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在伯和歌山県人会連合会創立55周年記念式典への参加及び 在ペルー
平成 21 年 11 月 24 日 記 者 発 表 在伯和歌山県人会連合会創立55周年記念式典への参加及び 在ペルー和歌山県人会訪問に係る結果報告について 1 目的 移住先国ブラジルにおいて、在伯和歌山県人会連合会創立55周年記念式典に出席 し、本県県人会との交流を深めるとともに、サンパウロにおける日系旅行社及び日系 新聞社との意見交換会を開催して今後の本県の海外観光客誘致の施策立案に役立てる。 また、在ペルー和歌山県人会並びにペルー日系人協会を訪問し、交流を図る。 2 派遣期間及び派遣者 平成21年11月6日(金)~11月11日(水) ※行程及び派遣者については別添のとおり 3 交流内容 (1)ブラジル ■開拓先没者慰霊碑献花 日 時:平成21年11月7日(土)15:30~16:15 場 所:イビラプエラ公園(サンパウロ市内) 内 容:ブラジル日本都道府県人会連合会副会長より慰霊碑建立についての説明、 慰霊碑参拝、記帳、記念撮影 ■ブラジル日本移民史料館見学 日 時:平成21年11月7日(土)16:30~17:30 場 所:日伯文化協会(サンパウロ市内) 内 容:日本人移民の歴史と生活について館長より説明、館内見学 ■日系旅行社・日系新聞社との観光交流意見交換会 日 時:平成21年11月7日(土)19:00~21:00 場 所:Golden Tulip Paulista Plaza Hotel(サンパウロ市内) 参加者:日系旅行社7社、日系新聞社2社、在伯和歌山県人会連合会役員等 約30名 内 容:知事から和歌山県の観光資源や産品について紹介、ブラジルにおける訪日 旅行の現状・和歌山県との観光交流等について意見交換 - 1 - ■在伯和歌山県人会連合会創立55周年記念式典及び同祝賀会 日 時:平成21年11月8日(日)10:00~21:00 場 所:ブラジル宮城県人会館(サンパウロ市内) 参加者:在伯和歌山県人会連合会役員及び一般会員 約600名 サンパウロ日本国総領事館総領事、サンパウロ州政府州知事代理、サンパ ウロ市市長代理、JICA サンパウロ市所長、各都道府県県人会長 等 ※和歌山県から(財)和歌山県国際交流協会理事長、県内の民間団体である 和歌山県中南米交流協会が一般県民とともに参加 内 容:日伯両国家斉唱、先没者への黙祷、主催者挨拶、来賓祝辞、高齢者表彰、 功労者表彰等 式典に引き続き祝賀会、県人会主催歓迎会兼お別れ会開催 (2)ペルー ■日本人ペルー移住100周年記念病院訪問 日 時:平成21年11月9日(月)15:50~16:40 場 所:日本人ペルー移住100周年記念病院(リマ市内) 内 容:日本人ペルー移住100周年を記念してペルー日系人協会が設立した記念 病院を訪問、院内視察 ■日本人ペルー移住史料館見学 日 時:平成21年11月9日(月)17:00~18:00 場 所:日秘文化会館(リマ市内) 内 容:日本及びペルーの歴史、移住者の戦後のペルー社会における活躍と貢献に ついて館員より説明、館内見学 ■ペルー日系人協会表敬訪問 日 時:平成21年11月9日(月)18:15~18:40 場 所:日秘文化会館(リマ市内) 内 容:日本人ペルー移住100周年記念病院訪問の感想等について役員と意見交 換 ■在ペルー和歌山県人会主催歓迎交流会 日 時:平成21年11月9日(月)18:45~21:00 場 所:日秘文化会館(リマ市内) 参加者:在ペルー和歌山県人会役員及び一般会員、ペルー日系人協会会長、経済財 政大臣ルイス・カランサ氏、在ペルー日本国大使館福田代理大使 等 約45名 内 容:主催者挨拶、来賓祝辞、参加者との意見交換 - 2 - 4 所感 (1)ブラジル 和歌山県からブラジルへは戦前・戦後を通じ約6,000名が移住している。特に、 戦後は全国に先駆けて移民を送り出すなど、移民先進県として積極的に移住政策を進 めてきた経緯がある。本県人会は、戦後ブラジル移民が始まった翌年の1954年に 設立され、会員世帯数780と、県人会組織の中で最大規模である。 今回の記念式典には、会場の定員を超える約600名もの県人がブラジル各地から 参集した。1世が数多く残る本県人会は、母県和歌山への望郷の思いが非常に強く、 式典に引き続き行われた祝賀会では、各選挙区選出の議員のもとに、ふるさとの情報 を求める県人が輪を作り、訪問団の参加者各々が積極的に交流を行った。高齢化が進 む県人会からは、若い世代の和歌山県との交流の糸口について、強い要望があった。 また、ブラジル国内においては、日系人は勤勉であるとして高く評価されているこ とがうかがえた。