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冬の乾燥肌にご用心! - 東京都病院経営本部
東京都立広尾病院 み ど 広尾病院運営理念 り 発 行 東 京 都 立 広 尾 病 院 広 報 委 員 会 vol.89 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-34-10 TEL:03-3444-1181(代表) 平成 23 年10月発行 http://www.byouin.metro.tokyo.jp/hiroo/index.html 私たちは「一人でも多くの患者さ んに安全・安心・良質の医療を提供 する」ことを目指しています。 1 患者中心の医療の実践 2 「365 日 24 時間の安心」の医療 体制の確立 3 チーム医療による総合力の発揮 4 医療連携の推進 5 安定した経営基盤の確立 冬の乾燥肌にご用心! 皮膚科医長 岩澤うつぎ 空気が乾燥する季節になってきましたが、皮膚も乾燥することをご存知ですか。 冬になると足の「すね」がかさかさしてかゆくなることがあります。 かんぴしょう これは、皮膚が乾燥してかゆくなる乾燥肌の状態です。 乾 皮 症 ともいいます。 皮膚の表面は皮脂膜という膜で覆われ保護されています。その下に角質細胞というものがあります が、乾燥すると皮脂膜が破壊され角質細胞がはがれてしまいます。皮膚が乾燥すると粉をふいたよ うに薄皮がはがれるのは、角質細胞がはがれているためです。 乾燥肌はかゆみを伴うため、かゆくてかきこわすと湿疹ができてしまいます。この状態は、「皮脂 欠乏性湿疹」といわれ治療が必要になります。 皮脂欠乏性湿疹になるとかゆみが非常に強くなります。夜、布団に入ってからかゆくなり眠れな いという人もいます。 湿疹にならないためには、保湿剤による普段からの皮膚のお手入れが有効です。皮膚のかさつく部 分に 1 日 1 回か 2 回、保湿剤をぬります。保湿剤が皮膚の表面を保護してくれるため毎日続けて塗 ることによりかゆみも落ち着いてきます。 乾燥が気になる方は、一度皮膚科を 受診してみてください。 懇切丁寧にご指導いたします。 です。 「皮膚の乾燥からできる皮脂欠乏性湿疹です 非常にかゆいです。」