Comments
Description
Transcript
トラブルシューティング・ガイド
Netcool/Impact バージョン 6.1.0.2 トラブルシューティング・ガイド GA88-7261-00 (英文原典:GC14-7558-00) Netcool/Impact バージョン 6.1.0.2 トラブルシューティング・ガイド GA88-7261-00 (英文原典:GC14-7558-00) お願い 本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、『特記事項』に記載されている情報をお読みください。 本書は、IBM Tivoli Netcool/Impact のバージョン 6.1.0.2、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべての リリースおよびモディフィケーションに適用されます。 お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示さ れたりする場合があります。 原典: GC14-7558-00 Netcool/Impact Version 6.1.0.2 Troubleshooting Guide 発行: 日本アイ・ビー・エム株式会社 担当: トランスレーション・サービス・センター © Copyright IBM Corporation 2006, 2014. 目次 トラブルシューティング¥ガイド . . . . . v 本書の対象読者 . . . . . . . . . . . . . v 資料 . . . . . . . . . . . . . . . . . v Netcool/Impact ライブラリー . . . . . . . . v オンライン用語集へのアクセス . . . . . . . vi マニュアルへのオンライン・アクセス . . . . . vi アクセシビリティー . . . . . . . . . . . . vi Tivoli 技術研修 . . . . . . . . . . . . . vii 問題解決のサポート . . . . . . . . . . . vii フィックスの入手 . . . . . . . . . . . vii 各週のサポート更新情報の入手 . . . . . . . vii IBM ソフトウェア・サポートへの連絡 . . . . viii 本書の規則 . . . . . . . . . . . . . . . x 書体の規則 . . . . . . . . . . . . . . x オペレーティング・システムに依存する変数およ びパス . . . . . . . . . . . . . . . xi Netcool/Impact のトラブルシューティン グ . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 ポリシー・ロガーの問題 . . . . . . . . . . 1 ポリシー・ロガーの問題判別 . . . . . . . . 1 Policylogger.log がデータを記録しない . . . . . 1 認証の問題 . . . . . . . . . . . . . . . 2 Impact サーバーが応答しない . . . . . . . . 2 wasadmin パスワードがデフォルトに設定されてい ない場合、NCI_import が失敗する . . . . . . 3 Web サービス接続が「Certificate chaining error」を 出して失敗する . . . . . . . . . . . . 4 ネットワーキングと接続の問題 . . . . . . . . 5 JRExec サーバーの接続エラー . . . . . . . 5 nci_compliewsdl をコンパイルすると、例外エラー が生じる. . . . . . . . . . . . . . . 5 GUI から Impact サーバー に接続できない . . . 6 Impact サーバーが、複数のネットワークに接続さ れたマシン上で誤ったインターフェースにバインド する . . . . . . . . . . . . . . . . 6 Impact における IP マルチパス・サポート . . . 6 Impact における Sybase DSA および ObjectServer DSA の内部エラー . . . . . . . . . . . 6 AIX 6.1 TL4 でいずれかのサブバージョン・コマ ンドを実行すると、コアが生じる . . . . . . 7 SNMP DSA がトラップを送信しない . . . . . 8 テスト接続のデータベース・エラー CTGBA0024E 8 Informix データ・ソースでのテスト接続のデータ ベース・エラー . . . . . . . . . . . . 8 複製中に Web サービスのライブラリー・ディレク トリーが破損する. . . . . . . . . . . . 9 複数ネットワーク・インターフェース環境における 不安定なサーバー通信の修正 . . . . . . . . 9 インストールおよびアップグレードに関する問題 . . 11 © Copyright IBM Corp. 2006, 2014 デフォルトの共有ライブラリー・ディレクトリー の変更 . . . . . . . . . . . . . . . サーバーのロケールで例外メッセージが表示され る . . . . . . . . . . . . . . . . Impact が Security-enhanced Linux (SELinux) シス テムで開始されない . . . . . . . . . . ObjectServer がユーザー認証に使用される場合に インストールが失敗する . . . . . . . . . デフォルトのクラスター名が使用されない場合、 MWM が機能しない . . . . . . . . . . インストールできない . . . . . . . . . . データ・タイプ、データ・ソース、またはポリシ ーを Impact に保存できない . . . . . . . . ネーム・サーバーの状況を表示できない . . . . 文字セットとエンコードの問題 . . . . . . . . Oracle データベース表の特殊文字の問題. . . . ライブラリー欠落の構文エラー・メッセージ . . XinY ポリシー・ウィザードによって生成される ポリシーの構文エラー . . . . . . . . . . アップロードされたポリシーがポリシー・エディ ターで正しく表示されない . . . . . . . . XML ウィザードによって作成されたデータ・タ イプが、他のクラスター・メンバーで機能しない . クラスタリングと同期の問題 . . . . . . . . データ・ソースの複製が失敗する . . . . . . jslib ディレクトリーが nci_export によってエクス ポートされない . . . . . . . . . . . . クラスター構成におけるオペレーター・ビューの 同期 . . . . . . . . . . . . . . . . 大きい .type ファイルがある場合、サーバー・ク ラスターが同期できない . . . . . . . . . SSL の問題 . . . . . . . . . . . . . . 資格情報が正しくないかアクセス権限が不十分で あるため SSL サーバーで認証できない . . . . 一般的な Netcool/Impact の問題. . . . . . . . レポート作成が有効である場合のディスク・スペ ースの消去 . . . . . . . . . . . . . CPU の使用率が高いためイベント・マッピングの 分析に失敗する . . . . . . . . . . . . デバッグ用のログ・ファイルの収集 . . . . . JMS メッセージを送信できない . . . . . . TIP における LDAP 構成変更が Impact プロファ イルに反映されない . . . . . . . . . . ポリシー・エディターのアイコンが正しく表示さ れない . . . . . . . . . . . . . . . Internet Explorer でポリシーを編集する際のハイ パーリンク・テキストの除去 . . . . . . . システムが大きい SNMP テーブルを処理できな い . . . . . . . . . . . . . . . . SNMPDirectMediator データ・ソースの SNMPv3 設定を変更できない . . . . . . . . . . 11 12 12 13 13 14 14 15 15 15 17 17 17 18 19 19 19 20 20 21 21 22 22 23 23 24 24 25 25 26 26 iii 構成ドキュメンターから Impact サーバー に接続 できない . . . . . . . . . . . . . . 「Y 秒間に X 件」ポリシーから生成された関連 付けされていないファイルの削除 . . . . . . CPU の使用率が高いためイベント・マッピングの 分析に失敗する . . . . . . . . . . . . Tivoli Integrated Portal のトラブルシューティング ログイン・エラー . . . . . . . . . . . プロパティー・ファイルの編集 . . . . . . . トレースの設定 . . . . . . . . . . . . ユーザー ID を変更する場合の考慮事項 . . . . 「Internet Explorer セキュリティ強化の構成」の 無効化 . . . . . . . . . . . . . . . 27 27 28 29 29 31 31 32 32 付録 A. アクセシビリティー . . . . . . 35 付録 B. 特記事項 . . . . . . . . . . 37 商標 . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 用語集 . . . . . . . . . . . . . . . 41 A. . . . . . . . . . . . . . . . iv Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド . . 41 B. C. D. E. F. G. H. I . J . K. L. M. N. O. P. S. U. V. W X. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41 41 42 43 43 43 44 44 44 45 45 45 46 46 46 46 48 48 48 48 トラブルシューティング・ガイド Netcool/Impact「トラブルシューティング¥ガイド」には、Netcool/Impact のインスト ール、カスタマイズ、始動、および保守のトラブルシューティングに関する情報が 記載されています。 本書の対象読者 本書は、Tivoli® Netcool/Impact のインストール、使用、および構成のトラブルシュ ーティングを行う管理者または上級者を対象としています。 資料 このセクションでは、Netcool/Impact ライブラリーの資料および関連文書をリストし ます。このセクションでは、Tivoli 資料のオンライン・アクセス方法、および Tivoli 資料の注文方法についても説明します。 Netcool/Impact ライブラリー v クイック¥スタート¥ガイド, CF39PML Netcool/Impact の初めてのインストールと実行に関する情報が簡潔に記載されて います。 v 管理ガイド, SA88725500 製品のインストール、実行、およびモニターに関する情報が記載されています。 v ユーザー・インターフェース・ガイド, SA88725900 グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) の使用方法が記載されていま す。 v ポリシー・リファレンス・ガイド, SA88725800 Impact ポリシー言語 (IPL) の詳細な説明と参照情報が記載されています。 v DSA リファレンス・ガイド, SA88725600 データ・ソース・アダプター (DSA) に関する情報が記載されています。 v オペレーター¥ビュー¥ガイド, SA88725700 オペレーター・ビューの作成に関する情報が記載されています。 v ソリューション・ガイド, SA88726000 Netcool/Impact の機能の使用に関する詳細情報が記載されています。 v インテグレーション・ガイド, SA88726200 Netcool/Impact を他の IBM® ソフトウェアやベンダー・ソフトウェアに統合する 方法が記載されています。 © Copyright IBM Corp. 2006, 2014 v v トラブルシューティング¥ガイド, GA88726100 Netcool/Impact のインストール、カスタマイズ、始動、および保守のトラブルシ ューティングに関する情報が記載されています。 オンライン用語集へのアクセス IBM 用語 Web サイトでは、IBM 製品ライブラリーの用語を 1 カ所に集約してあ るので、便利です。以下の Web アドレスにある用語 Web サイトにアクセスできま す。 http://www.ibm.com/software/globalization/terminology マニュアルへのオンライン・アクセス 以下は英語のみの対応となります。資料は以下の場所で入手できます。 v 以下は英語のみの対応となります。「Quick Start」の DVD には、製品ライブラ リーにある資料が含まれています。資料のフォーマットは、PDF、HTML、または 両方です。資料へのアクセス方法の手順については、DVD の README ファイ ルを参照してください。 v Tivoli インフォメーション・センター Web サイト (http://publib.boulder.ibm.com/ infocenter/tivihelp/v8r1/topic/com.ibm.netcoolimpact.doc6.1/welcome.html)。IBM で は、すべての Tivoli 製品に関する資料を、公開された時点および更新された時点 で Tivoli インフォメーション・センター Web サイトに掲載しています。 注: PDF 文書をレターサイズ以外の用紙に印刷する場合は、Adobe Reader のメ ニューから「ファイル」→「印刷」を選択して表示されるウィンドウでオプション を設定し、レターサイズのページをご使用の用紙に印刷できるようにしてくださ い。 v Tivoli Documentation Central (http://www.ibm.com/developerworks/wikis/display/ tivolidoccentral/Impact)。Netcool/Impact の以前のバージョンおよび現行バージョン の資料には、Tivoli Documentation Central からもアクセスできます。 v Netcool/Impact Wiki (https://www.ibm.com/developerworks/mydeveloperworks/wikis/ home?lang=en#/wiki/Tivoli%20Netcool%20Impact) には、その他の短い文書や追加情 報が掲載されています。 アクセシビリティー アクセシビリティー機能は、運動障害または視覚障害など身体に障害を持つユーザ ーがソフトウェア・プロダクトを快適に使用できるようにサポートします。本製品 では、支援技術を使用することにより、インターフェースを音声で聞きナビゲート することができます。また、マウスの代わりにキーボードを使用して、グラフィカ ル・ユーザー・インターフェースのすべての機能を操作することもできます。 追加情報については、 35 ページの『付録 A. アクセシビリティー』を参照してくだ さい。 vi Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド Tivoli 技術研修 以下は英語のみの対応となります。Tivoli 技術研修の情報については、以下の IBM Tivoli Education Web サイト (http://www.ibm.com/software/tivoli/education) を参照し てください。 問題解決のサポート 以下は英語のみの対応となります。ご使用の IBM ソフトウェアに問題がある場合 は、迅速に解決する必要があります。このセクションでは、IBM ソフトウェア・プ ロダクトのサポートが得られる、以下のオプションについて説明します。 v 『フィックスの入手』 v 『各週のサポート更新情報の入手』 v viii ページの『IBM ソフトウェア・サポートへの連絡』 フィックスの入手 以下は英語のみの対応となります。お客様の問題の解決に、プロダクトのフィック スが有効な場合があります。ご使用の Tivoli ソフトウェア製品に使用可能なフィッ クスを調べるには、以下のステップを実行してください。 1. IBM Software Support Web サイト (http://www.ibm.com/software/support) にアク セスします。 2. 「Downloads」ページに移動します。 3. 指示に従って、ダウンロードするフィックスを見つけます。 4. ご使用の製品の「Download」見出しがない場合は、検索フィールドに検索語、 エラー・コード、または APAR 番号を入力してください。 