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基幹業務∼学生・教員・職員サービスソリューションのご紹介

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基幹業務∼学生・教員・職員サービスソリューションのご紹介
基幹業務∼学生・教員・職員サービスソリューションのご紹介
豊山 泰豪、加藤 寛子
日本事務器株式会社 公共・文教ソリューション事業本部
販売推進部 文教販売推進グループ
概 要: 学 生・ 教 職 員 参 加 型 統 合 サ ー ビ ス パ ッ ケ ー ジ「CampusAvenue」、 統 合 型 大 学 マ ネ ー ジ メ ン ト パ ッ ケ ー ジ
[CampusCORE21]、学生・教職員向け Web ポータルシステム「Campus@venue」、大学図書館情報システム「NeoCILIUS」
のご紹介。
キーワード:大学基幹業務システム、大学図書館情報システム、ポータルサイト
生・教員・職員全員に向けたサービスの向上
を目指します。
(2)進化
弊社が長年培ってきたノウハウを凝縮し、
更に今後蓄積されるドゥハウも採り入れ成長
するシステムです。
(3)拡張
様々な学内ソリューションとの融合を図
り、学内総合情報ソリューションへの拡張を
目指します。
1. はじめに
少子化による大学間競争の激化、教育基本
法の改正等、大学を取り囲む環境は日々変化
しております。弊社ソリューションも時代の
変容に対応すべく、進化を続けております。
本 稿 で は 平 成 18 年 に 発 売 し ま し た
「CampusAvenue」、今年大きくバージョン
アップする「NeoCILIUS」を含む、弊社製
品をご紹介いたします。
2.3 概要
2. 学生・教職員参加型統合サービス
パッケージ「CampusAvenue」
学生が入学してから卒業するまでの一貫し
た学籍管理を行います。学生毎のカリキュラ
ム設定も可能で、様々な履修形態に対応して
おります。
また、新機能「学生カルテ」によって、一
人一人の学生に対し、よりきめ細やかな学生
指導情報を教員・職員間で共有することが可
能です。
学生向けのサービスとしては、履修登録や
休講・補講情報の閲覧などが Web 上で簡単
に行える機能があります。それによって学生
の利便性向上、学生満足度向上につながりま
す。
2.1 パッケージ紹介
「CampusAvenue」 は、 平 成 13 年 リ リ ー
スの弊社パッケージ「CampusCORE21」で
ご要望の多かった機能や最新のテクノロジー
を用いて開発した次世代 Web バージョンの
パッケージです。事務処理の効率化に加え、
学生や教職員へのサービスも融合し、未来の
キャンパス基盤創りに貢献いたします。
2.2 パッケージコンセプト
2.4 特長
(1)サーバ環境は Windows・Linux どちら
にも対応しております。
(2)クライアントはブラウザのみで稼動する
ことが可能です。(Firefox・Safari にも対
応。)
(3)Unicode に対応しており、世界の主要言
語のほぼ全てをサポートしております。
(4)Web システムでありながら、クライア
ント・サーバシステム並の軽快な操作性を
実現しました。
(5)ユーザ自身で帳票カスタマイズが可能で
(1)参加
職員の事務処理システムだけではなく、学
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す。
(6)様々な学内システムとの連携が可能で
す。
(3)調達サブシステム
会計システムの予算管理と連動し、物品調
達をサポートします。
(4)固定資産システム
様々な資産の台帳管理および償却計算を行
います。
(5)学納金システム
入学検定料から入学時・在学時までの学納
金を管理します。
3. 統合型大学マネージメントパッケージ
「CampusCORE21」
3.1 概要
CampusCORE21 は、長年に渡る大学事務
のノウハウと経験を基に開発した、クライア
ント・サーバシステムを主としたパッケージ
です。多彩なラインナップで大学運営を強力
にサポートします。平成 13 年のリリース以
降、機能強化を続けております。
3.3.2 特長
(1)経営実態に即した管理会計の実現
科目別・目的別など様々な予算管理に対応
し、経営実態に合わせた弾力的な管理会計を
サポートします。
(2)様々な規模の学校法人に対応
学校などの複数組織をそれぞれ独立して運
用可能。複数組織を合算した計算書類作成機
能も装備しています。
(3)ワークフローによる迅速な決裁業務を支
援
ワークフロー機能による各承認部門の決裁
をサポート。法人全体の決裁スピード向上と
ともに、ペーパーレス化への取組みも支援し
ます。
3.2 ラインナップ
3.4 CampusCORE21 教学系システム
3.4.1 概要
受験から卒業までの情報管理・処理を行
い、4 つのサブシステムから構成されていま
す。
(1)入試システム
志願者登録から試験教室の準備処理、試験
日当日の出欠や成績入力、合否確定・発表処
理を行います。
(2)教務システム
入学者の登録から履修・成績・進級・卒業
判定までの学籍管理・教務管理を行います。
(3)就職・就職 Web システム
学生の求職・求人情報・内定情報および卒
業生データを管理します。
(4)保健システム
学生の健康診断情報の履歴管理を行いま
す。
CampusCORE21 は学校法人会計システム
を中心とした「法人系システム」、学籍・履
修・成績等学生の情報を管理する「教学系シ
ステム」、Web 上から学生・教職員へタイム
リーに情報提供を行う「Web ポータルシス
テム」で構成されています。
3.3 CampusCORE21 法人系システム
3.3.1 概要
学校法人会計則に沿った会計処理を行う為
の一連のパッケージで、5 つのサブシステム
から成り立ちます。
(1)会計システム
予算作成から日々の伝票処理、予算管理お
よび各種計算書類を作成する基本システムで
す。
(2)発生源サポートサブシステム
学内で予算を持ち執行する部署(発生源・
現場)での予算申請や執行申請業務機能、お
よびワークフロー機能を提供します。
3.4.2 特長
(1)教学業務全般に対応
入試、教務、就職、保健システムと豊富な
ラインナップを揃え、サブシステム単位での
導入が可能です。大学様の導入計画・予算に
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応じてシステムを追加することができ、拡張
性に優れています。
(2)部門を横断する情報も一元管理可能
システム間のデータはシームレスに連動。
部署ごとに点在する様々なデータを共有、一
元管理するため、部門を横断する業務をより
スムーズに処理することが可能です。
(3)他システムとの連携
学生・教職員向け Web ポータルシステム
「Campus@venue」や大学図書館情報システ
ム「NeoCILIUS」ともデータ連携が可能で
す。
また、トータルソリューションベンダーと
して、証明書自動発行機や IC カード(学生
証)など、自社製品以外のソリューションと
も豊富な連携実績がございます。
(3)他システムとの連携
CampusCORE21 教 務 シ ス テ ム と 標 準 で
データ連携し、データ管理に関わる手間と管
理コストを軽減します。大学様が現在お使い
の教務システムとの連携も可能です。
4. 大 学 図 書 館 情 報 シ ス テ ム
「NeoCILIUS」
4.1 概要
デジタルライブラリ化の要請、利用者との
コミュニケーションの充実など様々な対応を
求められる大学図書館。NeoCILIUS は多彩
な利用者サービス、きめ細かい業務機能、安
心のサポート体制でそのニーズにお応えしま
す。
(1)業務側機能
大学図書館業務に必要と思われる業務機能
を網羅しております。詳細なシステム設定が
でき、図書館の個別の運用にあわせたご提案
が可能です。更に主要画面には画面カスタマ
イズ機能を実装し、分館単位およびユーザロ
グイン単位の個々の運用、操作性に配慮して
おります。
―システム範囲―
・収書図書/収書逐刊
・予算・支払管理
・目録図書/目録逐刊
・閲覧
・利用者サービス関連
・その他
(蔵書点検・ILL・帳票・スプレッドシー
トインターフェース・マスタメンテナン
ス・画面カスタマイズ機能)
(2)利用者サービス側機能
利用者の利便性と図書館からの情報発信機
能の向上を目指し、従来の利用者サービスを
全面的に刷新。平成 19 年 4 月、
「NeoCILIUS
KnowledgeOPAC」として正式リリースいた
します。学内外の学術情報への広範なリンク
構造や、利用者ポータル機能「MyLibrary」
等により、利用者と図書館とのコミュニケー
ション環境を容易に構築することができま
す。
―システム範囲―
・TOP メニュー
[Library News・図書館カレンダー・新
着案内・貸出ランキング・コーナー機能
(書誌・所蔵リスト公開)・投書表示・レ
フ ァ レ ン ス 事 例 集・RSS 配 信・Open
3.5 学生・教職員向け Web ポータルシステム
「Campus@venue」
3.5.1 概要
様々なサービスを Web で統合的に提供し
ます。学生に限らず、教職員へのサービス向
上にも貢献いたします。
各種お知らせ、休講・補講・教室変更と
いった授業情報、アンケート、シラバスの公
開等を共通サービスとし、学生へは Web 履
修登録、教員へは Web 成績登録を提供しま
す。また、携帯電話を使ったサービスも用意
しております。
3.5.2 特長
(1)ポータル(利用者個人への情報提供)
学生・教員・職員個人毎に「あなた専用の
ページ」を提供します。
ログイン後の TOP ページは、本人に必要
な情報だけをタイムリーに提供する画面設計
となっています。
(2)サービス向上
学内/学外のパソコンから、時間と場所を
選ばずアクセス可能です。(携帯含む)
学生は Web からの履修申告が可能。申告
画面には学生本人が履修可能な科目だけが時
間割り形式で表示され、シラバスとも連動し
ます。スムーズな履修申告、申告漏れ・ミス
防止を実現しました。
アンケート機能が標準搭載されており、授
業評価などに活用することも可能です。アン
ケート作成・配布・集計作業は特別な知識を
必要とせず、容易に行える機能を備えており
ます。
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ています。「オンラインレファレンス」機能
は利用者から寄せられたレファレンスを活用
して公開する機能です。これらの各コンテン
ツは「RSS 配信」に対応しており、利用者
は RSS リーダを使い、図書館の最新情報を
得ることができます。
(3)検索する、リンクを辿る
OPAC の 詳 細 画 面 は、 シ ン プ ル に 検 索
フィールドが並んだデザインにいたしまし
た。メインとなるキーワード検索、それを補
完する意味での全文検索(書誌事項の部分一
致検索)をご用意しており、ローカルと NII
の横断検索を行うことも可能です。詳細書誌
表示画面からは WebCat Plus 等の外部デー
タベースの当該書誌の詳細ページに対する自
動リンクボタンを設けることができます。
また、論文データベースを標準で装備して
おり、論文タイトル、抄録、全文などに対し
てダイレクトに検索を行うことができます。
(4)MyLibrary
利 用 者 が ID・ パ ス ワ ー ド を 用 い て 行 う
サービス全般を「MyLibrary」と位置づけ、
多数の機能強化を行いました。従来からある
利用状況照会等の基本機能に加え、ブック
シェルフ機能、パーソナルカレンダー、レ
ファレンス、読者レビュー機能を新設しまし
た。
ブックシェルフ機能は、再利用したい「書
誌」、「論文」、「検索条件」を保存できる機能
です。このブックシェルフ機能とアラート
メール配信機能を組み合わせると、任意の条
件に合致する資料が届いたときにメールを配
信する設定も可能となります。
URL リンク対応等]
・蔵書検索
[クイックサーチ・詳細検索・ブラウズ
検索・論文検索・履歴検索等]
・検索結果
[イメージ表示・典拠リンク・外部 DB
リ ン ク(Webcat Plus、Amazon 等 )・
出力オプション・予約/購入/ ILL 依
頼・読者レビュー等]
・My Library
[プロフィール管理・個人へのお知らせ・
パーソナルカレンダー・利用状況照会
( 貸 出・ 予 約・ 貸 出 履 歴・ 購 入 依 頼 /
ILL 依頼)・貸出更新・My ブックシェ
ルフ・アラートメール配信・オンライン
レファレンス・投書・読者レビュー等]
(3)オプション機能など
携帯電話 OPAC、認証サーバ連携、自動
書庫システム連携、横断検索、機関リポジト
リ連携、入館ゲート連携等
4.2 特長
今回バージョンアップいたします利用者
サ ー ビ ス「NeoCILIUS KnowledgeOPAC」
を中心にご紹介いたします。
(1)使いやすさ = 利用者が直感的に操作で
きるシステム
こ れ ま で の OPAC で 見 過 ご さ れ が ち で
あった「使いやすさ(ユーザビリティの高い)
システム」を重視して設計いたしました。
特に全画面上部に配置し、いつでも新規検
索を行うことができる「クイックサーチ」、
辿った画面の履歴を表示し、任意の画面にダ
イレクトに遷移できる「画面遷移履歴リン
ク」は利用者の OPAC 操作傾向を分析した
成果です。更にグローバル化する大学様の状
況を考慮し、図書館システムとしては初め
て、日英に加え、中国語・韓国語に対応いた
しました。
(2)多彩なコンテンツ
「NeoCILIUS KnowledgeOPAC」のトップ
ページは通過されるだけのページではなく、
実際にコンテンツを提供する有機的なページ
になっております。
お薦めの新機能は、「コーナー」機能、「オ
ンラインレファレンス」機能です。「コー
ナー」機能は任意の資料群を任意のネーミン
グで登録できる機能です。用途は特に限定し
ていませんが、
「指定図書」、
「コレクション」、
「図書館からのお薦め」などの公開を想定し
5. おわりに
弊社では、上記ソリューション以外にも
ASP による遠隔講義システム、IC カードソ
リューション等、様々なご提案が可能です。
ご不明点、ご興味をお持ちになった点等ござ
いましたら、お気軽に弊社までお問い合わせ
ください。
〈お問合せ先〉
日本事務器株式会社
公共・文教ソリューション事業本部
販売推進部 文教販売推進 G
TEL:050-3000-1514
E-mail:[email protected]
URL:http://www.njc.co.jp/
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