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志布志市教育委員会外部評価委員会点検報告書H28.

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志布志市教育委員会外部評価委員会点検報告書H28.
志布志市教育委員会外部評価委員会
点 検・評 価 報 告 書
平成28年8月
志布志市教育委員会
Ⅰ
はじめに
今から約1,350年の昔、大隅の地、高浜の庄に住む人々の志の厚さに感
動された天智天皇が命名したといわれる「志布志市」。海あくまで青く、山野
には緑したたり、健やかな市民の声が木霊(こだま)するまちとして、合併か
ら10年を過ぎた今、「志を高める教育のまち」を目指して、なお一層の躍動
の時期になりました。本市においては、学力向上日本一を目標に掲げ、市内各
学校において、「知・徳・体」のバランスのとれた児童・生徒の育成のための
新たな教育を推進しております。
広くわが国を見渡すと、生活面、経済面等、物質的には豊かな国となりまし
たが、同時に、便利さや快適さなどと引き換えに、精神的に大切な何かを失い
かけているのではと思われてなりません。今こそ、先人から引き継いできた「人
をいたわる思いやりの心」、
「あきらめず立ち上がろうとする気魄」
、
「もったい
ないと思う心」や「がまんする心」など、「志」を、次代を担う子どもたちに
確実に伝えていかなければならなくなったと感じております。
本市においては「きらり輝く三つのおしえ」として、煮しめ(個性の伸長)
・
つけあげ(確かな変容)・にぎりめし(感謝の心)を基本理念に、学校で、家
庭で、地域で、磨けば光る宝石の原石である子どもたちを育てていこうとして
おります。
おかげさまをもちまして、平成27年度の本市の教育活動は、学校をはじめ
家庭や地域の確かな教育力のおかげで、大過なく展開されました。みなさまの
御支援・御協力と市当局の財政援助等に深く感謝しているところです。
さて、平成20年度から地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正に
より、毎年、教育行政事務に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価
を行い、その結果について報告書を議会に提出し、公表することが義務付けら
れました。そこで、教育委員会では、これまで以上に効果的な教育行政の推進
に資するとともに、市民の皆様への説明責任を果たすため、主たる教育委員会
の事務事業の点検・評価を行い、ここに報告書としてまとめたところです。御
高覧の上、教育委員会の事務事業等に御理解を賜り、御指導くださいますよう
お願いいたします。
(参考)
「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」抜粋
第 26 条 教育委員会は、毎年、その権限に属する事務(前条第1項の規定により教育長に委
任された事務その他教育長の権限に属する事務(同条第4項の規定により事務職員等に委任
された事務を含む。
)を含む。
)の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結
果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。
2 教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有する者
の知見の活用を図るものとする。
(平成 20 年4月1日施行)
平 成 28 年 8 月
志 布 志 市 教 育 委 員 会
- 1 -1-
志布志市教育委員会外部評価の基本方針
1
概要
平成19年6月に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の一部が改
正され(平成20年4月1日施行)、教育委員会は、毎年、その権限に属する
事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果について報
告書を作成し、議会に提出するとともに、公表することが規定された。
志布志市教育委員会としても、効果的な教育行政の推進に資するとともに、
市民への説明責任を果たすため、平成20年度から外部評価委員会を設置し、
教育委員会所管の事務事業の点検・評価を行うものである。
(参考)
「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」抜粋
第 26 条 教育委員会は、毎年、その権限に属する事務(前条第1項の規定により教育長に委
任された事務その他教育長の権限に属する事務(同条第4項の規定により事務職員等に委任
された事務を含む。
)を含む。
)の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結
果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。
2 教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有する者
の知見の活用を図るものとする。
(平成 20 年4月1日施行)
2
点検・評価に当たっての基本的な考え方
志布志市が行う行政評価システムとの整合性があること。
成果を重視した行政運営を行うため、事後評価を基本とすること。
評価の客観性及び透明性を確保するための外部評価を導入すること。
評価の対象・方法は、毎年度見直しを行うこと。
3
点検・評価の対象
教育委員の活動状況
① 定例及び臨時教育委員会の会議の状況
② 定例及び臨時教育委員会以外の活動状況
教育委員会の所管する事務事業
志布志市振興計画に掲げられた施策及び事務事業のうち、教育委員会が所
管する事務事業とし、志布志市行政評価で実施した自己評価の中から教育委
員会事務局で協議し、教育委員会で選定する。
4
点検・評価の時期
翌年度事業に、点検・評価の結果を活用するために、翌年度予算編成前の毎
年10月までに行う。
- 2 -2-
5
点検・評価の手順
□ 教育委員及び教育委員会事務局による自己評価
□ 外部評価委員による評価
□ 報告書の作成
□ 教育委員会で報告書の決定
□ 議会への提出及び市民への公表
- 3 -3-
志布志市教育委員会委員活動状況
1
教育委員の状況
平成27年4月1日現在の委員数→5人(男性4人、女性1人)
2
教育委員会会議の開催回数
平成27年度の回数
※(
)内は、前年度の回数
定例会→12回(12回)
臨時会→
1回(
3回)
定例及び臨時教育委員会での議案件数→40件(44件)
教育長に委任された専決事項の報告数→59件(70件)
会議録の作成方法
要点の筆記
録音して取りまとめ
定例及び臨時教育委員会における主な審議内容
期
日
4月23日
(木)
定例会
5月19日
(火)
定例会
6月26日
(金)
定例会
7月22日
(水)
定例会
8月21日
(金)
定例会
9月18日
(金)
定例会
10月21日
(水)
定例会
審
議
内
容
就学すべき学校の指定、区域外就学、行事の後援8件の計10件の専決
の報告をし、了承された。また、事務局職員及び臨時的任用職員の人事案
件の計2件の議案を提案し、可決された。
就学すべき学校の指定、行事の後援7件の計8件の専決の報告をし、了
承された。また、奨学生選考委員会委員の委嘱、志布志麓庭園活用検討委
員会設置規定の一部を改正、志布志市立学校給食センター条例の一部改正
の議案3件を提案し、可決された。
就学すべき学校の指定、行事の後援2件の計3件の専決の報告をし、了
承された。また、一般会計補正予算、市奨学生の決定、市立学校給食セン
ター運営審議会委員の委嘱、松山城跡公園六地蔵の文化財市指定の議案4
件を提案し、可決された。
就学すべき学校の指定、中学校教科用図書の採択、行事の後援3件の計
5件の専決の報告をし、了承された。また、事務職員の人事案件、志布志
市児童生徒就学援助規則の一部改正、教育委員会事務職員の分限処分の議
案3件を提案し、可決された。
就学すべき学校の指定、区域外就学、行事の後援1件の計3件の専決の
報告をし、了承された。また、教育委員会外部評価委員会点検・評価報告
