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REUTERS RISK
リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
第 2 号 2004 年 3 ∼ 5 月
RISK
Welcome to the Reuters Risk newsletter.
ロイターは「Reuters Risk」ニュースレターを通じて、業界における最新の課題を追求し、有益で
実務的なアドバイスをユーザの皆さまにご提供していく予定です。
目 次
02-04
メガトレンド
−リスクの傾向とロイ
ターのソリューション
05-06
製品スポットライト
− Kondor Global Limits
− Kondor Global Limits
v2.6 へのスペシャル・
アップグレードのご提
案
07
顧客スポットライト
−サンタンデール・セン
トラル・ヒスパノ銀行
についてのケース ス
タディ
08-09
ヒント・アンド・
ティップス
− Kondor+ についての
ヒントと秘訣
10-12
ロイター社の
グローバル展開
−弊社に対するお客さま
の意見
−バーゼルへの道
こ の ニ ュ ー ス レ タ ー は、www.
reuters.com/newsletters か ら 無 料
でダウンロードすることができます。
同僚の方にもご紹介ください。
REUTERS RISK
リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS
ロイターのソリューションを方向付ける 3 つの大きなトレンド
メリット
ロイターの取引リスク管理サービス部門のディレクターである Philippe Carrel が
3 つの課題を取り上げ、これらがロイター・ソリューションの展開における方向
感にどのような影響を及ぼしているかについてご説明します。
単一のソリューションによるメリットは、システム数の合理化や業務コストの削
減にとどまりません。
リスク業界においては今年も、コスト削減、リスク制御、規制遵守の 3 つがト
レンドの主流を占めることになるでしょう。
これに対してロイターは、インダストリー・パートナーと積極的に協力しながら、
ワークフローの更なる合理化とよりダイナミックで統合されたリスク管理アプ
ローチの構築に努めてきました。
1. コスト削減
・ワークフローの統合により、クライアントからの問い合わせと取引伝票の印刷
の間の時間差が大幅に縮小します。
・ ストレート・スルー・プロセッシングは、エラー発生数の減少にも寄与します。
トレーダーとサポートスタッフが同一の取引について何回も入力を行う必要が
なくなるためです。
・手作業による業務が減少することによって、エラーの減少、効率性の向上、取
引コストの著しい低下が実現します。
コスト削減はどの業界にとっても最大の関心事ですが、マージンを維持する能
力が借入条件に影響を及ぼす金融業界にとっては特に重要な意味を持っていま
す。
ロイターのソリューション
リスクを効果的に制御しながらコストを削減するには、フロントオフィスからバッ
クオフィスまでの統合されたソリューションを構築し、取引サイクル全体で必要
となるシステムの数を最小限に抑えることが必要です。
ロイターでは現在、フロントオフィスにあるロイター Kondor+ とバックオフィス
にあるロイター Konodor Trade Processing を結びつけることによって、フロント
からバックまで統合されたソリューションを提供しています。今では、最初の取
引入力、ポジションの追跡、感応度の作成と提示から、バックオフィスによる最
終的な取引確認、取引照合、決済に至るまでの取引の全段階を、シームレスに
管理することができます。
ロイターは取引のあらゆる局面で
お客さまをサポートします。
CONTENTS
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NEXT
02
REUTERS RISK
リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS
Carrel に質問やコメントをお寄せくだ
さい。
− [email protected]
までメールをお送りください。
2. リスク制御
メリット
リスク制御は、プライベート バンキングについての基本原則であり、コーポレー
ト バンキングにも適用されているものです。現在では多くの銀行が、クライア
ントの資産および負債を常に監視するという原則をすべてのビジネス ラインに
適用しようとしています。
・合算したグロスエクスポージャー、ネットエクスポージャー、担保効果勘案後
のエクスポージャーなどを計算することができます。
バーゼルⅡの要件は一定の影響を及ぼすことになると考えられるものの、エンロ
ンやワールドコムのスキャンダルといった事件によって、カウンターパーティー
