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平成22年度第11回浦和区区民会議議事録(PDF形式:34KB)
平成22年度第11回浦和区区民会議 1 議事録 日時・場所 日 時 平成23年2月17日(木) 場 所 浦和コミュニティセンター 2 出席者(委員:14名 委員 14:00∼16:30 第13集会室 敬称略、50音順) 青羽利勝、秋山千鶴、池田和夫、池田千恵子、遠藤勝、奥山恵子、 鹿島秀夫、川窪経一、菊地順子、瀬下文男、髙岡五百子、高梨隆治、 柳田秀一、山 容子 浦和区長 利根昇 事務局 新井昭彦、栗原光夫、荒木美穂、竹村真、宮澤歩 運営補助 コンサルタント1名 3 次第 1 開会 2 議事 (1)各部会からの報告 (2)委員が参画する各実行委員会の事業について (3)討論会「区長と語るこれからのまちづくり」 (4)その他 3 4 閉会 議事の概要 (1)各部会からの報告 ○総務部会 総務部会長より、以下のとおり報告があった。また「わくわく浦和区フェスティバ ル」での展示について、浦和区コミュニティの広場実行委員より補足があった。 ◆全体会議での討論会 ・2月3日(木)に部会を開催し、全体会で討論すべき内容等について話し合った。 本日、第11回区民会議では、「区長と語るこれからのまちづくり」を、また、 第12回区民会議(3月24日)では、 「(仮)これからの浦和区のまちづくりの テーマ」として、次期区民会議の議論の 種 となるような話し合いをしたらど うかと考えている。 ◆「わくわく浦和区フェスティバル」での展示 1 ・2月20日に予定されている「わくわく浦和区フェスティバル」に向け、展示パ ネルを作成した。 ・展示パネルは8枚であり、 「区民会議のあゆみ」 「第4期区民会議の取り組み」 「新 しい区民会議について」というテーマに沿って作成している。このほか、ホーム ページの映写、ウェットティッシュの配布、塗り絵などを予定している。 ○企画部会 企画部会長より、以下のとおり報告があった。 ◆平成22年度市政への提言(中長期) ・2月10日(木)に部会を開催し、市政への提言(中長期)について話し合った。 第10回区民会議では、市政への提言(短期)に対する市からの回答が得られた が、回答を踏まえて提言を絞り込むか否かも含めて、部会に一任をいただいた。 ・まず提言1については、①「民間施設等の有効活用に向けて」に関する市からの 回答は「今後の課題である」とのことであり、さらに追加提言する余地が大きい ように思われた。 ・次に提言4については、市からの回答は「要綱策定の予定はない」とのことであ ったが、第10回区民会議討論会でも話し合われたとおり、 あるべき公園の姿 を追求し、長期的な視点から提言する ことは意義あることと考えた。 ・このような経緯から、提言1と4に絞り込み、中長期提言を検討することとした。 ○広報部会 広報部会長より、以下のとおり報告があった。 ◆平成22年度活動報告書の検討 ・1月26日(水)に部会を開催し、平成22年度活動報告書の案について検討し た。巻末に「これからのまちづくりに向けて」というページを設け、各委員の こ れからの浦和のまちづくりに向けての想い を掲載した。 ・活動報告書のとりまとめについては、3月の区民会議に案を提出し、4月に印刷 というスケジュールで進めている。 ○IT部会 IT部会副会長より、以下のとおり報告があった。 ◆ホームページ運用のルールづくり ・来年度から区民会議のあり方が変わるので、ホームページのあり方も変わろうか と思う。そのことを前提としながらも、ホームページ作成・更新のルール、運用 規定を作成したので、ご確認いただきたい。 ◆今後の作業予定 2 ・今後も引き続き、平成22年度の活動内容についてアップしていく。平行して、 平成23年度ホームページのあり方が定まり次第すぐに立ち上げられるよう、ト ップページのデザインについても検討していく。 会 長:部会からの報告につきまして、何かご意見・ご質問はありますか。2月20日 の「わくわく浦和区フェスティバル」ですが、できるだけ多くの委員の参加を お願いしたいと思います。区民会議のジャンパーを着用する必要はありますか。 委 員:室内ですから、不要だと思います。 会 長:わかりました。それでは着用しないことにしましょう。