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山口東農業協同組合
Repo Report 2016 JA-YAMAGUCHI HIGASHI DISCLOSURE RE 山口東農業協同組合 本誌は農協法第54条の3に基づいて作成した資料です。 ごあいさつ ……………………………………………………2 1.経営理念 …………………………………………………3 2.経営方針 …………………………………………………4 3.経営管理体制 ……………………………………………6 4.事業の概況(平成27年度) ………………………………6 5.事業活動のトピックス(平成27年度) …………………22 6.農業振興活動 ……………………………………………25 7.地域貢献情報 ……………………………………………25 8.リスク管理の状況 ………………………………………28 9.自己資本の状況 …………………………………………35 10.主な事業の内容 …………………………………………36 【経営資料】 Ⅰ 決算の状況 ……………………………………………48 1.貸借対照表 2.損益計算書 ……………………………………………50 3.キャッシュ・フロー計算書 ……………………………53 4.注記表 …………………………………………………55 5.剰余金処分計算書 ……………………………………75 6.部門別損益計算書 ……………………………………77 7.財務諸表の正確性等にかかる確認 ……………………79 Ⅱ 損益の状況 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 …………………80 2.利益総括表 ……………………………………………80 3.資金運用収支の内訳 …………………………………81 4.受取・支払利息の増減額 ………………………………81 Ⅲ 事業の概況 1.信用事業 ………………………………………………82 (1)貯金に関する指標 ① 科目別貯金平均残高 ② 定期貯金残高 (2)貸出金等に関する指標 ① 科目別貸出金平均残高 ② 貸出金の金利条件別内訳 ③ 貸出金の担保別内訳 ④ 債務保証見返額の担保別内訳残高 ⑤ 貸出金の使途別内訳 ⑥ 貸出金の業種別残高 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 ⑧ リスク管理債権の状況 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 (5)有価証券等の時価情報等 ① 有価証券の時価情報等 ② 金銭の信託の時価情報等 ③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、 有価証券関連店頭デリバティブ取引 2.共済取扱実績 …………………………………………89 (1)長期共済新契約高・長期共済保有高 (2)医療系共済の入院共済金額保有高 (3)介護共済の介護共済金額保有高 (4)年金共済の年金保有高 (5)短期共済新契約高 3.農業関連事業取扱実績 ………………………………91 (1)買取購買品(生産資材)取扱実績 (2)販売品取扱実績 ① 受託販売品取扱実績 ② 買取販売品取扱実績 (3)農業倉庫事業取扱実績 (4)利用事業取扱実績 (5)加工事業取扱実績 4.生活その他事業取扱実績 ……………………………93 買取購買品(生活物資)取扱実績 5.指導事業 ………………………………………………93 Ⅳ 経営諸指標 1.利益率 …………………………………………………94 2.貯貸率・貯証率 ………………………………………94 3.職員1人当たり指標 …………………………………94 4.1店舗当たり指標 ……………………………………94 Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の構成に関する事項 …………………………95 2.自己資本の充実度に関する事項 ………………………97 3.信用リスクに関する事項 …………………………………98 4.信用リスク削減手法に関する事項 …………………101 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手 …102 のリスクに関する事項 6.証券化エクスポージャーに関する事項 ……………102 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関 …103 する事項 8.金利リスクに関する事項 ……………………………104 【役員等の報酬体系】 1.役 員 ………………………………………………105 2.職員等 ………………………………………………105 3.その他 ………………………………………………105 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金の リスク管理債権の状況 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ⑫ 貸出金償却の額 (3)内国為替取扱実績 (4)有価証券に関する指標 ① 種類別有価証券平均残高 ② 商品有価証券種類別平均残高 ③ 有価証券残存期間別残高 【JAの概要】 1.機構図 ………………………………………………106 2.役員構成(役員一覧) ………………………………107 3.組合員数 ……………………………………………108 4.組合員組織の状況 ……………………………………108 5.職員数 ………………………………………………111 6.特定信用事業代理業者の状況 ………………………111 7.地区一覧 ……………………………………………111 8.沿革・あゆみ ………………………………………112 9.店舗等のご案内 ……………………………………114 1 組合員をはじめ地域の皆様、ご利用者の皆様には平素よりJA山口東の事業運営 につきまして格別のご理解、ご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。 さて、我が国の経済情勢は、中国経済の成長鈍化や原油価格の下落などの影響に より回復基調にやや足踏みの見られる状況の下、日銀のマイナス金利の導入と相ま って今後の動向は予断を許さないと言えます。 このような中、昨年8月には農協改革に伴う改正農協法が国会承認され、今年4 月から施行されましたが、JAグループ山口では昨年11月の第39回JA山口県大会 において、「JAグループ山口自己改革プラン」の基本目標に掲げる「農業者の所 得増大」、「農業生産の拡大」、「地域の活性化」の3点について具体化・重点化 し、グループを挙げて全力で取り組むことを決議いたしました。 当JAにおきましても、平成27年度は第5次中期経営改善計画の最終年度にあた り、平成28年1月の通津支所の由宇支所への統合によって7支所体制が実現いたし ました。 また、将来展望に立った事業としての稗原小水力発電所施設の更新は、平成28年 度工事着工の運びとなり、本所への農産物直売所の設置につきましても平成30年度 の業務開始に向けた大詰めの検討を進めているところです。 ここに、この一年間における事業活動と業績に関するディスクロージャー誌「レ ポート2016」を作成いたしました。 皆様におかれましては本誌をご高覧いただき、当JAへのご理解を一層深めて頂 ければ幸いに存じます。 平 成 28 年 7 月 代表理事組合長 2 ॑ ௌ 1. 経営理念 わたしたちは、地域の農業を振興し、緑豊かな自然を守ります。 わたしたちは、地域社会の一員として、豊かで潤いのある地域社会づくりに貢献します。 わたしたちは、優しさと思いやり、そして真心をつたえます。 組織運営のあり方… 参加と連帯 一人ひとりのJAへの積極的な参加をはかり、連帯を強め る組織的活動を行っていきます。 民主・公平 一人ひとりの声を大切にし、民主的ルールにもとづき、か つ公平性、透明感のある組織運営を行っていきます。 事業活動のあり方… 顧客満足 顧客満足の向上を事業の基本目的とし、利用者個々のニー ズの把握に努め、利用者の立場に立った誠意あるサービス を行っていきます。 チームワーク 排他的、独善的な行動を排し、対話と協調にもとづき事業 を展開していきます。 経営のあり方… 安心・信頼 みなさまに将来にわたって安心してJAをご利用していた だけるよう強固な経営基盤づくりに努めます。 効 率 性 JA経営の収益性を高め、かつ、質の高い効率的なサービ スを提供していくため、改革の断行及び合理化をはかり生 産性の向上に努めます。 役職員の意識・行動のあり方… 創造・挑戦 役職員は、創造的な発想を心がけ、自らの資質向上のため に意欲的に自己研鑚を行い、新たな可能性へ挑戦していき ます。 責任・行動 役職員は、自らの役割と責任を自覚し、自己管理に徹し真 摯な姿勢で日々の職務を遂行します。 3 2. 経営方針 1 指導事業 (1)営農指導 農業者の所得増大と農業生産の拡大にむけて、中心となって地域農業を支える集落営農法人をはじ めとする農業者・担い手の確保・育成、地域特性を踏まえた産地育成に取り組み、持続可能な農業の 実現に努めます。消費者の信頼に応え、安全・安心な農畜産物を持続的・安定的に供給でき、地域農 業を支え、農業所得の向上・生産基盤の維持・拡大に向け、関係機関と連携し営農指導を行います。 また、地域の多様な自然条件、社会的条件等、地域の特徴を活かしながら全農家組合員参加の下で 地域農業の将来像を描き、地域営農ビジョン・農業振興計画を策定・実践していく取り組みを進めま す。 (2)生活指導 平成28年度は、新3カ年計画「JA女性 ふみだす勇気 学ぼう・伝えよう・地域とともに!!」の 実践初年度として、新しいことに挑戦し、協同組合の一員として学習活動をすすめ、様々な方法で積 極的に情報発信に取り組みます。 また、あわせてJAグループは、「農協改革」の提起により大転機を迎え、地域に根差し必要とさ れるJAをめざし、食と農を基軸にした地産地消運動や食農教育、省エネ運動や環境問題等への活動 を通じて地域との絆を深め、さらなる地域の活性化に取り組みます。 (3)教育・広報 ① 広報誌 親しみやすい紙面作りに努め、JA事業や身近な情報、地域のニュース等をJA広報誌「やまぐ ちひがし」で提供します。 ② 日本農業新聞 JAの総合機関紙であり唯一の日刊農業専門誌として「日本農業新聞」を活用し、適確な情報を 伝えていくために購読部数の普及拡大運動を展開します。 また、地元記事の送稿を積極的に行います。 ③ 家の光三誌 JA運動への理解を含め、組合員の暮らしや地域社会のニーズをJAに結集するため、「家の光 三誌」(「家の光」、「地上」、「ちゃぐりん」)をJA教育文化活動・生活文化活動のテキスト として位置づけ、普及・活用運動を展開します。 2 信用事業 金融緩和政策の長期化によって金融利鞘は縮小しつつあり、ゆうちょ銀行の預入限度額の引上げや、 地銀の再編・越境出店等、金融機関の生き残り競争は熾烈化しています。また、人口減少、高齢化・世 代交代によって正組合員が減少する等、JAを取り巻く環境は厳しさを増しており、他金融機関に劣後 しない競争力確保による顧客基盤維持・拡充が必要です。 このような中、今年度は第6次中期経営改善計画の初年度に当たり、「利用者満足度の向上」を掲げ、 地域において信頼され支持される組織・店舗づくりを目指し、次の重点取組事項を実施します。 ① 利用者基盤の拡充・再構築に向けた取り組み ② 地域・社会貢献への取り組み ③ 事業運営態勢の変革 ④ 健全性確保 ⑤ 基盤インフラの整備 4 3 共済事業 JA共済の強みであるフェイス・トゥ・フェイスによる地域密着の推進活動は、今後もJAらしい活 動として発展していく必要があります。そのためには、渉外担当者や窓口担当者が自信を持って意欲的 に推進活動を行い、担当する全ての世帯に対してニーズに即した丁寧な推進活動を実施し、組合員・利 用者および地域のみなさまとの間に強固な信頼関係を築くため、次の重点取組事項を実施します。 ① 3Q訪問活動による全戸訪問と「あんしんチェック」の実施 ② ニューパートナー対策強化(「はじまる活動」の展開) ③ 重点取組仕組の展開 ④ 地域特性に基づくエリア戦略の展開 ⑤ 地域密着の事業推進力強化 ⑥ コンプライアンス態勢の徹底 4 購買事業 (1)生産資材 ・営農指導と連携し、生産資材の利用率向上と予約推進活動の強化に取り組みます。 ・安全安心な飼料供給の推進活動に取り組みます。 ・配送業務の効率的な運営を図り、担い手対策に取り組みます。 ・環境にやさしい生産資材の供給とともに、組合員の生産資材廃棄物処理に対応します。 ・農薬の安全使用と健康な土づくり推進を行います。 (2)生活購買 ・共同購入運動、安全で信頼のある生活物資の供給に努めます。 ・ギフト事業の強化を図ります。 ・「安心・安全な地域ブランド米」の販売促進を各所と連携を密にし、グリーンパル高森等で食販 業務及び業販向け新規需要の拡充に努めます。 5 販売事業 営農指導と直結した販売事業として、高品質・高鮮度で「安全・安心」な商品づくりを目指し、各生 産部会と緊密な連携を保ち、集出荷販売の効率化、市場流通関係者との販売促進活動に努めます。 6 農業倉庫事業 保管管理の励行と自主保管管理の強化を図り、米の集約保管等、効率的な運営に努めます。 倉庫事業の県域一体化管理運営に向けた倉庫事業再編・整備の推進を図るとともに、農産物検査業務 の適正化に努めます。保管管理の徹底と品質の保全 ① 農業倉庫の集約保管 ② 作業の安全と危害防止の徹底 ③ 農産物検査の体制強化 7 利用事業 農業生産、地域営農の仕組みづくりを支援するとともに、くらしに密着した各種施設の計画的な有効 利用及び稼働率の向上と効率的な運営を行い、利用の促進に努めます。 ライスセンター等共同利用施設の稼働率向上と円滑な運営、また、麦・大豆・たまねぎ等の農業用機 械の利用促進を図ります。 管内農家や法人・担い手等と連携をしつつ、持続可能な地域農業実現を目指し、当JA管内の農業に 最も相応しい営農支援体制づくりを進めてまいります。 5 3. 経営管理体制 経営執行体制 〔理事会制度〕 当JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」の決定事 項を踏まえ、総代会において選出された理事により構成される「理事会」が業務執行を行っています。ま た、総代会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。 信用事業については専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第30条に規定する常勤監事及び 員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。 4. 事業の概況(平成27年度) 1 概 況 ① 全般的概況(農林水産業情勢及び金融経済環境その他の組合を取り巻く環境) 平成27年度のわが国経済は、中国経済の成長鈍化や原油価格の下落などの影響により回復基調にやや 足踏みの見られる状況の下、日銀のマイナス金利の導入と相まって今後の動向は予断を許さないと言えま す。 昨年8月には、JAグループにとって最大の懸案事項でありました農協改革に伴う改正農協法が国会承 認され、平成28年4月1日から施行されました。これに伴い自己改革の取り組みを加速的に進める必要 があります。 今一つの懸案事項でありますTPP(環太平洋パートナーシップ)については大筋合意がなされ、本年 2月には関係国間で調印がなされたところであります。今後は国会承認が焦点となりますが、十分な情報 開示がなされていない状況下、農業のみならず、あらゆる分野における影響分析と十分な国内対策を行っ た上での判断が求められます。 このような中、当JAの主要作目である平成27年産米は、品質的には1等米比率73%とJA山口東始 まって以来の高い上位等級比率でありましたが、9月末から10月にかけての低温の影響により、玖北地 区を中心に晩生種の減収が農家経営に少なからず影響を及ぼす結果となりました。 一方、JAの運営面におきましては一昨年の第17回通常総代会でご承認頂き進めてまいりました支所 再編計画が、平成28年1月の通津支所の由宇支所への統合によって7支所体制が実現致したところであ ります。今後は適正な収益体制の確立、コンプライアンス体制の充実、支所を中心とした地域密着事業の 展開を進めてまいります。 さて、将来展望に立った事業としての稗原小水力発電所の固定価格買取制度に対応した施設の更新は、 建設委員会の検討協議を経て、平成28年度工事着工の運びとなっております。 また、昨年の第18回通常総代会でご承認頂き進めておりますJA山口東農産物直売所の設置事業につ きましては、建設用地確保に向けた施設の解体工事も終わり、平成30年度の業務開始に向けた大詰めの 検討を進めているところであります。 平成27年度も極めて厳しい状況下ではありましたが、みなさまのご理解、ご協力により計画を達成す ることが出来ました。厚くお礼を申し上げます。 なお、各事業における具体的な成果については下記のとおりであります。 ② 当該事業年度における主要な事業活動の内容及び成果 ア 信 用 事 業 平成27年度は、平成25年度からの3年間を計画期間とする「第5次中期経営改善計画」の最終年 度として、「利用者満足度の向上」を掲げ、10年後を見据え、地域において信頼され支持される組 6 織・店舗づくりを目指し次の重点取組事項を実施しました。 利用者基盤の拡充・再構築に向けた取り組み ・地域・社会貢献への取り組み ・事業運営態勢の改革 ・健全性確保 ・基盤インフラの整備 イ 共 済 事 業 JA共済の事業理念である助け合いの精神を再確認し、組合員・利用者および地域のみなさまに 「安心」と「満足」を提供するため、一人一人のライフプランやきめ細かい保障ニーズに即した渉 外担当者および窓口担当者による推進活動を展開・実践し、地域に安心の輪を広げ、未来への絆づ くりを促進するため次の重点取組事項を実施しました。 ・3Q訪問活動による全戸訪問と「あんしんチェック」の実施 ・ニューパートナー対策強化(「はじまる活動」の展開) ・地域特性に基づくエリア戦略の展開 ・推進チャネル強化の取り組み ・コンプライアンス態勢の徹底 ウ 購 買 事 業 組合員の営農と生活に密着した事業として、予約購買及び共同購入を基本とした供給に努め、担 い手対策に取り組みました。 平成27年度供給高実績は 599,566千円 (対前年比 101.3%)でした。 内訳 生産資材 453,916千円 (対前年比 100.3%) 生活物資 132,265千円 (対前年比 102.0%) 肥育素畜 13,383千円 (対前年比 140.4%) エ 販 売 事 業 営農指導と直結した販売事業として、高品質・高鮮度で「安全・安心」な商品づくりを目指し、 各生産部会と緊密な連携を保ち、集出荷販売の一元化に努めました。 また、京阪神・地元市場等の市場流通関係者等へ販売促進を行いました。 <米> 平成27年産水稲作付面積は1,235haとなり、生育状況は、曇天長雨による日照不足で生育は やや遅く、分けつの発生は少なくなりました。その後の、登熟についても8月中旬から9月上旬 の低温・日照不足により早生種についてはやや不良となり9月中旬以降、日照時間が平年を上回 ったことから、中生・晩生種での回復が期待されたものの、籾数は少なく、いもち病の影響もあ り収量は少なく10a当りの収量は473㎏(作況指数98)とやや不良となりました。 品質は、一等米比率 73.3%(平成26年産60.1%)と前年を大きく上回りました。今年の等 級格下げの要因は、日照不足による全品種で未熟粒などの登熟不良が多くみられ充実度不足が多 かったことによるもので、近年増加している高温障害による心白粒・腹白粒は日照不足により激 減しました。集荷数量は13,807.5俵/60㎏で当初申出数量に対して78.2%、平成26年産に比 べ 1,546俵(10.0%)の減少集荷量となりました。 販売状況は、平成27年産米の販売数量は4,824俵で平成26年産米の販売数量の5,051俵に比 べ4.5%の減少となりました。 コシヒカリ・ひとめぼれ・ヒノヒカリ及びあきまつりを岩国地域米シリーズとして地元米穀店 7 の協力により取り組むと共に、平成27年度新たに「ふるさとキープ米」の取扱いを行いました。 JA山口東水稲栽培指針に基づく適正管理等、栽培を遵守し高品質で良食味「安全・安心」な 米づくりを実施した生産者のお米を表彰することにより生産意欲の向上及び結びつき米産地の強 化のため生産者、実需者、消費者が思いを共有し、関係者で食味審査及び意見交換を実施し、需 いい 要に応じた売れる米づくりの推進と、今後の新たな結びつき米の増加に資するために「第3回11 よね 米山口東グランプリ」を開催しました。 <くり> 今年度の取扱数量は46.5トン(平成26年度41.6トン)、販売高は42,674千円(平成26年 度30,550千円)となり前年に比べ取扱数量111.8%、販売高139.7%と大幅に増加となりまし た。 発芽、展葉は平年並み、開花、着果は平年並みで、果実肥大は、曇天長雨による日照不足の影 響により着果数が増え小栗傾向となりました くず果(病害虫)率は10.3%(平成26年6.9%)と増加となりました。販売単価は1,093円/ ㎏と前年に比べ136%と高くなりました。 岸根ぐりのブランドを高めるため出荷式を開催し岸根ぐりのPRを行いました。また、くず果 を有利販売し農家手取り向上のため新たな加工品(ペースト)の作成を行い、商品化に取り組み ました。 管内のくりの取扱を一元化したことにより、流通関係者との信頼の構築により有利販売を図る ため需給調整会議を開催しました。 くり産地の若返りを進め、消費者ニーズに合った高品質な「岸根ぐり」の産地を再構築するた め、くり剪定士活用事業に取り組み、管内くり園の剪定・カットバックを実施しました。次年度 以降、管内全体に対象を広げて取り組みを計画します。 <肉用牛> 肉牛販売188頭、肉用子牛販売221頭、販売高は351,369千円、平成26年度に比べ 130.6%の実績でした。 <野菜> れんこんの販売高が11,674千円(平成26年度9,820千円)、いちごの販売高が37,696千 円(平成26年度32,443千円)となりました。 また、一部は学校給食に納入しました。 「安全・安心な農産物」としての生産販売対策を講じるとともに、阿品かぼちゃの試食会、は なっこりー、ほうれんそう、いちご、わさび、スイートコーン、にんじんについて、消費拡大の PRとして量販店の「やまぐちコーナー」において地産地消の販売促進活動を実施しました。 <花き> 今年度、新たにりんどう栽培の取り組みを開始するにあたり、管内の「花き」栽培農家が互い に協力して経営の安定化と栽培技術の平準化を推進し生産振興を目的に部会を設立しました。 8 オ 農業倉庫事業 管内農業倉庫の調整保管を円滑にすすめ、米の品質管理に努めました。 また、民間登録検査機関として、農産物検査業務を円滑に遂行しました。 〈米穀保管状況〉 倉 庫 (単位:トン) 平成24年度末 平成25年度末 平成26年度末 平成27年度末 (参考)収容力 低温倉庫 116 136 74 準低温倉庫 523 556 524 常温倉庫 77 65 84 716 757 682 計 ( 1棟) 19 ( 3棟) 363 ( 1棟) 67 ( 5棟) 449 1棟 収容率 378 5.29% 3棟 3,209 11.31% 1棟 334 20.05% 5棟 3,921 11.47% カ 利 用 事 業 ライスセンター、育苗センターの利用率向上を図るとともに、祖生ライスセンターを除く他の施 設については作業委託を実施しました。 また、麦・大豆・たまねぎ用大型機械の利用調整及び水稲を含む麦・大豆・たまねぎの作業受 託・雑草抑制おまかせネットの施工等にも取り組みました。 キ 指 導 事 業 <営 農 指 導> 平成25年度から向こう3ヵ年の「農業振興計画」に基づき、次代へつなぐ地域農業戦略を第一に、 担い手の確保・地域の特性を踏まえたものづくりと販売戦略・消費者ニーズに基づく食の安全対 策・持続可能な農業をめざしたJAの業務体制の構築・農地面積の確保や耕作放棄地の解消に取り 組むため、地域別に策定された人・農地プラン(地域農業マスタープラン)とともに、「持続可能 な農業の実現」を図るため、関係機関と連携し推進をしました。 生産基盤の維持・拡大支援 ・酒造好適米の生産安定のための「栽培研修会」を開催しました。 ・地域農業の振興と集落機能の維持、発展に寄与することを目的に「岩国地域担い手組織連携協議 会」・「岩国市担い手育成総合支援協議会」主催の研修会・先進地視察を開催しました。 ・人・農地プラン(地域農業マスタープラン)を策定支援しました。 ・認定農業者、地域営農組織など主要な地域農業の担い手を育成、支援しました。 ・新たな担い手を育成確保するため、主要作物別の「地域営農塾」を開催しました。 ・獣害防止対策事業の支援をしました。 ・畜産農家の経営安定のため、国産粗飼料増産対策事業に取り組みました。 ・中山間地域等直接支払制度及び多面的機能支払交付金における専任担当者による事務支援を実施 しました。 主要な作物の振興と地域特産品の育成拡大 ・「需要に基づく安全・安心な米作り運動」を推進し、「売れる米づくり」を目指しました。 い い よね ・新たな結びつき米の増加及び生産意欲の向上を図るため「第3回11米山口東グランプリ」を開催 しました。 ・主要な品目の新品種、新資材、新栽培技術導入などのため実証圃、試験圃を設置しました。 ・振興作物として、共同販売品目の栽培講習会、販売会議等を実施しました。 ・農業振興計画に基づき、既存部会の強化を行い作付け拡大を実施しました。 ・大豆、麦、たまねぎ汎用農業用機械の利用による産地拡大に努めました。 ・需要に合った酒造好適米(山田錦・西都の雫)の栽培拡大に向けて実需者との交流をしました。 9 ・岸根ぐりの「やまぐちブランド」への登録、出荷式の開催及び「やまぐちブランド」特選岸根ぐ りの贈答用の販売を実施しました。 ・岸根ぐりの「やまぐちブランド」の認証による有利販売に向けて「岸根ぐり」需給調整会議を開 催しました。 ・岸根ぐりのPR活動に伴い、日米「岸根ぐり」産地交流会を実施しました。 ・くりのくず果を活用した新たな商品開発に取り組みました。 ・管内の花き農家の支援としてりんどうの栽培を開始するとともに部会を設立しました。 ・わさびの新しい栽培技術の試験を実施しました。 ・地産地消の拡大及び各朝市・産直市の農産物の増大のため、「野菜栽培講習会」を開催しました。 農産物の地産地消活動への取り組み ・産直市・直売所等を支援し、地域農産物の生産と販売を推進しました。 ・産直市設置に向けた可能性・方向性を検討し野菜等の生産拡大に向けた検討を実施しました。 ・特産品の有利販売のための出荷資材検討を実施しました。 ・量販店での販売促進や地域イベント等へ参加し、農産物の販売促進活動を実施しました。 ・京阪神・地元市場等の市場流通関係者等へ販売促進活動を実施しました。 ・学校給食・給食センターへ食材を提供しました。 ・食農教育活動として、体験学習の実践と学校農園等の諸活動を支援しました。 安全・安心な農産物生産への取り組み ・生産部会活動(共同販売出荷者)を支援しました。 ・生産部会・産直市・朝市グループ・野菜栽培講習会参加者等に対して、農薬取扱研修会(ポジティ ブリスト制度、短期暴露評価の啓発) を実施し、意識啓発と実践活動に努めました。 ・共同販売作物の残留農薬検査を実施し、事故未然防止に努めました。 ・農薬のドリフト対策及び適正使用について講習会を行うとともにパンフレットによる周知を行い ました。 ・カドミウム対策として土壌・玄米分析を実施しました。 ・エコやまぐち農産物認証制度(エコ50)の推進と取り組みを実施しました。 ・マイナー作物(わさび)の新規農薬の登録支援を行いました。 「米政策改革」に基づく水田農業振興への対応 ・「岩国地域農業再生協議会」を通じて、関係機関との連携を強化しました。 ・経営所得安定対策の実施に伴い、農家への周知と加入促進を実施しました。 ・「地域水田農業ビジョン」を変更し、産地交付金の見直しを実施しました。 ・新規需要米(備蓄米・飼料用米・WCS)の推進に努めました。 <生 活 指 導> 平成25年度からの3カ年計画「JA女性 心ひとつに 今をつむぎ 次代につなごう!」の最終 年度として、地産地消運動や食農教育の実践、高齢者福祉対策、省エネ運動などに積極的に取り組 みました。 また、JAグループは、「農協改革」の提起により大転機を迎え、地域に根差し必要とされるJ Aをめざし、豊かで暮らしやすい地域社会の実現に向け、他の団体や女性組織等の交流を図る取り 組みを行いました。 いのちが優先する社会づくり 食と農……食の安全性、食農教育を生かした人づくり、地域内自給(地産地消)の取り組み活動 『大豆一握り運動』の実践 農作業体験学習会 10 風土に合った食生活の学習会 学校給食への食材提供 環 境……農地の保全、「環境リフレッシュキャンペーン(530運動)」「省エネ運動」の実施 カン・ビン拾い、河川の清掃、ボカシ作り、ゴキブリ団子作り及び配布、地域の清掃、 花壇の整備、使用済み割り箸リサイクル運動等 平 和……平和に向けての各種募金活動への参加 自 立 ライフプラン……「ライフプラン・家計簿」学習・実践運動 生活設計(ライフプラン)や家計簿記帳による点検の中での見直しや、文化的 でゆとりのある暮らし作りの学習実践活動 共同参画…………JAと女性部との対話活動 女性の正組合員加入の推進 女性理事の登用促進 男女共同参画の学習・実践活動 共 生 人権尊重 助けあい………………幅広い多様な助け合い活動の実践及び促進 ふれあいセンター「きらら」の運営 地域見守り活動の実施等 学習・交流・連携……『家の光』『日本農業新聞』の活用、文化活動の実践 「料理教室」「営農講座」の開催 健康教室、介護予防教室の開催 囲碁大会、グラウンドゴルフ大会の開催 農薬の取り扱い等の研修、栽培・管理等営農講座の開催 組 織 組合員加入促進の取り組み……JA総合ポイントサービスを活用し、組合員の増加に努めました。 女性部組織の活性化……………JA総合ポイントサービスで女性部ポイントを付与することによ り、女性部員の組合員加入を促進しました。 11 貯金貸出金等の年度末残高 (単位:千円) 種 類 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 貯 金 83,780,540 82,743,004 83,260,364 80,870,083 預 金 64,880,000 62,884,971 65,955,365 63,267,726 金 15,882,342 16,559,399 16,299,696 16,105,095 貸 出 有 価 証 券 2,910,251 3,340,936 501,350 1,049,475 国 債 1,347,143 2,739,846 501,350 1,049,475 そ の 他 1,563,108 601,090 − − 内 国 為 替 取 扱 高 38,625,340 39,645,430 37,447,354 37,857,510 (単位:百万円) 100,000 貯金 預金 90,000 貸出金 有価証券 80,000 内国為替取扱高 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 平成24年度 12 平成25年度 平成26年度 平成27年度 長期共済保有高 (単位:万円) 種 類 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 済 18,315,439 17,194,059 16,036,498 15,151,813 済 11,267,247 10,722,970 10,223,161 9,932,757 定 期 生 命 共 済 57,500 55,600 56,600 60,800 養 老 生 命 共 済 6,018,932 5,521,044 4,988,258 4,445,390 うちこども共済 1,418,160 1,389,450 1,347,240 1,296,530 生 命 総 終 合 身 共 共 年 度 末 保 療 共 済 723,470 685,000 577,367 515,192 が ん 共 済 169,150 121,800 92,350 78,650 定 期 医 療 共 済 79,140 67,310 62,060 57,930 20,335 36,701 61,094 介 高 年金共済 有 医 護 共 済 年 金 開 始 前 188,686 185,371 183,633 182,496 年 金 開 始 後 87,883 84,004 82,626 82,068 計 276,570 269,375 266,259 264,564 済 18,846,696 18,452,804 18,273,996 17,972,190 37,173,986 35,658,715 34,321,845 33,133,855 54,364 51,744 50,087 49,001 年 建 金 物 更 合 生 共 合 計 共 済 付 加 収 入 (注)金額は年度末の保障金額(年金は年金金額)です。 (単位:百万円) 400,000 建物更生共済 年金共済 生命総合共済 300,000 200,000 100,000 0 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 13 短期共済新契約高 (単位:万円) 種 類 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 済 878 834 863 904 済 48,465 49,789 49,301 48,408 済 964 1,085 1,035 1,026 定 額 定 期 生 命 共 済 38 37 34 27 賠 済 61 61 66 68 済 12,808 15,761 14,790 15,471 63,215 67,569 66,091 65,906 13,807 14,544 15,059 14,494 火 掛 自 災 動 傷 金 自 共 車 害 償 共 責 賠 共 任 責 共 共 合 計 共 済 付 加 収 入 (単位:百万円) 自賠責共済 700 賠償責任共済 定額定期生命共済 600 傷害共済 自動車共済 500 火災共済 400 300 200 100 0 平成24年度 14 平成25年度 平成26年度 平成27年度 買取購買品取扱実績 (単位:千円) 供 給 高 種 類 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 料 160,809 174,141 134,951 137,184 農 薬 107,241 106,457 93,611 93,098 飼 料 121,502 136,621 142,285 138,530 械 127 52 40 40 他 107,083 93,670 81,853 85,063 496,764 510,945 452,743 453,916 10,319 16,175 10,144 10,760 生 産 資 材 肥 農 業 機 そ の 小 計 生 活 物 資 食 品 米 生 鮮 食 品 70 − − − 一 般 食 品 29,087 28,772 25,714 20,197 品 3,324 1,906 2,735 1,785 財 1,932 2,263 1,442 10,507 貨 110,490 115,458 89,556 88,974 料 175 164 122 39 155,399 164,741 129,715 132,265 計 652,164 675,686 582,458 586,182 畜 6,973 8,321 9,527 13,383 計 659,138 684,007 591,986 599,566 衣 料 耐 久 日 用 家 消 保 庭 費 健 雑 燃 小 計 合 肥 育 素 総 (単位:百万円) 800 肥育素畜 生活物資 700 生産資材 600 500 400 300 200 100 0 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 15 受託販売品取扱実績 (単位:千円) 取 扱 高 種 類 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 256,322 262,320 217,541 211,873 穀 1,798 2,596 2,993 1,177 野 菜 116,048 107,162 115,192 118,826 果 実 8,802 15,339 30,999 43,980 花 卉 131 440 144 158 米 麦 ・ 豆 ・ 雑 畜 産 物 200,596 241,065 269,010 351,369 林 産 物 1,756 4,014 2,036 4,117 そ の 他 133 187 249 156 合 計 585,586 633,123 638,164 731,656 (単位:百万円) 800 その他 林産物 700 畜産物 花卉 600 果実 野菜 500 麦・豆・雑穀 米 400 300 200 100 0 平成24年度 16 平成25年度 平成26年度 平成27年度 買取販売品取扱実績 (単位:千円) 取 扱 高 種 類 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 米 405 3,600 11,869 7,843 合 計 405 3,600 11,869 7,843 (単位:百万円) 12 米 10 80 60 40 20 0 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 農業倉庫事業 (単位:千円) 項 目 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 収 益 費 用 保 管 料 4,115 4,773 4,584 3,766 荷 役 料 252 176 168 175 料 1,877 1,743 1,485 1,529 そ の 他 の 収 益 − 14 22 50 合 計 6,244 6,707 6,260 5,523 費 258 454 366 298 そ の 他 の 費 用 3,708 5,667 4,290 4,075 合 計 3,966 6,121 4,656 4,373 2,278 586 1,604 1,149 検 倉 事 査 庫 業 手 労 数 務 利 益 (単位:百万円) 4 事業総利益 3 2 1 0 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 17 利用事業 (単位:千円) 取 扱 高 種 類 育苗センター 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 5,818 5,653 5,292 5,155 坂 上 8,393 7,600 7,431 7,041 玖 珂 18,654 19,302 18,661 18,087 小 計 32,865 32,555 31,384 30,283 錦 生 9,757 9,150 8,575 8,005 川 越 1,516 1,335 1,069 1,124 4,164 3,328 3,031 2,858 坂 上 8,992 8,634 8,812 7,108 玖 珂 5,258 4,574 4,065 4,304 小 計 29,689 27,021 25,552 23,399 防 除 用 無 人 ヘ リ 5,307 7,717 7,835 7,809 施 設 9,632 9,647 8,311 9,703 他 6,165 8,057 8,989 8,924 合 計 83,661 84,997 82,071 80,120 ライスセンター 祖 そ 錦 の (単位:百万円) 90 その他 施設 80 防除用無人ヘリ ライスセンター 70 育苗センター 60 50 40 30 20 10 0 平成24年度 18 平成25年度 平成26年度 平成27年度 指導事業 年 度 主 な 事 業 実 施 内 容 ・肉用牛経営安定対策補完事業 ・肉用牛肥育経営安定特別対策事業 平成24年度 ・肉用牛子牛生産者補給金制度 ・肉用牛繁殖経営支援事業 ・やまぐち集落営農生産拡大事業 ・肉用子牛生産者補給金制度運営適正化事業 ・肉用牛肥育経営安定特別対策事業 ・肉用牛経営安定対策補完事業 平成25年度 ・肉用牛繁殖経営支援事業 ・やまぐちブランド生産拡大事業 ・需要対応型産地育成事業 ・肉用子牛生産者補給金制度運営適正化事業 ・肉用牛肥育経営安定特別対策事業 平成26年度 ・肉用牛経営安定対策補完事業 ・肉用牛繁殖経営支援事業 ・やまぐちブランド生産拡大事業 ・需要対応型産地育成事業 ・肉用子牛生産者補給金制度運営適正化事業 ・肉用牛肥育経営安定特別対策事業 ・肉用牛経営安定対策補完事業 平成27年度 ・肉用牛繁殖経営支援事業 ・やまぐちブランド生産拡大事業 ・農業経営体質強化事業 ・国産粗飼料増産対策事業 19 その他の事業 (単位:千円) 項 目 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 収 益 小 水 力 発 電 16,428 16,822 16,834 17,653 切 手 ・ 印 紙 9,412 10,649 10,713 10,456 その他経済雑収入 2,568 3,230 3,101 1,047 合 計 28,409 30,702 30,649 29,157 費 用 小 水 力 発 電 4,090 3,623 4,024 3,810 切 手 ・ 印 紙 8,676 9,832 9,911 9,670 そ の 他 経 済 費 用 2,526 3,194 3,106 1,010 合 計 15,293 16,651 17,042 14,497 13,116 14,051 13,607 14,660 事 業 利 益 (単位:百万円) 15 事業利益 14 13 12 11 10 平成24年度 20 平成25年度 平成26年度 平成27年度 ③ 当該事業年度中における重要事項 1)耐震対策基本方針に基づく対応として最後に残っておりました本所の管理、経済棟の解体工事を 行いました。これに伴い各部署は下記のとおり再配置を行いました。 ① 監査室 → 和木支所 ② 企画管理部 → 本所本館棟 ③ 経済部 営農企画課 ふれあいスポット河内 併設 → 指導・販売課 (旧河内支所購買店舗) 購買課 → 南部営農経済センター(高森支所敷地内) また、すでに高森支所に統合いたしております旧米川出張所建物についても解体を行いました。 2)農産物直売所の設置計画に伴い、本所本館棟に隣接の農業倉庫および資材倉庫の解体を行いまし た。 これに伴う部署、機能の再配置は下記のとおりです。 ① 農業倉庫 → 高森農業倉庫 ② 資材倉庫 → 高森資材倉庫、旧米川農業倉庫 ③ 配送センター → 南部営農経済センター (高森支所敷地内) ④ 組合として対処し解決すべき重要な課題及びそれへの対応方針 1)農協改革につきましては、平成28年4月1日施行された改正農協法を踏まえ、農業生産の拡大、 農家所得の増大、地域密着を目指したくらしの活動を進めます。 特に、正組合員の方への農家所得の増大対策として肥料・農薬の予約販売を勧めることで価格の 低下を図るとともに、事業利用分量配当による還元やその他の還元策を検討いたします。 2)組合員はじめ地域住民のみなさまとの関係深化を目指す取り組みとして、支所単位で地域特性に 即した支所行動計画を策定し、地域の生活インフラ機能発揮に取り組みます。 3)再生エネルギーの固定価格買取制度に基づく稗原小水力発電所の更新につきましては、平成28年 度上期に工事着工、平成29年度中の運転開始を目途に建設を進めます。 4)本所敷地への農産物直売所の設置につきましては、平成28年度中に具体的な施設設計、資金計画、 生産組織の体制強化などを進め、平成30年度上期の営業開始を目途に事業計画を進めます。 5)農協合併構想につきましては、昨年11月開催のJA山口県大会において決議された県下1JA構 想に従い、山口県中央会を中心に平成31年4月の新JA発足を目指して検討を進めていくこととな っております。 今後の重要な検討課題としては、県内各地区の環境が異なる中で、いかに地域特性を引き出した 事業運営がなされるかにあると考えます。 21 5. 事業活動のトピックス(平成27年度) 年 27. 22 月 4. 日 名 称 9 第8期くり営農塾閉講式 第17回菜の花フェスティバル 16 全国監査機構外部確認投函立会・現金預金及び重要用紙実査監査 ふれあいセンター開催 17 JA山口東花き部会設立総会 22 山口県集落営農法人連携協議会総会 27∼29 全国監査機構決算期末財務諸表等監査 28 第1回理事会 5. 1∼13 監事決算監査 11∼27 平成27年産米出荷契約受付 13 ふれあいセンター開催 15 JA山口東女性部通常総代会 18 岩国地域農業改良普及協議会総会 19 (株)周東農業開発センター総会 20 岩国市岩国生活改善実行グループ連絡協議会総会 21 野菜栽培講習会 全国監査機構決算期末財務諸表等監査 年金相談会(通津支所) 23 (農)シャイニング名坪通常総会 24 エンジョイ農業体験 春のJAローン休日相談会(和木支所) 25 岩国地域農業再生協議会総会 26 山口県東部青果物生産販売対策協議会総会 (農)グリーンファーム府谷通常総会 6. 1 第1回監事会 第1回監事と代表理事の定期的会合 5 岩国グリーンクラブ総会 9 第2回理事会 14 販売促進(錦帯らっきょう) 17 第3回理事会 17∼8/18 山口県常例検査 18 年金相談会(高森支所) ふれあいセンター開催 19 食農教育(田植え) 23 女性部フレッシュミズ交流会 27 第18回通常総代会 第4回理事会 第2回監事会 7. 1 美和町集落営農法人等パートナーシップ協議会設立総会 岩国地域担い手組織連携協議会総会 4・11 販売促進(スイートコーン) 5 エンジョイ農業体験 7 第5回理事会 14 ふれあいセンター開催 16 年金相談会(玖珂支所) 7∼30 水稲青空教室 9 岩国れんこん振興協議会総会 13 周東柑橘共販組合通常総会 13∼16 全国監査機構支所等往査 22 女性部グラウンドゴルフ大会 23 山口県わさび生産者団体連絡協議会総会 24 酒造好適米現地検討会 28 販売促進(錦帯かぼちゃ) (農)エンタープライスなごみ通常総会 30 第6回理事会 第3回監事会 31 全国監査機構支所等往査 8. 2 ちゃぐりんフェスタ(ソフトボール大会) 5 女性部フレッシュミズ交流会 処 理 事 項 くり接ぎ木講習(美和) 実質6日間 44会場 5月、7月、9月、11月、1月、3月 各6会場 美和町阿賀 田植え体験 マックスバリュ玖珂店 実質9日間 高森小学校 フジグラン南岩国・マックスバリュ南岩国店 美和町阿賀 田んぼの除草作業・いきもの調査 北部8会場 南部5会場 中央10会場 錦町向峠・美和町阿賀・周東町祖生・玖珂町 マックスバリュ通津店 年 月 8. 9. 10. 11. 12. 28. 1. 日 18∼25 20 23 27 28 29 31 5 7∼8 8 16 17 18 29 30 14 16 18 20 22 23∼28 25 29 2∼6 4 5 6 9・10 9∼18 13 14 17 19 20 26 28 29 8∼9 10 14∼21 15 17 18 24 7 9 20 21 22 24 26・30 名 処 称 野菜栽培講習会(復習基礎講座) 中国地区JA営農指導員交流集会 ふれあいセンター開催 夏のJAローン休日相談会(玖珂支所) 第7回理事会 山口県東部くり協議会総会 エンジョイ農業体験 第9期くり・わさび営農塾開講式 第20回JAカップ囲碁大会 ゆうゆうツアー(琴平温泉) JAグループ山口 地域営農ビジョン運動実践・推進大会 平成27年産「岸根ぐり」受注調整会議 ふれあいセンター開催 第4回監事会 年金相談会(広瀬支所) 第10回岩国れんこん出荷式 第8回理事会 岩国地域出身農大生との意見交換会 監事棚卸監査 ふれあいセンター開催 年金受給者向け健康セミナー(ふれあいセンターきらら) 第68回玖西連合肉牛共進会 親と子の交通安全教室(ひろせ保育園) 日米「岸根ぐり」産地交流会 年金相談会(美和支所) 農薬安全使用研修会 秋のJAローン休日相談会(岩国西支所) 第9回理事会 全国監査機構仮決算監査 第15回岸根ぐり品評会 第63回山口県和牛共進会 岸根ぐり出荷式 第37回山口県わさび品評会 中国・四国ブロックTAC(営農経済渉外)研究会 監事仮決算監査 第10回岩国市肉牛枝肉研究会 販売促進(はなっこりー) 岩国地域農業改良普及協議会先進地視察 年金相談会(岩国西支所) エルダー交流会 岩国れんこん振興大会 第10回理事会 エンジョイ農業体験 周東町食肉フェア 山口県集落営農法人連携協議会4県サミット ふれあい講座 第5回監事会 第2回監事と代表理事の定期的会合 2016水稲栽培指針説明会 ふれあいセンター開催 年金相談会(和木支所) 女性部フレッシュミズ交流会 第11回理事会 初市 販売促進(いちご) ふれあいセンター開催 岩国地域農業再生協議会総会 営農指導員、普及指導員交流集会 新春JAローン休日相談会(高森支所) 販売促進(たまねぎ) 理 事 項 6会場 美和町阿賀 稲刈り・サイレージ作業 岩国地方卸売市場 山口県立農業大学校 美和町 がんね白滝栗園 8会場 実質4日間 美和町 美和町 くり選果場 実質6日間 大阪市中央卸売市場南港市場 マックスバリュ玖珂店 広島県東広島市 岩国地方卸売市場 牛の給餌体験・餅つき・しめ縄づくり 広島県東広島市 管内41会場 岩国地方卸売市場 フジグラン南岩国 フジグラン南岩国・マックスバリュ通津店 23 年 月 日 名 1. 27 28 30 2. 1・2 3 16・23・28 18 21 22 23 22∼3/1 24 3. 1 7∼9 8∼9 10 15 16 22 25 30 31 処 称 理 事 項 広島市 フジグラン南岩国・マックスバリュ玖珂店、南岩国店 フジグラン岩国 広島県東広島市 管内27会場 美和・高森 日米岸根ぐり産地交流会 第13回 ちゃぐりんフェスタ 女性部グラウンドゴルフ大会 栗品評会 囲碁大会 JA共済交通安全教室 健康セミナー 24 第3回「JA山口東11米」グランドチャンピオン決定大会 第12回理事会 (農)たじり通常総会 JA春のきらめき展 平成27年度山口県普及指導活動外部評価(山口県農業者普及活動高度化発表会) 販売促進(いちご) 販売促進(わさび) 年金相談会(由宇支所) (農)いきいきファーム美和通常総会 岩国地域担い手組織連携協議会・岩国市担い手育成総合支援協議会先進地視察 (農)阿賀営農組合通常総会 農業者経営所得安定対策、飼料用米及び水稲生産実施計画説明会 ふれあいセンター開催 岩国地区農業士会研究会 第13回理事会 全国監査機構資産査定・決算方針等監査 めだか大学 第6回監事会 役員報酬審議会 ふれあいセンター開催 平成28年産飼料米栽培講習会 役職員・女性部対話集会 岩国地域6次産業化、農商工連携推進会議 岩国地域農林業・農山村振興懇話会 岩国市鳥獣被害防止対策協議会 第14回理事会 第7回監事会 監事棚卸監査 全国監査機構棚卸立会監査 い い よね 11米グランプリ フラワーアレンジメント 6. 農業振興活動 第17回菜の花フェスティバル 小学生農業体験学習 岩国市担い手育成総合支援協議会開催 岩国地域農業再生協議会開催 岩国地域担い手組織連携協議会開催 山口県東部くり協議会開催 岩国れんこん振興大会 第9期くり地域営農塾開講 第9期わさび地域営農塾開講 第10回岩国市和牛共進会 第63回山口県中央家畜市場共進会 第68回玖西連合肉牛共進会 第10回岩国市肉牛枝肉研究会 第37回山口県わさび品評会 第15回岸根ぐり品評会 日米「岸根ぐり」産地交流会 い い よね 第3回「JA山口東11米 」グランプリ 7. 地域貢献情報 1 社会貢献活動 各種募金活動・公益団体等への寄附 無事故・無違反コンテスト150への参加 献血運動 2 組合員及び出資の状況 (組合員数) (単位:組合員数) 資 格 区 分 正 組 合 員 (うち女性) 准 組 合 員 (うち女性) 合 計 平成26年度 8,579 加 入 103 脱 退 350 平成27年度 8,332 3,038 ( ) 8,703 44 ( ) 274 141 ( ) 261 2,941 ( ) 8,716 2,914 ( ) 17,282 151 ( ) 377 76 ( ) 611 2,989 ( ) 17,048 (出資口数) (単位:口) 資 格 区 分 正 組 合 員 平成26年度 増 加 減 少 平成27年度 540,832 26,960 39,853 527,939 員 318,846 23,738 22,803 319,781 処分未済持分 11,947 △11,947 △10,319 10,319 871,625 38,751 52,337 858,039 准 合 組 合 計 25 3 地域からの資金調達の状況 貯金積金残高 (単位:千円) 種 類 平成26年度 増 加 減 少 平成27年度 要求払貯金 当 座 貯 金 29,528 7,330,869 7,331,084 29,313 普 通 貯 金 32,641,459 63,499,446 62,994,277 33,146,629 貯 蓄 貯 金 2,927,969 1,491,263 1,643,502 2,775,731 別 段 貯 金 44,476 4,633,567 4,631,803 46,239 金 26,756 11,873 12,366 26,263 小 計 35,670,190 76,967,021 76,613,034 36,024,177 定 期 貯 金 45,993,010 56,146,169 58,836,682 43,302,497 定 期 積 金 1,597,164 1,651,713 1,705,469 1,543,408 小 計 47,590,174 57,797,883 60,542,151 44,845,906 計 83,260,364 134,764,905 137,155,185 80,870,083 納 税 準 備 貯 定期性貯金 合 4 地域への資金供給の状況 貸出金残高 (単位:千円) 種 類 平成26年度 増 加 減 少 平成27年度 貸出金貸出先 形 貸 付 金 116,861 123,417 155,841 84,437 証 書 貸 付 金 14,103,586 4,566,955 4,713,635 13,956,906 越 759,249 1,659,782 1,675,279 743,752 金 融 機 関 貸 付 1,320,000 − − 1,320,000 16,299,696 6,350,154 6,544,755 16,105,095 うち農業近代化資金 30,120 17,200 10,709 36,611 うち㈱日本政策金融公庫資金 5,102 − 1,662 3,440 う ち 山 口 県 23,918 − 2,705 21,213 組合員(組合員みなしを含む) 13,073,232 13,023,500 外 3,226,464 3,081,595 地 方 公 共 団 体 560,540 382,173 地 等 349,546 435,000 関 1,320,000 1,320,000 他 996,376 944,421 計 16,299,696 16,105,095 貸 付 金 貸 出 金 手 組 当 座 貸 計 合 金 員 方 以 公 融 機 そ 合 社 の 制度の概要及び趣旨 農業近代化資金……………農舎、畜産等の建物、トラクタ−、コンバイン等の農機具、その他さまざまな用途に必要 な資金を低利で融資する制度です。 ㈱日本政策金融公庫資金…財政融資資金を原資とした資金で、償還期限の長いもの、資金規模の大きいもの、農地取 得を含むもの等、長期かつ低利の資金を必要とする方へ融資する制度です。 26 5 文化的・社会的貢献に関する事項(地域との繋がり) (1)文化的・社会的貢献に関する事項(地域との繋がり) 目 的 等 名 称 管 内 各 地 域 行 事 へ の 参 加 組合員・地域住民との繋がりの深厚 グ リ − ン パ ル 産 直 市 場 地産地消の促進と組合員活動援助 ふれあいセンタ−「きらら」 ふ れ あ い ス ポ ッ ト 美 川 ふ れ あ い ス ポ ッ ト 河 内 地域住民の憩いの場づくり ふ れ あ い ス ポ ッ ト 祖 生 ふ れ あ い ス ポ ッ ト 通 津 支 所 交 通 立 哨 地域住民の見守り (2)利用者ネットワ−ク化への取り組み 年 月 日 名 称 活 動 内 容 等 対 象 者 H27. 7. 22 女性部グラウンドゴルフ大会 管内女性部員の大会 120名 H27. 8. 2 JAちゃぐりんフェスタ 管内子供ソフトボールチームの大会 105名 H27. 9. 5 J A カ ッ プ 囲 碁 大 会 管内囲碁愛好家の大会 37名 (3)情報提供活動 JAだより「やまぐちひがし」の発行(2ヶ月に1回) 27 8. リスク管理の状況 1 リスク管理体制 〔リスク管理基本方針〕 組合員・利用者のみなさまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保 し、信頼性を高めていくことが重要です。 当JAにおいて引き続き高い信頼性を維持していくために、有効な内部管理体制を構築し、直面する 様々なリスクに適切に対応すべく「リスク管理基本方針」を策定し、認識すべきリスクの種類と定義、 リスク管理の組織体制と仕組み等、リスク管理の基本的な体系を整備します。 当JAは、この基本方針に基づき、各種リスク量等のモニタリングによる収益とリスクの適切な把握 と管理、適切な資産の自己査定の実施などを通じてリスク管理体制の充実・強化に努めるものとします。 1.基本的な考え方 (1)「リスク」とは 当JAが管理すべきリスクとは、「経営に負の影響(何らかの損失)を与える事象が発生する 可能性や発生した場合の影響度」を指します。 (2)リスク管理の目的 リスクが顕在化しその影響度が許容水準に照らして過大である場合には、JAの経営は極めて 不安定な状態となり、社会からの信頼は大きく揺らぐことになると同時に農業の発展への寄与と いう社会的使命と組合員から託された役割を果たすことが極めて困難な状態となります。 一方で、安定的な収益を確保するためには不確実性を内包した様々な業務の実施が必要となる ため、こうした事態に陥らないようリスクを適切に管理していくことが当JAの経営にとって重 要な課題です。 当JAにおけるリスク管理とは、「経営戦略や業務方針の達成に対する不確実性の要因、すな わちリスクを、当JAとして許容できるレベル内で調整し、そのために必要な施策を行うこと」 を指し、そうした取り組みによって「経営の安定性を確保し、期待される役割発揮が可能な状態 を維持すること」を目的とします。 なお、リスク管理においてはリスクの一方的な抑制ばかりではなく、経営としての収益性も念 頭に置き、双方のバランスのとれたコントロ−ルを目指すことが必要です。 (3)リスク管理の進め方 当JAにあっては、規制対応及び事業継続を確保する目的から、農協法第11条の2で規定され ている経営の健全性確保を遵守するために、法令で定められた要件に基づく規制資本に関するマ ネジメント(規制資本管理)を実施するとともに、主要なリスクを総体的に把握しリスクの受け 皿となる自己資本との比較・対照管理を行うことにより、収益、リスク、資本を統合的にマネジ メントするための管理体制の整備を目指すものとします。 2.管理を要するリスク 当JAにおいて管理するリスクは以下のとおり。なお、今後、必要に応じて追加していくものとします。 (1)信用リスク 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産の価値が減少もしくは消失し、 当JAが損失を被るリスクをいいます。 (2)金利リスク 金利リスクとは金利変動に伴い損失を被るリスク及び資産と負債の金利または期間のミスマッ チが存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいま す。 (3)流動性リスク 流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が 困難になる、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を 被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常 よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リ スク)をいいます。 (4)オペレーショナル・リスク オペレ−ショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適切であ ること、または外生的な事象により損失を被るリスクをいい、主に事務リスク、法務リスク、シ ステムリスクなどがこれにあたります。 ① 事務リスク 事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金 28 融機関が損失を被るリスクのことをいいます。 ② 法務リスク 法務リスクとは、経営判断や個別業務の執行において、法令違反や不適切な契約締結等によ り金融機関が損失を被ったり、取引上のトラブルが発生するリスクをいいます。 ③ システムリスク システムリスクとは、コンピュ−タシステムのダウンまたは誤作動等、システムの不備に伴 い金融機関が損失を被るリスク、さらにコンピュ−タが不正に使用されることにより金融機関 が損失を被るリスクをいいます。 3.リスク管理体制 (1)体制整備の考え方 リスク管理を適切に実行するために、JA全体がその重要性を十分に認識した上で、リスク管 理にかかる意思決定組織、協議体、業務担当部署等を設置し、各々の役割責任を明確に定義し て、実施体制を整備するものとします。 (2)組織上の役割・責任分担 リスク管理は経営の根幹に係るものであり、経営陣はリスク管理の基本方針や個別リスクの管 理方法、リスクテイクの業務運営戦略等の協議・決定を行い、十分な管理が行われる態勢を整備 する責任を負うものとします。 また、管理者を始めとする関係者・関係部署は、リスク管理にかかる各責任を分担し、管理プ ロセスを的確に構築し、実施する役割を負うものとします。 (3)リスク管理を担当する部署 リスク管理業務を担当する部署は、下表「リスク管理体制」のとおりとします。 なお、リスク管理部署は、リスク管理のために必要なデ−タをシステム等から自由に取得し、 各部署から必要に応じて報告・説明・デ−タ提供を求めることができるものとします。 (4)監査 監査は、リスク管理にかかる内部管理態勢や管理手法が適切かどうか、内部統制の仕組みは遵 守されているか等の評価を行い、必要に応じて適切なリスク管理態勢の構築に向けた指導を行う ものとします。 組 織 リ ス ク 管 理 体 制 役割・責任 会 リスク管理基本方針を策定するとともに、当該基本方針を適切に実践する管理態勢を整備し、当 JAの経営の健全性確保に責任を負います。 A L M 委 員 会 リスク管理の方針や個々のリスク管理手法、信用リスクや金利リスクテイクの具体的方針等につ いて、幅広い業務知識と専門的かつ技術的な知識に基づき十分な検討・協議を行い、理事会をサ ポ−トします。 リスク管理部署 当JAにおけるリスク管理業務全般を統括し、リスク管理体系の構築と、その有効性の検証及び 改善を行います。 リスク管理部署は企画管理部企画管理課が担当します。 リスク管理部署の役割は以下のとおりです。 ・本基本方針を所管します。 ・当JA全体のリスクを総体的に把握・管理します。 ・個々のリスクについて管理・モニタリングを行います。 ・各リスクの管理体系を構築し、その有効性の検証及び改善を行います。 内 部 監 査 部 署 リスク管理基本方針に基づいて、当JA全体のリスク管理の運営状況を把握し、リスク管理の実 施状況と妥当性の評価を行い、必要に応じてALM委員会へ報告します。 リスク管理担当部署は、その評価を踏まえて、必要な改善策を講じます。 内部監査部署は監査室が担当します。 理 事 2 法令遵守体制 〔コンプライアンス基本方針〕 ⒈ 当JAは、JAの担う基本的使命・社会的責任を果たし、組合員や利用者の多様なニ−ズに応える 事業を展開し、社会の信頼を確立するため、当JAの役職員一人一人が高い倫理観と強い責任感を持 って、日常の業務を遂行します。 2. 当JAは、創意と工夫を活かした質の高いサ−ビスと、組合員の目線に立った事業活動により、地 域社会の発展に貢献します。 3. 当JAは、関連する法令等を厳格に遵守し、社会的規範に基づき、誠実かつ公正な業務運営を遂行 します。 29 4. 経営情報の積極的かつ公正な開示をはじめ、広く地域社会とのコミュニケ−ションの充実を図ると ともに、透明性の高い組織風土を構築し、信頼の確立を図ります。 5. 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、確固たる信念をもって、排除の姿勢を 堅持します。 コンプライアンス体制図 コンプライアンス統括部署 企画管理部 (電話)0827-44-0550 内部監査担当部署 監査室 (電話)0827-35-4416 理 事 会 (コンプライアンス態勢の確立・維持) 監査 監事 指 示 附議・報告 コンプライアンス委員会 外部機関 (コンプライアンス態勢全般の検討・審議) 連 携 警察・弁護士 委員長:組合長 指 示 連絡・相談 報 告 コンプライアンス統括部署(企画管理部) (コンプライアンス関連課題の一元的管理・統括) 指 示 ヘルプライン 窓口 連絡・相談・指示 報告・連絡・相談 報告・連絡・相談 指 示 報告・連絡・相談 連絡・通報 課・支所・センター等 コンプライアンス担当者:課長・支所長等 指 示 報告・連絡・相談 職 員 30 内部監査 担当部署 (監査室) コンプライアンス主管部署(各業務の主管部署) コンプライアンス責任者:担当部長 監査 3 内部監査体制 当JAでは、監査室を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各部門の業務遂行状 況について、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価を行うことにより業務運営の改善に努 めています。 監査はJAの本所・支所等の全部署を対象としており、内部監査計画に基づき実施しています。 監査を行った結果については、代表理事組合長に報告したのち被監査部門に通知するとともに、被監査 部門の改善取り組み状況をフォロ−アップしています。 また、監査結果の概要は定期的に理事会に報告していますが、特に重要な事項については、直ちに理事 会、代表理事組合長、監事に報告し、速やかに適切な措置を講じることとしています。 4 貸出運営の考え方 組合員及び地域のみなさまのさまざまな資金ニ−ズに迅速かつ的確にお応えするよう努めています。 農地の有効利用、相続税対策などに積極的に対応するとともに、農村地域では健全な農業資金として近 代化資金の活用を組合員のみなさまに働きかけています。 また、マイカ−ロ−ン・教育ロ−ンなど、みなさまのライフステ−ジや目的にそったご要望にきめこま かく対応し、ご家庭の生活設計をご支援できる生活ロ−ンの充実に努めています。 JAの原点は組合員及び地域住民のみなさまから信頼されることです。みなさまがいま何を必要とされ ているかを理解し、本当に満足いただけるサ−ビスを提供していきます。その結果として、みなさまから 高い信頼を受け、最初に相談される金融機関を目指しています。 5 金融商品の勧誘方針 当JAは、金融商品販売法の趣旨に則り、貯金・定期積金、共済、その他の金融商品の販売等の勧誘に あたっては次の事項を遵守し、組合員及び利用者のみなさまの立場に立った勧誘に努めるとともに、より 一層の信頼をいただけるよう努めてまいります。 (1) 組合員及び利用者のみなさまの商品利用目的ならびに知識、経験、財産の状況及び意向を考慮 のうえ、適切な金融商品の勧誘と情報の提供を行います。 (2) 組合員及び利用者のみなさまに対し、商品内容や当該商品のリスク内容など、重要な事項を十 分に理解していただくよう努めます。 (3) 不確実な事項について断定的な判断を示したり、事実でない情報を提供するなど、組合員及び 利用者のみなさまの誤解を招くような説明は行いません。 (4) お約束のある場合を除き、組合員及び利用者のみなさまにとって不都合と思われる時間帯での 訪問・電話による勧誘は行いません。 (5) 組合員及び利用者のみなさまに対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の充実に努めます。 6 個人情報保護方針 当JAは、組合員及び利用者のみなさまの個人情報を正しく取り扱うことが当JAの事業活動の基本で あり社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓約します。 (1) 当JAは、個人情報を適正に取り扱うために、個人情報の保護に関する法律(以下「法」とい います。)その他、個人情報保護に関する関係諸法令及び農林水産大臣をはじめ主務大臣のガイ ドライン等に定められた義務を誠実に遵守します。 個人情報とは、法第2条第1項に規定する、生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別 できるものをいい、以下も同様とします。 (2) 当JAは、利用目的をできる限り特定したうえ、あらかじめご本人の同意を得た場合及び法令 により例外として扱われるべき場合を除き、その利用目的の範囲内でのみ個人情報を取り扱いま す。 ご本人とは、個人情報によって識別される特定の個人をいい、以下同様とします。 利用目的は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめ公表するか、取得後 速やかにご本人に通知し、または公表します。ただし、ご本人から直接書面で取得する場合には、 あらかじめ明示します。 (3) 当JAは、個人情報を取得する際、適正かつ適法な手段で取得いたします。 (4) 当JAは、取り扱う個人デ−タを利用目的の範囲内で正確・最新の内容に保つように努め、ま 31 た安全管理のために必要・適切な措置を講じ従業者及び委託先を適正に監督します。 個人デ−タとは、法第2条第4項が規定する、個人情報デ−タベ−ス等(法第2条第2項)を 構成する個人情報をいい、以下同様とします。 (5) 当JAは、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめご本人の同意を得るこ となく、個人デ−タを第三者に提供しません。 (6) 当JAは、ご本人の機微(センシティブ)情報(政治的見解、信教、労働組合への加盟、人 種・民族、門地・本籍地、保健医療等に関する情報)については、法令等に基づく場合や業務遂 行上必要な範囲においてご本人の同意をいただいた場合等を除き、取得・利用・第三者提供はい たしません。 (7) 当JAは、保有個人デ−タにつき、法令に基づきご本人からの開示、訂正等に応じます。 保有個人デ−タとは、法第2条第5項に規定するデ−タをいいます。 (8) 当JAは、取り扱う個人情報につき、ご本人からの苦情に対し迅速かつ適切に取り組み、その ための内部体制の整備に努めます。 (9) 当JAは、取り扱う個人情報について、適正な内部監査を実施するなどして、本保護方針の継 続的な改善に努めます。 7 情報セキュリティ基本方針 当JAは、組合員及び利用者のみなさまとの信頼関係を強化し、より一層の安心とサ−ビスを提供する ため、JA内の情報及びお預かりした情報のセキュリティの確保と日々の改善に努めることが当JAの事 業活動の基本であり、社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓約します。 (1) 当JAは、情報資産を適正に取り扱うため、コンピュ−タ犯罪に関する法律、不正アクセス行 為の禁止に関する法律、IT基本法その他の情報セキュリティに関する諸法令、及び農林水産大 臣をはじめ主務大臣の指導による義務を誠実に遵守します。 (2) 当JAは、情報の取り扱い、情報システムならびに情報ネットワ−クの管理運用にあたり、適 切な組織的・人的・技術的安全管理措置を実施し、情報資産に対する不正な進入、紛失、漏洩、 改ざん、破壊、利用妨害などが発生しないよう努めます。 (3) 当JAは、情報セキュリティに関して、業務に従事する者の役割を定め、情報セキュリティ基 本方針に基づきJA全体で情報セキュリティを推進できる体制を維持します。 (4) 当JAは、万一、情報セキュリティを侵害するような事象が発生した場合、その原因を迅速に 解明し、被害を最小限に止めるよう努めます。 (5) 当JAは、上記の活動を継続的に行うと同時に、新たな脅威にも対応できるよう、情報セキュ リティマネジメントシステムを確立し、維持改善に努めます。 8 金融円滑化にかかる基本的方針 当JAは、農業者の協同組織金融機関として、「健全な事業を営む農業者をはじめとする地域のお客様 に対して、必要な資金を円滑に供給していくこと」を、「当JAの最も重要な役割のひとつ」として位置 づけ、当JAの担う公共性と社会的責任を強く認識し、その適切な業務の遂行に向け、以下の方針を定め、 取り組んでまいります。 1 当JAは、お客様からの新規融資や貸付条件の変更等の申込みがあった場合には、お客様の特性及 び事業の状況を勘案しつつ、できる限り柔軟に対応するよう努めます。 2 当JAは、事業を営むお客様からの経営相談に積極的かつきめ細かく取り組み、お客様の経営改善 に向けた取り組みをご支援できるよう努めてまいります。 また、役職員に対する研修等により、上記取り組みの対応能力の向上に努めてまいります。 3 当JAは、お客様からの新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みがあった場合には、お客様の 経験等に応じて、説明及び情報提供を適切かつ十分に行うよう努めてまいります。 また、お断りさせていただく場合には、その理由を可能な限り具体的かつ丁寧に説明するよう努め ます。 4 当JAは、お客様からの新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みに対する問い合わせ、相談、 要望及び苦情については、公正・迅速・誠実に対応し、お客様の理解と信頼が得られるよう努めてま いります。 5 当JAは、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込み、事業再生ADR手続の実施依頼 32 の確認または地域経済活性化支援機構もしくは東日本大震災事業者再生支援機構からの債権買取申込 み等の求めについて、関係する他の金融機関等(政府系金融機関等、信用保証協会等及び中小企業再 生支援協議会を含む。)と緊密な連携を図るよう努めてまいります。 また、これらの関係機関等から照会を受けた場合は、守秘義務に留意しつつ、お客様の同意を前提 に情報交換しつつ連携に努めます。 6 金融円滑化管理に関する体制 (1) 組合長以下、関係役員・部長を構成員とする「金融円滑化管理委員会」にて金融円滑化にかか る対応を一元的に管理し、組織横断的に協議します。 (2) 信用事業担当理事を「金融円滑化管理責任者」として、当JA全体における金融円滑化の方針 や施策の徹底に努めます。 (3) 各支所に「金融円滑化管理担当者」を設置し、各支所における金融円滑化の方針や施策の徹底 に努めます。 7 当JAは、本方針に基づく金融円滑化管理態勢について、その適切性及び有効性を定期的に検証し、 必要に応じて見直しを行います。 9 金融ADR制度への対応 (1)苦情処理措置の内容 当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホ−ム ペ−ジ・チラシ等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ適切 な対応に努め、苦情等の解決を図ります。 当JAの苦情等受付窓口 【受付時間:午前9時∼午後5時(金融機関の休業日を除く)】 本 所 金 融 部 0827−44−0500 本 所 共 済 課 0827−44−0510 岩 国 西 支 所 0827−41−0630 和 木 支 所 0827−53−1722 由 宇 支 所 0827−63−0004 高 森 支 所 0827−84−1101 広 瀬 支 所 0827−72−2311 美 和 支 所 0827−96−0067 玖 珂 支 所 0827−82−2561 (2)紛争解決措置の内容 当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。 ・信用事業 外 部 機 関 名 電 話 番 号 受 付 時 間 山口県弁護士会仲裁センタ− 083−922−0087 10:00∼17:00 月曜∼金曜 (祝祭日・年末年始除く) 広 島 弁 護 士 会 仲 裁センタ− 082−225−1600 10:00∼16:00 月曜・水曜∼土曜(火曜・祝祭日・年末年始除く) 福岡県弁護士会紛争解決センタ− (北九州) 093−561−0360 (福 岡) 092−741−3208 (久留米) 0942−30−0144 9:00∼12:00/13:00∼17:00 月曜∼金曜 (祝祭日・年末年始除く) 東京弁護士会紛争解決センタ− 03−3581−0031 9:30∼12:00/13:00∼15:00 月曜∼金曜 (祝祭日・年末年始除く) 第一東京弁護士会仲裁センタ− 03−3595−8588 10:00∼12:00/13:00∼16:00 月曜∼金曜 (祝祭日・年末年始除く) 第二東京弁護士会仲裁センタ− 03−3581−2249 9:30∼12:00/13:00∼17:00 月曜∼金曜 (祝祭日・年末年始除く) 33 外 部 機 関 名 民間総合調停センター(大阪府) 電 話 番 号 受 付 時 間 (山口県JAバンク相談所等を通じてのご利用となります。) 当JAの紛争解決措置として上記弁護士会等をご利用になられるに際しては、下記の当JAの JAバンク相談・苦情等受付窓口または山口県JAバンク相談所へお申し出頂くか、お客様から各 弁護士会に対し直接お申し立てください。(ただし、大阪の総合紛争解決センタ−のみ、下記の山 口県JAバンク相談所等を通じてのご利用となりますのでご了承下さい。) また、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会(以下「東京弁護士会」という)の 仲裁センタ−等では、東京以外の地域の方々からの申立について、当事者の希望を聞いたうえで、 アクセスに便利な地域で手続きを進める方法があります。 ① 現地調停:東京の弁護士会のあっせん人と東京以外の弁護士会のあっせん人が、弁護士会所在 地と東京を結ぶテレビ会議システム等により、共同して解決に当たります。 ② 移管調停:東京以外の弁護士会の仲裁センタ−等に事件を移管します。 ※現地調停、移管調停は全国の全ての弁護士会で行える訳ではありません。具体的内容は山口県 JAバンク相談所または東京三弁護士会仲裁センタ−等にお問合わせください。 JAバンク相談・苦情等受付窓口 山口県JAバンク相談所 電話番号:0827−44−0500 電話番号:083−973−2248 受付時間:9:00∼17:00 受付時間:9:00∼17:00 月曜∼金曜(祝祭日・年末年始除く) 月曜∼金曜 (祝祭日・年末年始除く) なお、大阪の民間総合調停センター及び上記以外の全国各県の弁護士会仲裁センター等につきま しても、お客様から直接お申し立て頂くことは可能ですが、その場合、申立手数料等の費用は全て お客様のご負担となりますのでご了承下さい。 また、弁護士会以外の他の機関でも紛争解決のお申し出を受け付けています。詳しくは当JAの JAバンク相談・苦情等受付窓口にご相談下さい。 ・共済事業 一般社団法人 日本共済協会 共済相談所 (電話:03−5368−5757) 一般社団法人 自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:本部03−5296−5031) 公益財団法人 日弁連交通事故相談センタ− (電話:本部03−3581−4724) 公益財団法人 交通事故紛争処理センタ− (電話:東京本部03−3346−1756) 上記以外の連絡先については、(1)の窓口にお問い合わせ下さい。 34 9. 自己資本の状況 1 自己資本比率の状況 当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のみなさまのニ−ズに応えるた め、財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権 処理及び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成28年3月末における自己資本比率は、15.48%とな りました。 2 経営の健全性の確保と自己資本の充実 ○ 普通出資による資本調達額 項 目 発行主体 資本調達手段の種類 コア資本に係る基礎項目に算入した額 内 容 山口東農業協同組合 普通出資 4,503百万円(前年度4,437百万円) 当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出し て、当JAが抱える信用リスクやオペレ−ショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分 な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。 35 10. 主な事業の内容 1 信用事業 信用事業は、貯金・貸出・為替等、いわゆる金融業務を行っています。この信用事業は、JA−信連 −農林中金という三段階の組織が有機的に結びつき、JAバンク(JA系統金融)として大きな力を発 揮しています。 (1)貯金業務 組合員の方はもちろん地域住民のみなさまや事業主のみなさまからの貯金をお預かりしています。 普通貯金・当座貯金・スーパー定期・定期積金・総合口座等の各種貯金を目的、期間、金額にあわ せてご利用いただいています JA貯金商品一覧表 種 類 総 36 合 口 座 特 色 ①普通貯金 ②定期貯金 ③自動融資 期間及び預入単位 「貯める」「受け取る」 「支払う」 「借りる」 という4つ の機能を一冊の通帳に兼ね備える便利な家計口 座です。給与・年金の自動受け取り、公共料金・クレ ジットの自動支払いのほか、キャッシュカードで簡 単に現金の出し入れができます。総合口座にお預 けの定期貯金の90%、最高300万円までの自動 融資がご利用いただけます。 ①出し入れ自由1円 以上1円単位 期間の制限はあり ません ②③定期の種類や期 間により異なりま す 出し入れ自由 1円以上1円単位 期間の制限はありません 普 通 貯 金 出し入れが自由で、税金・公共料金・クレジットカードのお 支払いもできますので、サイフがわり、家計簿がわりにお気 軽にご利用ください。 貯 蓄 貯 金 10万円以上の残高があれば毎日の残高に応じて段階的に有利 な金利が適用されます。しばらくご必要のないお金を少しで も有利に運用いただける貯金です。 出し入れ自由 1円以上1円単位 期間の制限はありません 当 座 貯 金 商取引の小切手の支払いのために開設していただく口座です。 現金事故やムダを省き、安全で機能的に、そのうえ信用の増 大につながります。 出し入れ自由 1円以上1円単位 期間の制限はありません 通 知 貯 金 短い期間のまとまったお金の運用に有利です。 7日以上 5万円以上1円単位 納税準備貯金 税金を納める目的のための貯金です。そのため利息は非課税 です。(納税以外のご出金は課税されます。) 入金は自由 目的外の出金は課税 1円以上1円単位 期間の制限はありません 営 金 組合員のみなさまの営農と生活をより充実していただくため の貯金です。 出し入れ自由 1円以上1円単位 期間の制限はありません スーパー定期 市場金利の動向に応じて金利が決まります。期間は定型方式 と期日指定とがあります。個人に限りますが期間3年以上のも のは半年複利で高利回りです。 1ヵ月以上5年以内 1円単位 スーパー定期300 300万円以上からお預け入れいただけるいっそう利率が有利 な自由金利定期です。 1ヵ月以上5年以内 300万円以上1円単位 大 1,000万円以上の大口資金の運用に最適な貯金です。 1ヵ月以上5年以内 金利は預け入れ時の市場金利を参考に決めさせていただきます。 1,000万円以上1円単位 農 口 貯 定 期 ちょきんぎょ R 幸運と富を招く 「JAバンク」のマスコットです。 種 類 特 色 期間及び預入単位 期日指定定期 市場金利の動向に応じて金利が決まります。期間は3年までです。 個人に限りますが1年複利で高利回りです。1年経過後は期 日の指定ができるほか一部払い戻しもできます。 1年以上最長3年まで 1円以上300万円 未満 変動金利定期 6ヵ月毎に利率が変動する、市場金利を敏感に反映する貯金です。 3年ものの定型方式の場合、個人に限定されますが半年複利で お預かりします。 1年以上3年未満 1円単位 譲 渡 性 貯 金 貯金者が必要に応じて第三者に譲り渡すことができます。 大口資金の運用に適していますが中途解約はできません。 7日以上5年以下 1,000万円以上 定 金 無理のない金額でお気軽に始めてください。毎月の訪問や、 自動振替でコツコツ貯まり、いろいろな計画が実現できる貯 金です。 毎月の掛込み金額は1,000円以上からです。 6ヵ月以上 60ヵ月以内 1,000円単位 満期分散型定期積金 契約日の一年後の応答日から毎年満期が到来し、給付契約金 が受け取れます。 運用利回りは各契約口の契約期間により決まります。 毎月の掛込み金額は1,000円以上からです。 24ヵ月以上 60ヵ月以内 (12ヵ月単位) 1,000円単位 積立定期貯金 積立期間や満期日の定めのないエンドレス(ずっとつづく) の商品です。また、満期を指定することもできます。 特に定めません 1円以上1円単位 一般財形貯金 働く方々の貯蓄奨励を目的に、給与から天引きで積み立てま す。 積立期間3年以上 1円単位 財形年金貯金 働く方々の老後に備えて生活安定を目的に積み立てます。 財形住宅とあわせて550万円まで非課税です。 受け取り期間は5年以上20年以内です。 積立期間5年以上 1円単位 財形住宅貯金 働く方々の住宅取得促進を目的に積み立てます。 財形年金とあわせて550万円まで非課税です。 積立期間5年以上 1円単位 期 積 各貯金の利率は市場実勢などにより変動します。最新の利率ならびに詳細につきましては 窓口までお問い合わせください。 37 (2)貸出業務 組合員及び地域住民のみなさまの暮らしに必要な資金や、事業者のみなさまが必要な資金をご融資 しています。 また、地方公共団体・農業関連産業などへの融資を通じ、地域経済の発展にも貢献しています。 さらに、㈱日本政策金融公庫(旧農林漁業金融公庫)をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、 個人向けローンも取り扱っています。 JAローン商品一覧表 【プランに合わせたローン】 種 類 ご融資金額 期 間 住 宅 ロ ー ン お住まいの新築、増改築をはじめ、新築・中古住宅 の購入、土地の購入、借換資金などにご利用いただ けます。 お 使 い み ち 5,000万円まで 3年以上 35年以内 リフォームローン 住宅の増改築、改装、補修などにご利用いただけま す。 500万円まで 1年以上 15年以内 教 育 ロ ー ン ご子息の進学をJAが応援します。入学金、授業料 のほか、下宿代などにもご利用できます。 500万円まで 据置期間を含め 最長15年(在学 期間+9年)以内 マイカーローン 自動車の購入、車検、修理、免許取得費用及び他金 融機関からの借換資金などにご利用できます。 500万円まで 7年以内 営 農 ロ ー ン 組合員のみなさまの営農維持に必要な資金をご融資 します。 300万円まで 賃貸住宅ローン 賃貸住宅(店舗併用賃貸住宅を含む)の建設、増改 4億円まで 築及び補修改修に必要な資金をご融資します。な (100万円以上) お、土地購入資金は除きます。 1 年 以後自動更新可能 30年以内 【使いみち自由なローン】 種 類 ご融資金額 期 間 ワイドカードローン JAの現金自動支払機より専用のカードで、ご契約の極 度額まで、ご自由に引き出せるロ−ンです。ご融資残高 に応じて、毎月一定額をご返済いただきます。なお組合 員資格により、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ型に分かれます。 お 使 い み ち 300万円まで 極度額方式 1 年 以後自動更新可能 クローバローン 結婚、旅行、お買物など、生活に必要な資金にご利 用いただけます 300万円まで 5年以内 ※事業者向けご融資につきましては、上記ロ−ンのほか手形貸付、証書貸付あるいは各種制度融資などにより柔軟に対応しています。 上記各種ローンは融資対象が限られる場合や一定の基準を満たす必要があります。また、ローンのご利用に際し ましてはご無理のない計画的なお借り入れ、ならびにご返済にご留意ください。 お借り入れ条件、ご返済方法など詳細につきましては融資窓口にて詳しくご説明、ご相談させていただきます。 お気軽にお問い合わせください。 38 (3)為替業務 全国のJA・信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫等の各店舗を為替網で結ぶこ とにより、当JAの窓口から全国の金融機関への振込みや手形・小切手等の取立てが安全・確実・迅 速にできる内国為替をお取り扱いしています。 (4)証券業務 金融市場の自由化、国際化、証券化にともない、お客様の運用ニーズは一段と多様化・高度化して います。当JAでは、こうしたお客様の資金運用ニーズにお応えするため、国債など新発債及び投資 信託の窓口販売業務を行っています。 (5)その他業務 ① 公共料金の自動支払 電気・電話・水道・ガスなどの公共料金等を貯 金口座から自動的にお支払いします。集金日を気 にしなくて済みますから安心して外出やお勤めが できます。 ② JAの給与振込 簡単な手続きにより、毎月の給料やボーナスがご指定の口座に入金されますので、便利で安心 です。 ③ 年金のお受取り 一度、手続きをしていただければ、たいせつな厚生年金・国民年金・各種年金が自動的にご指 定の口座へ振込まれます。 ④ キャッシュサービス 全国のJAはもちろん、全国の銀行・信金・信組・労金・ 全国キャッシュサービス 郵便局のCD(現金自動支払機)、ATM(現金自動預入払 出兼用機)でご利用になれます。土曜日・日曜日にもお引き JAキャッシュ サービス 出しができ大変便利です。 ⑤ JAカード ショッピングもレジャーもサインひとつでOKです。 JAカードは、国内、国外の有力倶楽部カード(UFJ・VISA・MUFGカ−ド・DC・ NICOS)と提携しています。また、キャッシュカードとの一体型もあり、ますます便利にな りました。 39 2 共済事業 長期共済、年金共済、短期共済の優れた商品性による保障を提供することで、組合員とそのご家族及び 地域のみなさまの保障ニーズに即応した総合生活保障の確立に努めています。 ① 利用者のみなさまに満足していただけるよう利用者本位の普及活動を展開しています。 ② 利用者のみなさまとの信頼関係を維持・強化するため、アフターケアを充実し、“ひと、いえ、く るま”の総合生活保障の確立を目指しています。 ③ 次世代を中心とした新たな「JA共済パートナー」の広がりをつくる活動を積極的に展開していま す。 40 3 購買事業 肥料、飼料、農薬はもとより、組合員及び利用者のみなさまの多様なニーズを満たすため、生産資材や 生活用品、お米を取り扱っています。 また、物流機能の強化とコスト低減により、生産資材の価格の引き下げと安定供給に努めています。 4 販売事業 組合員のみなさまが生産する農産物の集出荷や販売を行っています。 営農指導と各生産組織との連携を保つことにより、計画生産・計画出荷を行い、共同販売を通して安 全・安心な農産物の販売に努めています。 5 農業倉庫事業 農業倉庫には、組合員のみなさまが農協へ出荷された米を登録検査機関で検査し、全農へ委託販売して いる米の保管をしています。 6 利用事業 組合員のみなさまの営農と生活に結びつく以下のものを行っています。 育苗センター、ライスセンター・防除用無人ヘリ・機械施設ほか また、営農支援対策室では、効率的な機械利用による省力化やコスト削減を図り、農作業の受託、遊休 農地解消に向け地域農業を支える取り組みを行っています。 7 指導事業 (1) 営農指導 管内に3つの営農センターを配置し、組合員農家に対して、作物別・地域別の特色を活かした、生 産から販売までの一貫した指導を行っています。 また、野菜栽培講習会を開催いたします。 (2) 生活指導 組合員のみなさまの生活向上を図るため、健康管理の増進、高齢者福祉活動及び組織購買による共 同購入などを行っています。 (3) 広報活動 教育資材として「日本農業新聞」・「家の光」の普及活動を行っています。 また、組合員及び地域住民のみなさまとJAを結ぶコミュニケーション誌としての機関誌「やまぐ ちひがし」を定期発行することにより、協同活動へのご理解と参画に努めています。 8 その他事業 水力発電事業、切手・印紙の販売をその他事業として実施しています。 41 □手数料一覧 ■内国為替の取扱手数料 1 送金手数料 1通につき (1)普通扱(送金小切手) 2 振込手数料 (1)窓口ご利用の場合 1件につき 金額3万円未満 1件につき 金額3万円以上 (2)ATM振込サービス・インターネット バンキングご利用の場合 1件につき 金額3万円未満 1件につき 金額3万円以上 (3)法人ネットバンクご利用の場合 1件につき 振 込 金額3万円未満 1件につき 金額3万円以上 1件につき 総合振込 金額3万円未満 1件につき 金額3万円以上 1件につき 給与振込 金額3万円未満 1件につき 金額3万円以上 1件につき (4)定時自動送金 金額3万円未満 1件につき 金額3万円以上 3 代金取立手数料 1通につき (1)代金取立手数料 (2)同一交換地域内の代金取立手形手数料 1通につき 手 形 1通につき 小切手 4 その他諸手数料 1件につき (1)送金・振込の組戻料 1件につき (2)不渡手形返却料 1通につき (3)取立手形組戻料 ただし、取立発送済のものに限ります。 1通につき (4)取立手形店頭呈示手数料 ただし、受託金融機関が遠隔地の店舗へ呈示して取立てる場合とします。 なお、店頭呈示に要する実費がかさむものについては所要実費とします。 (5)上記以外の特殊扱手数料 5 同一店舗内振込手数料 (1)窓口ご利用の場合 1件につき 金額3万円未満 1件につき 金額3万円以上 (2)ATM振込サービス・インターネットバンキング・ 法人ネットバンクご利用の場合 1件につき 金額3万円未満 1件につき 金額3万円以上 (注)法人ネットバンク月額利用料 照会・振込サービス(リアル系取引) 1,080円 照会・振込サービス・データ伝送サービス 3,240円 (注)上記手数料には消費税(8%)が含まれています。 42 当JA 本支所 系 統 (他JA・漁協・信連・ 信漁連・農林中金) 他 行 432円 432円 648円 216円 432円 216円 432円 540円 108円 216円 108円 216円 216円 108円 216円 108円 216円 無料 無料 108円 324円 108円 216円 108円 216円 無料 無料 108円 324円 216円 無料 864円 864円 無料 無料 216円 108円 216円 756円 432円 432円 216円 432円 324円 324円 324円 540円 108円 1,080円 1,080円 1,080円 1,080円 実費 108円 324円(組合員は108円) 無料 無料 ■その他の諸手数料 取 扱 手 (1) 貯金残高証明書 1.貯金業務 2.貸出業務 3.その他業務 数 料 項 目 (継続発行) (都度発行) (所定様式以外) 手数料金額 (1通) (1通) (1通) (2) 再発行手数料 ① 貯金通帳 (1冊) ② 貯金証書 (1通) ③ キャッシュカード (1枚) ④ JAカード(一体型) (1枚) (3) 手形等用紙代 ① 小切手帳 (1冊) ② 約束手形 (1冊) (1) 融資証明書 (1通) (2) 貸出金残高証明書 (継続発行) (1通) (都度発行) (1通) (所定様式以外) (1通) (3) 再発行手数料 ① ローンカード (1枚) ② 貸出金償還年次表 (1通) ③ 各種証明書 (1通) (4) 住宅ローン ① 固定金利選択 (1件) ② 金利 (区分) 変更 (条件変更によるもの) (1件) ③ 全額繰上 (1件) ④ 全額繰上(他行への借換) (1件) (5) 不動産担保貸付 ① 融資事務手数料 1千万円以上 (1件) 1千万円未満 (1件) ② 固定金利選択 (1件) ③ 金利 (区分) 変更 (条件変更によるもの) (1件) ④ 全額繰上 (1件) ⑤ 全額繰上(他行への借換) (1件) (1) 両替手数料 紙幣・硬貨の両替枚数 1∼100枚 (払出による金種指定も含む) 101∼200枚 201∼300枚 301∼400枚 401∼500枚 501∼600枚 601∼700枚 701∼800枚 801∼900枚 901∼1,000枚 1,001枚以上 新券の両替(同一金種)、汚損・記念貨の交換 (2) 取引履歴証明書発行手数料 (1件) 平成17年4月以前を含む場合 (1件) (3) 出資保管金払込証明書 324円 540円 1,080円 1,080円 1,080円 1,080円 1,080円 864円 1,080円 1,080円 324円 540円 1,080円 1,080円 540円 540円 5,400円 10,800円 5,400円 32,400円 32,400円 10,800円 5,400円 10,800円 5,400円 32,400円 無料 108円 216円 324円 432円 540円 648円 756円 864円 972円 1,080円 無料 540円 1,080円 出資金額2/1,000 (注1)上記手数料には消費税(8%)が含まれています。 (注2)お借入れ当初に金利選択される場合の金利選択手数料は無料です。 43 ■CD・ATM利用手数料 平 日 土 曜 日 土 曜 日 日・祝日 正 月 12月31日 18:00∼21:00 8:00∼8:45 8:45∼18:00 9:00∼14:00 14:00∼17:00 9:00∼17:00 9:00∼17:00 (入金は 19:00まで) 平 日 平 日 出金 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 入金 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 出金 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 ̶ 入金 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 無 料 ̶ 提 携 金 融 機 関 キャッシュカード 出金 108円 108円 216円 108円 216円 216円 ̶ クレジットカード 出金 無 料 無 料 108円 無 料 108円 108円 ̶ カードの種類 当JA・県内JA キャッシュカード 県 外 J A キャッシュカード (注) 1.上記手数料には消費税(8%)が含まれています。 2.正月の稼動は年度により異なります。 3.12月31日にゆうちょキャッシュカードご利用の場合の手数料は、当日の曜日の手数料に準じます。 4.お預け入れはJA利用口座に限らせていただきます。なお、平日19時以降、土曜日・日曜日・祝日・12月 31日・正月は17時以降のお預け入れはできません。 5.JA(クレジット)カードを含め、銀行系クレジットカードのキャッシングもご利用できます。(手数料は 別途カード会社を通じ、ご請求させていただきます。) 44 9 系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み) 当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金保 険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守られています。 (1) 「JAバンクシステム」の仕組み JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの名称で す。組合員・利用者のみなさまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JAバンク 会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JAバンクシステム」を運営して います。 「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの柱としていま す。 (2) 「破綻未然防止システム」の機能 「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。再編 強化法(農林中央金庫及び特定農業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)に基づ き、「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、国の基準 よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、体制整備な ど)を設定しています。 また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改善指導を行 います。 (3) 「一体的な事業推進」の実施 良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共同運 営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業推進の取り組みをしてい ます。 (4) 貯金保険制度 貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金者 を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度 で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。 45 このページは白紙です。 46 経営資料 47 【経営資料】 Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 科 (単位:千円) 目 (資産の部) 1.信用事業資産 (1)現 金 (2)預 金 系統預金 系統外預金 (3)有価証券 国 債 (4)貸 出 金 (5)その他の信用事業資産 未収収益 その他の資産 (6)貸倒引当金 2.共済事業資産 (1)共済貸付金 (2)共済未収利息 (3)その他の共済事業資産 3.経済事業資産 (1)経済事業未収金 (2)経済受託債権 (3)棚卸資産 購 買 品 販 売 品 加 工 品 印紙・証紙 (4)その他の経済事業資産 (5)貸倒引当金 4.雑資産 (1)雑 資 産 (2)貸倒引当金 5.固定資産 (1)有形固定資産 建 物 機械装置 土 地 建設仮勘定 その他の有形固定資産 減価償却累計額 (2)無形固定資産 6.外部出資 (1)外部出資 系統出資 系統外出資 (2)外部出資等損失引当金 7.繰延税金資産 資 産 の 部 合 計 48 平成26年度 (平成27年3月31日) 平成27年度 (平成28年3月31日) 83,340,570 722,695 65,955,365 65,725,551 229,814 501,350 501,350 16,299,696 51,025 40,177 10,847 △ 189,563 80,913,341 592,344 63,267,726 62,916,872 350,854 1,049,475 1,049,475 16,105,095 46,750 37,305 9,445 △ 148,051 28,323 27,936 300 85 402,747 198,355 80,749 105,187 101,757 2,173 953 303 20,834 △ 2,379 146,045 147,047 △ 1,002 1,576,146 1,568,589 2,203,670 354,264 899,447 15,667 463,095 △ 2,367,555 7,556 3,890,546 3,892,408 3,785,859 106,549 △ 1,862 181,189 89,565,568 32,231 31,797 347 86 363,013 200,113 60,786 79,907 75,773 3,027 − 1,107 24,941 △ 2,735 207,880 208,794 △ 914 1,586,088 1,579,367 2,134,661 345,889 898,244 32,469 456,758 △ 2,288,655 6,721 3,890,273 3,892,532 3,785,859 106,673 △ 2,259 154,681 87,147,509 (単位:千円) 科 目 (負債の部) 1.信用事業負債 (1)貯 金 (2)借 入 金 (3)その他の信用事業負債 未払費用 その他の負債 2.共済事業負債 (1)共済借入金 (2)共済資金 (3)共済未払利息 (4)未経過共済付加収入 (5)共済未払費用 (6)その他の共済事業負債 3.経済事業負債 (1)経済事業未払金 (2)経済受託債務 (3)その他の経済事業負債 4.雑負債 (1)未払法人税等 (2)その他の負債 5.諸引当金 (1)賞与引当金 (2)退職給付引当金 (3)役員退職慰労引当金 (4)旧米川出張所解体費用引当金 (5)美和製茶加工場解体費用引当金 (6)水力解体引当金 (7)本所経済棟・資材倉庫・農業倉庫解体費用引当金 (8)睡眠貯金払戻損失引当金 (9)ポイント引当金 6.再評価に係る繰延税金負債 負 債 の 部 合 計 (純資産の部) 1.組合員資本 (1)出 資 金 (2)資本準備金 (3)利益剰余金 利益準備金 その他利益剰余金 信用事業基盤強化積立金 有価証券等価格変動積立金 固定資産減損調整積立金 税効果調整積立金 水力発電水路災害積立金 固定資産リスク調整積立金 農林年金対策積立金 当期未処分剰余金 (うち当期剰余金) (うち当期損失金) (4)処分未済持分 2 評価・換算差額等 (1)その他有価証券評価差額金 (2)土地再評価差額金 純 資 産 の 部 合 計 負 債 及 び 純 資 産 の 部 合 計 平成26年度 (平成27年3月31日) 平成27年度 (平成28年3月31日) 83,466,712 83,260,364 29,020 177,326 23,440 153,886 688,657 27,936 444,490 300 209,410 5,765 753 120,091 118,728 1,262 100 66,936 728 66,208 521,375 58,576 400,048 20,001 13,595 4,428 − 23,146 − 1,580 154,068 85,017,841 81,022,842 80,870,083 24,653 128,105 18,711 109,393 673,307 31,358 433,276 347 202,089 5,940 294 111,954 110,637 1,216 100 57,685 728 56,957 457,348 48,755 376,198 23,470 − − 6,000 − 1,394 1,528 146,418 82,469,556 4,182,060 871,625 463,833 2,858,548 1,114,000 1,744,548 460,000 390,000 259,198 159,402 51,000 18,950 200,000 205,997 − (131,989) △ 11,947 365,666 2,486 363,180 4,547,727 89,565,568 4,272,480 858,039 463,833 2,960,926 1,119,000 1,841,926 460,000 390,000 262,876 168,764 51,000 18,465 200,000 290,819 (109,323) − △ 10,319 405,472 36,832 368,639 4,677,953 87,147,509 49 2.