書の議案1件を提案し、可決された。
就学すべき学校の指定、区域外就学、行事の後援2件の計4件の専決の
報告をし、了承された。また、臨時的任用職員の人事案件、一般会計補正
予算、志布志市立学校管理規則の一部改正、志布志市立学校長の権限に属
する事務の専決に関する規定の一部改正の議案4件を提案し、可決された。
就学すべき学校の指定、行事の後援4件、行事の共催2件の計7件の専
決の報告をし、了承された。また、志布志市誌編さん準備委員会設置規定
の制定、教育委員会事務職員の分限処分、潤ケ野小学校及び森山小学校の
特認校制度導入、志布志市立小学校及び中学校の通学区域に関する規則の
一部改正の議案4件を提案し、可決された。
- 1 -
-4-
期
日
11月20日
(金)
定例会
12月18日
(金)
審
議
内
容
就学すべき学校の指定、行事の後援2件、行事の共催1件の計4件の専
決の報告をし、了承された。また、志布志諸家系図の文化財市指定、片平
の三面六臂騎馬像馬頭観音の文化財市指定に関する議案2件を提案し、可
決された。
教育財産の取得、行事の後援2件の計3件の専決の報告をし、了承され
た。また、一般会計補正予算の議案1件を提案し、可決された。
定例会
1月21日
(木)
定例会
2月19日
(金)
定例会
3月6日(日)
臨時会
就学すべき学校の指定、行事の後援2件の計3件の専決の報告をし、了
承された。また、教育委員会事務職員の分限処分、生涯学習推進大会被表
彰者の決定の議案2件を提案し、可決された。
就学すべき学校の指定、区域外就学、行事の後援1件、行事の共催1件
の計4件の専決の報告をし、了承された。また、障害児就学指導委員会規
則の一部改正、特別支援連携協議会設置規定の一部改正、学校運営協議会
設置規定の制定の議案3件を提案し、可決された。
教職員の人事案件の議案1件を提案し、可決された。
就学すべき学校の指定、区域外就学、行事の後援2件の計4件の専決の
報告をし、了承された。また、市教育行政の重点施策、志布志市奨学金貸
与条例の一部を改正、志布志市奨学金貸与条例施行規則の一部改正、志布
3月18日 志市小規模校入学特別認可制度に関する規則制定、志布志市立学校管理規
(金) 則の一部改正、志布志市児童生徒就学援助規則の一部改正、志布志市スク
定例会 ーリング・サポート事業実施規定及び志布志市生涯学習まちづくり出前講
座実施規定の一部改正、志布志市児童生徒の確かな学力の定着に向けた検
討委員会設置規定の一部を改正する告示の制定、平成28年度一般会計予
算及び平成27年度一般会計補正予算の議案10件を提案し、可決された。
会議運営上の主な工夫
「報告・議案」とは別に、その他の報告を加え、教育分室等からの報告のほか、い
じめ・不登校、一般質問の内容説明等、その時々にあった話題について討議した。
(例)5月−志学教室、6月−読書通帳の発行、ICT利活用、7月−給食センター
統合、企画展の開催、8月−こころざしエッセイフェスティバル、9月−全国学力・
学習状況調査の結果、メリケントキンソウの対応、10月−国民文化祭ウィーク、テ
ニスコート増設、11月−各地区文化祭、生涯学習大会表彰選考、12月−高校生職
場体験、民俗芸能大会、1月−成人式、志布志麓庭園活用検討委員会、2月−イン
フルエンザとお茶うがい、3月−バイキング給食
委員から出された動議について
該当なし
フリートークについて
平成19年9月定例会から定例会の開始時刻を30分早め、定例会終了後フリー
トークの時間を設定している。
SV(スーパーバイザー)との意見交換会
いじめ・不登校の実態やSSW(スクールソーシャルワーカー)の活動状況につ
- 2 -
-5-
いて理解を深めるため、SVの中西浩二氏と意見交換を行った。
3
4
教育委員の研修会
4月20日(月)
鹿児島県教育行政説明会(鹿児島市)
5月18日(月)
鹿児島県市町村教育委員会連絡協議会総会(鹿児島市)
8月26日(水)
市町村教育委員研修会(鹿児島市)
11月16日(月)
曽於地区教育協議会管外研修(薩摩川内市)
11月17日(火)
曽於地区教育協議会管外研修(薩摩川内市)
定例及び臨時教育委員会以外の活動状況
学校訪問
小学校→4校
中学校→1校
入学式
幼稚園→1園
小学校→5校
中学校→3校
卒業式
幼稚園→1園
小学校→4校
中学校→5校
小学校→16校
中学校→5校
運動会・体育大会
その他(転入教職員宣誓式、小学校水泳記録会・陸上記録会、市教育講演会、小
中学校音楽発表会、市総合芸術際、市生涯学習推進大会、市青少年音楽
祭、ポートマラソン大会、ジョガー駅伝競走大会、県・地区研究協力校
の研究公開、成人式、登校時の校門立哨指導等)
5
学校経営報告会
期
日:1月29日(金)、場
所:志布志支所5階会議室
出席者:教育委員、教育長、教育総務課長、学校教育課長、学校長
内
容:今年度の学校経営の成果と課題を踏まえ、次年度の学校経営の充実を図る
ために実施した。教育委員から各学校への質問、中学校ごとの課題に対し
て取り組むべき内容について指導が行われた。
6
交流給食会
期
日:1月21日(木)、場
所:志布志中学校
志布志地区中学校統合により田之浦中学校区及び出水中学校区から志布志中学校
へ通学するようになった3年生と給食をともにし、規模の大きい学校に移って約2年
間の生活を振り返っての感想やこれからの目標など生徒の話を直接、聞くことができ
た。
- 3 -
-6-
※
反省及び評価点
本市教育行政の総合的かつ計画的な推進のため、平成27年度から平成31年度までの5
年間を計画期間とする後期教育振興基本計画を策定したところである。
計画をしっかりと推進していくために私たち教育委員自身が委員独自の学校訪問や
声かけ運動、交通安全立哨等の活動を通して、地域との交流や学校の現状把握等に、更
に力を入れなければならない。あわせて諸研修会や自主学習会を通して教育委員として
の資質向上を図りたい。
昨年度は、首長と教育委員会で構成される総合教育会議が設置され、本市の実情に応
じた教育行政の大綱の策定、教育条件の整備等について協議・調整がなされるなど、大
きな節目の年となった。総合教育会議を通して首長と教育委員会が、さらに連携を深め
ながら教育行政を推進していきたい。
近年、一人親世帯の増加等、様々な要因で地域子ども会組織が減少しつつある。学校
教育だけで子どもたちの良好な環境を維持することは限界があり、家庭や地域の協力が
一層求められる。土曜体験広場の市全域への拡大や家庭教育研修会、一家庭一家訓運動
の推進など新しい取組に期待をし、私たち教育委員も社会教育活動に常に関心を持ちな
がら取り組んでまいりたい。また、生涯学習講座や創年市民大学、自主文化事業など充
実した本市の生涯学習推進事業にも積極的に参加し、生涯学習活動の一層の充実を期待
したい。
※
外部評価(外部評価委員の意見)
昨年度も数多くの審議、会議出席等をされ、その他の報告や、いじめ・不登校など
様々な討議をされている。充実した委員会運営をされていると感じた。
総合教育会議が開催され、教育大綱も策定されたということであった。教育大綱
の中では、「高い志」と「慈愛の精神」による「志のあふれるまちづくり」を目標に
掲げられ、首長と教育委員会が連携をさらに深められて、教育行政を推進していただ
けるようお願いしたい。
小中学校耐震補強事業については、平成 27 年度で完了との報告であった。その他、
7つの事業については、事務局側の評価についてもAであり、評価委員会としても継
続妥当であり、事業が増加する中、継続することは大変なことであるが、更なる事業
充実を期待したい。
- 4 -
-7-
平成28年度教育委員名簿
志布志市教育委員会 所在地:志布志市志布志町志布志二丁目1番1号
(平成28年4月1日現在)
職
氏 名
名
職 業
まつ
委員長
ばら
原
松
はる
治
いい
委 員
の
野
なお
直
たる
委 員
の
野
しん
眞
委 員
島
ま
づ
津
一
だ
陽
亮
H19. 3. 2
2
H21. 3. 4
1
H28. 2.24
1
H26.2.24
こ う い ち ろ う
委 員 和 田 幸 一 郎
(教育長)
3
よ う す け
会社役員
わ
H18. 2.24
公務員
H26. 2.24∼
H30. 2.23
H27. 3. 2∼
H31. 3.