日本人移民がブラジル農業の近代化に果たした功績は大きく、野菜 など新たな作物の導入により、ブラジルの食卓は日本人移住者が変えたと言われる。 本県県人にも、年間 8,000 トンのりんごを生産し「りんご王」と呼ばれる方、400 万羽 の養鶏場を持つ方がおり、すばらしい活躍をされている。また、日系人は人口の 0.7% に過ぎないにもかかわらず、サンパウロ大学医学部においては、その割合が 20%に上 る。ブラジル日本移民史料館では、移住当初の労苦から子弟の教育に力を入れ、ブラ ジルの政財界、学会に進出して信頼を勝ち得るまでの経緯について認識を新たにした。 なお、日系旅行社・新聞社との観光交流意見交換会においては、和歌山県の観光資 源や産品について紹介するとともに、経済発展著しいブラジルにおける訪日旅行の現 状や今後の和歌山県への誘客について、意見交換を行った。ブラジルにおける訪日旅 行者数は少ないが、日系人の里帰りに合わせた観光訪問先として、高野・熊野をはじ めとする和歌山県の魅力を伝えることができた。 (2)ペルー 戦前までに移住された1世の方の子の世代である日系2世が中心となって設立した 本県人会は、1世から受け継いだ日本の精神、和歌山の文化を継承していこうとする 意志が強く伝わってきた。日本文化週間でめはりずし、梅酒とみかんを使ったデザー トを販売するなど積極的な活動を行っており、小規模であるが、県人会を拠り所に強 く団結し、一つにまとまっている印象を受けた。 日本人ペルー移住史料館では、戦後ペルーへの永住を決めた移住者が、子弟への教 育に力を注ぎ、ペルー社会に積極的に進出していった歴史について、認識を深めるこ とができた。 また、前県人会長の斉藤カルロス氏がペルー日系人協会の会長を務めていることか ら、同協会が移住100周年を記念して設立した病院を視察訪問した。300名の医 師と多数の診療所を抱え、日系人社会のみならずペルー社会全体への貢献のために病 院を設立したことに深く感銘を受けた。 県人会主催の歓迎交流会には、県人会役員及び一般会員の他、ペルー日系人協会会 長で元 IMF 役員の斉藤カルロス氏、在ペルー日本国大使館福田代理大使、県人会役員 の夫である経済財政大臣のルイス・カランサ氏も出席いただき、有意義な意見交換を 行うことができた。 *お問い合わせ先* 文化国際課 井上 TEL:073-441-2056 - 3 - 行 日付 曜日 現地 訪問都市 時刻 11/6 14:10 (金) 15:25 19:00 交通機関 JAL3006 便 19:45 11/7 AA60 便 サンパウロ市 11/8 サンパウロ市 (日) 11/9 (月) 12:30 AA963 便 成田空港発 ダラス空港発 サンパウロ空港着 専用車 在伯和歌山県人会連合会役員との昼食会 開拓先没者慰霊碑献花 16:30 ブラジル日本移民史料館見学 19:00 日系旅行社・新聞社との観光交流意見交換会 10:00 専用車 在伯和歌山県人会連合会創立55周年記念式典 13:00 同祝賀会 19:00 県人会主催歓迎会兼お別れ会 JJ8066便 10:55 リマ市 伊丹空港発 15:30 8:25 ペルー 容 ダラス空港着 10:40 ブラジル 内 成田空港着 15:25 (土) 程 12:30 サンパウロ空港発 リマ空港着 専用車 在ペルー和歌山県人会役員との昼食会 市内視察 15:50 日本人ペルー移住 100 周年記念病院訪問 17:00 日本人ペルー移住史料館見学 18:00 日秘文化会館施設見学 18:15 ペルー日系人協会表敬訪問 18:45 在ペルー和歌山県人会主催歓迎交流会 11/10 1:05 (火) 6:50 11:40 11/11 (水) 16:40 AA7702便 リマ空港発 ロサンゼルス空港着 AA169便 ロサンゼルス空港発 成田空港着 和歌山県ブラジル・ペルー訪問 派遣者名簿 派遣者名簿 <和歌山県> に さ か よしのぶ 仁坂 吉伸 1 和歌山県知事 2 和歌山県企画部企画政策局文化国際課 課長 谷 3 和歌山県企画部企画政策局文化国際課 副主査 井上 真理 たに いのうえ いわお 巌 ま り <和歌山県議会> とみやす たみひろ まつもと てい じ なかむら ゆういち 冨安 民浩 1 和歌山県議会議長 2 和歌山県議会日伯友好議員連盟副会長・ 和歌山県議会議員 松本 貞次 3 和歌山県議会議員 中村 裕一 4 和歌山県議会議員 谷 5 和歌山県議会議員 山本 茂博 6 和歌山県議会事務局総務課 課長 佐本 7 和歌山県議会事務局総務課 主事 藏光 以上 10名 たに よういち 洋一 やまもと しげひろ さ も と あきら くらみつ りょう 明 良