損益計算書 (単位:千円) 科 1 事 平成26年度 平成27年度 (自 平成26年4月 1日) (自 平成27年4月 1日) (至 平成27年3月31日) (至 平成28年3月31日) 目 業 益 1,518,003 1,473,553 収 益 919,753 865,346 収 益 779,006 752,982 ( う ち 預 金 利 息 ) (438,778) (430,668) (うち有 価 証 券 利 息) (12,078) (6,375) 息) (302,815) (289,847) ( う ち そ の 他 受 入 利 息 ) (25,334) (26,091) 益 33,104 32,651 そ の 他 事 業 直 接 収 益 90,067 30,599 そ 益 17,575 49,112 費 用 116,808 113,027 費 用 40,052 38,855 (うち貯 金 利 息) (37,008) (36,603) (うち給付補填備金繰入) (639) (599) (うち借 息) (171) (128) (うちそ の 他 支 払 利 息) (2,233) (1,523) ⑴信 総 用 資 事 金 ⑵信 務 用 出 取 の 達 入 収 常 業 調 利 等 経 事 金 金 引 他 用 資 業 運 (うち貸 役 利 金 収 利 役 務 取 引 等 費 用 8,626 8,821 そ の 他 経 常 費 用 68,129 65,350 (△ 726) (△ 7,704) (うち貸倒引当金戻入益) 信 用 ⑶共 事 済 共 共 そ ⑷共 事 済 済 付 加 付 他 業 借 利 益 802,944 752,318 収 益 671,004 678,959 収 入 651,465 634,958 金 の 事 済 総 業 貸 の 済 共 業 入 息 637 605 収 利 益 18,901 43,394 費 用 62,464 62,638 息 637 605 金 利 共 済 推 進 費 29,245 30,873 共 済 保 全 費 4,108 4,007 そ 共 の 済 ⑸購 事 買 購 ⑹購 の 品 費 用 28,472 27,151 総 利 益 608,540 616,321 収 益 612,450 614,918 給 高 591,986 599,566 料 − 35 収 益 20,463 15,316 費 用 556,656 562,604 価 519,939 526,015 供 手 他 事 買 の 業 買 買 購 業 事 買 購 そ 他 数 の 業 品 供 給 原 購 買 品 供 給 費 35,510 34,062 そ の 他 の 費 用 1,206 2,525 (うち貸倒引当金繰入額) (うち貸倒引当金戻入益) 購 50 買 事 業 総 利 益 − (△ 825) 55,793 (340) − 52,314 (単位:千円) 科 ⑺販 目 売 事 業 収 益 販 売 品 販 売 高 販 売 手 数 料 そ の 他 の 収 益 ⑻販 売 事 業 費 用 販 売 品 販 売 原 価 販 売 費 そ の 他 の 費 用 (うち貸倒引当金戻入益) 販 売 事 業 総 利 益 ⑼ 農 業 倉 庫 事 業 収 益 ⑽ 農 業 倉 庫 事 業 費 用 (うち貸倒引当金戻入益) 農 業 倉 庫 事 業 総 利 益 ⑾ 加 工 事 業 収 益 ⑿ 加 工 事 業 費 用 加 工 事 業 総 損 失 ⒀ 利 用 事 業 収 益 ⒁ 利 用 事 業 費 用 (うち貸倒引当金繰入額) 利 用 事 業 総 利 益 ⒂ そ の 他 事 業 収 益 ( う ち 小 水 力 発 電 ) ( う ち 切 手 ・ 印 紙 ) ⒃ そ の 他 事 業 費 用 ( う ち 小 水 力 発 電 ) ( う ち 切 手 ・ 印 紙 ) (うち貸倒引当金繰入額) そ の 他 事 業 総 利 益 ⒄ 指 導 事 業 収 入 ⒅ 指 導 事 業 支 出 (うち貸倒引当金戻入益) 指 導 事 業 収 支 差 額 2事 業 管 理 費 ⑴ 人 件 費 ⑵ 業 務 費 ⑶ 諸 税 負 担 金 ⑷ 施 設 費 ⑸ そ の 他 事 業 管 理 費 事 業 利 益 3事 業 外 収 益 ⑴ 受 取 雑 利 息 ⑵ 受 取 出 資 配 当 金 ⑶ 賃 貸 料 ⑷ 雑 収 入 平成26年度 平成27年度 (自 平成26年4月 1日) (自 平成27年4月 1日) (至 平成27年3月31日) (至 平成28年3月31日) 48,836 11,869 19,925 17,041 30,020 9,405 12,286 8,328 (△ 9) 18,816 6,260 4,656 − 1,604 2,824 2,960 136 82,071 59,887 (6) 22,184 30,649 (16,834) (10,713) 17,042 (4,024) (9,911) (0) 13,607 8,658 14,008 (△ 1) △ 5,350 1,485,568 1,023,062 189,254 67,877 200,116 5,257 32,435 51,395 1,197 41,077 5,040 4,079 46,968 7,843 21,649 17,476 24,563 5,633 13,046 5,883 (△ 19) 22,405 5,523 4,373 (0) 1,149 − − − 80,120 63,056 (29) 17,063 29,157 (17,653) (10,456) 14,497 (3,810) (9,670) (5) 14,660 10,539 13,220 − △ 2,680 1,372,099 932,973 171,765 64,877 197,209 5,273 101,453 51,203 1,194 41,070 5,196 3,742 51 (単位:千円) 科 4事 ⑴ 寄 ⑵ 雑 外 費 用 付 金 損 失 (うち貸倒引当金戻入益) (うち外部出資等引当金繰入額) 経 常 利 益 5 特 別 利 益 ⑴ 固 定 資 産 処 分 益 ⑵ 一 般 補 助 金 ⑶ そ の 他 の 特 別 利 益 6 特 別 損 失 ⑴ 固 定 資 産 処 分 損 ⑵ 固 定 資 産 圧 縮 損 ⑶ 減 損 損 失 ⑷ そ の 他 の 特 別 損 失 税 引 前 当 期 利 益 税 引 前 当 期 損 失 法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税 法 人 税 等 調 整 額 法 人 税 等 合 計 当 期 剰 余 金 当 期 損 失 金 当 期 首 繰 越 剰 余 金 土 地 再 評 価 差 額 金 取 崩 額 固定資産減損調整積立金取崩額 固定資産リスク調整積立金取崩額 税 効 果 調 整 積 立 金 取 崩 額 当 期 未 処 分 剰 余 金 52 業 目 平成26年度 平成27年度 (自 平成26年4月 1日) (自 平成27年4月 1日) (至 平成27年3月31日) (至 平成28年3月31日) 20,334 420 19,913 (△ 73) − 63,496 40,990 299 36,329 4,361 269,362 11,822 34,921 156,749 65,870 − 164,875 728 △ 33,614 △ 32,886 − 131,989 191,630 28,519 117,352 484 − 205,997 18,599 208 18,390 (△ 88) (397) 134,057 5,345 17 3,317 2,209 16,581 447 3,031 2,513 10,589 122,820 − 728 12,768 13,497 109,323 − 165,729 1,585 321 484 13,374 290,819 3.キャッシュ・フロー計算書 (単位:千円) 科 目 平成26年度 (自 平成26年4月 1日) (至 平成27年3月31日) 平成27年度 (自 平成27年4月 1日) (至 平成28年3月31日) 1 事業活動よるキャッシュ・フロ− △ 164,875 122,820 62,800 58,719 156,749 2,513 貸倒引当金の増加額(△は減少) △ 40,045 △ 41,242 賞与引当金の増加額(△は減少) △ 5,615 △ 9,820 退職給付引当金の増加額(△は減少) △ 26,329 △ 20,380 その他引当金等の増加額(△は減少) 30,543 △ 33,429 信用事業資金運用収益 △ 779,006 △ 752,982 信用事業資金調達費用 40,052 38,855 共済貸付金利息 △ 637 △ 605 共済借入金利息 637 605 △ 42,275 △ 42,264 税引前当期利益(または税引前当期損失) 減価償却費 減損損失 受取雑利息及び受取出資配当金 支払雑利息 − − 有価証券関係損益(△は益) △ 90,067 △ 30,599 固定資産売却損益(△は益) 11,522 429 外部出資関係損益(△は益) − − (信用事業活動による資産及び負債の増減) 259,702 194,601 預金の純増(△)減 △ 2,900,000 2,800,000 貯金の純増(△)減 517,360 △ 2,390,280 信用事業借入金の純増減(△) △ 2,421 △ 4,367 貸出金の純増(△)減 その他の信用事業資産の増減 3,763 1,402 その他の信用事業負債の増減 △ 118,262 △ 44,296 共済貸付金の純増(△)減 △ 584 △ 3,861 共済借入金の純増減(△) 584 3,422 80,101 △ 11,214 その他の共済事業資産の増減 23 0 その他の共済事業負債の増減 △ 13,817 △ 7,604 受取手形及び経済事業未収金の純増(△)減 16,039 △ 1,757 経済受託債権の純増(△)減 39,894 19,962 △ 12,169 25,279 3,363 △ 8,090 (共済事業活動による資産及び負債の増減) 共済資金の純増減(△) (経済事業活動による資産及び負債の増減) 棚卸資産の純増(△)減 支払手形及び経済事業未払金の純増減(△) 経済受託債務の純増減(△) 394 △ 45 その他の経済事業資産の増減 2,793 △ 4,107 その他の経済事業負債の増減 − − 53 (単位:千円) 科 目 平成26年度 (自 平成26年4月 1日) (至 平成27年3月31日) 平成27年度 (自 平成27年4月 1日) (至 平成28年3月31日) (その他の資産及び負債の増減) その他資産の増減 △ 15,319 △ 61,746 その他負債の増減 10,458 △ 9,251 − − 信用事業資金運用による収入 785,312 755,726 信用事業資金調達による支出 △ 36,670 △ 43,652 共済貸付金利息による収入 633 558 共済借入金利息による支出 △ 633 △ 558 − − 小 計 △ 2,225,998 502,737 雑利息及び出資配当金の受取額 42,275 42,264 − − △ 2,053 △ 728 △ 2,185,776 544,273 △ 1,896,281 △ 3,550,131 4,825,934 3,032,605 固定資産の取得による支出 △ 1,003,472 △ 187,600 固定資産の売却による収入 699,964 112,964 36,329 3,317 △ 204 △ 160 − 36 2,662,269 △ 588,967 設備借入れによる収入 − − 設備借入金の返済による支出 − − 70,658 38,751 未払消費税の増減額 事業分量配当金の支払額 雑利息の支払額 法人税等の支払額 事業活動によるキャッシュ・フロ− 2 投資活動によるキャッシュ・フロ− 有価証券の取得による支出 有価証券の売却等による収入 補助金の受入による収入 外部出資による支出 外部出資の売却等による収入 投資活動によるキャッシュ・フロ− 3 財務活動によるキャッシュ・フロ− 出資の増額による収入 △ 83,921 △ 52,337 回転出資金の受入による収入 − − 回転出資金の払戻しによる支出 − − 持分の取得による支出 △ 8,229 △ 10,319 持分の譲渡による収入 9,978 11,947 − △ 8,530 △ 52,194 47,193 △ 63,708 26,705 − − 412,785 △ 17,989 6 現金及び現金同等物の期首残高 1,262,875 1,675,660 7 現金及び現金同等物の期末残高 1,675,660 1,657,671 出資の払戻しによる支出 出資配当金の支払額 その他 財務活動によるキャッシュ・フロ− 4 現金及び現金同等物に係る換算差額 5 現金及び現金同等物の増加額(または減少額) 54 4.注記表等 平 成 26 年 度 項 目 1 重要な 会計方針 に係る事 項に関す る注記 注 記 事 項 ⑴ 有価証券の評価基準及び評価方法 その他有価証券 時価のあるもの・・・・・・期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産 直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの・・・・・・移動平均法による原価法 ⑵ 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購 買 品・・・・・・・・・・売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの 方法) 販 売 品・・・・・・・・・・個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) 加 工 品 うち加工原材料・・・・個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) うち加工貯蔵品・・・・先入先出法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの 方法) 印紙・証紙・・・・・・・・・・個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) ⑶ 固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物付属設備を除く)は 定額法)を採用しています。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準に よっています。 ② 無形固定資産 定額法によっています。 なお、自社利用のソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5年) に基づく定額法により償却しています。 ⑷ 引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引 当基準に則り、次のとおり計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債 権及びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額 から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計 上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認め られる債務者に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証によ る回収可能見込額を控除し、その残額に対して貸倒実績率で算定した金額を計上して います。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれ か多い金額を計上しています。 この基準に基づき、当事業年度は、貸倒実績率で算定した金額に基づき計上してい ます。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当 該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づい て上記の引当を行っています。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担 分を計上しています。 ③ 退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の 55 項 目 注 記 事 項 見込額に基づき、当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。な お、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給 額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を採用しています。 ④ 役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計 上しています。 ⑤ 外部出資等損失引当金 当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものにつ いては有価証券の評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出債権と同 様の方法により、必要と認められる額を計上しています。 ⑥ 旧米川出張所解体費用引当金 平成27年度実施予定の旧米川出張所解体工事に係る見積額を計上しています。 ⑦ 美和製茶加工場解体費用引当金 平成27年度実施予定の美和製茶加工場解体工事に係る見積額を計上しています。 ⑧ 本所経済棟・資材倉庫・農業倉庫解体費用引当金 平成27年度実施予定の本所経済棟・資材倉庫・農業倉庫解体工事に係る見積額を 計上しています。 ⑨ ポイント引当金 組合利用促進を目的とするJA総合ポイントサ−ビスに基づき、組合員・利用者に 付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、当事業年度末において将来発 生すると見込まれる額を計上しています。 ⑸ 収益及び費用の計上基準 ファイナンス・リ−ス取引(貸手)に係る収益の計上基準 リ−ス料受取時に供給高(利用料)と供給原価(利用雑費)を計上する方法によって います。 ⑹ リ−ス取引の処理方法 リ−ス物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リ−ス 取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借 取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 ⑺ 消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。 ただし、固定資産に係る控除対象外消費税額等は雑資産に計上し、5年間で均等償却 を行っています。 ⑻ 決算書類に記載した金額の端数処理の方法 記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については 「0」で表示しています。 2 貸借対 照表に関す る注記 56 ⑴ 資産から直接控除した引当金 雑資産から控除されている貸倒引当金の額 1,002千円 ⑵ 有形固定資産に係る圧縮記帳額 国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額 は240,088千円であり、その内訳は、次のとおりです。 国庫補助金等による圧縮記帳額 239,529千円 保険金等による圧縮記帳額 559千円 ⑶ リ−ス契約により使用する重要な固定資産 リ−ス会計基準適用前所有権移転外ファイナンス・リ−ス(賃貸借処理継続のもの) 貸借対照表に計上した固定資産のほか、車両26台については、リ−ス契約により使 用しています。 ⑷ 担保に供している資産 定期預金8,400,000千円を系統相互援助貸付金の担保に、定期預金3,000,000千 項 目 注 記 事 項 円を信連当座借越のための担保に、定期預金2,400千円を岩国市公金取扱のための担 保に、それぞれ供しています。 ⑸ 役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務 理事及び監事に対する金銭債権の総額 該当はありません 理事及び監事に対する金銭債務の総額 該当はありません ⑹ 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 貸出金のうち、破綻先債権額は42,710千円、延滞債権額は343,824千円です。 なお、破綻先債権とは、元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることそ の他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の見込みがないものとして未収利 息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出 金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号 のイからホまでに掲げる事由または同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営 再建または支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。 なお、3カ月以上延滞債権とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3カ 月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、 金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる 取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないも のです。 破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額 は386,534千円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 ⑺ 土地の再評価に関する事項 「土地の再評価に関する法律」(平成10年3月31日公布法律第34号)及び「土地 の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、 再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負 債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資 産の部に計上しています。 ・再評価を行った年月日 平成11年3月31日 ・再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の 合計額を下回る金額 135,212千円 ・同法律第3条第3項に定める再評価の方法 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第119号)第2 条第3号に定める、当該事業用土地について地方税法第341条第10号の土地課税 台帳または同条第11号の土地補充課税台帳に登録されている価格(固定資産税評 価額)に合理的な調整を行って算出しました。 ⑻ 重要な係争案件 ① 当組合は、元職員から提起のあった「原告が被告に対し労働契約上の権利を有する ことの確認、原告に対し平成27年4月から判決確定に至るまで毎月末日限り1か月 245千円の金員の支払い及び訴訟費用の負担についての判決を求める地位確認等請 求事件(訴訟物の価額2,946千円と貼用印紙額20千円の合計2,966千円)」の被告 となっています。 当該訴訟の最終的な結論は現在のところ得られていないため、その判決により生ず るかもしれない負担金額については貸借対照表及び損益計算書に計上されていません。 ② 当組合は、元職員から提起のあった「債権者が債務者に対し雇用契約上の権利を有 する地位にあることを仮に定めること、債務者は債権者に対して平成27年4月1日以 降本案判決確定に至るまで毎月20日限り248千円の割合による金員ならびに毎月7 57 項 目 注 記 事 項 月、12月の各10日限り496千円を仮に支払うこと、申立費用は債務者の負担とす るとの地位保全及び賃金仮払仮処分命令申立事件」の債務者となっています。 当該訴訟の最終的な結論は現在のところ得られていないため、その判決により生ず るかもしれない負担金額については貸借対照表及び損益計算書に計上されていません。 3 損益計 算書に関 する注記 ⑴ 減損損失に関する事項 ① 資産をグル−プ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産または資産グル−プ の概要 ⒜ 資産のグル−ピング単位の基礎は、原則として当組合で行っている場所別部門別 損益の管理単位としています。 ⒝ 資産グル−ピングは、以下に掲げるものを除き、原則として場所単位に行ってい ます。 営農経済センタ−で行っている事業については、営農経済センタ−単位にグル− ピングしています。 遊休資産・不稼働資産と認定されるものについては、独立させたグル−ピングと しています。 ⒞ 資産区分 遊休資産の判定基準については、当該施設の使用頻度・使用面積が通常使用され る状態に比べて半分を下回り、今後使用状態が回復する可能性がないものを遊休 状態にあると認定しています。なお、支所の統廃合等により、廃止後の具体的な 使用内容が決定されていないものについては、今後遊休化することからこれらに ついても遊休資産としています。 遊休ではないが、本来の使用目的と異なり、一時的に賃貸しているような資産に ついては不稼働資産とし、減損会計の処理上は一般資産と同様な処理を行います。 なお、建物や土地の一部を賃貸しているような場合、当該面積の割合が半分以上 の場合で当該部分に相当する簿価に対して今後のキャッシュ・フロ−の総額が下 回るような場合は、当該部分を不稼働資産として区分しています。 本所(本所機能を有するもの)はJA全体の共用資産としています 上記のもの以外は一般資産として管理しています。 当事業年度に減損損失を計上した固定資産は以下の通りです。 場 所 用 途 種 類 中央営農経済センタ− 一 般 土 地 北部営農経済センタ− 一 般 土 地 河 内 支 所 遊 休 土地及び建物及びその他 祖 生 支 所 遊 休 土地及び建物及びその他 通 津 支 所 遊 休 土地及び建物及びその他 美 川 支 所 遊 休 土地及び建物及びその他 本 所(遊休) 遊 休 建物及びその他 美 和(遊休) 遊 休 そ の 他 配送センタ− 遊 休 建物及びその他 ② 減損損失の認識に至った経緯 中央営農経済センタ−、北部営農経済センタ−は、営業収支が二期連続の赤字であ ると同時に、短期的に業績の回復が見込まれていないことから、帳簿価額を回収可能 価額まで減額し、当該減少額を減損損失としています。 河内支所、祖生支所、通津支所、美川支所は支所再編計画に基づき統合されるため 遊休資産と認定し処分可能な価額で評価し、その差額を減損損失としています。 本所(遊休)は耐震強度不足と診断されたことにより平成27年度に取壊すため処 分可能な価額で評価し、その差額を減損損失としています。 美和(遊休)は製茶事業の廃止により処分可能な価額で評価し、その差額を減損損 失としています。 58 項 目 注 記 事 項 配送センタ−は平成27年度に取壊すため処分可能な価額で評価し、その差額を減 損損失としています。 ③ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損 損失の内訳 中央営農経済センタ−1,156千円(土地1,156千円) 北部営農経済センタ− 938千円(土地938千円) 河内支所 32,053千円(土地12,230千円、建物19,584千円、その他 238千円) 祖生支所 14,182千円(土地8,001千円、建物5,952千円、その他 229千円) 通津支所 66,903千円(土地18,348千円、建物45,368千円、その他 3,187千円) 美川支所 26,072千円(土地2,325千円、建物23,644千円、その他 102千円) 本所(遊休) 10,488千円(建物10,463千円、 その他25千円) 美和(遊休) 39千円(その他39千円) 配送センタ− 4,914千円(建物240千円、 その他4,673千円) 合計 156,749千円(土地43,000千円、建物105,253千円、その 他8,495千円) ④ 回収可能価額の算定方法 中央営農経済センタ−、北部営農経済センタ−の固定資産の回収可能価額について は使用価値を採用しており、適用した割引率は4.0%です。 河内支所、祖生支所、通津支所、美川支所、本所(遊休)、美和(遊休)、配送セ ンタ−の回収可能価額は、正味売却価額より測定しており、土地については、固定資 産税評価額に基づいて算定した金額を回収可能価額としています。 4 金融商 品に関す る注記 ⑴ 金融商品の状況に関する事項 ① 金融商品に対する取組方針 当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業 や団体などへ貸付け、残った余裕金を山口県信用農業協同組合連合会へ預けているほ か、国債などの債券等の有価証券による運用を行っています。 ② 金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び 有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスク に晒されています。 また、有価証券は、主に債券であり、純投資目的(その他有価証券)で保有してい ます。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに 晒されています。 営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制 ⒜ 信用リスクの管理 当組合は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を 決定しています。 また、通常の貸出取引については、本所に融資審査部署を設置し各支所出張所と の連携を図りながら、与信審査を行っています。 審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フロ−などにより償還能力の評価を行 うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。 貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正 に行っています。 不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んで 59 項 目 注 記 事 項 います。 また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に 基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。 ⒝ 市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロ −ルすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。 このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本 に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応でき る柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析 及び当組合の保有有価証券ポ−トフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会に おいて運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催 して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。 運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針など に基づき、有価証券の売買を行っています。 運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかど うかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 当組合で保有している金融商品はすべてトレ−ディング目的以外の金融商品です。 当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融 商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金、貯金 及び借入金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の 合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあた っての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標 となる金利が0.50%上昇したものと想定した場合には、経済価値が215,691千 円減少するものと把握しています。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とそ の他のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超え る影響が生じる可能性があります。 ⒞ 資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を 作成し、安定的な流動性の確保に努めています。 また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付 け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の 際に検討を行っています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、 市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含ま れています。 当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件 等によった場合、当該価額が異なることもあります。 60 項 目 注 記 事 項 ⑵ 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりで す。