いち
農 業
し
3
現在の任期 女性委員 保護者
こ
子
無 職
樽
当 初
任命日
み
美
会社役員
飯
任期
回数
○
H25. 3. 4∼
H29. 3. 3
H28. 2.24∼
H32. 2.23
H26. 2.24∼
−8−
-8-
1
H30. 2.23
○
備考
(2)各課主要事業の説明及び外部評価
教育総務課
学校教育課
生涯学習課
文化財管理室
①
小中学校就学援助事業
②
小中学校耐震補強事業
③
学力向上推進事業
④
生徒指導推進事業
⑤
体力向上推進事業
⑥
自主文化事業
⑦
ブックスタート事業
⑧
民俗芸能大会実施事業
- 9 -
-9-
事 業 名
小・中学校就学援助事業
所管課
教育総務課
事 業 費
45,639千円 決算額
44,440,053円
予算額
(事業概要)
1 目 的
学校教育法(昭和22年法律第26号)第19条の規定に基づき、経済的理由に
より就学が困難であると認められる児童生徒の保護者に対し、小・中学校へ
の就学に要する経費の一部を援助し、保護者の負担軽減を図るとともに、児
童生徒が安心して学校へ通学できる環境を整える。
2 事業内容
(1) 援助の内容と支給額
援助の種類
備考
小学校
中学校
学用品費
1万1,420円
2万2,320円
2,230円
通学用品費
2,230円 小・中学校第1学年を除く
上限1,550円
校外活動費
上限2,240円 宿泊を伴わない活動・対象者のみ
2万0,470円
新入学学用品費
2万3,550円 小・中学校第1学年のみ
実費額の95% 対象学年のみ
修学旅行費
実費額の95%
学校給食費 ※
5万,600円
4万3,450円
自転車購入費
1万5,000円 中学校第1学年の自転車通学許可生徒
−
特定疾病治療費 特定疾病治療費 学校検診で診断された疾病・医療券
医療費
※1 学校給食費を、平成27年度より一部支給から全額支給に改定した。
(2) 支給人数及び割合(人・%)
中学校
小学校
全児童数 支給人数 割合 全生徒数 支給人数
1,721
361
21.0
861
211
(3) 支給額(円)
小学校
中学校
2,384万9,584円
2,059万469円
認定結果の通知
7月下旬
12月中旬
3月中旬
1学期分の支給
2学期分の支給
3学期分の支給
合計
支給人数
2,582
572
全児童生徒数
合計
4,444万53円
(4) 認定の流れ(平成27年度)
時期
項目
3月中旬
認定資料等の提出依頼
4月初旬
認定資料等の提出
5月初旬
世帯状況等調査依頼
5月下旬
選定会
6月下旬
市教委事務局協議
6月下旬
割合
24.5
備考
市教委→各学校長
各学校長→各保護者
各学校長→市教委
市教委→各民生・児童委員
市教委、各学校長、民生・児童委員
市教委事務局員
市教委→各学校長、民生・児童委員
市教委→各学校長・各保護者
市教委→(各学校長)→各保護者
市教委→(各学校長)→各保護者
市教委→(各学校長)→各保護者
3 反省及び評価点
平成27年度の認定及び支給事務については、滞りなく実施することができたた
め、平成28年度も同様に取り組みたい。
また、平成27年度より学校給食費を一部支給から全額支給に改定を行い、事業の
充実を図った。(現在、県内では6自治体のみ)
今後も援助の内容や支給額について、県内各自治体の動向を注視しつつ、検討
したい。
-10-
割合
22.2
1 事業内容
事務事業名
小・中学校就学援助事業
まちづくり方針
5 <教育・文化>文化・財産を守り育み、次代へつなげる人づくりのまち
個別目標 (施策)
1 心豊かでたくましい子を育むまちをつくる
施 策 (基本事業)
1 学校教育の充実
目 的
学校教育法(昭和22年法律第26号)第19条の規定に基づき、経済的理由により就学が困難
であると認められる児童生徒の保護者に対し、小・中学校への就学に要する経費の一部を援助
し、保護者の負担軽減を図るとともに、児童生徒が安心して学校へ通学できる環境を整える。
効 果
保護者が負担する児童生徒の就学に係る費用の負担軽減が図られることにより、保
護者が、安心して子どもを学校に通学させることができる。
2 自己評価
評価項目(評価の視点)
評 価 区 分
A 市民生活に関わる緊急の事業である
緊急性・必要性は
高いか
B 緊急ではないが、必要性がある
C 必要性や緊急性は低い
目
的 施策目的達成の手
妥 段として妥当か
当
性
A きわめて有効な手段である
B ある程度政策達成に貢献していて妥当である
C 妥当とは言えない
A 市が実施しなければいけない
公共関与の妥当性
B 一部、民間で実施可能である
C 民営化、民間実施が可能である
A 目標を達成している
有
成果が得られている
効 か(目的達成度)
B 目標を若干下回っているが、最終目標は達成可能
性
C かなり目標を下回っており、最終目標は達成も困難
効
経費削減の手法は
率 ないか
性
公
対象や受益者負担
平 の設定は適切か
性
総合評価
(事業の方向性)
A 削減できない(対象・活動量削減も不可)
B
対象・活動量の削減は可能だが、効果の減を伴う懸念がある
C 効果を維持した上で経費削減の余地がある
A 適切である(対象変更や負担の見直しは不可能)
B 対象や負担の見直しの余地がある
C 適切でない
判定
理 由
経済的理由によって、就学困難と
認められる学齢児童又は学齢生徒
の保護者に対しては、市町村は、必
B 要な援助を与えなければならないと
学校教育法第19条に規定されてい
るため。
小・中学校への就学に要する経費
の一部を援助することにより、保護
A 者の負担軽減が図られるとともに、
児童生徒が安心して学校へ通学で
きる環境を整えられる。
経済的理由によつて、就学困難と
認められる学齢児童又は学齢生徒
の保護者に対しては、市町村は、必
A 要な援助を与えなければならないと
学校教育法第19条に規定されてい
るため。
市児童生徒就学援助規則第3条
で定めている条件を満たした保護者
A (申請者)全員に支給している。ま
た、支給に対し、保護者から苦情も
寄せられていない。
志布志市児童生徒就学援助規則
第4条別表で定めている種類及び
A 支給額(年額)を支給しており、ま
た、認定児童生徒数及び援助額は
増加傾向である。
経済的理由により就学が困難であ
ると認められる市立小・中学校の児
童生徒の保護者を対象としているた
A め適切である。また、費用は、市が
全額負担するため、受益者負担は
ない。
総合評価:A実施
理由等
平成27年度は、申請者605人中要件を満たした572人に対し、4,444万円支給するこ
とができた。また、認定及び支給日程についても、計画どおり実施できた。 平成27年
度より学校給食費を一部支給から全額支給に改定を行ったことから、その支給を含
め、今後も円滑に事業を進められるよう努めていきたい。
3 外部評価
給食費を一部支給から全額支給に改定されて、非常にいい制度ができたと思う。この
ことにより給食費未納者の問題が、解決されることを期待したい。
外部評価委員の意見
-11-
事 業 名
事 業 費
(事業概要)
小・中学校耐震補強事業
予算額
所管課
266,300 千円 決算額
教育総務課
259,954,000 円
1 目 的
学校施設については、児童生徒等の安全を確保するとともに、地域住民の応急避難場所と
しての役割も果たすことから、その耐震性能の確保及び老朽施設の質的整備を図ることが大き
な課題となっている。
このことから、昭和56年以前に建築された41棟について耐震診断を実施し、平成21年度まで
に完了した。この41棟のうち耐震補強が必要と判定された21棟について耐震性能の低い順に
優先順位を付けて年次的に耐震補強工事を行っており、平成21年度から平成26年度までに
18棟の校舎、体育館の補強工事を実施し、平成27年度は、伊﨑田小学校校舎(管理教室棟)、
香月小学校北側校舎(教室棟)、松山中学校体育館の補強工事を実施した。
2 事業内容
平成18年度に優先度調査(簡易的な予備調査)を行い、耐震診断を行う順位付けを行った。
その優先順位の高い学校から順次耐震診断を実施し、より安全性が必要とされる学校から
補強計画、実施設計、補強工事等を行っている。
優先順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
耐震補強・改修事業計画及び実施状況
学校名・施設名
棟数 補強計画 実施設計 補強工事
志布志中学校校舎(3階校舎)
1
H19
H20
H21
松山中学校校舎(管理教室棟・特別教室棟)ほか1棟
3
