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警察と学校の連絡制度及び青少年の深夜外出制限
平成 27 年 10 月 2 日 保護者の皆様へ 茨城県立佐和高等学校長 額賀 俊光 「児童生徒の健全育成に関する警察と学校との連絡制度」の運用による 連携の強化について 本校の教育活動につきましては,日頃よりご理解とご協力を賜り,厚くお礼申し上げます。 さて,上記の「児童生徒の健全育成に関する警察と学校との連絡制度」につきましては平成 25 年 6 月 1 日から運用が開始され,学校外における生徒の非行事案があった場合には,その 概要や氏名等が警察から連絡されているところです。 常陸太田市内の男子高校生が亡くなる事件が発生し,加害者として県立高等学校の生徒が逮 捕されておりますが,日頃から問題行動を繰り返していたことがわかっています。このような 痛ましい事件が繰り返されることがないように, 茨城県教育委員会と茨城県警察本部少年課が 協議し,下記により,警察と学校が一層情報を共有することになりました。 つきましては,下記の内容をご確認いただきまして,ご承知いただくとともに本校生徒のみ ならず,全児童生徒の非行防止,犯罪被害防止及び健全育成への取組にご協力いただきますよ うお願いいたします。 記 不良行為により補導された児童生徒(以下「不良行為少年」という。 )等について ・事案の背景に非行集団等の存在がある場合 ・他の児童生徒に健全育成上好ましくない影響が及ぶ場合 ・家庭での監護の度合いが少ない場合 ・犯罪被害に遭うおそれがある場合 などにおいて,児童生徒の非行防止や非行からの立ち直りのため,学校における指導や 対応の必要性が認められる場合には, 「連絡制度」に基づき,警察から学校へ連絡が行わ れることとなる。 ※連絡内容は,行為の種別,行為日時,行為場所等である。 ※「連絡制度」では,犯罪少年(逮捕事案は全件連絡) ,触法少年,ぐ犯少年,不良行為 少年であって,警察署長が学校における継続的対応の必要性を求める事案について, 保護者に対して学校に連絡する旨伝えた上で,警察から連絡がなされることとなって いる。 平成 27 年 9 月 14 日 保護者の皆様へ 茨城県立佐和高等学校長 額賀 俊光 青少年の深夜外出制限について 本校の教育活動につきましては,日頃よりご理解とご協力を賜り,厚くお礼申し上げます。 さて,先般,大阪府内において中学一年生の男女二人が殺害遺棄される事件が発生しました。 また県内でも常陸太田市において男子高校生が同級生とのトラブルで命を落とす事件が発生して います。どちらも大変痛ましいことですが,深夜に外出していたことが事件につながったきっか けとも指摘されております。 近年,核家族化や生活様式の多様化,深夜営業店舗の増加など大人の生活習慣が変化している ことにともない,青少年が夜遅くまで外出している機会が増していますが,本県では「茨城県青 少年の健全育成等に関する条例」により「深夜外出の制限」が決められております。 つきましては,生徒の安全を守るために,下記の条例をご確認いただきまして,ご承知いただ くとともにお子様とのご確認をお願いいたします。 ○茨城県青少年の健全育成等に関する条例《抜粋》 (深夜外出の制限) 第 33 条 保護者は,特別の事情がある場合を除き,青少年を深夜(午後 11 時から翌日の午前 4 時までをいう。以下この条及び次条において同じ。 )に外出させないよう努めなければならない。 2 何人も,正当な理由が無く,保護者の委託又は承認を受けないで,深夜に青少年を連れ出し, 同伴し,又はとどめてはならない。 【罰則有】 3 深夜に営業を行う者は,深夜に当該営業に係る施設内又は敷地内にいる青少年に対し,帰宅 を促すよう努めなければならない。 ※「特別な事情」 夜学等への通学や学習塾への通塾,夜勤や新聞配達の業務に従事する場合,急病,事故等に より医療機関への診療を受ける場合,火災,盗難の緊急事態を通報する場合,学校行事や青少 年活動の一環として指導者の監督のもとに行われる宿泊を伴う行事に参加する場合,親戚や託 児所に預けられている場合,深夜に行われることが慣習として定着している大晦日の鐘突や初 詣などの行事に出かける場合などである。 なお,伝統的な慣習行事となっている祭礼や納涼大会,花火大会,盆踊り等の行事が夜遅く まで行われていることがあるが,本条例の趣旨を考慮し,保護者のみならず,誰もが青少年を 深夜外出させないよう十分注意する必要がある。