入手可能なフィックスのタイプについて詳しくは、「IBM Software Support Handbook」(http://www14.software.ibm.com/webapp/set2/sas/f/handbook/home.html) を参 照してください。 各週のサポート更新情報の入手 以下は英語のみの対応となります。フィックスおよびその他のソフトウェア・サポ ートに関する情報についての通知を、週次 E メールで受信するには、以下のステッ プを実行してください。 1. IBM Software Support Web サイト (http://www.ibm.com/software/support) にアク セスします。 2. ツールバーの「My IBM」をクリックします。「My technical support」をクリ ックします。 3. 「My technical support」に登録済みの場合は、サインインして次のステップに スキップします。登録が済んでいない場合は、「register now」をクリックしま す。IBM ID として E メール・アドレスを使用し、登録フォームに入力して 「Submit」をクリックしてください。 4. 「Edit profile」タブが表示されます。 5. 「Products」の下の最初のリストで、「Software」を選択します。 2 番目のリ ストで、製品カテゴリー (例えば、「Systems and Asset Management」) を選 トラブルシューティング¥ガイド vii 択します。3 番目のリストで、製品サブカテゴリー (例えば、「Application Performance & Availability」または「Systems Performance」) を選択します。 該当する製品のリストが表示されます。 6. 更新情報の受信を希望する製品を選択します。 7. 「Add products」をクリックします。 8. 関心のある製品をすべてを選択したら、「Edit profile」タブの「Subscribe to email」をクリックします。 9. 「Documents」リストで、「Software」を選択します。 10. 「Please send these documents by weekly email」を選択します。 11. 必要であれば、お客様の E メール・アドレスを更新します。 12. 受信を希望する資料のタイプを選択します。 13. 「Update」をクリックします。 「My technical support」機能で問題が発生した場合は、以下のいずれかの方法でサ ポートを受けることができます。 オンライン [email protected] に、問題を説明した E メールを送信してください。 電話 1-800-IBM-4You (1-800-426-4409) に電話してください。 World Wide Registration Help desk 全世界のサポート情報については、https://www.ibm.com/account/profile/ us?page=reghelpdesk で詳細を確認してください。 IBM ソフトウェア・サポートへの連絡 以下は英語のみの対応となります。IBM ソフトウェア・サポートにご連絡いただく 前に、お客様の会社が現在有効な IBM ソフトウェア保守契約をお持ちであり、お 客様が IBM への問題報告の権限をお持ちであることを確認してください。必要な ソフトウェア保守契約は、ご使用の製品に応じて異なります。 v IBM 分散ソフトウェア製品 (Tivoli、Lotus®、および Rational® 製品のほか、 Windows または UNIX オペレーティング・システムで稼働している DB2® およ び WebSphere® 製品を含みますが、これだけに限定されません) の場合には、以 下のいずれかの方法で、パスポート・アドバンテージに登録してください。 オンライン パスポート・アドバンテージ Web サイト (http://www-306.ibm.com/ software/howtobuy/passportadvantage/pao_customers.htm) にアクセスしま す。 電話 お客様の国での連絡先の電話番号を調べるには、IBM Worldwide IBM Registration Helpdesk Web サイト (https://www.ibm.com/account/profile/ us?page=reghelpdesk) にアクセスしてください。 v サブスクリプションおよびサポート (S & S) 契約のお客様は、「IBM サービ ス・リクエスト (SR) のサインイン」サイト (https://techsupport.services.ibm.com/ ssr/login) にアクセスしてください。 viii Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド v IBMLink、CATIA、Linux、OS/390®、 iSeries®、pSeries、 zSeries、およびその他 のサポート契約を締結しているお客様の場合は、 IBM Support Line Web サイト (http://www.ibm.com/services/us/index.wss/so/its/a1000030/dt006)にアクセスしてくだ さい。 v IBM eServer™ ソフトウェア製品 (zSeries、pSeries、および iSeries 環境で実行さ れている DB2 および WebSphere 製品を含みますが、これだけに限定されませ ん) の場合は、IBM 営業担当員または IBM ビジネス・パートナーに直接ご相談 いただくことによって、ソフトウェア保守契約を購入することができます。 eServer ソフトウェア製品のサポートについて詳しくは、IBM Technical Support Advantage Web サイト (http://www.ibm.com/servers/eserver/techsupport.html にアク セスしてください。 必要なソフトウェア保守契約のタイプが不明の場合は、米国内では 1-800-IBMSERV (1-800-426-7378) に電話してください。それ以外の国では、Web 上の「IBM Software Support Handbook」(http://www14.software.ibm.com/webapp/set2/sas/f/ handbook/home.html) の連絡先ページにアクセスし、お客様の地域名をクリックし て、その地域のサポート担当者の電話番号を調べてください。 IBM ソフトウェア・サポートと連絡をとる場合は、以下のステップを実行してくだ さい。 1. 『ビジネス・インパクトの判別』 2. x ページの『問題の説明と情報の収集』 3. x ページの『問題の送信』 ビジネス・インパクトの判別 IBM に問題を報告する際は、重大度レベルを尋ねられます。以下の基準を使用し て、報告する問題のビジネス・インパクトを理解し、評価してください。 重大度 1 この問題には、重大な ビジネス・インパクトがあります。プログラムを使 用できないため、業務に重大な影響を与えます。この状態は即時に解決する 必要があります。 重大度 2 この問題には、大きな ビジネス・インパクトがあります。プログラムは使 用可能ですが、かなり限定されます。 重大度 3 この問題には、若干の ビジネス・インパクトがあります。プログラムは使 用可能ですが、あまり重要でない (業務上、重大でない) 機能が使用できま せん。 重大度 4 この問題には、軽微な ビジネス・インパクトがあります。問題は業務にほ とんど影響がないか、問題を回避する妥当な措置が実施済みです。 トラブルシューティング¥ガイド ix 問題の説明と情報の収集 問題を IBM に説明する場合は、可能な限り具体的に説明してください。関連する 背景情報をすべて含めることにより、IBM ソフトウェア・サポートのスペシャリス トは効率よく問題を解決することができます。時間を節約するため、以下の質問に 対する回答を用意しておいてください。 v 問題が発生したときに実行していたソフトウェアのバージョンは何ですか。 v 問題の症状に関連するログ、トレース、およびメッセージがありますか。IBM ソ フトウェア・サポートからこれらの情報をお願いすることがあります。 v 問題を再現することができますか。その場合、どのステップを実行したらこの問 題が再現されますか? v システムに何か変更を行いましたか。例えば、ハードウェア、オペレーティン グ・システム、ネットワーキング・ソフトウェアなどに変更を加えましたか。 v 問題に対する回避策を現在使用していますか。使用している場合、問題を報告す る際に、その回避策について説明できるよう準備しておいてください。 問題の送信 IBM ソフトウェア・サポートに問題を送信するには、次の 2 とおりのうち、いず れかの方法を使用します。 オンライン IBM ソフトウェア・サポート・サイト (http://www.ibm.com/software/support/ probsub.html) にアクセスして、「Submit and track problems」をクリック します。お客様の情報を該当する問題送信フォームに入力してください。 電話 お客様の国での連絡先の電話番号を調べるには、「IBM Software Support Handbook」の連絡先ページ (http://www14.software.ibm.com/webapp/set2/sas/f/ handbook/home.html) にアクセスし、お客様の地域名をクリックしてくださ い。 お客様の提出される問題が、ソフトウェアの問題点、または資料の不備や不正確さ に起因する場合、IBM ソフトウェア・サポートはプログラム診断依頼書 (APAR) を 作成します。APAR には、問題が詳細に記述されます。IBM ソフトウェア・サポー トは、可能な限り、APAR が解決されてフィックスが配布されるまでの間、お客様 に実施していただく回避策を提供します。IBM は、解決済みの APAR を ソフトウ ェア・サポート Web サイトに毎日公開し、同じ問題を経験される他のお客様が同 じ解決策を利用できるようにしています。 本書の規則 本書では、特殊な用語やアクション、オペレーティング・システムに依存するコマ ンドやパス、およびマージン・グラフィックスに関していくつかの規則を使用して います。 書体の規則 本書では、書体について以下の規則を使用しています。 太字 v 周囲のテキストから区別しづらい小文字および大/小文字混合のコマンド x Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド v インターフェース・コントロール (チェック・ボックス、プッシュボタ ン、ラジオ・ボタン、スピン・ボタン、フィールド、フォルダー、アイコ ン、リスト・ボックス、リスト・ボックス内の項目、複数列リスト、コン テナー、メニュー選択項目、メニュー名、タブ、プロパティー・シー ト)、ラベル (ヒント:やオペレーティング・システムの考慮事項:など) v テキスト内のキーワードおよびパラメーター イタリック v 引用 (例: 資料、ディスケット、および CD のタイトル) v 本文中で定義される語 (例: 非交換回線は Point-to-Point 回線 と呼ばれま す) v 語句や文字の強調 (語句の例としての語句: 「that は制限節を導くために 使います。」; 文字の例としての文字: 「LUN アドレスの先頭は文字 L である必要があります。」) v 本文内の新規用語 (定義リスト内を除く): 「ビュー は、データが入って いるワークスペース内のフレームです」 v 指定する必要がある変数および値 (例: ここで myname は ... を表します) モノスペース v 例およびコード例 v 周囲のテキストと区別しづらいファイル名、プログラミング・キーワー ド、およびその他のエレメント v ユーザー宛てのメッセージ・テキストおよびプロンプト v ユーザーが入力する必要があるテキスト v 引数またはコマンド・オプションの値 オペレーティング・システムに依存する変数およびパス 本書では、環境変数の指定やディレクトリー表記に UNIX の規則を使用していま す。 Windows コマンド行を使用する際には、環境変数の場合は $variable を % variable% に置き換え、ディレクトリー・パスの場合は各スラッシュ (/) を円記号 (¥) に置き換えます。環境変数の名前は、Windows 環境と UNIX 環境では常に同じ とは限りません。例えば、Windows 環境の %TEMP% は UNIX 環境の $TMPDIR に相当します。 注: Windows システムで bash シェルを使用する場合は、UNIX の規則を使用でき ます。 トラブルシューティング¥ガイド xi xii Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド Netcool/Impact のトラブルシューティング 以下のトラブルシューティングのヒントと手法は、Netcool/Impact の実行時に生じる 可能性がある問題に適用されます。 ポリシー・ロガーの問題 このセクションでは、ポリシー・ロガーに関連する一般的な問題の解決方法を説明 します。 ポリシー・ロガーの問題判別 このトピックでは、ポリシー・ロガーが問題判別用に設定されるようにするのに必 要な変更の概要を示します。 解決方法 ポリシー・ロガーを問題判別用に設定するには、以下の手順を実行します。 1. GUI で、「システム構成」 > 「イベント自動化」を展開し、「サービス」をク リックして「サービス」タブを開きます。 2. 「ポリシー・ロガー」」を右クリックして、「編集」をクリックします。 3. 以下のように構成します。 v 「最上位のログ・レベル」を 3 に設定します。 v 「ログ記録の対象」の下で、オプション「すべての SQL ステートメント」、 「実行前のアクション・モジュール・パラメーター」、および「すべてのアク ション・モジュール・パラメーター」を選択します。 v 「サービス・ログ」の下で、「ファイルへの書き込み」オプションを選択しま す。 4. 「保存」アイコンをクリックして、変更内容を実装します。 Policylogger.log がデータを記録しない ポリシーのデバッグで policylogger.log ファイルを使用できない。 policylogger.log ファイルが $IMPACT_HOME/logs ディレクトリーで作成されませ ん。 症状 ログ・ファイルが $IMPACT_HOME/logs ディレクトリーで作成されません。 原因 $IMPACT_HOME/etc/<servername>_server.props ファイルでファイル・パスが欠落し ているか、誤って設定されています。 © Copyright IBM Corp. 2006, 2014 1 解決方法 この問題を修正するには、以下の手順を実行します。 1. 以下のコマンドを使用して、Tivoli Integrated Portal および Netcool/Impact サー バーをシャットダウンします。 2. 例えば、UNIX では次のコマンドを使用します。 $IMPACT_HOME/bin/ewasImpactStartStop.sh stop Windows の場合: ewasImpactStartStop.bat stop 3. $IMPACT_HOME/etc/<servername>_server.props ファイルの impact.logdir プロ パティーを、正しいパスを指すように変更します。 例えば、Tivoli Netcool/Impact を /tivoli/netcool ディレクトリーにインストー ルした場合、このプロパティーは impact.logdir=/tivoli/netcool/impact/ logs/ です。 4. 以下のコマンドを実行して、Tivoli Integrated Portal および Netcool/Impact サー バーを始動します。 5. 例えば、UNIX では次のコマンドを使用します。 $IMPACT_HOME/bin/ewasGUIStartStop.sh. start Windows の場合: ewasImpactStartStop.bat start 注: GUI サーバー が、Tivoli 共通レポートを使用する既存の Tivoli Integrated Portal 環境にインストールされている場合、Netcool/Impact サーバーの始動と停 止については、Common Reporting インフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/tivihelp/v3r1/index.jsp?topic= %2Fcom.ibm.tivoli.tcr.doc_21%2Frtcr_soft_and_hard_reqs.html) を参照してくださ い。 認証の問題 このセクションでは、Netcool/Impact における認証に関連する一般的な問題の解決方 法を説明します。 Impact サーバーが応答しない データ・ソースの接続プールのサイズと EventProcessor の最大スレッド数との間に 矛盾があるために、Impact サーバーが応答しなくなります。 症状 Impact サーバーが、数日間正常に実行された後、応答しなくなります。環境は製品 の技術要件を満たし、実行されているポリシー数が少なくなっています。 原因 この問題は、データ・ソースの接続プールのサイズと EventProcessor の最大スレッ ド数との間に矛盾があるために生じる場合があります。 