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事業一覧 - キユーピー

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事業一覧 - キユーピー
事業別・海外展開
調味料
事業
事業別売上高構成比
野菜摂取を促進するビジネスモデルで
市場を牽引し、収益を拡大
>新たなサラダスタイルの提案で、
マヨネーズや
ドレッシングの需要を創出
25.9%
>エリアのニーズをとらえた提案で、
海外における
マヨネーズとドレッシングの市場を拡大
イノベーションで、世界に通じる
タマゴ事業の価値を高め続ける
>首都圏の新工場を最大限に活用し、
フード
サービス市場を深耕
19.0%
事業別・海外展開
タマゴ
事業
キユーピーグループと中期経営計画
事業一覧
>家庭用市場への展開を加速
サラダ・惣菜
事業
ファインケミカル
事業
18.3%
>新たな販路の開拓と拡大
技術を磨いて
事業価値を高める
>主力商品の活性化や付加価値品へのシフト
による体質強化
10.5%
>生産体制の最適化やカテゴリーの見直しによ
る事業基盤の強化
収益基盤の再構築により
営業利益率10%を実現
>原料調達体制の再構築によるコスト改善
2.1%
>ヒアルロン酸の新機能の創出
事業基盤を盤石にさせ
新たな成長ステージへ
>資源の有効活用と拠点ネットワークの再編に
よる事業基盤の強化
財務・株式・会社情報
物流システム
事業
>新たな技術の導入による省人化と生産体制
の見直しによる利益体質の強化
社会・環境への取り組み/コーポレート・ガバナンス
加工食品
事業
10年先を見越した
挑戦と体質強化
23.2%
>新たな展開によるサービス領域の拡大
※ 事業には、
上記のほか
「共通事業」
があります。
2015年度の売上高構成比は1.1%となります。
※ 事業別売上高構成比の円グラフにおいて、
2015年度実績の一部は、
補正した数値を使用しています。
| Investors’ Guide 2015年度 |
12
調味料事業
野菜摂取を促進するビジネスモデルで市場を牽引し、収益を拡大
調味料事業は、主にマヨネーズとドレッシングにより構成されており、
6つの事業の中で
中核となる事業です。
家庭用から業務用まで、幅広くお客様のニーズをとらえた商品開発やメニュー提案を、
国内だけではなく中国や東南アジアを中心とした海外でも行い、
グループの成長を牽引しています。
マヨネーズ・ドレッシング売上高(海外含む)
2015年度の状況
国内は、マヨネーズ発売90周年を記念とした、さまざまな
キャンペーンを実施したことで新たな需要の創出につながり、
マヨネーズとともにドレッシングも堅調に推移しました。
旧会計方法
(億円)
1,200
海外では、エリアのニーズをとらえた提案を進めてきたこと
1,000
により、中国と東 南アジアの売 上が拡 大しました。これらの
800
増収効果や、コスト改善により増益となりました。
600
1,101
496
ドレッシング
540
512
マヨネーズ
400
今後の展開
1,215
1,146
605
634
675
2013年度
2014年度
2015年度
200
国内では、
お客様のニーズをとらえた新しいサラダメニューを
内食・中食・外食市場で同時に展開することにより、
楽しくおいしく
0
野菜摂取できるというトレンドを浸透させ、
マヨネーズやドレッシング
はもちろん、
パッケージサラダなどのグループ商材の需要も拡大
させていきます。
そして、
2017年に稼働予定の神戸工場を中心に、
集中生産による基幹商品の生産効率の向上とともに、変種変量
ラインにより多様なニーズへも対応していきます。
また、
使い切れる
新会計方法
(億円)
1,200
800
小容量商品により、展開領域と販路を拡大していきます。
600
海外では、
中国と東南アジアで家庭用・業務用の両市場への深
400
耕を進めるとともに、米国でのKEWPIEブランド商品の展開を強
200
化することで、
売上・利益の拡大を進めていきます。
1,174
0
ドレッシング
1,076
645
1,000
容量や持ち運びやすい商品などのニーズに対しては、小袋などの
1,344
492
550
マヨネーズ
584
625
2015年度
(補正後)
2016年度
(計画)
699
2018年度
(目標)
主力商品
マヨネーズ
ドレッシング
タルタルソース
業務用
小袋・ディスペンパック
中国で製造・販売している
マヨネーズ
マヨネーズやドレッシングなど
業績推移
売上高
営業利益
13
新会計方法
旧会計方法
新会計方法
旧会計方法
| キユーピー株式会社 |