H20
H21
H22
田之浦小学校校舎(管理教室棟)
1
H22
H22
H23
田之浦小学校体育館
1
H22
H22
H23
伊﨑田中学校体育館
1
H22
H22
H23
森山小学校体育館
1
H22
H22
H23
松山小学校校舎(管理教室棟)ほか1棟
2
H21
H23
H24
有明中学校校舎(特別教室棟)
1
H21
H23
H24
潤ケ野小学校校舎(管理教室棟)
1
H23
H23
H24
香月小学校校舎(特別教室棟)
1
H23
H24
H25
志布志小学校校舎(管理教室棟)
1
H23
H24
H25
有明小学校校舎(管理教室棟)
1
H23
H24
H25
潤ケ野小学校体育館
1
H24
H25
H25
野神小学校校舎(教室棟)
1
H24
H25
H26
尾野見小学校校舎(管理教室棟)
1
H24
H25
H26
伊﨑田小学校校舎(管理教室棟)
1
H25
H26
H27
香月小学校校舎(北側教室棟)
1
H25
H26
H27
松山中学校体育館
1
H25
H26
H27
(合計)
21
3 反省及び評価点
平成27年度は、伊﨑田小学校校舎、香月小学校北側校舎、松山中学校体育館の耐震補
強・改修工事が完成した。
文部科学省より、平成27年度までに耐震補強工事完了を目指すこととされていたが、学校施
設環境改善交付金も毎年ほぼ要望通り交付の内示を受けたこと、市の財政も毎年予算の確
保がされたことにより、当初の計画通り平成27年度の補強工事をもって事業を完了した。
-12-
1 事業内容
事務事業名
小・中学校耐震補強事業
まちづくり方針
5 〈教育・文化〉文化・財産を守り育み、次代へつなげる人づくりのまち
個別目標 (施策)
1 地域住民と連携した教育のまちをつくる
施 策 (基本事業)
2 学校教育の充実
目 的
学校施設については、児童生徒等の安全を確保するとともに、地域住民の応急避難
場所としての役割も果たすことから、その耐震性能の確保、老朽施設の質的整備を図
る。
効 果
児童・生徒が安全で適正かつ良好な学習環境で学べる。
2 自己評価
評価項目(評価の視点)
評 価 区 分
判定
理 由
A
児童・生徒が、一日の大半を
過ごす学校施設の安全性を確
保するために、緊急の事業であ
る。
A 市民生活に関わる緊急の事業である
緊急性・必要性は
高いか
目
的
施策目的達成の手
妥 段として妥当か
当
性
B 緊急ではないが、必要性がある
C 必要性や緊急性が低い
A
文科省の補助、合併特例債の
活用により、手段としては有効で
ある。
A
市立の小・中学校は、設置者
である市がその学校の経費を負
担する。
A
市の耐震化計画に基づき事業
が実施されており、目標が達成
されている。
A きわめて有効な手段である
B ある程度政策達成に貢献していて、妥当である
C 妥当とは言えない
A 市が実施しなければいけない
公共関与の妥当性
B 一部、民間で実施可能である
C 民営化、民間実施が可能である
A
有
成果が得られている
効 か(目的達成度)
B 目標を若干下回っているが、最終目標は達成可能
性
C 目標を下回っており、最終目標は達成も困難
目標を達成している
効
経費削減の手法は
率 ないか
性
公
対象や受益者負担
平 の設定は適切か
性
A 削減できない(対象・活動量削減も不可)
B
対象・活動量の削減は可能だが、効果の減を伴う懸念がある
A
C 経費削減の余地がある
A 適切である(対象変更や負担の見直しは不可能)
B 対象や負担の見直しの余地がある
A
従来の建替えによる改築方式
ではなく耐震補強による改修方
式を用いることで、コスト削減に
つなげているため、これ以上の
削減はできない。
優先度調査により、順位付けさ
れており、公平・公正である。
C 適切でない
総合評価: A 実施
総合評価
(事業の方向性)
理由等
平成20、21年度で耐震診断を完了した。この診断の結果を踏まえ優先順位を含めた
市の耐震化計画を策定、年次的に耐震化を推進し、平成27年度までに補強工事を完
了した。これによって児童・生徒が安全で適正かつ良好な学習環境が整った。
3 外部評価
高さ6m以上、広さ200㎡以上の体育館の天井については、全て撤去してあり、照明
器具についても、落下しないように補強してあるとのことであった。今後も、子どもたち
が安心して、勉強及び運動ができるよう設備を整えていただきたい。
外部評価委員の意見
-13-
事 業 名
事 業 費
学力向上推進事業
予算額
所管課
4,633千円 決算額
学校教育課
4,314,390円
(事業概要)
1 目 的
市内小・中学校の児童生徒の学力の実態を的確に把握するとともに、学力向上に向けた対策
を講じ、確かな学力の定着と学力向上を図る。
2 事業内容
諸検査等の実施
標準学力検査(NRTやCRT)の実施
知能検査、学習適応性検査の実施
全国学力・学習状況調査の実施(文部科学省事業)
全国の小学6年生、中学3年生を対象に実施
(平成27年4月21日)
鹿児島学習定着度調査の実施(県事業)
県内の小学5年生、中学1・2年生を対象に実施(平成28年1月13日∼14日)
児童生徒の確かな学力の定着に向けた検討委員会
期日 平成27年5月27日 平成27年10月20日 平成28年2月19日 内容 確かな学力の定着に向けた取組の方向性についての協議
※ 県外先進地視察
○ 学校教育部会(平成27年7月13日14日)
宮崎市立宮崎西小学校・宮崎市立宮崎西中学校において、小中連携の在り方、無言
清掃の取組について視察
○ 社会教育部会(平成27年7月9日10日)
八代市PTA連絡協議会で携帯スマホ使用についての保護者啓発、都城市立明道小
学校において、コミュニティ・スクールの取組について視察
志学教室(土曜学習教室の開催)
中学生を対象として、数学・英語の教科で土曜学習教室を年23回実施
講座申込人数 87人
中学校問題作成委員会
期日 平成27年7月30日(木)
平成27年8月20日(木)2日間
内容 市内で同じ教科を指導する中学校教員による問題作成
校内研修への指導助言
各学校の校内研修へ参加し、指導案検討、研究授業に対する指導・助言 (指導主事2人で年間延べ98回)
3 反省及び評価点
市内全ての小・中学校で、国及び県の学力調査を実施し、結果の分析及び今後の対策を講じ
ることができた。
児童生徒の確かな学力の定着に向けた検討委員会を設置することで、学校教育・社会教育が
連携して学力向上に向けた取組について考え、平成28年度の確かな学力の定着に向けた取組
の方向性を決定することができた。
土曜学習教室「志学教室」を開催することで、土曜日も規則正しい生活を送れるようになり、学
習時間も増えた。
市内の同じ教科の中学校の教諭が集まり、問題作成を行うことで、教科の内容や指導法等に
ついて情報交換を行うことができ、相互研鑽の機会となった。
指導主事が校内研修へ指導・助言に行くことにより、校内の研究テーマや授業改善の方策に
ついて見直す機会となった。
国、県、標準学力検査等の結果から、学校間の学力の格差がある。また、同一校内において
も教科間で格差がある。
−14−
-14-
1 事業内容
事務事業名
学力向上推進事業
まちづくり方針
5 <教育・文化>伝統・文化を守り育み、次代へつなげる人づくりのまち
個別目標 (施策)
1 地域住民と連携した教育のまちをつくる
施 策 (基本事業)
2 学校教育の充実
目 的
市内小・中学校の児童生徒の学力の実態を的確に把握するとともに、学力向上に向
けた対策を講じ、確かな学力の定着と学力向上を図る。
効 果
国及び県の実施する学力調査等を通して、学力の実態を把握することができた。
本市の実態をもとに確かな学力の定着のための検討委員会を設置し学力向上のた
めの具体的な方策を検討し、各学校が取り組むための指針を示すことができた。
2 自己評価
評価項目(評価の視点)
評 価 区 分
A 市民生活に関わる緊急の事業である
緊急性・必要性は
B 緊急ではないが、必要性がある
高いか
目
的
施策目的達成の手
妥 段として妥当か
当
性
C 必要性や緊急性が低い
A きわめて有効な手段である
B ある程度政策達成に貢献していて妥当である
B 一部、民間で実施可能である
C 民営化、民間実施が可能である
A
有
成果が得られている
効 か(目的達成度)
B 目標を若干下回っているが、最終目標は達成可能
性
目標を達成している
C かなり目標を下回っており、最終目標は達成も困難
効
経費削減の手法は
率 ないか
性
公
対象や受益者負担
平 の設定は適切か
性
理 由
児童生徒に確かな学力を身に
