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火災・救急・救助は119番へ

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火災・救急・救助は119番へ
広 報
か
も
しょう
ぼう
第
" 号
平成23年2月1日
発行
可茂消防事務組合消防本部 公式ホ ームペ ージ
http://www.kamo-fire.jp/
新型水槽付消防ポンプ自動車導入 南消防署(可児市)
火災・救急・救助は119番へ
※携帯電話からの通報も局番なしの119番
可茂消防管内
(平成22年中)
火 災 件 数
83件 前年比 43件減 救急出場件数 6,687件 前年比 459件増 救助出場件数
100件 前年比 10件減 ※災害などの問い合わせは
目 次
春の火災予防運動・火災,救急,救助統計 ……………2
住宅用火災警報器について ……………………………3
防災航空隊・消防学校で活躍 …………………………4
医療機関の現況と救急車の適正利用 …………………5
救急普及啓発広報車・救急車の寄贈について ………6
0180 - 99 - 5500番へ
119番での災害などの問い合わせはご遠慮ください。
春の全国火災予防運動
平成22年度
全国統一防火標語
「消したかな」あなたを守る 合言葉
今年も3月1日(火)から7日(月)までの1週間、春の全国火災予防運動が実施されます。
この運動は、空気が乾燥し風が強くなるなど、火災が発生しやすい気候となる時季を迎えるに当たり、住
民の皆さまに防火意識を一層高めていただき、火災の発生を防止し、尊い生命、大切な財産の損失を防ぐこ
とを目的としています。
平成22年中の可茂消防管内火災件数は83件で、そのうち38件が建物火災でした。火災による死者は前年
より2名減少し1名で、負傷者は3名減少の9名となりました。
あなたの大切な家族や財産を火災から守るため、次の3つの習慣、4つの対策を実践しましょう。
住宅防火 いのちを守る 3つの習慣 4つの対策
習慣① 寝たばこは、絶対やめる。
習慣② ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する。
習慣③ ガスこんろなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。
対策① 逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する。
対策② 寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する。
対策③ 火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器などを設置する。
対策④ お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる。
平成22年火災・救急・救助統計
火 災
建物火災 38
その他の火災
36
火災件数は83件で、前年(126件)に比べ43件減少
となりました。
火災種別は、建物火災が38件で火災件数の46%を占め、
林野火災2件(2%)、車両火災7件(9%)、その他
の火災36件(43%)となりました。
車両火災 7
救 急
労働災害 82
林野火災 2
運動競技他 643
自損行為 97
救急出場件数は6,687件で、前年(6,228件)に比べ
459件増加、1日当たり約18件出場しました。また、管 交通事故 860
内住民約35人に1人の割合で利用したことになります。
事故種別の多い順にみると、急病が4,117件で救急出
場の62%を占め、他の種別については、一般負傷888件
一般負傷 888
(13%)
、交通事故860件(13%)
、自損行為97件(1%)
、
労働災害82件(1%)などとなりました。
急病 4,117
機械による
事故他 10
救 助
水難事故 7
救助出場件数は100件で、前年(110件)に比べ10件 風水害等
自然災害事故 7
の減少となりました。
事故種別の多い順にみると、交通事故が48件で救助
火災 13
出場の48%を占め、他の種別については、その他の事
故15件(15%)、火災13件(13%)、風水害等自然災害事