2 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 解決方法 データ・ソース用に構成されている接続プールのサイズが EventProcessor の最大処 理スレッド数より大きくなるようにしてください。 wasadmin パスワードがデフォルトに設定されていない場合、 NCI_import が失敗する 組み込み Websphere Application Server の wasadmin パスワードを変更するときは 必ず、作成した各 Impact サーバー の $IMPACT_HOME/impact/etc/ <server_name>_wsadmin.props ファイルで impact.password を更新することも必要で す。 症状 nci_import が失敗します。 解決方法 組み込み Websphere Application Server の wasadmin パスワードを変更するには、 以下の手順を実行します。 1. 任意のブラウザーで http://host:adminport/ibm/console URL を開きます。ここで、 ホスト名は、組み込み Websphere Application Server サーバーが実行されている システムの名前であり、ポートは HTTP ポートです。デフォルトのポートは 9080 です。コンソールから、ログイン情報を求めるプロンプトが出されます。 2. 「ユーザーおよびグループ」をクリックします。 3. 「ユーザーの管理」をクリックします。 4. tipadmin ID をクリックします。 5. パスワードを変更し、パスワードの確認を行います。 6. 「適用」をクリックして、変更内容を保存します。 作成した各 Impact サーバー の $IMPACT_HOME/impact/etc/ <server_name>_wsadmin.props で組み込み Websphere Application Server の wasadmin パスワードを更新するには、以下の手順を実行します。 1. $IMPACT_HOME/impact/bin/nci_crypt <password> コマンドを使用してパスワード を暗号化します。nci_crypt コマンドと、組み込み Websphere Application Server の管理コンソールで使用したパスワードと同じパスワードを使用します。 2. コマンドの出力をコピーします。 3. $IMPACT_HOME/impact/etc/<server_name>_wsadmin.props ファイルを開き、次の 行で古い暗号化パスワードを新しい暗号化パスワードで置き換えます。 impact.password=<new_encrypted_value> 4. コマンド・プロンプトで $IMPACT_HOME/bin/ewasImpactStartStop.sh コマンド を使用して Impact サーバー を再始動します。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 3 Web サービス接続が「Certificate chaining error」を出して失敗 する HTTPS を使用した Web サービスから外部システムへの接続の結果、「Certificate chaining error」エラーが生じます。 症状 以下のエラー・メッセージが SystemOut.log ファイルに出力されます。 HttpMethodDir I org.apache.commons.httpclient.HttpMethodDirector executeWithRetry I/O exception (org.apache.axis2.AxisFault) caught when processing request: com.ibm.jsse2.util.g: PKIX path building failed: java.security.cert.CertPathBuilderException: PKIXCertPathBuilderImpl could not build a valid CertPath.; internal cause is: java.security.cert.CertPathValidatorException: The certificate issued by CN=XXXXXX, OU=CAs, OU=PKI, OU=XXX, O=XXX, C=AU is not trusted; internal cause is: java.security.cert.CertPathValidatorException: Certificate chaining error 原因 「Certificate chaining error」は、1 つ以上の中間証明書がサーバーにインストールさ れていないことを示しています。証明書が自己署名証明書/ルート証明書でない場 合、この証明書をルート認証局までリンクさせるために中間証明書がインストール されていることが必要です。 解決方法 必要な中間証明書を外部システムからエクスポートして、アプリケーション・サー バーのトラストストアに追加する必要があります。 v Internet Explorer で中間証明書をエクスポートするには、以下の手順を実行しま す。 1. 「ツール」 > 「インターネット オプション」 > 「コンテンツ」 > 「証明 書」に進みます。 2. リストの中から該当の証明書を選択し、「エクスポート」をクリックしてエク スポートします。 3. 「DER encoded Binary 形式」タイプ、および証明書をエクスポートするロケ ーションを選択します。 4. 「保存」をクリックします。 v Firefox で中間証明書をエクスポートするには、以下の手順を実行します。 1. 「ツール」 > 「オプション」 > 「詳細」 > 「暗号化」 > 「証明書を表 示」に進みます。 2. 「証明書マネージャ」ウィンドウで、「認証局証明書」タブをクリックしま す。 3. リストの中から証明書を選択し、「エクスポート...」をクリックしてエクスポ ートします。 4. 「X.509 証明書 (DER)」タイプ、および証明書をエクスポートするロケーシ ョンを選択します。 5. 「保存」をクリックします。 4 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 次に、「管理ガイド」の『アプリケーション・サーバー・トラストストアへの証明 書の追加』手順にしたがって、エクスポートされた中間証明書をインポートする必 要があります。 ネットワーキングと接続の問題 このセクションでは、Netcool/Impact におけるネットワーキングと接続に関連する一 般的な問題の解決方法を説明します。 JRExec サーバーの接続エラー JRExec サーバーが接続に失敗し、エラー java.net.ConnectException: Connection refused が表示される。 症状 ポリシー内で JRExecAction 関数を使用すると、次のエラーが生じます。 ’An exception occurred while executing Policy. Please examine server.log for more details or check the Policy. The exception was: Exception in policy: . Exception in policy. Error while executing external action: Could not connect to server: java.rmi.ConnectException: Connection refused to host: localhost; nested exception is: java.net.ConnectException: Connection refused’ 解決方法 これらは、nci_jrexec が実行されていないときに生じる典型的な例外です。この問題 に対処するには、以下のコマンドを実行して JRExec プロセスを開始してくださ い。 $NCHOME/impact/bin/nci_jrexec nci_compliewsdl をコンパイルすると、例外エラーが生じる nci_compliewsdl 例外エラーの解決方法 症状 nci_compliewsdl スクリプトをコンパイルすると、以下の例と同じような例外エラ ーが生じます。 Exception in thread "main" java.lang.Exception: Could not find WSDL compiling output jar file nci_compilewsdl: Failed to compile wsdl [Filename.wsdl] (error 1) 解決方法 インターネットにアクセスできる環境でプロセスを繰り返して、スクリプトを正し くコンパイルしてください。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 5 GUI から Impact サーバー に接続できない 初期の起動で失敗する場合は、「接続」ボタンを使用して、Tivoli Integrated Portal GUI と Impact サーバー 間の接続を再確立します。 症状 Tivoli Integrated Portal GUI にログインして、サブノードから項目を選択すると、各 タブの上部に「クラスター」リストと「プロジェクト」リストが表示されます。GUI から Impact サーバー に接続できない場合、「接続」ボタンが表示されます。 解決方法 「接続」をクリックして、Impact サーバー に再接続します。接続が再確立されない 場合は、Tivoli Integrated Portal からのログアウトと再ログインを試行してくださ い。 Impact サーバーが、複数のネットワークに接続されたマシン上で 誤ったインターフェースにバインドする 複数のネットワーク・インターフェースを持つコンピューターに Netcool/Impact を インストールしようとする場合、Netcool/Impact サーバーが、ネーム・サーバーと同 じインターフェースにバインドしない可能性があります。 症状 Netcool/Impact サーバーがアクセス不能になります。 解決方法 サーバーがこのように構成される場合に使用する必要がある追加パラメーターがあ ります。<server name>_server.props ファイルで、サーバーがバインドする必要があ るインターフェースごとに以下のパラメーターを追加してください。 impact.server.ipaddress=<ipaddress> Impact における IP マルチパス・サポート IP マルチパスはネットワーク・カード障害に使用されます。例えば、2 つのネット ワーク・インターフェース・カードを使用するときに、一方のカードに障害が起き ると、アプリケーションは残りのカードを使用します。 解決方法 Impact では IP マルチパスはサポートされません。 Impact における Sybase DSA および ObjectServer DSA の内 部エラー Sybase データベースまたは ObjectServer データベースの列が失敗した結果、列が 「DEAD」であることを示すエラー・メッセージが生じます。 6 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 症状 netcool.log ファイルに以下のメッセージが表示されます。 ERROR [Debug] java.sql.SQLException: JZ006: Caught IOException: java.io.IOException:JZ0R3:Column is DEAD. This is an internal error; please report it to Sybase technical support. 解決方法 1. Impact サーバーを停止します。 2. $IMPACT_HOME/etc/<serverName>_<datasourceName>.ds ファイルをバックアッ プして、編集します。 3. .ds ファイルの終わりに以下を追加します。 v ObjectServer DSA の場合: <datasourceName>.ObjectServer.NUMDSPROPERTIES=1 <datasourceName>.ObjectServer.DSPROPERTY.1.NAME=REPEAT_READ <datasourceName>.ObjectServer.DSPROPERTY.1.VALUE=true v Sybase DSA の場合: <datasourceName>.Sybase.NUMDSPROPERTIES=1 <datasourceName>.Sybase.DSPROPERTY.1.NAME=REPEAT_READ <datasourceName>.Sybase.DSPROPERTY.1.VALUE=true <datasourceName> を実際の名前で置き換えてください。 4. Impact サーバーを再始動します。 注: これらの新しいプロパティーは他のクラスター・メンバーに複製されないの で、これらのプロパティーをすべての Impact クラスター・メンバーに手動で追加す る必要があります。 AIX 6.1 TL4 でいずれかのサブバージョン・コマンドを実行する と、コアが生じる AIX 6.1 TL4 でサブバージョン・コマンドを実行するときのコアの解決方法。 症状 AIX 6.1 テクノロジー・レベル 4 (TL4) で Netcool/Impact を使用するときに、いず れかのサブバージョン・コマンドを実行すると、コアにサブバージョンが生じま す。 解決方法 AIX 6.1 6100-04 SERVICE PACK 5 を使用する必要があります。この AIX Service Pack はライブラリーの問題を修正し、問題を解決します。 1. 次のリンクの説明に従って、TL4 用の SP5 をダウンロードできます。 https://www-304.ibm.com/jct01003c/support/docview.wss?uid=isg1IZ76007 2. Service Pack がインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンド を使用します。 oslevel -s 3. 出力は 6100-04-05-1015 です。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 7 SNMP DSA がトラップを送信しない 管理情報ベース (MIB) ファイルが破損しているため、SNMP DSA がトラップを送 信できません。 症状 トラップを送信するポリシーを実行できません。 原因 MIB ファイルが破損しています。 解決方法 $NCHOME/impact/dsa/snmpdsa/mibs ディレクトリーに MIB を置く前に、IReasoning MIB Browser ツールを使用して MIB ファイルを調べてください。これにより、 MIB が破損していないことが確実になります。 テスト接続のデータベース・エラー CTGBA0024E z/OS で実行されている DB2 データベースとのデータ・ソース接続の失敗を解決す る方法。 症状 z/OS で実行されているリモート DB2 データベースにアクセスするためにデータ・ ソースを作成しようとしているときに、以下のエラーが表示される場合がありま す。 CTGBA0024E The test connection was not opened. Reason: Could not connect to databases. 原因 ソース DB2 データベースからの JDBC ドライバーおよび license .jar ファイル に、Impact サーバー がアクセスできない可能性があります。 解決方法 DB2 データベースが Impact サーバー の IMPACT_HOME/dsalib ディレクトリーにイ ンストールされている SQLLIB¥java ディレクトリーから、db2jcc.jar ファイルと db2jcc_license*.jar ファイルをコピーします。その後、Impact サーバー を再始動 します。 Informix データ・ソースでのテスト接続のデータベース・エラー Informix データベースとの Informix データ・ソース接続の失敗を解決する方法。 症状 Informix データベースとの Informix データ・ソース接続を作成するときに、テスト 接続が失敗します。netcool.log ファイルを調べると、以下のエラー・メッセージが 表示されています。 8 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド Caused by: com.ibm.db2.jcc.am.io: [jcc][10165][10051][3.57.82] Invalid database URL syntax: jdbc:informix-sqli:// <servername> ERRORCODE=-4461, SQLSTATE=42815 原因 Informix データベースとのデータ・ソース接続は、DB2 データ・ソースがそれより 前にロードされている場合、失敗します。 解決方法 Informix データベースのデータ・ソースを作成した後、Impact サーバー を再始動 してください。 複製中に Web サービスのライブラリー・ディレクトリーが破損す る Web サービス用に作成された WSDL ファイルが、1 次サーバーから 2 次サーバー に正しく複製されません。 症状 Web サービス用に作成された jar ファイルが、1 次サーバーから 2 次サーバーに 複製中に破損します。 