(億円)
2013年度
2014年度
1,454
-
1,515
-
115
115
-
-
2015年度
1,422
1,571
125
125
2016年度(計画)
1,530
126
-
2018年度(目標)
1,780
162
-
タマゴ事業
キユーピーグループが年間に扱う鶏卵は約25万トン。
国内で生産される鶏卵の約10%を
取り扱っています。
全国各地から安定的に調達した鶏卵を、
国内にある36の工場で液卵などに加工し、
自社のマヨネーズのほか、
パン・菓子などのさまざまな食品の原料として食品メーカーへ販売しています。
また、
液卵などを凍結卵や調理済みのタマゴ加工品に加工し、
ホテルやレストランをはじめとする
外食産業などへ販売しています。
キユーピーの鶏卵市場での展開
2015年度の状況
加熱しても半熟状態を保持する技術を活用したタマゴ加工品や
外食向けの凍結卵が順調に推移し、売上を伸ばすことができ
が好調に推移したこともあり、増収増益となりました。
国内の鶏卵生産量
約250万トン/年
家庭用市場
業務用・加工用市場
約125万トン/年
約125万トン/年
トラン、
(ホテルやレス
食品メーカーなど )
事業別・海外展開
ました。付加価値品へのシフトによる収益率向上と米国子会社
出典:鶏卵流通統計
(生産量)
、
家計調査
(家計消費量)
今後の展開
タマゴ事業では、加工用市場の食品メーカーへの販路を広く
持っていることが特長ですが、
グループの販路を活用し、
伸張する
中食 市 場などの業 務用市 場へも展 開を強 化していきます。
キユーピーの鶏卵取扱量 約25万トン/年
卵黄
卵白
全卵
のお客様に、凍結卵やタマゴ加工品を生卵の代わりに使用して
いただくため、2015年3月に稼働した東京工場を最大限に活用
していきます。
工場には、
見学施設に加え、
試作場やテストキッチン
が設置されており、
お客様のニーズをその場で解決し、
お客様に
とって最適な商品の開発を進めていきます。
開拓を進めてきた家庭用市場に対しては、
独自の技術を活かして
「おいしさ、簡便さ、
ユニークさ」
を加えた商品を展開していくこと
で、
売上を拡大していきます。
収益が鶏卵相場に左右されない体制を国内・海外で構築するととも
に、
合理化によるコスト低減を進め、
事業基盤を強化していきます。
液卵などをさまざまな
食品の原料として
食品メーカーへ
調理済の
タマゴ加工品として
ホテルやレストランへ
自社マヨネーズ
タマゴスプレッド
パン・菓子
オムレツ・
スクランブルエッグ
ハム・
ソーセージ
社会・環境への取り組み/コーポレート・ガバナンス
また、業務用市場のうち、卵を割って使用している飲食店など
厚焼卵
※ 家庭用市場への展開も進めています。
調理用全卵
ツインパック
(ヨーク&ホワイト) 目玉焼風まるオムレツ
卵黄と卵白を
セットにした商品
売上高
営業利益
新会計方法
旧会計方法
新会計方法
旧会計方法
財務・株式・会社情報
主力商品
業績推移
キユーピーグループと中期経営計画
イノベーションで、世界に通じるタマゴ事業の価値を高め続ける
とろっとたまごシリーズ
加熱しても半熟状態を
保持する商品
(億円)
2013年度
2014年度
912
-
995
-
34
38
-
-
2015年度
1,046
1,048
54
54
2016年度(計画)
1,100
55
-
2018年度(目標)
1,140
66
-
| Investors’ Guide 2015年度 |
14
サラダ・惣菜事業
10年先を見越した挑戦と体質強化
少子高齢化や女性の社会進出、単身世帯の増加などを背景に、
中食市場の伸張が続いており、
カット野菜(パッケージサラダなど)
や惣菜(サラダや煮物など)
の需要が拡大しています。
現在、全国28カ所の生産拠点にて鮮度や地域性を重視した商品の製造を行い、
全国のスーパーマーケットやコンビニエンスストア向けだけではなく、宅配ルートや外食産業への
販売も行っています。
パッケージサラダの市場規模
2015年度の状況
宅配ルートなどの新たな販売ルートの拡大や、
カット野菜の
(億円)
1,236
増産対応など、生産体制の強化を進めたことにより売上高は
伸張しましたが、減価償却費などのコストの増加により減益と
なりました。
今後の展開
1,000
1,021
935
(109%)
2013年
2014年
(127%)
(121%)
500
伸張する中食市場に向けて、
カット野菜、惣菜、米飯(弁当・
おにぎり)、
それぞれの分野の売上を拡大させるとともに構造
改革を進め、利益創出力を向上させていきます。
0
カット野菜については、家庭用向けでは、新たな価値の創出と
コスト競争力の向上で市場を牽引していきます。
