ監査法人
NIN2 運営事務局 B:一般社団法人日本国際化推進協会
NIN2 運営事務局 C:フォースバレー・コンシェルジュ株式会社
NIN2 運営事務局 M:経済産業省
それぞれのコミュニティの管理体制および権限レベルは以下の通りにいたします。
■全体コミュニティ:
「NIN²」
管理者:NIN2 運営事務局 A、NIN2 運営事務局 B
■@ミャンマー:
「NIN² Myanmar」
管理者:NIN2 運営事務局 A、NIN2 運営事務局 B
■@ベトナム:
「NIN² Vietnam」
管理者:NIN2 運営事務局 C、NIN2 運営事務局 B
■@インドネシア:
「NIN² Indonesia」
管理者:NIN2 運営事務局 C、NIN2 運営事務局 B
Facebook Page 内権限レベルについては下記を参照ください。
なお、Facebook Page 内権限レベルは Facebook Page 内「設定」にて編集することができます。
91
92
【2】公式 Facebook Page コミュニティにおける投稿権限について
原則として、NIN2 運営事務局 A の承認が必須となっております。
尚、以下のような投稿を発見した場合は、二者の決議の上、投稿内容を削除する場合がご
ざいます。
• 法令等に違反するもの
• 公序良俗に反するもの
• 犯罪行為を助長するもの
• 特定の個人、企業、団体等を誹謗中傷し、または名誉もしくは信用を傷つけるもの
• 本人の承諾なく個人情報を開示・漏えいする等のプライバシーを侵害するもの
• 第三者の特許権、意匠権、著作権、商標権、肖像権などを侵害するもの
• 営利を目的としたもの
• 記載された内容が虚偽または著しく事実と異なるもの
• 虐待的、卑猥、下品、侮辱的な文言、ヘイトスピーチ等の内容を含む
HP へリンクするコメント
• 意見表明無く、当ページの閲覧者を他の HP へ誘導することを目的とするもの
• 同一のユーザーにより繰り返し投稿される、同一内容のコメントや似通ったコメント
• Facebook の利用規約に反するもの
• その他、運営上、不適当であると判断されるもの
93
【3】公式 Facebook Page コミュニティへの投稿内容について
以下、コミュニティごとによって多少テーマが異なりますが、関連のある情報を常時発信し
ていきます。
更新頻度につきましては、1週間に3回程度を予定しております。
<全体コミュニティ>
・コミュニティ全体における共有情報の発信
・下記の地域ごとに開催するイベントの周知
・下記の地域で流行っているビジネス
<@ミャンマー>
・ミャンマーにて開催するビジネスコンペティションの周知情報
・ミャンマー国内で流行っているビジネスの周知
・日本国内で流行っているビジネスの周知(英訳)
<@ベトナム>
・ベトナムにて開催するジョブ/キャリアフェアの周知情報発信
・ベトナム国内での就活事情における情報発信
・日系企業の求人情報や新規事業情報の発信
<@インドネシア>
・インドネシアにて開催するジョブ/キャリアフェアの周知情報発信
・インドネシアでの就活事情における情報発信
・日系企業の求人情報や新規事業情報の発信
94
以下、参考(公式 Facebook コミュニティ内での Facebook Group@NIN2 の投稿時の様子)
公式 Facebook コミュニティ内にて Facebook Group@NIN2 の周知をすることで、
「いいね」を押し
ているユーザーでテーマに興味あれば当コミュニティに参加することがきます。
またコメント欄にて議論が可能になっておりますので、当 Facebook Group 内にてアドバイスや議
論を交わすことが可能となっております。
95
【4】Facebook Group@NIN2 の管理および担当について
Facebook Group@NIN2 は互いにアドバイスや議論をし合う場所として活用するために作
成されます。
なお、Facebook Group@NIN2 を活性化するために NIN2 運営事務局やその他協力者の担当
を定め、アドバイスや議論をある程度フォローをして参ります。
下記が主な担当となります。
※ Facebook Group 内での議論については、オーナー権限となっております。
万が一、本プロジェクトとは関係のない内容が話されている場合は、注意または Facebook
Group の削除を NIN2 運営事務局より御願いする場合もございます。
<全体コミュニティ>
■Facebook Page および Facebook Group 上の不具合など:NIN2 運営事務局 B
■ミャンマーにおけるビジネスコンペティションについて :NIN2 運営事務局 A
■ベトナム・インドネシアにおけるジョブフェアについて :NIN2 運営事務局 C
<@ミャンマー>
■ビジネスコンペティションについて:NIN2 運営事務局 A
■ビジネススキル関連について:NIN2 運営事務局 A
■現地のビジネス全般について :NIN2 運営事務局 A、UMFCCI、MAJA、SEDA 等
※「ビジネス相談窓口@NIN2」という Facebook Group を作成し、NIN2 運営事務局 A
が担当として運営をする。
<@ベトナム>
■ジョブフェアについて:NIN2 運営事務局 C
■就活スキル関連について:NIN2 運営事務局 C
■現地の就活事情全般について :日本商工会議所、JUV 等
※「キャリア相談窓口@NIN2」という Facebook Group を作成し、NIN2 運営事務局 C
が担当として運営をする。
<@インドネシア>
■ジョブフェアについて:NIN2 運営事務局 C
■就活スキル関連について:NIN2 運営事務局 C
■現地の就活事情全般について :日本商工会議所、PERSADA 等
※「キャリア相談窓口@NIN2」という Facebook Group を作成し、NIN2 運営事務局 C
が担当として運営をする。
96
(参考資料2)JAPAN ACADEMIA コンテンツ概要
JAPAN ACADEMIA に掲載したビデオ講座は以下のとおりである。日系企業へのリクルートに関す
る講座と、ビジネスマネジメントに関する講座があり、大半が2~4分程度の短いものとして、
NIN2に参加する親日・知日人材が飽きずに見られる程度の長さとした。
また、写真においても以下のように「おもてなし講座」として、日本のマナーなど様々なコ
ンテンツを投稿している。
97
(参考資料3)オンラインコミュニティに関するデータ
○NIN2 トップページ
平成 27 年 9 月 3 日~平成 28 年 2 月 27 日
「いいね!」数(平成 28 年 2 月 27 日現在
11,224)
「いいね!」数増減
98
「いいね!」数の発生個所
リアクション、コメント及びシェア数
99
投稿へのリーチ数
総リーチ数
100
○NIN2 ベトナム
平成 27 年 9 月 24 日~平成 28 年 2 月 27 日
「いいね!」数(平成 28 年 2 月 27 日現在
4,474)
「いいね!」数増減
101
「いいね!」数の発生個所
リアクション、コメント及びシェア数
102
投稿へのリーチ数
総リーチ数
103
○NIN2 インドネシア
平成 27 年 9 月 11 日~平成 28 年 2 月 27 日
「いいね!」数(平成 28 年 2 月 27 日現在
5,453)
「いいね!」数増減
104
「いいね!」数の発生個所
リアクション、コメント及びシェア数
105
投稿へのリーチ数
総リーチ数
106
○NIN2 ミャンマー
平成 27 年 9 月 3 日~平成 28 年 2 月 27 日
「いいね!」数(平成 28 年 2 月 27 日現在
5,829)
「いいね!」数増減
107
「いいね!」数の発生個所
リアクション、コメント及びシェア数
108
投稿へのリーチ数
総リーチ数
109
(参考資料4)ビジネスコンペティションの募集要項等
・募集要項(日本語)
・エントリーシート(日本語)
・ディスクレーマー(日本語)
110
2015 July
NIN2(NIppon New Network for INnovation)
Nippon Business Networking
Based on New Idea 2015
<募集要項>
注)本募集要項は変更の可能性があります。変更がありましたら適宜 Facebook でお知らせします
ので、以下 Facebook の登録をお願いします。
111
1.本イベントの背景及および目的
•
2015年6月24日に発表された日本国政府による日本再興戦略の方針の一つとして「元日本留学
生、元HIDA研修生など親日派の海外人材とのネットワークの構築・強化により共創活動を促
進する」が挙げられました。
•
これを受け経済産業省(以下「METI」)内で民間の外部有識者、関係省庁・団体(日本商工
会議所、日本経済団体連合会、経済同友会、JETRO 6、JICA 7、外務省、文部科学省など)に
よる勉強会で検討を重ねた結果、上記日本再興戦略に挙げられた幅広い海外親日人材との「コ
ミュニティ」事業”NIppon New Network for INnovation (NIN2)”を実施することになりました。
•
当事業は人材採用イベントやビジネスアイディアを募集し、有能な人材確保や現地発案よる
ビジネスの創出を図ろうという取組であり、本年度における当事業の一環として、成長ポテ
ンシャルが高く、日本企業が注目するマーケットであるミャンマーにおいて、ビジネスコン
ペティションを実施することとしました。
•
したがって、ビジネスコンペティションの目的は、ミャンマー起業家と日本企業双方に対し
て、日本のビジネスパーソンだけでは思いもつかないような新しいビジネスアイディアを、
双方が協業することにより、発掘し、事業拡大につなげるネットワークを構築する機会を提
供することにあります。
6
7
独立行政法人日本貿易振興機構
独立行政法人国際協力機構
112
2.コンセプト

