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広域ネットワーク管理のための オントロジを用いた知識ベースの提案
広域ネットワーク管理のための オントロジを用いた知識ベースの提案 第15回 インターネットテクノロジーワークショッププログラム 2014年06月26日(木) 慶應義塾大学 寺岡・金子研究室 修士1年 川口 慎司 <[email protected]> 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 1 背景: ネットワークシステムの普及 • 情報システムにおいてネットワークは不可欠 – ネットワーク監視は必須 – 統合的なネットワーク管理ツールの利用(NMS) • オープンソース: Nagios, ZABBIX, Hinemos, etc. • 商用: JP1, System Walker, Microsoft System Center, etc. • 企業のITコストの6割は運用管理[1] 統合管理ツールを統合するような仕組みを作りたい → インテリジェントなネットワーク管理システム [1] 平成22年度経済産業省 企業IT動向調査 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 2 インテリジェントなネットワーク管理システム • ネットワークの状況変化に迅速に対応 – 自律的なネットワーク管理システム • 必要な要素技術 【先行研究】 ノード間クロスレイヤ協調機構CLINEX[2] 情報の収集 情報の蓄積 情報の活用 2014年 6月 26日 【今回】 オントロジに用いた知識ベースの提案 -‐ オントロジに基づくネットワークのモデル化 -‐ 知識ベースのフレームワーク 【要検討】 [2] Cross-‐Layer and Inter-‐Node InformaLon EXChange 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 3 導入: オントロジとは • “概念化の明示的な仕様” – ある領域における構成要素(概念)を明示的に記述し,それ らの関係を体系的に記述したもの – 述語論理によって意味制約を形式的に定義 • オントロジの利点 – 機械による解釈や推論が可能 – 複数の情報源から得られた情報を統合 – 全体とした新たな付加価値 • オントロジ記述言語 OWL – RDFのトリプルの集合 2014年 6月 26日 例: 日本の首都は東京である 主語 日本 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 首都 述語 目的語 東京 4 関連研究: ネットワークリソースのモデル化 • RSpec (Resource Specifica/on) – 目的: GENI Project におけるリソースの予約フォーマット – 形式: XML形式 • NDL (Network Descrip/on Language) – 目的: ハイブリッドネットワークにおける運用コストの削減 – 形式: RDF (Device, Interface, Linkを定義) – 情報の集約・トポロジ自動生成による運用支援 • CDL (CineGrid Descrip/on Language) – 目的: コンピュータ資源も含めたICT基盤全体のモデル化 – 形式: OWL (Architecture Ontology + Service Ontology) • INDL (Infrastructure and Network Descrip/on Language) – 目的: NDL, CDLとの親和性を持ちつつ,インフラ基盤を記述 – 形式:OWL 障害情報を記述しているものはない 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 5 Topic1: オントロジに基づくネットワークのモデル化 インターネットオントロジの構築 • 目的 – 情報の集約による知識ベースの構築 • OWLを用いてインターネットをモデル化 – インターネットは人工物なので,曖昧性なく記述可能 物理構成 • 7つのカテゴリに分けて インターネットを詳述 社会現象 障害情報 プロトコル 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 論理構成 経路情報 レジストリ 6 7つのオントロジカテゴリによる ネットワークの記述 [物理構成] Node [経路情報] hasLink hasInterface Link I/F 更新日時 rdfs: subClassOf belongToNode belongToInterface IRR hasTable detectedBy hasNode 経路表 BGP Table IGP Table belongToNetwork [論理構成] Network belongToRegistry rdfs: subClassOf hasNetwork hasISP AS hasLan Internet Registry hasClassificaLon belongToISP manageAS Subnet Top Registry belongToTop hasSoluLon 障害 要因 解決 手法 causeProblem solveProblen 日時 rdfs: subClassOf [プロトコル] [社会現象] 社会現象 TCP/IP群 rdfs: subClassOf rdfs: subClassOf hasNaLonal Regional Registry hasPossibility 障害 分類 causeIncident belongToLan rdfs: subClassOf hasRegion 障害 状態 hasSubnet LAN ISP belongToAS [レジストリ] [障害情報] usingProtocol offerService offerService offerService