故、水難事故が7件(7%)などとなりました。
その他の事故 15
2
交通事故 48
平成23年6月1日からすべての住宅に設置義務化
住宅用火災警報器の設置は、平成18年6月以降に建てられた住宅については、すでに義務化されていま
すが、それ以前に建てられた住宅は火災予防条例により猶予期間が設けられているため、設置義務化までま
だ時間があるなどの理由から、未設置の住宅がまだまだ多いようです。5年間設けられていた猶予期間も残
すところ半年を切りました。
火災から大切な命を守るため、1日も早く住宅用火災警報器を設置しましょう。
※住宅用火災警報器の設置については消防法などで定められ、平成23年5月31日までに設置していない住
宅は消防法違反となります。
【住宅用火災警報器の効果は?】
住宅用火災警報器の設置が義務化となっているアメリカやイギリスでは、住宅用火災警報器の設置が進み
住宅火災での死者が約半分まで減少しています。日本においてもその効果は徐々に現れはじめ、総務省消防
庁の平成19年から21年までの失火を原因とした住宅火災についての住宅用火災警報器設置による被害減少
の効果分析結果によると、死者数、焼損床面積、損害額は設置されている場合は、設置されていない場合に
比べ、概ね半減しており、火災発生時の死亡リスク、財産損失リスクが減少することがわかっています。
住宅用火災警報器の設置による被害減少の効果
(人/火災100件)
(㎡/火災1件)
50
8
7
(千円/火災1件)
3,500
3,000
0.63倍
40
6
5
2,500
7.5
30
2,000
48.3
4
1,500
20
3
3,222
1,000
4.7
2
22.0
10
1,754
500
1
0
0.54倍
0.46倍
設置なし
設置あり
(住宅火災100件当たりの死者数)
0
設置なし
設置あり
(焼損床面積)
0
設置なし
設置あり
(損 害 額)
(注)「死者」とは、火災現場において火災に直接起因して死亡した者であり、火災により負傷した後48時間以内に死
亡した者を含む。
『平成22年版消防白書より』
住宅用火災警報器に関するご質問、ご相談は各消防署、分署、出張所へお気軽にお問い合わせください。
本部予防課(美濃加茂市)(0574)26−0515
中 消 防 署(美濃加茂市)(0574)26−0229
南 消 防 署(可 児 市)(0574)62−0119
東 消 防 署(白 川 町)(0574)72−1641
西可児分署
(0574)65−6825
3
御 嵩 分 署
富加出張所
川辺出張所
八百津出張所
七宗出張所
(0574)67−1818
(0574)54−2714
(0574)53−2714
(0574)43−0476
(0574)46−1150
岐阜県防災航空隊・消防学校で活躍
防災航空隊副隊長 今井 和幸
私は平成20年4月から3年の任期で岐阜県防災航空隊に派遣さ
れています。
岐阜県防災航空隊は、各務原市に基地を置き、県内消防本部か
ら派遣された消防職員と操縦士、整備士の19人で構成され、岐阜
県防災ヘリコプターに搭乗し様々な活動を実施しています。
防災航空隊の主な活動は、林野火災発生時、ヘリコプターに吊
り下げた巨大バケツで、上空から消火する火災防ぎょ活動、山や
川での行方不明者発生時、上空から捜索し、地上部隊が接近でき
ない場所では、ロープやホイストケーブルを使用して隊員が降下し、
要救助者を吊り上げ救出する捜索救助活動、ケガや病気の人をヘ
リコプターで搬送する救急活動、災害時の情報収集・物資搬送な
どを行う災害応急対策活動などがあります。
平成22年の出動件数は224件で、そのうち可茂消防管内では、
火災防ぎょ活動、捜索救助活動など合計19件の出動がありました。
近年、防災ヘリコプターの持つ機動力に対する期待は大きく、
防災航空隊は出動件数の増加、複雑化するあらゆる災害に迅速、
的確に対応できるよう、厳しい訓練を積み重ね、県民の尊い命、
救助活動の様子(ホイストケーブル使用)
大切な財産を空から守り続けます。
消防学校教官 林 幹雄
岐阜県消防学校の教官は、岐阜県職員、県内消防本部から派遣
された消防職員で構成されています。
消防学校は、県内で唯一の消防職・団員教育機関として、質の
高い教育訓練、最新の情報を余すところなく提供し、県内消防力
の一層の底上げを最大の目標としています。その業務は、県内各