新しいアイディア

ミャンマーと日本との間に共創が生まれるようなもの

情熱を持ったチーム(チームに元日本留学生や元日本研修生がいることが望ましいが、必須
条件ではない)

イノベーション創出(Facebook コミュニティ”NIppon New Network for INnovation (NIN2)”お
よびオンサイトでの各種セミナーイベントにおけるディスカッションを経て、アイディアが
ブラッシュアップされることを予定している)
3.主催

主催者:経済産業省

共催者:UMFCCI

事務局:KPMG
4.募集テーマ

テーマは自由テーマとします。下記「審査基準」を考慮してください
5.応募資格

日本の文化やビジネスに精通している、もしくは理解したいと考えている、日本が好きなミ
ャンマー人

英語または日本語を話せること(少なくともチームリーダーは必須要件)

その他の特別な要件はありません
注記) 若い方や女性、日本滞在経験のある元留学生、元研修生等との共同での参加も歓迎
113
6.優勝者

優勝 3 チームの代表者(各チーム 1~2 名)は日本へ招待され、日本企業や投資家等に事業ア
イディアを直接説明する機会が得られます

優勝 3 チームは自身のアイディアを事業化につなげるために、METI、UMFCCI 及び KPMG
の継続的な支援を得ることができます(具体的には、政府とのコミュニケーション、事業計
画のブラッシュアップ支援、プレゼンテーション能力強化支援等)
注記)優勝 3 チームだけではなく、全ての参加者が日本企業や投資家等とのコネクションを得られる機会を提供
する目的で、NIN2 の Facebook ページ及び METI のホームページ上で皆様の事業アイディアの概要を紹介し
たいと考えています。
7.言語
英語または日本語

個別相談会およびセミナー等は、英語または日本語で実施予定です。

全ての提出書類、プレゼンテーション及び質疑応答は全て、英語または日本語のどちらかと
してください。
8.審査のポイント
書類審査時の審査ポイントは下表の通り
領域
審査ポイント
配点
注 1,2
チーム
統合性、適任
5
アイディア
ユニーク、新しい見解
5
ソリューション
創造性、オリジナリティ
5
ビジネスモデル
成長性、収益性、実現性
5
注 1) 優れている:5、良い:3、悪い又はない:0
注 2)合計 20 点
プレゼンテーション時の審査ポイントは、上表に加えて、情熱・やる気、プレゼンテーション
能力が追加されます。
114
9.スケジュール及び詳細
Aug
説明会・セミナー(@UMFCCI)開催
Aug
エントリーシートの提出開始
原則として、説明会当日にエントリーシートを記載して頂きますが、困難な場合、
あるいは説明会不参加の場合には、以下のエントリーシート提出期限までにエント
リーシートのフォーマットに必要事項を記載の上、下記 E-mail アドレスまで送付し
てください。
Email 送付先:メールアドレス@ドメイン
( エ ン ト リ ー シ ー ト の フ ォ ー マ ッ ト は 、 以 下 URL か ら 取 得 可 能 で す 。
URL:https://www.facebook.com/pages/NIN%C2%B2-MyanmarNippon-New-Network-forInnovation-in-Myanmar/1425159747812996)
なお、エントリーは無料、エントリーシートによる選考はありません。
Aug
エントリーシートの提出期限
Sep
相談会・ビジネスアイディア策定セミナー(@UMFCCI)
参加にあたりエントリーシートによる事前申請が必要です(参加は無料です)。
Sep
ビジネスアイディア応募(書類審査用書類提出)開始
ビジネスアイディアは自由書式とします。ファイル形式は、WORD、Power Point、
PDF とし、紙面サイズは A4 とします。
ビジネスアイディアの提出方法は、電子ファイルを電子メールで提出する方法のみ
とします。下記 E-mail アドレスまで添付ファイルにて送付してください。
メールアドレス@ドメイン
Oct
ビジネスアイディア応募(書類審査用書類提出)期限
Oct
書類審査結果の通知
応募されたビジネスアイディアの書類審査に基づき、6~10 チーム(入賞チーム)
を選出します。審査結果は、応募者全員に評価コメントをつけて通知いたします。
入賞チームはビジネスコンペテション(最終審査会)に参加することができます。
Nov
ビジネスアイディアのブラッシュアップ等
ビジネスコンペテション(最終審査会)での発表イベントに向けて、入賞チームに
は電話会議、Web 会議、必要に応じて個別相談にて、ビジネスアイディアの改善を
支援します。
最終審査に際して提出する書類(プレゼン用資料(書式自由)、ビジネスアイディ
Nov
ア改訂版(可能であれば)
)提出期限
ビジネスアイディアの提出方法は、電子ファイルを電子メールで提出する方法のみ
とします。下記 E-mail アドレスまで添付ファイルにて送付してください。
メールアドレス@ドメイン
ビジネスコンペテション(最終審査会)の案内メールを別途送付します。
Dec
ビジネスコンペティション(最終審査会)
1 チーム プレゼンテーション 10 分、質疑応答 10 分を予定しています。
115
審査基準に基づいて、審査員が優勝 3 チームを選定します。優勝 3 チームは日本企
業、投資家等へアイディアを発表する日本での発表イベントに参加する権利が得ら
れます。
最終審査結果は即日発表とし、同日中に表彰式を行います。
優勝 3 チームに対する個別相談、メンタリング
Dec
優勝 3 チームに対し、日本での発表会に向けての説明会を実施します。
日本での発表イベントまでにプレゼンテーション方法などのスキルを修得してい
ただくと共に、メンタリングを受ける機会を提供します。
日本への渡航に関して、日本への往復航空券(エコノミークラス)、宿泊、滞在期
間中の食事の手配は運営者の負担とさせて頂きます。これら以外のパスポートやビ
ザ取得、空港までの交通費その他費用に関しては各自の負担とします。
優勝 3 チームの日本での発表イベント用書類(プレゼン用資料(書式自由)
、ビジ
Jan
ネスアイディア改訂版)提出期限
電子ファイルで送付してください。
詳細は別途電子メールにて送付します。
日本での発表会
Feb
優勝 3 チームが日本企業や投資家等の前でプレゼンテーションを実施します。
優勝 3 チームは、ビジネスアイディアに関心をもった日本企業及び投資家等とネッ
トワークを構築する機会が得られ、ビジネスアイディアの事業化の可能性向上につ
ながります。
注意)上記スケジュールは現時点の予定であり、詳細は適宜 Facebook でお知らせします。以下
Facebook ページにおいて、いいね!を押して登録してください。
URL : https://www.facebook.com/nin2.project
10.審査員