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含 めず③に記載しています (単位:千円) 差 額 △ 51,462 − − 貸借対照表計上額 時 価 預金 65,955,365 65,903,903 有価証券 501,350 501,350 その他有価証券 501,350 501,350 貸出金(*1 ) 16,386,155 貸倒引当金(*2 ) △ 189,563 貸倒引当金控除後 16,196,592 17,447,784 1,251,191 経済事業未収金 198,355 貸倒引当金(*3 ) △ 2,372 貸倒引当金控除後 195,983 195,983 資 産 計 82,849,292 84,049,021 1,199,729 貯金 83,260,364 83,217,244 △ 43,120 借入金 29,020 28,744 △ 276 経済事業未払金 118,728 118,728 − 負 債 計 83,408,114 83,364,717 △ 43,396 (*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金86,458千円を 含めています。 (*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 (*3)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 【資産】 ⒜ 預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿 価額によっています。 満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリ−レ−トであ る円Libor・スワップレ−トで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定 しています。 ⒝ 有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 ⒞ 貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出 先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似している ことから当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利 金の合計額をリスクフリ−レ−トである円Libor・スワップレ−トで割り引いた額 から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額 から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 ⒟ 経済事業未収金 経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等し いことから、当該帳簿価額によっています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額 61 項 目 注 記 事 項 から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 ⒜ 貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価と みなしています。 また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フ ロ−をリスクフリ−レ−トである円Libor・スワップレ−トで割り引いた現在価値 を時価に代わる金額として算定しています。 ⒝ 借入金 借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組 合の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似して いると考えられるため、当該帳簿価額によっています。 固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額 をリスクフリ−レ−トである円Libor・スワップレ−トで割り引いた現在価値を時 価に代わる金額として算定しています。 ⒞ 経済事業未払金 経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等し いことから、当該帳簿価額によっています。 ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これ らは①の金融商品の時価情報には含まれていません。 (単位:千円) 貸借対照表計上額 外 部 出 資 3,892,408 外部出資等損失引当金 △ 1,862 外部出資等損失引当金控除後残高 3,890,546 ④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 種 類 預金 1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 有価証券 その他有価証券のうち満期があるもの 貸出金(*1,2) 経済事業未収金 (単位:千円) 5年超 65,955,365 − − − − − 1,100 − − − − 500,000 1,100 − − − − 500,000 2,458,417 1,123,250 910,088 808,284 182,885 8,121 2,659 2,183 713,736 10,132,413 2,325 177 合 計 68,597,767 1,131,371 912,747 810,467 716,061 10,632,590 (*1)貸出金のうち、当座貸越759,249千円については「1年以内」に含めています。ま た、期限のない劣後特約付ロ−ンについては「5年超」に含めています。 (*2)貸出金のうち、3カ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 153,506千円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。 ⑤ 借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 種 類 貯金(*1,2) 借入金 合 計 (単位:千円) 1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 77,299,252 3,038,388 2,353,593 332,632 236,498 − 4,367 3,585 3,588 3,177 2,697 11,604 77,303,619 3,041,973 2,357,182 335,809 239,196 11,604 (*1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めて開示しています。 62 5年超 項 目 5 有価証 券に関す る注記 注 記 事 項 ⑴ 有価証券の時価及び評価差額に関する事項 有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。 ① その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価または償却原価、貸借対照表計上額 及びこれらの差額については、次のとおりです。 (単位:千円) 取得原価または 貸借対照表 種 類 差額 (*) 償却原価 計上額 貸借対照表計上額が 取得原価または償却 原価を超えるもの 国 債 合 計 497,914 501,350 3,436 497,914 501,350 3,436 (*)上記の評価差額から繰延税金負債950千円を差し引いた額2,486千円が、「その 他有価証券評価差額金」に含まれています。 ⑵ 当事業年度中に売却したその他有価証券 当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおりです。 国 債 債券合計 売 却 額 4,000,000 4,000,000 売 却 益 90,067 90,067 (単位:千円) 売 却 損 − − ⑶ 当事業年度中において、保有目的が変更になった有価証券 当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。 ⑷ 当事業年度中において、減損処理を行った有価証券 当事業年度中に減損処理を行った有価証券はありません。 6 退職給 付に関す る注記 ⑴ 退職給付に関する事項 ① 採用している退職給付制度の概要 職員の退職給付にあてるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用 しています。 また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるため一般財団法人 全国農林漁業団体共済会との契約に基づく特定退職金共済制度を採用しています。退 職金共済制度の積立額は419,160千円です。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要 支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法により行っています。 ② 退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付引当金 425,896千円 退職給付費用 31,656千円 退職給付の支払額 △57,504千円 期末における退職給付引当金 400,048千円 ③ 退職給付債務及び年金資産と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表 退職給付債務 819,208千円 積立金(特定退職金共済制度) △419,160千円 退職給付引当金 400,048千円 ④ 退職給付に関連する損益 簡便法で計算した退職給付費用 31,656千円 (注)特定退職金共済制度への拠出金26,001千円は「福利厚生費」で処理しています。 63 項 目 注 記 事 項 ⑵ 特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制 度の統合をはかるための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあて るため拠出した特例業務負担金13,318千円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成27年3月現在における平成44年3月までの特例業務 負担金の将来見込額は196,656千円となっています。 7 税効果 会計に関 する注記 ⑴ 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等 ① 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳 繰延税金資産 退職給付引当金 110,653千円 役員退職慰労引当金 5,532千円 貸倒引当金超過額 38,212千円 賞与引当金 16,202千円 資産査定に伴う未収利息不計上分 11,648千円 固定資産有税償却 123,174千円 その他 24,544千円 繰越欠損金 7,180千円 繰延税金資産小計 337,148千円 評価性引当額 △155,009千円 繰延税金資産合計(A) 182,139千円 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 繰延税金負債合計(B) 繰延税金資産の純額(A)+(B) △950千円 △950千円 181,189千円 ② 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 税引前当期損失のため記載しておりません。 ③ 税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額 「地方法人税法」(平成26年法律第11号)が平成26年3月31日に公布されたこ とに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、前事業 年度の27.61%から27.66%に変更されました。 その結果、繰延税金資産が327千円増加、その他有価証券評価差額金が1千円減少 し、法人税等調整額が329千円減少しています。 8 キャッ シュ・フ ロー計算 書に関す る注記 64 ⑴ 現金及び現金同等物の範囲 キャッシュ・フロ−計算書における資金の範囲は、貸借対照表上の「現金」及び「預 金」のうち当座預金、普通預金及び通知預金となっています。 ⑵ 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係 現金及び預金勘定 66,678,060千円 別段預金、定期性預金及び譲渡性預金 △65,002,400千円 現金及び現金同等物 1,675,660千円 平 成 27 年 度 項 目 1 重要な 会計方針 に係る事 項に関す る注記 注 記 事 項 ⑴ 有価証券の評価基準及び評価方法 その他有価証券 時価のあるもの・・・・・・期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産 直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの・・・・・・移動平均法による原価法 ⑵ 棚卸資産の評価基準及び評価方法 購 買 品・・・・・・・・・・売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) 販 売 品・・・・・・・・・・個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) 加 工 品 うち加工原材料・・・・個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) うち加工貯蔵品・・・・先入先出法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) 印紙・証紙・・・・・・・・・・個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法) ⑶ 固定資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 定率法(ただし、平成10年 4 月 1 日以降に取得した建物(建物付属設備を除く) は定額法)を採用しています。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準に よっています。 ② 無形固定資産 定額法によっています。 なお、自社利用のソフトウェアについては、当組合における利用可能期間( 5 年)に基づく定額法により償却しています。 ⑷ 引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引 当基準に則り、次のとおり計上しています。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債 権及びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額 から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計 上しています。 また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認め られる債務者に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証によ る回収可能見込額を控除し、その残額に対して貸倒実績率で算定した金額を計上して います。 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれ か多い金額を計上しています。 この基準に基づき、当事業年度は、租税特別措置法第57条の 9 により算定した金 額に基づき計上しています。 すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当 該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づい て上記の引当を行っています。 ② 賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担 分を計上しています。 ③ 退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の 見込額に基づき、当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。な お、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給 65 項 目 注 記 事 項 額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を採用しています。 ④ 役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計 上しています。 ⑤ 外部出資等損失引当金 当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものにつ いては有価証券の評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出債権と同 様の方法により、必要と認められる額を計上しています。 ⑥ 水力解体引当金 平成28年度実施の稗原小水力発電所解体工事に係る費用を計上しています。 ⑦ 睡眠貯金払戻損失引当金 利益計上した睡眠貯金について貯金者からの払戻請求に基づく払戻損失に備えるた め、過去の払戻実績に基づく将来の払戻損失見込額を計上しています。 ⑧ ポイント引当金 組合利用促進を目的とするJA総合ポイントサービスに基づき、組合員・利用者に 付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、当事業年度末において将来発 生すると見込まれる額を計上しています。 ⑸ 収益及び費用の計上基準 ファイナンス・リース取引(貸手)に係る収益の計上基準 リース料受取時に供給高(利用料)と供給原価(利用雑費)を計上する方法によって います。 ⑹ リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース 取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借 取引に係る方法に準じた会計処理によっています。 ⑺ 消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。 ただし、固定資産に係る控除対象外消費税額等は雑資産に計上し、 5 年間で均等償 却を行っています。 ⑻ 決算書類に記載した金額の端数処理の方法 記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については 「 0 」で表示しています。 2 貸借対 照表に関 する注記 66 ⑴ 有形固定資産に係る圧縮記帳額 国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額 は243,119千円であり、その内訳は、次のとおりです。 国庫補助金等による圧縮記帳額 242,560千円 保険金等による圧縮記帳額 559千円 ⑵ リース契約により使用する重要な固定資産 リース会計基準適用前所有権移転外ファイナンス・リース(賃貸借処理継続のもの) 貸借対照表に計上した固定資産のほか、車両26台については、リース契約により使 用しています。 ⑶ 担保に供している資産の内容 定期預金8,400,000千円を系統相互援助貸付金の担保に、定期預金3,000,000千 円を信連当座借越のための担保に、定期預金2,400千円を岩国市公金取扱のための担 保に、それぞれ供しています。 ⑷ 役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務 理事及び監事に対する金銭債権の総額 該当はありません 理事及び監事に対する金銭債務の総額 該当はありません 項 目 注 記 事 項 ⑸ 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳 貸出金のうち、破綻先債権額は42,082千円、延滞債権額は267,776千円です。 なお、破綻先債権とは、元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることそ の他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の見込みがないものとして未収利 息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出 金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第 1 項第 3 号のイからホまでに掲げる事由または同項第4号に規定する事由が生じている貸出金で す。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営 再建または支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。 貸出金のうち、 3 カ月以上延滞債権額はありません。 なお、 3 カ月以上延滞債権とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、 金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる 取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び 3 カ月以上延滞債権に該当しない ものです。 破綻先債権額、延滞債権額、 3 カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計 額は309,858千円です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 ⑹ 土地の再評価に関する事項 「土地の再評価に関する法律」(平成10年 3 月31日公布法律第34号)及び「土地 の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、 再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負 債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資 産の部に計上しています。 ・再評価を行った年月日 平成11年 3 月31日 ・再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の 合計額を下回る金額 161,448千円 ・同法律第 3 条第 3 項に定める再評価の方法 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年 3 月31日公布政令第119号)第 2 条第 3 号に定める、当該事業用土地について地方税法第341条第10号の土地課 税台帳または同条第11号の土地補充課税台帳に登録されている価格(固定資産税 評価額)に合理的な調整を行って算出しました。 ⑺ 重要な係争案件 ① 当組合は元職員から、原告が被告に対し労働契約上の権利を有する地位にあること の確認等の判決および仮執行を求める「地位確認等訴訟事件(訴訟物の価額金 4,468千円と貼用印紙額28千円の合計4,496千円)」の被告となっています。 当該訴訟の最終的な結論は現在のところ得られていないため、その判決により生ず るかもしれない負担金額については貸借対照表及び損益計算書に計上されていません。 ② 当組合は原告から、金8,000千円の支払いについての判決並びに仮執行を求める 「貯金返還請求事件(訴訟物の価額金8,000千円と貼用印紙額42千円の合計8,042 千円)」の被告となっています。 当該訴訟の最終的な結論は現在のところ得られていないため、その判決により生ず るかもしれない負担金額については貸借対照表及び損益計算書に計上されていません。 67 項 目 3 損益計 算書に関 する注記 注 記 事 項 ⑴ 減損損失に関する事項 ① 資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産または資産グループ の概要 ⒜ 資産のグルーピング単位の基礎は、原則として当組合で行っている場所別部門別 損益の管理単位としています。 ⒝ 資産グルーピングは、以下に掲げるものを除き、原則として場所単位に行ってい ます。 ・営農経済センターで行っている事業については、営農経済センター単位にグルー ピングしています。 ・遊休資産・不稼働資産と認定されるものについては、独立させたグルーピングと しています。 ⒞ 資産区分 ・遊休資産の判定基準については、当該施設の使用頻度・使用面積が通常使用され る状態に比べて半分を下回り、今後使用状態が回復する可能性がないものを遊休 状態にあると認定しています。なお、支所の統廃合等により、廃止後の具体的な 使用内容が決定されていないものについては、今後遊休化することからこれらに ついても遊休資産としています。 ・遊休ではないが、本来の使用目的と異なり、一時的に賃貸しているような資産に ついては不稼働資産とし、減損会計の処理上は一般資産と同様な処理を行います。 なお、建物や土地の一部を賃貸しているような場合、当該面積の割合が半分以上 の場合で当該部分に相当する簿価に対して今後のキャッシュ・フローの総額が下 回るような場合は、当該部分を不稼働資産として区分しています。 ・本所(本所機能を有するもの)はJA全体の共用資産としています。 ・上記のもの以外は一般資産として管理しています。 当事業年度に減損損失を計上した固定資産は以下の通りです。 場 所 北部営農経済センター 用 途 一 般 種 類 土 地 ② 減損損失の認識に至った経緯 北部営農経済センターは、営業収支が二期連続の赤字であると同時に、短期的に業 績の回復が見込まれていないことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減 少額を減損損失としています。 ③ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損 損失の内訳 北部営農経済センター2,513千円 (土地2,513千円) ④ 回収可能価額の算定方法 北部営農経済センターの固定資産の回収可能価額については使用価値を採用してお り、適用した割引率は4.0%です。 4 68 金融商 品に関す る注記 ⑴ 金融商品の状況に関する事項 ① 金融商品に対する取組方針 当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業 や団体などへ貸付け、残った余裕金を山口県信用農業協同組合連合会へ預けているほ か、国債などの債券等の有価証券による運用を行っています。 ② 金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び 有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスク に晒されています。 また、有価証券は、主に債券であり、純投資目的(その他有価証券)で保有してい ます。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに 項 目 注 記 事 項 晒されています。 営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制 ⒜ 信用リスクの管理 当組合は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を 決定しています。 また、通常の貸出取引については、本所に融資審査部署を設置し各支所との連携 を図りながら、与信審査を行っています。 審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行 うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。 貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正 に行っています。 不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んで います。 また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に 基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。 ⒝ 市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロ ールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。 このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本 に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応でき る柔軟な財務構造の構築に努めています。 とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析 及び当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会に おいて運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催 して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。 運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針など に基づき、有価証券の売買を行っています。 運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかど うかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 (市場リスクに係る定量的情報) 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。 当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融 商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貸出金、貯金 及び借入金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後 1 年程度の金利 の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあ たっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標 となる金利が0.50%上昇したものと想定した場合には、経済価値が222,420千 円減少するものと把握しています。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とそ の他のリスク変数の相関を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超え る影響が生じる可能性があります。 ⒞ 資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を 作成し、安定的な流動性の確保に努めています。 また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付 け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の 69 項 目 注 記 事 項 際に検討を行っています。 ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、 市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含ま れています。 当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件 等によった場合、当該価額が異なることもあります。 ⑵ 金融商品の時価等に関する事項 ① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等 当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりで す。 なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含 めず③に記載しています。 (単位:千円) 貸借対照表計上額 時 価 差 額 預金 63,267,726 63,260,543 △ 7,183 有価証券 1,049,475 1,049,475 − その他有価証券 1,049,475 1,049,475 − 貸出金(*1 ) 16,190,225 貸倒引当金(*2 ) △ 148,051 貸倒引当金控除後 16,042,173 17,159,508 1,117,334 経済事業未収金 200,113 貸倒引当金(*3 ) △ 2,729 貸倒引当金控除後 197,383 197,383 − 資 産 計 80,556,758 81,666,910 1,110,151 貯金 80,870,083 80,877,678 7,594 借入金 24,653 24,748 94 経済事業未払金 110,637 110,637 − 負 債 計 81,005,375 81,013,064 7,689 (*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金85,129千円を含めています。 (*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 (*3)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。 ② 金融商品の時価の算定方法 【資産】 ⒜ 預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿 価額によっています。 満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートであ る円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定 しています。 ⒝ 有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。 ⒞ 貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出 先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似している ことから当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利 金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額 から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額 70 項 目 注 記 事 項 から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 ⒟ 経済事業未収金 経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等し いことから、当該帳簿価額によっています。 また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額 から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 ⒜ 貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価と みなしています。 また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フ ローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値 を時価に代わる金額として算定しています。 ⒝ 借入金 借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組 合の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似して いると考えられるため、当該帳簿価額によっています。 固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額 をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時 価に代わる金額として算定しています。 ⒞ 経済事業未払金 経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等し いことから、当該帳簿価額によっています。 ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これ らは①の金融商品の時価情報には含まれていません。 (単位:千円) 貸借対照表計上額 外 資 3,892,532 外部出資等損失引当金 部 出 △ 2,259 外部出資等損失引当金控除後残高 3,890,273 ④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 種 類 預金 有価証券 その他有価証券のうち満期があるもの 貸出金(*1,2) 経済事業未収金 1年以内 (単位:千円) 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超 63,267,726 − − − − − − − − − − 1,000,000 − − − − − 1,000,000 2,447,675 1,033,297 878,932 790,044 185,942 8,395 2,291 2,274 693,535 10,179,121 1,014 195 合 計 65,901,343 1,041,692 881,223 792,318 694,549 11,179,316 (*1)貸出金のうち、当座貸越743,752千円については「 1 年以内」に含めています。ま た、期限のない劣後特約付ローンについては「 5 年超」に含めています。 (*2)貸出金のうち、 3 カ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 82,488千円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。 71 項 目 注 記 事 項 ⑤ 借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 種 類 (単位:千円) 1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 貯金(*1) 2,530,319 2,411,374 260,835 241,344 − 3,585 3,588 3,177 2,697 2,887 8,716 75,429,795 2,533,908 2,414,551 263,532 244,231 8,716 借入金 合 計 5年超 75,426,210 (*1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めて開示しています。 5 有価証 券に関す る注記 ⑴ 有価証券の時価及び評価差額に関する事項 有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。 ① その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価または償却原価、貸借対照表計上額 及びこれらの差額については、次のとおりです。 (単位:千円) 取得原価または 貸借対照表 種 類 差額 (*) 償却原価 計上額 貸借対照表計上額が取得原価 または償却原価を超えるもの 国 債 合 計 998,558 1,049,475 50,916 998,558 1,049,475 50,916 (*)上記の評価差額から繰延税金負債14,083千円を差し引いた額36,832千円が、 「その他有価証券評価差額金」に含まれています。 ⑵ 当事業年度中に売却したその他有価証券 当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおりです。 種 類 国 債 債券合計 売 却 額 2,492,811 2,492,811 売 却 益 30,599 30,599 (単位:千円) 売 却 損 ⑶ 当事業年度中において、保有目的が変更になった有価証券 当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。 ⑷ 当事業年度中において、減損処理を行った有価証券 当事業年度中に減損処理を行った有価証券はありません。 72 − − 項 目 注 記 事 項 6 退職給 付に関す る注記 ⑴ 退職給付に関する事項 ① 採用している退職給付制度の概要 職員の退職給付にあてるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用し ています。 また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるため一般財団法人全 国農林漁業団体共済会との契約に基づく特定退職金共済制度を採用しています。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支 給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法により行っています。 ② 退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表 期首における退職給付引当金 400,048千円 退職給付費用 28,086千円 退職給付の支払額 △ 51,936千円 期末における退職給付引当金 376,198千円 ③ 退職給付債務及び年金資産と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表 退職給付債務 786,898千円 積立金(特定退職金共済制度) △ 410,699千円 退職給付引当金 376,198千円 ④ 退職給付に関連する損益 簡便法で計算した退職給付費用 28,086千円 (注)特定退職金共済制度への拠出金23,719千円は「福利厚生費」で処理しています。 ⑵ 特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制 度の統合をはかるための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあて るため拠出した特例業務負担金12,365千円を含めて計上しています。 なお、同組合より示された平成28 年 3 月現在における平成44年 3 月までの特例業 務負担金の将来見込額 は176,929千円となっています。 7 税効果 会計に関 する注記 ⑴ 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等 ① 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳 繰延税金資産 退職給付引当金 104,056千円 役員退職慰労引当金 6,492千円 貸倒引当金超過額 26,965千円 賞与引当金 13,485千円 資産査定に伴う未収利息不計上分 8,462千円 固定資産有税償却 111,858千円 その他 13,928千円 繰越欠損金 16,462千円 繰延税金資産小計 301,712千円 評価性引当額 △ 132,947千円 繰延税金資産合計 168,764千円 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 △ 14,083千円 繰延税金負債合計 △ 14,083千円 繰延税金資産の純額 + 154,681千円 73 項 目 注 記 事 項 ② 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因 法定実効税率 27.66% (調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 3.83 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △ 3.18 住民税均等割額 0.59 評価性引当額の増減 △17.96 その他税額に影響を与える事項 0.05 税効果会計適用後の法人税等の負担率 10.98% 8 キャッ シュ・フ ロー計算 書に関す る注記 74 ⑴ 現金及び現金同等物の範囲 キャッシュ・フロ−計算書における資金の範囲は、貸借対照表上の「現金」及び「預 金」のうち当座預金、普通預金及び通知預金となっています。 ⑵ 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係 現金及び預金勘定 63,860,071千円 別段預金、定期性預金及び譲渡性預金 △62,202,400千円 現金及び現金同等物 1,657,671千円 5.剰余金処分計算書 (単位:千円) 項 目 平成26年度 1 当期未処分剰余金 平成27年度 205,997 290,819 2 剰余金処分額 40,267 90,440 (1)利益準備金 5,000 25,000 (2)任意積立金 26,737 57,000 ( ) 固定資産減損調整積立金 (4,000) (−) ( ) 税 効 果 調 整 積 立 金 (22,737) (−) ( ) 経済事業施設強化積立金 (−) (50,000) ( ) 水力発電水路災害積立金 (−) (7,000) (3)出資配当金 (配 当 3 次期繰越剰余金 率) 8,530 8,440 (年1.0%) (年1.0%) 165,729 200,378 (注) 1.年度内の増資及び新加入についての出資配当は日割計算です。 2.任意積立金における目的積立金の種類、積立目的、積立目標額及び取崩基準等は別表のとおりです。 3.次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善事業の費用に充てるための繰越額が含まれています。 平成26年度 5,000千円 平成27年度 10,000千円 75 〈別表〉 種 類 (単位:千円) 積 立 目 的 積立目標額 取 崩 基 準 当期末残高 460,000 信用事業基盤 強 化 積 立 金 信信用事業の店舗の整備、 機械化対応、信用システム の導入・整備等信用事業基 盤強化に充てることを目的 とする。 500,000 有価証券等価格 変 動 積 立 金 有価証券等の低落による損 失(減損処理や売却損・償 還損)に備えるための積立 金。 500,000 固定資産減損 調 整 積 立 金 固定資産減損会計の適用に よる減損損失に備えるため の積立金。 500,000 税 効 果 調 整 積 立 金 168,764 繰延税金資産の回収可能性 当年度期末残高 の見直し及び税率の変更に (法人税等調整額 より繰延税金資産の取り崩 に対応する残高) しに伴う財源確保を目的と ※毎期調整 した積立金。 200,000 51,000 水力発電事業の水路の整 次のような支出があった年度の決算期に、当該 備、改修等に備えるための 支出額を取り崩す。 積立金。 水力発電事業の水路の整備、改修等のための支 出であって、1件当り支出額が10,000千円を超 える場合の減価償却費・撤去費・固定資産処分 損・修繕費及び付随する費用の額。 500,000 18,465 次のような支出があった年度の決算期以降に、 ①利用施設等の老朽化に伴 う、施設・設備・機械の 当該金額について取り崩す。 補改修・更新による支出 ①当該各施設(施設内関連設備を含む)の一会計 に備えることを目的とす 年度当り、補改修・更新にかかる当初支出金 る。(利用施設等とは、 額が2,000千円を超過したときの減価償却 育苗センター、ライスセ 費(リース費用を含む)、保守修繕費、撤去 ンター、防除用無人ヘリ 費、固定資産処分損、臨時損失及び付随費用。 コプターをいう) ②耐震性を適合化させるために行う一店舗の建 ②耐震診断調査の結果、耐 設・補強・解体工事及び仮設店舗設置または 震性不適合に伴う、店舗 撤去にかかる当初支出金額が2,000千円を の建替・補強・解体工事 超過したときの減価償却費(リース費用を含 等に係る費用計上に備え む)、保守修繕費、解体撤去費、固定資産処 ることを目的とする。 分損、臨時損失及び付随費用。 200,000 200,000 農林年金制度完了時の特例 農林年金制度完了時の特例業務負担金額の債務 業務負担金額の債務確定に 確定時に、費用計上額を決算期に取り崩す。 備えることを目的とした積 立金。 100,000 − 経済事業の店舗等の新設・ 次のような支出があった年度の決算期に、当該 廃止・更新・整備に充てる 支出額を取り崩す。 ことを目的とした積立金。 ①経済事業店舗等につき、1件当たりの修理 費・改良費及び付随費用の支出額が、2,000千 円を超過して支出したとき。 ②経済事業店舗等の新設、廃止、更新、整備に かかる1件当たりの減価償却費・撤去費・固定資 産処分費及び付随費用の支出額が2,000千円を 超過して支出したとき。 水力発電水路 災 害 積 立 金 固定資産リスク 調 整 積 立 金 農 林 年 金 対 策 積 立 金 経済事業施設強 化積立金(購買 店舗・倉庫・産 直 施 設 ) 76 次のような支出があった年度の決算期以降に、 当該支出額について取り崩す。 信用事業の店舗整備・統廃合、機械化対応、信 用システムの導入・整備により1件当り当初支出 額が10,000千円を超過するとき。 ①店舗整備・統廃合にかかる減価償却費・撤去 費・固定資産処分損・修繕費及び付随費用。 ②機械化対応にかかる減価償却費・撤去費・固 定資産処分損及び付随費用。 ③信用システムの導入・整備にかかる減価償却 費・撤去費・固定資産処分損及び付随費用。 次のような支出があった年度の決算期に、当該 支出額を取り崩す。 有価証券等の低落による減損処理や売却損・償 還損が発生し、1件当り金額が10,000千円を超 過する場合、その全額。 次のような支出があった年度の決算期に、当該 金額を取り崩す。 固定資産減損会計適用の減損損失に対応する金 額。 次のような支出があった年度の決算期に、当該 金額を取り崩す。 繰延税金資産のうち、法人税等調整額に対応す る金額の減少額。 390,000 262,876 6.部門別損益計算書(平成26年度) 区 分 計 (単位:千円) 信 用 事 業 共 済 事 業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 共通管理費等 2,422,616 919,753 671,004 665,644 158,397 7,815 事業収益 ① 904,612 116,808 62,464 574,721 141,590 9,027 事業費用 ② 1,518,003 802,944 608,540 90,923 16,807 △ 1,211 事業総利益(①−②) ③ 1,485,568 677,240 449,688 218,323 71,348 68,967 事業管理費 ④ ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 62,800 30,334 6,353 21,002 3,926 1,183 (うち減価償却費 ⑤) )( )( )( )( 47,884 )( 47,509 ) 441,863 356,384 129,420 (うち人件費 )( 1,023,062 76,543 53,678 22,539 7,171 7,358 △ 167,291 ※うち共通管理費 ⑥ ( 476 )( 334 )( 140 )( ( △ 1,042 ) 44)( 45) (うち減価償却費 ⑦) ( 68,656 )( 48,147 )( 20,216 )( )( ) (△ 150,053 ) 6,432 6,599 (うち人件費 ) 32,435 125,704 158,851 △ 127,400 △ 54,541 △ 70,179 事業利益(③−④) ⑧ 51,395 24,516 20,995 3,089 2,344 449 事業外収益 ⑨ 4,416 3,097 1,300 414 424 △ 9,651 ※うち共通分 ⑩ 20,334 8,922 5,948 3,875 785 802 事業外費用 ⑪ 8,341 5,850 2,457 782 800 △ 18,230 ※うち共通分 ⑫ 63,496 141,298 173,898 △ 128,185 △ 52,981 △ 70,532 経常利益(⑧+⑨−⑪)⑬ 40,990 2,104 1,484 36,655 260 485 特別利益 ⑭ 2,077 1,457 612 194 199 △ 4,539 ※うち共通分 ⑮ 269,362 123,242 86,427 36,291 11,555 11,847 特別損失 ⑯ 123,242 86,427 36,291 11,547 11,847 △ 269,354 ※うち共通分 ⑰ △ 164,875 20,160 88,955 △ 127,821 △ 64,276 △ 81,894 税引前当期利益(⑬+⑭−⑯)⑱ − − 81,894 − △ 81,894 営農指導事業分配賦額 ⑲ 営農指導事業分配賦後 △ 164,875 20,160 88,955 △ 209,715 △ 64,276 − 税引前当期利益(⑱−⑲)⑳ ※⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は、各事業に直課できない部分です。 (注)1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等 ⑴共通管理費等 「個人別の人員配置表に基づく人員数割」 ⑵営農指導事業 「農業関連事業に全額を配賦」 2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合) 区 分 共通管理費等 営農指導事業 信用事業 共済事業 45.75% − 32.09% − (単位:%) 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 13.47% 100.00% 4.29% − 3.予算統制の状況 修 正 額 修正後予算額(c) 決算額(d) 差引(c-d) − − − − 1,540,102 4,940 16,430 △ 11,490 1,485,568 7,815 9,027 △ 1,211 4.専属事業損益の内訳 区 分 100.00% 100.00% (単位:千円) 当初予算額 区 分 事 業 管 理 費 1,540,102 収入 a 4,940 営農指導 支出 b 16,430 事 業 差引(a-b) △ 11,490 経常利益 (⑬の額) a 減価償却費 b (⑤−⑦) 共通管理費等 c (⑥−⑩+⑫) 専属事業損益 a+b+c 4.40% 計 54,533 △ 2,875 7,402 △ 10,278 (単位:千円) 信用事業 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 141,298 173,898 △ 128,185 △ 52,981 △ 70,532 29,857 6,018 20,861 3,882 1,137 80,468 56,431 23,696 7,539 7,734 251,624 236,348 △ 83,627 △ 41,559 △ 61,660 77 部門別損益計算書(平成27年度) 区 分 計 (単位:千円) 信 用 事 業 共 済 事 業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 共通管理費等 2,331,533 865,346 678,959 615,652 162,354 9,221 事業収益 ① 857,980 113,027 62,638 530,779 143,027 8,508 事業費用 ② 1,473,553 752,318 616,321 84,873 19,326 713 事業総利益(①−②) ③ 1,372,099 653,062 419,142 168,542 59,183 72,169 事業管理費 ④ ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 58,719 28,654 5,320 20,466 3,209 1,069 (うち減価償却費 ⑤) )( )( )( 97,101 )( 37,576 )( 50,169 ) 419,798 328,327 (うち人件費 )( 932,973 64,654 47,514 12,819 4,938 2,762 △ 132,690 ※うち共通管理費 ⑥ ( 300 )( 220 )( ( ) 59)( 22)( 12) △ 615 (うち減価償却費 ⑦) ( 56,845 )( 41,776 )( 11,271 )( )( ) (△ 116,663 ) 4,341 2,428 (うち人件費 ) 101,453 99,256 197,178 △ 83,669 △ 39,856 △ 71,455 事業利益(③−④) ⑧ 51,203 24,730 21,164 2,904 2,210 194 事業外収益 ⑨ 4,539 3,336 900 347 194 △ 9,316 ※うち共通分 ⑩ 18,599 7,644 6,133 2,928 1,334 558 事業外費用 ⑪ 5,791 4,256 1,148 443 246 △ 11,884 ※うち共通分 ⑫ 134,057 116,342 212,209 △ 83,693 △ 38,980 △ 71,819 経常利益(⑧+⑨−⑪)⑬ 5,345 2,465 1,812 488 188 392 特別利益 ⑭ 2,465 1,812 488 188 106 △ 5,059 ※うち共通分 ⑮ 16,581 8,080 5,938 1,602 617 344 特別損失 ⑯ 8,080 5,938 1,602 617 344 △ 16,581 ※うち共通分 ⑰ 122,820 110,727 208,083 △ 84,807 △ 39,409 △ 71,772 税引前当期利益(⑬+⑭−⑯)⑱ − − 71,772 − △ 71,772 営農指導事業分配賦額 ⑲ 営農指導事業分配賦後 122,820 110,727 208,083 △ 156,580 △ 39,409 − 税引前当期利益(⑱−⑲)⑳ ※⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は、各事業に直課できない部分です。 (注)1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等 ⑴共通管理費等 「個人別の人員配置表に基づく人員数割」 ⑵営農指導事業 「農業関連事業に全額を配賦」 2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合) 区 分 共通管理費等 営農指導事業 信用事業 共済事業 48.73% − 35.81% − (単位:%) 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 9.66% 100.00% 3.72% − 3.予算統制の状況 (単位:千円) 当初予算額 区 分 事 業 管 理 費 1,468,653 収入 a 4,500 営農指導 支出 b 8,300 事 業 差引(a-b) △ 3,800 修 正 額 修正後予算額(c) 決算額(d) 差引(c-d) − − − − 1,468,653 4,500 8,300 △ 3,800 1,372,099 9,221 8,508 713 4.専属事業損益の内訳 区 分 経常利益 (⑬の額) a 減価償却費 b (⑤−⑦) 共通管理費等 c (⑥−⑩+⑫) 専属事業損益 a+b+c 78 2.08% 96,553 △ 4,721 △ 208 △ 4,513 (単位:千円) 信用事業 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 116,342 212,209 △ 83,693 △ 38,980 △ 71,819 28,354 5,099 20,406 3,186 1,056 65,906 48,434 13,067 5,034 2,814 210,603 265,744 △ 50,219 △ 30,760 △ 67,949 計 100.00% 100.00% 7.財務諸表の正確性等にかかる確認 平成28年6月6日 山口東農業協同組合 代表理事組合長 神 尾 透 79 Ⅱ 損益の状況 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 (単位:百万円、千口、人、%) 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 項 目 2,523 2,467 2,477 2,383 2,332 信用事業収益 991 918 923 919 865 共済事業収益 693 703 677 671 678 農業関連事業収益 706 714 780 701 702 その他の収益 131 130 95 91 85 経常利益 110 60 76 63 134 当期剰余金 20 54 36 − 109 当期損失金 − − − 131 − 915 902 884 871 858 (出資口数) (915) (902) (884) (871) (858) 処分未済持分 △ 21 △ 16 △ 13 △ 11 △ 10 純資産額 4,695 4,729 4,730 4,547 4,677 総資産額 89,859 90,325 89,281 89,565 87,147 貯金等残高 83,379 83,780 82,743 83,260 80,870 貸出金残高 15,909 15,882 16,559 16,299 16,105 4,026 2,910 3,340 501 1,049 剰余金配当金額 8 8 8 8 8 ・出資配当の額 8 8 8 8 8 ・事業利用分量配当の額 − − − − − 227 226 214 202 193 16.71 16.77 17.28 15.35 15.48 経常収益(事業収益) 出 資 金 有価証券残高 職 員 数 単体自己資本比率 (注) 1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。 2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。 3.信託業務の取り扱いは行っていません。 2.利益総括表 (単位:百万円、%) 項 目 平成26年度 平成27年度 支 738 714 △ 24 役 務 取 引 等 収 支 24 23 △1 その他信用事業収支 39 14 △ 25 信 用 事 業 粗 利 益 802 752 △ 50 (信用事業粗利益率) (0.95) (0.91) 事 1,518 1,473 (1.67) (1.66) 資 金 業 運 用 粗 収 利 益 ( 事 業 粗 利 益 率 ) 80 増 減 (△ 0.04) △ 45 (△ 0.01) 3.資金運用収支の内訳 (単位:百万円、%) 平成26年度 項 目 平均残高 利 息 平成27年度 利回り 平均残高 利 息 利回り 資金運用勘定 83,724 753 0.90 81,727 726 0.89 うち預 金 66,094 438 0.66 64,397 430 0.67 うち有 価 証 券 1,591 12 0.75 1,378 6 0.44 うち貸 出 金 16,038 302 1.88 15,951 289 1.81 資金調達勘定 84,239 40 0.05 82,494 38 0.05 うち貯金・定積 84,208 39 0.05 82,465 38 0.05 うち借 入 金 31 0 0.55 29 0 0.44 総 資 金 利 ざ や ̶ 0.03 0.05 ̶ (注) 1.総資金利ざや=資金運用利回り−資金調達原価率(資金調達利回り+経費率) 2.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連からの事業利用分量配当金が含まれています。 4.受取・支払利息の増減額 項 目 受 平成26年度増減額 平成27年度増減額 息 △ 21 △ 27 う ち 預 金 12 △8 う ち 有 価 証 券 △ 25 △6 金 △8 △ 13 息 2 △2 う ち 貯 金・定 積 1 △1 取 利 う ち 貸 支 払 差 出 利 う ち 借 (単位:百万円) 入 金 △0 △0 引 △ 23 △ 25 (注)増減額は前年度対比です。 81 Ⅲ 事業の概況 1.信用事業 (1)貯金に関する指標 ① 科目別貯金平均残高 (単位:百万円、%) 種 類 平成26年度 平成27年度 増 減 流 動 性 貯 金 35,572 (42.2) 36,064 (43.7) 492 定 期 性 貯 金 48,509 (57.6) 46,353 (56.2) △ 2,156 130 (0.2) 48 (0.1) △ 82 82,465 (100.0) △ 1,746 そ の 他 の 貯 金 合 計 84,211 (100.0) (注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金 2.定期性貯金=定期貯金+定期積金 3.( )内は構成比です。 ② 定期貯金残高 (単位:百万円、%) 種 類 平成26年度 平成27年度 増 減 45,993 (100.0) 43,302 (100.0) △ 2,691 うち固定金利定期 44,744 (97.3) 42,310 (97.7) △ 2,434 うち変動金利定期 1,189 (2.6) 992 (2.3) △ 197 定 期 貯 金 (注)1. 固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金 2. 変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金 3. ( )内は構成比です。 (2) 貸出金等に関する指標 ① 科目別貸出金平均残高 (単位:百万円) 種 類 平成26年度 平成27年度 手 形 貸 付 120 94 △ 26 証 書 貸 付 13,825 13,785 △ 40 当 座 貸 越 777 746 △ 31 合 計 14,722 14,625 △ 97 ② 貸出金の金利条件別内訳 (単位:百万円、%) 平成26年度 種 類 平成27年度 増 減 固 定 金 利 貸 出 12,674 (77.8) 12,490 (77.6) △ 184 変 動 金 利 貸 出 3,625 (22.2) 3,615 (22.4) △ 10 16,105 (100.0) △ 194 合 計 (注)( )内は構成比です。 82 増 減 16,299 (100.0) ③ 貸出金の担保別内訳 (単位:百万円) 種 類 平成26年度 平成27年度 増 減 貯 金 等 509 457 △ 52 不 動 産 2,184 2,072 △ 112 そ の 他 担 保 物 425 419 △6 小 計 3,118 2,948 △ 170 農業信用基金協会保証 8,355 8,341 △ 14 そ 証 4,803 4,797 △6 13,158 13,138 △ 20 用 23 19 △4 合 計 16,299 16,105 △ 194 の 小 他 保 計 信 ④ 債務保証見返額の担保別内訳残高 該当する取引はありません。 ⑤ 貸出金の使途別内訳 (単位:百万円、%) 種 類 平成26年度 平成27年度 増 減 設 備 資 金 13,573 (83.3) 13,383 (83.1) △ 190 運 転 資 金 2,726 (16.7) 2,722 (16.9) △4 16,105 (100.0) △ 194 合 計 16,299 (100.0) (注)( )内は構成比です。 83 ⑥ 貸出金の業種別残高 (単位:百万円、%) 種 類 平成26年度 平成27年度 増 減 農 業 356 (2.2) 316 (2.0) △ 40 林 業 41 (0.3) 39 (0.2) △2 水 産 業 − (−) − (−) − 製 造 業 98 (0.6) 92 (0.6) △6 業 − (−) − (−) − 業 116 (0.7) 104 (0.6) △ 12 電気・ガス・熱供給・水道業 − (−) − (−) − 運 業 − (−) − (−) − 卸 売 ・ 小 売 業 ・ 飲 食 店 56 (0.3) 52 (0.3) △4 業 1,328 (8.1) 1,301 (8.1) △ 27 業 570 (3.5) 515 (3.2) △ 55 業 191 (1.2) 178 (1.1) △ 13 体 910 (5.6) 886 (5.5) △ 24 他 12,633 (77.5) 12,622 (78.4) △ 11 16,105 (100.0) △ 194 鉱 建 設 輸 金 ・ 融 通 ・ 不 保 動 サ ー 地 信 険 産 ビ 方 公 そ ス 共 団 の 合 計 16,299 (100.0) (注)( )内は構成比です。 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 1)営農類型別 (単位:百万円) 種 類 平成26年度 平成27年度 増 減 365 339 △ 26 作 100 88 △ 12 芸 56 51 △5 果 樹 ・ 樹 園 農 業 − − − 工 物 3 2 △1 養 豚 ・ 肉 牛 ・ 酪 農 170 165 △5 卵 − − − 蚕 − − − 業 36 33 △3 − − − 365 339 △ 26 農 業 穀 野 養 菜 ・ 芸 鶏 園 作 ・ 養 養 そ の 他 農 農業関連団体等 合 計 (注)1. 農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な 資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。なお、上記⑥の貸出 金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。 2.