つけさせることは、学校教育の課
A 題の一つであり、学力の定着・
向上対策への取組は必要であ
る。
児童生徒の学力の実態を把握
し、施策を講じるためには、極め
A て有効かつ重要な手段である。
C 妥当とは言えない
A 市が実施しなければいけない
公共関与の妥当性
判定
A 削減できない(対象・活動量削減も不可)
B
対象・活動量の削減は可能だが、効果の減を伴う懸念がある
基本的な方針及び施策につい
ては市が実施しなければならな
B いが、一部の検査物については
民間に委ねているのが現状であ
る。
国や県の学力に関する調査に
おいて通過率を下回っており、
B 指導法の工夫・改善により、まだ
伸びる可能性が十分にある。
学力検査等の単価は決められ
ており、市としては、これ以上の
A 削減は困難である。
C 経費削減の余地がある
A 適切である(対象変更や負担の見直しは不可能)
B 対象や負担の見直しの余地がある
学力検査等の費用を受益者負
担にすることは、公教育の性質
A 上好ましくない。
C 適切でない
総合評価:A実施
総合評価
(事業の方向性)
理由等
本市の学力は、国や県の学力の平均を上回る学校が増えてきている。今後、学力向
上に係る事業を推進し諸学力検査でその効果を検証していく必要がある。また、人格
の完成を図るうえからも、学力向上は学校教育の最大の使命の一つであり、継続して
取り組んでいく必要がある。
3 外部評価
平成27年度の結果では、国や県の学力の平均を上回る学校が増えてきたということ
である。成果が少しずつ現れてきていると思われるので、継続して頑張っていただきた
い。
外部評価委員の意見 また、志学教室については、生徒たちも苦手な教科を学び、苦手意識を克服するこ
とにより、生徒の自信にも繋がっていると思う。1人でも多く教室に参加してもらえるよ
う、講師の先生の意見も取り入れながら、学ぶ環境づくりに力を入れてもらいたい。
−15−
-15-
事 業 名
事 業 費
(事業概要)
生徒指導推進事業
予算額
所管課
5,648千円 決算額
学校教育課
5,416,989円
1 目 的
学校・家庭・地域・関係機関等が連携を図り、よりよい生徒指導態勢を確立する。併せ
て、いじめ問題の早期発見・早期解決を図るとともに、新たな不登校生の出現の抑止に取り
組む。
2 事業内容
事 業
スクールソーシャル
ワーカー配置
ねらいや内容
・ スクールソーシャルワーカー研修会を
毎月開催し、生徒指導に係る問題等の
情報を共有するとともにその解決の方策
を協議する。
・ 各学校における生徒指導に係る問題
等の会議に出席し、児童生徒や保護者
の相談活動に役立てる。(随時)
・ 学校いじめ防止基本方針の定める組
織の一員として、いじめの未然防止、早
期発見・解決に努める。
成果等
毎月末(全12回)
学校訪問等の回数(年間
607回2340h)
ケース会議開催回数
(年間2回)
関与した不登校児童生徒
の7割に改善が見られた。
・ 県事業(一部市事業)であるスクールカ
ウンセラー(SC)を委嘱、配置する。
(森 司朗 SC、山下真衣SC、森みなみSC)
・ 臨床心理に関する高度で専門的な知
識及び経験を有するスクールカウンセラ
ーを配置することで、児童生徒の問題行
動等の解決に資する。
全中学校へ(年間56回)
小学校5校へ(年間21回)
相談回数(232回)
研修会等参加(8回)
個別の状況に応じた支援
方策を助言いただき、状況
の改善が図られた。
子どものサポート体 ・ 不登校や不登校傾向にある児童生徒
制整備事業
に対して適応指導教室(「松風」)へ参加
を推奨し、学校や保護者と連携を図りな
がら学校へ復帰するための支援を行う。
・ 午前は教科学習に取り組み、基礎的・
基本的事項を身に付けさせる。
・ 午後は体育館でバドミントン等の運動
を通して基礎体力を身に付けさせる。
通級児童生徒数7人
学校復帰1人
中学3年生2人は高校進学
を果たす。(私立2)
生徒指導主任等会
・ 各小・中学校の生徒指導担当者が一
堂に会し、生徒指導に関する諸問題の
共通理解並びにその解決を図る機会と
する。
年3回開催
(6/26、11/27、2/26)
生徒指導に関する
月例報告
・ 各小・中学校の生徒指導に関する問
題行動や家庭・地域との連携の状況を
月ごとに把握し指導に生かす。
毎月末学校から報告
スクールカウンセ
ラー配置
3 反省及び評価点
スクールソーシャルワーカー配置事業を市単独継続事業にしていることで、児童生徒や保
護者、学校の実態に応じた訪問活動が可能であり、新たな不登校生の出現の抑止が図られ
た。
心理面で悩みを抱える児童生徒の相談や不登校、問題行動等に対する職員の指導方針
等に対し、臨床心理士の立場のスクールカウンセラーから指導・助言をいただくことにより、問
題の解決を図ることができた。
適応指導教室においては学校復帰を目指し、コミュニケーション能力や体力の向上を図る
ことができた。
長期休業中における共通指導項目等を確認し、組織的に指導体制を整えることができた。
いじめや不登校、転出入の状況を月ごとに把握し、各学校の指導の状況や改善状況につ
いて把握することができた。
関係機関等と連携を図ることで、周囲との協力体制ができた。
子育てに悩んでいる保護者に対し、さらなる支援体制が必要である。
発達障害等の疑いのある児童生徒への対応について、研修を深めていく必要がある。
-16-
-16-
1 事業内容
事務事業名
生徒指導推進事業
まちづくり方針
5 <教育・文化>伝統・文化を守り育み<、次代へつなげる人づくりのまち
個別目標 (施策) 1 地域住民と連携した教育のまちをつくる
施 策 (基本事業)2 学校教育の充実
目 的
学校・家庭・地域・関係機関等が連携を図り、よりよい生徒指導態勢を確立
する。併せて、いじめ問題の早期発見・早期解決を図るとともに、新たな不登
校生の出現の抑止に取り組む。
効 果
該当児童生徒を取り巻く諸関係機関との連携が図られ、解決に向けてよりよ
い方策を模索する態勢が整備できてきた。
いじめ問題については早期発見、早期解決が図られてきた。
2 自己評価
評価項目(評価の視点)
評 価 区 分
判定
A 市民生活に関わる緊急の事業である
緊急性・必要性は
B 緊急ではないが、必要性がある
高いか
目
的
施策目的達成の手
妥 段として妥当か
当
性
C 必要性や緊急性が低い
A きわめて有効な手段である
B ある程度政策達成に貢献していて妥当である
A
C 妥当とは言えない
A 市が実施しなければいけない
公共関与の妥当性
B
B 一部、民間で実施可能である
C 民営化、民間実施が可能である
C かなり目標を下回っており、最終目標は達成も困難
効
経費削減の手法は
率 ないか
性
公
対象や受益者負担
平 の設定は適切か
性
A 削減できない(対象・活動量削減も不可)
B
対象・活動量の削減は可能だが、効果の減を伴う懸念がある
スクールカウンセラーやスクールソー
シャルワーカー、教育相談員による関係
機関との連携をはじめ、各学校において
組織的な取組ができており、非常に有効
な手段となっている。
児童生徒を取り巻く学校・家庭・地
域・関係機関等との連携は不可欠で
A あり、児童生徒の健全育成に向けて
は市が推進していく必要がある。
A
有
成果が得られている
効 か(目的達成度)
B 目標を若干下回っているが、最終目標は達成可能 B
性
目標を達成している
理 由
不登校問題は依然として本市の抱える
喫緊の課題である。新規の不登校児童
生徒が出現しないよう、小中連携や学力
の向上、生活習慣の確立に向けて具体
策を講じる必要がある。
いじめ問題については早期発見・早期
解決を図ることができた。不登校問題に
ついては課題はあるものの、新規不登校
生の出現は減少しており、最終目標の達
成は可能である。
人格の完成を図るうえからも喫
緊の課題が残されており、削減
A は不可能である。
C 経費削減の余地がある
A 適切である(対象変更や負担の見直しは不可能)
B 対象や負担の見直しの余地がある
C 適切でない
本市に在籍するすべての児童
生徒に起こりうる問題であり、公
A 教育の性質上市が負担すべき
である。
総合評価:A実施
総合評価
(事業の方向性)
理由等
いじめや不登校問題等は、在籍するすべての児童生徒に起こりうる問題である。ま
た、いつ、どこで発生するかを予見することは大変難しい問題であり、今後も市として継
続的な対応が必要である。スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー配置事