ミャンマー側:UMFCCI より 1 名

日本側:イノベーション関連のアドバイザー1 名、投資家 1 名
116
11.ビジネスアイディア作成要領(必須項目は★)
項目
内容
分量
事業を遂行するチームメンバーの略歴、実施体制を記
載してください。人数や記載の内容については特に規
定しませんが、略歴の中では「このビジネスを進める
★チーム
に当たってこの経験・実績が役に立つ(強みや能力)」
A4 片面 1 枚以内
「効果的な実施体制」という点を特にアピールしてく
ださい。
★ビジネスアイディアのタイトル
事業を端的にあらわすタイトルをつけてください。
ビジネスアイディアを思いついた背景や問題意識につ
いて説明してください。
★ビジネスアイディアの背景
・身の回りや社会の課題
・望ましい姿
・アイディアとなる技術やサービス
・上記背景を課題と感じている顧客はどのような特性
★顧客
(年代、性別、地域など)か?
・どのような製品・サービスのコンセプトなのか?
★ソリューション(提供する製
・顧客はどのようなベネフィットを得ることができる
品・サービス)
か?
A4 片面 3 枚以内
・導入するための障害の解決手段か?
・どのようにして製品・サービスを顧客に広く認知さ
せ販売していくのか?
★ビジネスモデル
・競合と比較して新しく、ユニークなのは?
・既存製品・サービス、類似製品・サービスと比較し
て優位点はどこか(価格面・性能面・質面など)?
市場規模・成長率
想定する顧客の市場規模や成長率を分析し説明してく
*必須項目ではありません。
ださい。
概ね 3 年から 5 年の売上及び収支(利益)計画を記述
してください。
売上・収益計画
・商品の場合、売上は商品ごとに[商品単価 × 販売個数]
*必須項目ではありません。
の様式で記載
A4 片面 1 枚以内
・経費は投資額と経常経費(人件費、外部委託費、材
料費等の費目別)に分けて記載
※上記以外に参考資料(カタログ、サンプル、その他)がある場合は上記分量とは別に送付して頂くことは可と
します。
117
12.応募方法
電子ファイルでのみ受け付けます。E-mail に添付して送付してください。
(送付先) メールアドレス@ドメイン
なお、データ容量が大きい場合はご相談下さい。
13.問合せ先
メールアドレス@ドメイン
118
2015 July
NIN2(NIppon New Network for INnovation)
Nippon Business Networking
Based on New Idea 2015
〈エントリーシート〉
119
提出日:/
/2015
【代表者プロフィール】
代表者氏名
性別
誕生日
最終学歴
資格
居住地
E-mail アドレス
携帯電話
電話番号
所属先
(会社名/学校名 等)
所属先所在地
職位
業種
注記) 上記項目を記載してください。
【チームメンバー】
チーム名
名前
所属先(会社名/学校名 等)
名前
所属先(会社名/学校名 等)
名前
所属先(会社名/学校名 等)
名前
所属先(会社名/学校名 等)
代表者
チームメンバー氏名
等
注記) チームメンバーが 4 名以上の場合、行追加もしくは余白スペースに記載願います。
120
【ビジネスアイディア概要】
チーム(メンバーの強みや能力)
アイディア(ビジネスアイディアを思いついた背景や問題意識、想定する顧客)
ソリューション(提供する製品・サービス)
ビジネスモデル
注記) 現時点で想定する内容を可能な範囲で記載してください。実際の応募時のビジネスアイディアが、本記載内容から変更さ
れても問題ありません。
【次回相談会(9 月)の出席について】
次回相談会に参加しますか?
はい □ /いいえ □
ご参加の場合、予定参加人数
[
] 人
【問合せ・送付先】
E-mail にて以下の宛先まで送付してください。
E-mail アドレス : メールアドレス@ドメイン
121
2015 July
NIN2(NIppon New Network for INnovation)
Nippon Business Networking
Based on New Idea 2015
〈ディスクレーマー〉
1.ビジネスアイディア等の取り扱いおよび守秘義務

提出されたビジネスアイディア及びそれに関連して提出された書面等(以下、併せて「ビ
ジネスアイディア」という)は、主催者である経済産業省(以下「METI」)
、共催者であ
る UMFCCI、事務局である KPMG 及び審査員(以下、併せて「運営者」)に開示される
ことに同意したものとします。

ビジネスアイディアにかかる著作権等はビジネスアイディアの提出者(チーム)に帰属
しますが、本イベントに応募したことをもって、ビジネスアイディアの概要(承諾を得
た範囲に限る)
および応募チーム概要
(個人情報を除く)
が Facebook コミュニティ”NIppon
New Network for INnovation (NIN2)”及び METI のホームページ上で公開されることに同意
したものとし、かつ、運営者に対して著作権等を行使しないことに同意したものとしま
す。

最終審査のためのプレゼンテーションは、公開で実施されます。プレゼンテーションに
て使用する資料や情報は公開であることに同意したものとします。なお、最終審査の場
で公開せず、審査員のみに詳細や追加情報を提供することは可能です。

運営者は、提出されたビジネスアイディア及び Business Competition の実施過程において
入手した情報は、その秘密を厳守します。
2.ビジネスアイディアの審査

審査結果は、運営者が事業の成功を保証するものではありませんし、資金調達や事業提
携を保証するものではありません。

審査結果に関する個別の問い合わせや異議の申し立て等は一切受け付けないこととしま
す。

募集要項に違反する事実やアイディアの盗用、第三者の権利の侵害、その他不正があっ
た場合は、審査対象外あるいは受賞取り消しとなる場合があります。
122
3.費用負担

応募に係る資料作成費用、諸行事への参加に要する交通費、宿泊費、調査費、通信費及
びその他費用については各自ご負担いただきます。なお、Business Competition への応募
及び関連行事への参加やコンサルティングは無料です。

優勝 3 から 4 チームには、日本で実施される発表イベントに係る渡航費(往復航空券エ
コノミークラス)
、日本滞在中の交通費、宿泊費、及び食費を支給いたします(詳細は別
途ご案内)
。ただし、上記以外のパスポートやビザ取得に関する費用等については各自ご
負担いただきます。
4.免責事項