消防本部で新規採用された職員を一同に集め、消防士としての基
礎を習得させる初任教育にはじまり、警防、救急、救助、予防業
務などのより専門的な知識・技術を習得させるための専科教育、
また、組織運営を担う職員を対象とした幹部教育や、各市町村の
消防団員教育など多岐にわたり、その内容は基本的なものから、
その分野・方向性に合わせた専門的な部分まで幅広いものとなっ
ています。 私は平成20年度から3年任期で派遣され、今年度は3年間の集
大成として、教育訓練の中で最も長い半年間にわたる初任教育を
受け持つこととなりました。今年は記録続きの猛暑となったため、
分厚い防火衣を着ての実戦訓練はかなり厳しいものとなりましたが、
学生たちは訓練に耐え続け、10月6日の修了式には心・技・体共
に大きく成長した勇敢な姿で学校を巣立ってくれました。岐阜県
の将来を担う消防職員103人を県内各地に羽ばたかせることができ、
教官としてのやりがいと誇りを強く感じています。
4
医療機関の現況と救急車の適正利用
感染症の流行
救
急
搬
送
件
数
の
増
加
一
般
外
来
者
時
間
外
診
療
【病院への搬送が困難な状況です。】
最近、救急隊が搬送先病院を決定するまでに、医療機関への問い合わせをする回数が4
回以上と時間を要する事案が発生しており、住民の皆さまには大変ご迷惑をお掛けしてお
ります。その理由は、救急搬送件数の増加と一部の医療機関への集中です。平成22年の
救急搬送件数は6,687件で、昨年と比較すると459件増加しており、入院加療を必要とし
ない軽症者を搬送する割合も増加し、医療機関への負担は大きくなっています。また、救
急隊は症状や病態に応じ搬送先を選定するため、一部の医療機関へ集中する傾向にあり、
さらに、一般外来者の時間外診療についてもこれらの医療機関に集中しているため、救急
車の受け入れが困難な状況となっています。
可茂地域においてもメディアで取り上げられている「たらい回し」が感染症などの流行
により、いつ発生してもおかしくない状況に陥っています。
【救急車の適正利用をお願いします。】
救急車は24時間・365日体制で救急要請に対応しますが、希望される医療機関での専門
医による診療を受けられるとは限りません。
けがや病気の症状などから救急車の要請を迷った時は、掛かり付け医に相談し、緊急性
の低いものでは自家用車やタクシーを利用するなど、救急車の適正利用にご協力ください。
可茂消防事務組合では、住民の皆さんが安全で安心して暮らせるよう市町村、保健
所及び医療機関とさらに連携を強化し救急業務を実施しますので、ご理解とご協力を
お願いします。
5
救急普及啓発広報車・高規格救急車の寄贈を受けました
【心肺蘇生法展示中】
平成22年12月、財団法人日本宝くじ協会からの助成を受けた救急普及啓発広報車を、財団法人救急振興財
団から寄贈されました。
救急普及啓発広報車は、応急手当の知識・技術を普及させることを目的に製作された車両で、消防広場や
防災訓練時など、屋外で救命講習が開催できる仕様となっています。今後、可茂消防では救命講習受講率の
向上、さらには救命率の向上を目指し様々なイベントに活用します。
【高規格救急車受納式記念撮影】
平成22年11月、社団法人日本損害保険協会から寄贈された高規格救急車を、東消防署東白川分遣所に配備
しました。
この寄贈は、社団法人日本損害保険協会が昭和46年から展開する自動車損害責任保険の運用益を活用した
自動車事故被害者支援事業によるもので、今年度全国で10台の高規格救急車が寄贈されています。
今回の寄贈により、可茂消防が運用する救急車は14台中8台が高規格救急車となり、より多くの住民に救
急救命士による救急救命処置を提供することが可能となりました。
救急車の適正利用にご理解、
ご協力をお願いいたします。
どこの病院へ行けば良いかわからない場合などは 可茂地域救急医療情報センター 0574-25-3799 をご利用ください。
■発行/可茂消防事務組合消防本部 〒505-0044 岐阜県美濃加茂市加茂川町三丁目7番7号
■編集/総務課 広報係 TEL 0574-26-0144 FAX 0574-25-4899
この広報は再生紙を使用して、地球に優しい大豆油を使用したインキで印刷されています。
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