NaLonal Registry belongToRegion データ リンク層 ネット ワーク層 トランス アプリケー ション層 ポート層 useService useService useService 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 フラッシュ クラウド 季節 行事 rdfs: subClassOf 新製品 発表 報道 7 物理構成 oppositeTo hasInterface ノード belongToNode 名前 rdfs: subClassOf ホスト hasLink belongToInterface I/F rdfs: subClassOf 管理者 rdfs: subClassOf rdfs: subClassOf 内部 バックボーン エリア境界 ASボーダ ルータ ルータ ルータ ルータ 物理 I/F 論理 I/F hasMemory hasStrage カテゴリ rdfs: subClassOf UTP STP光ファイバ インターフェース名 IPv6アドレス サイズ CPU ストレージ rdfs: subClassOf 2014年 6月 26日 有線 リンク IPv4アドレス メモリ SSD 周波数帯 無線 リンク UP/ DOWN hasCPU HDD 伝送帯域 rdfs: subClassOf 無線用 有線用 (802.11) (Ethernet) ルータ リンク NAS ネットマスク MACアドレス アーキテクチャ名 MTU値 コア数 最大帯域幅 クロック数 使用中帯域幅 サイズ キューイング遅延 表記 クラス データ値型プロパティ 個体値型プロパティ パケット損失率 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 8 論理構成 レジストリ belongToRegistry Network AS hasNetwork Subnet LAN ISP AS WLAN Internet$ Registry Top$ Registry VLAN Regional$ Registry Na1onal$ Registry ID VLAN2ID 2 2014年 6月 26日 2 2 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 9 ※ JPIRR : Internet RouLng Registry JPNICが管理する経路情報に関するDB ' 経路情報 ' JPIRR BGP' Table' IGP' Table' I/F ' Weight' AS' AS ' ' ' AS 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 10 プロトコル TCP/IP & & IP IPv4 Ethernet & LAN& & & Web IPv6& ICMP& TCP & & & & IP & & IP & & & & UDP& SCTP& & SDH/& & SONET& EGP & 2014年 6月 26日 & 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 IGP& & & & & 11 障害情報 ! ! ! ! ! ! ! ! DNS! ! ICMP! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! DoS ! ! ! ! ! ! ! OS! ! ! ! 社会現象 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 12 オントロジの活用方法 • 障害関連 – 障害の波及先の推定 (輻輳予測) – 障害原因の推定 ( 例: www.wide.ad.jp見られない → サーバ落ちてるよ) – Config ミスに対する助言 • 蓄積した障害情報によるネットワーク天気予報 • セキュリティインシデントの検出 – BGP経路ハイジャック – キャッシュポイズニング • トラフィックエンジニアリング – アプリケーションに最適な経路情報を提示 (MulLpathTCP, TCP AcceleraLon) – バルクUDPを検知してTCP保護 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 13 14 例: 経路切替による輻輳予測 J K ● リンク ● ノード L rdfs: domain rdfs: range ■ パスを利用する rdfs: subPropertyOf 輻 輳 C# D E ■ 最短経路として使う 障 害 H 状況: ノードF がノードH,ノードA とノードE とのパスにおける障害検知を要求 ノードとパスの関係を表現する プロパティを定義 2014年 6月 26日 : usePathAsSecondary ■ パスとして利用される : usedPath rdfs: subPropertyOf rdfs: subPropertyOf ■ プライマリとして使われる ■ セカンダリとして使われる : usePathAsPrimary 推論規則の定義 最短経路をプライマリ 2番目最短経路をセカンダリとする ■ セカンダリパスとして使う owl:inverseOf G F owl:inverseOf : usePathAsPrimary rdfs: subPropertyOf : usePathAsSecondary = B A : usePath :usePath rdfs:domain :node :usePath rdfs:range :link :usePathAsPrimary rdfs:subPropertyOf :usePath :usePathAsSecondary rdfs:subPropertyOf :usePath :usedAsPrimary owl:inverseOf :usePathAsPrimary :usedAsSecondary owl:inverseOf :usePathAsSecondary 