上記の他、Business Competition に関連して生じたいかなる損害についても運営者は、一
切の責任や義務を負うものではありません。
Business Competition への参加に当たり、私は本ディスクレーマーを全て読み、内容を理解し、
その内容に同意します。
日付
署名
123
(参考資料5)ビジネスコンペティションの入賞チーム・アイディア概要
124
125
(参考資料6)JOB フェア関連 企業向けアンケート結果

企業向けアンケート結果(ベトナム)

企業向けアンケート結果(ジャカルタ)
126
① 企業向けアンケート結果(ベトナム)
1)現在、採用は実施しているか?
2)1)で、はいの場合、どれくらいの規模で採
用しているか?
3)1)で、はいの場合、そのうち新卒採用(第
4)主な募集職種は?
2 新卒含む)は何名くらいか?
5)現場からの新卒募集ニーズはあるか?
6)5)でいいえと答えた場合、なぜ新卒採用を
実施していないのか?
127
7)採用活動をしている中で苦労している点
8)現地の人材に期待したいことはなんです
は?
か?
9)採用後の平均勤続年数について
10)より離職率が高いと感じるポジション
は?
11)会社全体の規模を教えてください
12)全体に対しての現在の日本人スタッフ
(赴任者)の割合は?
128
13)全体に対しての日本人スタッフ(マネー
14)全体に対しての現地人スタッフ(マネー
ジャー職以上)の割合は?
ジャー職以上)の割合は?
15)現地スタッフへのキャリアアップの制度
16)現地スタッフのマネージャー昇格までの
の充実性は?
平均期間は?
17)現地スタッフの昇給及び昇格までの平均
18)現地の勤務時間について(1 日あたり)
期間は?
129
19)現地のスタッフの給与水準について(ス
20)現地のスタッフの給与水準について(マ
タッフレベル)
ネージャー以上)
21)現地のスタッフの給与水準について(デ
22)現地の人事制度は、日本のモデルが基本
ィレクター以上)
になっているかもしくは同じ制度か?
23)日本への赴任の可能性はあるか?
24)日本への出張はあるか?(研修も含めて)
130
25)社員への評価等へのフィードバックは定期的に実施しているか?
26)社員は貴社の何に魅力を持って働いていると思うか?
27)辞職する社員への特別な配慮を行っているか?
131
② 企業向けアンケート結果(ジャカルタ)
1)現在、採用は実施しているか?
2)1)で、はいの場合、どれくらいの規模で採
用しているか?
3)1)で、はいの場合、そのうち新卒採用(第
4)主な募集職種は?
2 新卒含む)は何名くらいか?
5)現場からの新卒募集ニーズはあるか?
6)5)でいいえと答えた場合、なぜ新卒採用を
実施していないのか?
132
7)採用活動をしている中で苦労している点
8)現地の人材に期待したいことはなんです
は?
か?
9)採用後の平均勤続年数について
10)より離職率が高いと感じるポジション
は?
11)会社全体の規模を教えてください
12)全体に対しての現在の日本人スタッフ
(赴任者)の割合は?
133
13)全体に対しての日本人スタッフ(マネー
14)全体に対しての現地人スタッフ(マネー
ジャー職以上)の割合は?
ジャー職以上)の割合は?
15)現地スタッフへのキャリアアップの制度
16)現地スタッフのマネージャー昇格までの
の充実性は?
平均期間は?
17)現地スタッフの昇給及び昇格までの平均
18)現地の勤務時間について(1 日あたり)
期間は?
134
19)現地のスタッフの給与水準について(ス
20)現地のスタッフの給与水準について(マ
タッフレベル)
ネージャー以上)
21)現地のスタッフの給与水準について(デ
22)現地の人事制度は、日本のモデルが基本
ィレクター以上)
になっているかもしくは同じ制度か?
23)日本への赴任の可能性はあるか?
24)日本への出張はあるか?(研修も含めて)
135
25)社員への評価等へのフィードバックは定期的に実施しているか?
26)社員は貴社の何に魅力を持って働いていると思うか?
27)辞職する社員への特別な配慮を行っているか?
136
(参考資料7)JOB フェア関連 学生向けアンケート結果