解決方法 WSDL をコンパイルするには、以下のタスクを実行します。 v Web サービスの WSDL ファイルを取得します。 v WSDL コンパイラー・スクリプトを実行します。 v jar ファイルが 1 次サーバー上の $IMPACT_HOME/wslib ディレクトリーに作成さ れます。jar ファイルを $IMPACT_HOME/wslib ディレクトリーからすべての 2 次 サーバーにコピーします。 v ウィザードまたは nci_compile WSDL コマンドから WSDL ファイルをコンパイ ルした後、ファイルをすべての 2 次サーバーにコピーする必要があります。既存 のパッケージ・ファイルが再コンパイルされる場合、jar ファイルをすべての 2 次サーバーにコピーして、Netcool/Impact インスタンスを再始動する必要があり ます。 注: WSDL ファイルに XSD インポートが含まれている場合、これらのファイルは 別個に提供されます。WSDL ファイルおよび関連の XSD ファイルは、スペースな しでディレクトリーに置かれなければなりません。 複数ネットワーク・インターフェース環境における不安定なサーバ ー通信の修正 サーバーに複数のネットワーク・インターフェース・カードがある場合、サーバー 通信が不安定になる可能性があります。この状態の場合、Impact サーバー、ネー ム・サーバー、および GUI サーバー の間、あるいはサーバー・クラスター内のサ ーバー間での通信が中断される可能性があります。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 9 このタスクについて この状態により、Netcool/Impact がネームサーバーに到達できないことを示すエラ ー・メッセージが発生する可能性があります。クラスター環境では、1 次サーバー に対して行われた変更は、2 次サーバーに対して複製されません。例えば、1 次サ ーバー内でポリシーを編集して保存します。しかし、このポリシーは 2 次サーバー 上で更新されません。 この問題を修正するには、次のようにします。 手順 1. サーバーを停止します。クラスター環境では、クラスター内のすべてのサーバー を停止します。 2. 以下のプロパティーを、$NCHOME/impact/etc/ ディレクトリーにある <servername>_server.props ファイルに追加します。 impact.server.ipaddress=<ipaddress> ここで、<ipaddress> は、Netcool/Impact がネーム・サーバーにローカルで接続 するのに使用する IP アドレスです。このプロパティーに先行スペースも末尾ス ペースも含まれないようにします。 3. 以下のプロパティーを、$IMPACT_HOME/etc/ ディレクトリーにある server.props ファイルに追加します。 server.ipaddress=<ipaddress> このプロパティーに先行スペースも末尾スペースも含まれないようにします。 4. IMPACT_HOME/install ディレクトリーにある nci_configuration_utility を実 行します。「ネーム・サーバーの構成」オプションを選択します。ここでの IP アドレスが、$NCHOME/impact/etc/ ディレクトリーにある impact.server.ipaddress=<ipaddress> プロパティーに指定された IP アドレス と同じであることを確認してください。 サーバー・クラスターについて、すべてのネーム・サーバーの IP アドレスと順 序が正しいことを確認する必要があります。 5. GUI サーバー と Impact サーバー の両方について、以下のディレクトリーにあ る serverindex.xml ファイルのホスト名項目を正しい IP アドレスに変更しま す。 v Impact サーバーの場合は $NCHOME/tipv2/profiles/ImpactProfile/config/ cells/ImpactCell/nodes/ImpactNode/。 v GUI サーバーの場合は $NCHOME/tipv2/profiles/TIPProfile/config/cells/ TIPCell/nodes/TIPNode/。 ホストが確実に目的の IP アドレスを指すようにするために、serverindex.xml ファイルで host="*" を host="ipaddress" に変更してください。 6. $NCHOME/impact/nameserver/nspersist ディレクトリーからすべてのファイルを 削除します。 7. WebSphere Application Server を始動します。 10 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド インストールおよびアップグレードに関する問題 このセクションでは、Netcool/Impact コンポーネントのインストールおよびアップグ レードに関連する一般的な問題の解決方法を説明します。 デフォルトの共有ライブラリー・ディレクトリーの変更 デフォルトの共有ライブラリー・ディレクトリーの変更方法。 症状 共有のデフォルト・ライブラリーに追加した JDBC ドライバーまたはサード・パー ティーの Java アーカイブ (JAR) ファイルが機能しません。 原因 これは WebSphere の既知の問題です。例えば、Windows ディレクトリー install に、ファイル・パス C:¥Documents and Settings¥My Impact¥impact¥dsalib に 2 つのスペースがある場合、デフォルトの共有ライブラリーは機能しません。これが 生じる可能性があるのは、dsalib の優先ファイル・パス impact_install/impact/ dsalib 以外のパスを選択する場合です。 解決方法 eWAS は、指定の共有ライブラリー情報を内部で以下のファイルに保管します。 INSTALL_HOME/tipv2/profiles/ImpactProfile/config/cells/ImpactCell/nodes/ ImpactNode/libraries.xml 共有ライブラリー・フォルダーを変更した後、このファイルを調べて、下部の最後 の項目が、新しい共有ライブラリーのロケーションとして指定された新しいディレ クトリーを示すことを確認する必要があります。 以下の例は、Impact サーバーの共有ライブラリーとして特定のディレクトリーを使 用する方法を示しています。 例 1. NCHOME/tipv2/profiles/ImpactProfile/bin ディレクトリーに置かれている wsadmin スクリプトを実行します。 2. サーバーが実行中である場合、構文は次のとおりです。 ./wsadmin.sh -lang jython -f <path to setupSharedLib.py> <Node> <Server> <Shared Library Directory> <Impact Server> <Cell> 以下の例では、 v NCHOME は /opt/ibm/impact61 です。 v ターゲット共有ライブラリーは、デフォルトの /opt/ibm/impact61/impact/ dsalib から、 /opt/install/drivers に変更されます。 v Impact サーバーは NCI1 です。以下のコマンドを実行すると、wsadmin コン ソールにログインするためにユーザー名とパスワードを入力するように求める プロンプトが出されます。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 11 ./wsadmin.sh -lang jython -f /opt/ibm/impact61/impact/install/setupSharedLib.py ImpactNode server1 /opt/install/drivers NCI1 ImpactCell 3. スクリプトが終了した後、サーバーを再始動します。 サーバーが実行中でない場合は、wsadmin コマンドで -conntype NONE フラグを 使用する必要があります。 例えば、以下のようになります。 /wsadmin.sh -conntype NONE -lang jython -f /opt/ibm/impact61/impact/install/setupSharedLib.py ImpactNode server1 /opt/install/drivers NCI1 ImpactCell 4. Windows 環境の場合、ディレクトリー名には単一の円記号が必要です。 例えば、共有ライブラリーとして、C:¥installs¥drivers と設定します。 5. NCHOME/tipv2/profiles/ImpactProfile/bin に置かれている wsadmin.bat を実 行している場合、以下の構文が使用されます。 wsadmin.bat -lang jython -f C:/impact61/impact/install/setupSharedLib.py ImpactNode server1 “C:/installs/drivers” NCI1 ImpactCell v NCHOME は C:¥impact61 です。 v Impact サーバーは NCI1 です。 v JDBC ドライバーが入っているフォルダーは、C:¥installs¥drivers です。 サーバーのロケールで例外メッセージが表示される 別の言語で表示される例外メッセージの解決方法。 症状 Netcool/Impact データ・ソース、データ・タイプを構成しているとき、またはデー タ・タイプからデータを表示しているときに、サーバー・システムのロケールで表 示される例外メッセージをバックエンド・サーバーから受け取る場合があります。 解決方法 ブラウザーのロケールと同じロケールで Impact プロファイルを実行する必要があり ます。 Impact が Security-enhanced Linux (SELinux) システムで開始 されない Impact が Security-enhanced Linux (SELinux) システムで開始されない。 症状 次のメッセージが表示されます。 JVMJ9VM011W Unable to load j9jit23" and "JVMJ9VM011W Unable to load jclscar_23: cannot restore segment prot after reloc: Permission denied 原因 Security-enhanced Linux (SELinux) が有効である場合、SELinux は許可されていない 共有ライブラリーのロードを禁止するので、Impact を開始できません。 12 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 解決方法 この問題の回避策は、Impact を開始する前に、コマンド行で root ユーザーとして setenforce 0 を実行することです。また、/etc/selinux/ 構成ファイルで SELINUX=disabled 行をコメント化して、SELinux を完全に無効にすることもできま す。 変更を有効にするには、システムを再始動する必要があります。 ObjectServer がユーザー認証に使用される場合にインストールが 失敗する ObjectServer ベースのユーザー・レジストリーを使用する場合、インストールが認証 障害エラーで失敗します。 症状 ObjectServer ベースのユーザー・レジストリーを使用する場合、インストールが失敗 し、wsadmin.traceout ログに以下のエラーが記録されます。 WASX7093I: Issuing message: "WASX7246E: Cannot establish "SOAP" connection to host "localhost" because of an authentication failure. Ensure that user and password are correct on the command line or in a properties file. Exception message (if any): "ADMN0022E: Access is denied for the getProcessType operation on Server MBean because of insufficient or empty credentials."" 原因 このエラーの考えられる原因の 1 つは、Netcool/Impact をインストールする前に ObjectServer に「tipadmin」ユーザーが存在していることです。 問題の解決方法 Netcool/Impact のインストールを実行する前に Netcool/OMNIbus から「tipadmin」ユ ーザーを削除するか、またはご使用の TIP プロファイルにデフォルトの 「tipadmin」とは異なるユーザー名を使用することができます。 デフォルトのクラスター名が使用されない場合、MWM が機能しな い 症状 デフォルトのクラスター名 NCICLUSTER を使用しない場合、保守ウィンドウの管 理は正しく機能しません。MWM のメインページをロードした後、次のメッセージ が表示されます。 Could not retrieve a client for accessing the Impact server, under cluster: clustername 原因 このエラーはオペレーター・ビュー・コードによって生成されます。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 13 解決方法 GUI サーバー で $IMPACT_PROFILE/bin/nc_ant ツールを実行する必要があります。 以下のコマンドを使用して、イベントの分離および相関と、保守ウィンドウの管理 用のオペレーター・ビュー・ファイルを作成してください。 nc_ant -f installAddOnOpview.xml -DCLUSTERNAME=ClusterName NewCluster ここで、ClusterName はクラスター名です。NewCluster パラメーターはハードコー ディングされたパラメーターであり、変更してはなりません。 インストールできない /tmp ディレクトリーのディスク・スペースが不十分であるため、Impact のインスト ールが完了できません。 症状 インストールが未完了です。 原因 インストールが完了するのに十分なディスク・スペースが /tmp ディレクトリーに ありません。 解決方法 1. Impact をインストールするユーザーの $HOME ディレクトリーから InstallAnywhere フォルダーを削除します。 2. 以下のオプションを使用してインストールを実行します。 ./setupLinux32b30.bin switch -is:tempdir<tempdir> 例えば、以下のようになります。 ./setupLinux64b30.bin -console -is:tempdir /home/pedro データ・タイプ、データ・ソース、またはポリシーを Impact に 保存できない ポリシー、データ・ソース、データ・タイプ、サービスを Impact の新規インストー ル済み環境に保存できません。 症状 Impact に接続しているときに、ポリシー、データ・タイプ、またはデータ・ソース を保存できません。 原因 これは、Impact を root ユーザーとしてインストールした結果生じる可能性があり ます。 14 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 解決方法 考えられる原因の 1 つは、Impact が root ユーザーとしてインストールされたこと です。UNIX プラットフォームでは、Netcool/Impact を root ユーザーとしてインス トールしないようにお勧めします。ターゲット・ディレクトリーに対する読み取 り、書き込み、および実行の許可を持つ他の任意のユーザーとしてインストーラー を実行できます。 ネーム・サーバーの状況を表示できない ネーム・サーバーの状況を表示できません。 症状 どのクラスター・メンバーが現在実行中または停止済みであるかを識別できませ ん。 原因 http://servername:9080/nameserver/services は、どのクラスター・メンバーが実 行中または停止済みであるかを表示しません。 解決方法 このクラスター内のクラスター・メンバーをリセット、更新、または変更するに は、<installDir>/impact/install/nci_configuration_utility(.bat) を実行して ください。 「ネーム・サーバーの構成」オプションを選択します。既存のクラスター・リスト が、ダイアログにデータを取り込むのに使用されます。リストのメンバーを追加、 削除、および移動することができます。 ヒント: GUI で、「クラスター」メニューの隣にある「構成ドキュメンター」アイ コンをクリックして構成ドキュメンターを開くと、選択したクラスターの 1 次サー バーが表示されます。 文字セットとエンコードの問題 このセクションでは、一般的な文字セットとエンコードの問題の解決方法を説明し ます。 Oracle データベース表の特殊文字の問題 Oracle データベース表の特殊文字は、Datatype スキーマ・ディスカバリーを妨げま す 症状 Netcool/Impact Oracle DSA データ・タイプは、基本表 (スキーマまたは表) をディ スカバーできません。