宮下善通寺市長資料(PDF：411KB)

行革コンペ
先進事例フォーマット
事例名
団体名
PCOI～厳正な定員管理とアウトソーシングによる 善通寺市
職員数削減～
概 要
善通寺市では正規職員数の削減を行政改革のメインテーマと捉え、毎年度、退
職者に対し不補充を徹底することにより、全体数の圧縮を図ってきた。また、
同時に公共関与の必要性を見極め、民に委ねるべきものをアウトソーシングす
ることにより、「小さな市役所」を目指している。
効 果
(人員削減効果)
平成７年度(470 人)～
平成１８年度(340 人)
１３０人（２７．６％）
の削減
(人件費削減効果)
１３０人×９００万円
（職員一人あたりコス
ト）＝１１億７，０００
万円
(総コスト削減効果)
平成８年度からの行革に
よる経費効果（事務事業
の改善等による）
３億８，５００万円
事例内容
１．アウトソーシング等行革のこれまでの主な事例
平成８年度
学校給食センター搬送業務を民間委託
平成１０年度
市営自動車教習所の民営化
平成１３年度
老人ホームの管理運営を社会福祉協議会へ委託
保育所（１ヶ所）を社会福祉法人へ委託
平成１７年度
善通寺市総合サービス㈱設立
２．職員給与の適正化これまでの主な事例
平成１１年度
職員の昇給を５５歳で停止
平成１２年度
職員給料７級わたりの廃止
全職員に対し勤務評定の実施
全職員に勤勉手当における成績率の適正運用
△５人分の効果
△３人分の効果
△５人分の効果
△８人分の効果
平成１４年度
わたり制度全廃
３．善通寺市の行政改革理念（構想・大綱の推移）
平成 ７年 第１次善通寺市行政改革大綱策定
（職員数目標３７０人）
平成１４年 善通寺市 PCOI（プレミアム・シティ・オフィス・イニシアティブ）
構想策定
同
年 第２次善通寺市行政改革大綱策定
（職員数目標２７０人）
平成１７年 S-PCOI（スーパー・プレミアム・シティ・オフィス・イニシア
ティブ）の名のもと、全職員・全部署を対象とした事務事業棚
卸を実施し、これを基に集中改革プランを策定
（職員数究極目標１７０人）
４．PCOI という考え方
○付加価値（プレミアム）を生み出す
地方自治体は住民からの税を行政サービスとして還元し、住民の公共の福祉増
進に努めなければなりません。そこで、どれだけ経費を節減し高い品質の行政
サービスを生み出すことができるか、ということが自治体の価値となります。
このため「税還元率の向上」を目指していくことが求められています。本市は
この税還元率の高さにおいて、標準的な自治体を上回り、付加価値（プレミア
ム）の付いた市役所を作り上げたいと考えています。
○目標
「標準的な自治体よりも少人数で業務が行われること」を目標とします。本市
の人口は減少傾向にあり、将来この傾向が変化するとは考えにくい状況にあり
ます。１０年後の本市人口を３３，０００人、２０年後の人口を３０，０００
人程度まで減少すると予想し、職員数３００名を標準とします。
“ＰＣＯＩ”では、標準よりも「さらに一割減」というプレミアムを付加する
という考え方により「２７０人」を目標と定めました。
“Ｓ－ＰＣＯＩ”では、究極まで市役所を小さくすることにより、将来には「１
７０人」の職員で運営することができるよう、全ての事務事業を一から見直す
こととしています。
５．これからの取り組み（S-PCOI）
アウトソーシング
・ 全保育所の民営化
・ 全幼稚園のアウトソーシング
・ 学校給食センターのアウトソーシング
・ ごみ処理施設のアウトソーシング
・ 地区公民館の住民へのアウトソーシング
財政
・ 政策的圧縮予算
定数管理及び人材育成
・ 善通寺市総合サービス㈱からの人材派遣推進
・ 収入役不設置
・ 査定昇給制度