次に3月26日の「中 山道浦和宿二七の市」への参加についてですが、ブース出展の内容はどのよう にしますか。 委 員:当日参加できる人数をみながら、最終決定したいと思います。 会 長:わかりました。これから当日の出欠表を廻しますので、みなさん、できるだけ 協力してください。 (2)委員が参画する各実行委員会の事業について ○浦和区区民のつどい実行委員会、参加と協働ふれあいまちづくり推進委員会 委員より、以下のとおり報告があった。 ◆浦和区区民のつどい ・3月には3つのお祭りを開催するが、区民のつどいの意義を念頭に置きながら、 事故なくしっかりと開催していきたい。来年度の方向性については、今後話し合 っていきたいと考えている。 ◆参加と協働ふれあいまちづくり ・出店者説明会を開催した。地域に貢献し、区民のまちへの関心を高めるようなお 祭りとして、しっかりと開催していきたい。 会 長:以上につき、何かご意見・ご質問はありますか。 一 同:(意見・質問なし) (3)討論会「区長と語るこれからのまちづくり」 意見交換に先立ち、区長より、以下についてお話があった。 ・地域は人で動く。やはり人づくりが大切である。 ・若い人に浦和のまちに来てもらう、歩いてもらうことが大切である。若い人で賑わ うまちという視点からは、東京都の吉祥寺が参考になるだろう。 ・浦和駅の高架化事業により、浦和のまちの回遊性が高まる。これを契機とした魅力 あるまちづくりに向けて、情報発信などにも力を入れていく必要がある。 3 ・若い人から高齢者まで、さまざまな人がタッグを組むような組織づくりも重要だ。 ・浦和のまちにはブランド力があり、ポテンシャルがある。さまざまな地域資源があ るが、みんなで話し合って活かしていく工夫が必要である。 会 長:それでは、ここから討論会に入ります。それでは総務部会長さん、進行をお願 いします。 委 員:ただいま、区長さんからお話がありましたが、お話を踏まえて、これからの浦 和のまちづくりに向けた想いをうかがいたいと思います。 会 長:マンションに暮らす若い人と、以前から地域で暮らしている高齢者をどう結び つけるか、これが課題だと思います。結びつけるきっかけの1つは、イベント でしょう。現に私の地域では、地域のお祭りをきっかけに、あいさつの輪が広 がっているようです。もう1つは、ごみなど地域の課題解決にみんなであたる ことが考えられます。 委 員:この区民会議のような組織にも、若い人の参画がほしいところですね。 区 長:第5期区民会議より、公募委員の応募要件を18歳以上としていますが、なか なか若い人の参画が得られないのが現状です。まず、まちが変わって、若い人 が入ってきたくなるような土壌をつくることも大切だと思います。 委 員:われわれが若かった頃、果たして地域のことに参加していたでしょうか。参加 することにメリットがあるような、仕組みづくりも大切だと思います。例えば、 地域に参画すれば単位がもらえるようにする、といったことも考えられます。 区 長:そういうシステムを取り入れている大学がありますね。 委 員:2月20日に開催された「わくわく浦和区フェスティバル」では、高校生・大 学生によるフリートークがありました。このような取り組みを通じて、若い人 に地域のことを知ってもらい、また地域の人にも若い人のことを知ってもらう ことが大切だと感じました。 委 員:いずれにしても、若い人にとって魅力ある仕組みとすることが大切です。これ はアイディアですが、若い人に参加してもらうばかりではなく、私たちが学校 に出向いて参加するのも良いと思います。 会 長:地域貢献が盛んな中学校、高校、大学があります。災害時には高齢者の支援に 協力するというような、取り組みも始まっています。 委 員:確かに、頑張っている中学校がありますね。中学校区くらいの規模の催しです と、協力しやすいということがあのかも知れませんね。 委 員:地域のお祭りなどに関連して学校にお願いすることがありますが、多くの場合、 ご理解をいただいています。 区 長:若い頃から、さまざまな形で社会体験を積むのは良いことだと思います。それ が大学生になると止まってしまうのでは、非常にもったいないと思います。 4 委 員:私の娘のように、子どもを持つようになってから、地域に戻ってくる人たちも いますね。 委 員:女性が戻ってくれば、輪が広がると思います。 委 員:戻ってきた人たちと、地元の高齢者のみなさんとの、間を埋めるような工夫が 必要かなと思います。 