リスクに対する自社のアプローチを見直す企業が増えています。今日、リスクゼ
ロのカウンターパーティーという概念は存在しません。すべての企業が綿密な調
査の対象となっており、取引先および取引先グループに対するエクスポージャー
をグローバルに一括して把握する必要性が生じています。
・機能強化により、カウンターパーティーのポートフォリオ エクスポージャーに
対するよりダイナミックな管理が可能となりました。
・担保差し入れと他の信用リスク削減手法の間に生じる相関効果についても、
外部の計算ソフトをプラグインすることによって反映することができます。
ロイターのソリューション
新しくリリースしたロイター Kondor Global Limits(v.2.6)は、洗練されたリミッ
ト管理におけるフレキシビリティをさらに高めており、ユーザはリアルタイムに
よるリミット管理の可能性を現実のものとすることができます。
取引およびリスク管理のソリュー
ションであるロイター Kondor シ
リーズに関する詳細につきまして
は、wwww.reuters.com/risk をご
覧になるか、[email protected] ま
でメールをお寄せください。
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03
REUTERS RISK
リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS MEGA TRENDS
3. 規制遵守
将来について
3 つめの大きなトレンドである規則遵守には、バーゼルⅡおよびサーベインズ・
オクスレイ法が影響を及ぼしています。
これらの大きなトレンドを受けて、銀行は信用格付けに基づいた顧客ベースの
分類を実施しています。その結果、
リスクによってウェート付けされたエクスポー
ジャー全体の微調整が可能になり、銀行は経営戦略の一環でエクスポージャー
を積極的に積み増すことができます。これを契機に、リスク ウェートに基づくパ
フォーマンス測定やローンプライシングの一般化が実現しつつあります。
バーゼルⅡは、かつては願望にすぎなかった信用リスク制御とオペレーショナル
リスク制御の統合を必ず実施するよう要望しています。
大部分の銀行はバーゼル規制の最終的なリリースを待たずに、信用リスクとオ
ペレーショナル リスクの管理に関する問題を同時に取り組み始めているようで
す。
Carrel に質問やコメントをお寄せくだ
さい。
− [email protected]
までメールをお送りください。
バーゼルⅡのメリット
規制遵守にのみ目が奪われている組織は、バーゼルⅡがもたらす真のビジネス
上のメリットを享受する機会を失なうことでしょう。
バーゼルⅡについては、資本効率の向上と業務の改善という真の目標を実現す
るための契機として捉える必要があります。特にオペレーショナル リスク管理
の枠組みを導入することが、カウンターパーティー・エクスポージャーを制御・
評価するプロセスにおいて重大な部分を占めることになるという考えが強まって
います。
リスクは決して消滅しません。他者に移転するだけです。
取引およびリスク管理のソリュー
ションであるロイター Kondor シ
リーズ関する詳細は、wwww.
reuters.com/risk をご覧になるか、
[email protected] までメールをお
寄せください。
CONTENTS
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NEXT
担保差し入れなどのリスク削減手法に関連した検査プロセスおよび早期のトラ
ブル検知システムが不可欠です。実際のところ、信用リスクに対して最先端の
アプローチを導入するにあたっては、オペレーショナル リスクに関する堅固な
枠組みを導入することがバーゼルⅡの要件の一部であるととらえることができま
す。
04
REUTERS RISK
リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
PRODUCT SPOTLIGHT PRODUCT SPOTLIGHT PRODUCT SPOTLIGHT PRODUCT SPOTLIGHT PRODUCT SPOTLIGHT
Kondor Global Limits で拡がる地平線
今後における重要なステップ
ロイターは、全社的なリスクに対して、フレキシブルで自由に構成することがで
きるソリューションを数多く揃えていることで高い評価を得ています。
Kondor Global Limits(v.2.6)を導入することによって、お客さまは、洗練され
たリミット管理におけるフレキシビリティをさらに高めることになるでしょう。リ
スク マネジャーは、規制コンプライアンスについての認識が高まる中で、バー
ジョン 2.6 により大幅な機能向上を実現したことから、リアルタイムによるリミッ
ト管理の可能性を現実のものにすることができます。バージョン 2.6 の新機能に
