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認可保育所等における保育士の正規雇用化促進事業補助金交付要綱

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認可保育所等における保育士の正規雇用化促進事業補助金交付要綱
認可保育所等における保育士の正規雇用化促進事業補助金交付要綱
(趣旨)
第1条 知事は、保育士の正規雇用化及び定着の促進を図る認可保育所等を設置する事
業者に対して、予算の範囲内で補助金を交付するものとし、その交付に関しては、沖
縄県補助金等の交付に関する規則(昭和47年沖縄県規則第102号。以下「規則」という。)
に定めるもののほか、この要綱の定めるところによる。
(定義)
第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の定義は、当該各号に定めるところ
による。
⑴ 保育士 児童福祉法(昭和22年法律第164号)第18条の4に規定する保育士、国家
戦略特別区域法(平成25年法律第107号)第12条の4第2項に規定する国家戦略特別
区域限定保育士及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に
関する法律(平成18年法律第77号)第15条第1項に規定する保育教諭
⑵ 認可保育所等 児童福祉法第35条第4項の規定により設置された保育所、就学前
の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(平成18年法律
第77号)第2条第7項に規定する幼保連携型認定こども園、児童福祉法第6条の3
第10項に規定する小規模保育事業所及び同法同条第12項に規定する事業所内保育事
業所(ただし、公立を除く。)
⑶ 事業者 認可保育所等を設置する法人等
⑷ 正規雇用 雇用期間の定めのない雇用であって、以下の全てを満たすもの
ア 1週間の所定労働時間が通常の労働者(短時間労働者の雇用管理の改善等に関
する法律(平成5年法律第76号)第2条の通常の労働者をいう。以下同じ。)と同
程度であること
イ 雇用保険法(昭和49年法律第116号)に基づく雇用保険の一般被保険者として雇
用すること
ウ 就業規則等に規定する賃金の計算方法及び支給形態、賞与、退職金、定期的な
昇給又は昇格等の労働条件が適用されること等長期雇用を前提とした正職員待遇
であること
⑸ 事業年度 毎年4月1日から翌年の3月31日の間
⑹ 基準日 事業年度の前年度及び過去に本事業を実施した事業年度の4月1日(事
業年度途中に新規で開所した施設は当該開所日)及び3月31日
⑺ 基準人数 基準日における正規雇用保育士数のうち最大の人数
(交付対象施設)
第3条 本補助金の交付対象施設は、沖縄県内に所在している認可保育所等で、以下の
いずれかの施設とする。
⑴ 事業年度において正規雇用保育士数が基準人数よりも増加する施設
⑵ 事業年度において新規で開所した施設であって、開所日における保育士の正規雇
用率が6割を超える施設
2 前項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる要件のいずれかに該当する認可保育所
等は対象としない。
⑴ 子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号)第40条第1項の規定に基づき、市
町村長が、同法第27条第1項の確認を取り消した、又は確認の全部若しくは一部の
効力を停止している認可保育所等
⑵ 事業年度末の時点で第1項及び次条に規定する条件を満たしていない場合
⑶ 前各号に掲げるもののほか、知事が適当でないと認める認可保育所等
(交付対象保育士)
第4条 本補助金の交付対象保育士は、次の各号に掲げる要件のいずれにも該当する者
とする。
⑴ 交付を受けようとする事業者が設置する認可保育所等において、正規雇用化され
る日から起算して1年前の日から当該認可保育所等に非正規雇用されていた者であ
って、事業年度内に非正規雇用から正規雇用に転換され、継続して雇用される見込
みの者、又は、交付を受けようとする事業者が設置する認可保育所等において、新
規で正規雇用される者
⑵ 補助金の交付を受けようとする事業者の役員及び認可保育所等の施設長でない者
⑶ 既存施設にあっては、前条第1項第1号に規定する増加数に該当する者、又は、
事業年度において新規で開所した施設にあっては、開所日における保育士の正規雇
用率が6割を超える部分に該当する者
2 前項の規定にかかわらず、事業年度の3月31日まで正規雇用が継続されなかった者
は、交付の対象外とする。
(補助額の算定方法)
