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年金保障プログラム実施に関する政令2015年第45号
1 年金保障プログラム実施に関する 政令 2015 年第 45 号 唯一神のご加護により、 インドネシア共和国大統領は、 国家社会保障システムに関する法律 2004 年第 40 号の第 41 条(8)項、第 42 条(2)項の規 定を実施するために、年金保障プログラム実施に関する政令を定める必要があることを考慮 し、 1. 1945 年憲法第 5 条(2)項 2. 国家社会保障システムに関する法律 2004 年第 40 号(官報 2004 年 150 号、官報追記 4456 号) を鑑み、 以下を決定した: 年金保障プログラム実施に関する政令を定める。 第1章 総則 第1条 政令の中で、 1. 年金保障とは、被保険者が老齢満期年齢、恒久的全身障害或いは死亡後に収入を与えることで、 被保険者及び/或いは相続人が適正な生活レベルを維持することを目的とした社会保障のこと である。 2. 労働社会保障実施機関(BPJS Ketenagakerjaan、以後「労働 BPJS」)とは、社会保障実施機 関に関する法律 20011 年第 24 号に基づき設立された公共法人のことである。 3. 年金給付とは、老齢満期年齢、恒久的全身障害となった被保険者或いは被保険者が死亡の場合 には相続人に対し毎月支払われる金銭のことである。 4. 年金保障プログラム被保険者とは、登録され、保険料を支払い済みの労働者のことであり、以 後被保険者と称する。 5. 労働者とは、賃金或いは他の形態の報酬を受け取って働く各人のことである。 6. 雇用者とは、給料、賃金、或いは他の形態の報酬を支払って労働者を雇用する個人、法人、経 営者、その他の機関、或いは公務員を雇用する国政機関のことである。 7. 寡婦或いは寡夫とは、法的に正当で、労働 BPJS に相続人として登録された、死亡した被保険 者の妻或いは夫のことである。 8. 子とは、法的に正当で、労働 BPJS に相続人として登録された、死亡した被保険者の実子、継 子、或いは養子のことである。 9. 親とは、法的に正当で、労働 BPJS に相続人として登録された実父、実母、継父、継母、養父、 或いは養母のことである。 10. 年金給付受給者とは、年金給付を受給する権利を有する被保険者或いは被保険者の相続人のこ とである。 11. 年金保障保険料とは、被保険者及び/或いは雇用者がきちんと支払う金銭のことであり、以後 保険料と称する。 12. 加入年数とは、労働 BPJS に対し保険料を完納した月数のことである。 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 2 13. 賃金とは、実施済み或いは実施予定の業務及び/或いは役務に対し、労働者とその家族のため の手当を含め、雇用契約、合意或いは法規に基づき定められ、労働者に対して雇用者から支払 われる、報酬として金銭の形で受け取り示される労働者の権利のことである。 14. 恒久的全身障害とは、働くことを不能にする障害のことである。 15. 老齢満期年齢とは、被保険者が年金給付を受給開始可能となる年齢のことである。 16. 大臣とは、労働分野を管轄する大臣のことである。 第2章 加入と登録手順 第1部 加入 第2条 (1) 被保険者は下記から構成される: a. 国政者の雇用者のもとで働く労働者、及び b. 国政者以外の雇用者のもとで働く労働者 (2) (1)項 a に規定の国政者の雇用者のもとで働く労働者の加入に関する詳細は別途政 令で定める。 第3条 (1) 年金保障プログラムの加入は、労働者が登録され、国政者以外の雇用者が労働 BPJS に最初の保険料を納付以降、有効となる。 (2) 労働 BPJS は(1)項に規定の最初の保険料支払い証明書を国政者以外の雇用者に発行 する。 (3) (2)項に規定の保険料支払い証明書は、被保険者の登録の証拠であり、年金保障の 保護開始の根拠となる。 (4) (1)項に規定の年金保障の加入は被保険者が下記に該当する場合に終了する: a. 死亡、或いは b. 老齢満期年齢に達し、積み立てた保険料と運用益をまとめて受給した 第2部 登録 第4条 (1) 国政者以外の雇用者は法規に基づいた加入ステップに基づき、被保険者として全労働 者を労働 BPJS に登録する義務を負う。 (2) 国政者以外の雇用者は労働者が勤務を開始した日から 30 日以内に新たな労働者を登 録する義務を負う。 第5条 (1) 国政者以外の雇用者が明らかに第 4 条に規定の労働者の登録を怠った場合、加入ステ ップで義務付けられたプログラムに応じ、労働者は労働 BPJS に対し年金保障に自ら 登録する権利を有する。 (2) (1)項に規定の労働者による登録は、登録書式に記入し、下記を添付した上でこれ を行う: 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 3 a. 雇用契約、任命決定書或いは労働者であることを示すその他の証拠 b. 住民証カード、及び c. 家族カード(Kartu Keluarga) (3) (1)項に規定の登録に基づき、労働 BPJS は登録日から 7 営業日以内に国政者以外の 雇用者に確認を行う。 (4) (3)項に規定の確認の結果、(1)項に規定の明らかに国政者以外の雇用者の怠慢で あった場合、国政者以外の雇用者は法規に基づく罰則が適用される。 (5) (4)項に規定の罰則の他に、国政者以外の雇用者は労働者の義務となっている保険 料を徴収・納付し、国政者以外の雇用者の義務となっている保険料を支払う義務を負 う。 第6条 労働者が労働 BPJS に未登録の場合、国政者以外の雇用者は本政令の規定に基づく年金給付 を供与することで労働者に責任を持つ義務を負う。 第7条 (1) 労働 BPJS は最初の保険料の完納から 1 営業日以内に第 4 条と第 5 条に規定の労働者 の加入番号を発行する義務を負う。 (2) 労働 BPJS が(1)項に規定の加入番号を発行していない場合、第 3 条に規定の保険料 支払い証明書が加入の証拠として利用される。 (3) 労働 BPJS は、(1)項に規定の加入番号の日から 7 営業日以内に加入カードを出す。 (4) (1)項に規定の加入番号は、加入者が加入する全労働社会保障プログラム向けの単 一加入番号である。 第8条 労働 BPJS は、登録書式が不備なく正しく受理され、最初の保険料が労働 BPJS に支払われて から 7 営業日以内に、全労働者を登録済みの国政者以外の雇用者に加入証明書を発行する。 第9条 (1) 登録の要件と手順に関する詳細規定は大臣規程で定める。 (2) 記録、加入番号と国政者以外の雇用者向けの加入証明書の発行手順に関する詳細規定 は労働 BPJS 規程で定める。 第3部 加入データの変更 第 10 条 (1) 被保険者と家族のデータに変更が生じた場合、被保険者は国政者以外の雇用者に対し 不備なく正しくデータの変更を通知する義務を負う。 (2) 国政者以外の雇用者は(1)項に規定の加入データの変更報告を被保険者からデータ を受け取ってから 7 営業日以内に労働 BPJS に通知する義務を負う。 (3) (1)項に規定の被保険者が一時的に働いていない場合、被保険者は労働 BPJS に加入 データの変更を通知する。 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 4 (4) 労働 BPJS は加入データの変更報告を不備なく正しく受理してから 7 営業日以内に(2) 項に規定の国政者以外の雇用者及び(3)項に規定の被保険者に対し加入データ変更 記録の確認をとる義務を負う。 (5) (4)項に規定の確認は、少なくとも労働 BPJS のサイトを通じて行う。 第 11 条 (1) 転職する被保険者は、保有する労働 BPJS 被保険者カードを示したうえで、新たな職 場の雇用者に加入について通知する義務を負う。 (2) (1)項に規定の新たな職場の雇用者は、労働者が新たな職場の雇用者のもとで働き 始めて以降、労働 BPJS 被保険者カードを報告し、労働 BPJS に保険料を支払うことで 労働者の加入を引き継ぐ義務を負う。 第 12 条 賃金、労働者数、事務所の住所、及び社会保障プログラム実施に関連するデータの変更が生 じた場合、変更が生じてから 7 営業日以内に国政者以外の雇用者は労働 BPJS に通知する義 務を負う。 第 13 条 加入データの変更報告と加入データ変更記録の確認に関する詳細規定は労働 BPJS 規程で定 める。 第3章 年金給付 第1部 年金給付受給者 第 14 条 (1) 年金給付の受給者は下記から構成される: a. 被保険者 b. 法規に基づく正当な妻或いは夫 1 人 c. 2 人までの子、或いは d. 1 人の親 (2) 登録済みの妻或いは夫との婚姻関係が解消されてから 300 日以内に出生した被保険者 の子は正当とされ、すなわち被保険者が死亡後、年金給付受給者として登録が可能。 (3) 年金給付受給者構成に変更が生じた場合、被保険者は変更日から 30 日以内に国政者 以外の雇用者に対し年金給付受給者リストの変更を通知すること。 (4) 年金給付受給者リストは加入者が下記に該当する場合には変更できない: a. 