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1 平成 28 年度 第1回 静岡市市立小学校及び中学校通学区域審議会

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1 平成 28 年度 第1回 静岡市市立小学校及び中学校通学区域審議会
平成 28 年度
第1回 静岡市市立小学校及び中学校通学区域審議会 会議録
1 開催日時 平成 28 年8月1日(木) 14:00~16:00
2 開催場所 静岡市役所清水庁舎
3 出席者
3階 第2会議室
<出席委員>永田委員長、齋藤副委員長、木村委員、和田委員、
大高委員、中田委員、柴委員、中村委員、鈴木委員、
服部委員
<事務局>
高木教育長、望月教育局長、森下教育局次長、髙井理事、
月見里教育局参与、廣瀬参与兼学事課長、池上主幹兼係長、
福井主幹兼副主幹
5 議 事
<1 報告事項>
(1)静岡市駿河区西脇及び西島の通学区域の調整について
(2)小学校児童数・学級数及び中学校生徒数・学級数の実績及び推計について
6 会議内容要約
【開会】
【委嘱状の交付】
【教育長挨拶】
【委員の自己紹介】
【事務局職員の自己紹介】
【通学区域審議会の概要】
【議事】
(永田 委員長)
平成 28 年第1回静岡市立小学校及び中学校通学区域審議会の議事に入ります。本日
は、傍聴人はありません。また、本日の会議録署名人につきましては名簿順で大高委員
にお願いします。まず、事務局より説明をお願いします。
(事務局)
報告事項(1)駿河区中島及び西脇の通学区域についてご説明いたします。7ページ
の地図をご覧ください。駿河区の安倍川沿いの地域を拡大した地図です。地図中央部分
の東西に伸びる道路が東名高速道路です。ピンクの線が中学校の通学区域、緑の線が小
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学校の通学区域を示しています。東名高速道路より南が、中島中学校、東名高速道路よ
り北が大里中学校の通学区域になっております。一方、小学校の通学区域は、東名高速
道路で区切られておらず、東名高速道路をまたがる中島・西脇の境で区切られておりま
す。そのため、地図の黄色い部分の東名高速道路より北側の中島・西脇は、小学校は中
島小学校の通学区域ですが、中学校は大里中学校の通学区域になっております。
実際には、その黄色の地域は、大里西小学校にも変更できる地域となっていることか
ら、ほとんどの児童は(東名高速道路以北の中島から 54 名、西脇から 147 名)大里西
小学校に指定小学校を変更して通学しています。
一方、指定小学校である中島小学校に通学している児童も数名おります。中島小学校
の児童はほとんどが中島中学校へ進学するため、その数名の児童だけが小学校でできた
友達と別れて大里中学校に進学しております。(平成 28 年度は 4 名、平成 27 年度は 4
名、平成 26 年度は 11 名)
大里中学校の多くは、大里西小学校からの卒業生(130 名)及び中田小学校からの卒
業生(76 名)です。そのためその地域から大里中学校に進学した生徒の中には、友達
作りに時間がかかったり、悩んだりする生徒もいます。
そこで、小学校で形成した人間関係を中学校でも継続し、安心した環境で中学校生活
を開始できるように、上記の地域を中島中学校にも変更できる地域としたいとの要望書
が該当自治会より提出されました。3ページにその要望書がございます。学校や自治会
等関係各所、保護者宅に出向き聴取した結果、反対の意見はございませんでした。
(服部 委員)
東名高速道路より北の西脇・西島に住む生徒のほとんどは、大里中に進学していると
のことですが、この地域に住み中島小に通学している児童は、今後どのくらいいますか。
(事務局)
今後も数名の児童が、この地域より中島小に通学する予定です。
(服部 委員)
将来的に、中島中学校に進学する可能性はありますか。
(事務局)
ほとんどの児童は、小学校のうちから大里西小学校に変更して、大里中に進学してお
りますが、中島小から中島中に進学する児童も数人いることが予想されます。
(永田 委員長)
東名高速道路より北の西脇・西島の学区が本来、中島小学区なのに中島小に行く児童
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が少なく、大里西小学校に指定校変更する児童の方が大半であることが、理屈で言うと
おかしいと思います。本来ならば逆であるべきです。そこに根本的問題があるように思
います。
(廣瀬 学事課長)
地図を見ると東名高速道路をはさんだ中島・西脇は、大里中に非常に近いことから、
小学校も大里西小を希望する保護者が多かったことや中島・西脇の自治会を分断できな
