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第111期 ビジネスレポート
株主・投資家のみなさまへ 第111期 ビジネスレポート 2012年4月1日~2013年3月31日 証券コード : 6516 http://www.sanyodenki.co.jp 111 th 社長メッセージ 株主のみなさまには,ますますご清栄のこととおよろこび申しあげます。 第111期のビジネスレポートのお届けにあたりまして,ひとことごあいさ つを申しあげます。 当期は,東日本大震災からの復興需要により,当初は穏やかな回復傾向 にありましたが,昨年の夏以降は海外経済の減速にともない,当社グルー プの主要な販売市場である工作機械,ロボット,半導体製造装置などの業 界において需要が低迷しました。 一方,太陽光発電の市場は大きく伸長し,当社のパワーコンディショナ の需要も増加しました。 1 このような中,当社グループは中国市場でのビジネスを強化するために, 天津市に販売拠点を新設し,昨年10月に営業活動と技術サービスを開始い たしました。 また,既存の海外拠点においても,販売だけでなくテクニカルサポート, 修理,資材購買などの業務の強化をおこないました。 新製品開発においては,性能・省エネ・信頼性などで業界No.1を誇れる 競争力のある多くの製品が, 計画どおりに完成いたしました。特に, レアアー スの一種であるジスプロシウムが不要なマグネットを使用したサーボモー タの完成は,大きな成果でした。 生産活動では,サーボアンプやステッピングドライバの生産能力を高め るため,長野県上田市の富士山工場の敷地内に床面積1万m2強の新工場を 建設し,本年4月に完成いたしました。 また,急激に需要が高まった太陽光発電用パワーコンディショナの生産 能力も強化しました。 これらの活動によりまして,当期の業績は,以降に記載のとおりとなり ました。 なお当社は,業務品質の向上の取り組みの活動のひとつとして,東京証 券取引所市場第一部への上場を目指しましたところ,当初のスケジュール どおり,2013年3月26日付をもって,同第一部に上場いたしました。 株主のみなさまのご支援に,深く感謝申しあげます。 今後も引き続いて,世界のトップブランドを目指して,業務品質の向上 に取り組んでまいります。 期末の配当金につきましては,普通配当を1株あたり7円,東証第一部上 場の記念配当を1株あたり2円とし,合計9円といたしました。 株主のみなさまには,今後とも変わらぬご支援を賜りますよう,お願い 申しあげます。 2013年6月 代表取締役兼社長 山本茂生 2 財務ハイライト ● 売上高 ● 経常利益 ● 当期純利益 (百万円) (百万円) (百万円) 6,000 80,000 70,295 64,050 60,000 6,000 4,917 4,518 4,503 4,000 4,000 859 20,000 0 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 −4,000 2009/3 2010/3 −4,000 2011/3 2012/3 −6,000 2013/3 72.70 47.61 12 0 9 △ 3.13 −30 6 −60 3 2011/3 2012/3 2013/3 12.00 13.00 6,556 6,000 4,000 9.00 7,667 8,000 15.00 15 30 2010/3 10,000 70.30 60 2009/3 (百万円) 18 90 △ 4,142 ● キャッシュ・フロー/フリーキャッシュ・フロー (円) (円) 3 △ 1,647 ● 1株当たり配当金 ● 1株当たり当期純利益 △ 193 −2,000 −2,000 2009/3 2,957 2,000 42,505 0 0 4,367 2,000 49,089 40,000 5,440 69,972 5,214 2,936 2,000 8.00 3,869 3,035 2,609 677 592 0 −2,000 −90 △ 66.71 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 ● 設備投資/減価償却額 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 ● 純資産/自己資本当期純利益率 40,000 