関する詳細については、次ページに表でまとめました。
グローバルな取引およびリスク管理のソリューションである Kondor シリーズに
ラインアップされる Kondor Global Limits は、信用リミットの情報を整理し、す
べての商品タイプについてデータをリアルタイムに管理します。
最新バージョンである Kondor Global Limits(KGL)v2.6 が、洗練されたリミッ
ト管理を用いて、どのように規制コンプライアンスを実現しているのかといった
点について見てみましょう。
Kondor Global Limits のメリット
スペシャル・アップグレードのご提供
・先進的なリミット管理 カウンターパーティー リスクおよび決済リスクの表示
について、完全なフレキシビリティを実現しています。信用リミットの計算に
あたっては、カウンターパーティー、国、商品、通貨、業種、ユーザ、格付け
などの情報を自由に組み合わせることができます。リスク削減手法(ネッティ
ング、保証、担保)を計算に入れる一方で、引当金やその配分に関する変更
を可能にする先進的な信用リスク手法のいくつかをサポートしています。
Kondor+ の中のリミット モジュールやあらかじめ組み込まれている
KreditNet 機能を使っているお客さまにとっては、Kondor Global Limits が
持つフル機能にアップグレードする機会がこれまでありませんでした。現
在、特別期間を設定して、現行の Limits および KreditNet のライセンスを、
Kondor Global Limits のライセンスに交換することができます。その結果、
リミット管理に関するフル機能へのアップグレードにかかるコストを最小限
に抑えることができます。
・拡張性のあるアーキテクチャ ローカルな要件やグローバルな要件に合わせ
てアーキテクチャをカスタマイズしたり構成を変更したりすることが可能です。
グローバルな大手金融機関から小規模な地方金融機関に至るまで、あらゆる
ニーズに応えることができます。
「ロイターのKondor Global Limitsは、
信用リスクに対する包括的で整理さ
れた視点を我々に提供してくれてお
り、外部規制の遵守と、堅固で信頼
できる内部リスク管理システムのサ
ポートを実現している」
。
ハンザ銀行、Financial Markets
AreaManager、Matis Tommiste 氏
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・確かな品質 システムは、全体的に分散化されたアーキテクチャの上に構築さ
れており、負荷バランシングや耐障害性といった機能を取り入れることにより
信頼性の向上を図っています。Kondor Global Limits は最高水準のパフォーマ
ンスを維持しており、システムがどれほど大きく複雑なものであろうと、問い
合わせやチェックに要する時間が 3 秒を越えることはありません。
・全社性 業界標準のミドルウェア接続を利用することで、社内および社外で
の統合を容易にしています。サードパーティーやレガシー システムとの接続は、
完全にカスタマイズ可能なアダプタを使って実現しています。
05
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リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
PRODUCT SPOTLIGHT PRODUCT SPOTLIGHT PRODUCT SPOTLIGHT PRODUCT SPOTLIGHT PRODUCT SPOTLIGHT
新しい機能
メリット
リスク削減手法
担保契約の影響
担保契約はデフォルトに対する保証を提供し、カウンターパーティー リスクを減らすという意味では
魅力的ですが、現在のバージョンでは、信用リミットを通じたエクスポージャー指標の中に担保価値
が反映することができません。バージョン 2.6 では、リミット計算を自動的に調整し、その後にバッ
チ処理あるいは GUI による直接入力という形で Kondor Global Limits に反映されるため、担保取引に
よるメリットをフルに享受することができます。システム内の信用リミットとマッチングさせること
によって、自動的に使用額が減少し、利用可能リミットが増加します。この機能は、あらゆるタイプ
の担保取引に対応しています。
クレジットネッティング契約
複数のグループ取引について、ネッティング計算の定義および適用が可能です。同一のクレジットネッ
ティング契約に属する取引については、取引を互いに相殺することができます。リアルタイムな計算
によって、ネッティングがリミット・エクスポージャーや取引金額に及ぼす影響が示されるため、エ
クスポージャー管理について豊富な情報に基づいた決定を下すことができます。
・Kondor Global Limits に 関 する詳
細な情報につきましては、www.