業、適応指導教室「松風」等の事業を継続し、今後も連携を深め問題の予防と解決に
取り組まなければならない。
また、新たな不登校生出現の抑止や不登校の解消のために、児童生徒のみならず、
保護者の支援に地域社会と一体となった取組が必要である。
3 外部評価
昨年度よりスクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーによる相談、学校
訪問等が増え、相談しやすい環境になっていると思う。早期に相談することで、いじ
め、不登校の早期改善に繋がると思う。子どもは、学校で言えないこともあると思うの
外部評価委員の意見 で、継続してフォローしてもらいたい。さらに、保護者の相談も聴いていただきたい。
-17-
-17-
事 業 名
事 業 費
(事業概要)
体力向上推進事業
予算額
所管課
0千円 決算額
学校教育課
0円
1 目 的
市内の児童生徒の体力の実態を把握し、体力の向上に努めるとともに、教師の体育(保
健体育)の授業における指導力向上を図る。
2 事業内容
児童生徒の体力向上のための取組
・ 体力・運動能力調査の実施とその分析
・ 市小学校水泳記録会及び市小学校陸上記録会の開催
・ 「たくましい“かごしまっ子”」育成推進事業における取組の充実
(推進校の指導及び支援、「体力アップ!チャレンジかごしま」への積極的取組)
教師の指導力向上のための取組
・ 研究授業をとおした授業力向上のための指導
・ 中学校保健体育科の武道・ダンスの授業充実に向けた取組
・ 体育主任等研修会
(「たくましい“かごしまっ子”」育成推進事業についての説明と指導・助言)
3 反省及び評価点
児童・生徒の体力向上のための取組
・ 市内の全小・中学校で実施している体力・運動能力調査結果を提出させ、本市の実
態を把握するとともに分析を行った。管理職研修会等で市の結果について説明し、一
校一運動の見直し等、体力向上計画の見直しを図るよう指導した。
・ 「体力アップ!チャレンジかごしま」に全学校が取り組み、7種目において県順位10
位以内に延べ23校が入賞した。なお、『仲間とチャレンジ!』中学1年生の部で宇都中
が、見事1位を獲得した。また、学校賞を泰野小、宇都中、伊﨑田中が受賞した。
・ 市小学校水泳記録会及び市小学校陸上記録会は滞りなくスムーズに実施され、陸上記
録会においては2種目で新記録が出た。
教師の指導力向上のための取組
・ 中学校武道(剣道2校、柔道3校)を全ての中学校において実施されている。平成28
年度においても、授業のさらなる充実に向けた教員の指導力向上のために、各種研修会
への積極的参加を指導するとともに、事故防止のための徹底した取組の充実を図る必要
がある。
・ 小学校体育主任等研修会において、県・市の体力の現状として、運動時間の二極化と
なっていることを説明し、全ての児童・生徒が運動に親しめるような体育の授業改善が
必要であると指導を行った。
−18−
-18-
1 事業内容
事務事業名
体力向上推進事業
まちづくり方針
5 <教育・文化>伝統・文化を守り育み、次代へつなげる人づくりのまち
個別目標 (施策)
1 地域住民と連携した教育のまちをつくる
施 策 (基本事業)
2 学校教育の充実
・ 市内の児童生徒の体力の実態を把握し、体力の向上に努めるとともに、教師の体
育(保健体育)の授業における指導力向上を図る。
目 的
効 果
・ 市内の児童生徒の体力の実態について傾向を把握し、体力向上に向けた施策を
講じることができた。
・ 教師の体育(保健体育)授業に対する意識の高揚と指導力向上が図られた。
2 自己評価
評価項目(評価の視点)
評 価 区 分
A 市民生活に関わる緊急の事業である
緊急性・必要性は
B 緊急ではないが、必要性がある
高いか
C 必要性や緊急性が低い
目
的 施策目的達成の手
妥 段として妥当か
当
性
A きわめて有効な手段である
B ある程度政策達成に貢献していて妥当である
C 妥当とは言えない
A 市が実施しなければいけない
公共関与の妥当性
B 一部、民間で実施可能である
C 民営化、民間実施が可能である
A
有
成果が得られている
効 か(目的達成度)
B 目標を若干下回っているが、最終目標は達成可能
性
C かなり目標を下回っており、最終目標は達成も困難
目標を達成している
効
経費削減の手法は
率 ないか
性
公
対象や受益者負担
平 の設定は適切か
性
判定
「体力アップ!チャレンジかごし
ま」の全学級実施や実技研修会等、
A 児童生徒の体力向上及び教師の指
導力向上のために、極めて有効な
手段である。
全ての学校における児童生徒
の体力及び教師の指導力向上
A のため、国や県の動向や施策と
関連しながら推進していくため、
市が実施することが重要である。
学校間で体力向上に対する意
識や取組に差が見られるため、
B 学校の実態に応じて具体的に
指導していく必要がある。
必要最小限の人件費のみであ
り削減余地はない。
A 削減できない(対象・活動量削減も不可)
B
対象・活動量の削減は可能だが、効果の減を伴う懸念がある
理 由
本市の児童生徒の体力向上
は、知育・徳育・体育の調和のと
B れた児童生徒を育成していくた
めにも不可欠である。
A
C 経費削減の余地がある
A 適切である(対象変更や負担の見直しは不可能)
B 対象や負担の見直しの余地がある
対象は、児童生徒であり、公教
育の性質上、市が費用を負担し
A なければならない。
C 適切でない
総合評価:A実施
理由等
総合評価
(事業の方向性)
知育・徳育・体育の調和のとれた児童・生徒を育成するためには、体力の向上は欠
かせない項目であり、今後も市として継続的・計画的に推進していく必要がある。
3 外部評価
学校間で体力向上に対する意識や取組に差が見られたとあった。学力向上の基礎と
なるため、全学校へ取組意識の徹底をしていただきたい。特認校の通学は、徒歩では
なく送迎車による通学と思われるが、体力に大きな差が生まれることが予想されるた
外部評価委員の意見 め、体力作りへの配慮をお願いしたい。
−19−
-19-
事 業 名 自主文化事業
事 業 費
予算額
所管課
16,201千円 決算額
生涯学習課
16,001,880円
(事業概要)
1
目 的
コンサート公演、文化講演会、ミュージカル公演等の開催により地域の文化振興や文
化意識の高揚を図り、地域の活性化と市民生活に潤いを与える。
2
事業内容
蒼空∼空どこまでも蒼く∼
8月15日(土)(文化会館) 303人 全席自由
前売り2,500円(高校生以下1,000円) 当日3,000円(高校生以下 1,500円)
概要:昨年は戦後70年であることから、演激集団INDIGO PLANTSによる鹿屋特攻
隊の話を元にした演劇を終戦記念日に開催した。
渡辺美里 日本全国ツアー 30th Revolution
11月21日(土)(文化会館) 533人 全席指定 前売り 7,300円
概要:スタジアム公演を20年連続で公演した記録を達成した大変人気のあるアーテ
ィストのデビュー30周年を記念したコンサートを開催した。
ウインドオーケストラ フォレコンサート
12月23日(水)(文化会館) 600人 入場無料
概要:志布志創年市民大学と志布志スポーツクラブと合同で開催した事業。
みやまコンセールのおとどけコンサートとして、増森健一郎氏指揮の吹奏楽
コンサートを開催し、第9を初めとする演奏を行った。
劇団四季ミュージカル 人間になりたがった猫
3月19日(土)(文化会館) 751人
S 4,000円 A 3,000円 B 2,000円 (高校生以下 半額)
概要:日本最高峰の劇団四季のミュージカルは、家族や友情、愛情の素晴らしさを
堪能出来る感動の舞台ミュージカルであり、志布志市では20年継続して実施し
ている。
3
反省及び評価点
平成27年度は第30回国民文化祭を開催したため、事業日程の都合上、自主文化事業と
しては公演数が少なくなった。
鑑賞者に対し内容等のアンケートを実施しており、「良かった」「感動した」等の意
見を多くいただいている。要望としては、施設の設備に関すること(空調、椅子の不具
合等)があった。
今後はアンケート結果を参考に、幅広い年齢層に対応した事業選考、無理のない日程
設定等に努め、文化振興を図っていきたい。
なお、施設の設備に関しては、年次的に修繕を計画し、対応していきたい。
-20-
1 事業内容
事務事業名
自主文化事業
まちづくり方針
5 <教育・文化>伝統・文化を守り育み、次代へつなげる人づくりのまち
個別目標 (施策) 3 文化を守り・育み・つなげるまちをつくる
