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泥水輸送設備計画
別添資料−6 P.1 (還流計算書) 泥水輸送設備計画 工区名 区 間 No. → No. BorNo. [1] 仕様条件 1-1 施工条件 呼び径 掘削機外径 推進延長 立坑の深さ 立坑から調整槽までの距離 立坑から処理槽までの距離 G.Lからの処理吐出高さ 推進速度 切羽水圧 最小切羽水圧制御範囲 HPφ Bs= L = H'= L1= L2= h = S = Pw= P1= 1500 1.800 436.23 11.12 20.0 20.0 3.0 6.00 89.85 69.85 m m m m m m cm/min kN/㎡ kN/㎡ 1-2 送排泥管の仕様 送泥管径 排泥管径 呼び径 呼び径 100 100 mm mm 内径 d1= 内径 d2= 105.3 105.3 mm mm 1-3 送泥流体仕様 液の種類 固形物真比重 送泥水比重 母液比重 ρs= ρ1= ρo= 泥水 2.745 1.20 1.00 Gs= W = 2.745 19.4 FL = 1-4 地山の仕様 土粒子の真比重 含水比 % 1-5 限界流速に関する係数 粒径と濃度から決る定数 1.345 (平均値) 1-6 その他諸元 水の比重 バルブ、エルボの相当直管長 大気圧 液の飽和水蒸気圧 重力加速度 電動機の電源 ρw= L0= Hb= Hv= g= 200 V 1.00 20.0 m 10.30 m水柱 0.24 m水柱 9.8 - 60 Hz (砂の場合 1.33~1.36) P.2 [2] 送泥・排泥流量の検討 2-1 地山の取込量 2 ① 掘削断面積:A (m ) π π 2 A = ×1.800 ・Bs = 4 4 2 2.545 m2 = ② 地山の含泥率:K (vol%) K = 1/{1 - 1 1 + e = 1 1 + w/100 Gs ρw 1 1 + 19.40/100 2.745 1.000 1/{1 = ×( 1 - ρw )} - 1 Gs ・( 1 - 1 1.000 2.745 )} - 1 ×100 = 65.25 - 1 ③ 掘削土量(真体積):q (m3/min) 6.00 S q = A・ = 2.545× 100 100 = 0.153 m3/min ここに、 S : 掘進速度 = 6.00 cm/min ④ 掘削土量中の乾砂量:G (m3/min) G = q・ ここに、 K 100 w : ρw: Gs: Bs: = 0.153× 65.25 100 地山の含水比 水の比重 地山土粒子の真比重 掘進機外径 = = = = = 0.100 19.40 % 1.000 2.745 1.800 m 3 m /min vol% P.3 2-2 送泥・排泥流量の決定 2 ① 排泥管内断面積:a2 (m ) 2 π π a2= ×0.1053 ・d22 = 4 4 ② 管内沈殿限界流速:VL (m/sec) Gs - ρo VL= FL・(2・g・d2・ ρo = 1/2 2 m (DURAND氏の公式) ) = 1.345×(2×9.8×0.1053× 0.0087 2.745-1.00 1.00 )1/2 = 2.552 m/sec 3 ③ 排泥流量:Q2 (m /min) Q2= a2・VL・60 = 0.0087×2.552×60 3 = 1.332 m /min = 1.179 m3/min ④ 送泥流量:Q1 (m3/min) Q1= Q2 - q = 1.332 - 0.153 ここに、FL: 粒径と濃度から決る定数 g : 重力加速度 d2: 排泥管内径 Gs: 土粒子の真比重 ρo: 母液比重 q : 掘削土量 = = = = = = 1.345 (砂の場合:1.33~1.36) 9.8 m/sec2 0.1053 m 2.745 1.000 0.153 m3/min P.4 2-3 送排濃度、泥濃度の検討 ① 送泥濃度:C1 (vol%) C1= ρ1 - ρo ρs - ρo ・100 = 1.20 - 1.00 ×100 2.75 - 1.00 = 11.46 