37,214 32,444 35,609 13.5 38,910 2,000 41,495 7.4 10,000 2,600 2,050 2,522 0 2,519 1,802 1,986 1,710 0 △ 0.5 –5 2012/3 18 75,000 59,675 66,614 50,000 74,395 6.4 69,863 2013/3 2009/3 純資産 2010/3 2011/3 2012/3 自己資本当期純利益率 2013/3 –15 15 12 9 6.1 4.3 25,000 0 68,979 6 3 0 △ 0.3 –3 –10 △ 12.1 2009/3 2010/3 2011/3 設備投資 減価償却額 10 5 985 0 20 (%) 100,000 15 11.9 20,000 4,000 2013/3 2011/3 2012/3 フリー・キャッシュ・フロー ● 総資産/総資産利益率 25 30,000 6,000 △ 4,529 2009/3 2010/3 キャッシュ・フロー (%)(百万円) 50,000 7,397 2,649 −6,000 2013/3 (百万円) (百万円) 8,000 −4,000 0 –6 △ 6.6 2009/3 総資産 2010/3 2011/3 総資産利益率 2012/3 2013/3 –9 新製品ハイライト サンエースは,冷却ファン,ファンユニッ トなど,クーリングシステムの製品群ブラ ンドです。 主な用途 : サーバ,通信装置,電源装置,制御装置 サナップスは,太陽光発電用パワーコンディ ショナ,無停電電源装置 (UPS),インバータ, エンジン発電装置など,パワーシステムの製 品群ブランドです。 主な用途 : 通信システム,太陽光発電システム, 金融システム,FAシステム,医療システム サンモーションは, サーボモータ・アンプ, ステッ ピングモータ・ドライバ, コントローラ, エンコー ダなど, サーボシステムの製品群ブランドです。 主な用途 : 工作機械,ロボット,射出成型機, 半導体製造装置 San Ace DCファン ● San Ace 120 HVタイプ 従来品に比べて最大静圧を約3.6倍に向上,消費電力を約11%低減した,高静圧・省エネルギーの 120mm角×38mm厚のDCファンです。 通信装置,サーバ,ストレージ,電源などの冷却に最適です。 外部からファンの回転速度をコントロールできるPWMコントロール機能付きです。 ● San Ace 200 GVタイプ 従来品に比べて最大風量を約1.7倍に向上,最大静圧を約1.4倍に向上させた,高風量・ 高静圧のΦ200mm×70mm厚のDCファンです。 通信装置,サーバ,ストレージ,電源などの冷却に最適です。 外部からファンの回転速度をコントロールできるPWMコントロール機能付きです。 ● San Ace 38 GAタイプ 従来品に比べて消費電力を約22%低減,最大静圧を約1.9倍に向上させた,低消費電力・高静圧の 38mm角×28mm厚の低消費電力ファンです。 電源,通信装置,サーバ,ストレージなどの冷却に適しており,特に1Uサイズユニットに最適です。 外部からファンの回転速度をコントロールできるPWMコントロール機能付きです。 4 新製品ハイライト San Ace 二重反転ファン ● San Ace 172 CRタイプ 今までにない高風量・高静圧を実現した,Φ172mm×150mm×102mm厚の二重反転 ファンです。 Φ172mmの二重反転ファンは業界初の製品です。 サーバ,ストレージ,通信装置,電源,熱交換器などの小型化に貢献します。 外部からファンの回転速度をコントロールできるPWMコントロール機能付きです。 SANUPS パラレルプロセッシング方式UPS ● SANUPS E33A 電力変換効率98%を達成した大容量の無停電電源装置(UPS)です。 従来品の出力容量100〜300kVAに加え,400〜600kVAを開発しました。 5 パラレルプロセッシング方式で業界初の並列冗長運転ができ,給電の信頼性を 高めることができます。 SANUPS LANインタフェースカード ● SANUPS LANインタフェースカード 無停電電源装置(UPS)の監視機能を拡張したLANインタフェースカードです。 UPSに搭載することで,コンピュータの自動シャットダウンや自動起動,スケジュール運転, UPSの遠隔監視ができます。 