「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サ−ビス業、農業所得 が従となる農業者等が含まれています。 3.「農業関連団体等」には、JAや全農(経済連)とその子会社等が含まれています。 84 2) 資金種類別 [貸出金] (単位:百万円) 種 類 平成26年度 平成27年度 増 減 プロパ−資金 268 243 △ 25 農業制度資金 97 96 △1 農業近代化資金 30 36 6 その他制度資金 67 60 △7 365 339 △ 26 合 計 (注)1.プロパ−資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。 2.農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給 等を行うことでJAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは ①の転貸資金と②を対象としています。 3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(ス−パ−S資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該 当します。 [受託貸付金] (単位:百万円) 種 類 平成26年度 平成27年度 増 減 日本政策金融公庫資金 5 3 △2 その他 − − − 5 3 △2 合 計 (注)日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。 ⑧ リスク管理債権の状況 (単位:百万円) 平成26年度 種 類 破 綻 42 42 0 権 343 267 △ 76 3 ヵ 月 以 上 延 滞 債 権 − − − 貸 出 条 件 緩 和 債 権 − − − 386 309 △ 76 滞 合 債 増 減 権 延 先 平成27年度 債 計 (注)1.破綻先債権 元本または利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本または利息の取り立 てまたは弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。 以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに 掲げる事由または同項第4号に規定する事由が生じているものをいう。 2.延滞債権 未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建または支援を図ることを目的として 利息の支払を猶予したもの以外のものをいう。 3.3ヵ月以上延滞債権 元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金(破綻先債権及び延滞債 権を除く。)をいう。 4.貸出条件緩和債権 債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、 債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金(破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞 債権を除く。)をいう。 85 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 債 権 区 分 債 権 額 破 産 更 生 債 権 及 び 要 険 管 小 正 債 理 常 合 債 計 債 計 担 保 保 全 保 証 額 引 当 合 計 192 96 2 94 192 権 117 61 19 37 117 権 − − − − 309 157 131 309 権 15,821 16,130 これらに準ずる債権 危 (単位:百万円) 21 (注) 上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6 条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。なお、当JA は同法の対象とはなっていませんが、参考として同法の定める基準に従い債権額を掲載しております。 1. 破産更生債権及び これらに準ずる債権………法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに 準ずる債権 2.危 険 債 権………経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本及び利息の回収 ができない可能性の高い債権 3.要 管 理 債 権………3ヵ月以上延滞貸出債権及び条件緩和貸出債権 4.正 常 債 権………上記以外の債権 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 該当する取引はありません。 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:百万円) 平成26年度 区 分 期首 残高 期中減少額 期中 増加額 目的使用 その他 期末 残高 期首 残高 期中減少額 期中 増加額 目的使用 その他 期末 残高 一般貸倒引当金 55 54 − 55 54 54 54 − 54 54 個別貸倒引当金 177 22 38 23 138 138 0 33 7 97 合 計 232 77 38 79 192 192 54 33 61 151 ⑫ 貸出金償却の額 項 目 貸 出 金 償 却 額 86 平成27年度 (単位:百万円) 平成26年度 38 平成27年度 33 (3)内国為替取扱実績 (単位:件、百万円) 平成26年度 種 類 送 金 ・ 振 込 為 替 代 金 取 立 為 替 雑 為 替 合 計 仕 向 平成27年度 被仕向 仕 向 被仕向 件 数 27,362 133,412 25,784 131,206 金 額 12,577 24,610 12,787 24,856 件 数 66 32 55 25 金 額 61 93 62 83 件 数 435 196 495 231 金 額 57 47 33 33 件 数 27,863 133,640 26,334 131,462 金 額 12,696 24,751 12,883 24,974 (4)有価証券に関する指標 ① 種類別有価証券平均残高 (単位:百万円) 平成26年度 種 類 平成27年度 増 減 国 債 1,483 1,378 △ 105 社 債 108 − △ 108 合 計 1,591 1,378 △ 213 ② 商品有価証券種類別平均残高 該当する取引はありません。 87 ③ 有価証券残存期間別残高 (単位:百万円) 1年超 1年以下 3 年 以 下 種 類 3年超 5 年 以 下 5年超 7 年 以 下 7年超 期 間 の 1 0 年 10年超 定 め の 合 計 以 下 ないもの 平成26年度 国 債 1 − − − 500 − − 501 社 債 − − − − − − − − 国 債 1 − − − − − − 501 社 債 − − − − − − − − 平成27年度 (5)有価証券等の時価情報等 ① 有価証券の時価情報等 保 有 区 分 (単位:百万円) 取得価額 平成26年度 平成27年度 時 価 評価損益 取得価額 時 価 評価損益 他 497 501 3 998 1,049 50 合 計 497 501 3 998 1,049 50 そ の (注)1. 本表記載の有価証券の時価は期末日における市場価格等に基づく時価により計上しています。 2. その他有価証券については、時価を貸借対照表価額としています。 3. 上記の「取得価額」は「取得原価または償却原価」を表しています。 ② 金銭の信託の時価情報等 該当する取引はありません。 ③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引 該当する取引はありません。 88 2. 共済取扱実績 (1)長期共済新契約高・長期共済保有高 平成26年度 種 類 終 身 生 命 総 合 共 済 新契約高 共 平成27年度 保有高 新契約高 保有高 済 5,216,503 102,231,614 5,287,668 99,327,579 定 期 生 命 共 済 50,000 566,000 62,000 608,000 養 老 生 命 共 済 1,437,947 49,882,580 1,502,692 44,453,900 う ち こ ど も 共 済 395,200 13,472,400 392,100 12,965,300 医 療 共 済 591,975 5,773,675 425,900 5,151,925 が ん 共 済 − 923,500 − 786,500 済 − 620,600 − 579,300 定 建 (単位:千円) 期 医 療 共 介 護 共 済 165,257 367,015 253,441 610,948 年 金 共 済 − 113,500 − 98,500 済 13,254,430 182,739,964 11,852,890 179,721,901 20,716,113 343,218,451 19,384,592 331,338,554 物 合 更 生 共 計 (注) 金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額(付加され た定期特約金額等を含む)、年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。 (2)医療系共済の入院共済金額保有高 (単位:千円) 平成26年度 種 類 新契約高 平成27年度 保有高 新契約高 保有高 医 療 共 済 4,469 37,370 2,897 39,001 が ん 共 済 4,670 24,305 4,220 25,375 済 − 1,875 5 1,772 9,139 63,550 7,123 66,149 定 期 合 医 療 共 計 (注)金額は、入院共済金額を表示しています。 (3)介護共済の介護共済金額保有高 平成26年度 種 類 介 護 合 新契約高 共 (単位:千円) 計 保有高 平成27年度 新契約高 保有高 済 596,605 1,472,739 676,544 1,980,820 596,605 1,472,739 676,544 1,980,820 (注)金額は、介護共済金額を表示しています。 89 (4)年金共済の年金保有高 (単位:千円) 平成26年度 種 類 新契約高 年 金 開 始 前 年 金 開 始 後 合 計 168,297 平成27年度 保有高 1,836,330 新契約高 172,089 保有高 1,824,960 826,264 168,297 2,662,595 820,686 172,089 2,645,646 (注)金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。 (5)短期共済新契約高 (単位:千円) 平成26年度 種 類 火 災 自 定 賠 車 額 定 償 合 生 責 命 任 責 共 共 共 9,193,790 計 8,632 金 額 9,312,180 掛 金 9,044 484,081 済 50,535,600 10,353 53,352,000 10,267 済 54,000 349 42,000 276 済 663 688 済 147,901 154,711 660,914 659,068 (注)1.金額欄は保証金額を表示しています。 2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。 90 掛 金 493,014 済 共 期 賠 済 共 害 自 共 動 傷 金 額 平成27年度 3. 農業関連事業取扱実績 (1)買取購買品(生産資材)取扱実績 (単位:千円) 平成26年度 種 類 供給高 供給原価 平成27年度 粗収益 供給高 供給原価 粗収益 肥 料 134,951 115,164 19,786 137,184 116,193 20,990 農 薬 93,611 80,445 13,166 93,098 80,122 12,975 飼 料 142,285 136,440 5,845 138,530 132,640 5,890 械 40 33 6 40 32 8 他 81,853 68,397 13,455 85,063 71,297 13,766 合 計 452,743 400,482 52,260 453,916 400,285 53,631 農 そ 業 機 の (2) 販売品取扱実績 ① 受託販売品取扱実績 (単位:千円) 平成26年度 種 類 取扱高 手数料 平成27年度 精算額 取扱高 手数料 精算額 217,541 11,154 206,386 211,873 12,095 199,778 麦 ・ 豆 ・ 雑 穀 2,993 200 2,793 1,177 81 1,096 米 野 菜 115,192 5,863 109,329 118,826 6,002 112,824 果 実 30,999 861 30,138 43,980 1,226 42,754 花 卉 144 2 142 158 3 155 畜 産 物 269,010 1,775 267,235 351,369 2,121 349,248 林 産 物 2,036 63 1,973 4,117 118 3,998 そ の 他 249 6 243 156 2 154 合 計 638,164 19,925 618,239 731,656 21,649 710,007 ② 買取販売品取扱実績 種 類 (単位:千円) 平成26年度 販売高 販売原価 平成27年度 粗収益 販売高 販売原価 粗収益 米 11,869 9,405 2,464 7,843 5,633 2,209 合 計 11,869 9,405 2,464 7,843 5,633 2,209 91 (3)農業倉庫事業取扱実績 (単位:千円) 項 目 平成27年度 収 保 管 料 4,584 荷 役 料 168 175 益 査 手 数 料 1,485 1,529 倉 庫 雑 収 入 22 50 合 計 6,260 5,523 費 用 倉 庫 労 務 費 366 298 倉 庫 電 力 料 3,094 2,883 費 1,195 1,192 合 計 4,656 4,373 1,604 1,149 引 庫 事 業 雑 総 利 益 (4)利用事業取扱実績 (単位:千円) 項 目 収 益 利 用 平成27年度 79,623 76,169 入 2,448 3,950 合 計 82,071 80,120 利 用 労 務 費 37,323 37,439 利 用 燃 料 費 1,777 1,727 利 用 資 材 費 3,662 4,162 利 用 電 力 料 4,327 4,034 費 12,797 15,693 合 計 59,887 63,056 22,184 17,063 用 費 用 利 92 平成26年度 料 利 差 3,766 検 倉 差 平成26年度 引 雑 用 事 業 収 雑 総 利 益 4. 生活その他事業取扱実績 買取購買品(生活物資)取扱実績 平成26年度 種 類 食品 供給高 供給原価 平成27年度 粗収益 供給高 供給原価 粗収益 10,144 8,240 1,903 10,760 8,095 2,665 品 25,714 20,929 4,784 20,197 16,602 3,594 品 2,735 2,361 373 1,785 1,513 272 財 1,442 1,374 68 10,507 9,671 836 日 用 保 健 雑 貨 89,556 76,919 12,637 88,974 76,431 12,543 料 122 103 18 39 32 6 合 計 129,715 109,929 19,786 132,265 112,344 19,919 一 衣 耐 家 米 (単位:千円) 般 食 料 久 消 庭 費 燃 5. 指導事業 (単位:千円) 項 目 平成27年度 収 入 支 出 指 導 事 業 補 助 金 5,828 6,007 実 入 2,829 4,532 合 計 8,658 10,539 営 費 9,029 7,594 生 活 文 化 事 業 費 4,981 4,712 費 △1 913 合 計 14,008 13,220 △ 5,350 △ 2,680 費 農 指 差 平成26年度 引 収 改 導 収 善 雑 支 差 額 93 Ⅳ 経営諸指標 1. 利益率 (単位:%) 項 目 平成26年度 平成27年度 増 減 総 資 産 経 常 利 益 率 0.07 0.15 0.08 資 本 経 常 利 益 率 1.32 2.86 1.54 総資産当期純利益率 △ 0.14 0.12 0.26 資 本 当 期 純 利 益 率 △ 2.75 2.33 5.08 (注)1.総 資 産 経 常 利 益 率=経常利益/総資産平均残高×100 2.資 本 経 常 利 益 率=経常利益/純資産勘定平均残高×100 3.総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産平均残高×100 4.資 本 当 期 純 利 益 率=当期剰余金/純資産勘定平均残高×100 2. 貯貸率・貯証率 (単位:%) 平成26年度 平成27年度 末 19.6 19.9 0.3 期中平均 19.0 19.3 0.3 末 0.6 1.3 0.7 期中平均 1.9 1.7 △ 0.2 区 分 期 貯 貸 率 期 貯 証 率 増 減 (注)1.貯貸率(期 末)=貸出金残高/貯金残高×100 2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100 3.貯証率(期 末)=有価証券残高/貯金残高×100 4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100 3. 職員1人当たり指標 (単位:百万円) 項 目 信 用 事 業 共 済 事 業 経 済 事 業 貯 平成26年度 高 416 423 高 81 84 長 期 共 済 保 有 高 1,716 1,734 貸 金 残 平成27年度 出 金 残 購 買 品 取 扱 高 2 3 販 売 品 取 扱 高 3 3 (注) 算出するための職員数は、出向者を除いています。 4. 1店舗当たり指標 (単位:百万円) 項 目 貯 7,569 10,108 高 1,481 2,013 長 期 共 済 保 有 高 31,201 41,417 98 149 購 出 買 残 平成27年度 高 貸 金 平成26年度 金 品 残 供 給 高 (注)平成26年度の店舗は業務を実施している店舗とし、信用、共済事業は11店舗、 経済事業は6店舗としています。 平成27年度の店舗は業務を実施している店舗とし、信用、共済事業は8店舗、経済事業は5店舗としています。 94 Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の構成に関する事項 (単位:千円) 項 目 平成26年度 経過措置に 平成27年度 経過措置に よる不算入額 よる不算入額 コア資本に係る基礎項目 普通出資または非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額 4,173,530 4,264,039 1,335,458 1,321,872 − − 2,858,548 2,960,926 8,530 8,440 うち、上記以外に該当するものの額 △ 11,947 △ 10,319 うち、処分未済持分の額(△) 11,947 10,319 54,793 54,210 54,793 54,210 − − − − うち、回転出資金の額 − − うち、上記以外に該当するものの額 − − − − 209,485 185,420 4,437,809 4,503,671 うち、出資金及び資本準備金の額 うち、再評価積立金の額 うち、利益剰余金の額 うち、外部流出予定額(△) コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 うち、一般貸倒引当金コア資本算入額 うち、適格引当金コア資本算入額 適格旧資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資 本に係る基礎項目の額に含まれる額 公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行さ れた資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本 に係る基礎項目の額に含まれる額 土地再評価額と再評価直前の帳簿価格の差額の45パーセ ントに相当する額のうち、経過措置によりコア資本に係 る基礎項目の額に含まれる額 コア資本に係る基礎項目の額 (イ) コア資本に係る調整項目 無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係 るものを除く。)の額の合計額 うち、のれんに係るものの額 うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツ に係るもの以外の額 繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額 1,511 6,045 1,944 2,917 − − − − 1,511 6,045 1,944 2,917 206 825 507 760 適格引当金不足額 − − − − 証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額 − − − − − − − − 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己 資本に算入される額 前払年金費用の額 − − − − 自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額 − − − − 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 − − − − 少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 特定項目に係る10パーセント基準超過額 うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当する ものに関連するものの額 うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形 固定資産に関連するものの額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。) に関連するものの額 95 (単位:千円) 項 目 平成26年度 特定項目に係る15パーセント基準超過額 うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当する ものに関連するものの額 うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形 固定資産に関連するものの額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。) に関連するものの額 コア資本に係る調整項目の額 (ロ) 経過措置に 平成27年度 経過措置に よる不算入額 よる不算入額 − − − − − − − − − − − − − − − − 1,717 2,452 4,436,091 4,501,219 26,065,831 26,308,288 26,065,831 26,308,288 △ 5,132,430 △ 5,085,869 6,045 2,917 825 760 − − 5,656,550 5,604,606 517,249 515,057 517,249 515,057 オフ・バランス項目 − − CVAリスク相当額を8パーセントで除して得た額 − − − − 2,818,263 2,759,225 信用リスク・アセット調整額 − − オペレーショナル・リスク相当額調整額 − − 28,884,094 29,067,513 15.35% 15.48% 自己資本 自己資本の額((イ)−(ロ)) (ハ) リスク・アセット等 信用リスク・アセットの額の合計額 資産(オン・バランス)項目 うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入さ れる額の合計額 うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリス ク・アセットの額に算入されることになったものの額のうち、無形固定 資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除 く。)に係るものの額 うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリス ク・アセットの額に算入されることになったものの額のうち、繰延税金 資産に係るものの額 うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリス ク・アセットの額に算入されることになったものの額のうち、前払年金費 用に係るものの額 うち、他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポージャーに係 る経過措置を用いて算出したリスク・アセットの額から経過措置を用い ずに算出したリスク・アセットの額を控除した額(△) うち、上記以外に該当するものの額 うち、上記再評価差額金に係る経過措置による土地再評価額と再評 価額直前の帳簿価格の差額に係るものの額 中央清算機関関連エクスポージャーに係る信用リス ク・アセットの額 オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8パーセント で除して得た額 リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 自己資本比率 自己資本比率((ハ)/(ニ)) (注) 1.農協法第11条の2第1項第1号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出しています。 2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リスク削減手法の簡 便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。 3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。 96 2. 自己資本の充実度に関する事項 (1) 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳 信用リスク・アセット (標準的手法) 我が国の中央政府及び中央銀行向け 我が国の地方公共団体向け 地方公共団体金融機構向け 我が国の政府関係機関向け 地方三公社向け 金融機関及び第一種金融商品取引業者向け 法人等向け 中小企業等向け及び個人向け 抵当権付住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 信用保証協会等保証付 共済約款貸付 出資等 他の金融機関等の対象資本調達手段 特定項目のうち調整項目に算入されないもの 複数の資産を裏付とする資産(所謂ファンド) のうち、個々の資産の把握が困難な資産 証 券 化 経過措置によりリスク・アセットの額に算入、 不算入となるもの 上記以外 標準的手法を適用するエクスポージャー別計 CVAリスク相当額÷8% 中央清算機関関連エクスポージャー 信用リスク・アセットの額の合計額 (単位:千円) 平成26年度 エクスポージャーの リスク・アセット額 期末残高 a 平成27年度 所要自己資本額 エクスポージャーの リスク・アセット額 期末残高 a b=a×4% 所要自己資本額 b=a×4% − − − − 68,973 13,193,187 266,138 528,372 1,140,520 343,355 80,093 831,542 − 225,875 − 62,869 − − − − − 2,758 527,727 10,645 21,134 45,620 13,734 3,203 33,261 − 9,035 − 2,514 − 998,694 382,634 − − 435,005 63,277,850 383,916 1,103,871 2,094,518 314,382 138,922 8,352,381 32,145 225,603 − 22,937 − − − − − 86,001 12,655,570 340,267 586,918 731,409 312,759 43,480 830,585 − 223,344 − 57,343 − − − − − 3,440 506,222 13,610 23,476 29,256 12,510 1,739 33,223 − 8,933 − 2,293 − − − − − − − △ 5,132,430 △ 205,297 − △ 5,085,869 △ 203,434 497,978 561,908 − − 349,869 65,965,935 320,330 1,005,881 3,322,473 345,238 228,121 8,367,268 28,232 227,737 − 25,147 − − 7,830,317 89,076,441 − − 89,076,441 14,457,331 26,065,831 − − 26,065,831 578,293 1,042,633 − − 1,042,633 8,834,165 86,597,031 − − 86,597,031 15,526,475 26,308,288 − − 26,308,288 621,059 1,052,331 − − 1,052,331 オペレーショナル・リスクに対する オペレーショナル・リスク相当額を 所要自己資本額 オペレーショナル・リスク相当額を 所要自己資本額 8%で除して得た額 a b=a×4% 8%で除して得た額 a b=a×4% 所要自己資本の額 <基礎的手法> 112,730 2,759,225 110,369 2,818,263 所要自己資本額計 リスク・アセット等(分母)計 a 所要自己資本額 b=a×4% 28,884,094 1,155,363 リスク・アセット等(分母)計 a 29,067,513 所要自己資本額 b=a×4% 1,162,700 (注) 1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ごとに記載しています。 2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。 3.「三月以上延滞等」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向 け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。 4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。 5.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部ま たは全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。 6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固 定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)及び土地再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該 当します。 7.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取 立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバティ ブの免責額が含まれます。 8.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。 <オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)> (粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額 直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数 ÷8% 97 3. 信用リスクに関する事項 (1)標準的手法に関する事項 当JAでは、自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法によ り算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当 たり使用する格付等は次のとおりです。 ① リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けのみ 使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。 適 格 格 付 機 関 株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ) 株式会社日本格付研究所(JCR) ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's) スタンダード・アンド・プアーズ・グローバル・レーティング(S&P) フィッチレーティングスリミテッド(Fitch) (注)「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を 算出するための掛目のことです。 ② リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコ アは、主に以下のとおりです。 エクスポージャー 適格格付機関 日本貿易保険 金融機関向けエクスポージャー 98 カントリー・リスク・スコア 法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR, (長期) S&P,Fitch 法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR, (短期) S&P,Fitch (2)信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,、業種別,、残存期間別)及び三月以上延滞エクスポージャーの期末残高 (単位:百万円) 平成26年度 信用リスクに関 うち するエクスポー ジャーの残高 貸出金等 平成27年度 三 月 以 上 信用リスクに関 うち 延滞エクス するエクスポー ポージャー ジャーの残高 貸出金等 うち 債券 三月以上 延滞エクス ポージャー うち 債券 国 内 89,076 18,232 497 227 86,597 18,007 998 138 国 外 − − − − − − − − 地 域 別 残 高 計 89,076 18,232 497 227 86,597 18,007 998 138 農 業 − − − − 2 2 − − 林 業 − − − − − − − − 水 産 業 − − − − − − − − 製 造 業 − − − − − − − − 業 − − − − − − − − 建設・不動産業 4 4 − − 1 1 − − 電気・ガス・熱供給・水道業 − − − − − − − − 人 運輸・通信業 − − − − − − − − 金融・保険業 67,064 1,327 − − 64,255 1,328 − − 卸売・小売・飲食・サービス業 265 265 − 27 257 257 − 18 日本国政府・地方公共団体 1,409 911 497 − 1,816 817 998 − 外 108 108 − − 153 153 − − 人 13,813 13,813 − 185 13,665 13,665 − 111 他 6,410 1,800 − 15 6,445 1,781 − 8 業 種 別 残 高 計 89,076 18,232 497 227 86,597 18,007 998 138 下 66,153 1,016 1 63,966 1,039 − 1年超 3 年以下 1,413 813 − 660 660 − 3年超 5 年以下 843 843 − 685 685 − 5年超 7 年以下 444 444 − 489 489 − 7 年 超 10 年 以 下 1,284 787 496 1,866 867 998 10 年 超 11,771 11,771 − 11,848 11,848 − 期限の定めのないもの 7,164 2,555 − 7,080 2,416 − 残存期間別残高計 89,076 18,232 497 86,597 18,007 998 法 鉱 上 記 以 個 そ 1 の 年 以 (注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するものを 除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。 