最初の年金給付を受給した、或いは b. 死亡、ただし(2)項に規定の子の場合は除く (5) 国政者以外の雇用者は(3)項に規定の年金給付受給者構成の変更を労働 BPJS に報告 する義務を負う。 (6) 年金給付を受給する権利を有する相続人の決定で紛争が生じた場合、相続人の決定は 相続人間の話し合いで解決する。 (7) (6)項に規定の話し合いに達しなかった場合、相続人決定は裁判所を通じて解決す る。 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 5 第2部 老齢満期年齢 第 15 条 (1) 初回の老齢満期年齢は 56 才と定める。 (2) 2019 年 1 月 1 日以降、(1)項に規定の老齢満期年齢は 57 才となる。 (3) (2)項に規定の老齢満期年齢は、65 才に達するまで、以降 3 年ごとに 1 年追加する。 第3部 年金給付 第1節 総則 第 16 条 年金給付の形態は: a. 老齢年金 b. 障害年金 c. 寡婦・寡夫年金 d. 子向けの年金 e. 親向けの年金 第 17 条 (1) 第 16 条に規定の年金給付は下記の通り定める: a. 1 年目は、年金給付は年金給付計算式に基づき計算、及び b. 以降、毎年については、前年の年金給付額に指数(インデックシング)をか けたもので計算 (2) (1)項 a に規定の年金給付計算式は、1%に加入年数をかけ、12 か月で割り、加入 年数中の年間賃金の加重平均値をかけ、12 で割ったものとする。 (3) (2)項に規定の年間賃金の加重(平均)値は一般的なインフレーション率に基づく 値の調整を行った賃金のことである。 (4) (1)項 b に規定の指数は 1 プラス前年の一般的インフレーション率と定める。 (5) (3)項と(4)項に規定の一般的なインフレーション率は統計分野を管轄する機関の 定める年間インフレーション率のことである。 第 18 条 (1) 初回の年金給付は最低毎月 30 万ルピアと定める。 (2) 初回の年金給付は最高毎月 360 万ルピアと定める。 (3) (1)項と(2)項に規定の年金給付額の最低・最高額は前年の一般的なインフレーシ ョン率に基づき毎年調整する。 第2節 老齢年金給付 第 19 条 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 6 (1) 老齢年金給付は、被保険者が老齢満期年齢に達し、180 か月相当、15 年以上の加入年 数がある場合に受給となる。 (2) 老齢年金給付額は、第 17 条(2)項に規定の年金給付計算式に基づき計算する。 (3) 老齢年金給付の権利は、被保険者が老齢満期年齢に達した翌月 1 日から計算する。 (4) 老齢年金給付の権利は、被保険者が死亡した時点で終了する。 第3節 障害年金給付 第 20 条 (1) 障害年金給付は、老齢満期年齢に達する前に被保険者が恒久的全身障害となった場合 に受給となる。 (2) 障害年金給付額は、第 17 条(2)項に規定の年金給付計算式に基づき計算する。 (3) 被保険者が恒久的全身障害となったものの加入年数が 15 年未満の場合、(2)項に規 定の障害年金給付の計算に利用される加入年数は、下記の規定に基づく: a. 支払い遵守率 80%以上で保険料をルーティンで支払っていた、及び b. 恒久的全身障害の原因となった出来事が、被保険者が年金保障プログラムに 登録から 1 か月以降に発生 (4) (1)項に規定の障害年金給付の権利は、被保険者が恒久的全身障害と定められた翌 月 1 日から計算する。 (5) (4)項に規定の恒久的全身障害の決定は、指定相談医、手当を行った医師及び/或い は検査医師が行う。 (6) (5)項に規定の恒久的全身障害の決定結果について意見の相違が生じた場合、その 解決は大臣が定めるメカニズムを通じて行う。 (7) 障害年金給付の権利は、被保険者が死亡或いは恒久的全身障害の定義を満たさなくな った時点で終了する。 第4節 寡婦・寡夫年金給付 第 21 条 (1) 寡婦・寡夫年金給付は死亡した被保険者の妻或いは夫が受給する。 (2) 寡婦・寡夫年金給付額は下記の通り: a. 被保険者が年金給付を受給前に死亡した場合、第 17 条(2)項に規定の年金 給付計算式の 50%、或いは b. 被保険者が年金給付を受給後に死亡した場合、第 19 条の老齢年金給付或いは 第 20 条の障害年金給付の 50% (3) 被保険者が老齢満期年齢前に死亡し、加入年数が 15 年未満の場合、下記を条件に、 (2)項aに規定の寡婦・寡夫年金給付の計算に利用する加入年数は 15 年とする: a. 少なくとも 1 年以上被保険者となっている、及び b. 