・ 管理職試験実施
その他
・ 地域自治区設置
・ 市町村から国、都道府県への権限集権
究極の小さな市役所
平成１８年３月１５日
善通寺市長 宮下 裕
善通寺市の職員数の推移
人口に占める
職員数割合
１．３％
１．０％
０．９％
０．８％
※各年度の職員数は
当該年度当初を示す
０．５％
人
500
450
400
350
300
250
200
150
100
人口
平成７年度
３万７千人
平成１６年度
３万６千人
平成１８年度
３万５千人
平成２３年度
３万３千人
平成３４年度
３万人
平成１６年度決算額 １２２億円
市の財政状況
（単位：億円)
120
標準財政規模
６８億円
平成7年
平成14年
旧・行革大綱の策定
現・行革大綱の策定
市債残高（借金）
100
112
80
80
60
５３
２５
市債残高から交付
税措置分を引いた
残高
55
61
59
実質的な借金 ２３
40
20
0
実質的な借金 △２
基金残高（貯金）
32
23
H6
24
H7
18
14
15
16
17
13
10
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
5
H15
△2
H16（年度)
善通寺市「総合財政力」ランキング
※財政状況を示す４つの指標（経常収支比率、起債制限比率、積立金現在高比率、地方債現在高比
率）を点数化したもの。
政策的圧縮予算
当初予算の推移
億円
130
125
特別財政対策年度
120
115
110
108
105
100
95
14
15
16
17
18
19
20
21
22年
プレミアムから
スーパープレミアムへ
職員１７０
平成３４年度
善通寺市の
行政改革
職員２７０
平成２３年度
職員３７０
平成１６年度
スーパー・プレミアム
職員４７０
平成７年度
プレミアム
プレミアム＝職員数の
削減による税の還元
行革スタート
市民サービス
税の還元率
税の還元率
人件費
税収入
（一般財源） ― （一般財源）
税収入
（一般財源）
善通寺市の行政改革と集中改革プラン
年
７年度～１７年度
度
旧
１８年度～２８年度
２９年度～３４年度
善通寺市行政改革大綱
（４７０→３７０）
８年度～１７年度
善通寺市ＰＣＯＩ構想
現
善通寺市行政改革大綱
（３７０→２７０）
１５年度～２４年度
Ｓ－ＰＣＯＩ
（集中改革プラン）
新
善通寺市行政改革大綱
（２７０→１７０）
２１年度～３４年度
職員数
（人）
470
337
321
170
人 口
（百人）
374
354
351
300
人口と職員数
職員数（人）
200
善通寺市行政改革大綱
（３７０→２７０）
現
450
Ｓ－ＰＣＯＩ
（集中改革プラン）
400
善通寺市行政改革大綱
（２７０→１７０）
新
人口（百人）
250
平 成 ３ ４年 度
平 成 ３ ３年 度
平 成 ３ ２年 度
平 成 ３ １年 度
平 成 ３ ０年 度
平 成 ２ ９年 度
平 成 ２ ８年 度
平 成 ２ ７年 度
平 成 ２ ６年 度
平 成 ２ ５年 度
平 成 ２ ４年 度
平 成 ２ ３年 度
平 成 ２ ２年 度
平 成 ２ １年 度
平 成 ２ ０年 度
平 成 １ ９年 度
平 成 １ ８年 度
平 成 １ ７年 度
平 成 １ ６年 度
平 成 １ ５年 度
平 成 １ ４年 度
平 成 １ ３年 度
平 成 １ ２年 度
平 成 １ １年 度
平 成 １ ０年 度
平 成 ９年 度
平 成 ８年 度
平 成 ７年 度
150
善通寺市行政改革大綱
（４７０→３７０）
旧
500
350
300
集中改革プラン
１．事務事業改革
２．公務員改革
行政改革
３．財政改革
４．協働
善通寺市長 宮下 裕