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イヌやネコにはへそがあるの
なぜなに学習相談 䈭䈟䈭䈮ቇ⠌⋧⺣ 学研教育情報資料センター ቇ⎇ᢎ⢒ᖱႎ⾗ᢱࡦ࠲ 資料番号663 イヌやネコにはへそがあるの の そだ どうぶつ ●おっぱいを飲んで育つ動物には、へそがある にんげん おな かあ あか う イヌやネコは、人間と同じように、お母さんのおなかから、赤ちゃんとして生まれてきま かあ なか あか かあ からだ えいよう す。おへそは、お母さんのおなかの中にいたとき、赤ちゃんが、お母さんの 体 から栄養を くだ もらうためについていた、管のあとです。 う あか くだ き う 生まれたばかりの赤ちゃんは、この管の切れっぱしを、おなかにくっつけています。生ま くだ き し ぜ ん れたときつけていた、この管の切れっぱしが、ひからびて自然にとれたのが「へそのお」で たいせつ す。あなたの「へそのお」も、大切にしまってあるかもしれませんよ。 たまご う どうぶつ ● 卵 から生まれる動物には、へそはない とり さかな たまご う どうぶつ たまご なか よ う い 鳥や 魚 などのように、 卵 から生まれる動物には、へそはありません。 卵 の中に用意さ えいよう そだ かあ からだ えいよう くだ れた栄養で育つので、お母さんの 体 から、栄養をもらうための管はいらないのです。 か ●変わりものもいる たまご う かあ おお オーストラリアにしかいないカモノハシは、卵 で生まれますが、お母さんのおっぱいで大 かあ あせ で きくなります。おっぱいといっても、お母さんのおなかに汗のようににじみ出るものを、な どうぶつ し ん か かんが たまご う とり な か ま し ん か すす めるのです。動物の進化で 考 えると、カモノハシは、卵 を産む鳥の仲間と、進化が進んだ、 にゅうどうぶつ な か ま ちゅうかん どうぶつ ぶんるい にゅう ほ 乳 動物の仲間との 中間 にいるといえます。動物を分類するときは、カモノハシは、ほ 乳 どうぶつ はい 動物に入ります。 な か ま かあ なか たまご そと あか ぎゃくに、サメやマムシの仲間には、お母さんのおなかの中で、卵 からかえり、外には赤 う らん せい ちゃんサメやマムシのすがたで、生まれてくるものもいます。これは、卵たい生とよばれま す。これらには、へそはないはずです。(監修・今泉 忠明) 無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken X1020200