reuters.com/productinfo/risk を ご
覧 に な る か、Thibault Le Masson
([email protected]) に
お問い合わせください。
・Kondor+Limits から Kondor Global
Limits バージョン 2.6 へのアップ
グレードについては、各地域の弊
社リスク担当者にお尋ねになるか、
[email protected] までメールをお寄
せください。
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自己資本規制モジュール
コンプライアンスに向けた重要なステップとして、バージョン 2.6 は、バーゼルⅡに準拠したレポー
トを通じて銀行で発生するすべての資本コスト(キャピタル・チャージ)を表示します。
バージョン 2.6 が提供する報告は、以下のような外部情報を組み込むことにより作成されます。
・格付け機関、デフォルト時損失率、リスク・ウェート・カバレッジを反映した自己資本規制モデル。
・デフォルト確率、デフォルト時損失率、規制上の実効マチュリティを含むバーゼルⅡの静的データ。
・信用リスクを反映した加重平均エクスポージャー、デフォルト時エクスポージャー、リスク・ウェー
ト・エクスポージャー。
リミット管理
現在利用可能なリミット管理機能は以下のとおりです。
・クレジットリミット−格付けあるいは格付けグループに基づくクレジットリミット。
・マイクロ バッチ−必要に応じた、手作業による更新プロセス。
・決済リミットについてのブラック ホール−決済リミットが定義されていない場合の取引対応。
・リミットの定義−超過を回避するため、リミットに制限を設けない定義が可能。
06
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CUSTOMER SPOTLIGHT
CUSTOMER SPOTLIGHT
CUSTOMER SPOTLIGHT
Kondor Global Limits に信頼を置くサンタンデール・セントラル・ヒスパ
ノ銀行
サンタンデール・セントラル・ヒスパノ銀行(SCH)は、スペインとラテンアメ
リカに主たる経営基盤を持つ世界最大の銀行グループの 1 つです。銀行業務は、
リテール バンキング、グローバルなホールセール バンキング、資産運用および
プライベート バンキング、オンライン金融サービスという 4 つのビジネス ライ
ンで構成されています。
信用リスク管理を強化するために、SCH では、世界中の信用エクスポージャー
の統合とトレーディング業務のリアルタイムモニタリングを可能にするような新
しいグローバル リミット管理システムを必要としていました。
その答えが、ロイターの Kondor Global Limits でした。ロイターのリスク製品シ
リーズにあって戦略的コンポーネントである Kondor Global Limits は、
信用リミッ
トの情報を整理し、すべての商品タイプについてリアルタイムでデータを管理し
ています。
CUSTOMER SPOTLIGHT
CUSTOME
グローバルな視点
これらはまさに、SCH が求めていたものです。Kondor Global Limits を導入した
結果、現在では、世界中で行われているトレーディング活動のモニタリングと、
取引サイクルの全段階にわたる適切なリスク管理が可能になっています。銀行
が定めたグローバルな要件を満たすべく、Kondor Global Limits は、1 日あたり
22 万件を越える取引について、40 万件のクレジットリミットと 25 万件の決済
リミットの管理を支えています。SCH はまた、6 万 5000 社の取引相手先と、65
の異なる金融商品を扱っている 130 のデスクあるいは支店をモニタリングする
ことができます。
「ロイターの Kondor Global Limits はクレジットリスクに対するグローバルな視
点を提供してくれており、それによって、外部の規制を遵守しながら、堅固で包
括的な内部リスク管理システムをサポートすることが可能になっています」
。
SCH、Head of control and IT credit risk、Antonio Gomez 氏
人為的過ちによるリスクはゼロ
トレーダーは、銀行のリスク管理方針や外部の規制に準拠した意思決定を可能
とするシステムから大きなメリットを享受します。フロントオフィスにいるトレー
ダーとミドルオフィスにいるリスク マネジャーとの間の意思疎通は迅速に行わ
れます。リスク マネジャーは、リミット超過に関するメッセージを自動的に受け
取ることにより、いかなるルール違反に対しても迅速に対応することが可能にな
ります。同様にトレーダーの側においても、リミット追加の承認をリクエストし
た場合、リスク マネジャーから素早い回答を受け取ることができます。
より詳細な情報については、http://
about.reuters.com/productinfo/
kondorgloballimits/ をご参照くださ
い。
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またクレジット オフィサーは、銀行全体のエクスポージャーをタイムリーかつ正
確に把握することができます。彼らはその情報を分析し、包括的なレポートを通
じてクレジット委員会にそれを伝達することができます。
07
REUTERS RISK
リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINT
Kondor+ についての Q&A
1. 私のワークステーションから Kondor+ に関する詳細なドキュメントにア
クセスするにはどうすればよいのですか?
PDF ファイルにまとめられた Kondor+ のガイドが利用可能です。Adobe 社製
の Acrobat Reader with Search(V4.0)
を使えば、
ダウンロードと印刷が可能です。
このプログラムは、画面上の指示にしたがえば、簡単にインストールすることが
できます。
一度インストールしてしまえば、ウィンドウの中の「ヘルプ」ボタンをクリック
することによって、Kondor+ の特定の機能に関する情報にアクセスすることが
できます。
「オンラインヘルプ」ガイドにアクセスするには、
「ユーティリティ」ボタンを選
択し、必要に応じて「ヘルプ」あるいは「ガイド」をクリックしてください。こ
の機能は、どのような Kondor+ アプリケーションにおいても有効です。
2. 財務レポートを毎日特定の時間に作成するには、どのような設定を行えば
よいのですか?