表の名前はリストされず、一連の下線として表示されます。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 15 原因 表の名前に特殊文字 (非英数字) が入っています。 解決方法 Netcool/Impact には特殊文字処理機能が含まれています。 Oracle データ・ソースのデータ・タイプ構成は、$ 文字を持つ表によって中断され ます。 以下のコードは、database_specialchars.props という名前のファイルの内容で す。このファイルは、データベース表またはスキーマに特殊文字が含まれる場合、 $NCHOME/guiserver/etc ディレクトリーに置く必要があります。 ## START: # # The following 4 special characters are reserved and handled by IMPACT. # # If you would like to add another special character to avoid viewing the # schema problem, please start from 5 and use different replace values. # # Adding additional characters will only handle the Data Type Configuration # view, we don’t support any other characters than the first four to get table # information. # # # # # If there is no special characters in the database schema, specialchar.num can be 0. NOTE: Character $ (dollar sign) is not considered as a special character, therefore do not include it in this list. specialchar.num=0 specialchar.1=% specialchar.replace.1=__PF__ specialchar.2=# specialchar.replace.2=__BF__ specialchar.3=* specialchar.replace.3=__SF__ specialchar.4=specialchar.replace.4=__DF__ ## END このファイルは、デフォルトでは Netcool/Impact に存在せず、Impact のインストー ルと実行に使用されるユーザー・プロファイルを使用して作成されなければなりま せん。マップまたは置換される追加の各特殊文字のインデックス値を増やすことに よって、ファイルに追加できます (例: specialchar.5=. specialchar.replace.5=__FF__ )。 上記コード内の最初の 4 つの例は、最もよく出現するものです。デフォルトでは、 このファイルは specialchar.num=0 によって無効になっています。この数値を編集 して、マップ/置換される特殊文字の実際の数を反映してください (例: specialchar.num=5)。コードを展開して、Oracle データベース・スキーマの表名と ユーザー名内で使用される追加の文字 (例:「.」、「!」) を組み込んでください。 16 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 注: このファイルを Impact インスタンスに読み取るには、Impact を再始動する必 要があります。組み込み Websphere Application Server をいったんシャットダウン してから再始動して、確実に、すべてのコンポーネントが再始動し、構成ファイル が再読み取りされるようにしてください。 ライブラリー欠落の構文エラー・メッセージ ライブラリー欠落を示す構文エラー・メッセージの解決方法。 症状 関数に中括弧 } が欠落しているため、$IMPACT_HOME/jslib ディレクトリーに含ま れているポリシー・ファイルに構文エラーがあります。エラー・メッセージは、こ の問題をライブラリー欠落として報告します。 解決方法 v ライブラリーが $IMPACT_HOME/jslib ディレクトリーにない場合、ライブラリー を $IMPACT_HOME/jslib ディレクトリーにコピーします。 v ライブラリーが $IMPACT_HOME/jslib ディレクトリーにある場合は、ポリシー・ ファイルの構文を調べて、関数に中括弧 } が欠落していないかを確認します。 XinY ポリシー・ウィザードによって生成されるポリシーの構文エ ラー XinY ポリシー・ウィザードを使用して作成されるポリシーに構文エラーが生じま す。 症状 XinY ポリシー・ウィザードを使用して XinY ポリシーを作成します。「構文の検 査」アイコンをクリックして、ポリシーの構文を検査します。いくつかの構文エラ ーを表示する「構文エラー」ウィンドウが開きます。 解決方法 これは既知の問題です。「構文エラー」ウィンドウの情報は無視してください。ポ リシーは正しく機能します。 アップロードされたポリシーがポリシー・エディターで正しく表示 されない アップロードされたポリシーがポリシー・エディターで正しく表示されない問題の 解決方法 症状 エンコード・オプションを選択しないでアップロードされたポリシーは、ポリシ ー・エディターで正しく表示できません。ポリシーは、文字化けした内容や不完全 な内容で表示されます。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 17 解決方法 ポリシー・ファイルをアップロードする前に、そのファイルが UTF-8、または以下 のリスト内の他のいずれかのエンコード・オプションとしてエンコードされている ことを確認してください。ポリシーをアップロードする際には、ポリシー・ファイ ルのエンコードと一致するエンコード・オプションをリスト・メニューの中から選 択する必要があります。 サポートされるエンコード・オプション: v Unicode (UTF-8) v 中国語 (簡体字) (GB2312) v 中国語 (繁体字) (Big5) v 日本語 (EUC-JP) v 日本語 (Shift-JIS) v 韓国語 (EUC-KR) v 西ヨーロッパ言語 (Windows 1252) v 西ヨーロッパ言語 (ISO 8859-1) v 東ヨーロッパ言語 (ISO 8859-2) v バルト語 (ISO 8859-4) v キリル文字 (ISO 8859-5) v アラビア語 (ISO 8859-6) v ギリシャ語 (ISO 8859-7) v ヘブライ語 (ISO 8859-8) v トルコ語 (ISO 8859-9) XML ウィザードによって作成されたデータ・タイプが、他のクラ スター・メンバーで機能しない XML ウィザードを使用した後、Impact 5.1.1 で作成される XML データ・タイプが 他のクラスター・メンバーで表示されます。 症状 XML データ・タイプは他のクラスター・メンバーで表示されます。しかし、非 1 次クラスター・メンバーのいずれかが 1 次メンバーになったときはいつでも、ポリ シーを処理しません。 解決方法 XML ウィザードを使用して XML データ・タイプを作成した後、以下のいずれか の構成ファイルで他のすべてのクラスター・メンバーを手動で更新する必要があり ます。 v $NCHOME/impact/dsa/XmlDsa/XmlHttpTypes v $NCHOME/impact/dsa/XmlDsa/XmlHttpTypes 18 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド これを行うには、XmlHttpTypes 構成ファイルと XmlFileTypes 構成ファイルを 1 次 サーバーから (あるいはウィザードが実行されたロケーションから) 手動でコピー し、他のクラスター・メンバーの $NCHOME/impact/dsa/XmlDsa/ ディレクトリー内 のファイルで置き換えます。 データ・ソースとデータ・タイプは上書きされますが、XmlHttpTypes および XmlFileTypes 構成ファイルは上書きされません。 クラスター・メンバー間で複製されるのは、ポリシー、データ・ソース、データ・ タイプ、およびサービスのみです。 クラスタリングと同期の問題 このセクションでは、一般的なクラスタリングと同期の問題の解決方法を説明しま す。 データ・ソースの複製が失敗する EventRulesDB、SCR_DB、および EIC_alertsdb データ・ソースのデータ・ソース 複製の解決方法。 症状 クラスター環境で、EventRulesDB、SCR_DB、および EIC_alertsdb データ・ソー スの複製が失敗します。1 次サーバーの netcool.log にエラーが表示されます。 原因 暗号化されたパスワードは 1 次サーバーから 2 次サーバーに送信できません。イ ンストール・プログラムは、以下のデータ・ソースにパスワードを要求しません。 v EventRulesDB v SCR_DB v EIC_alertsdb 解決方法 UI でデータ・ソースを編集し、パスワード・フィールドに値を指定してください。 これらのデータ・ソースの使用を計画していない場合は、パスワード・フィールド を空に設定するか、任意の値に設定して、これらのデータ・ソースを保存すること ができます。 jslib ディレクトリーが nci_export によってエクスポートされな い Fix Pack 2 プロジェクトを定義済みで、nci_export ユーティリティーを使用してエクスポート する必要がある場合に、jslib ディレクトリーの関連した内容がエクスポートされま せん。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 19 ただし、プロジェクトが wslib ディレクトリーからのリソースを使用しない場合で あっても、wslib ディレクトリーはバックアップされます。 原因 Netcool/Impact 6.1 では、jslib ディレクトリーは意図的にエクスポートされません。 解決方法 ファイルを jslib ディレクトリーから別のサーバーに手動でコピーしてください。 クラスター構成におけるオペレーター・ビューの同期 1 次サーバーでの編集のためにオープンしている間、オペレーター・ビューは 2 次 サーバーで正しく表示されません。 1 次サーバーでの編集のためにオペレーター・ビューはオープンしています。2 次 サーバーはオフラインであった後、オンラインに戻り、同期を完了します。オペレ ーター・ビューは 2 次サーバーのユーザー・インターフェースに表示されます。 症状 ユーザーがオペレーター・ビューを選択し、2 次サーバーのユーザー・インターフ ェースで「表示」をクリックすると、以下のエラー・メッセージが表示されます。 Error message: impact.opview.display.errmsg.nofile not found in: ncimsgs.propsNCICLUSTER-myOpview.html 解決方法 高可用性モードでロード・バランシングのために GUI サーバーを複数の TIP サー バーで実行している場合、この問題が発生します。 .html ファイルを GUI サーバーの NCHOME/impact/opview/ から、他の GUI サー バーの同じディレクトリーにコピーしてください。ユーザーがオペレーター・ビュ ーを選択し、2 次サーバーのユーザー・インターフェースで「表示」をクリックす ると、オペレーター・ビューが正しく表示されます。 別々のマシン上に GUI サーバーと Impact サーバー の分割インストールがある場 合、installhome/impact/opview/displays および installhome/impact/opview/ assets から、ご使用のディレクトリーにファイルをコピーする必要があります。 大きい .type ファイルがある場合、サーバー・クラスターが同期 できない 非常に大きい .type ファイルはクラスター環境で同期しません。 $IMPACT_HOME/etc/<SERVER_NAME>_server.props ファイルで以下のプロパティーを 設定してください。 impact.cluster.readlimit=<number> ここで、<number> は 8192、16384、32768 などにすることができます。指定され ない場合、デフォルト値は 16384 です。 20 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド このパラメーターを追加するか、またはその値を変更した後、サーバーが構成変更 を取得するようにサーバーを再始動する必要があります。 注: このパラメーターは、大きい .type ファイルがクラスター環境で同期しない場 合にのみ使用してください。 SSL の問題 Fix Pack 2 このセクションでは、SSL に関連する一般的な問題の解決方法について説明しま す。 資格情報が正しくないかアクセス権限が不十分であるため SSL サ ーバーで認証できない SSL を有効にして、Netcool/Impact が SSL 認証で使用するデフォルトのポート値を 変更した場合、SSL サーバーに接続しようとするとエラーが発生します。 このタスクについて このエラーを回避するには、セキュリティー・ポートを変更したサーバーのプロパ ティー・ファイルを更新します。 手順 1. $IMPACT_HOME/etc/ ディレクトリー内の <servername>_server.props ファイル を開きます。 2. 新しい値に一致するように impact.security.port プロパティーを更新します。 例えば、ポートを 9443 に変更した場合、以下の行を追加します。 impact.security.port=9443 3. セキュリティー・ポート値を記述した行のすぐ下の行に、 impact.security.useSsl=true を追加します。 例えば、以下のように表示されます。 impact.security.port=9443 impact.security.useSsl=true 例 例えば、SSL を有効にして、impact.security.port の値を 9080 から 9443 に変更 したとします。 telnet コマンドを使用して SSL サーバーに接続しようとすると、 以下のエラー・メッセージが表示されます。 Could not authenticate: Invalid credentials or insufficient access for ’admin’ Connection closed by foreign host このエラーを回避するには、$IMPACT_HOME/etc/ ディレクトリー内の <servername>_server.props ファイルに以下のプロパティーを追加します。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 21 また、セキュリティー・ポート値が定義されている行のすぐ下の行に、 impact.security.useSsl=true を追加します。 これで、<servername>_server.props には以下の行が記述されていることになりま す。 impact.security.host=a.b.c.d impact.security.port=9443 impact.security.useSsl=true 一般的な Netcool/Impact の問題 このセクションでは、一般的な Netcool/Impact の問題の解決方法を説明します。 レポート作成が有効である場合のディスク・スペースの消去 レポート作成が有効である場合のディスク・スペースの確認方法。HSQL データベ ース内の大量のデータを消去するために、PolicyActivator サービスを使用してレポ ート・ポリシー REPORT_PurgeData をセットアップする方法。 症状 レポート作成を有効にすると、大量のディスク・スペースが消費されます。 原因 レポート機能が有効であり、Netcool/Impact が大量のデータを処理している場合、レ ポート・データの保管に使用される HSQL データベースのディスク使用量が大きい 値になることがあります。 解決方法 データのサイズを確認するには、NCHOME/impact/db ディレクトリーで <servername>_impact.data ファイルを検索します。 データを消去するには、「レポート」プロジェクト内の REPORT_PurgeData と呼 ばれるサンプル・ポリシーを使用できます。REPORT_PurgeData ポリシーを実行す ると、古いデータを削除したり、独自の保守ソリューションをセットアップしたり することができます。 REPORT_PurgeData ポリシーの使用を決定した場合、イベント・ボリュームおよび レポート量を評価して、ご使用の環境に適合するようにポリシーを調整することが できます。ポリシー内の以下のパラメーターを調整できます。 v MAX_ROWS: ポリシーがトリガーされたときに各テーブルで削除される行の最大数 を制御します。デフォルト値は 1000 です。この値を大きくしたい場合は、 ImpactProfile のヒープ使用量を確認します。