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 例: 経路切替による輻輳予測 J A B K C# L D E :node-‐A :usePathAsPrimary :link-‐AB :node-‐A :usePathAsPrimary :link-‐BC :node-‐A :usePathAsSecondary :link-‐BJ :node-‐A :usePathAsSecondary :link-‐JK … 表明された トリプル :link-‐BC :usedAsPrimary :node-‐A :link-‐CD :usedAsPrimary :node-‐A … 推論された トリプル :node-‐F :usePathAsPrimary :link-‐FG :node-‐F :usePathAsPrimary :link-‐GH :node-‐F :usePathAsSecondary :link-‐FB :node-‐F :usePathAsSecondary :link-‐BC … 表明された トリプル :link-‐FG :usedAsPrimary :node-‐F 推論された :link-‐GH :usedAsPrimary :node-‐F F G H トリプル :link-‐FB :usedAsSecondary :node-‐F :link-‐BC :usedAsSecondary :node-‐F … SPARQLクエリ select ?node 推論規則 where { ?link :usedAsSecondary :node-‐F . node-‐A :usePath rdfs:domain :node ?link :usedAsAsPrimary ?node . :usePath rdfs:range :link } :usePathAsPrimary rdfs:subPropertyOf :usePath :usePathAsSecondary rdfs:subPropertyOf :usePath オントロジを利用することで :usedAsPrimary owl:inverseOf :usePathAsPrimary :usedAsSecondary owl:inverseOf :usePathAsSecondary 簡潔な問い合わせが可能! 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 15 Topic2: 知識ベースのフレームワークの設計 知識ベースシステム(KB)の概要 • 階層的な配置 – 基本的にはバックボーン (Not アクセス線) – 同一ポリシで運用される適当な範囲につきひとつ – そのエリア内の情報の収集 外部との インターフェース • 主な機能 – 情報の収集 – 情報の保存 – 情報の解析 – 情報の提供 2014年 6月 26日 → KB Agent → RDFストレージ + DBMS → 推論エンジン (IE) → ビューア 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 16 知識ベースシステムモジュール図 • 知識ベースノード クエリ/更新 レスポンス Inference Engine ネットワーク管理者 RDF/XML RDF Storage 変換 GraphML DB Management System クエリ/更新 レスポンス KB Agent リクエスト/レスポンス Layer -‐ (n+1) / / CLINEX-‐KB Agent AE / / PE 2014年 6月 26日 Inter-‐Layer System (ILS) Dispatcher Dispatcher Layer -‐ (n) Inter-‐Node System (INS) 更新 知識ベース 更新 更新 IGP-‐KB Agent EGP-‐KB Agent SNMP-‐KB Agent IGP PE EGP PE SNMP PE リクエスト/レスポンス KB-‐KB Agent CLINEX L7 Control Plane 他ノードへ L3 Control Plane 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 17 おまけ1 プロトタイプの実装: トポロジビューア 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 18 おまけ2 プロトタイプの実装: 情報の提示 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 19 まとめ • 自律的なネットワーク管理システムが必要 • 情報の蓄積手法として,オントロジに基づくの知識ベースを提案 – 7つのカテゴリに分けて,インターネットを記述 – 障害情報をオントロジとして記述 • 知識ベースのフレームワークを設計 – ノード間クロスレイヤ協調機構CLINEXとの連携による情報の取得 • 今後の課題 – – – – システムの有用性に関する議論 推論が働く具体的なユースケースの定義 情報の収集機構の実装 実環境における評価 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 20 参考資料 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 21 物理構成 oppositeTo hasInterface hasLink 帯域 ノード belongToNode I/F rdfs: subClassOf 名前 rdfs: subClassOf 管理者 無線用 有線用 (802.11) (Ethernet) ホスト ルータ UP/ DOWN CPU ネットマスク MACアドレス アーキテクチャ名 コア数 クロック数 サイズ 2014年 6月 26日 周波数帯 IPv6アドレス サイズ rdfs: subClassOf 光ファイバ インターフェース名 