Kondor+ のレポート・マネジャーを使う場合には、以下の手順にしたがう必要
があります。
1. ファイナンシャルレポートの設定を行います。
2.Configuration / script の中にそれをインポートします。――>ファイルに保存
します。
3. レポートバッチ GLOBAL/LOCAL_SCRIPT ScriptName とともに Crontab Line
(18h)を挿入するか、直接実行します。
< Crontab の例>
00 18* * 1-5 ReportBatch-D/ksup/config/ksupsrv02-Ukplus-Pkplus25
LOCAL_SCRIPT test1 HTML tets1.html
ロイターは取引のあらゆる局面で
お客さまをサポートします。
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<コマンドの例>
ReportBatch-D/ksup/config/ksupsrv02-Ukplus-Pkplus25 LOCAL_SCRIPT test1
HTML tets1.html
08
REUTERS RISK
リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINTS & TIPS HINT
3.Kondor+2.6 はどのようなクレジット デリバティブに対応して
いますか?
4. 他の商品で構成されている複雑な商品をコンパウンド・プロダクト・モ
ジュールを使って入力するにはどうすればよいのですか?
1. クレジット・デフォルト・スワップ これは双務的な金融契約であり、当事者
の一方(プロテクション パーティー)が定期的に手数料(通常は名目元本に
対するベーシス ポイントで表示)を支払う代わりに、参照企業にデフォルト
事由が発生した場合にはプロテクションの売り手が偶発的な費用を支払いま
す。
コンパウンド プロダクトとは、Kondor+ で単一の商品として扱われている標準
的な商品の少なくとも 2 つ以上を結合させたものです。
2. トータル・リターン・スワップ(トータル・レート・オブ・リターン・スワップ)
これは双務的な金融契約であり、信用リスクおよび市場リスクを当事者間で
移転することを目的としています。
2. Analytics をクリックする。
トータル・リターン・スワップは、特定資産の経済的パフォーマンスの総計を
他のキャッシュフローと交換します。
3. クレジットリンク債 これはハイリスクな債券であり、原資産のデフォルトに
関するオプションが組み込まれています。クレジット・デフォルト・スワップ
と構造が類似しています。実際、
クーポンおよび元本の支払いは、
参照クレジッ
トのデフォルト時に偶発的に発生します。原資産は社債であることが一般的
です。
新たにコンパウンド・プロダクトを作成する手順は以下のとおりです。
1. Kondor+ の Trade Manager を開く。
3. Pricing / Hedding ツールを開く。
4. Global Pricer のウィンドウを開く。
キャンセラブル スワップの例
キャンセラブル スワップはオプションが組み込まれている通常のスワップであ
り、契約時に決めた行使日ならいつでもスワップをキャンセルする権利が保有
者に与えられています。
4. アセット スワップ これは伝統的な金利スワップであり、債券に合わせてレッ
グ(金利支払期間)が決定されます。債券対債券でレッグを組むこともでき
ます。アセット スワップを使うことにより、プロテクションの買い手は、債券
から発生するキャッシュフローと定期的な金利支払いを交換することができま
す。参照債券にデフォルトが発生しても、取引は解消されません。
ロイターは取引のあらゆる局面で
お客さまをサポートします
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REUTERS RISK
リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE
ロイター Kondor Global Limits の成果の上に築く
Kondor Global Limits はこれまでに 30 社以上のお客さまに販売されました。
1600 人を越えるリスク管理担当者にリアルタイムによるクレジットリミット情報
を提供することにより、全社規模での効率的なリミットの利用を可能にしてきま
した。拡張性の高いアーキテクチャとフレキシブルで洗練された機能性は、国
内組織と同様グローバルな組織に対しても大きな魅力となっています。
クライアント
Kondor Global Limits についてのコメント
バンク・オブ・イーストアジアは、ロイターに
よる取引およびリスク管理ソリューションを活
用してトレジャリービジネスを拡張しています。
BEA の Exective Director & Deputy Chiaf Executive、Kay-cheng Chan 氏は次のように述べてい
ます。
「我々は戦略的な成長プランの一環として、トレーディング組織、外国為替オーダー管理システム、
トレジャリーポートフォリオおよびポジション把握をシームレスに統合できるようなグローバルなシ
ステムを求めています。ロイターによる統合的なトレジャリー リスク ソリューションを導入すれば
我々のサービスは拡大し、BEA は、2004 年末までにバーゼルⅡの要件を満たす香港で最初の地域金
融機関となるでしょう」。
野村証券(ロンドン)は、ロイターのリスク シ
ステムを導入する契約を結んでいます。