2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポージャー を含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間及び融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行す る契約のことをいいます。「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。 3.「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のものをいいます。 4.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポージ ャーをいいます。 5.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。 99 (3)貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:百万円) 平成26年度 区 分 一 般 貸 倒 引 当 金 個 別 貸 倒 引 当 金 平成27年度 期中減少額 期 首 期 中 残 高 増加額 目的使用 その他 55 54 177 22 38 期 末 残 高 期中減少額 期 首 期 中 残 高 増加額 目的使用 その他 55 54 54 54 23 138 138 0 期 末 残 高 54 33 54 7 97 (4)業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額 (単位:百万円) 平成26年度 平成27年度 区 分 期首 残高 内 法 建設・不動産業 電気・ガス・熱供給・水道業 人 そ の 他 鉄 鋼 個 農 業 建 設 業 食 店 飲 人 そ の 他 の サービ ス 個人で住宅または消費または納税資金等 業 種 別 計 177 5 38 6 138 − − − − − − − − − − 国 期 中 期中減少額 増加額 目的使用 その他 貸出金 償 却 期末 残高 期首 残高 期 中 期中減少額 増加額 目的使用 その他 1 33 9 97 − − − − − − − − − − − − − − 16 − − − 16 − 16 − − 7 9 − − − − − − − − − − − − − 46 − 0 6 39 0 39 0 − − 40 − 7 − − 0 6 − 6 − − − 6 − 16 − − 0 15 − 15 − 4 − 11 4 37 1 − − 39 − 39 − 29 2 8 29 52 4 37 − 19 37 19 1 − − 20 − 177 5 38 6 138 38 138 1 33 9 97 33 平成26年度 リスク・ウエイト 0% リスク・ウエイト 2% リスク・ウエイト 4% リスク・ウエイト 10% リスク・ウエイト 20% リスク・ウエイト 35% リスク・ウエイト 50% リスク・ウエイト 75% リスク・ウエイト100% リスク・ウエイト150% リスク・ウエイト200% リスク・ウエイト250% そ の 他 リスク・ウエイト1250% 合 計 貸出金 償 却 138 (5)信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト1250%を適用する残高 信 用 リ ス ク 削 減 効 果 勘 案 後 残 高 期末 残高 格付あり 格付なし − − − − − − − − − − − − − − − 1,810 − − 8,315 66,318 3,259 192 708 4,677 3,693 − 25 1 − 89,004 (単位:百万円) 平成27年度 計 1,810 − − 8,315 66,318 3,259 192 708 4,677 3,693 − 25 1 − 89,004 格付あり − − − − − − − − − − − − − − − 格付なし 2,005 − − 8,305 63,715 2,090 102 786 5,929 3,623 − 22 − − 86,586 計 2,005 − − 8,305 63,715 2,090 102 786 5,929 3,623 − 22 − − 86,586 (注) 1.信用リスクに関するエクスポ−ジャ−の残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポ−ジャ−に該当すものを除く)並びにオフ・バ ランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。 2.「格付あり」にはエクスポ−ジャ−のリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエクスポ−ジャ−のリスク・ウエイト 判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。 3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポ−ジャ−については、経過措置適用後のリスク・ウエイトによって集計しています。また、 経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としています。 4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジット・デリバティブの免責額に係るもの、重要な 出資に係るエクスポ−ジャ−などリスク・ウエイト1250%を適用したエクスポ−ジャ−があります。 100 4.信用リスク削減手法に関する事項 (1)信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出におい て、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポ ージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用するなど信用 リスク・アセット額を軽減する方法です。 当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。 信用リスク削 減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用していま す。 適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手また は取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当 JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。 保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、我が 国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部 門、国際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付を付 与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分につ いて、被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。 ただし、証券化エクスポージャーについては、これら以外の主体で保証提供時に長期格付がA-また はA3以上で、算定基準日に長期格付がBBB-またはBaa3以上の格付を付与しているものを適格保証 人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリス ク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。 貸出金と自組合貯金の相殺については,①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これら に類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を 有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点に おいても特定することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されている こと、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視及び管理されていることの条件をすべて満たす場 合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポー ジャー額としています。 担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行っ ています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。 101 (2)信用リスク削減手法が適用されたエクスポ−ジャ−の額 (単位:百万円) 平成26年度 区 分 平成27年度 クレジット・ 適格金融 デリバティブ 資産担保 適格金融 資産担保 保 証 地方公共団体金融機構向け − − − − − − 我が国の政府関係機関向け − − − − − − 地 け − − − − − − け 54 − − 41 − − 中小企業等向け及び個人向け 92 − − 94 − − 抵 当 権 住 宅 ロ − ン 13 − − − − − 不動産取得等事業向け − − − − − − 三 等 1 − − 1 − − 中 央 清 算 機 関 関 連 − − − − − − 66 − − 38 − − 228 − − 176 − − 方 法 上 三 人 月 公 社 等 以 記 上 向 向 延 滞 以 外 合 計 保 証 クレジット・ デリバティブ (注) 1.「エクスポ−ジャ−」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、 主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。 2.「三月以上延滞等」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債 務者に係るエクスポ−ジャ−及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」 等においてリスク・ウエイトが150%になったエクスポ−ジャ−のことです。 3.「証券化(証券化エクスポ−ジャ−)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以 上のエクスポ−ジャ−に階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかる エクスポ−ジャ−のことです。 4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府 等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等) 等が含まれます。 5.「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避し たい者(プロテクションの買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で 契約を結び、参照組織に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合にプロテクションの買い手が売り 手から契約に基づく一定金額を受領する取引をいいます。 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 該当する取引はありません。 6.証券化エクスポ−ジャ−に関する事項 該当する取引はありません。 102 7. 出資その他これに類するエクスポ−ジャ−に関する事項 (1)出資その他これに類するエクスポ−ジャ−に関するリスク管理の方針及び手続の概要 「出資その他これに類するエクスポ−ジャ−」とは主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資 勘定の株式または出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを①その他有価 証券、②系統及び系統外出資に区分して管理しています。 ① その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり適切な市場リスクの把 握及びコントロ−ルに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及 びポ−トフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるとともに経営層で構 成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用 部門は理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証 券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については企画管理部門が適切 な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 ② 系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な 協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行ってい ます。 なお、これらの出資その他これに類するエクスポ−ジャ−の評価等については、①その他有価証券 については時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、「その他有価証券評価差額 金」として純資産の部に計上しています。②系統及び系統外出資については、取得原価を記載し、毀 損の状況に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等が あれば、注記表にその旨記載することとしています。 (2)出資その他これに類するエクスポ−ジャ−の貸借対照表計上額及び時価 平成26年度 貸借対照表計上額 上 場 非 上 場 合 計 (単位:百万円) 平成27年度 時価評価額 貸借対照表計上額 時価評価額 − − − − 3,892 3,890 3,892 3,890 3,892 3,890 3,892 3,890 (注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。 (3)出資その他これに類するエクスポ−ジャ−の売却及び償却に伴う損益 (単位:千円) 平成26年度 平成27年度 売却益 売却損 償却額 売却益 売却損 償却額 上 場 − − − − − − 非 上 場 − − − − − 32 合 計 − − − − − 32 103 (4)貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他有価証券 としている株式・出資の評価損益等) 該当する取引はありません。 (5)貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等) 該当する取引はありません。 8. 金利リスクに関する事項 (1)金利リスクの算定方法の概要 金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利または期間のミスマッチ が存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。 当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、またリス ク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理手続」に定め、適切なリスク コントロ−ルに努めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のとおりです。 ・金利ショックについては、パ−センタイル値を採用しています。 (保有期間1年(240営業日)・観測期間5年(応答日を含む)で計測される金利変動の小さい方か ら1%目と99%目の値) ・要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出され る要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と定義し、 ①過去5年の最低残高、②過去5年の最大年間流出量を現残高から差し引いた残高、③現残高の50 %相当額のうち、最小の額を上限とし、0∼5年の期間に均等に振り分けて(平均残存2.5年)リス ク量を算定しています。 ・金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。 金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△) 算出した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとにALM委員会及び理事会に 報告して承認を得ています。また、これらの情報を踏まえ、四半期ごとに運用方針を策定しています。 (2)金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 (単位:百万円) 平成26年度 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 104 △181 平成27年度 △198 【役員等の報酬体系】 1. 役 員 ⑴ 対象役員 開示の対象となる報酬告示に規定されている「対象役員」は、理事及び監事をいいます。 ⑵ 役員報酬等の種類、支払総額及び支払方法について 役員に対する報酬等の種類は、基本報酬と退職慰労金の2種類で、平成27年度における対象役員 に対する報酬等の支払総額は、次のとおりです。 なお、基本報酬は毎月所定日に指定口座への振り込みの方法による現金支給のみであり、退職慰 労金は、その支給に関する総会決議後、所定の手続きを経て、基本報酬に準じた方法で支払ってい ます。 (単位:千円) 支給総額(注2) 対象役員(注1)に対する報酬等 基 本 報 酬 退職慰労金 41,632 3,469 (注1)対象役員は、理事25名、監事5名です。(期中に退任した者を含む。) (注2)退職慰労金については、本年度に実際に支給した額ではなく、当期の費用として認識される部分の金額(引当金へ の繰入額と支給額のうち当期の負担に属する金額)によっています。 ⑶ 対象役員の報酬等の決定等について ① 役員報酬(基本報酬) 役員報酬は、理事及び監事の別に各役員に支給する報酬総額の最高限度額を総会において決定し、 その範囲内において、理事各人別の報酬額については理事会において決定し、監事各人別の報酬額 については監事の協議によって定めています。なお、業績連動型の報酬体系とはなっておりません。 この場合の役員各人別の報酬額の決定にあたっては、各人の役職・責務や在任年数等を勘案して 決定しています。また、上記の支給する報酬総額の最高限度額もこの基準をもとに決定しています。 ② 役員退職慰労金 役員退職慰労金については、役員報酬に役員在職年数に応じた係数を乗じて得た額に特別に功労 があったと認められる者については功労金を加算して算定し、総会で理事及び監事の別に各役員に 支給する退職慰労金の総額の承認を受けた後、役員退職慰労金規程に基づき、理事については理事 会、監事については監事の協議によって各人別の支給額と支給時期・方法を決定し、その決定に基 づき支給しています。 なお、この役員退職慰労金の支給に備えて公正妥当なる会計慣行に即して引当金を計上していま す。 2.職員等 ⑴ 対象職員等 開示の対象となる報酬告示に規定されている「対象職員等」の範囲は、当JAの職員であって、 常勤役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者のうち、当JAの業務及び財産の状況に 重要な影響を与える者をいいます。 なお、平成27年度において、対象職員等に該当する者はおりませんでした。 (注1)対象職員等には、期中に退職した者も含めております。 (注2)「同等額」は、平成27年度に当JAの常勤役員に支払った報酬額等の平均額としております。 (注3)平成27年度において当JAの常勤役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者はおりませんでした。 3.その他 当JAの対象役員及び対象職員等の報酬等の体系は、上記開示のとおり過度なリスクテークを惹起す るおそれのある要素はありません。したがって、報酬告示のうち、「対象役員及び対象職員等の報酬等 の体系とリスク管理の整合性並びに対象役員及び対象職員等の報酬等と業績の連動に関する事項」その 他「報酬等の体系に関し参考となるべき事項」として、記載する内容はありません。 105 【JAの概要】 1. 機構図 平成28年7月1日現在 組 合 員 総会・総代会 理 事 監 会 組 合 専 事 会 長 常勤監事 務 常 務 ( 信 用・共 済) 金 共 済 課 融 資 運 用 課 融 部 貯 金 為 替 課 経 推 進 企 画 課 済 購 指 導 ・ 販 売 課 買 課 農 産 物 検 査 員 106 企画管理部 部 営 農 企 画 課 南 部 営 農 経 済 セ ン タ ー 北 部 営 農 経 済 セ ン タ ー 審 人 査 事 課 課 営農支援対策室 企 画 管 理 課 総 営 農 支 援 対 策 課 務 課 中 央 営 農 経 済 セ ン タ ー 玖 美 広 高 由 和 珂 和 瀬 森 宇 木 支 支 支 支 支 支 所 所 所 所 所 所 岩 国 西 支 所 監 査 監 査 課 室 2. 役員構成(役員一覧) (平成28年7月1日現在) 役 職 名 常勤・非 代表権 常勤の別 の有無 氏 名 就任年月日 任期満了年月日 代表理事組合長 神 尾 透 常勤 有 平成16年6月26日 第22回通常総代会終了時 代表理事専務 藤 本 哲 常勤 有 平成16年6月26日 第22回通常総代会終了時 代表理事常務 安 村 稔 常勤 有 平成25年6月22日 第22回通常総代会終了時 理 事 髙 木 紀 仁 非常勤 無 平成28年6月25日 第22回通常総代会終了時 理 事 中 原 直 道 非常勤 無 平成28年6月25日 第22回通常総代会終了時 理 事 小 林 增 次 非常勤 無 平成10年5月30日 第22回通常総代会終了時 理 事 髙 村 宏 明 非常勤 無 平成28年6月25日 第22回通常総代会終了時 理 事 山 本 晋 也 非常勤 無 平成25年6月22日 第22回通常総代会終了時 理 事 杉 山 泰 啓 非常勤 無 平成19年6月23日 第22回通常総代会終了時 理 事 舞 田 敏 和 非常勤 無 平成22年6月26日 第22回通常総代会終了時 理 事 下 辻 秀 樹 非常勤 無 平成28年6月25日 第22回通常総代会終了時 理 事 谷 口 和 正 非常勤 無 平成25年6月22日 第22回通常総代会終了時 理 事 村 井 泰 規 非常勤 無 平成22年6月26日 第22回通常総代会終了時 理 事 石 丸 隆 紀 非常勤 無 平成16年6月26日 第22回通常総代会終了時 理 事 田 畑 富美子 非常勤 無 平成25年6月22日 第22回通常総代会終了時 理 事 萬 谷 優 子 非常勤 無 平成28年6月25日 第22回通常総代会終了時 代 表 監 事 藤 重 保 章 非常勤 平成22年6月26日 第22回通常総代会終了時 常 勤 監 事 弘 中 義 久 常勤 平成25年6月22日 第22回通常総代会終了時 員 外 監 事 橋 本 司 非常勤 平成28年6月25日 第22回通常総代会終了時 107 3. 組合員数 (単位:組合員数) 平成26年度 資 格 区 分 個 正 人 ( う ち 女 性 ) 組 8,561 (3,038) 法 農事組合法人 人 その他の法人 合 員 小 計 個 人 ( う ち 女 性 ) 准 組 合 員 脱 退 102 (44) 平成27年度 349 8,314 (141) (2,941) 7 − − 7 11 1 1 11 8,579 103 8,688 273 (2,914) (151) 350 259 (76) 8,332 8,702 (2,989) 農 業 協 同 組 合 − − 1 − 農 事 組 合 法 人 2 − 1 1 そ の 他 の 団 体 13 1 1 13 小 計 8,703 274 261 8,716 17,282 377 611 17,048 合 計 4.組合員組織の状況 (1)女性部 (平成28年7月1日現在) (単位:人) 支 部 部 員 数 西 71 祖 生 211 和 木 97 通 津 37 由 宇 223 高 森 284 美 川 ・ 本 郷 42 岩 国 広 瀬 124 美 和 38 玖 珂 94 108 加 入 (2)生産部会 (単位:人) 部 会 名 部会員数 備考(設立年月日) い ち ご 部 会 8 (H11. 4. 3) 肉 用 牛 部 会 39 (H14. 5. 8) 会 37 (H15. 3. 10) 会 33 (H15. 3. 10) 会 35 (H15. 3. 11) ほ う れ ん そ う 部 会 11 (H15. 3. 11) は な っ こ り − 部 会 22 (H15. 3. 12) れ ん 柑 わ こ ん 橘 さ 部 部 び 部 く り 部 会 336 (H15. 3. 13) 花 き 部 会 14 (H27. 4. 17) ス イ − ト コ − ン 部 会 10 (H19. 6. 21) 会 7 (H20. 7. 9) ら っ き ょ う 部 会 14 (H20. 5. 26) 会 7 (H15. 3. 11) 会 19 (H16. 3. 1) か 小 ぼ 物 稲 ち 野 作 ゃ 菜 部 部 部 た ま ね ぎ 部 会 30 (H22. 9. 7) に ん じ ん 部 会 9 (H23. 11. 1) キ ャ ベ ツ 部 会 5 (H24. 10. 11) 109 (3)生産組織 地 域 岩 国 由 宇 和 木 玖 珂 周 東 錦 美 美 本 110 川 和 郷 生 産 組 織 名 作 目 名 南 河 内 青 果 物 出 荷 組 合 なす・ほうれんそう他 御 庄 青 果 物 出 荷 組 合 はくさい他 阿 合 たけのこ 阿 品 か ぼ ち ゃ 生 産 組 合 かぼちゃ 阿 品 花 卉 生 産 グ ル − プ きく他 岩 国 地 区 ク リ 生 産 組 合 くり 岩国市柑橘同志会通津支部 みかん 南 くり 品 河 た 内 け 栗 の 生 こ 産 組 組 合 通津地区れんこん生産組合 れんこん 通 津 地 区 野 菜 生 産 組 合 一般野菜 由 みかん 宇 町 柑 橘 同 志 会 由 宇 町 施 設 園 芸 組 合 トマト・きゅうり 由 宇 町 蓮 根 共 販 生 産 組 合 れんこん 由 宇 町 花 卉 生 産 組 合 きく・ゆり他 小 物 野 菜 生 産 グ ル − プ いんげん・スポロツ 由 宇 町 特 産 品 開 発グ ル−プ ぜにつぼ漬・味噌 和 木 町 農 業 振 興 研 究 会 野菜・果樹他 玖 西 青 果 物 出 荷 組 合 花・きぬさや J A 玖 珂 産 直 市 協 議 会 一般野菜・加工品・花卉 周 東 町 和 牛 生 産 組 合 肉用牛 グリ−ン パ ル 産 直 野 菜 市 協 議 会 一般野菜・加工品・花卉 た か も り 青 果 物 産 直 組 合 学校給食用野菜 広 瀬 青 果 物 出 荷 組 合 ほうれんそう 高 根 青 果 物 出 荷 組 合 ほうれんそう 錦 町 宇 佐 柿 生 産 組 合 柿 美 川 町 肉 用 牛 生 産 組 合 肉用牛 美 和 町 和 牛 生 産 組 合 肉用牛 美 和 町 く り 生 産 組 合 くり 美 和 町 堆 肥 利 用 組 合 本 郷 肉 用 牛 生 産 組 合 肉用牛 5. 職員数 (単位:人) 区 分 一 般 職 平成26年度 員 189 2 ) ( 増 加 減 少 9 − ( ) 平成27年度 18 180 − ( ) ( 2 ) 員 13 − − 13 合 計 202 9 18 193 う ち 常 勤 嘱 託 38 4 6 36 営 農 指 導 (注) 1.職員は、出向者、休職者及び常勤嘱託(正職員に準ずる身分(労働条件)で、概ね1年以上継続して雇用している者)を含 み、被出向者及び臨時的または季節的雇用者を除いた在籍者について記載しています。 2.出向者は、その人数を内数で( )書きしています。 6. 特定信用事業代理業者の状況 該当する事項はありません。 7. 地区一覧 岩国市相ノ谷、二鹿、天尾、行波、下、杭名、瓦谷、守内、伊房、竹安、土生、角、保木、上田、寺山、 行正、近延、入野、大山、廿木、関戸、関戸一丁目、多田、多田一丁目、多田二丁目、多田三丁目、阿 品、田原、御庄、御庄一丁目、御庄二丁目、御庄三丁目、御庄四丁目、御庄五丁目、大谷、持国、柱野、 六呂師、叶木、小瀬、通津、長野、玖珂町、周東町、錦町、由宇町、本郷町、美川町、美和町、玖珂郡 和木町、熊毛郡田布施町小行司の区域 111 8. 沿革・あゆみ 平成28年7月1日現在 平成 9 年 4 月 山口東農業協同組合設立 平成 9 年 7 月 女性部設立総会 平成 9 年 10 月 周東町有線放送電話農業協同組合連合会の権利義務を承継 平成 10 年 4 月 坂上地区籾乾燥調製施設竣工式 平成 10 年 9 月 広瀬地区農業管理センタ−開所式 平成 11 年 2 月 錦町くり生産組合設立総会 平成 12 年 4 月 JA山口東、JA通津、JA由宇町合併 祖生支所管轄下の上事業所、下事業所の廃止 由宇支所管轄下の神東事業所の廃止 平成 12 年 9 月 高森支所管轄下の川上事業所、南事業所の廃止 米川支所管轄下の長野事業所、樋余地事業所の廃止 玖珂支所管轄下の東部事業所の廃止 平成 13 年 8 月 JA山口東、JAくほく合併 平成 15 年 12 月 玖珂、高森青果市場閉鎖 平成 16 年 3 月 経済事業の機構改革に伴う配送センタ−、営農センタ−稼動 平成 16 年 5 月 岩国西支所開所 (藤河、御庄、師木野、小瀬出張所統合) 美和支所開所 (坂上、美和支所統合) 平成 17 年 3 月 広瀬生活センタ−、中田給油所 民間へ移行 平成 17 年 6 月 玖珂・祖生生活センタ−閉店 河内出張所開所(北河内・南河内出張所統合) 平成 18 年 1 月 川越・中田出張所 高森支所へ統合 米川支所から米川出張所へ名称変更 平成 18 年 10 月 LPガス事業、全農エネルギ−へ事業譲渡 平成 19 年 4 月 配送業務外部委託 平成 21 年 3 月 高須出張所 広瀬支所へ統合 本郷出張所 美川支所へ統合 平成 21 年 7 月 河内出張所から河内支所へ名称変更 平成 22 年 3 月 通津支所新築建替 平成 23 年 3 月 有線放送事業廃止 平成 23 年 5 月 JA山口東総合ポイントサ−ビス開始 平成 23 年 8 月 ふれあいセンタ−「きらら」開所 平成 24 年 9 月 営農支援対策室開所 平成 26 年 12 月 高森支所新築建替 美川支所(美川)広瀬支所へ統合 平成 27 年 2 月 美川支所(本郷)美和支所へ統合 米川出張所 高森支所へ統合 平成 27 年 4 月 「ふれあいスポット美川」開所 河内支所 岩国西支所へ統合 平成 27 年 5 月 祖生支所 玖珂支所へ統合 高須経済店舗の廃止 店外ATMを岩国市役所錦総合支所高根出張所内に設置 112 平成28年7月1日現在 平成 27 年 8 月 「ふれあいスポット河内」開所 平成 27 年 9 月 「ふれあいスポット祖生」開所 平成 28 年 1 月 通津支所 由宇支所へ統合 平成 28 年 4 月 「ふれあいスポット通津」開所 113 9. 店舗等のご案内 名 称 本 平成28年7月1日現在 郵便番号 所 在 地 ATM 設置台数 電 話 所 741−0092 山口県岩国市多田97−2 0827−44−0550 1 岩 国 西 支 所 741−0092 〃 岩国市多田1277−1 0827−41−0630 1 和 木 支 所 740−0061 〃 玖珂郡和木町和木1−12−30 0827−53−1722 2 玖 珂 支 所 742−0335 〃 岩国市玖珂町513−1 0827−82−2561 1 高 森 支 所 742−0417 〃 岩国市周東町下久原1043−1 0827−84−1101 2 広 瀬 支 所 740−0724 〃 岩国市錦町広瀬6743 0827−72−2311 1 美 和 支 所 740−1225 〃 岩国市美和町渋前1542−2 0827−96−0067 1 由 宇 支 所 740−1428 〃 岩国市由宇町中央2−7−8 0827−63−0004 1 美 和 支 所(本 郷) 740−0602 〃 岩国市本郷町本郷2101−1 1 ふれあいスポット河内 740−0326 〃 岩国市土生32−3 0827−47−2002 1 ふれあいスポット祖生 742−0301 〃 岩国市周東町祖生4541−1 0827−85−0007 1 ふれあいスポット通津 740−0044 〃 岩国市通津2568 0827−38−1004 1 ふれあいスポット美川 740−0502 〃 岩国市美川町四馬神1052−1 0827−76−0222 1 740−0902 山口県岩国市錦町宇佐郷1046 店外ATM設置場所 岩国市役所錦総合支所高根出張所内 1 店外ATM 岩国市役所 錦総合支所 高根出張所内 あぶらんど萩 長門大津 山口美祢 山口東 防府とくぢ 岩国市 山口中央 下関 周南 իؖ߭ݎକ 広瀬支所 山口宇部 ի߭ݎ କ 美和支所 (本郷) 南すおう 山口大島 ի߭ݎೝ༳କ 美和支所 ի߭ݎೝঢ়କ 和木支所 حҜٕ༳ัକ ふれあい スポット美川 岩国西支所 בի߭ݎ ふれあい スポット河内 本所 高森支所 玖珂支所 ի߭ݎ حҜକ ふれあい スポット通津 իࡵ߭ݎறକ ふれあい スポット祖生 ի߭ݎ Дକ 由宇支所 114 JA山口東 山口県岩国市多田97番地2 TEL 0827-44-0550 FAX 0827-44-0551