学生向けアンケート結果(ホーチミン)
学生向けアンケート結果(ハノイ)
学生向けアンケート結果(ジャカルタ)
137
①学生向けアンケート結果(ホーチミン)
■本人に関する質問
1. あなたの専攻を教えてください
(a) 文系:43
(b) 理系:22
2. あなたの性別を教えてください
(a) 男性:39
(b) 女性:26
3. あなたの大学名を教えてください
大学名
人数
HCM University of Technology
16
HCM Foreign Trade University
4
HCM University of Economics and Law
4
Foreign Trade University
3
HCM University of Pedagogy
3
138
Eastern International University
2
HCM University of Economics
2
HCM University of Law
2
HCMC University of Transport
2
Troy University
2
University of Economics and Finances HCMC
2
University of Finance - Marketing
2
その他
21
総計
65
4. 就職希望度について教えてください
(a) 卒業後、すぐ就職したい:50
(b) 希望する就職先に決まらなければ、卒業後就職しないでよい:15
5. 就職しない(できない)場合の進路は
139
6. あなたの就職感に最も近いものを選択してください(2つまで回答可)
7. あなたは、大手企業志向ですかそれとも中堅・中小企業志向ですか?(2つまで回答可)
8. また上記を選択した理由を教えてください
•
日系企業で働きたいから
•
仕事が楽しければどのような会社でも良いから
•
スタートアップ企業で働きたいから
•
技術的な分野で働いているから
•
人生を変えたいから
•
どんな規模でも良いので多くを学びたいから
•
重要なことはどんなことをしたいかであるから
•
プロフェッショナルな環境で働きたいから
•
プロフェッショナルなスキルを向上させたいから
•
大きな会社が良いが、自身の専攻に関連したスキルが身に着けばどのようなことでも学び
たいから
•
自分に適した仕事をしたいから
140
•
良い会社で働きたいから
•
自分の愛せる仕事をしたいから
•
楽しめる仕事が高い効率性につながるから
•
会社の規模によって自分の好きな仕事が決まるわけではないから
•
経験を積むと同時に社会に貢献したいから
•
自身のスキルが身に着くポジションで働きたいから
•
大企業で働くことで、国際的な働き方を身に付けられるから
•
知識や経験を積みたいから
•
大企業では競争と昇進のチャンスがあるから
•
自身の能力を最大限生かせる仕事をしたいから
•
自分のしたい仕事をしたら、その仕事が好きになり能力も上がるから
•
経験を積んでスタートアップビジネスを立ち上げたいから
•
自分のしたい仕事を探しているから
•
大企業はプロフェッショナルな職場環境と厳しいルールがあるから
•
企業の大きさは重要ではないから
•
小さい会社であれば慣れることが簡単だから
•
より多くのお金を稼ぎ、昇進するチャンスがあるから
•
キャリアパスが一番重要であるから
•
企業規模ではなく、会社が何をしているかがより重要だから
•
新しい知識を学べるのであれば、どこでも働いても良いと考えているから
•
大企業では多くを学べるから
•
自身を変えたいから
•
職場に関してこだわりはないから
141
9. 企業選択のポイントを教えてください(3つまで回答可)
10. 選択したくない企業のポイントを教えてください(2 つまで回答可)
142
11. 日本企業の雇用環境のイメージについて教えてください(3つまでの回答可)
12. 志望業界について教えてください
13. 志望職種について教えてください
143
14. 一般的な平均年収について教えてください
【初任給】
【アソシエイト】
【マネージャー職】
144
15. 一般的なマネージャーまでの平均昇進期間を教えてください
16. 企業で働くにあたり、最も受けたい研修制度について教えてください
17. 海外勤務について教えてください
145
■本日のイベントに関して
1. イベントの満足度
2. 本日は、何社の説明会を聞きましたか
3. 特に興味を持った会社を 3 社教えてください
146
4. また上記を選択した理由を教えてください (2つまで回答)
5. イベントに参加する前の日系企業のイメージを教えてください
147
6. イベントに参加する後の日系企業のイメージを教えてください
7. 就職活動を始めた時期はいつですか
8. 就職活動の終了時期について教えてください
148
9. 日系企業へのインターンシップは参加したことがありますか
10. 本イベントに関する感想・改善点等教えてください
•
とても満足しています。
•
参加した企業の数は少なかったが、どの企業もプロ意識を見せていた。
•
開催場所がもう少し広ければよかった。広告では面接もあると書いてあったが、ほとんど
の企業が説明会のみだったことを疑問に感じた。
•
私の専門分野はソフトウェア開発です。あいにく今回相応しい仕事を見つけることはでき
ませんでしたが、この就活フェアはすごく良いものだと感じました。
•
いくつかの企業が英語のリーフレットを準備していなかった。受付はとてもよかった。
•
説明会・面接の一定のタイムスケジュールがあれば応募者が開始時間と終了時間を知れて
良いと思う。
•
正直、このイベントはすべての人(特に学部生)に開かれるべきだと思います。
•
このイベントは日本文化と同様静かでプロフェッショナルだと感じました。正直、近いう
ちにこのジョブフェアがすべての人(特に学部生)に開かれればいいなと思います。
。
•
エンジニアのポジションがある会社がとても少なかった。
•
このイベントは、私にとってとても有益なものでした。重要な情報をたくさん得ることが
でき、日本の会社について・日本企業の特徴など深く理解することができました。招待し
て下さり、ありがとうございました。また次回開催されることを願っています。幸運を祈
ります。
•
専門的な会社で働きたい在学中の大学生にとって、とても有益なイベントだと思います。
たくさんの情報を得ることができ、日本企業への応募について更に明白になりました。近
いうちにこのイベントが何度も開催されることを願います。就職中の人にとても重宝され
ると思います。ありがとうございました!
•
真剣な採用の場にとても刺激を受けました。企業の方達はとても親切で採用についての疑
問や不安を解消してくれました。しかし、職場環境や社員の能力についてなど明白でない
情報もありました。採用担当者から更に良い説明があるべきだと感じました。
•
よく準備されていた。非常に良い会社情報を得ることができた。日本の採用担当の方と直
接会う機会を得ることができた。
149
•
このイベントはとてもしっかり組織的に管理されていた。ほとんどの企業がしっかり採用
活動を行っていた。応募の可能性を広げることができた。
•
既卒・在学中の生徒の就職を支援し、将来の可能性を広げる興味深いイベントだと思う。
大人数の参加者に対して開催場所の部屋が少し小さかったように感じる。
•
このイベントは興味深く、役立ちました。このようなイベントが継続してもっと開催され
ることを願います。
150
②学生向けアンケート結果(ハノイ)
■本人に関する質問
1. あなたの専攻を教えてください
(a) 文系:43
(b) 理系:22
2. あなたの性別を教えてください
(a) 男性:39
(b) 女性:26
3. あなたの大学名を教えてください
大学名
人数
HCM University of Technology
16
HCM Foreign Trade University
4
HCM University of Economics and Law
4
Foreign Trade University
3
151
HCM University of Pedagogy
3
Eastern International University
2
HCM University of Economics
2
HCM University of Law
2
HCMC University of Transport
2
Troy University
2
University of Economics and Finances HCMC
2
University of Finance - Marketing
2
その他
21
総計
65
4. 就職希望度について教えてください
(a) 卒業後、すぐ就職したい:50
(b) 希望する就職先に決まらなければ、卒業後就職しないでよい:15
5. 就職しない(できない)場合の進路は
152
6. あなたの就職感に最も近いものを選択してください(2つまで回答可)
7. あなたは、大手企業志向ですかそれとも中堅・中小企業志向ですか?(2つまで回答可)
8. また上記を選択した理由を教えてください
•
日系企業で働きたいから
•
仕事が楽しければどのような会社でも良いから
•
スタートアップ企業で働きたいから
•
技術的な分野で働いているから
•
人生を変えたいから
•
どんな規模でも良いので多くを学びたいから
•
重要なことはどんなことをしたいかであるから
•
プロフェッショナルな環境で働きたいから
•
プロフェッショナルなスキルを向上させたいから
•
大きな会社が良いが、自身の専攻に関連したスキルが身に着けばどのようなことでも学び
たいから
•
自分に適した仕事をしたいから
153
•
良い会社で働きたいから
•
自分の愛せる仕事をしたいから
•
楽しめる仕事が高い効率性につながるから
•
会社の規模によって自分の好きな仕事が決まるわけではないから
•
経験を積むと同時に社会に貢献したいから
•
自身のスキルが身に着くポジションで働きたいから
•
大企業で働くことで、国際的な働き方を身に付けられるから
•
知識や経験を積みたいから
•
大企業では競争と昇進のチャンスがあるから
•
自身の能力を最大限生かせる仕事をしたいから
•
自分のしたい仕事をしたら、その仕事が好きになり能力も上がるから
•
経験を積んでスタートアップビジネスを立ち上げたいから
•
自分のしたい仕事を探しているから
•
大企業はプロフェッショナルな職場環境と厳しいルールがあるから
•
企業の大きさは重要ではないから
•
小さい会社であれば慣れることが簡単だから
•
より多くのお金を稼ぎ、昇進するチャンスがあるから
•
キャリアパスが一番重要であるから
•
企業規模ではなく、会社が何をしているかがより重要だから
•
新しい知識を学べるのであれば、どこでも働いても良いと考えているから
•
大企業では多くを学べるから
•
自身を変えたいから
•
職場に関してこだわりはないから
154
9. 企業選択のポイントを教えてください(3つまで回答可)
10. 選択したくない企業のポイントを教えてください(2 つまで回答可)
155
11. 日本企業の雇用環境のイメージについて教えてください(3つまでの回答可)
12. 志望業界について教えてください
13. 志望職種について教えてください
156
14. 一般的な平均年収について教えてください
【初任給】
【アソシエイト】
【マネージャー職】
157
15. 一般的なマネージャーまでの平均昇進期間を教えてください
16. 企業で働くにあたり、最も受けたい研修制度について教えてください
17. 海外勤務について教えてください
158
■本日のイベントに関して
1. イベントの満足度
2. 本日は、何社の説明会を聞きましたか
3. 特に興味を持った会社を 3 社教えてください
159
4. また上記を選択した理由を教えてください (2つまで回答)
5. イベントに参加する前の日系企業のイメージを教えてください
160
6. イベントに参加する後の日系企業のイメージを教えてください
(a) 自分のやりたいことができる
7. 就職活動を始めた時期はいつですか
8. 就職活動の終了時期について教えてください
161
9. 日系企業へのインターンシップは参加したことがありますか
10. 本イベントに関する感想・改善点等教えてください
•
とても満足しています。
•
参加した企業の数は少なかったが、どの企業もプロ意識を見せていた。
•
開催場所がもう少し広ければよかった。広告では面接もあると書いてあったが、ほとんど
の企業が説明会のみだったことを疑問に感じた。
•
私の専門分野はソフトウェア開発です。あいにく今回相応しい仕事を見つけることはでき
ませんでしたが、この就活フェアはすごく良いものだと感じました。
•
いくつかの企業が英語のリーフレットを準備していなかった。受付はとてもよかった。
•
説明会・面接の一定のタイムスケジュールがあれば応募者が開始時間と終了時間を知れて
良いと思う。
•
正直、このイベントはすべての人(特に学部生)に開かれるべきだと思います。
•
このイベントは日本文化と同様静かでプロフェッショナルだと感じました。正直、近いう
ちにこのジョブフェアがすべての人(特に学部生)に開かれればいいなと思います。
。
•
エンジニアのポジションがある会社がとても少なかった。