以下のいずれかの方法でヒープ使 用量を確認できます。 – 「構成ドキュメンター」の「サーバー状況」セクションを表示する。 – 「自己モニター」サービスの「メモリー状況」機能で確認する。 – wsadmin を使用する。詳しくは、「管理ガイド」の「自己モニター」の章で 「メモリー状況モニター」のセクションを参照してください。 22 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド この値を大きくすると、各テーブルで削除が実行されたときに、より多くのメモ リーを使用できるようになります。 v NUM_DAYS: この値により、指定された日数より古いデータが判別されます。デフ ォルト値は 2 です。したがって、ポリシーにより、表ごとに 2 日より長く経過 したデータが削除されます。 このポリシーは、手動で削除することも、このポリシーを定期的な間隔でトリガー する PolicyActivator サービスのインスタンスに関連付けることもできます。イベン ト・ボリュームおよび収集されたレポート・データの量に基づいて、間隔を調整で きます。 CPU の使用率が高いためイベント・マッピングの分析に失敗する イベント・マッピングの分析ツールがサービスで使用されると、CPU の使用率が著 しく増加することがあります。 症状 イベント・マッピングの分析ツールをリーダー・サービスとリスナー・サービスと 一緒に使用すると、CPU 使用量が増加します。 原因 フィルターの複雑さと、サービスと一緒に使用されているフィルターの数の両方が 問題の原因になっている可能性があります。 解決方法 この問題を解決するための使用可能なフィックスについての情報は、以下の技術情 報を参照してください。技術情報 1627143 Analyze Event Mapping fails with high CPU utilisation。 デバッグ用のログ・ファイルの収集 以下の情報を使用して、問題のデバッグに使用するポリシー・ログを収集します。 Netcool/Impact からログ・ファイルを収集するには、以下の手順を実行します。 1. impact/bin ディレクトリーから nci_collect_logs コマンドを実行します。 2. デバッグ・プロセスの一環としてポリシー・ファイルおよび etc ファイルを除外 したい場合は、パラメーター -DexcludePolicyEtcFiles=true を指定してコマン ドを実行します。 例: nci_collect_logs -DexcludePolicyEtcFiles=true ログは、impact/bin ディレクトリーに zip ファイルとして作成されます。ファイル 名の形式は impact_logs_<DATEANDTIME>.zip です。 問題を IBM ソフトウェア・サポートに送信する場合は、ログ・ファイル情報を送 信すると役立つ場合があります。または、IBM ソフトウェア・サポートから要求さ れる場合があります。 viii ページの『IBM ソフトウェア・サポートへの連絡』を参 照してください。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 23 JMS メッセージを送信できない キュー内の保留 JMS 接続が多すぎるため、JMS メッセージを送信できません。 症状 例えば、JMS プロバイダーが到達不能であるために、JMS メッセージを送信できな い場合、JMS 接続呼び出しが保留接続のキューに加わります。保留接続の限界に達 すると (デフォルトで 5)、JMS プロバイダーとの接続を確立するための新規呼び出 しは、次の 10 分間 (構成可能) 行われません。これが起きる場合は、ログで次の例 外を確認できます。 Caused by: com.micromuse.common.datasource.JMSDataSourceException: Too many pending JMS Connections, cannot proceed. その後、JMS プロバイダーとの接続を確立するための試行が 10 分ごとに行われま す。正常に確立されると、保留接続はすべてクリアされ、Netcool/Impact は処理を続 行します。そうでない場合、10 分ごとに 1 回、接続を確立しようとし続けます。 これらの失敗した保留呼び出しは、保留キューに保管されます。 解決方法 保留キューは以下のいずれかの方法でクリアできます。 v JMS リスナー・サービスを使用してメッセージを送信する場合、CLI で以下のコ マンドを実行してキューをクリアすることができます。 update Service set ClearPendingCalls=true where Name=’JMSMessageListener’; v JMS リスナー・サービスの再始動も、保留呼び出しキューをクリアします。 SendJMSMessage または ReceiveJMSMessage 関数をトリガーする場合、次の行を ポリシーに追加します。 ClearPendingCalls=true 追加の手順 デフォルトでは、保留 JMS 接続の最大数は 5 です。JMS データ・ソースの .ds ファイルに以下のプロパティーを追加することによって、その最大数を構成できま す。 <dsname>.JMS.MAXPENDINGCALLS=<new_limit> 保留呼び出しの最大限度に達すると、10 分間隔で試行が行われます。この間隔を構 成するには、<servername>_server.props に以下のプロパティーを追加してくださ い。 impact.jms.pending.duration=<new_time_in_miliseconds> TIP における LDAP 構成変更が Impact プロファイルに反映され ない LDAP をユーザー・レジストリーとして使用して、TIP の管理コンソールで新規 LDAP ユーザーを作成しましたが、それらのユーザーを Impact プロファイルで表 示できません。 24 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 原因 TIP プロファイルと Impact プロファイルのデフォルトとして同じ LDAP リポジト リーが構成されない場合、LDAP 構成変更が TIP プロファイルから Impact プロフ ァイルに自動的に伝搬されることはありません。 解決方法 TIP と Impact の両方に対して LDAP がデフォルトのユーザー・リポジトリーとし て構成されているか確認してください。構成されていない場合は、Integrated Solutions Console (ISC) にログインして LDAP を構成します。url は https://hostname:port/ibm/console/logon.jsp です。ここで、< port> は、 $TIP_HOME/profiles/ImpactProfile/properties/portdef.props ファイルと $TIP_HOME/profiles/TIPProfile/properties/portdef.props ファイルにおける WC_adminhost_secure プロパティーの値です。それらの値は、デフォルトでは次の とおりです。 v 16316 (TIP の場合) v 9086 (Impact の場合) LDAP 構成について詳しくは、「管理ガイド」を参照してください。 ポリシー・エディターのアイコンが正しく表示されない ポリシー・エディターでポリシーを編集するときに、1 つ以上のアイコンがポリシ ー・エディターのツールバーから欠落しています。 これが生じるのは、Internet Explorer 8 で「インターネット ゾーン」の「アクティ ブ スクリプト」オプションが無効である場合です。ポリシー・エディターには、 「インターネット ゾーン」の「アクティブ スクリプト」が有効でなければなりま せん。 解決方法 以下の手順を実行して、インターネット・ゾーンのアクティブ・スクリプトを有効 にします。 1. Internet Explorer のメインメニューから、「ツール」 > 「インターネット オプ ション」 > 「セキュリティ」タブを選択します。 2. 「インターネット ゾーン」を選択し、「レベルのカスタマイズ」をクリックし ます。 3. 「スクリプト」セクションまでスクロールダウンし、「アクティブ スクリプ ト」の下で「有効」に設定します。 4. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。 Internet Explorer でポリシーを編集する際のハイパーリンク・テ キストの除去 Internet Explorer でポリシーを編集する際のハイパーリンク・テキストの解決方法。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 25 症状 ポリシー・エディターでプレーン・テキストとして入力する URL や E メール・ア ドレスが、自動的にハイパーリンクに変換されます。URL または E メール・アド レスが二重引用符で囲まれている場合、ブラウザーがそれらの二重引用符を除去し ます。 原因 Internet Explorer は、HTML ページのコンテンツ編集可能域 (ポリシー・エディター のテキスト域など) 内で、プレーン・テキスト URL を自動的に検出し、変換しま す。この自動ハイパーリンクは Internet Explorer (バージョン 5.5 以降) の組み込み 機能であり、構成できません。 解決方法 Netcool/Impact にとってハイパーリンクは重要ではありません。ポリシー・エディタ ーは、ポリシーが Impact サーバー に保存されるときにポリシーの内容をプレー ン・テキストに変換します。URL がハイパーリンクに変換された後に二重引用符を 再入力するか、または、二重引用符が付いた URL を原形のままエディターにコピ ー・アンド・ペーストすることができます。 システムが大きい SNMP テーブルを処理できない システムは、1000 行を超える SNMP テーブルを処理できません。 デフォルトで、Netcool/Impact は最大 1000 行の SNMP テーブルを処理できます。 1000 行を超える SNMP テーブルがある場合、システムは最初の 1000 行にアクセ スすることしかできません。 これを解決するには、$IMPACT_HOME/etc/<SERVER_NAME>_server.props ファイルで 以下のプロパティーを設定してください。 impact.snmp.table.maxnumrows=<number> ここで、<number> は 1 以上です。指定されない場合、デフォルト値は 1000 で す。 このパラメーターを追加するか、またはその値を変更した後、サーバーが構成変更 を取得するようにサーバーを再始動する必要があります。 注: このパラメーターは、1000 行を超える SNMP テーブルがある場合にのみ使用 してください。 SNMPDirectMediator データ・ソースの SNMPv3 設定を変更で きない SNMPDirectMediator データ・ソースを作成するときに、SNMP バージョン・フィー ルドが「3」に設定されている場合であっても、SNMPv3 設定は永続的に無効です。 26 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド これが生じるのは、Internet Explorer 8 で「インターネット ゾーン」の「アクティ ブ スクリプト」オプションが無効である場合です。SNMPv3 設定を有効にするに は、「インターネット ゾーン」の「アクティブ スクリプト」が有効でなければな りません。 解決方法 以下の手順を実行して、インターネット・ゾーンのアクティブ・スクリプトを有効 にします。 1. Internet Explorer のメインメニューから、「ツール」 > 「インターネット オプ ション」 > 「セキュリティ」タブを選択します。 2. 「インターネット ゾーン」を選択し、「レベルのカスタマイズ」をクリックし ます。 3. 「スクリプト」セクションまでスクロールダウンし、「アクティブ スクリプ ト」の下で「有効」に設定します。 4. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。 構成ドキュメンターから Impact サーバー に接続できない 構成ドキュメンターが開始するときに、構成ドキュメンター URL は、Impact サー バー に接続するために Impact サーバー の IP アドレスを使用します。 このタスクについて Netcool/Impact が使用する IP アドレスに関する問題があるために、構成ドキュメン ターが Impact サーバー に接続できない場合があります。 この問題を解決するには、Impact サーバー に接続するために IP アドレスではなく 完全修飾ドメイン名を使用するように、構成ドキュメンターの構成を変更する必要 があります。 手順 1. Impact サーバー を停止します。 2. Netcool/Impactが、IP アドレスではなく、完全修飾ドメイン名を使用できるよう にするには、<install_directory>/impact/etc/ディレクトリーにある NCI_server.props ファイルに、以下のステートメントを追加します。 impact.server.iphostname=<Fully_qualified_domain_name> ここで、<Fully_qualified_domain_name> が完全修飾ドメイン名です。 3. 変更を保存します。 4. Impact サーバー を再始動します。 「Y 秒間に X 件」ポリシーから生成された関連付けされていない ファイルの削除 「Y 秒間に X 件」ウィザードを使用して、「Y 秒間に X 件」のポリシーと、関 連するデータ項目を作成する場合、関連付けられていないシステム・ファイルが累 積することがあります。これらのファイルは、Impact サーバーの処理能力に悪影響 を及ぼす可能性があります。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 27 このタスクについて フェイルオーバーまたはフェイルバック中に、データ項目とファイル・システム・ レコードの間に不一致を生じさせるエラーが発生することがあります。この不一致 が原因で、一部のファイルがデータ項目に関連付けられないことがあります。 Netcool/Impact は、これらのファイルを $NCHOME/impact/db/<ImpactServerName>/71 ディレクトリーに保存します。<ImpactServerName> は、Impact サーバーの名前で す。 これらのファイルが蓄積されると、Impact サーバーのパフォーマンスが低下するこ とがあります。 ご使用のインストール済み環境でファイルの蓄積を確認するには、以下のコマンド を使用して、$NCHOME/impact/db/<ImpactServerName>/71 ディレクトリー内のファ イルを確認してください。 ls -l $NCHOME/impact/db/[ImpactServerName]/71 | wc -l ls -l $NCHOME/impact/ db/<ImpactServerName>/71 | wc -l 手順 1. この問題を解決するには、XINY_DataType_PurgeData という名前のサンプル・ポ リシーを使用します。 XINY_DataType_PurgeData ポリシーを実行すると、古い データを削除したり、独自の保守ソリューションをセットアップしたりすること ができます。 XINY_DataType_PurgeData を使用することを決定した場合、ご使 用のインストール済み環境に適合するようにポリシーを調整することができま す。ポリシー内の以下のパラメーターを調整できます。 InternalDataTypeList : This is an array of internal data types. The data types will be relevant to your installation. NumDays: Remove everything older than this number of days 2. このポリシーは、手動で実行することも、このポリシーを定期的な間隔でトリガ ーする PolicyActivator サービスのインスタンスに関連付けることもできます。 イベント・ボリュームおよび収集されるレポート・データの量に基づいて、間隔 を調整できます。 次のタスク これらのファイルは、時間の経過とともに再び累積していきます。これらのファイ ルが蓄積しないようにするには、この手順を繰り返す必要があります。 CPU の使用率が高いためイベント・マッピングの分析に失敗する Fix Pack 2 イベント・マッピングの分析ツールがサービスで使用されると、CPU の使用率が著 しく増加することがあります。 症状 イベント・マッピングの分析ツールをリーダー・サービスとリスナー・サービスと 一緒に使用すると、CPU 使用量が増加します。 28 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 原因 フィルターの複雑さと、サービスと一緒に使用されているフィルターの数の両方が 問題の原因になっている可能性があります。 解決方法 この問題を解決するための使用可能なフィックスについての情報は、以下の技術情 報を参照してください。技術情報 1627143 Analyze Event Mapping fails with high CPU utilisation。 