...

災害救護訓練を実施 - 日本赤十字社茨城県支部

by user

on
Category: Documents
37

views

Report

Comments

Transcript

災害救護訓練を実施 - 日本赤十字社茨城県支部
災害救護訓練を実施
傷病者の搬送をする防災ボランティア
搬送された傷病者を診察する医師
傷病者を手当てする看護師
P2 アマチュア無線奉仕団の
活動に参加して
P3 HOT NEWS/日赤NOW
P4 乳児院の節分
トレセン事後研修会
(高校の部)
を実施
健康生活支援講習が
始まります
赤十字救援車を配備
茨城県支部管内の義援金・
救援金受付状況
2月21日、
取手市藤代スポーツセンターを会場に、
取手市付近で震度6強の強い地震が
発生したことを想定した災害救護訓練を行いました。
日本赤十字社は、
人道的使命として災害発生に際して直ちに被災者の救護にあたる重要
な責務を担っています。
このため、
茨城県支部では、
救護要員や防災ボランティアなどに対し
て災害救護活動に必要な知識や技術の習得、
迅速な行動力を養うため、
支部独自の訓練を随
時行っているほか、
関係機関との連携強化を図るため県防災訓練などへ参加しています。
今回の訓練には、
水戸・古河赤十字病院の救護班を始め、
防災ボランティアや赤十字地
域奉仕団
(取手市、
龍ヶ崎市、
利根町)
などの約120名が参加し、
被災者の搬送や救護所の
設営訓練、
災害現場での情報伝達訓練など実際の救護活動を想定した総合シミュレー
ションを行いました。
今後も、
災害発生時に円滑な救護活動が実施できるよう、
災害救護訓練の更なる充実と
関係機関との連携強化を図り、
救護体制の充実強化に努めてまいります。
特集
アマチュア無線奉仕団の活動に参加して
役災ネア
立害ッマ
ち時トチ
たのワュ
い情ーア
報ク無
収で線
集 の
に
赤十字活動の原動力として活躍するボランティアのなかで、自分
の技能や資格を活かして活動を行う「特殊赤十字奉仕団」のみな
さん。今回の特集では、アマチュア無線の資格を活かし、災害時の
情報収集や災害時に備えた防災訓練などを行う「アマチュア無線
奉仕団」の2人にお話をうかがいました。
団員数約130名
下館・県北・県央・神栖の4分団に分かれ活動
被災地の方に必要とされ
喜ばれる活動を
目指します
仲間から吸収することも多く
地域社会や人の
役に立つ活動です
稲川 正昭 さん
杉山 清 さん
アマチュア無線奉仕団委員長
アマチュア無線奉仕団事務局・会計担当
アマチュア無線奉仕団
は、災害発生の初期段階
に現地の情報を収集し、
無線を通じて関係機関
に伝える大切な役割
を担っています。昨年、台風のために高萩市を流れる関根川の
水かさが増え、民家近くまで迫ってきたことがありました。
この
とき、
わたしの所属する県北分団では、
無線を通じて現地の状
況を高萩市と隣の北茨城市の防災担当課に報告しました。
幸い
大事には至りませんでしたが、
「細かい情報が逐一入り助かっ
た」
と大変喜ばれました。
アマチュア無線は、携帯も可能で被災現場の状況をいち早く
伝達でき、1人から同時に多くの人へ情報を伝達することもで
きます。
また、災害時に電話のように不通になることがなく、
よ
り確実に通信できることも非常時の通信手段として優れている
点ではないでしょうか。
現在、奉仕団では4月の総会前に、平成19年の新潟県中越
沖地震で活動した新潟県支部の奉仕団の方に体験談を聞く準
備を進めています。
これは、
わたしたちが茨城県で経験したこと
のない、大規模な災害で奉仕団の果たした役割や失敗談を聞
くことで、
今後の当支部奉仕団のあり方や活動の方向性につい
て示唆を得るためです。
万一の場合、
被災地の方に必要とさ
れ、喜ばれる活動をしたいですからね。
2
通信の様子
(支部無線室)
昭和44年に結成された当支部ア
マチュア無線奉仕団に12名の創
立メンバーの1人として参加しま
した。
当時から人の役に立ちた
いという思いが強く、
災害時に
情報収集などの活動を行う
には、
日本赤十字社の
名のもとに動いたほ
うが動きやすいと考
えたわけです。
災害時の情
報 収 集・伝 達
のほか、年間
の主な活動には茨城県総合防災訓練、
赤十字救急法フェスティ
バルへの参加があります。総合防災訓練では、大規模な災害発
生の想定のもと、
被災状況の伝達訓練や全国都道府県の日赤
支部との交信訓練などを行っています。
また、分団ごとに地域
のマラソン大会の実況中継を行うなど、団員同士の融和親睦や
目的意識の共有に努めています。
今や携帯電話やインターネットなど他の通信手段に押され、
団員もピーク時の180名から130名に減ってしまいました。
し
かし、仲間との交流の中から吸収することも多く、
地域社会や人
の役に立つことを考えると、
もっと団員が増えてほしいですね。
わたしの所属する下館分団では、
3月発行の地元広報紙に団員
の募集記事を掲載してもらい、
アマチュア無線の魅力や奉仕団
の活動の意義などについてPRする予定です。
HOT NEWS・日赤NOW
奉仕団活動をもっと活発にしたい
∼赤十字奉仕団中級研修会を実施∼
2月7日、本県支部を会場に、奉仕団員・防災ボランティア
など75名が参加し赤十字奉仕団中級研修会を開催しまし
た。
研修会では、奉仕団活動の事例発表のほか、
専門の講師
を招いて
「上手な会議の進め方」
についての講義とそれに
