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電気のおもちゃ“ミニ掃除機Ⅱ”
電気のおもちゃ“ミニ掃除機Ⅱ” 青森・野呂茂樹 マブチの工作資料に、右図のような掃 除機が載っていました。ペットボトル内 で、模型用モーターにつけたファンを回 し、ペットボトルの口から、小物体を吸 引するミニ掃除機です。 このアイデアを基に、作りを工夫しま した。私のHP“科学工作&科学マジック” 【 012】ミニ掃除機と、少しつくりを変え ました。 【材料】 ① ペットボトル(作例は 500mℓ。1.5ℓ・筒状のものが好適ですが、他の形でも可) ② 模型用モーター(作例はマブチ FA-130RA) ③ 単三電池 2 個、単三 2 個用電池ボックス ④ 折り曲げられるプラ板(ファン用です。作例は 0.75mm 厚のPPシート:ダイソー) ⑤ スチレンボード(保持台用です。作例は 5mm 厚のカラーボード:ダイソー) ⑥ (カラー)工作用紙(保持台を包みます) ⑦ アルミテープ(電極を作るので、表面が電導性のもの:ダイソー) ⑧ 両面テープ、セロファンテープ、網戸用押さえゴム:少々 ⑨ はさみ、カッターナイフ、キリ 【つくりの概要】 ① ペットボトルの底を切り取ります。 ② 底をスチレンボードに押し付け形を写し取り、それより少し小さめに切り取り、 モーターの保持台にします。台の中央に穴 をあけモーターを取り付けます。ぐらぐら する場合はスチレンボード片で固定します。 ③ 台に 2 個ほど、空気抜け用の穴をあけます。 ④ 数センチ幅の(カラー)工作用紙を、両面 テープで台の縁に貼り付けます。 ⑤ プラ板からファンを作ります。作例は 4cm 穴 φの円板に 4 箇所深さ 1.5cm の切り込みを 入れ、垂直に折っています。円板の中央に 穴をあけ、モーターの軸に留めます。 (作例 電極 は、網戸用の押さえゴムを 2mm ほどに切っ たもの 2 個で前後を固定しています) ⑥ モーター・ファンがついた台をボトルに押し込み、スイッチ、電池の電気回路を 作ります。 作例のスイッチは、八戸市「科学で遊び隊」のアイデアです。 ペットボトルの底の縁部分に切れ目を入ればね状にし、アルミテープで導線をつ なぎます。工作用紙の縁にアルミテープで導線をつなぎます。 導線 ペットボトル 工作用紙 アルミテープ 導線 電極 電極 電極 【使い方】 発泡スチロール片や丸めたティッシュやなどの小物体に吸引口を近づけ、電極を押 して電極同士を接触させ、スイッチを入れます。 小物体が勢いよく吸い込まれることでしょう。吸い込まれた小物体がボトル内で、 サーカスのオートバイのように、内壁に沿って高速でくるくると回わります。1∼ 1.5mmφ位の発泡スチロール球がオススメです。 * モーターの回転方向に関係なく、吸引できるのはなぜでしょうか?ボトルの形 で空気の流れの向きが決まるのでしょうか? * ファンの羽根は面に垂直に立てています。扇風機の羽根のように、斜めに曲げ ると、吸引にどのような影響を与えるでしょうか? 【参考文献】 ・ 「ペットボトルサイクロトロン掃除機」モーターライゼーションガイド No.24 マブチモーター ・ 私のHP: http://sky.geocities.jp/noroshigeki3/