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新潟北高校 オンリーワン通信 VOL.29 (H24.2.3)

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新潟北高校 オンリーワン通信 VOL.29 (H24.2.3)
NKオンリーワン通信
新春2回目となるオンリーワン
スク ール推 進事 業は 、節 分当 日に
発行:新潟北高等学校
VOL.29
24020329
県立 幼稚園 で行 われ る「 豆ま き集会 」を 中心 とし た
交流 体験実 習で あっ た。「豆 まき 集会 」は、 県 立幼稚 園に おい て、
大切 な行事 と位 置づ けら れ、 参加す る高 校生 には 次の 2つの 課題
が与 え られ た 。1 つ 目 は、 一 人一 人 が「 鬼 の お面 」 を作 成 する こ と、 2 つ目 は 、自分 の心
の中 に いる 「 退治 し た い鬼 」 につ い て全 園 児 の前 で 発表 す るこ と であ る 。1 学 年に案 内し
たと ころ、 保育 系、 幼児 教育 系への 進学 を希 望す る有 志 10 名が 名乗 りを あげ た。
来た る 交流 体 験実 習 「豆 ま き 」を 前 に、 1 月2 7 日( 金 )に 事 前 指導 を 実施 し、1 年生
の有 志 10 名 には 、実 習の 概要、 注意 事項 、係 分担 と一連 の説 明の 後、「豆 まき 集会 」へ 向
け一 人一人 に前 述し た2 つの 課題を 指示 した 。
交 流 体験 実 習の 前 日 に、 生 徒が 作 成し た 「 鬼の お 面」 を 確認 し 、明 日 を迎 え るだけ とな
っ た が 、 こ こ 数 日 大 雪 に よ る 列 車 の 遅 れ を 目 の 当 た り に し て 、 生 徒 に は 、「 普 段 よ り 一 列
車早 い 時刻 の 列車 で 登 校す る 」よ う に指 示 し たも の の悪 い 予感 。 心配 性 の私 は 夜も眠 れず
・・・とい う のは 真 っ赤 な 嘘(^ _^)。 案 の定 、 当 日2 月 3日 は 吹雪 で 大 雪。 列車 、バス は遅
れ、 朝 の集 合 時間 に 間 に合 っ た生 徒 は2 名 の み。 急 遽、 年 長さ ん との 交 流会 中 止をお 願い
し、 豆まき 集会 とそ の後 の企 画に絞 り交 流体 験実 習を 実施し た。
交流体験実習「豆まき」~H24.2.3
「ド ンドン ドン ・・・ガッ シャ ーン ・・・・・・、太 鼓 とシン バル の音 が響き 、 鬼の登 場! !」
-1-
交流体験実習「豆まき」当日
当 日 朝、 大 雪に よ る交 通 機関 の 混乱 が あり 、 生徒 は 3隊 に 分け て 移動 。 最後 の 隊が 県 立
幼 稚 園 に 到 着 し た の は 、 豆 ま き 集 会 開 始 約 1 0 分 前 。 有 志 10 名 の う ち 、 当 日 は 9 名 が 集
合。準備を整え、いざ豆まき集会に出陣!!
<豆まき集会>
参 加者 全 員が 遊 戯室 に 整列 し 、豆 ま き集 会 のは じ まり 。 年少 さ んの 担 任に よ る進 行で 、
全 員 が 「 豆 ま き の 歌 」 を 歌 う 。 そ の 後 、 節 分 の い わ れ に つ い て 話 を 伺 う 。「 節 分 に は 、 季
節の移り変わるときという意味があ
り、特に立春の前日を指す。悪いこと
が起こるのは鬼のしわざであるから、
この鬼を退治せねばならない。柊の枝
に鰯の頭を刺したものを戸口にはさん
でおけば、鬼は嫌がって近寄ってこな
い。また鬼の嫌がる煎った大豆をまい
て鬼を追い払うようになった」そうで
ある。次はいよいよ本校生徒の出番で
ある 。 全園 児 の前 に 一列 に 並び 、 各自 が 作成 し た「 鬼 のお 面 」を 披 露。 順 番に 「 自分 の 退
治 し た い 鬼 」 に つ い て 説 明 を 行 う 。 あ る 生 徒 は 、” 私 は お 寝 坊 で 、 遅 刻 し そ う に な る こ と
があ り ます 。 自分 の なか に いる 「 お寝 坊 の鬼 」 を退 治 した い と思 い ます ” と淡 々 と説 明 し