vol% ② 排泥濃度:C2 (vol%) C2= C1・Q1 + 100・G Q2 = 11.460×1.179 + 100×0.1000 1.332 排泥比重 (ρ2) ρ2= ρo + = 1.000 + C2・(Gs - ρo) 100 17.65×(2.745 - 1.000) 100 ここに、ρ1: 送泥水比重 ρo: 母液比重 ρs: 固形物真比重 Q1: 送泥流量 Q2: 排泥流量 G : 掘削土量中の乾砂量 Gs: 地山土粒子の真比重 = = = = = = = = 1.308 1.200 1.000 2.745 1.179 m3/min 1.332 m3/min 0.1000 m3/min 2.745 = 17.65 vol% P.5 [3] 管径と管内流速の検討 3-1 送泥管 2 ① 送泥管内断面積:a1 (m ) a1= π ・d12 = 4 2 π ×0.1053 4 = 0.0087 m2 ② 管内流速:V1 (m/sec) V1= Q1 a1・60 = 1.179 0.0087×60 ここに、d1: 送泥管径 Q1: 送泥流量 = = = 0.1053 m 1.179 m3/min 3-2 排泥管 ① 排泥管の管内流速:V2 (m/sec) V2= VL = 2.552 m/sec ここに、VL: 管内限界沈殿流速 = 2.552 m/sec 2.259 m/sec P.6 [4] ポンプの特性検討 4-1 送泥ポンプの特性検討 3 ① 送泥流量:Q1 (m /min) Q1= 1.179 3 m /min ② 送泥管1m当りの抵抗損失:hf1 (m液柱/m) (ヘーゼン・ウイリアムス公式) 98.9 ・ V12 ・ ρ1 C1.85 ・ d11/6 ・ V10.15 ・ d1 ・ 2 ・ 9.8 98.9 1.20 2.26 2 × × = 1/6 1.85 0.15 0.1053 2.26 120 × × × 0.1053 × 2 × 9.8 hf1= = 0.054 m液柱/m ここに、 V1: 送泥流速 ρ1: 送泥水比重 C: 流速係数 d1: 送泥管内径 = = = = 2.26 m/sec 1.20 120 0.1053 m ③ 送泥側ポンプ総揚程:TH1 (m液柱) TH1= (L + H' + L1 + L0)・hf1 - H' + 10-1・Pw ρ1 -1 = (436.23 + 11.12 + 20.0 + 20.0)×0.054 - 11.12 + 10 ×89.85 1.20 = 22.684 m ここに、 L: H': L1: L0: Pw: ρ1: 436.23 m 推進延長 = 11.12 m 立坑の深さ = 20.0 m 立坑から調整槽までの距離 = 20.0 m バルブおよびエルボの相当直管長さ = 2 89.85 kN/m 切羽水圧 = 1.20 送泥水比重 = 4-2 送泥ポンプの選定 200 V - 60 Hz 電動機 回転数 極数 ポンプ 型式 Kw rpm P 形式 Hz 410WES 定速 7.5 1740 4 415WES 定速 11.0 1750 4 60 420WES 定速 15.0 1740 4 60 430WES 定速 22.0 1750 4 60 30.0 より、実揚程 27 m のポンプを採用する。 TH1= 22.684 m 必要送泥流量= 1.179 m3/min 1.4 ポンプ流量 = 送泥ポンプ選定表 送泥管径 実揚程 mm m 12.0 17.0 100 22.0 27.0 電動機の電源 駆動方 式 流量 (m3/min) 直結 直結 直結 直結 1.40 1.40 1.40 1.40 回転数 = 1750 3 m /min OK 採用 ○ rpm P.7 4-3 排泥ポンプの特性検討 ① 排泥流量:Q2 (m3/min) Q2= 1.332 3 m /min ② 排泥管1m当りの抵抗損失:hf2 (m液柱/m) (ヘーゼン・ウイリアムス公式) 2 98.9 ・ V2 ・ ρ1 0.15 C ・ d2 ・ V2 ・ d2 ・ 2 ・ 9.8 98.9 2.552 2 × 1.308 × = 1/6 0.15 0.1053 