かったことが考えられます。
(永田 委員長)
町内会を分断して、小学校区を設定することができないので、中島・西脇は中島小学
区にしておいた。通学距離等やむを得ない状況があって調整区域ができ、その中で、中
島小に通学している児童は、中島中を希望すれば通学できるようにしようということで
す。
(和田 委員)
大里西小と中島小は、どんな違いがありますか。
(森下 教育局次長)
大里西小は、丸子池田線ができて、マンションや住宅が増加したため子どもの数も多
く、教室が不足しています。学校の教育内容については両校とも問題はありません。地
理的に中島小の方が海に近いので、保護者の中には津波に対する心理的不安をもってい
る方もいるかもしれません。
(大高 委員)
中島小学校、大里西小学校ともに古くからある学校ですが、中島中学校は昭和の終わ
りごろでき、それまで土地の方は、大里中学校を大事にしてきました。また、東名高速
道路は後からでき、もともと中島・西脇はつながっていたわけですから、現在の通学区
域になったのもやむを得なかったと思います。できるだけ地元の方のご意見を尊重した
通学区域にしていただけるとありがたいです。
(鈴木 委員)
私の地域は、江尻小学校と辻小学校があります。本郷町と宮代町は辻小学校の児童数
が少なくなったため、江尻学区から辻学区に変わりました。自治会だけは、江尻に残り
ました。辻小学校を卒業し、辻の方と過ごしてきた方は、江尻との関係が薄くなった方
もおります。そのため江尻の自治活動に少し支障が生まれつつあります。自治会と学区
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のことは大切なことだと思います。
(中村 委員)
自治会が区域を分けるということはできません。中島・西脇の自治会は、それぞれ一
つです。子どもの安全面から通学区域を考えたり、子どもたちの健康面からも距離が近
い学校に行けたりするとよいと思います。保護者からすると近い大里中学校に行くこと
ができ、友だちもできればそれでいいと思います。どこの地域でも学校と自治会の境が
一つになると、子どもたちの活動も大人の活動も同じになるので、いいと思います。一
つの自治会、一つの小学校になるよう今後も要望したいと思っています。
(永田 委員長)
従来は、全員中島小に行き、大里中に行ったので問題はなかったが、中島中ができ、
このような状況ができたということですね。その中で、一部の子どもが中島小から大里
中しか進学できないので、中島中にも進学できるようにしたいというのは、説得力のあ
る話です。
(中村 委員)
自治会が割れてしまうのは、不幸だと思います。東名高速道路より北の中島の子は、
大里中がすぐ近くなのでそちらへ進学すると思います。大里中の生徒数が増えすぎてマ
ンモスになり仕方なく中島中ができましたが、中島中は、現在減っているようです。
(柴 委員)
自治会が二つに割れているということですが、以前豊田地区が駿河区から葵区(伝馬
町学区)に入ってきたとき、はじめは自治会がしっくりいかない時期がありました。今
回のケースでは、その点大丈夫でしょうか。
(廣瀬 学事課長)
さきほど事務局から説明しましたが、自治会の了承も得ております。柴委員がおっし
ゃった自治会が分かれている地域は、他にもいくつかあります。自治会と協議しながら、
子どもの教育環境を第一に考えて学区の再編を進めていきたいと考えています。
(柴 委員)
子どものことを考えることが大事ですね。私の子の時は、横内小学区だったが、孫の
時は伝馬町学区に変わりました。今はなんの問題もありません。自治会が納得していれ
ばいいと思います。
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(中村 委員)
以前は、子ども会で子どもを育ててきたが、子ども会が減ってきてしまい、自治会も
地域の子どもにかかわりにくくなってきました。お互いに任せようという時代になって
きました。
(永田 委員長)
東名高速道路以北の中島・西脇の地域から中島小学校を卒業する子が、友達と同じ中
島中学校にも進学できるようにする案についてはいかがですか。
(委員)
賛成です。保護者も自治会も了解していればいいと思います。
(廣瀬 学事課長)
この件につきましては、教育委員会に報告をして教育委員会から諮問をいただきます。
その後、当審議会から答申をいただきたいと思います。
(永田 委員長)
次に、報告事項(2)についてご説明お願いします。
(事務局)
静岡市教育委員会では、平成28年5月1日の在籍数をもとに、市内各小中学校の入
学率・社会増減率及び学年進級率を加味しながら、平成29年から34年までの推計を
算出いたしました。入学率というのは、学区に住んでいる入学前の5歳児や11歳児が、
翌年4月に実際に入学した割合のことでございます。社会増減率というのは、学区に住
んでいる3~5歳児や9~11歳児の人数をその3年前の人数と比較した割合でござ
います。学年進級率とは、学年初めの児童生徒数と学年終わりの児童生徒数を比較した
割合でございます。5ページの表の見方をご説明いたします。平成13年度から平成2
8年度までの小学校の学級数・児童数と、平成29年度から34年度までの推計の表で
ございます。二重線がひいてあります平成28年度の欄をごらんください。各学年の学
級数と児童数が記載されています。本年度の実際の数字です。1年生は、静岡市全体で、
193学級あり、5251人おります。上段の75という数字は、特別支援学級に在籍
する児童数を表しております。平成28年度の合計の欄をご覧ください。静岡市全体で、
通常の単学級我1138学級、複式学級が36学級あり、32,664人在籍している
ことを示しております。また、特別支援学級は、静岡市全体で100学級あり、518
人在籍していることをしめしております。同様に、6ページは、中学校の学級数・生徒
数の平成13年度からの実績、平成29年度から平成34年度までの推計をまとめてあ
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ります。平成29年以降は、推計した予想の数ですが、これを見ると、5年間で小学生
が約2,200人、中学生が約1,100人の減少が予想されております。また、児童
生徒数の全体数は減少していくなかで、特別支援学級に所属する児童・生徒数は、増加
していくことが予想されております。
(永田 委員長)
ただいま事務局から説明がありました、小学校の児童数・学級数、中学校の生徒数・
学級数の実績及び推計につきまして、何かご意見、ご質問が、ありましたら出していた
だきたいと思います。
(柴委員)
平成 34 年までに小中一貫教育が実施される中で、葵区の自治会長しか、小中一貫校
の説明を受けていませんが、今日の議題の内容が小中一貫校になった時、影響がありま
せんか。
(廣瀬 学事課長)
この審議会においては、子どもの通学を考えた中で、適確な通学区域を審議していた
だくのが第一です。
(森下 教育局次長)
当審議会では、現状において今の自治会から要望が出て、今の子どもたちが困ってい
る問題を、ご審議いただいております。将来的には、小中一貫にも関わってきますが、
今日の議題については、対象人数も少ないことからさほど問題がないと考えています。
(和田 委員)
5 ページの表ですが、平成 13 年度から平成 28 年度を比較すると特別支援学級の児童
数が、167 人から 518 人増えています。総児童数は減少しているのに 3 倍以上増えてい
る背景はなんでしょうか。また、平成 29 年度以降の特別支援学級の児童数が記載され
ていないのは、なぜでしょうか。
(廣瀬 学事課長)
二点目については、特別支援学級の児童数については、伸び率を単純にかけて計算で
きないためです。
(森下 教育局次長)
単純にかけて算出できないわけではありませんが、議論をする中でその数字を出す必
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要性もあまりないと考えています。一点目については、特別支援教育についての保護者
の理解が深まってきたためだと思われます。
(和田 委員)
潜在的には、今までの特別支援学級の児童がいたということですね。
(廣瀬 学事課長)
保護者の理解が深まってきたことに加え、対象の児童も増えてきたのかと思われます。
(柴 委員)
大里中学校と中島中学校は、小中一貫校が実施された場合、どの小学校と行う予定で
すか。
(森下 教育局次長)
平成 34 年度から全市一斉に今の分離型のまま連携をしていきます。基礎資料の 5 ペ
ージにある「小中学校の通学校」が基本になる予定です。
(永田 委員長)
ご意見、質問も尽きたと思いますので、最後に、今年度の今後の予定につきまして事
務局より説明があります。
(事務局)
次第の最初のページの方にお戻りください。第2回目の通学審議会は平成 28 年 10 月
28 日を予定しております。第3回は年を明けた平成 28 年2月 24 日でございます。よ
ろしくお願いいたします。以上でございます。
(永田 委員長)
それでは皆様のご協力により、今回もスムーズに審議が行われました。また皆さんの
大変貴重なご意見を伺い、この会の内容もとても豊かなものだったと思います。ありが
とうございました。以上をもちまして本日の審議会を閉会したいと思います。ありがと
うございました。
【閉会】
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