施 策 (基本事業) 1 文化芸術活動の支援と文化事業の推進
目 的
コンサート公演、文化講演会、ミュージカル公演等を開催することによって
市民の文化振興及び文化意識の高揚を図り、地域の活性化と市民生活に潤いを
与える。
効 果
市民が地元にいながら質の高い生の芸術文化に触れることで、文化意識及び
学習意欲が高まる。
2 自己評価
評価項目(評価の視点
評 価 区 分
判定
A 市民生活に関わる緊急の事業である。
緊急性・必要性は
高いか
目
的 施策目的達成の手
妥 段として妥当か
当
性
公共関与の妥当性
B 緊急ではないが、必要性がある
C
A
B
C
B
必要性や緊急性が低い
きわめて有効な手段である
ある程度政策達成に貢献していて妥当である。
B
A 市が実施しなければいけない
B 一部、民間で実施可能である。
効
経費削減の手法は
率 ないか
性
公
対象や受益者負担
平 の設定は適切か
性
A
B
C
A
B
C
A
B
C
地域の文化振興や文化意識
の高揚を図り、地域の活性化
と市民生活に潤いを与えるた
め、必要性は高い。
質の高い生の芸術文化に触
れることは、有効な手段であ
る。
妥当とは言えない。 A
C 民営化、民間実施が可能である。
有 成果が得られてい
効 るか(目的達成
性 度)
理 由
B
鑑賞後のアンケート等で、
感動を受けた様子・満足した
様子が伝わってくる。
A
公演委託費や周知宣伝費が
主な経費であるため、これ以
上の経費の削減は難しい。
A
市内全域にわたり公平に周
知活動を行っており適切であ
る。
目標を達成している
目標を若干下回っているが、最終目標は達成可能
民間業者が文化会館等を借
上げて事業を実施することも
あるが、出演者を選択できな
いため、ニーズに合った企画
を市が実施する必要がある。
かなり目標を下回っており、最終目標は達成も困難
削減できない(対象・活動量削減も不可)
対象・活動量の削減は可能だが、効果の減を伴う懸念がある。
経費削減の余地がある。
適切である(対象変更や負担の見直しは不可能)
対象や負担の見直しの余地がある
適切でない。
総合評価:A実施
理由等
地域の文化振興や文化意識の高揚を図り、地域の活性化と市民生活に潤いを
総合評価
(事業の方向性) 与える必要な事業であり、市民が質の高い生の芸術文化に触れ、文化意識及び
学習意欲を高めるためにも引き続き必要な事業であると考える。
今後も市民ニーズに合わせた事業の選考に努めたい。
3 外部評価
本事業は、公演内容や予算規模を考えると、他自治体にも誇れる事業だと思
う。常に満席ということは困難なことと思われるが、今後も市民のニーズに合
わせた事業の選考を頑張っていただきたい。
外部評価委員の意見
-21-
事 業 名 ブックスタート事業
事 業 費
所管課
予算額
483千円
生涯学習課
482,112円
決算額
(事業概要)
1 目的
赤ちゃんと保護者、またその成長に係わる人が、お互いに心を通い合わせ絵本を介して
ゆっくり心触れ合うひとときを持つことで、幸せを感じられるきっかけづくりを目的とし
ている。
2 事業内容
計
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
対象者(人)
26
21
24
25
16
29
20
31
27
30
20
24
293
実施数(人)
19
20
26
23
14
30
18
32
23
29
20
24
278
5
2
2
1
14
保健課経由(人)
4
0歳児(生後3から4か月まで)と保護者を対象に、平成14年度志布志町の事業と
してスタートし、平成18年の合併とともに、市全体の事業として続けている。
保健課の行う3から4か月児健診に合わせて健診会場へ出向き、ボランティアグル
ープ等の協力を得て、本の読み聞かせや親と子のふれあいの大切さを広めている。
1組ずつに読み聞かせをした後、2冊の本とバックのプレゼントを行う。
アンケートの回収を行い集計している。
平成25年度からフォローアップ゚事業として、小学1年生を対象にセカンドブック
事業をスタートした。(年間約300人)
セカンドブックはベスト20の中から、親子で好きな本を1冊選びプレゼントする県
内初の事業で、近隣の自治体からも注目されている。また、読書の推進を図る上で大
変有効と学校からも喜ばれている。
3 反省及び評価点
ブックスタート事業が親子の絆を育むために果たす役割は大きいものである。本好
きな子どもを育てる環境をつくるためにも、図書館にとって大変意義のある事業であ
り、将来に向けて目に見えない大きな成果が期待できる。
図書館がベビーカーで利用できる施設として授乳室を完備し、ブックスタート時に
図書館の利用促進を努めることで、親子の居場所を作ることにもつながっている。
絵本を手渡すことで始まる小さな取り組みで、0歳から本を身近に感じ、次はセカ
ンドブックにおいて小学1年生が、自分で好きな本を選べることにより、新たな気持
ちで読書への再スタートへとつなげている。
-22-
1 事業内容
事務事業名
ブックスタート事業
まちづくり方針
5〈教育・文化〉文化・財産を守り育み、時代へつなげる人づくりのまち
個別目標 (施策) 2いつでも学べる場と機会があるまちをつくる
施 策 (基本事業)1生涯学習の推進
目 的
赤ちゃんと保護者が、絵本を介してゆっくり心触れ合うひとときを持つきっ
かけをつくることを目的としている。
効 果
親と子の絆と、読書への関心が深まり、本好きな子どもが育つ。
2 自己評価
評価項目(評価の視点
緊急性・必要性は
高いか
目
的
施策目的達成の手
妥 段として妥当か
当
性
公共関与の妥当性
有 成果が得られてい
効 るか(目的達成
性 度)
効
経費削減の手法は
率 ないか
性
公
対象や受益者負担
平 の設定は適切か
性
評 価 区 分
A
B
C
A
B
C
A
B
C
A
B
C
A
B
C
A
B
C
判定
理 由
B
本好きな子どもを育てるた
めに、読書に親しみながら、
子育ての支援として必要であ
る。
A
ボランテイアグループの協
力で読み聞かせを行ってお
り、目的達成として有効な手
段である。
市民生活に関わる緊急の事業である。
緊急ではないが、必要性がある
必要性や緊急性が低い
きわめて有効な手段である
ある程度政策達成に貢献していて妥当である。
妥当とは言えない。 A
子育て支援の目的からも官
民一体となった取り組みであ
り妥当である。
A
親子の絆を深め、本好きな
子どもを育むために実施され
ており参加率も高い。
市が実施しなければいけない
一部、民間で実施可能である。
民営化、民間実施が可能である。
目標を達成している
目標を若干下回っているが、最終目標は達成可能
かなり目標を下回っており、最終目標は達成も困難
A
選書された最低限のものを
配布するとともに、ボラン
ティアの協力も得て実施して
おり削減できない。
A
市内の0歳児(生後3から
4か月)と保護者を対象とし
ており、受益者負担もなく適
切である。
削減できない(対象・活動量削減も不可)
対象・活動量の削減は可能だが、効果の減を伴う懸念がある。
経費削減の余地がある。
適切である(対象変更や負担の見直しは不可能)
対象や負担の見直しの余地がある
適切でない。
総合評価:A実施
理由等
ブックスタート事業が親子の絆を育むために果たす役割は大きいものであ
総合評価
(事業の方向性) る。本好きな子どもを育てる環境をつくるためにも、図書館にとって大変意義
のある事業であり、将来に向けて大きな成果が期待できる。また、フォロー
アップとしてセカンドブック事業を取り入れたことにより、新たな効果が期待
できる。
3 外部評価
ブックスタート事業に続き始まったセカンドブック事業は、県内で1番最初
にスタートしたとのことであった。
セカンドブック事業では、児童自身が自分で選んだ本という意識があること
外部評価委員の意見 で、大切にしているようである。本を好きになるということは、家庭で読書を
することへの意識付けにもなるので、是非続けていただきたい。
-23-
事 業 名
事 業 費
民俗芸能大会実施事業
所管課
生涯学習課
700 千円 決算額
予算額
673,790 円
(事業概要)
1 目的
地域の歴史と繋がりを大切にする人々の熱意によって、古くから伝え守り続けられてき
た民俗芸能について、市民への周知と併せ、本市の貴重な無形民俗文化財の公開及び日頃
の活動成果の発表の場を提供することにより、郷土の伝統文化の継承と振興に寄与する。
2 事業内容
志布志市民俗芸能等保存会連絡協議会に登録されている民俗芸能等保存会(20団体)の