区 長:これからは、退職して地域に帰ってくる男性の問題もあります。なかなか地域 に入っていけないようですね。 委 員:男性は、なかなか難しいかも知れません。一歩踏み出せば、つながっていくも のですけどね。 委 員:いずれにしても、人と人の横のつながりが大切かと思います。中長期的に捉え て、少しずつ輪を広げていけば良いと思います。 委 員:そうですね。少しずつ輪を広げて、提言にも若い人の意見が入るようにしたら 良いと思います。 委 員:ところで、若い人たちを呼ぶためには、若い人たちの発想が必要なのではない でしょうか。 区 長:地道にやっていくことが大切でしょうね。 委 員:若いお父さん方は、休日は家族サービスで忙しいようですけど、中には、地域 の行事を一生懸命やっている人もいます。 会 長:若い人の中には、情報をインターネットだけから得ている人も多いような気が しますね。 区 長:インターネットの使い方が大切ではないでしょうか。若い人とのコミュニケー ションをどうつくりあげていくか、これが重要だと思います。 委 員:人づくりという観点では、やはり家庭の大切さを強調しておきたいと思います。 それと、若い人が入りやすいような、年齢構成のバランスがとれた会議運営も 必要だと思います。 委 員:今の若い人は大変です。勉強、就職、子育てと、時間がないというのも無理は ありません。結婚して子どもができて、初めて地域社会に出てくる人も多いで しょうから、そのタイミングが大切です。小学校での取り組みにできるだけお 母さんも参画してもらうとか、そういったところから広げていくのが良いと思 います。あとインターネット社会について申しあげると、あまりに無表情な社 会なのが気になりますね。 委 員:「知・徳・体」といいますが、これにコミュニケーションの力も備えた子ども が育ってくれると良いと思います。 委 員:校長先生の中には、子どもたちの地域への参画を積極的に進めている方もいら っしゃいます。 委 員:そうですね。地域と一体となって進めているところもあります。 5 会 長:土曜チャレンジスクールの様子をみていますと、地域の方々がずいぶん出てき てくれていますので、子どもと同時に大人たちの交流も図られています。 区 長:保護者の方の中には専門的なことに長けている人も多いですから、ありがたい ことです。 委 員:高校生、大学生の地域参画については、いかがでしょうか。 会 長:「わくわく浦和区フェスティバル」のような場が、きっかけになるのではない でしょうか。 委 員:そうですね。ボランティアとして大活躍していただきました。あのような場づ くりを、これからもっとしていけば良いと思います。 区 長:大学生による「浦和まち歩き」なども良いですね。 委 員:高校生、大学生、それから若い親御さんの地域参画ということですが、やはり、 子どもの頃から習慣づけていくのが良いと思います。 委 員:初めは渋々でも、PTAですとか、そういったところから輪が広がることもあ ります。それから、若い人の参画を求めるのであれば、会議の開始・終了時間 などにも配慮する必要があります。 区 長:そうですね。どのような形でも、まず地域に出て、体験してもらわないといけ ませんね。 委 員:先日、大雪になりましたときに、地域の人たちが協力し合って雪かきをしてい る姿をみて、まだまだ人と人とのつながりは生きているんだな、と感じました。 この場合は雪がきっかけになりましたが、もっと楽しいことがきっかけになれ ば、さらに良いと思います。 委 員:ごみゼロ運動なども良いですね。 委 員:参加する人がいつも同じではいけませんが、高齢者が集まるぶんには良いとい う取り組みもあるでしょう。 委 員:楽しいイベントがいいですね。エコに関する取り組みはどうでしょう。 今 日は○○の日 と設定して、区が区民に参加を呼びかけることも考えられます。 委 員:楽しいイベントに加え、楽しくお酒を飲むのも良いでしょう。 委 員:お酒が苦手な方も参加できるような、そういう場づくりも必要です。 委 員:場づくりは結構ですが、活動場所が足りなくなって取り合いになるような、そ ういうことではいけません。 区 長:若い人がもっと公民館を利用できるような、環境づくりも大切でしょうね。 委 員:「お祭りが楽しいから」と参加してくれる人もいます。 委 員:湘南新宿ラインが浦和駅に停車するようになれば、若い人の流れも変わると思 います。 