•
このイベントは、私にとってとても有益なものでした。重要な情報をたくさん得ることが
でき、日本の会社について・日本企業の特徴など深く理解することができました。招待し
て下さり、ありがとうございました。また次回開催されることを願っています。幸運を祈
ります。
•
専門的な会社で働きたい在学中の大学生にとって、とても有益なイベントだと思います。
たくさんの情報を得ることができ、日本企業への応募について更に明白になりました。近
いうちにこのイベントが何度も開催されることを願います。就職中の人にとても重宝され
ると思います。ありがとうございました!
•
真剣な採用の場にとても刺激を受けました。企業の方達はとても親切で採用についての疑
問や不安を解消してくれました。しかし、職場環境や社員の能力についてなど明白でない
情報もありました。採用担当者から更に良い説明があるべきだと感じました。
•
よく準備されていた。非常に良い会社情報を得ることができた。日本の採用担当の方と直
接会う機会を得ることができた。
162
•
このイベントはとてもしっかり組織的に管理されていた。ほとんどの企業がしっかり採用
活動を行っていた。応募の可能性を広げることができた。
•
既卒・在学中の生徒の就職を支援し、将来の可能性を広げる興味深いイベントだと思う。
大人数の参加者に対して開催場所の部屋が少し小さかったように感じる。
•
このイベントは興味深く、役立ちました。このようなイベントが継続してもっと開催され
ることを願います。
163
③学生向けアンケート結果(ジャカルタ)
■本人に関する質問
1. あなたの専攻を教えてください
(a) 文系:243
(b) 理系:407
2. あなたの性別を教えてください
(a) 男性:375
(b) 女性:275
3. あなたの大学名を教えてください
大学名
人数
Bandung Institute of Technology
123
University of Indonesia
115
Gadjah Mada University
46
BINUS University
40
164
Padjadjaran University
39
Bogor Agriculture University
23
Parahyangan catholic university
15
その他
249
総計
650
4. 就職希望度について教えてください
(a) 卒業後、すぐ就職したい:565
(b) 希望する就職先に決まらなければ、卒業後就職しないでよい:85
5. 就職しない(できない)場合の進路は
165
6. あなたの就職感に最も近いものを選択してください(2つまで回答可)
7. あなたは、大手企業志向ですかそれとも中堅・中小企業志向ですか?(2つまで回答可)
8. また上記を選択した理由を教えてください
•
会社の成長と共に、自分も大きく成長できる
•
会社の大きさによってさまざまな利点がある
•
良い(ブランド?大きさ?)会社に働きたい
•
最近、会社の大きさが機会の多さやその会社の成長具合を表さないから
•
給料が高いところに入り、その後独立したい
•
好きなことをやりたい。働く環境が仕事の効率に影響する。
•
良い(ブランド?大きさ?)会社に働きたい
•
自己成長を求めている。
•
輝かしいキャリアパスがほしい
166
•
自分でスキルや能力を高められる
•
大企業に入ることで、仕事だけでなく、ダイバーシティなど多くのことを経験できる。
•
大企業でスキルアップとキャリアアップをスムーズにできるから
•
大きな機会を得ることで、自分の能力だけでなく世界での露出度を高めたいから
•
大きな会社で様々な自己成長に繋がる勉強ができるから
•
責任を最大限に持って仕事をするべきだ。プレッシャーを抱えつつ楽しむことが大事
•
労働環境を楽しめればどこでもいい
•
仕事を経験すること&自分のスキルを活用したいため
•
大きな企業に勤めることが一つの達成だが、会社規模関係なく自分の知識能力を生かせる
環境が一番
•
大規模な会社に入って新しいことや今までにないことをやりたい
•
長いキャリアを見れ、会社の福利厚生が厚いから大手が良い
•
会社規模や革新さ関係なく、多くのことを学べる、かつ貢献できる
•
安定している大手で、自己成長をしたい
•
自分に合い、かつ自己成長ができるキャリアがいい
•
大手に入り、自己成長し、かつイノベーションを起こすことが大事。
•
自身がどのように学ぶことが出来、どのように会社に貢献できるかが重要だから
•
大企業の方が自身のスキルを高める環境が大企業の方が多い。海外勤務の確立も高い
•
大企業がしっかりと組織化されており、ベネフィットも良い。
•
キャリアアップができ、かつ自己成長できる機会をくれれば、会社規模は関係ない
•
学ぶ機会が多く、自身のキャリアの為にも良いと考える。
•
会社規模関係なく、給料・キャリアパス・ワークライフバランスが大事
•
労働環境・キャリアパス・ワークライフバランスが大事
•
大企業では、多分、能力向上・知見の増幅に力を貸してくれるから
•
労働環境とキャリアパスがしっかりと保証されれば会社規模は関係ない
•
大企業は安定しているから
•
大企業はマネジメントレベルとベネフィットが良いから
•
大企業に居れば多くのバリューを提供できる
•
自身が貢献できる環境であれば規模は関係ない。未来の事は誰にもわからない為、自身が
成長と改善を繰り返す事ができるところが良い
•
自分のスキルと経験に大企業はパーフェクトだから
•
大企業が良いマネジメントスキルと、明確なキャリアパスが見える
•
キャリアアップできるから
167
•
大企業は成長の機会を与えてくれるから
•
知識を多く獲れるだけでなく、給料も多くもらえる
•
大企業に入り、高い給料をもらいたい。
•
大企業の不が、キャリアを高められ、スキルも高まるから。
•
良い環境、楽しめるかどうかが大事。大企業での経験が有るが、言うも予想に反し、ネガ
ティブに思う。
•
従業員マネジメントが大企業の方がしっかりしている。
•
大企業が良い環境そうだが、中小企業も一部良い企業もある。
•
給料が保障されているから
•
創造性使って会社に貢献し、自分のキャリアを明るく照らしたい
•
チームマネジメント、ビジネスの永続性、マネジメント法に関して大企業の方がもってい
る
•
プロとして知識を高め、良い環境で学び、キャリアアップを図るには、自身のバリューを
発揮し、成功を導く事が出来る企業が良い
•
会社の成長にいかに貢献できるかが一番大切
•
新卒として、自分を高められる環境がある大企業を望む。しかしながら、企業の規模は関
係はなく、自身を高められる環境のある中小企業であれば問題ない。
•
会社でより良い仕事ができるなら規模は関係ない
•
自身のスキルを発揮できる環境と、自身を高められる環境であれば企業規模は関係ない。
•
長く勤めたい
•
やりたい事が出来るのであれば、そこが自分を捧げる場所。
•
日本で働きたい
•
自分の能力を生かせるなら、会社の規模は関係ない
•
日本ン企業で働いた経験があり、多くのことを学び自己成長に繋がった
•
いい会社で働きたい。自分のベストをその会社に注ぎます
•
自分のやりたいことをすることは、自身の知識やスキルを最大限にまで高めることに繋が
る
•
場所も仕事内容も自分に合うところで仕事を楽しみ、かつ自身を成長させていきたい。
•
大企業は自分に挑戦や大きな機会を与えてくれる。次なるレベルに引き上げてくれる。
•
会社が自分の提案や意見に大して寛容であれば仕事を楽しむことができる
•
会社の目的が明確で、労働者を大切にし、かつキャリアアップのための機会をくれるので
あれば、規模は問わない
•
自分の夢をかなえることができるなら会社の規模は問わない
168
•
キャリアアップは自分で獲れる
•
大企業は安定していて、かつ良い社風を持っているから
•
大企業で勤めることで、2 つ以上の専門分野を持つことができるから
•
時には、会社の規模は社員の給料やスキルアップの程度に大して影響がある
•
自分のアイディアに対し寛容であり、かつ自己成長に繋がる企業に興味がある
•
既に組織が整っている企業では、自己成長がよりできると思う
•
社会に対して貢献性があり、かつ自分の情熱を注げる仕事をしたい
•
会社の規模は自分にとって関係ない
•
良い競争環境にあり、かつ安定している会社が良い
•
自分のキャリアアップのために働く
•
自己成長と人脈の形成
•
仕事を心から楽しめる環境が良い
•
楽しい環境で仕事経験を積めることができればよい
•
会社の規模は事故の成長の度合い影響する
•
大企業で大きな機会を獲れる
•
自分の好きなことをしていきたい。
•
好きなことができれば、会社の規模は関係ない
•
大企業は労働者にとって利点が多く、キャリアアップも明確に見える
•
会社が学ぶ機会や挑戦する機会をくれれば、一生懸命やる
•
自分興味ある分野の仕事をすることで、自身のスキルなどを生かしていける
•
会社と共に、成長していきたい
•
大企業は評判がいいので、自己成長と良いキャリアアップを望める
•
大学で学んだことを生かせる会社に入りたい
•
専門分野でエキスパートになりたい
•
キャリアアップとワークライフバランスが期待できれば会社の規模は関係ない
•
世界経済は安定していないが、大企業はより安定している傾向がある。
•
今後社会に貢献するし、新しい経験も多くしていくので会社の規模は関係ない
•
仕事を楽しむだけでなく、他への貢献を最大限に行いたい
•
大企業は安定している
•
中小企業を選ぶ理由は、企業の成長に自身もその一部に身を置きたいから。企業を大きく、
良くしていく全てが学べると思うから
•
仕事を楽しめればパフォーマンスも高く保てる
•
会社の規模関係なく、経験を得れることが大切
169
•
自分のスキルを生かせる職場が良い
•
若手は小さいことから経験をするべきだ
•
大企業にいることで、将来良いリーダーになれる
•
知名度の高い大企業にいることで、社会により大きなインパクトを与えることができる
•
自己成長ができ、かつキャリアアップが見込めるなら、会社の規模は関係ない
•
自分の意思と情熱に正直になれる場所であれば、仕事も楽しめる
•
自分にとってベストな組織であれば、どこでも甘受する。
•
不必要な制限がない環境で仕事をしたい
•
会計としての能力を鍛えられるところが良い
•
会社の規模は関係ない。会社のバリューと明確なビジョンを大切にする
•
大企業は良いマネジメント制度を持っている。その環境がで自分のやりたいことができる
•
会社だけでなく、社会に最大限に貢献できる環境であれば、会社の大小は関係ない
•
競争があり、挑戦に満ちている環境が良い。
•
大企業では、競争環境があり、また社員への福利厚生もしっかりしている
•
グローバルな環境で技術的なスキルを磨いていきたい
•
“仕事”が大事であり、
“大きさ”は関係ない
•
自分の能力を生かせるポジションで仕事をしたい
•
好きなことを楽しめるなら、規模は関係ない
•
大企業では全てのことが保障されている
•
大企業では、より多くの知識を蓄積できるだけでなく、様々な経験もできる
•
大企業では、研修がしっかりしており、多くのことを学べるだけでなく、自身の能力やキ
ャリアを高めることができる。
•
経験が重要で、会社の大小は関係ない
•
大企業は安定しているから
•
自己成長ができれば、会社の規模は関係ない
•
自分の情熱を注げるところで働きたい
•
大企業でビックになりたい、できるなら
•
大企業では大抵大きなチャンスと挑戦があるから
•
高給
•
大企業では、高い質と良いシステムがあり、社員もレベルが高い。そこで成長して行きた
い。
•
好きなことができれば、仕事を楽しめる
•
好きなことをできれば、規模は関係ない
170
•
大企業では、自己成長と勉強の制度がしっかりしているから
•
専門家として学べる機会が多く、規模の大きい事業に携われるから
•
一つの会社に仕事をし続ける理由はその会社が社員の体と心の衛生を保証出来ることだ
と思います
•
大きな成長を遂げている会社に入り、自分の成長したい
•
自己成長できれば、会社の規模は関係ない
•
多くの人に会うことで、自身の知識や経験に反映されるから
•
経験はどこでも積める
•
大企業ではキャリアアップの機会を望める
•
大企業では大きなチャンスをえることができるだけでなく、様々な部門も経験できるから
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制限なく最大限に努力できる環境がいい
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大企業では様々な挑戦ができるので、自己成長につながる
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自分の住んでいる世界や社会をより良いものにできる会社に入りたい
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労働者はただ仕事をするだけ。だけど自分は雇い手になり、イノベーションを生んでいく。
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仕事を楽しめれば、会社の規模は関係ない