また、昨年始動
した業務用向けでは、得意先のニーズをとらえた差別化できる
商品の開発で市場の開拓を進めていきます。
惣菜については、
宅配などの新たな販売ルートを全国へ拡げて
いくとともに、外食やオフィスなどの新販路を開拓していきます。
パッケージサラダを
週3回以上利用する人の割合
事業の構造改革としては、
カット野菜の効率的な生産ラインの
10.9%
(%)
10
米飯については、量販店向けの展開を本格的に進めていく
ことで、収益性を向上させていきます。
2015年
※金額は推計市場規模 ( )内は前年比
マクロミルデータをもとに(株)サラダクラブが推定
7.9%
7.7%
2013年
2014年
5
構築や人手が掛かる作業のロボット化で労働集約型からの脱却
などを進めます。
0
2015年
出典:
(株)サラダクラブ「サラダ白書2015」
主力商品
ポテトサラダ
パッケージサラダ
家庭用カット野菜
業績推移
売上高
営業利益
15
新会計方法
旧会計方法
新会計方法
旧会計方法
| キユーピー株式会社 |
20品目のサラダ
スーパーマーケットなどで販売しているサラダ
(惣菜)
(億円)
2013年度
2014年度
980
-
1,022
-
35
33
-
-
2015年度
1,004
1,091
28
27
2016年度(計画)
1,140
41
-
2018年度(目標)
1,250
50
-
加工食品事業
ジャムやパスタソースをはじめ、
育児食
(ベビーフード)
や介護食などのヘルスケア商品を展開している
加工食品事業は、
赤ちゃんからお年寄りまで、
それぞれの世代の食に貢献していきます。
例えば、
噛む力や飲み込む力が弱くなった方でも召し上がることができる日本初の家庭用介護食など、
ユニークな商品をお届けするとともに、
技術を活かした付加価値品の提供をめざしています。
まるごと果実の着実な成長
2015年度の状況
加工食品事業の市場競争力の向上を狙い、
アヲハタ株式会社を
連結子会社化しました。
また、調理ソース・育児食の伸張による
(億円)
30
化によるコスト増加などで増収減益となりました。
10
0
今後の展開
食市場でのグループ展開」
を進めていきます。
アヲハタの主力商品である55ジャムは、独自のフルーツ加工
き出すことで、高齢者施設における食のニーズに応えていきます。
引き続き、不採算カテゴリーの見直しを進めるとともに、生産
ラインの集約と全体最適化により生産性向上を進め、収益基盤
を強化していきます。
2013年度 2014年度 2015年度
2016年度
(計画)
2018年度
(目標)
619
412
391
448
484
社会・環境への取り組み/コーポレート・ガバナンス
400
やわらか食の展開を始めます。冷凍だからこそのおいしさを引
4
600
適正化により、
さらなる拡売を図ります。
また、砂糖を使わず、
高齢者食では、増え続けている高齢者施設向けに、冷凍の
15
9
(億円)
500
高を伸ばしており、2018年度には約2倍の売上高をめざします。
30
介護食の市場規模(流動食は除く)
技術を活かしてリニューアルを実施し、
おいしさの向上と容量の
果実と果汁で作った
「アヲハタ まるごと果実シリーズ」
は、
着実に売上
約2倍へ
事業別・海外展開
20
「『フルーツのアヲハタ』
としてのブランド価値向上」
と
「高齢者
■ 売上高
23
売上の拡大や、不採算商品の整理は進みましたが、連結子会社
300
200
100
0
2013年
2014年
2015年
(見込)
2016年
(予測)
2020年
(予測)
在宅用やわらか食
施設用やわらか食
栄養補給食
水分補給食
とろみ剤・固形化補助剤
出典:
(株)富士経済 高齢者向け食品市場の将来展望
2015「介護食市場の市場規模推移」
財務・株式・会社情報
主力商品
ジャム
パスタソース
育児食(ベビーフード)
介護食
在宅用やわらか食
業績推移
売上高
営業利益
新会計方法
旧会計方法
新会計方法
旧会計方法
キユーピーグループと中期経営計画
技術を磨いて事業価値を高める
(億円)
2013年度
2014年度
584
-
572
-
△9
2
-
-
2015年度
575
623
△3
△3
2016年度(計画)
525
-
△2
-
2018年度(目標)
550
-
7
| Investors’ Guide 2015年度 |
16
ファインケミカル事業
収益基盤の再構築により営業利益率10%を実現
ファインケミカル事業は、
ヒアルロン酸、
医薬用EPA
(イコサペント酸エチル)
、
卵成分
(卵黄レシチン
など)
の3つを柱に、
食品・化粧品・医薬品の原料として加工メーカーへ販売しています。
キユーピーのヒアルロン酸は国内で唯一、