温度センサ・湿度センサを接続することで,装置を新たに設けることなく湿度・温度の計測が できますので,スペースの削減に貢献し,保守管理も容易です。 SANUPS 太陽光発電システム用パワーコンディショナ ● SANUPS P61B 防水・防塵性能に優れた,出力1.5kWおよび5.0kWで単相3線の太陽光発電システム用パワーコンディショナ です。 業界トップクラス の高い変換効率を持ち,屋外に設置することもできます。 ※ 公共・産業用や,集合住宅などの小規模な太陽光発電システムに最適です。 ※2013年6月現在。同容量の国内向け太陽光発電システム用パワーコンディショナとして。当社調べ。 SANMOTION ACサーボモータ ● SANMOTION R レアアース対策ACサーボモータ レアアースの中でも特に高価なジスプロシウムをまったく使わないACサーボモータです。 従来品よりコギングトルクを約30%低減し,また,モータ制御性も高めました。 高精度が求められる工作機械の送り軸に最適です。 ● SANMOTION R 中慣性ACサーボモータ フランジサイズ220mm角の中慣性サーボモータのラインアップに,定格出力 7kW, 11kW,15kW,20kW,25kWの5機種を追加しました。 高速回転時の最大トルクを向上し,高加速度を特長としています。 装置の俊敏な動作を実現します。 6 SANMOTION ACスピンドルモータ・ACサーボアンプ ● SANMOTION S ACスピンドルモータ・ACサーボアンプ ACスピンドルモータ+ACサーボアンプのサーボシステムです。 ACスピンドルモータは出力3.2kWと4.5kW,ACサーボアンプは容量 150Aをラインアップしています。 高速回転に優れ,低速時には大きなトルクが得られます。 送り軸との高精度な同期タッピングが求められる工作機械の主軸に最適で,装置の生産性向上に貢献します。 営業概況 当連結会計年度における日本経済は,東日本大震災からの復 クーリングシステム事業 興需要により当初は緩やかな回復傾向にありました。その後, 海外経済の減速にともなう輸出の減少により景気後退局面に入 りましたが,年度末にかけて持ち直しの動きがありました。 そのような中で,当社グループの主要な販売市場である工作 設備投資が停滞したため,工作機械,サーボアンプ, 半導体製造装置などファクトリーオートメーション業 界向けの需要が低迷しました。 機械,ロボット,半導体製造装置などの設備産業業界において しかし,日本国内を中心に太陽光発電用パワーコン 需要が低迷しました。一方,太陽光発電の需要は大きく伸長し ディショナ,電気自動車用急速充放電器,家庭用燃料 ました。 電池など,環境関連向けの新市場にて需要が増加しま その結果,当連結会計年度における連結売上高は 64,050 百万円(前期比8.5%減)となり,連結営業利益は3,948百万円 7 クーリングシステム製品「San Ace」は,IT関連の した。また,従来からの大口市場であった通信業界向 けの需要は,携帯基地局の設備投資の増加により,国内, 海外ともに堅調に推移しました。 (前期比15.3%減) ,連結経常利益は4,503百万円(前期比8.4% その結果,売上高は14,933百万円(前期比7.5%減), 減) ,連結当期純利益は2,957百万円(前期比32.3%減)となり 受注高15,067百万円(前期比4.1%減),受注残高1,913 ました。 百万円(前期比7.5%増)となりました。 受 注 高 は 6 3,8 0 4 百 万 円( 前 期 比 5.4 %減 ), 受 注 残 高 は 10,385百万円(前期比2.3%減)となりました。 事業別売上高 (百万円) 80,000 70,000 売上高構成比率 電気工事事業 2.9% 60,000 クーリングシステム事業 23.3% 電気機器販売事業 8.3% 70,295 1,845 69,972 5,189 64,050 35,864 36,446 5,316 28,949 8,950 10,070 12,985 16,866 16,143 14,933 11/3 12/3 13/3 50,000 40,000 30,000 20,000 サーボシステム事業 45.2% 2,122 6,769 パワーシステム事業 20.3% 10,000 0 1,866 パワーシステム事業 サーボシステム事業 パワーシステム製品「SANUPS」は,エンジン発 サーボシステム製品「SANMOTION」は,中国市 電機および静止型電源装置ともに需要は堅調に推移 場の停滞が続き,IT関連の設備投資が停滞したため, しました。