支払い遵守率 80%以上で保険料をルーティンで支払っていた (4) (1)項に規定の寡婦・寡夫年金給付の権利は、被保険者が死亡した翌月 1 日から計 算する。 (5) (4)項に規定の寡婦・寡夫年金給付の権利は、寡婦・寡夫が死亡或いは再婚した時 点で終了する。 第5節 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 7 子向けの年金給付 第 22 条 (1) 子向けの年金給付は、下記に該当する場合に子が受給する: a. 被保険者が死亡し、妻或いは夫がいない、或いは b. 被保険者の寡婦・寡夫死亡或いは再婚した (2) (1)項に規定の子向けの年金給付額は下記の通り a. 被保険者が年金給付を受給前に死亡し、寡婦・寡夫がいない場合、第 17 条 (2)項に規定の年金給付計算式の 50% b. 被保険者が年金給付を受給後に死亡し、寡婦・寡夫がいない場合、第 19 条の 老齢年金給付或いは第 20 条の障害年金給付の 50%、或いは c. 寡婦・寡夫が死亡或いは最高の場合、第 21 条に規定の寡婦・寡夫年金給付の 50% (3) 被保険者が老齢満期年齢前に死亡し、加入年数が 15 年未満の場合、下記を条件に、 (2)項aに規定の子向けの年金給付の計算に利用する加入年数は 15 年とする: a. 少なくとも 1 年以上被保険者となっている、及び b. 支払い遵守率 80%以上で保険料をルーティンで支払っていた (4) (1)項に規定の子向けの年金給付の権利は、下記の翌月 1 日から計算する: a. 被保険者が死亡 b. 寡婦・寡夫が死亡、或いは c. 寡婦・寡夫が再婚 (5) (4)項に規定の子向けの年金給付の権利は、子が 23 歳に達した、働いている、或い は結婚した時点で終了する。 第6節 親向けの年金給付 第 23 条 (1) 親向けの年金給付は、被保険者が死亡し、妻、夫或いは子がいない場合に親が受給す る。 (2) (1)項に規定の親向けの年金給付額は下記の通り: a. 被保険者が年金給付を受給前に死亡した場合、第 17 条(2)項に規定の年金給 付計算式の 20%、或いは b. 被保険者が年金給付を受給後に死亡した場合、第 19 条の老齢年金給付或いは 第 20 条の障害年金給付の 20% (3) 被保険者が老齢満期年齢前に死亡し、加入年数が 15 年未満の場合、下記を条件に、 (2)項aに規定の親向けの年金給付の計算に利用する加入年数は 15 年とする: a. 少なくとも 1 年以上被保険者となっている、及び b. 支払い遵守率 80%以上で保険料をルーティンで支払っていた (4) (1)項に規定の親向けの年金給付の権利は、被保険者が死亡した翌月 1 日から計算 する。 (5) (4)項に規定の親向けの年金給付の権利は親が死亡した時点で終了する。 第4部 加入年数が 15 年未満で老齢満期年齢に達した被保険者の権利 第 24 条 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 8 (1) 15 年の加入年数を満たす前に老齢満期年齢に達した場合、被保険者は積み立てた保 険料に運用益を加えた全額を受け取る権利を有する。 (2) (1)項に規定の積み立てた保険料に運用益を加えた全額は、被保険者が老齢満期年 齢に達し、労働 BPJS が不備なく書類を受理した翌月 1 日に支払われる。 (3) (2)項に規定の運用益は実際の額に基づき毎月計算する。 第5部 年金給付の支払い 第 25 条 (1) 第 16 条に規定の年金給付は、初回は下記の条件で支払う: a. 早くても労働 BPJS が年金給付の権利を計算開始し、不備なく書類を受理して 以降、及び b. 遅くとも年金給付の権利が発生し、労働 BPJS がが書類を不備なく受理してか ら 15 日以内 (2) 翌月以降の年金給付の支払いは遅くとも当該月の 1 日である。 (3) 第 16 条に規定の年金給付は、給付の権利が終了した後は支払いを停止する。 第 26 条 (1) 年金給付受給者は 3 か月に 1 回、労働 BPJS に対して年金給付受給者データの確認を 行う義務を負う。 (2) 年金受給者が(1)項に規定のデータの確認をまだ行っていない場合、労働 BPJS は年 金給付の支払いを一時停止する。 (3) 労働 BPJS は、年金給付の受給者が(1)項と(2)項に規定のデータの確認をした後、 年金給付を再開することが可能。 (4) 年金給付受給者が 10 年に至るまで確認を行わない場合、労働 BPJS は年金給付の支払 いを停止する。 第 27 条 給付の支払い、停止、申請の手順に関する詳細規定は、大臣規程で定める。 