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現 代 を 支 え る 軟 石 の 壁
﹁週末は仕事なので友 いています﹂。 達とはメールの交換だけ です﹂と本音も少し。 小樽から通う林さんの 楽しみは﹁電車の窓から 街の景色をぼぉっと見る んあって、まだ先輩の皆 ﹁やりがいのある仕事 て働く林ともみさん。 です﹂と明るく話すのは、 ﹁覚えることがたくさ ます﹂と話す声と笑顔が すが、私も甘えず頑張り 職場の皆さんは温かいで ﹁このお店はお客さま ことです﹂。 さんに迷惑を掛けていま いの村 有 地 と 民 有 地 で 行 わ れ て い ﹁広島町の歩み﹂︵昭和 年刊︶ による と 、 軟 石 の 採 掘 は 島 松 川 沿 た。最後の採掘は、昭和 年ころ る軟石は、次第に使われなくなっ 登場し、建材としてコストがかか になった。その後、ブロック材が の声を大切にしています。 月から㈱札幌東急ストア 2カ月の研修を終えて6 く残さ れ て い る 。 駅逓 所 の 北 側 を 通 る 市 道 の 左 手 に、岩 の 壁 が 立 ち 上 る 。 こ の 場 所 印象的でした。 た。島松の採掘場は大正3年に村 赤い実の会 で、昭 和 有地と な る が 、 か な り 古 く か ら 採 であったという。 おもちゃライブラリー 石﹂が 切 り 出 さ れ て い た 。 掘が行 わ れ て い た よ う で あ る 。 で、タタキという道具で軟石を平 の流れを下から支えてきた軟石の 松・三島地区に残した。その質感 文化は、石造りの住宅や納屋を島 と風景が、忘れてはいけない懐か 作品・文とも 47 契約に よ り 村 有 地 で 採 掘 す る よ う ンと聞こえていました﹂と、祖父 らにする音が、コンコン、コンコ の代からこの地で石材業を営む3 代目の小川裕道さんが語る。 夕日を浴びて立つ軟石の壁。そ の上に、国道 号が架かる。時代 国道を支えているかのような軟石採掘跡 152 すが、毎日鍛えていただ 採掘跡に刻まれた歴史の記憶 現代を支える軟石の壁 ㈱札幌東急ストア 北広島店 実習生 北広島店で業務担当とし 私も甘えずに頑張ります 林 ともみ さん 年代後半まで﹁島松軟 国指 定 史 跡 ﹁ 旧 島 松 駅 逓 所 ﹂ と その付 近 に は 、 歴 史 の 足 跡 が 数 多 34 昭和 初 期 か ら 民 有 地 で の 操 業 が ﹁ 軟 石 の 良 さ は、 軽 く て 加 工 し できな く な り 、 石 材 業 者 は 村 と の やすいところ。私が7歳のころま 37 しさと温かさを感じさせる。 小さな胸に抱いたさいころを転が すと、絵本ノンタンのキャラクター たちが大きなシートを進みます。途 中、じゃんけんや歌、くじも隠れて います。くじでは袋の中からあめを 当てる子も。最後は観覧車でゴール。 子どもたちが目にし、手にするも のは色美しく、触れて心安らぐもの であってほしいと願い、会員みんな で協力して縫い込んだ作品です。 ⑨ 36 「 ノ ン タ ン す ご ろ く 」 30