なかでも,太陽光発電用パワーコンディ 工作機械,産業用ロボット,一般産業機械,半導体製 ショナは需要が大幅に伸び,過去最高の出荷量とな 造装置,射出成形機向けなど全般的に需要が大きく低 りました。 迷しました。しかしながらチップマウンタ向けの需要 その結果,売上高は 12,985 百万円(前期比 28.9 % は回復傾向となりました。 増),受注高 13,119 百万円(前期比 32.7 %増),受注残 その結果,売上高は28,949百万円(前期比20.6%減), 高2,075百万円(前期比6.9%増)となりました。 受 注 高 2 7,8 6 1 百 万 円(前 期 比 19.5 % 減), 受 注 残 高 3,617百万円(前期比23.1%減)となりました。 8 電気機器販売事業 電気工事事業 産業用電気機器,制御機器および電機材料の販売は, 主な事業分野の製鉄プラント設備関係は,操業率低 通信用機器,半導体関連の需要の回復が遅れ,医療機 下の影響を大きく受け,補修費削減,工事の縮小など 器関連も低迷しましたが,太陽光発電用パワーコンデ により低迷しました。一方で,太陽光発電設置工事の ィショナおよびパワーコンディショナ用盤など省エネ 機器,工事設計を含む一括施工の引き合いが拡大し, ルギー,新エネルギー関係の受注が活発でした。また, 多くの受注に結びつきました。 鉄鋼関連事業における老朽設備更新なども引き合いが その結果,売上高は1,866百万円(前期比12.1%減), 増加しました。 受注高 2,097 百万円(前期比 3.1 %減),受注残高 547 その結果,売上高は 5,316 百万円(前期比 2.4 %増), 百万円(前期比73.1%増)となりました。 受注高5,658百万円(前期比11.4%増),受注残高2,230 百万円(前期比18.1%増)となりました。 連結財務諸表 連結 貸借対照表(要旨) (単位:百万円) 当期末 2013 年 3 月 31 日現在 前期末 2012 年 3 月 31 日現在 増減額 資産の部 流動資産 現金及び預金 受取手形及び売掛金 有価証券 商品及び製品 9 44,209 45,443 △ 1,233 10,163 9,912 251 19,540 19,841 △ 300 48 82 △ 34 3,909 4,462 △ 553 5,614 5,748 △ 134 仕掛品 3,201 3,285 △ 83 貯蔵品 未収入金 繰延税金資産 その他の流動資産 貸倒引当金 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産 資産合計 前期末 2012 年 3 月 31 日現在 増減額 負債の部 原材料 未成工事支出金 当期末 2013 年 3 月 31 日現在 121 90 31 25 32 △7 503 695 △ 192 751 867 △ 116 360 454 △ 93 △ 30 △ 29 △0 24,769 24,419 350 18,110 18,224 △ 113 578 537 40 6,079 5,656 423 68,979 69,863 △ 883 流動負債 22,386 24,821 △ 2,435 10,214 11,039 △ 824 7,811 8,499 △ 688 未払法人税等 647 979 △ 332 繰延税金負債 3 0 3 支払手形及び買掛金 短期借入金 役員賞与引当金 66 65 0 環境対策引当金 — 179 △ 179 3,642 4,057 △ 414 5,097 6,131 △ 1,034 長期借入金 2,171 3,369 △ 1,198 リース債務 339 436 △ 97 繰延税金負債 210 103 107 再評価に係る繰延税金負債 977 977 — 1,050 670 380 348 574 △ 226 27,483 30,952 △ 3,469 株主資本 41,359 39,273 2,086 資本金 9,926 9,926 — 資本剰余金 11,460 11,460 — 利益剰余金 20,871 18,783 2,088 自己株式 △ 899 △ 897 △1 131 △ 875 1,007 その他の流動負債 固定負債 退職給付引当金 その他の固定負債 負債合計 純資産の部 