てい た 。生 徒 には 予 め課 題 とし て 指示 し てい た が、 自 分の 短 所を 、 人前 で 説明 す るの は 、
恥ずかしさも加わり少々勇気が必要である。生
徒たち全員から説明があった次は園児たちから、
「食いしん坊鬼です」
「 恥ずかしがり屋の鬼です」
など希望者による退治したい鬼の発表があり、
その後全員で「赤鬼と青鬼のタンゴ」を踊った。
<鬼の登場~豆まき>
参加者全員で楽しく踊っていると、突然太鼓
・シンバルの音が鳴り響く。音のする方からは、
何と、赤鬼と青鬼が怒り狂った様子で金棒を振
り回しながら遊戯室に入ってくる。逃げ惑う園児
た ち 、 追 い か け る 赤 鬼 ・ 青 鬼 。 こう な
れ ば 、 鬼 の 嫌 が る 煎 っ た 大 豆 を ぶつ け
て 、 追 い 払 っ て し ま お う ! ! 園 児た ち
は、先生方から煎った大豆を受取ると、
猛 然 と 鬼 に 向 か っ て 豆 を 投 げ つ ける 。
大 勢 の 園 児 か ら 、 嫌 い な 煎 っ た 大豆 を
さ ん ざ ん ぶ つ け ら れ 、 さ す が の 鬼も 、
怯 ん で し ま い 後 ず さ り 。 反 対 に 追い 詰
め ら れ 、 遊 戯 室 か ら 雪 降 る 外 へ と逃 げ
出 し て ゆ く 。「 や っ た - 」 と い う 歓 声
と勝ちどきの声が上がった。
-2-
「赤鬼と青鬼のタンゴを全員で踊る」
交流体験実習「豆まき」当日(つづき)
<園児同士で 豆のぶつけあい>
鬼 の退 場 した 後 は、 園 児同 士 で豆 の ぶつ け 合い が 始ま っ た。 遊 戯室 の 空気 が 騒然 とし 、
あち こ ちで 豆 が飛 び 交っ て いる 。 園児 一 人一 人 は、 自 分の 中 にい る 退治 し たい 鬼 を抱 え て
いる。園児同士で豆をぶつけ合うことで、お
互 い に 鬼 を 退 治 す る 手 伝 い を し て い る の か ・・
・? 。 そ ん な 理 屈 は さ て お き 、 園 児 た ち は 、 担
任に豆をぶつけたり、高校生にぶつけたりと
大はしゃぎで楽しんでいた。
<豆拾い>
頃合いを見計らって、進行係の担任の指示
で、豆のぶつけ合いは終了。園児一人一人に
小さなビニール袋が配られ、豆拾いの始まり。
「おーいぶつけるぞ!」
「お返しだ!」
園児たちも高校生もせっせと豆を拾う。あち
こちで、園児と高校生の交流も始まる。「僕は、こんなにたくさん拾ったよ」、「 すごいね、
い っ ぱ い 拾 っ た ね 」。「 こ こ に た く さ ん 豆 が 落 ち て い る よ 」、「 一 緒 に 拾 お う か 」。 遊 戯 室 い
っぱ い にま き 散ら か され た 豆が 、 短時 間 で手 際 よく 拾 い集 め られ 、 整理 整 頓さ れ た状 態 に
なっ て ゆく 。 清掃 の 大切 さ を、 豆 拾い を とお し て身 に つけ て ゆく 。 高校 生 のお 兄 さん 、 お
姉さんは大人としての自覚を持ち、園児と関
わってゆく。普段の高校生活の中では、垣間
見ることのできない行動を目の当たりにして、
参加生徒たちに頼もしさすら感じた。
進行係の担任の指示で、豆拾いは終了。拾
った豆は、園児が家庭に持ち帰ることとなっ
た。その後、豆まき集会の整列の隊形となり、
全員で歌「春よ来い」を合唱し、豆まき集会
は終了となった。
<保育室へ入って豆を食べる>
「この豆あげるよ」
「ありがとう」
豆 ま き 集会 の 後 に 、 園児 た ちは そ れぞ れ の
保育室へ入る。高校生はそれ
ぞれ分かれて各保育室に入り、
幼稚園における教育の一端に
触れることができた。青鬼役
の生徒は、園児たちに見破ら
れ、さんざん攻められたとこ
ぼしながらも充実した表情で
あった。貴重な体験の場を提
供していただいた、幼稚園と
園児たちに感謝いたします。
この 広 報は 、 新潟 北 高 等学 校 ホー ム ページ http://www.niigataki-h.nein.ed.jp/gakkou/
top_gakkou.htmlに も掲 載し てい ます 。
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