野村證券の Head of Foreing Exchange Trading、Norihiko Nishino 氏は次のように述べています。
「ロイターの Kondor+ および Kondor Global Limits は最良のリスクおよび取引管理システムであり、
我々の外国為替オーダー管理システムや外国為替ディーリング商品と統合することも可能です。我々
はロイターと協力しながら、このシームレスで総合的なソリューションの導入に尽力してきました。
我々はこの結果に大変満足しています」。
ドイチェ・ポストバンクは、ロイターの信用リ
ミット・モニタリング・システムを選択しました。
ポストバンク AG Head of Financial Markets IT、Christian Knechtel 氏は次のように述べています。
「信用リスク管理を重視する現在の傾向は、金融機関にとって最優先の課題を示しています。Kondor
Global Limits によるソリューションは技術的なフレキシビリティを備えており、異なるシステム間で
の世界規模のリアルタイムなリミット管理を最適な形で実現してくれるでしょう」。
ロイターは取引のあらゆる局面で
お客さまをサポートします。
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リスクおよび取引管理のソリューション「Kondor シリーズ」ニュースレター
GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE
拡張性の高いアーキテクチャとフレキシブルで洗練された機能性は、国内組織
のみならず同様グローバルな組織に対しても大きな魅力となっています。世界
中のお客さまをサポートするため、ロイターは、システムの販売、導入、メンテ
ナンスなどのサポートを提供する 350 名以上の専門的なリスク コンサルタント
を 60 カ国以上に配置しています。各地域のリスク専門家は、地域ビジネスの繊
細な事情を理解しており、それぞれの案件を効果的に管理しながら継続的なサ
ポートをユーザの皆様に提供するよう努めています。弊社は、新興市場から世
界最大の金融センターに至るまで、豊富な知識に裏付けされた包括的な技術サ
ポートおよび機能サポートを提供しています。
弊社のグローバル ネットワークは、
迅速で効率的な対応を可能にしています。
Kondor Global Limits は、自己資本に関する新しいバーゼル合意の遵守に向けた
作業を進める枠組みを提供しています。ロイターでは、バーゼルⅡが定める要
件を満たすにあたってお客さまが直面する問題の解決に寄与すべく、世界中で
話し合いの場を設けてきました。今後も同様な催しを実施したいと考えています。
バーゼルⅡに対するコンプライアンス戦略の策定に関しては、弊社リスク担当
者に問い合わせていただくか、Thibault Le Masson(thibault.lemasson@reuters.
com)までメールをお寄せください。
ロイターは取引のあらゆる局面で
お客さまをサポートします。
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GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE GLOBAL PERSPECTIVE
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REUTERS RISK
THE QUARTERLY NEWSLETTER FOR USERS OF THE KONDOR SUITE OF TRADE AND RISK MANAGEMENT SOLUTIONS
ISSUE 2 MARCH – MAY 2004
RISK
Welcome to the Reuters Risk newsletter. Through this newsletter we will be
exploring some of the pressing industry issues as well as offering useful and
practical advice to our users.
CONTENTS
02-04
05-06
07
08-09
10-12
MEGA TRENDS
PRODUCT
SPOTLIGHT
CUSTOMER
SPOTLIGHT
HINTS & TIPS
GLOBAL
PERSPECTIVE
– Kondor Global
Limits
– Special upgrade
offer to Kondor
Global Limits v2.6
– Santander Central
Hispano case study
– Risk trends and
Reuters solutions
All rights reserved. 法律で許可される場合以外は、ロイターの事前の承
諾なく、本書の全部もしくは一部分を転載することは禁じられています。
Reuters および地球をデザインしたマークは、登録商標であり、全世界の
ロイター・グループの商標となっています。本文中で言及している会社名、
商標、登録商標、および商号はその所有会社に帰属します
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– Kondor+ hints & tips
– What our customers
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