...

「人」がつくる地域農業の未来

by user

on
Category: Documents
27

views

Report

Comments

Transcript

「人」がつくる地域農業の未来
「自産自消」の循環で農業界に革命を!
2014 年 11 月5日
株式会社マイファーム
- News Release 消滅可能性都市、広がる耕作放棄地、企業の農業参入…
「人」がつくる地域農業の未来
マイファーム代表取締役・西辻一真/アグリイノベーション大学校卒業生
手をつけられないほどに広がる耕作放棄地。消滅可能性都市など、多くの地域課題も顕在化してきています。
全国的に企業の農業参入も活発化している今、マイファームはなにを考え、どう動くのか。
代表取締役・西辻一真と農業経営学校「アグリイノベーション大学校」の卒業生の声をお届けします。
他業界から農業界へ。
新たな風をもたらす「人」を育て、地域の農業に変革を。
マイファーム代表取締役・西辻一真:
私たちマイファームは、耕作放棄地を再生させて自産自消ができる社会を
作っていくという理念のもと歩みを遂げてきました。そんな中、先日気になる
ニュースを見ました。それは、2040 年には全国の約 50%近い自治体が消滅し
ているかもしれないという、いわゆる「消滅可能性都市」についての記事です。
私が思い描く自産自消のある社会とは、自然に触れる機会が日常に溢れてい
てその触れた人たちがさまざまな「気づき」を得て日頃食べるものに関心を寄
せたり、食べ物を作っている人や自然に感謝をしたりしてくれる社会。この
マイファーム代表取締役
ニュースはその正反対を行くもので非常にショックでした。
西辻一真
政府が掲げている全国の耕作放棄地を 2020 年までにゼロにする、という結果だけを追い求めれば、深刻度の高いとこ
ろは積極的に山林に戻し、利用価値のあるところは整備し大区画化する、企業的な農業を推進していく方法が考えられます。
しかしその方法では、グレーゾーンである、中山間地や都市部の遊休地の問題が見過ごされてしまいます。
生産事業のみで盛り立てていくことが難しいそうした土地では、家畜を放牧して緩衝地にしたり、農や食をコンテンツ
に人を集めるコミュニティをつくったり。地元に生きる人の創意工夫が不可欠です。
農業経営者を育成したいという思いの裏側には、他業界のビジネススキルをもった人たちを農業界に招き入れ、これま
でになかった視点から、地域の農業に変革をおこしてもらいたいという狙いがあります。
株式会社マイファームとは
「自産自消」の循環で農業界に革命を! を合言葉に、
耕作放棄地の再生に取り組みながら様々な事業を行い、
自産自消 ( 自分で作って自分で食べる人 ) を増やしています。
主な事業内容
・マイファーム農園事業
・アグリイノベーション大学校事業
・直営農場
・流通イノベーション事業
・レストラン事業
アグリイノベーション大学校
卒業生が語る「これから」
2/2
アグリイノベーション大学校の
卒業生が語る、農業と私の「これから」
マイファームが運営する農業経営学校「アグリイノベーション大学校」では、300 名を超える卒業生の中から、都会から
地域へ移り住み、地域農業のあり方を変革しようと立ち向かう人たちが現れている。
大野収一郎さん(46 歳・奈良県)
:
東京でIT企業の役員を務めていたが、2年半前、実家のある奈良県に戻り、兼業農家に
なった。親から継いだ小さな農地は、住宅街に位置する田と畑。小さな面積を耕しはじめ
たが、農業収入はほとんど手元に残らず、「小さな農家でも、食べていける形をつくるし
かない」と、奮闘を続けた。今では、近所の家庭へお米を配達して回ったり、古い納屋の
スペースを使ってマルシェを開催したりと、消費者のコミュニティに近い農業のあり方を
模索している。
「お客様と向き合っていると、意外な発見がたくさんある。仲間の生産者の野菜を代わり
大野収一郎さん
に販売して、お客様からのフィードバックを伝えるようにしています。」と、「都会的」な
視点を光らせる。
村田寿政さん(32 歳)・紘子さんご夫妻:
1年間の通学を経て、千葉県松戸市から、熊本県南阿蘇に移住する予定だ。有機野菜の露
地栽培からスタートし、ゆくゆくは養鶏や有機米の栽培をする計画を立て、専業農家への
第一歩を踏み出す。
東日本大震災をきっかけに、「今の仕事を続けていても、災害時には何も生み出すことが
できない」と気づき、不安を感じるようになった。「生きることに直結した生き方、暮ら
し方をしたい」。そう思った時、「食」をつくる仕事、「農業」に行きついた。地域の子供
村田寿政さん・紘子さん
たちへ向けて、「野菜がどうやって育ち、どう料理をして食べるのか」を教える、「畑の寺
子屋」を開きたい、と夢を描く。
マイファーム7周年。
京都で回り始めた「自産自消」循環の輪を、全国へ。
農業を体験して楽しみたい方向けの体験農園マイファーム事業からス
タートした私たちマイファーム。2010 年には就農の一歩を踏み出す農業
経営学校アグリイノベーション大学校事業を、2014 年には就農後の消費
者接点となる厳選八百屋マイファーマー事業、および農家レストラン
NORA 事業を開始。そして創業8年目となる今年、人と農と食をつなぐ
「自
産自消」の 循環の輪 を、今度は全国へと拡大していきます。
貸し農園の会社マイファームでもなく、農業学校の会社マイファームでもなく、自産自消のある社会を作っているマイ
ファームとして、8 年目からは大きく飛躍をしようとしています。今後の私たちにご注目ください!
在校生・卒業生合わせて 300 名を超えるネットワーク。
取材は春・秋 限定 開催のアグリイノベーション大学校 受講説明会へ。
受講説明会では、マイファーム代表の西辻が、農業界の現状や本校の理念についてお話します。
なお、説明会前後に取材対応の時間もご用意しております。上記2名以外の卒業生の取材も随時受け付けております。
近日開催予定の受講説明会 ( 関東校 )
11 月 13 日 ( 木 ) 19:00 ∼ 21:00 ( ちよだプラットフォームスクエア5階 505 室 / 東西線「竹橋駅」徒歩2分 )
11 月 23 日 ( 日 ) 15:00 ∼ 17:00 ( バリュー貸会議室新橋 425 室 / JR「新橋駅」徒歩5分 ) 他
本件に関するお問い合わせ
株式会社マイファーム 広報窓口 / 西辻・橋本 TEL : 0120-975-257
MAIL : [email protected]
Fly UP