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第14号 2008.10

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第14号 2008.10
平成 20 年(2008)
10 月発行
第 14 号
蘇れ! ブナの森
ブナの未来をわたしたちの手で
和泉葛城山ブナ愛樹クラブ
発行責任者
弘田
純
ブナ林を守るボランティア 「ブナ愛樹クラブ」の日頃の活動を紹介します。
8 月 3 日(日) 定例会に CASA(NPO 法人 地球環境と大気汚染を考える市民会議)関係者が
9名参加。
弘田、黒坂氏の二人でブナ林について、
ブナ葉パウチを渡し説明。
新規参加者に「和泉葛城山のブナ林を次世代に!!」を配布。
展望台、牛滝デッキ、蕎原道、平成 8 年度植栽地を見学。
会員は事務所外装を塗装、下草刈りを実施。
午後、間伐を全員で実施。参加者は檜の輪切りを持ち帰る。
昼食時、小屋バルコニーでヒグラシの音を確認。
8 月 16 日(土)
定例会
藪(2)
、黒坂、国方、梶川、
松尾、橋本、平井、朝井、秋丸、神庭、柳橋、弘田、原田
(3)
、樋口氏
以上 17 名。
自主管理 B 地区北の植栽地 2 箇所の下草刈り(ツボ刈り)
、
午後間伐(檜 4 本)
、早上がり。新人は檜輪切り持ち帰り。
作業小屋の外装下地処理(緑カビの除去)を実施:2 名。
作業道の草刈りなどを実施(子供含め 4 名)。植栽地(平成
13 年植替え:ブナ全体で 16 本程度)をブナ周辺のみツボ
刈り。サカハチチョウ多数確認。ヤマブドウ蔓で籠 1 個編む。
※「塔原の畑」の羽曳野から移植したブナ林を確認する。
9 月7日(日)
定例会トラスト協会天満氏も含め参加者十数名。
猪が徘徊をしたらしい跡をあちこちに発見。
二手に分かれて活動。一つは作業道から小屋の下の沢への道作り。
間伐をして、その材を杭、土止め、沢をまたぐ橋に用いてかわいい
コーナーができました。
他の一つは前回の続きの間伐。
このエリアは地面に日が当たらず草も生えていない状態ですので
今後もしっかり間伐をして、数年後には地面が草や木で覆われる
状態を作ったらよいと思います。
1
9 月 20 日(土)
定例会
9:20 藪利英宅(留守)に
「ブナの挿し木」を見に、原田(協会)、江夏氏同行し、新芽の確認に行く。
今日は参加者が少なく、会員 7 名、協会 1 名、
子供 2 名計 10 名のみ参加。
午前中、原田氏、弘田で豊作樹の確認(ネット設置場
所の特定)
。午前・午後共、作業小屋周辺の整備。
前回間伐(B 地区植栽地手前)を引続き実施。
小屋から 500m、喫茶店で一休み。
ハーブ茶(ブルーモール?)の色変り(紫、ピンク、
)
を楽しむ。
(写真は、ヤマホトトギス)
10 月 4 日(土) 第 9 回 損保ジャパン 「ブナの森を守ろう運動」
損保ジャパンでは、平成 12 年からブナ林保全活動
(下草刈り、ブナ種子採取など)を毎年継続。
今回で 9 回目の実施。
損保ジャパンから 135 名、
トラスト協会から 3 名(波田、原田、他)
ブナ愛樹クラブから 8 名(黒坂、藪利英、梶川、
平井、朝井、原田、棚橋、弘田)が参加。
A~F の
6 チーム(約 20 名)で下草刈り作業。
今まで、全く山斜面を歩いたことのない初体験の
若い人達が多数で、予定の下草刈り作業を少し残し
た。
写真はコシアブラとブナの紅葉
大阪トラスト協会からのお知らせ
10/4損保ジャパン「ブナの森守ろう運動」・
10/19「和泉葛城山自然観察ハイキング」
では、講師・指導者としてご協力いただきありがとうございました。
また、日ごろの保全活動に加え、花芽調査や結実調査、それからブナ挿し木の進展など貴重な情
報をご提供いただき、本当にありがとうございます。そこで、そのような情報や今年度から行って
いる調査結果など、ブナ愛樹クラブの皆様と和泉葛城山ブナ林のことをもっと深く知るための研修
会や、できれば各地のブナ林の視察などに赴くことができればと考えております。私は大山でブナ