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 188 2 186 土地再評価差額金 799 799 — 為替換算調整勘定 △ 856 △ 1,678 821 4 512 △ 508 少数株主持分 純資産合計 41,495 38,910 2,585 負債純資産合計 68,979 69,863 △ 883 連結 損益計算書(要旨) 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 特別利益 特別損失 税金等調整前当期純利益 法人税等 少数株主損益調整前当期純利益 少数株主利益 当期純利益 (単位:百万円) 当期 2012年4月1日〜 2013年3月31日 64,050 50,671 13,379 9,430 3,948 680 126 4,503 2 92 4,412 1,448 2,963 5 2,957 前期 2011年4月1日〜 2012年3月31日 69,972 56,059 13,912 9,249 4,662 528 273 4,917 899 151 5,665 1,251 4,414 46 4,367 連結 キャッシュ・フロー計算書(要旨) 当期 2012年4月1日〜 2013年3月31日 増減額 △ 5,921 営業活動によるキャッシュ・フロー 5,214 7,667 △ 2,453 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 2,178 △ 1,111 △ 1,067 △ 533 財務活動によるキャッシュ・フロー △ 3,298 △ 5,932 180 △ 713 151 △ 147 △ 414 △ 897 △ 58 △ 1,253 197 △ 1,450 △ 40 △ 1,410 現金及び現金同等物に係る換算差額 618 355 9,378 9,733 △ 67 2,634 685 △ 200 555 355 現金及び現金同等物の増加額 現金及び現金同等物の期首残高 現金及び現金同等物の期末残高 555 8,822 9,378 10 (単位:百万円) 株主資本 項目 資本金 増減額 △ 5,388 連結 株主資本等変動計算書(要旨)(2012 年 4 月 1 日〜 2013 年 3 月 31 日) 資本 剰余金 (単位:百万円) 前期 2011年4月1日〜 2012年3月31日 利益 剰余金 その他の包括利益累計額 自己株式 株主資本 合計 その他 有価証券 評価差額金 土地 再評価 差額金 為替換算 調整勘定 その他の 少数株主 持分 包括利益 累計額合計 純資産 合計 9,926 — — 剰余金の配当 — 当期純利益 — 自己株式の取得 — 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) — 当期変動額合計 11,460 18,783 — — — △ 869 — 2,957 — — — — — 2,088 △ 897 39,273 — △ 869 2,957 △1 — 2,086 2 — — — — 186 186 799 △ 1,678 — — — — — — — — — 821 — 821 △ 875 — — — △1 — △1 — — — — 1,007 1,007 512 38,910 — — — △ 869 — 2,957 — △1 499 △ 508 2,585 △ 508 当期末残高 11,460 20,871 △ 899 41,359 188 799 △ 856 131 4 41,495 当期首残高 当期変動額 9,926 トピックス 東京証券取引所 市場第一部に上場 当社はかねてより,業務品質向上の活動に取り組んできました。このたびその活動の一環として,東京証券取引所 市場第一部への上場を目指しましたところ,3月26日をもって,同第一部に上場いたしました。 今後も引き続いて,世界のトップブランドを目指して業務品質の向上に取り組んでまいります。 天津市に駐在員事務所を開設 2012年10月に,天津市に香港山洋电氣有限公司 天津代表处を開設いたしました。 中国国内のEMS企業向けに,営業活動と技術サービスの提供をおこないます。 11 天津代表处 ふ じ や ま 富士山工場に新棟を建設 2012年8月より建設を進めてきた富士山工場 F2棟が,2013年5月より稼動を始めました。 