第5条 交付対象となる保育士1人あたりの補助金の交付額は、次の各号に掲げる式に
より算出した額とする。
⑴ 非正規雇用から正規雇用に転換する場合
保育士1人当たりの交付額 = 42,000円 × 対象保育士の事業年度内におけ
る正規雇用月数
⑵ 新規で正規雇用する場合
保育士1人当たりの交付額 = 25,000円 × 対象保育士の事業年度内におけ
る正規雇用月数
※1 正規雇用月数は、正規雇用に転換された月から事業年度内の最終月末(3月
末)までの月数とし、正規雇用に転換された日が月途中の場合、当該日が当該
月の15日以前であれば当該月、16日以降であれば翌月から算定する。
(補助金の交付申請)
第6条 補助金の交付を受けようとする事業者は、知事が別に定める期限までに、正規
雇用化促進事業補助金交付申請書(第1号様式)及び添付書類を知事に提出しなけれ
ばならない。
(補助金の交付決定)
第7条 知事は、前条の申請を受けたときは、その内容を審査し、適当であると認めた
ときは、補助金の交付決定を行い、その旨を事業者に通知するものとする。
(事業の変更)
第8条 事業者は、補助金交付決定後の事情の変更等により事業内容の変更、事業の中
止をする場合には、事前に事業変更等承認申請書(第2号様式)を提出し、知事の承
認を受けなければならない。
(変更交付申請)
第9条 前条の規定により事業内容の変更の承認を受けた事業者が、申請の内容を変更
して変更交付申請等を行う場合には、知事が別に定める期日までに補助金変更交付申
請書(第3号様式)を提出するものとする。
(申請の取下げ)
第10条 補助金の交付決定を受けた事業者は、補助金の交付申請を取下げようとする場
合は、補助金の交付決定の通知を受けた日から起算して30日以内に、補助金交付申請
取下げ書(第4号様式)を知事に提出しなければならない。
(実績報告)
第11条 補助金の交付決定を受けた事業者は、当該年度の3月31日までに、正規雇用化
促進事業補助金実績報告書(第5号様式)及び添付書類を知事に提出しなければなら
ない。ただし、第8条の規定により事業の中止の承認を受けた場合には、当該承認通
知を受理した日から15日以内に実績報告書を提出しなければならない。
(額の確定等)
第12条 知事は、前条の報告を受けたときは、規則第13条の規定により、実績報告書等
の審査及び必要に応じて現地調査等を行い、その報告に係る補助事業の実施結果が補
助金の交付の決定の内容(第8条の規定に基づく事業内容の変更の承認をした場合は、
その承認された内容)及びこれに付した条件に適合すると認めたときは、交付すべき
補助金の額を確定し、事業者に通知するものとする。
2 知事は、交付すべき補助金の額を確定した場合において、既にその額を超える補助
金が交付されているときは、その超える部分の返還を命ずる。
(交付決定の取消し等)
第13条 知事は、第8条の交付対象事業の中止若しくは廃止の申請があった場合又は次
に掲げる場合には、第7条の決定の内容(第8条の規定に基づく承認をした場合は、
その承認した内容)の全部又は一部を取り消し、又は変更することができる。
⑴ 法令、この要綱又はこれらに基づく知事の処分若しくは指示に違反した場合
⑵ 補助金を本事業の目的以外の用途に使用した場合
⑶ 補助対象事業に関して不正、怠慢その他不適切な行為をした場合
⑷ 交付の決定の後生じた事情の変更等により、補助対象事業の全部又は一部を継続
する必要がなくなった場合
(補助金の交付)
第14条 この補助金は、第12条第1項の額の確定後に交付するものとする。ただし、知
事は事業の円滑な遂行を図るため必要と認めるときは、第7条の規定による補助金の
交付決定通知後、概算払いにより補助金を交付することができるものとする。
(補助金の請求)
第15条 補助金の交付を受けようとする事業者は、補助金の額の確定通知を受理した日
以後速やかに補助金請求書(第6号様式)を知事に提出しなければならない。
2 第14条ただし書きの規定により概算払いを受けようとする事業者は、補助金交付決
定通知を受理した日以後、補助金請求書を知事に提出しなければならない。
(補助金の経理)
第16条 補助金の交付決定を受けた事業者は、その収入及び支出を記載した帳簿を備え、
経理の状況を常に明確にし関係証拠書類とともに補助対象事業を廃止した日又は完了
した日の属する年度の翌年度から5年間保管しておかなければならない。
(補則)
第17条 この要綱に定めるもののほか必要な事項は、知事が要領で定める。
附 則
この要綱は、平成27年5月1日より施行し、平成27年度の補助金から適用する。
附 則
この要綱は、平成28年3月29日より施行し、平成28年度の補助金から適用する。
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