鶏冠抽出法と微生物発酵法の2つの製法で生産しており、
独自の分子量コントロール技術などにより、幅広くお客様のニーズに応えています。
ヒアルロン酸の用途展開
2015年度の状況
B to Cルートへの販売を強化するため、
通信販売会社を連結
子会社にしました。
また、
ヒアルロン酸の売上拡大は進みました
食品
が、
医薬用EPAの競争環境の激化による販売価格の下落や通信
サプリメント
菓子
飲料
販売会社の連結子会社化による広告宣伝費などのコスト増加
により、増収減益となりました。
今後の展開
付加価値のある競争力の強い商品の展開や、
B to Cルートへの
化粧品
販売を強化していくとともに、原料調達体制を再構築し、利益
創出力を高めていきます。
基礎化粧品
ヘアケア商品
ヒアルロン酸や卵黄由来のレシチンについては長年の技術の
蓄積を活かした独自性の強い製剤を医療分野に向けて投入
し、抗ノロウイルスの機能をもつ卵白素材など新規素材の販売
を強化します。
B to Cルートへの販売については、
従来の新聞を中心とした広告
に加え、
さまざまな媒体での映像広告を展開することで顧客層
の拡大や商品の機能性の浸透を図ります。
原料調達体制については、
グローバルでの複数購買体制による
医薬品
関節用注射剤
白内障手術用補助剤
目薬
原料価格の変動リスクの低減や、原料供給先との取り組み
強化による調達コストの改善を進め、利益創出力を高めて
いきます。
主力商品
ヒアルロン酸配合
サプリメント
機能性表示食品
業績推移
売上高
営業利益
17
新会計方法
旧会計方法
新会計方法
旧会計方法
| キユーピー株式会社 |
2013年度
2014年度
97
-
107
-
9
10
-
-
レシチン配合サプリメント
ヒアルロン酸配合
スキンケア商品
(億円)
2015年度
113
113
4
4
2016年度(計画)
120
-
7
-
2018年度(目標)
125
13
-
物流システム事業
キユーピーグループと中期経営計画
事業基盤を盤石にさせ新たな成長ステージへ
食品物流専門の株式会社キユーソー流通システム
( 2004年東証一部上場)
を中心に、
食品の特性に合わせた常温・定温・冷蔵・冷凍の 4温度帯で、品質や鮮度を守り抜く
物流システムを整え、食品の安全・安心を支える高品位な物流サービスの提供を続けています。
全国に広がる物流拠点や輸配送網などにより、
食品市場を支えています。
フレキシブル車両「FCD3+1」の紹介
2015年度の状況
既存顧客の受託エリアの拡大や新規顧客の獲得
などが進み、増収となりました。
また、増収効果に
加え、
コスト改善、燃料コストの減少などにより、
基本形の
3温度3室
基本形の
3温度3室
今後の展開
船舶やタンクローリーによる原料輸送から
スーパーマーケットや外食チェーン、
コンビニエンス
ストア向けの配送まで総合的に展開するとともに、
常温品が多く
チルド品が
少ない場合
2温度
2室
冷凍品が多く
常温品が
少ない場合
1温度
1室
冷凍品の
配送が多く
1 室になる場合
チルド
冷凍
常温
チルド
冷凍
常温
社会・環境への取り組み/コーポレート・ガバナンス
事業基盤の強化を図ります。
常温
3温度
3室
徹底したコスト低減による競争力の強化や拠点
ネットワークの再編、
運送機能の再構築を進め、
冷凍
事業別・海外展開
増益となりました。
荷 量 や用 途 に応じて荷 室 や 温 度 帯を柔 軟 に変 更 できる
「FCD3+1」
は食品の共同配送や外食チェーンの配送車として
(F:フローズン、C:チルド、D:ドライ)
活躍しています。
成長に向けた新たな展開として、
顧客の物流戦略
パートナーとして、
業務代行からセンター運営まで
包括的に担うLLP
(Lead Logistics Provider)
冷凍
営業の推進や物流コンサルティング、
クラウド・
サービスの販売などを推進していきます。
また、
将来の労働力不足を見据え、
多様な人材の
活躍を推進するとともに、
ユニークなサービスや
技術の創出など、作業の無人化や省力化、作業
全国に広がるネットワーク
倉庫・冷蔵庫拠点など…約70カ所
専用物流拠点など………約 70カ所
補助機器の研究・開発も進めていきます。
財務・株式・会社情報
業績推移
売上高
営業利益
新会計方法
旧会計方法
新会計方法
旧会計方法
(億円)
2013年度
2014年度
1,203
-
1,268
-
32
36
-
-
2015年度
1,277
1,277
48
48
2016年度(計画)
1,285
50
-
2018年度(目標)
1,350
55
-
| Investors’ Guide 2015年度 |
18
Fly UP