2.552 120 1.85 × × × 0.1053 × 2 × 9.8 hf2= 1.85 = 0.074 1/6 m液柱/m ここに、 V2: 送泥流速 ρ2: 排泥水比重 C: 流速係数 d2: 送泥管内径 = = = = 2.552 m/sec 1.308 120 0.1053 m ③ 排泥側ポンプ総揚程:TH2 (m液柱) -1 TH2= (L + H' + L2 + h + L0)・hf2 + H' + h + 10 ・Pw ρ2 -1 = (436.23 + 11.12 + 20.0 + 3.0 + 20.0)×0.074 + 11.12 + 3.0 - 10 ×69.85 1.31 = 45.066 m ここに、 L: H': L2: h: L0: Pw: ρ2: 436.23 m 推進延長 = 11.12 m 立坑の深さ = 20.0 m 立坑から処理槽までの距離 = 3.0 m 処理吐出高さ(+GL) = 20.0 m バルブおよびエルボの相当直管長さ = 2 69.85 kN/m 切羽最小水圧 = 1.308 排泥水比重 = 4-4 排泥ポンプの選定 排泥ポンプ選定表 排泥管径 実揚程 mm m 22.0 27.0 100 28.0 電動機の電源 ポンプ 型式 420VES 430VES 640VFS 形式 可変速 可変速 可変速 200 電動機 Kw 15.0 22.0 30.0 V - 60 Hz 回転数 rpm Hz 1710 1710 60 1710 60 極数 P 4 4 4 より、実揚程 28 m のポンプを採用する。 TH2= 45.066 m 必要排泥流量= 1.332 m3/min ポンプ流量 = 1.40 呼び径φ600以下の場合は施工不可能。 流量 駆動方 式 (m3/min) 直結 直結 直結 1.4 1.4 1.4 回転数 = 1710 3 m /min OK 採用 ○ rpm P.8 4-5 中継ポンプの検討(送泥) 中継ポンプの仕様 管径 実揚程 mm m 100 12.0 ポンプ 型式 410WES 形式 定速 電動機 Kw 7.5 回転数 Hz 60 駆動方 式 1740 極数 P 4.0 流量 直結 1.40 -0.320 = 0 (台) (m3/min) ①ポンプ実揚程による中継ポンプの台数n1(台) n1= TH1 - P1h PXh n1 TH1 P1h PXh : : : : = 22.68 - 27.00 13.5 = 中継ポンプの台数(小数点第一位切り上げ、負の場合は0) 22.684 m 送泥側ポンプ総揚程 送泥ポンプP1の実揚程 27.0 m 13.5 中継ポンプ1台当りの実揚程 m 4-6 中継ポンプの検討(排泥) 中継ポンプの仕様 管径 実揚程 mm m 100 13.5 ポンプ 型式 415WES 電動機 Kw 形式 11.0 定速 回転数 Hz 60 1740 極数 P 4.0 駆動方 式 直結 流量 (m3/min) 1.40 中継ポンプの台数は、ポンプ実揚程による台数n1と吸込可能揚程による台数n2との比較 し、大なる方を採用する。 ①ポンプ実揚程による中継ポンプの台数n1(台) n1= TH2 - P2h PXh n1 TH2 P2h PXh : : : : = 45.07 - 28.00 13.5 = 1.2641 = 2 中継ポンプの台数(小数点第一位切り上げ、負の場合は0) 45.066 m 排泥側ポンプ総揚程 排泥ポンプP2の実揚程 28.0 m 13.5 中継ポンプ1台当りの実揚程 m (台) P.9 4-7 排泥ポンプ吸込可能距離の検討(キャピテーションの検討) ① 吸込管内損失:Hsf (m液柱) Hsf= -1.3・RNPSH + = -1.3×2.005 + 2 Hb - Hv P1 V2 + ρ2 ρ2・10.0 2・g 10.30 - 0.24 69.85 + 1.308 1.308×10.0 - 2.552 2×9.8 2 = 10.093 m液柱 ここに、 RNPSH: 要求NPSH ポンプが正常に運転する為に必要最小の押込揚程 = 8.1 ・ Q22/3 ・ N4/3 ・10-5 1710 4/3 × 10-5 = 