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平成27年春号(PDF:810KB)

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平成27年春号(PDF:810KB)
としま ⽣きものさがし
ニュースレター 平成27年春号
編集・発行:豊島区 環境清掃部 環境政策課
身近にいるよ! としまの生きもの
1
豊島区では、平成24~25年にかけて、動植物の調査を行いました。
下の写真に紹介するような生きものたちが見つかっています。あなたは、見たこと
ありますか? 生きものの名前は、3ページの下に紹介しています。見てね!
2
3
カベをはう
忍者?!
オレンジ色のチョウ 甘いもの好き
4
6
5
糸みたいなトンボ
7
緑のインコ
食べられる
ドングリ
9
8
青い鳥
10
池と樹林の主
野いちご
小さな
ラン
11
とびはね名人
みんなで生きものを、さがしました。
平成26年度は、2回生きものさがしを実施しました。その時の様子をご紹介します。
生きもの観察ツアー
平成26年10月25日(土) みらい館大明
平成26年10月25日(土)に、みらい館大明で「生きもの観察ツアー」を実施しました。大明まつりに遊びに来
ていた人たちが参加してくれました。みらい館大明はもともと学校だったところで、校庭の片すみの花壇や草むら、
小さな池で、生きものをさがしました。
草むらには、オンブバッタがたくさんおり、手でつかまえて観察しました。おなかの大きなコカマキリも発見。
きっとたくさん卵が入っているのでしょう。豊島区内では少ない生きものです。観察した後は生きものたちを草む
らに戻しました。他にも、ハラビロカマキリ、バナナムシとも呼ばれるツマグロオオヨコバイやキタキチョウ、ツ
マグロヒョウモンなどのチョウが見られ、合計14種の昆虫が観察できました。鳥も6種観察できました。
【発見した生きものたち】
オンブバッタ
ツマグロオオヨコバイ
草むらで生きものさがし
キタキチョウ
ジョウビタキ
池にトンボのぬけがらがあったよ。
参加者の声
・色々な虫が発見できて楽しかったです。
・ちょうちょとバッタが見られて楽しか
った。
・むしがいっぱいいたし、さわったりし
たのがたのしかったです。
・子どもが楽しそうにしていました。
・はじめてなまえがわかった虫がいた。
・身近に様々な生き物がいて驚きました。
日頃出来ない体験をありがとうござい
ました。
生きものトピックス
オレンジ色のきれいなチョウ
表紙で紹介したきれいなチョウ。昔は見なかったなと思った方、
確かにそうです。温暖化の影響で近年北上し、関東でも見られる
ようになったといわれています。
幼虫が食べるのはスミレの仲間
の葉っぱで、公園などにパンジ
ーがよく植えられるのも、よく
見られる原因となっています。
はねの先(つま)が黒いヒョウ
柄(豹紋)のチョウです。
ツマグロヒョウモン(メス)
冬の野鳥観察会
平成27年1月17日(土) 雑司ヶ谷霊園
冬は木の葉が落ちて視界が開けているので、野鳥観察に適した季節です。有名な方のお墓もある雑司ヶ谷霊園では、
最初に霊園管理事務所の所長さんに見どころを紹介していただきました。
双眼鏡の使い方の練習をしていると、サザンカの花の蜜を吸いにメジロがやってきました。続いて、ツグミ、シジ
ュウカラ、ヒヨドリなど木にとまる鳥たちを観察。豊島区内では珍しいモズも見られました。双眼鏡を使わなくても
観察しやすい緑色のきれいなインコもいました。表紙で紹介したワカケホンセイインコです。
その他、スズメくらいの小さなキツツキのコゲラ、カワラヒワの群れなど、合計11種の鳥を観察することができました。
【かわいい小鳥たち】
シジュウカラ
モズ
まずは、双眼鏡の使い方の練習から
コゲラ
カワラヒワ
だんだん目が慣れて、いろいろ観察
できました。
生きものトピックス
参加者の声
ウグイスじゃないよ!
こちらはメジロ。よくウグイス
・都会で人間と一緒に生きている野鳥
と間違えられますが、目の周りに
への関心が深まった。
白い縁取りがあります。甘いもの
・はじめての観察会に参加して、これ
が好きで、冬の雑司ヶ谷霊園では
ほど野鳥がいることに大感激でした。
サザンカの花の蜜を吸いにきてい
・子供の成長とともにまた出たい。
ました。メジロの好きな花の前で
・メジロがかわいかったのと、モズが
待っていると見つけやすいです。
見られてよかったです。
春は桜の蜜も吸っています。
・鳥をみつけることが楽しかった。
桜の蜜を吸うメジロ
【表紙の生きものたち】
①ニホンヤモリ ②ツマグロヒョウモン(オス) ③メジロ ④ワカケホンセイインコ ⑤スダジイ ⑥アジアイトトンボ ⑦ルリビタキ
⑧ネジバナ ⑨アズマヒキガエル ⑩ナワシロイチゴ ⑪クルマバッタモドキ
身近な生きものたちと わたしたちのつながり
これまで紹介したように、豊島区内でも身近なところに、いろいろな生きものが暮らしています。
豊島区では平成26年3月に、「豊島区環境基本計画2014-2018」
の中で「生物多様性地域戦略」を策定しました。
地球上には、40億年という長い歴史の中で様々
な環境に適応して進化してきた様々な個性を持
った生きものが暮らしています。こうした生
きものが、互いに何らかの形でつながり、
支え合って地球上の様々な自然をおりな
している様子を生物多様性といいます。
私たちの生活は、右図のような生物多
様性のもたらす恵みに支えられていま
す。こうした恵みは、生態系サービス
ともいわれています。地球上に生きて
いる人間を含む生きものたちは、みん
なつながっているのです。
平成27年7月1日から、
「としま生きものさがし」
が はじまります。
生物多様性について考えるには、まず身近
環境省HP
より引用
みんなでさがす 生きものたち
な生きものや自然を知ることが大切です。
この夏、身近な生きものに気軽に親しめる
「としま生きものさがし」が、はじまります。
みんなで豊島区のいろいろな生きものを
さがしてみませんか?
【調査期間】
平成27年7月1日(水)
~8月31日(月)
【応募資格】
豊島区内に在住、在勤、在学の方であれば、
どなたでも、参加できます。
詳しくは区のホームページまたは、チラ
シをご覧ください。
みんなの参加
待ってま~す!
編集・発行:豊島区 環境清掃部 環境政策課
TEL:03-3981-1597
編 集 協 力:株式会社 生態計画研究所
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