IPv4アドレス ストレージ 有線 リンク UTP 論理 I/F メモリ SSD 無線 リンク カテゴリ 物理 I/F hasCPU HDD rdfs: subClassOf rdfs: subClassOf hasMemory hasStrage リンク rdfs: subClassOf rdfs: subClassOf 内部 バックボーン エリア境界 ASボーダ ルータ ルータ ルータ ルータ belongToInterface 最大帯域幅 使用中帯域幅 表記 クラス キューイング遅延 データ値型プロパティ パケット損失率 個体値型プロパティ NAS 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 22 論理構成 ネット ワーク rdfs: subClassOf hasLan hasISP AS ISP belongToAS hasSubnet Subnet LAN belongToISP belongToLan rdfs: subClassOf AS番号 WLAN エリア エリアID rdfs: subClassOf バックボーン 標準 エリア エリア 2014年 6月 26日 VLAN 無線規格 VLAN ID スタブ トータリー NSSA エリア スタブエリア 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 23 レジストリ Internet Registry manageAS rdfs: subClassOf hasRegion Top Registry Regional Registry belongTop 2014年 6月 26日 hasNaLonal NaLonal Registry belongRegion 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 24 論理構成 レジストリ Network サブネットマスク hasNetwork belongToRegistry rdfs: subClassOf hasLan hasISP AS ISP belongToAS hasSubnet AS番号 rdfs: subClassOf エリアタイプ エリアID Subnet LAN belongToISP Internet$ Registry belongToLan rdfs: subClassOf WLAN VLAN 無線規格 Top$ Registry Regional$ Registry Na1onal$ Registry VLAN ID シングル トランジット 非トランジット ホーム マルチホーム マルチホーム 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 25 経路情報 更新日時 経路表 rdfs: subClassOf JPIRR hasFIB IGP Table BGP Table 宛先ネットワーク nextHop 空白ノード outpu hasRIB I/F 宛先ネットワーク 空白ノード nextHop AS番号 経路情報 空白ノード 2014年 6月 26日 tIF Weight hasASObject regi ster edA S ノード AS パス ノード AS 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 26 障害情報 管理者視点 ユーザ視点 hasClassificaLon hasSoluLon hasPossibility 障害 状態 障害 要因 障害 分類 causeIncident 障害 状態 解決 手法 solveProblem causeProblem [障害状態クラス] 解決 手法 rdfs: subClassOf 疎通性 消失 DNS 障害 品質 劣化 rdfs: subClassOf ICMP 受信 [障害分類クラス] rdfs: subClassOf 経路 切替 送信レート 設定の 調整 見直し 機器の 取り替え 再起動 管理者 へ連絡 待機 障害 分類 パケット ロス 遅延 [解決手法クラス] rdfs: subClassOf リンク 障害 ホスト 障害 経路障害 障害 要因 輻輳 rdfs: subClassOf rdfs: subClassOf rdfs: subClassOf ホスト 高負荷 ダウン リンク 切断 無線 干渉 ハードウェア 不具合 rdfs: subClassOf フィルタ 設定ミス配線ミス リング 2014年 6月 26日 物理的 損傷 経年 劣化 rdfs: subClassOf rdfs: subClassOf アクセス 増加 rdfs: subClassOf 外的 要因 内的 要因 ブラック 経路 ループ ホール ハイジャック オペミス 自然 災害 不正侵入 rdfs: subClassOf ソフトウェア 不具合 rdfs: subClassOf [障害要因クラス] ヘビー エレファント 多数 DoS攻撃 ユーザ フロー ユーザ 作業 rdfs: subClassOf プロトコル OS ウィルス バグ 感染 バグ 計画的 工事 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 停電 rdfs: subClassOf rdfs: subClassOf 回線 ハード 工事 ウェア 社会 現象 ソフト ウェア フラッシュ 季節 クラウド 行事 rdfs: subClassOf 新製品 報道 突発的 工事 27 プロトコル プロトコル rdfs: subClassOf TCP/IP rdfs: subClassOf offerService offerService offerService データ リンク層 useService rdfs: subClassOf トランス ポート層 IP層 useService アプリ ケーション層 useService rdfs: subClassOf rdfs: subClassOf IPv4 IPv6 ICMP rdfs: subClassOf