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大企業で、様々なことを基礎から学べる
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自己成長ができ、かつ様々な人たちに会える仕事をしたい
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自分の情熱を注げること、そしてスキルを生かせるなら、会社の規模は関係ない
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自己成長と会社への貢献ができれば、規模は関係ない
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大企業では、安全で安定しており、キャリアアップを望めるから
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ワークライフバランスと社会への貢献性
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会社に臨むことを獲れることが第一
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会社の良い貢献をもたらすことができれば、規模は関係ない
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そこで働きたい、そして日本に住みたいから
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人脈構築をしたい
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大企業は社員の成長の機会を与えてくれるだけでなく、良い給料も与えてくれる
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自己成長と人脈構築を望む
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クリエイティブに、愚直に働き、それが会社の貢献につなげれば、規模は関係ない
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多くのことを学べれば、会社の規模は関係ない
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大企業に入り、そのマネジメントを学びたい
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大企業は大規模な雇用を生んでいる、そのような環境で落ち着きたい
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自分の情熱を注げる内容に関係することが良い
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圧倒的な経験と知識の蓄積をしたい
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会社の規模関係なく様々学べる環境がいい
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自分の専門性を生かすだけでなく、情熱を持って仕事すれば高いパフォーマンスを出せる
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会社と共に自己成長したい
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会社への貢献ができれば、会社の種類は関係ない
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小さな企業に入り、会社の成長に貢献できるから
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大企業で大きなインパクトを与えたい
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仕事を楽しめれば、規模は関係ない
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自分は素晴らしいアイディアに満ちた優秀な人だから、デカい影響を社会に与えることが
できる
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様々な機会を得れれば良い
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自分のスキルを磨きたい
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大企業では大きなキャリアアップを望めるから
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自分の仕事で会社に貢献できるから、楽しめる
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大企業は自分に興味深い仕事を提供してくれる
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仕事が自分に向いているのであれば、会社の大小は関係ない
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大企業で経験することで、より多くの知識を身に着けることができる
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大企業では大きなキャリアアップを望めるから
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大企業では大きなキャリアアップと高い給料を期待できるから
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自分の人生をより良くするために、情熱を持って仕事したい
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自分のやりたいことができればよい
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自分のキャリアのために、多くの機会を大企業は与えてくれる
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キャリアアップとスキルアップができる
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自分を活かせる環境が良い
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自分のポテンシャルを高めていきたい
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キャリアアップと高い給料を望む
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自分が活躍できる会社に入りたい
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自分の心に正直になることは、自分を裏切らない
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キャリアが一番大事
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自分のキャリアゴール達成のためになるから
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大企業は良い評判を持っており、さらに自分のキャリアパスを保証してくれる
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日本企業に入り、自分の可能性を挑戦したい
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会社に貢献できれば、規模は関係ない
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会社のビジネスを学びたい
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自分の能力を生かして、会社に貢献したい
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スキルアップをしたい
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起業する前に、様々なことを学びたい
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労働環境が快適であれば、会社の規模は関係ない
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給料が高ければ、会社の規模は関係ない
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日本はハードワークするのにベストな環境
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多くのことをできる限り吸収したい
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仕事を楽しめる会社が良い
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CSR がしっかりしていて、かつ社員に投資をしてくれるのが大企業
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自分の好きなことができる会社が良い
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好きなことをして、自分の仕事を愛することができればそればとても幸せなこと
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ソフトとハードスキルを高めたい
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大企業はキャリアの発展ができ、かつ色々と保証してくれる
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スキルアップアップをして、より良い人間になりたい
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大企業は社員のことを気にかけてくれるから
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エンジニアもしくはサイエンティストとしてエキスパートになりたい
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仕事を楽しむことができ、かつ安定しているものであれば、会社の規模は関係ない
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大企業で働けば、大きく成長できる。
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より良いキャリアと給料を望める
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良い企業文化があれば、規模は関係ない
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自分の知識を生かせる仕事をしたい
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素晴らしいキャリアを望める会社に入りたい
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大企業は、社員により良い成長と将来を提供してくれる
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会社に貢献できれば、規模は関係ない
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中小企業も各チーム間、より近くで仕事が出来るから。
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会社の大小関わらず、自分は成長のために多くのことを学べる
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輝かしい将来を保証されることで、次なるステップを期待できる