を研究しておりましたので、ぜひそちらにも一緒に足を運んでいただければご案内させていただき
たいと思います。こちらの勝手な思いですが、どうぞよろしくお願いいたします。
(財)大阪みどりのトラフト協会 原田早妥佳
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岸和田市ボランティア連絡会からのお知らせ
岸和田市福祉まつりに参加
11月2日(日)に恒例の岸和田市社会福祉協議会の「福祉まつり」が岸和田市福祉総合センター
で開催され、当クラブも参加します。
当日は定例活動日と重なり、分かれての参加となり、福祉まつり会場には藪(利)
、藪(卓)、川村、
梶川、由本、安村、宇土平、平井、國方、秋丸さんの参加を予定しています。
「福祉まつり」の来場者は大人が多く、従来も好評だった檜の玉切りをはじめ、竹細工(花器・植
木鉢・竹トンボ・セミ太郎など)、つる細工、棕櫚細工など、クラフトで募金活動をと考えていま
すのでご協力をお願いします。
國方
詳細については参加者に別途お知らせします。
ブナの挿し木状況報告
藪 利英
7 月 6 日間伐で折れたブナ樹 NO432 の折れた幹・枝を採取し、の
挿し木実験。 鹿沼土、肥料土を 50/50 で混合し、約 160 鉢及び畑に
70 本ほどを植えるも、1 ヶ月もせずに枯れてしまった。
昨年も
挿し木 138 本全て枯れている。8 月 3 日(日)定例会に参加し、
平成 8 年度植栽地からブナ樹の下枝を採取し、ビニール鉢に挿し
木(30 鉢)を実施する。
7 本ほどに新芽が出て楽しみにして
いたが、1 ヶ月ほど経て、3 日ほどの旅行から帰ると
左記の写真(9 月 20 日撮影)以外は虫に食われ、枯れています。
自然観察コーナー
4 月 19、20 日
<ブナの豊作度合い>
にブナ樹の花芽調査を実施し、下記の内容を
確認する。
19 日
コア部― 73 本、バッファー部 16 本
(岸和田、及び塔原道横貝塚側)
20 日
合計
コア部― 35 本、バッファー部 5 本(貝塚側)
コア部―108 本、バッファー部 21 本
9 月 20 日(土)
総合計:129 本
定例会に参加し、ブナ樹の花芽調査後の
豊作内容を確認すべく、トラスト協会原田氏と巡視する。
右記、展望台横が豊作であり、並びに牛滝側デッキ前も豊作であり、
ネットを設置できないかと考える。
3
靖
ブナ愛樹クラブ活動予定 08 10∼12月
10月 18日(土)
定例会
10月 19日(日) 自然観察ハイキング
(トラスト協会)
11月
2日(日)
定例会 と
岸和田福祉まつり
11月 15日(土)
定例会
12月
7日(日)
定例会
12月 20日(土)
定例会
作業小屋前に咲くリンドウ
トピックス
「黄色いレシートキャンペーン」の贈呈式
10 月 19 日
サティ東岸和田店で「黄色いレシートキャンペーン」の贈呈式が行われます。
今回は会員の「黄色いレシートキャンペーン」への参加により、春より増額し、
助成金 28,700 円(通期:47,500 円)が受けられます。
和泉葛城山のブナ林を守るボランティア
ブナ愛樹クラブ
森林整備やブナ林の観察・調査をはじめ、
編集後記
イベント協力を通しての普及啓発活動に
この季節、大気は澄み渡り、空はあくまでも高
も取り組んでいます。美しいブナ林を守る
く、頬を撫でる空気が心地よい。 実を熟させ
ため一緒に活動しませんか。
た木々は、紅葉し、やがて落葉する。 山頂の
「活動日」 毎月第1日曜日と第3土曜日
コアゾーンのブナは一足先に冬支度。 何時も
「集 合」
のことながら、過ぎ行く季節の速さをこの山で
JR[東岸和田]駅に午前9:00
「申込み」代表 弘田 純 TEL090-2598-9210
FAX072-432-6334
教えられ、やがて訪れる厳しい冬を前に、芽吹
く季節を早くも心待ちしている自分がある。
(Y・H)
Eメール [email protected]
ホームページ:「ブナ愛樹クラブ」で検索
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