Web HTTP TCP UDP SCTP 無線 Ethernet LAN 電話 携帯 SDH/ 回線 回線 SONET 電子 ファイル 名前 IP割り ルーティ IP電話 メール 転送 解決 当て ング POP3 IMAP FTP H.323 SCP SIP SFTP SSH TELNET DNS DHCP DNSSEC rdfs: subClassOf AODV DSR EGP IGP アドホック IERP OLSR TBRPF EGP LANMAR BGP FSR rdfs: subClassOf IARP MAC 802.11 802.11 802.11 802.11 ARP L2TP PPP ディスタンス リンク ステート ハイブリッド ベクタ RIP IGRP 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 OSPF IS-‐IS EIGRP 28 社会情報 社会現象 rdfs: subClassOf フラッシュ クラウド 季節 行事 rdfs: subClassOf 新製品 発表 2014年 6月 26日 報道 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 29 知識ベース (Knowledge Base) のプリミティブ タイプ プリミティブ名 機能 IS KB-‐PathStat 指定した2点間の最短経路の状態の取得 (疎通性の有無,利用可能帯域,遅延,ジッタ) IS KB-‐PathSearch 指定した2点間のパス取得(複数パス可) IS KB-‐IfList 指定したノードのインターフェースリストの取得 IS KB-‐IfStat 指定したノードのインターフェースの状態の取得 IS KB-‐NodeInfo 指定したノードの管理情報の取得 (ホスト名,管理者名,設置場所) IS KB-‐HardwareInfo 指定したノードのハードウェア情報の取得 (CPU,メモリ,ストレージ) IS KB-‐NetworkInfo 指定したノードの所属ネットワークに関する情報の取得 (所属AS,VLAN情報,ルータタイプ) IS KB-‐NodeStat 指定したノードの統計情報の取得 (リクエストの中に知りたい項目を列挙) IS KB-‐IncidentInfo 障害情報の取得 IS KB-‐IncidentPredicLon 障害情報の予測(オントロジの推論機能を利用) 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 30 KB PrimiLve Packet 0 8 16 24 • 32 Basic UDP Header (KB Port = 65002) Class Operation Primitive Length Flag 未使用 Parameters(複数可) KB Primitive Agent Type Agent Type – パケット送信元のAgentの識別子 – CLINEX KB Agent (0x01), KB Agent (0x02), ・・・ • Class – サービスのクラス – Request, Response, IndicaLonのいずれか • OperaLon – プリミティブの識別子 – GET_RELAY_NODE, etc. Parameter Parameter Length Option padding Parameter Value Parameter Parameter Type • • Flag PrimiLve Length – プリミティブ全体の長さ – 先頭の8byteを除いた4byteのブロック数 CLINEX PrimiLveと共通 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 31 クロスレイヤ協調処理とKBの インターフェースについて • ネットワークの構成情報 – RDFデータとしてApache Jena Fusekiサーバ上のTDBに格納 Knowledge Base NW管理者が入力 GraphML NW構成情報 RDF/XMLデータ化 変換 Query/Update TDB RDF用のDB HTTP Response 可視化? 諸々計算して Response KB Agent OSPF SNMP Javaで実装 構成情報の収集 2014年 6月 26日 Dispatcher ILS CLINEX Agent INS内に実装 詳細情報の収集 Request UDP Response OSPF 管理対象のNetwork INS 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 32 KBとのインターフェース KB KB Agent CLINEX-‐KB Agent KB Table ・ ・ ・ ILS Request Table-‐(n) ILS IndicaLon Handler-‐(n) IGP PE EGP PE SNMP PE INS Request Table INS IndicaLon Handler ・ ・ ・ Inter-‐Layer System 2014年 6月 26日 SNMP-‐KB Agent KB-‐KB Agent INS Request Handler Dispatcher AE EGP-‐KB Agent L7 Control Plane ILS Request Handler-‐(n) PE IGP-‐KB Agent Inter-‐Node System TX FuncLon RouLng Table Forward FuncLon RouLng FuncLon RX FuncLon L3 Control Plane 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 33 (参考) OWL Liteのプリミティブ(基本要素) • RDF スキーマ特性 – • ヘッダ情報 – • バージョンに関するものを扱う要素 プロパテイ特徴 