区 長:どうでしょうか。若い人が浦和で降りるのか、それとも新宿まで行ってしまう のか、見通しが難しいところではあります。いずれにしても、駅東西が一体と 6 なった、魅力あるまちづくりを進めていかなくてはなりません。 会 長:浦和駅周辺では、マンションが数多く建設されました。浦和駅の利用者数は増 えているのでしょうか。 区 長:浦和駅の乗降客数ではありませんが、商工会議所の方のお話では、駅西口の歩 行者は減っているとのことです。 委 員:実感として、中山道の歩行者は減っているように思います。 委 員:バス発着所の東口への移動が影響していると思います。他市でも駅前の空洞化 が大きな問題になっていますし、浦和のまちも、これからが大変だと思います。 みなさんで知恵を出し合い、工夫していかなければいけません。浦和レッズの 存在は大きいので、サッカー発祥の地ですとか、そういったものを活かして、 つなげていくべきだと思います。 委 員:空き店舗があるならば、若い人がそこを活用して、何かを始められるような仕 組みづくりも大切かと思います。 会 長:市街地の課題であれば、道路が狭いですね。歩道が狭くて、歩行者が危ない思 いをしています。 区 長:今すぐに解決することは難しいですが、確かに浦和のまちの課題ですね。 委 員:まちの目玉をつくれば良いと思います。「浦和うなこちゃん会館」をつくると いうのはどうでしょうか。漫画、盆栽、鉄道と、集客施設は大宮に集中してい ます。 区 長:現在の情勢を踏まえますと、いわゆる箱モノの整備は難しいと思います。 委 員:本質的な部分に戻りますが、まちづくりというのは、そのまちに住んで、働い て、あるいは学ぶ人にとって良いまちをつくることが基本だと考えます。外か ら見て魅力的な、人を呼べるまちをつくるだけではないと思います。そういう 観点から申しあげると、浦和区では今後、高齢化が際だって進むものと思われ ますから、若い人も結構ですが、高齢者に目を向けたまちづくりも重要かと思 います。それから、これからはやはり、男性が地域に参画していかなければと 考えています。私が個人的に活動している会も、ほとんどが女性です。男性を いかに地域に引き出すか、これが今後の課題だと思います。先ほど例として吉 祥寺のお話がありましたが、吉祥寺にも参考になる部分とそうでない部分があ ると思いますし、浦和は浦和方式でよいと思います。 区 長:先ほど、例として吉祥寺を取りあげましたが、それは吉祥寺のコンパクトさと 活気を引き合いに出したかったためです。それから、以前から住んでいる人だ けでまちづくりをしようと思っても、これから高齢化が進みますし、若い人の 力もほしいという意味で申しあげました。 委 員:マンションが建設されて若い人が増えましたが、浦和のまちに魅力があれば、 若い人たちが定着してくれると思います。そういう人の定着性が大切です。そ 7 れから、まちが賑わうのは結構ですが、モラルが低下するようなことがあって はならないと思います。 区 長:もちろん、仰られるようなことが大切かと思いますので、そのようなことを踏 まえて、これからのまちづくりが進んでいけばよいと思っています。 委 員:それでは、そろそろお時間ですので、本日はここまでとしたいと思います。区 長さん、本日はありがとうございました。 (5)その他 事務局より、以下に関するお知らせがあった。 ○区民会議および市民活動ネットワークに関わる基本方針について ・これまで申しあげてきたとおり、区民会議およびコミュニティ会議のあり方が見直さ れ、来年度から、新しい区民会議と市民活動ネットワークが発足する。 ・これらに関する基本方針であるが、まず区民会議については、これまで申しあげてき たとおり、区長に対して提言するための会議体となる。 ・一方、市民活動ネットワークについては、従来のコミュニティ会議に代わって発足す る制度である。支援・連携の方法など、今後さらに区として検討すべき課題も残って いるが、概ね、これまで実施してきた「コミュニティの広場実行委員会」のあり方を イメージしている。 ○第5期区民会議公募委員の応募状況について ・本日時点で、7件の応募があった。 会 長:それでは以上をもちまして、第11回浦和区区民会議を閉会といたします。あ りがとうございました。 次回 平成22年度第12回浦和区区民会議開催日程 平成23年3月24日(木)14:00∼ 浦和コミュニティセンター第13集会室 以上 8