F2棟の新設により,サーボアンプ,ステッピングドライバの生産能力は,これまでの1.3倍に増強されました。 ふ じ や ま 【富士山工場 F2 棟概要】 10,053m2 床面積 生産品目 サーボアンプ・ステッピングドライバ 生産能力 約13億円/月 SANYO DENKI PHILIPPINES, INC. に第3工場を建設 今後も需要増加が予測される,パワーコンディショナの新たな生産場所として,SANYO DENKI PHILIPPINES, INC.に 第3工場を建設いたします。 2014年6月からの稼動を予定しています。 【SANYO 床面積 生産品目 生産能力 DENKI PHILIPPINES, INC. 第3工場概要】 14,400m2 無停電電源装置,パワーコンディショナ,ステッピングモータ 無停電電源装置,パワーコンディショナ:約9,300台/月 ステッピングモータ: 約18万台/月 第3工場 完成予想図 本社を移転 12 業務スペースを拡大し,情報通信システムやセキュリティの強化を図るため,本社を移転いたします。 移転により,業務スペースは約26%増加します。 【新本社 概要】 JR大塚南口ビル 移転先 約3,400m2 床面積 移転日 2013年8月19日 〒170-0005 住 所 東京都豊島区南大塚3-33-1 電 話 (03)5927 1020 JR大塚南口ビル 完成予想図 パワーコンディショナの増産 パワーコンディショナの急激な需要増加を受け,生産能力を増強しました。 生産ラインの増設や,組立誘導システム,検査誘導システムの活用により,2012年上半期には100台/月であった 生産能力を,2013年8月には2,150台/月にまで強化する予定です。 株式情報 ● 所有者別株式分布状況 証券会社 663,586株 1.02% 株式総数および株主数 自己株式 2,731,326株 4.21% 個人(その他) 外国法人など 4,366,685株 19,741,546株 30.44% その他国内法人 金融機関 6.73% 13,910,899株 21.45% 23,446,893株 36.15% 13 発行可能株式総数 発行済株式の総数 当期末株主数 大株主 (2013年3月31日現在) 250,000,000株 64,860,935株 5,775名 (2013年3月31日現在) 株主名 持株数(千株) 持株比率(%) 9,22914.23 協同興業株式会社 6,4679.97 有限会社エス・エヌ興産 2,2833.52 山洋開発株式会社 2,2743.51 株式会社みずほ銀行 2,1753.35 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 2,1633.33 1,9132.95 東京海上日動火災保険株式会社 1,5732.43 日本生命保険相互会社 9751.50 株式会社八十二銀行 9701.50 三井住友信託銀行株式会社 (注) 1.持株数は,千株未満を切り捨てて表示しております。 2.当社は自己株式2,731千株を所有しておりますが,上記の表には記載 しておりません。 ● 所有数別株式分布状況 1~999株 0.47% 株価・出来高の推移 1,000~4,999株 9.51% (2013年3月31日まで) 株価(円) 1,000 5,000~9,999株 4.25% 800 10,000~49,999株 8.04% 600 400 200 50,000株以上 77.73% 0 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 2011 2012 2013 株式売買高(千株) 6,000 3,000 0 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 2011 2012 2013 会社情報 会社概要 会社名 設立 本社所在地 資本金 社員数 (2013年3月31日現在) 山洋電気株式会社 1936年12月 〒170-8451 東京都豊島区北大塚1-15-1 電話(03)3917 5151 2013年8月19日より,下記に移転いたします。 〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-33-1 JR大塚南口ビル 電話(03)5927 1020 99億円 2,876名(グループ全体) 取締役および監査役 (2013年6月14日現在) ※代表取締役 ※取締役 ※取締役 ※取締役 取締役 取締役 常勤監査役 常勤監査役 監査役 監査役 山本 茂生 田村 薫 児玉 展全 松本 吉正 三宅 雄一郎 鈴木 徹 畑中 佐近 天野 文雄 小倉 久幸 山本 武 ※印の取締役は,執行役員を兼務 執行役員 社長 常務執行役員 常務執行役員 常務執行役員 常務執行役員 執行役員 執行役員 執行役員 執行役員 執行役員 執行役員 (2013年6月14日現在) 資材調達担当,資材調達本部本部長 技術開発担当,クーリングシステム事業部事業部長 営業部門担当,営業本部本部長,海外販売拠点担当 上田事業所所長,経営企画部門担当,品質管理担当,企画部部長 生産担当,生産技術担当,SANYO DENKI PHILIPPINES, INC.取締役会長 営業本部副本部長,パワーシステムビジネス担当 パワーシステム事業部事業部長 管理部門担当,経理部部長 山洋電気テクノサービス株式会社代表取締役社長 サーボシステム事業部事業部長 山本 茂生 田村 薫 児玉 展全 松本 吉正 宮田 繁二郎 北沢 一幸 小泉 泰之 和田 好弘 田母神 観一郎 北村 恵一 馬場 俊彦 組織図 (2013年6月1日現在) 取締役会 代表 取締役 取締役 執行役員会 社長 執行役員 監査部 監査役会 経理部 総務部 人事部 法務部 情報システム管理部 企画部 広報部 営業本部 ク-リングシステム事業部 パワーシステム事業部 サーボシステム事業部 資材調達本部 安全保障輸出管理委員会 教育委員会 業務革新推進委員会 テクニカルレポート編集委員会 社内報編集委員会 企業行動規範委員会 環境対策委員会 懲戒委員会 危機管理委員会 技術特許対策委員会 中期経営計画策定委員会 中期経営計画策定推進委員会 上田事業所統廃合検討委員会 グローバルビジネス推進委員会 14 株主メモ 事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで 定時株主総会 毎年4月1日から起算し3ヶ月以内 期末配当受領株主確定日 毎年3月31日 中間配当受領株主確定日 毎年9月30日 公告の方法 電子公告の方法によりおこないます。 (やむを得ない事由によって電子公告による 公告をすることができない場合は,日本経済 新聞に掲載しておこないます。) 株主名簿管理人 東京都中央区日本橋茅場町1丁目2番4号 日本証券代行株式会社 同事務取扱場所 東京都中央区日本橋茅場町1丁目2番4号 日本証券代行株式会社 本店 お問合せ先 〒168-0063 東京都杉並区和泉2丁目8番4号 日本証券代行株式会社 代理人部 電話 0120-707-843 (フリーダイヤル) ●各種手続のご連絡先 ・未払配当金のお支払いについては,株主名簿管理人へご連絡ください。 ・住所変更,単元未満株式の買取・買増,配当金受取方法の指定など 証券会社をご利用の株主さまは,お取引の証券会社へご連絡ください。 ※証券会社をご利用でない株主さまへ 特別口座の口座管理機関である日本証券代行株式会社へご連絡ください。 旧山洋工業株式会社の株主さまは,特別口座の口座管理機関である 東京証券代行株式会社〔電話 0120-49-7009(フリーダイヤル)〕へご連絡ください。 特別口座での手続用紙のご請求はインターネットでも受け付けております。 ホームページアドレス 《日本証券代行》http://www.jsa-hp.co.jp/name/index.html 《東京証券代行》http://www.tosyodai.co.jp/holder/listed/ procedure/index.html (一部の用紙は,お手持ちのプリンターで印刷できます。) 当社「IR情報」ホームページアドレス http://www.sanyodenki.co.jp/ir/index.html 本ビジネスレポートには,業績予想などに関する記述が含まれておりますが, 実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。 山洋電気株式会社 本社 〒170-8451 東京都豊島区北大塚 1-15-1 電話(03)3917 5151 2013年8月19日より,下記に移転いたします。 本社 〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-33-1 JR大塚南口ビル 電話(03)5927 1020 ホームページ http://www.sanyodenki.co.jp