発表の機会として、5年に1回の割合で民俗芸能大会を開催している。
平成27年度実績
事業名 志布志市市制施行10周年記念事業 第4回志布志市民俗芸能大会
期 日 平成28年1月24日(日)午後1時から午後5時まで
場 所 志布志市文化会館
参加者 200人
出演団体及び演目
出 演 団 体
地 区 名
演 目
1 白鳥神社神舞保存会
有明町伊﨑田地区
浦安の舞
2 豊留奴踊り保存会
松山町新橋地区
棒踊り・奴踊り
3 蓬原神社神舞保存会
有明町蓬原地区
山舞三番・幣抜舞
4 大村神楽講 (市外招待団体)
福岡県豊前市
盆神楽
5 通山ちろい倒し保存会
有明町通山地区
ちろい倒し
6 安楽山宮神社神舞保存会
志布志町安楽地区
十二人剣
7 志布志俵踊り保存会
志布志町志布志地区
俵踊り
8 田之浦山宮神社神楽保存会
志布志町田之浦地区
四方鬼神舞
その他
同館ロビーにて伊﨑田和紙保存会(有明町伊﨑田地区)による「伊﨑田和紙はがき作り
体験」も併せて実施した。
3 反省及び評価点
民俗芸能等保存会の日頃の活動成果の発表の場として、5年ぶりに志布志市民俗芸能大
会を開催し、市内の民俗芸能等保存会団体が8団体、市外の民俗芸能等保存会団体が1団
体が出演した。天候の関係で観覧者は200人と少なかったが、観覧された方々もこれだけの
団体が一同に会して発表されたことに好評を得て、盛会に大会は終了した。
発表機会の充実を図ることにより、日頃の活動の活性化と、民俗芸能等保存会への新規
加入者の拡充も見込まれるため、団体からの要望もあり、これまでの5年周期での開催を
今後は3年周期で実施することとした。
−10−
-24-
1 事業内容
事務事業名
民俗芸能大会実施事業
まちづくり方針
5 <教育・文化>文化・財産を守り育み、次代へつなげる人づくりのまち
個別目標 (施策) 3 文化を守り・育み・つなげるまちをつくる
施 策 (基本事業)2 伝統文化の保存・継承と歴史的文化遺産の保護・整備・活用
目 的
地域の歴史と繋がりを大切にする人々の熱意によって、古くから伝え守り続
けられてきた民俗芸能について、市民への周知と併せ、本市の貴重な無形民俗
文化財の公開及び日頃の活動成果の発表の場を提供することにより、郷土の伝
統文化の保存と継承に寄与する。
効 果
公開の機会が与えられることによって、保存・継承活動が促進されると共
に、市民に地域の民俗芸能を周知することにより、記録の上からも後世に残す
ことが可能となる。
2 自己評価
評価項目(評価の視点
緊急性・必要性は
高いか
目
的
施策目的達成の手
妥 段として妥当か
当
性
評 価 区 分
A 市民生活に関わる緊急の事業である
B 緊急ではないが、必要性がある
判定
B
C 必要性や緊急性が低い
A きわめて有効な手段である
B ある程度政策達成に貢献していて、妥当である A
C 妥当とは言えない A 市が実施しなければいけない
公共関与の妥当性
B 一部、民間で実施可能である
A
C 民営化、民間実施が可能である
有 成果が得られてい
効 るか(目的達成
性 度)
効
経費削減の手法は
率 ないか
性
公
対象や受益者負担
平 の設定は適切か
性
A 目標を達成している
B
目標を若干下回っているが、最終目標は達成可能
B
C 目標を下回っており、最終目標は達成も困難
A 削減できない(対象・活動量削減も不可)
B
対象・活動量の削減は可能だが、効果の減を伴う懸念がある
B
C 経費削減の余地がある
A
適切である(対象変更や負担の見直しは不可能)
B 対象や負担の見直しの余地がある
C 適切でない
A
理 由
伝統芸能の保存・継承活動の
活性化を図ることからも必要な
事業である。
大会を開催し市民に公開する
ことにより、日頃の継承活動が
活性化するため、有効な手段で
ある。
鹿児島県及び本市の貴重な無
形民俗文化財を保存・継承する
ことを目的としており、妥当で
ある。
天候の関係で観覧者は200人と
少なかったが、市内外9団体の
民俗芸能を公開することがで
き、目標を達成した。
経費削減を行った場合、民俗
芸能大会に参加出来る団体数が
減少することとなり、公開の機
会の減少が懸念される。
対象は市民で構成する民俗芸
能等保存会であり、また民俗芸
能大会の観覧は無料であり、負
担はなく適切である。
総合評価:A実施
理由等
総合評価
日頃の活動成果の発表の場として民俗芸能大会を実施することにより、市民に広く
(事業の方向性) 周知が図られ、地域の文化遺産の保存・継承にも繋がる。また、文化財保護と愛護意
識の啓発普及を図るとともに、伝統的な民俗芸能が次世代に継承されるよう努力した
い。
3 外部評価
民俗芸能大会の開催間隔を5年間から3年間にしたことは、保存・継承する
方々はもちろんであるが、観賞する方々にとってもありがたいことである。間
隔が短くなっても、同額程度の予算を確保して、文化遺産の保存・継承に頑
外部評価委員の意見 張っていただきたい。
−11−
-25-
○志布志市教育委員会外部評価委員会設置規程
(設置)
第1条 地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第26条第2項の
規定に基づき、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価を行うに当たって、
教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るため、志布志市教育委員会外部評価委
員会(以下「委員会」という。)を置く。
(所掌事務)
第2条 委員会は、次に掲げる事務を行う。
(1) 志布志市教育委員会(以下「教育委員会」という。)の事務の点検結果の評価に関す
ること。
(2) 教育委員会教育長及び委員の活動状況の点検結果の評価に関すること。
(組織)
第3条 委員会は、委員5人以内で組織する。
2 委員は、教育に関し学識経験を有する者のうちから教育委員会が委嘱する。
(任期)
第4条 委員の任期は、1年とする。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とす
る。
2 委員は、再任されることができる。
(委員長)
第5条 委員会に委員長を置き、委員の互選によりこれを定める。
2 委員長は、会務を総理し、委員会を代表する。
3 委員長に事故があるとき、又は委員長が欠けたときは、あらかじめ委員長が指名する委
員が、その職務を代理する。
(会議)
第6条 委員会の会議(以下この条において「会議」という。)は、委員長が招集する。
2 会議は、委員の過半数が出席しなければ、開くことができない。
3 委員長は、会議の議長となり、議事を整理する。
4 会議の議事は、出席した委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところ
による。
(庶務)
第7条 委員会の庶務は、教育委員会教育総務課において処理する。
(その他)
第8条 この規程に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、別に定める。
附 則
(施行期日)
1 この告示は、平成21年3月26日から施行する。
(任期の特例)
2 この告示の施行後最初に委嘱される委員の任期は、第4条第1項の規定にかかわらず、
平成22年3月31日までとする。
附 則(平成27年3月25日教委告示第1号)
(施行期日)
1 この告示は、平成27年4月1日から施行する。
(経過措置)
2 この告示の施行の際現に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法
律(平成26年法律第76号)附則第2条第1項の規定により教育長がなお従前の例により在
職する場合においては、この告示による改正後の志布志市教育委員会外部評価委員会設置
規程第2条の規定は適用せず、この告示による改正前の志布志市教育委員会外部評価委員
会設置規程第2条の規定は、なおその効力を有する。
- 26 -
-26-
志布志市教育委員会 外部評価委員会委員名簿
任期
平成28年7月5日∼平成29年3月31日
番号
氏
名
適
用
1
福別府
浩
2
宮ケ原 修 平
第3条第2項による
3
下 戸 勝 一
第3条第2項による
4
上 村 裕 治
第3条第2項による
5
小 窪 久美子
第3条第2項による
第3条第2項による
- 27 -
-27-
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