第4章 保険料 第1部 保険料の額 第 28 条 (1) 年金保障の保険料は毎月支払うことが義務付けられる。 (2) (1)項に規定の保険料は、1 か月の賃金の 3%とする。 (3) (2)項に規定の保険料は、下記の条件に基づき、国政者以外の雇用者と被保険者が 共同で負担する義務を負う: a. 賃金の 2%を国政者以外の雇用者負担 b. 賃金の 1%を被保険者が負担 (4) (3)項に規定の保険料の額は国内の経済状況と数理債務の妥当性を考慮しつつ、早 くて 3 年で評価を行う。 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 9 (5) (4)項に規定の評価の結果は、保険料を段階的に 8%に向けて引き上げるための根 拠として利用する。 第 29 条 (1) 保険料の計算根拠となる毎月の賃金は、当該月の基本給と固定手当から構成される。 (2) 2015 年の年金保障の保険料の計算根拠として利用される賃金の最高額は、毎月 700 万ルピアと定める。 (3) 労働 BPJS は、1 プラス前年の GDP 成長率を加えたものを係数として利用し、(2)項 に規定の最高賃金額を調整する。 (4) 労働 BPJS は、統計分野を管轄する機関が GDP データを発表してから 1 か月以内に(3) 項に規定の再興賃金額の調整について決定し発表する。 第2部 支払い手順 第 30 条 (1) 国政者以外の雇用者は被保険者の負担となっている第 28 条に規定の保険料を徴収し、 労働 BPJS に納付する義務を負う。 (2) 国政者以外の雇用者は被保険者の保険料と共に第 28 条に規定の自らの責任となって いる保険料を労働 BPJS に納付する義務を負う。 (3) 第 28 条に規定の保険料は毎月翌月 1 日までに労働 BPJS に納付する。 第 31 条 (1) 国政者以外の雇用者による保険料の納付の遅滞には、国政者以外の雇用者が納付すべ き保険料に対し遅滞月あたり 2%の罰金が適用される。 (2) (1)項に規定の保険料の納付遅滞に伴う罰金は、国政者以外の雇用者が 100%負担 し、滞納している保険料全額と共に支払う。 (3) (1)項に規定の遅滞金は、年金保障プログラム社会保障基金の資産となる。 第 32 条 未完納の保険料は、年金保障プログラム社会保障基金の債務となる。 第 33 条 保険料の支払い手順に関する詳細規定は、労働 BPJS 規程で定める。 第5章 行政罰 第 34 条 第 4 条、第 10 条(2)項、第 11 条(2)項、第 14 条(5)項の規定に違反する国政者以外の 雇用者には、書面による勧告、罰金、特定の公共サービスを受けられないという形の行政罰 が適用され、その実施は法規に基づく。 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。 10 第 35 条 労働 BPJS が被保険者の年金給付の権利の支払い遅滞となった場合、被保険者、寡婦・寡夫、 子、或いは親が受給すべき額に対し毎月 2%の罰金の形で行政罰が適用される。 第6章 監督 第 36 条 (1) 国政者以外の雇用者に第 34 条に規定の行政罰が適用されたものの保険料及びその他 の義務の支払いに応じない場合、労働 BPJS は法規に基づき、政府、州政府及び/或い は県/市政府の労働分野を管轄する機関の労働監督官に対し従わない旨を報告する義 務を負う。 (2) (1)項に規定の報告に基づき労働分野を管轄する機関の労働監督官は法規に基づき国 政者以外の雇用者に対する検査を行う。 第 37 条 第 36 条に規定の報告に基づく以外に、労働分野を管轄する機関の労働監督官は法規に基づ き第 59 条(1)項の規定に違反する国政者以外の雇用者の検査を行うことも可能。 第7章 結びの規定 第 38 条 本政令は 2015 年 7 月 1 日に発効開始となる。 全ての人に知らしめるため、本政令をインドネシア共和国官報に記載する。 2015 年 6 月 30 日、ジャカルタにて制定 インドネシア共和国大統領 ジョコ・ウィドド 2015 年 6 月 30 日、ジャカルタにて法制化 法務人権大臣 ヤソナ・H・ラオリ 本資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳であり、内容の正確 性・ 完全性については保証致しかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをお勧めいたします。また、 ジャカルタ・パンクラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではでありせん。