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「滋賀県邦楽・邦舞専門実演家養成所」 第三期
平成 25 年度文化庁「劇場・音楽堂等活性化事業」 滋賀県次世代創造発信事業 「滋賀県邦楽・邦舞専門実演家養成所」 第三期研究生・後期 (滋賀県邦楽・邦舞専門集団「しゅはり」花形候補生) 募集要項 (公財)滋賀県文化振興事業団では、滋賀県の特色や施設の特性を活かし、「次世代」に重点をおいて、優れた舞 台芸術の公演制作、教育普及、人材育成などの事業を県民や芸術関係者と共に創造・発信することにより、地域の 文化芸術活動と県民への鑑賞機会の充実を図り、文化芸術の向上を目指しています。 当養成所は、邦楽・邦舞の専門家(職能人)または専門家を志す研究生の養成機関として、中堅・若手の演奏家や 日本舞踊家の意識と音楽・舞踊常識を高めることや技術のレベルアップを図ることを目標に、将来公共劇場におい て活動可能な専門家を養成していきたいと考えています。 主な養成内容は、邦楽部門では、主に現代邦楽曲の合奏法の訓練とその基礎教育である五線譜による演奏法の 習得、邦舞部門では、主に舞踊アンサンブルの習得と古典の技術に裏付けされた創作日本舞踊の創造です。また、 新時代の公共劇場で活動するためのアートマネジメントの理論性と思考性、実践性を踏まえたアートマネジメント技 術の習得を目指します。 これらの養成訓練により、その専門性は、技術・意識・理論・実践・創造などが基盤になりますが、最終的には、多 くの訓練や舞台経験を通じて、創造現場からその専門的な人材がもつ人間としての力(人間力)を開発していくことに つなげたいと考えています。 【養成所について】 ■部門 邦楽部門 ・邦舞部門 ■クラス 研究科 ・ 基礎科 ・ 別科 の3科があります。 ■養成期間 2 ヵ年。今回別科の募集はありません。 ■参加料 今年度分 40,000 円、前納制。1回4時間、今年度7回程度。 ※入所金は無料です。また、研究会も含みます。 ※「古典芸能アートマネジメント人材育成講座」(制作プロデュースコース)の受講料は、参加料に含まれます。 ■授業会場 滋賀県立文化産業交流会館 (滋賀県米原市下多良二丁目 137) ※その他の会場を使用することもあります。 ■特典 1 様々な流派の方と交流し、研鑽を積む絶好のチャンスです。 2 優秀な方は、当事業団が行う「伝統と創造シリーズ」や「長栄座」事業などの公演に参加する機会があります。 各界の一線で活躍されている一流のプロの方と共演する機会があります。 なお、公演への出演は、オーディションの結果により決定します。 3 養成期間修了後は、専属集団「しゅはり」の団員に登録できます(別科修了生は準団員、他規定があります)。 1 ◇滋賀県邦楽・邦舞専門集団「しゅはり」の構造 しゅはり 専 科 芸術監督が指名する実演家、伝統と創造シリーズに出演する客演、養成所講師を対象としています。 花 形 滋賀県邦楽・邦舞専門実演家養成所「研究科」修了生( 「別科」修了生は、準団員)を対象とします。 ただし、滋賀県邦楽・邦舞専門実演家養成所「基礎科」修了生、 「研究科」および「別科」研究生も 対象にする場合があります。 滋賀県邦楽・邦舞専門実演家養成所 「長栄座」事業への出演 邦楽部門 別 科 研究科 45 歳~59 歳 19 歳~44 歳 邦舞部門 2年間 邦楽部門 基礎科 邦舞部門 13 歳~29 歳 邦 楽 邦 舞 キ ッ ズ ワ ー ク シ ョ ッ プ 満 5 歳~12 歳 この専門集団の目的は、県民や県内外の芸術関係者と共に創作活動を行うことにより、地域の文化芸術活動と創 作活動を行うことにより、地域の文化芸術活動と県民への鑑賞機会の充実を図ることで、滋賀県独自の文化芸術の 向上を目指します。 地域の公共劇場として全国唯一の邦楽・邦舞の専門集団を結成することで、長栄座を始めとする各種事業への出 演が可能となり、教育機関への派遣授業、養成所やキッズワークショップの講師など、実際の創造現場を通した実 践的な活動を行います。 集団名は、“しゅはり”。古来からの芸道や武道に伝わる修行論のひとつ“守破離”から着想を得ました。 今後は、この専門集団“しゅはり”のメンバーを核にして、様々な活動を展開したいと考えております。伝統と創造シ リーズⅠ~Ⅲまで取り上げた作品の中からさらに再演を重ね作品の精度をたかめつつ、レパートリー化を図ります。 また、第一回目から演奏を重ね、今は亡き昭和を代表する作曲家藤井凡大、杵屋正邦、長澤勝俊の先生方の作品 を取り上げ、その意義と功績を現代に問いかけます。 2 【邦楽部門】 【募集・オーディションについて】 ■募集クラス 基礎科、研究科 ■募集人員(予定) 箏・十七弦 10 名程度 ■オーディション実施日・会場 実施日/平成 25 年 10 月 26 日(土) 会 場/滋賀県立文化産業交流会館 ※当日の日程、順序等については、応募期間終了後応募者に通知します。 ※審査時間の指定、変更はできません。 ■選考方法 非公開の実技審査を行います。 (1)課題曲 「六段の調べ」(基礎科は除く) (2)自由曲 課題曲を除いた古典・近代・現代曲より任意の 1 曲を演奏する(6 分以内)。ただし、唄のない曲を選曲してくださ い。 ※譜面の持ち込み:課題曲は不可、自由曲は可とします。 ※使用楽器は、各自で持参することを基本とします。 ■審査員 ・野村 祐子/正絃社二代家元、愛知県立芸術大学・愛知大学非常勤講師 ・竹内 有一/京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター准教授 【授業について】 ■授業日程・時間(予定) 1回4時間程度。 【研究科】 10/26(土)、11/3(日)、12/1(日)、12/22(日)、H26.1/13(月・祝)、 いずれも 13 時から開催 【基礎科】 月2回程度 土・日曜日、13時から開催(平日17時以降の開催も予定) 研究会(成果発表会) 【研究科】 【基礎科】 平成 26 年 1 月 18 日(土) ※17 日(金)ゲネプロ 会場:滋賀県立文化産業交流会館 小劇場 ※ 衣装は、ご自分で手配願います。 ■講師 ◇研究科・別科 野村 祐子(のむら ゆうこ) 幼少から箏に親しみ、3 歳で初舞台。14 歳より作品を発表、現在90 余曲を公刊CD化。野村峰山(尺八)とのジョイントリ サイタルや、箏ソロリサイタル(文化庁芸術祭参加)、正絃社合奏団コンサートなどを開催。父・野村正峰作品のソリストとし て流派を越えて作品を広め、学校関係での指導、オーケストラ共演、NHKFM放送、TV「芸能花舞台」など、本拠地名 古屋から全国的に活躍。NHK邦楽技能者育成会卒業。名古屋市民芸術祭賞、名古屋市芸術奨励賞など受賞。2002年、 野村正峰より正絃社二代家元を継承。愛知県立芸術大学・愛知大学非常勤講師、愛知芸術文化協会・名古屋三曲連盟理 事、NHK名古屋文化センター箏曲講座講師、現代邦楽作曲家連盟・関西邦楽作曲家協会会員、正絃社合奏団主宰・正 絃社二代家元。 ◇基礎科 指導 専門集団「しゅはり」メンバーが担当 ■カリキュラムの特色(授業内容など) アンサンブル演奏、パート練習、全体練習、アートマネジメント概論。 平成 25 年 11/9(土)、11/17(日)、12/23(月・祝)、平成 26 年 1/26(日)に実施する「古典芸能アートマネジメント人材育成講座」 (制作プロデュースコース)への出席 3 【邦舞部門】 【募集・オーディションについて】 ■募集クラス 基礎科、研究科 ■募集人員(予定) 日本舞踊 5 名程度 ■オーディション実施日・会場 実施日/研究科 平成 25 年 10 月 27 日(日) 会 場/滋賀県立文化産業交流会館 基礎科 平成 25 年 11 月2日(土) ※当日の日程、順序等については、応募期間終了後応募者に通知します。 ※審査時間の指定、変更はできません。 ■選考方法 非公開の実技審査及び面接を行います。 実技:自由曲 (6 分以内) ※音源(MD またはカセットテープ)をオーディション当日に各自持参すること。カセットテープは必ず頭出しをしておく こと。MD は、標準モードで録音したものに限る。 ※小道具は用いず、扇子及び手ぬぐいをもって代用すること。 ■オーディション審査員 ・林 千永/日本舞踊家、振付家、林流千永派家元 (研究科のみ) ・花柳禄春奈/花柳流師範 (基礎科のみ)・滋賀県邦楽・邦舞専門集団「しゅはり」 邦舞部門団長 ・柴田 英杞/滋賀県立文化産業交流会館芸術監督 【授業について】 ■授業日程・時間(予定、進み具合により授業日程を追加する場合があります) 1回4時間程度。 【研究科】 11/23(土)、11/24(日)、12/23(月・祝)、H26.1/12(日)、1/13(月・祝) いずれも 13 時30分から開催 【基礎科】 11/2(土)、11/3(日)、12/1(日)、12/23(月・祝)、H26.1/12(日) いずれも 13 時30分から開催 研究会(成果発表会) 平成 26 年 1 月 18 日(土) ※17 日(金)ゲネプロ 会場:滋賀県立文化産業交流会館 小劇場 ※ 衣装は、ご自分で手配願います。素踊り形式ですので、色無地などの普通のお手持ちの着物で結構です。 ■講師 ◇研究科・別科 林 千永(はやし ちえ) 3 歳で日本舞踊林流二世家元・林一枝に入門。17 歳で師範名取となる。東京藝術大学音楽学部邦楽科三味線専攻卒 業。古典の舞台を踏む一方、振付に積極的に取り組む。舞踊公演の他、演劇、イベントの構成・振付・出演多数。2004 年に は伝統文化の伝承・保存・普及を目的とする特定非営利活動法人 和のメソッドを立ち上げ、子ども向けワークショップな ど、社会に向けての活動を行っている。1983 年度芸術選奨文部大臣新人賞、1987 年度・1988 年度文化庁芸術祭賞、1985 年度国際エミー賞、日本舞踊協会新春舞踊大会 3 年連続大会賞・会長賞など受賞多数。林流千永派家元。 ◇基礎科 花柳 禄春奈(はなやぎ ろくはるな) 兵庫県出身、滋賀県在住。4 歳より花柳禄春栄に手ほどきを受け、小学生より花柳禄春(冨士野高嶺)に師事。8 歳から9年 程クラシックバレエも学ぶが、後日本舞踊に専念し 19 歳で名取、22 歳で師範となる。1986 年花柳流特修講座を受講(八朔 会第 6 期生)。1990~1991 年ドイツ在住時、現地幼稚園にてドイツの子どもたちに日本舞踊の指導をする。帰国後、舞踊公 演出演の他大阪・滋賀・兵庫で日本舞踊教室を開催。禄春奈の会・子供教室主宰。高槻市立津之江小学校日本舞踊クラブ 講師。大津市文化遺産継承事業(文化庁)、大津市国際親善協会にて日本舞踊、伝統文化の普及・継承に努めている。 ■カリキュラムの特色(授業内容など) アンサンブル舞踊と創作舞踊、アートマネジメント概論。 平成 25 年 11/9(土)、11/17(日)、12/23(月・祝)、平成 26 年 1/26(日)に実施する「古典芸能アートマネジメント人材育成講座」 (制作プロデュースコース)への出席 4 【応募について】 ■応募資格 1 年齢 (1)基礎科 昭和 59 年 4 月 2 日から平成 13 年 4 月 1 日生まれの個人(本年度満 13 歳以上 29 歳以下の方) (2)研究科 昭和 44 年 4 月 2 日から平成 7 年 4 月 1 日生まれの個人(本年度満 19 歳以上 44 歳以下の方) 2 プロ、アマ、国籍は問いません。 3 (研究科のみ)将来プロとしての活動をお考えの方、本格的な作品制作への意欲と熱意をお持ちの方。 4 授業(月 2 回程度)の2/3以上の出席および養成所の成果発表の研究会(平成 26 年1月 18 日(土)に開催)に参加 できる方。(授業及び研究会の日程については別述) 5 心身共に健康な方。 6 未成年者は、保護者の同意を得たうえで応募用紙に署名・捺印をすること。 ■応募方法 所定の応募用紙に必要事項を記入し、滋賀県立文化産業交流会館まで郵送又は直接持参してください。(個人情報保 護のため、ファクシミリ・電子メールは不可) ■応募締切 平成 25 年 10 月 19 日(土) ※必着 ※直接持参の場合、滋賀県立文化産業交流会館は毎週月曜日(祝日の場合はその翌平日)が休館日です。 ■辞退・棄権 応募後、参加を辞退する場合は、速やかに主催者に電話で連絡をしてください。 ■結果発表 オーディション審査終了より約 1 時間後に事務所前に掲示。また、10 日以内に文書にて通知します。 ※入所手続き等については、合格の方に通知します。 ■オーディション参加料 無料(但し、参加に要する交通費、宿泊費等は各自で負担) 【主催・問い合わせ先】 ■応募・お問い合わせ先 〒521-0016 滋賀県米原市下多良二丁目 137 (公財)滋賀県文化振興事業団 滋賀県立文化産業交流会館 「養成所オーディション」係 宛 【邦楽部門】か【邦舞部門】を明記すること。 電話 0749-52-5111 E-メール [email protected] ■主催/滋賀県・公益財団法人滋賀県文化振興事業団 ■助成/文化庁(劇場・音楽堂等活性化事業) 5