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大企業は安定している。
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会社への貢献を大切にしたいから、規模は関係ない
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やりたいことをできるだけやっていきたい
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大企業は輝かしいキャリアを提供してくれる
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中小企業を選ぶ理由は、企業と共に成長できるから。
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安定した給料がほしい
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より良いベネフィットと給料がほしい
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キャリアアップと挑戦を望む
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会社の規模は重要じゃありません。 重要なのは成長すること、会社に大きな利益を もた
らすこと, キャリアアップできる環境。
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大企業はより良い経験を与えてくれる
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職場環境の良さが大切
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長く働くことができるように、ビジョンが同じ会社と働くのが大事です。
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自分の好きなことができれば会社規模は関係ない
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自分な好きなことが仕事であり、かつ会社に貢献できれば一石二鳥のように良いことだ
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社会に貢献できることをやりたい
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大企業は給料も安定している
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大企業はファーストキャリアで多くのことを学べる。
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大企業が市場を押さえている
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会社の規模の大きさは会社そのものの質に反映している
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会社の規模関係なく、挑戦できる仕事をやりたい
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大企業は良いマネジメントをしている、それを学びたい
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大企業は安定性と専門性で小規模の会社より優れている。
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多くを学び、成長できるなら会社の規模は関係ない
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自分のキャリアの発展に良いから
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自分の仕事に幸福感を持っている限り、会社の規模は関係ない
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高い給料と将来性が保障されているから
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大企業に入り、多くを経験するだけでなく、ネットワークも広げたい
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自分の学歴が大企業にふさわしいから。
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楽しみつつ、かつ成果を最大限に出すことが自分のモットーである
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スタートアップで働くより大企業で働く方が多くのことを学べる
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自分ができることなら、最大限に会社に貢献したい
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環境が平和的で、会社文化が良ければ、良いムードで仕事ができる
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大企業で働けば、大きな機会得ることも、大きな成長をすることもできる。
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大企業では大きな機会を得ることができる
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海外での仕事経験を得たい
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大企業は社員に投資をしてくれるし、またそこで働くことは自分のキャリアアップに繋が
る
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良い環境で楽しく仕事できることが最も大切なことである。
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キャリアアップでき、かつ多くのことを学べるなら、会社の規模は関係ない
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自己成長できれば、会社の規模は関係ない
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大企業で、社会に貢献したい。
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より良いキャリアを描きたい
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自分の能力を生かせる仕事であり、大企業なら尚良し
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大企業の多様性に高い価値を感じていて、自分のその中に入りたい
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自分の能力を生かすだけでなく、多くのことを経験したい。
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大企業では自分のスキルを磨くことができ、多くの経験もできるから
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大企業は成功しているので、勝ち馬に乗りたい。
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仕事を楽しめれば、会社の規模は関係ない
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大企業では自分の教育をしっかりしてくれるから
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挑戦的な環境で自分の能力を生かしたい
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大企業は時には優秀なタレントを腐らせることがある
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良い労働環境とキャリアアップが描けるところに行きたい
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大企業でのキャリアパスに興味がある
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大企業で多くを経験するだけでなく、自身のネットワークも広げたい
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自分にとって利点があればそれでいい
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大企業は高い給料と安定した生活水準を提供してくれるから
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大企業は給料を保証してくれる
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インドネシアでは日系は大企業なので、日本の会社に入りたい
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産業を代表する企業に入りたい
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自分のアイディアを実現できるところが良い
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会社の規模は気にしない。社会にインパクトを与えることができる仕事をしたい。
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仕事を楽しめれば、自分のポテンシャルも高められる
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大きな組織で働きたい
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快適な労働環境内で、最大限の成果をあげられるから
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多くのことを経験し、会社と共に成長したいので、規模は関係ない
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大企業であれば、もっと大きな機会に恵まれる
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キャリアアップのために多くの機会を得ることができる会社を選ぶ
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自分のスキルを生かしたいから、規模は関係ない
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給料とキャリアパスが最も大事
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9. 企業選択のポイントを教えてください(3つまで回答可)
10. 選択したくない企業のポイントを教えてください(2 つまで回答可)
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11. 日本企業の雇用環境のイメージについて教えてください(3つまでの回答可)
12. 志望業界について教えてください
177
13. 志望職種について教えてください
14. 一般的な平均年収について教えてください
【初任給】
【アソシエイト】
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【マネージャー職】
15. 一般的なマネージャーまでの平均昇進期間を教えてください
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16. 企業で働くにあたり、最も受けたい研修制度について教えてください
17. 海外勤務について教えてください
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