owl:ObjectProperty owl:DatatypeProperty owl:inverseOf owl:TransitiveProperty owl:SymmetricProperty owl:FunctionalProperty owl:InverseFunctionalProperty 制限的基数 owl:minCardinality owl:maxCardinality owl:cardinality クラス共通 owl:intersectionOf 注釈付きプロパティ – • クラスと制限の共通を扱う要素 バージョン管理 – • あるクラスのプロパテイの基数(濃度)を扱う要素 クラス共通 – • プロパテイの制限を扱う要素 制限的基数 – • クラスや個体のプロパティを扱う要素 プロパティ制限 – • クラスや個体の(非)同一性を扱う要素 等号 owl:equivalentClass owl:equivalentPorperty owl:sameAs owl:differentFrom owl:AllDiffrent owl:distinctMembers プロパティ特徴 – • バージョンや他のオントロジのインポート情報を含む要素 等号 – • RDFを記述するための要素 RDFスキーマ特性 owl :Class rdfs:subClassOf rdf :Property rdfs:subPropertyOf rdfs:domain rdfs:range RDFSのラベルやコメントなどを扱う要素 データタイプ – 値となるデータタイプを扱う要素 (string, boolean, floot, double, etc,) 2014年 6月 26日 プロパテイ制限 owl:onProperty owl:allValuesFrom owl:someValuesFrom 注釈プロパテイ rdfs:label rdfs:comment rdfs:seeAlso rdfs:isDefinedBy owl:AnnnotationProperty owl:OntorologyProperty 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 34 35 例: 経路切替による輻輳予測 ● リンク ● ノード rdfs: domain ■ パスを利用する 推論規則の定義 rdfs: subPropertyOf ■ プライマリパスとして使う owl:inverseOf : usePathAsPrimary : usePath rdfs: subPropertyOf ■ セカンダリパスとして使う : usePathAsSecondary ■ パスとして利用される : usedPath rdfs: subPropertyOf ■ プライマリとして使われる : usePathAsPrimary 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 rdfs: subPropertyOf owl:inverseOf usePath rdfs:domain :node usePath rdfs:range :link usePathAsPrimary rdfs:subPropertyOf :usePath usePathAsSecondary rdfs:subPropertyOf :usePath usedAsPrimary owl:inverseOf :usePathAsPrimary usedAsSecondary owl:inverseOf :usePathAsSecondary 2014年 6月 26日 rdfs: range ■ セカンダリとして使われる : usePathAsSecondary 例: 経路切替による輻輳予測 J A B K C# L D E :node-‐A :usePathAsPrimary :link-‐AB :node-‐A :usePathAsPrimary :link-‐BC :node-‐A :usePathAsSecondary :link-‐BJ :node-‐A :usePathAsSecondary :link-‐JK … 表明された トリプル :link-‐BC :usedAsPrimary :node-‐A :link-‐CD :usedAsPrimary :node-‐A … 推論された トリプル :node-‐F :usePathAsPrimary :link-‐FG :node-‐F :usePathAsPrimary :link-‐GH :node-‐F :usePathAsSecondary :link-‐FB :node-‐F :usePathAsSecondary :link-‐BC … 表明された トリプル :link-‐FG :usedAsPrimary :node-‐F 推論された :link-‐GH :usedAsPrimary :node-‐F F G H トリプル :link-‐FB :usedAsSecondary :node-‐F :link-‐BC :usedAsSecondary :node-‐F … SPARQLクエリ select ?node 推論規則 where { ?link :usedAsSecondary :node-‐F . node-‐A :usePath rdfs:domain :node ?link :usedAsAsPrimary ?node . :usePath rdfs:range :link } :usePathAsPrimary rdfs:subPropertyOf :usePath :usePathAsSecondary rdfs:subPropertyOf :usePath オントロジを利用することで :usedAsPrimary owl:inverseOf :usePathAsPrimary :usedAsSecondary owl:inverseOf :usePathAsSecondary 簡潔な問い合わせが可能! 2014年 6月 26日 広域ネットワーク管理のためのオントロジを用いた知識ベースの提案 36