もとづくグループ討論を行い、
お互いの活動や課題につい
ての意見交換、
会議の議題設定や参加者の参加意欲の向
上について学びました。
参加者からは、
「他の地域では工夫を凝らした様々な奉仕
活動が行われていることに驚いた」
「会議ではホワイトボー
、
ドを積極的に活用すると進行しやすいことがわかった」、
「今
後は会議や研修会にこられなかった方への連絡(フォロー)
を大切にしたい」
などの感想があげられていました。
花
者アの方が育てた
加ィ
参テ
るン
すラ
積極的に討論ボ
クリスマスコンサート
昨年12月20日、水戸赤十字病院本
館1階エントランスホールでクリスマス
コンサートを開催したところ、県立水戸
第三高等学校音楽科とコーラス部の演
奏を約160人の患者様が鑑賞されま
した。
ピアノ演奏や独唱、
クラリネット八重奏
という一風変わった演奏のほか、
コーラ
ス部の皆さんによるクリスマスソングメ
ドレーなど盛りだくさんの内容で、患者
様にもひとときの心のやすらぎを提供で
きたと思います。透明感のある歌声に感
動のあまり涙を流す患者様も見受けら
れるなど、
とても印象的なコンサートと
なりました。
クリスマスソン
グンテ
ボラ
メドィア
レーの方
の様が育
子 てた花
院
古河赤十字病
「患者サービス向上のために̶接遇研修開催̶」
古河赤十字病院では、患者様を尊重した環境づくりのた
め、職員の接遇能力向上を目的とした接遇研修を行ってい
ます。
接遇インストラクター資格を取得した職員が中心となり、
これまで 5 回の研修を実施してきました。
研修後のアンケートでは、
「常に相手の立場に立って状況
を考え対応することが大事だと思った」
、「日頃の接遇につ
いて振り返る機会が得られた」
などの感想がありました。
病院の中で職員一人ひとりが実践し、より良い患者サー
ビスにつながるよう、今後も研修を続けていきたいと考え
ています。
3
乳児院の節分
2月12日、
乳児院では節分の行事「豆まき」
を行いまし
た。
「豆まき」=「鬼退治」ということで、
前もって壁面に鬼
のお面と衣裳を飾っていました。初めは驚いて「怖いの
∼」と泣いていた子ども達も、
日を増す毎に慣れ、最終的
には鬼ごっこ遊びに発展していきました。
当日は2歳過ぎのお兄さん・お姉さん達がお面を被り、
殻のついた落花生を各部屋にまいて回りましたが、一度
に全部まいてしまう子・ひとつまいては拾って枡に戻す
子・殻のまま食べ始まる子と様々でした。
現在40名近くの子ども達をお預かりしていますが、
0
歳から1歳半までは天使の様な子ども達も、
1歳半を過ぎ
た頃から反抗期が始まります。これ
も子ども達の成長の一過程として
温かく受け止め、
大切な時期をお預
かりしているという意識を持ち、
日々の養育に努めたいと思います。
トレセン事後研修会
(高校の部)を実施
2月1日、青少年赤十字リーダーシップ・トレーニングセン
ター事後研修会(高校の部)
を実施しました。
夏のトレセンに参加したメンバーは、
活動計画書を作成
し、それを基に各自で活動に取り組みました。
今回は、
その
成果を報告し課題を自ら考える機会としています。
メンバー
は、
自分が計画した活動を実施できたという達成感、それを
仲間に報告できる喜びを感じていたようで、
とても堂々と
頼もしく見えました。
また、
「健康・安全」
活動としてAED(自
動体外式除細動器)
講習への参加や約半年ぶりに再会する
仲間との近況報告の
時間もありました。
今回、
指導者や仲
間から助言を得たメ
ンバーが更に課題を
見つけ、
今後の活動
につなげてくれれば
と期待しています。
心肺蘇生法を学ぶメンバー
健康生活支援講習が始まります
日本赤十字社では、健康で安全な生活が送れるために必
要な知識や技術を、
救急法や水上安全法などの講習会を通
じて普及しています。
その中の一つである高齢者の自立を
めざした介護の方法などを学ぶ
「家庭看護法講習」
が、平成
21年4月から内容を一新し、
「健康生活支援講習」
としてス
タートします。
新しい講習は、健康増進や介護予防などの知識と技術が
赤十字救援車を配備
本県支部では、
災害救護体制強化のため赤十字救援車を
県内市町村へ配備しております。
今年度は右記のとおり配備しました。
この車両は災害時
の救援物資搬送や地域のボランティア活動に幅広く活用さ
多く盛り込まれ、家族や地域社会の誰も
が支援や介護が出来るようになるための
具体的な方法をお伝えする内容になって
いますので、
受講してみてはいかがですか?
興味のある方は、
029-241-4516(事業推進課)
までお
問い合せ下さい。
日程等は、
5月上旬頃ホームページ等で
お知らせします。
(http://www.jrci.jp/)
れます。
【配備先】
古河市、
常陸大宮市、
石岡市、
北茨城市、
ひ たちなか 市、
城 里町、
筑西市、
阿見町
茨城県支部管内の義援金・救援金受付状況
本県支部には各地の災害発生以降、
たくさんの方から善意をお寄せいただいております。
ご協力ありがとうございました。
平成21年2月22日現在
名 称
平成 19 年新潟県中越沖地震義援金
金沢豪雨災害義援金
地雷犠牲者救援金
4
(平成 21 年 1 月 16 日で終了)
(平成 21 年 1 月 30 日で終了)
件 数
324 件
10 件
1件
金 額
21,119,412 円
137,490 円
2,125 円
Fly UP