8.1 × 1.332 2/3 × 2.005 m液柱 = 1.332 m3/min Q2: 排泥流量 = 1710 rpm N: 排泥ポンプ回転数 = 10.30 m水柱 Hb: 大気圧 = 0.24 m水柱 Hv: 液の飽和水蒸気圧(20℃) = 69.85 切羽最小水圧 P1: = kN/m2 1.308 ρ2: 排泥水比重 = 2.552 m/sec V2: 排泥管内流速 = 9.8 m/sec2 g: 重力加速度 = ② 吸込可能距離:Ls (m) Ls= Hsf hf2 = 10.093 0.074 = ここに、 hf2: 排泥管摩擦抵抗値 136.39 m = 0.074 m液柱/m ③ 推進最大距離 L= 436.23 m 今回の掘進距離は、 436.23 mより 中継ポンプは必要。 P.9 4-7 排泥ポンプ吸込可能距離の検討(キャピテーションの検討) (中大口径に適用) ① 吸込可能揚程による中継ポンプの台数n2(台) 2 n2=(P2の要求NPSH+2.0+L×hf2+ - = = n2 1.745 2 V2 2×g 10.09+10-1×Pw ρ2 )/Pxh (台) (台) : 中継ポンプの台数(小数点第一位切り上げ、負の場合は0) 2/3 2.005 3 1.332 (m /min) 1710 (rpm) 436.226 (m) 0.074 (m液柱/m) 2.552 (m/sec) 9.8 (m/sec2) 69.850 (kN/m2) 1.308 13.500 (m) 要求NPSH=8.1×Q2 ×N4/3×10-5 Q2 : 排泥流量 N : 排泥ポンプ回転数 L : 推進延長 hf2 : 排泥管摩擦抵抗値 V2 : 排泥管内流速 g : 重力加速度 Pw : 切羽最小水圧 ρ2 : 排泥水比重 Pxh : 中継ポンプ1台当りの実揚程 ポンプ実揚程による台数n1と吸込可能揚程による台数n2との比較により 2 台となる。 P.11 4-8 中継ポンプの設定位置 中継ポンプの設置位置は、切羽からP3ポンプ迄の延長L1とそれ以後の中継ポ ンプ間の延長Lnを計算し決定する。 排泥ポンプ(P2)は立坑下に設置する。 P2 P3 Pn L1 Ln 117.162 m 中間ポンプの設置位置図 P3の設置位置:L1 L1= ( = 10.09+10-1×Pw ρ2 117.162 -P3の要求NPSH-2.0- V22 2×g )/hf2 (m) L1 : 切羽からP3ポンプまでの延長 2/3 4/3 -5 要求NPSH=8.1×Q2 ×N ×10 Q2 : 排泥流量 N : 排泥ポンプ回転数 Pw : 切羽最小水圧 ρ2 : 排泥水比重 V2 : 排泥管内流速 g : 重力加速度 hf : 排泥管摩擦抵抗値 Pxh : 中継ポンプ1台当りの実揚程 2.052 1.332 1740 69.850 1.308 2.552 9.8 0.074 13.500 (m3/min) (rpm) (kN/m2) (m/sec) (m/sec2) (m液柱/m) (m) Pnポンプ(P3ポンプ以降の中継ポンプ)の間隔 Ln= Pxh / hf2 = 182.432 (m) P.12 4-9 ポンプ仕様の決定 以上の検討より、次表にポンプ仕様を示す。 項 目 口 単 位 径 mm ポンプ型式 濃 度 排泥ポンプ 送泥ポンプ 立坑内 P2 中継ポンプ 送泥 P1 中継ポンプ 100 100 100 - 640VFS 415WES 430WES - Vol % 液 比 重 3 17.65 11.46 1.308 1.200 必要流量 m /min 1.332 1.179 必要揚程 m 45.066 22.684 3 ポンプ流量 m /min 1.40 1.40 1.40 - ポンプ実揚程 m3/min 28.00 13.50 27.00 - 台 数 台 1 2 1 0 回 転 数 rpm 1710 1740 1750 - 可変速 定速 定速 - 電 動 機 電 源 V-Hz 出 力 Kw 30.0 11.0 22.0 - 極 数 P 4 4 4 - 直結 直結 直結 - 駆動方式 200 ※上記以上のポンプを選定する。 V - 60 Hz