Tivoli Integrated Portal のトラブルシューティング Tivoli Integrated Portal に関連する問題の原因を判別したり、正しい処置を判断する には、以下のトラブルシューティングの記述を参照してください。 ログイン・エラー ユーザー・ロールが割り当てられていないことから、ユーザー・リポジトリーとの 接続が失われたことまで、あらゆることがログイン・エラーの原因と考えられま す。原因を診断する場合は、TIPProfile のログを参照して参考にしてください。 問題のない認証メッセージ 一部のサインオン・メッセージは日常的に発生し、問題が発生したことを意味して いるのではない場合があります。 インストールで Tivoli Integrated Portal の認証サービスを使用するように構成した 場合、認証クライアントが CTGES1504E と CTGES1505E のメッセージを受け取る ことがあります。これらのメッセージは、未使用のシングル・サインオン LTPA ト ークンが廃棄された場合に生成され、特に重要ではありません。 認証サービスへの認証を行うときに、認証クライアントにシングル・サインオン・ トークンが渡されると、認証クライアントはこれらのすべてのトークンを使用しよ うとします。これらのトークンには、構成された認証サービスに適用されないもの があり、クライアント上に CTGES1504E と CTGES1505E のメッセージが生成さ れ、サーバー上には CTGES1089E が生成されます。他の CTGES0008E 認証クライ アント・エラーが付随していない場合、これらのメッセージは、特定のシングル・ サインオン・トークンが破棄されたことを意味するに過ぎません。 既にログインしている ワーク・セッションを閉じた後で再度ログインしようとしたときに、ユーザー ID が既にログインしているというメッセージが表示された場合は、このトピックを参 照してください。 ポータルにログインしているときにブラウザー・ウィンドウを閉じても、ログアウ トしない場合があります。しかし、ブラウザーを閉じたので、別のワーク・セッシ ョンを開始するには再度ログインする必要があります。ログインするときに、ユー ザー ID が既にログインしているので他のユーザーをログアウトさせるかを示すメ ッセージが表示されたら、その要求に同意してください。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 29 user ロールが割り当てられていない ユーザーには最低限の必須製品レベル役割が割り当てられている必要があります。 役割が割り当てられていない場合、ログイン後にデフォルトの製品ページの内容が 表示されないことがあります。 ネットワークの応答が遅い パフォーマンスに問題があると、ログイン後に無応答スクリプト・メッセージが表 示されることがあります。 ログイン直後に無応答スクリプトに関するメッセージが表示され、Web ページを開 くのを続行するか、キャンセルをするかを問われた場合は、「続行」をクリックし ます。しばらくすると、コンソールのウェルカム・ページが表示されます。 このようなメッセージは、使用中のコンピューターと アプリケーション・サーバー を接続しているネットワーク・リンクの速度が遅いことを示しています。サーバ ー・コンピューターを ping して、往復の応答時間をチェックしてください。応答時 間を 40 ms 以内にします。 アプリケーション・サーバー との応答時間がよいコンピューターにリモート・デス クトップを接続して、そこからログインをしてください。 応答速度の改善とネットワーク・トラフィックの低減には、キャッシング HTTP プ ロキシーを使用することを考慮してください。 保守モードのシステム ロード・バランシング構成の保守モードのシステムに関するメッセージは、サーバ ー間の信頼関係が有効化されていないことを示している可能性があります。 ポータルに「システムは保守モードです。管理者に問い合わせるか、後から再試行 してください。」というメッセージが表示される場合は、ロード・バランシング・ サーバー間の信頼関係を有効化する手順が完了していないことが考えられます。 ログイン・エラーの場合に TIPProfile ログを見る ログイン・エラーが発生した場合は、原因を判断するためにシステム停止ログとシ ステム・エラー・ログを調べます。 このタスクについて 次のステップに従って、システム停止ログとシステム・エラー・ログを開きます。 手順 1. コマンド行で、tip_home_dir/profiles/TIPProfile/logs/server1 ディレクトリ ーに移動します。 2. テキスト・エディターを使用して、SystemOut.log と SystemErr.log を開きま す。 例えば、Windows では、notepad systemout.log コマンドを実行すると Windows のメモ帳にログが開きます。 3. エラーを調べます。 4. ログイン・エラーに関する原因と解決策がよくわからない場合は、このディレク トリーにある SystemOut.log と SystemErr.log、および兄弟ディレクトリーの 30 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド server1ffdc にある _exception.log (およびこのログから数分以内に変更され たその他のファイル) をセキュリティー管理者に送ってさらに調べてもらってく ださい。 プロパティー・ファイルの編集 プロパティー・ファイルには環境について記述されており、それらの設定値は通常 定義済み、またはインストール中に追加されます。 IBM ソフトウェア・サポート 担当員から指示されない限り、これらのファイルを変更する必要はありません。 このタスクについて プロパティー・ファイルは、Tivoli Integrated Portal Server のインストール先のコン ピューター上にあります。 手順 1. tip_home_dir/properties ディレクトリーを見つけます。tip_home_dir は アプ リケーション・サーバーのインストール・パスを示しています。 例えば、 C:¥IBM¥tivoli¥tipv2 は Windows のデフォルト・インストール・パスで す。/opt/IBM/tivoli/tipv2/ は、Linux または UNIX のデフォルト・インスト ール・パスです。 2. 目的とするプロパティー・ファイルをテキスト・エディターで開きます。 3. 必要に応じてファイルを編集し、保存して閉じます。 4. アプリケーション・サーバーを停止し、再始動します。 トレースの設定 アクティビティーの記録をとりたい場合は、Tivoli Integrated Portal Server のトレー スを使用可能に設定します。 始める前に ポータル には、トレースを使用可能に設定するための「トラブルシューティング・ ログとトレース」オプションがあります。 このタスクについて 次のステップを実行してトレースを設定すると、Tivoli Integrated Portal Server のア クションがログ・ファイル tip_home_dir/profiles/TIPProfile/logs/server1/ trace.log に記録されます。 手順 1. Tivoli Integrated Portal にログインします。 2. ナビゲーション・ペインで、「設定」 > 「Websphere 管理コンソール」をクリ ックして、「Websphere 管理コンソールの起動」をクリックします。 3. WebSphere Application Server 管理コンソールで、「トラブルシューティング」 > 「ロギングおよびトレース」を選択します。 4. 「ロギングとトレース」ポートレットで、Tivoli Integrated Portal Server の名前 (server1 など) を選択します。 5. 「構成」タブで、「ログ詳細レベルの変更」をクリックします。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 31 6. 「グループ」リストで、「com.ibm.tivoli.*」を展開し、「com.ibm.tivoli.tip.*」を クリックします。 7. ログ・レベル (「すべてのメッセージおよびトレース」など) を選択して、 「OK」または「適用」をクリックします。 8. 構成を保存するようにプロンプトが出されたら、「保存」をクリックします。 9. Tivoli Integrated Portal Serverをいったん停止してから、再始動します。 a. tip_home_dir/profiles/TIPProfile/bin ディレクトリーで、オペレーティン グ・システムに応じて以下のいずれかのコマンドを入力します。 v stopServer.bat server1 v stopServer.sh server1 注: UNIX システムおよび Linux システムでは、管理者のユーザー名とパ スワードの入力を求めるプロンプトが出されます。 b. tip_home_dir/profiles/TIPProfile/bin ディレクトリーで、オペレーティン グ・システムに応じて以下のいずれかのコマンドを入力します。 v startServer.bat server1 v startServer.sh server1 タスクの結果 サーバーが停止後に再始動すると、tip_home_dir/profiles/TIPProfile/logs/ server1/trace.log ファイルにトレース項目が保存されます。 ユーザー ID を変更する場合の考慮事項 コンソールでユーザー ID を変更する処理は、デフォルトのロール iscusers のみ が割り当てられる新規ユーザーを作成する処理に相当します。 ユーザー ID は「ユーザーの管理」パネルで変更できます。このパネルを表示する には、「ユーザーおよびグループ」 > 「ユーザーの管理」を選択します。ユーザー ID を変更する場合、その処理は新規ユーザーを作成する処理に相当します。更新さ れたユーザー ID には、デフォルトの iscusers ロールのみが割り当てられます。 更新されたユーザー ID の追加ロールは、「ユーザーおよびグループ」 > 「ユーザ ーのロール」を選択して構成することができます。 重要: ユーザー ID を変更する場合、そのユーザー ID にマップされていたロール はすべて、その変更前のユーザー ID に関連付けられたままとなります。そのた め、ユーザー ID を変更したり削除したりする場合は、まず関連付けられているロ ール・マッピングをすべて削除しておく必要があります。変更を加えた後、新規ユ ーザー ID にロール・マッピングを再び適用することができます。 「Internet Explorer セキュリティ強化の構成」の無効化 「Internet Explorer セキュリティ強化の構成」は、Windows Server 2003 以降のオペ レーティング・システムで提供されているオプションです。Internet Explorer バージ ョン 7 で Tivoli Integrated Portal を使用するには、「Internet Explorer セキュリテ ィ強化の構成」を無効にする必要があります。 32 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド このタスクについて 「Internet Explorer セキュリティ強化の構成」が有効になっている場合、グラフや一 部のポートレットを表示する際に問題が生じるおそれがあります。「Internet Explorer セキュリティ強化の構成」を無効にするには、以下のステップに従ってく ださい。 手順 1. Internet Explorer のすべてのインスタンスを閉じます。 2. 「スタート」 > 「設定」 > 「コントロール パネル」をクリックし、「プログ ラムの追加と削除」を開きます。 3. 「プログラムの追加と削除」ウィンドウの左のパネルで、「Windows コンポー ネントの追加と削除」をクリックします。 4. 表示される「Windows コンポーネント ウィザード」ダイアログの「コンポーネ ント」パネルで、「Internet Explorer セキュリティ強化の構成」エントリーを 選択し、「詳細」をクリックします。 5. 表示される「Internet Explorer セキュリティ強化の構成」ダイアログで、リスト されているユーザー・グループのチェック・ボックスをクリアし、「OK」をク リックします。 6. 「Windows コンポーネント ウィザード」ダイアログで「次へ」をクリックし て、設定が適用されたら「完了」をクリックします。 タスクの結果 「Internet Explorer セキュリティ強化の構成」が無効になります。 Netcool/Impact のトラブルシューティング 33 34 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 付録 A. アクセシビリティー アクセシビリティー 機能は、運動障害または視覚障害など身体に障害を持つユーザ ーがソフトウェア・プロダクトを快適に使用できるようにサポートします。IBM Personal Communications 端末エミュレーターで Netcool/Impact にアクセスする場合 に使用できる主要なアクセシビリティー機能は以下のとおりです。 v マウスの代わりにキーボードを使用してすべての機能を操作できます。 v 支援技術との対話を通じてテキストを読み取ることができます。 v すべてのユーザー・インターフェース・コントロールのフォント、サイズ、およ び色に対してシステム設定を使用できます。 v 画面に表示されたものを拡大することができます。 Adobe の PDF の表示方法について詳しくは、Web サイト http://www.adobe.com/ enterprise/accessibility/main.html をご覧ください。 © Copyright IBM Corp. 2006, 2014 35 36 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 付録 B. 特記事項 本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。本書 に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があ ります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の 営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに 言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能で あることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵 害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用する ことができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評 価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。 IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を 保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実 施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わ せは、書面にて下記宛先にお送りください。 〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19番21号 日本アイ・ビー・エム株式会社 法務・知的財産 知的財産権ライセンス渉外 以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状 態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を 含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。 国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場 合、強行規定の制限を受けるものとします。 この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的 に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。IBM は予告なしに、随 時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を 行うことがあります。 本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のた め記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありませ ん。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありませ ん。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。 IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うこと のない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとしま す。 © Copyright IBM Corp. 2006, 2014 37 本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプロ グラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の 相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする 方は、下記に連絡してください。 IBM Corporation 2Z4A/101 11400 Burnet Road Austin, TX 78758 U.S.A. 本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができま すが、有償の場合もあります。 本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、 IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれ と同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。 この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定された ものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、その測定値 が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一 部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があ ります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要がありま す。 IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公 に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っ ておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要 求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの 製品の供給者にお願いします。 IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回 される場合があり、単に目標を示しているものです。 表示されている IBM の価格は IBM が小売り価格として提示しているもので、現行 価格であり、通知なしに変更されるものです。卸価格は、異なる場合があります。 本書はプランニング目的としてのみ記述されています。記述内容は製品が使用可能 になる前に変更になる場合があります。 本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。よ り具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品 などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであ り、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎませ ん。 著作権使用許諾: 本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を 例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されていま す。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・プラット 38 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド フォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠したアプ リケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式 においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することが できます。このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを 経ていません。従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、 利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。 お客様は、IBM のアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠し たアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかな る形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布する ことができます。 それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派生的 創作物にも、次のように、著作権表示を入れていただく必要があります。 © (お客様の会社名) (西暦年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プロ グラムから取られています。© Copyright IBM Corp. _年を入れる_. All rights reserved. この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示さ れない場合があります。 商標 IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それ ぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リスト については、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。 Adobe および PostScript は、Adobe Systems Incorporated の米国およびその他の国 における登録商標または商標です。 Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle やその関連会社 の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標です。 Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。 UNIX は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。 付録 B. 特記事項 39 40 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド 用語集 この用語集には、Netcool/Impact の用語と定義が含まれています。 この用語集では以下の相互参照を使用します。 v 「を参照」は、当該用語から、優先的に使用される同義語を参照します。また は、頭字語や省略語から、定義が示されている完全な形式の用語を参照します。 v 「も参照」は、関連用語や対義語を参照します。 他の IBM 製品の用語集を表示するには、www.ibm.com/software/globalization/ terminology にアクセスしてください (新規ウィンドウに表示されます)。 A 割り当て演算子 (assignment operator) 変数に値を設定または再設定する演算子。「演算子」も参照。 B ブール演算子 (Boolean operator) 一連の演算が評価されるときに論理演算 AND、OR、または NOT を指定す る、組み込みの関数。ブール演算子には、&&、||、および ! がある。「演 算子」も参照。 C コマンド実行マネージャー (command execution manager) ポリシー内の関数を通じたリモート・コマンド実行を管理するサービス。 コマンド行マネージャー (command line manager) コマンド行インターフェースを管理するサービス。 共通オブジェクト・リクエスト・ブローカー・アーキテクチャー (CORBA) (Common Object Request Broker Architecture (CORBA)) クライアント・プログラムとサーバー・プログラムを正式なインターフェー ス定義を使用して分離する、分散オブジェクト指向コンピューティング用の アーキテクチャーおよび仕様。 比較演算子 (comparison operator) 2 つの値を比較するために使用される組み込み関数。比較演算子には、 ==、!=、<、>、<=、および >= がある。「演算子」も参照。 制御構造 (control structure) 制御状態の条件が満たされている場合に実行される、ポリシーのステートメ ント・ブロック。 © Copyright IBM Corp. 2005, 2011 © IBM 2006, 2014 41 CORBA 「共通オブジェクト・リクエスト・ブローカー・アーキテクチャー」を参 照。 D データベース (DB) (database (DB)) 1 つ以上のアプリケーションに提供するために一緒に保管される、相互に関 連または独立したデータ項目の集合。「データベース・サーバー」も参照。 データベース・イベント・リスナー (database event listener) SQL データベース・データ・ソースからの着信メッセージを listen し、着 信メッセージ・データに基づいてポリシーをトリガーするサービス。 データベース・イベント・リーダー (database event reader) SQL データベース・イベント・ソースをモニターして新規イベントおよび 変更されたイベントがないかを調べ、イベント情報に基づいてポリシーをト リガーするイベント・リーダー。「イベント・リーダー」も参照。 データベース・サーバー (database server) データベース・マネージャーを使用して他のソフトウェア・プログラムまた はコンピューターにデータベース・サービスを提供するソフトウェア・プロ グラム。「データベース」も参照。 データ項目 (data item) 処理される情報の単位。 データ・モデル (data model) インストール済み環境で使用されるビジネス・データおよびメタデータの抽 象表現。データ・モデルには、データ・ソース、データ・タイプ、リンク、 およびイベント・ソースが含まれる。 データ・ソース (data source) フェデレーテッド・サーバーの接続先となり、ラッパーを使ってデータが取 得されるデータ・リポジトリー。データ・ソースには、リレーショナル・デ ータベース、XML ファイル、Excel スプレッドシート、表構造ファイル、 その他のオブジェクトが含まれる。フェデレーテッド・システムにおいて、 データ・ソースは単一の集合データベースとみなされる。 データ・ソース・アダプター (DSA) (data source adapter (DSA)) 外部ソースに保管されたデータにアプリケーションがアクセスできるように するコンポーネント。 データ・タイプ (data type) データ・ソースに保管されているデータの集合を表す、データ・モデルのエ レメント (例えば、リレーショナル・データベース内の表やビュー)。 DB 「データベース」を参照。 DSA 「データ・ソース・アダプター」を参照。 ダイナミック・リンク (dynamic link) データ・タイプ内のデータ項目間の動的な関係を表す、データ・モデルのエ レメント。「リンク」も参照。 42 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド E E メール・リーダー (email reader) Post Office Protocol (POP) メール・サーバーを周期的にポーリングして着信 E メールがないかを調べ、着信 E メール・データに基づいてポリシーをト リガーするサービス。 E メール送信側 (email sender) Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) メール・サーバーを通じて E メール を送信するサービス。 イベント (event) タスクまたはシステムに発生した重要な事象。イベントには、操作の完了ま たは失敗、ユーザーのアクション、またはプロセスの状態変化などがある。 イベント・プロセッサー (event processor) イベント・リーダー、イベント・リスナー、および E メール・リーダーの 各サービスを通じてイベントを管理するサービス。イベント・プロセッサー は、着信イベント・キューを管理し、キューに入れられたイベントを処理の ためにポリシー・エンジンに送信する。 イベント・リーダー (event reader) イベント・ソースをモニターして新規イベント、更新されたイベント、また は削除されたイベントがないかを調べ、イベント・データに基づいてポリシ ーをトリガーするサービス。「データベース・イベント・リーダー」、「標 準イベント・リーダー」も参照。 イベント・ソース (event source) イベントを保管して管理するデータ・ソース。 例外 (exception) 通常の処理では扱うことのできない条件またはイベント。 F フィールド (field) イベントまたはデータ項目におけるデータの単位を構成する、1 つ以上の隣 接する文字のセット。 フィルター (filter) 指定された基準に基づいて、データ、シグナル、または文書を分離するデバ イスまたはプログラム。「LDAP フィルター」、「SQL フィルター」も参 照。 関数 (function) 特定の操作を実行する命令または関連する命令のセット。「ユーザー定義関 数」も参照。 G 汎用イベント・リスナー (generic event listener) 外部データ・ソースを listen して着信イベントがないかを調べ、イベント・ データに基づいてポリシーをトリガーするサービス。 用語集 43 グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) (graphical user interface (GUI)) 高解像度グラフィックス、ポインティング・デバイス、メニュー・バーおよ びその他のメニュー、重なり合うウィンドウ、アイコン、およびオブジェク ト - アクション関係を結合することにより、現実の場面 (多くの場合、デス クトップ) のビジュアル・メタフォーを提供する、コンピューター・インタ ーフェースの 1 つ。「グラフィカル・ユーザー・インターフェース・サー バー」も参照。 グラフィカル・ユーザー・インターフェース・サーバー (GUI サーバー) (graphical user interface server (GUI server)) HTTP を通じて Web ブラウザーに Web ベースのグラフィカル・ユーザ ー・インターフェースを提供するコンポーネント。「グラフィカル・ユーザ ー・インターフェース」も参照。 GUI 「グラフィカル・ユーザー・インターフェース」を参照。 GUI サーバー (GUI server) 「グラフィカル・ユーザー・インターフェース・サーバー」を参照。 H ハイバネート・ポリシー・アクティベーター (hibernating policy activator) ハイバネート・ポリシーを起動するサービス。 I インスタント・メッセージング・リーダー (instant messaging reader) 外部インスタント・メッセージ・サーバーを listen してメッセージがないか を調べ、着信メッセージ・データに基づいてポリシーをトリガーするサービ ス。 インスタント・メッセージング・サービス (instant messaging service) インスタント・メッセージ・クライアントにジャバー・サーバーを通じてイ ンスタント・メッセージを送信するサービス。 IPL 「Netcool/Impact ポリシー言語」を参照。 J Java データベース・コネクティビティー (JDBC) (Java Database Connectivity (JDBC)) Java プラットフォームと広範なデータベースの間でデータベースに依存し ない接続を実現するための業界標準。JDBC インターフェースは、SQL ベ ースおよび XQuery ベースのデータベース・アクセスのための Call Level Interface を提供する。 Java メッセージ・サービス (JMS) (Java Message Service (JMS)) メッセージ処理用の Java 言語機能を提供する、アプリケーション・プログ ラミング・インターフェース。 JDBC 「Java Database Connectivity」を参照。 JMS 44 「Java Message Service」を参照。 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド JMS データ・ソース・アダプター (JMS DSA) (JMS data source adapter (JMS DSA)) Java Message Service (JMS) メッセージの送受信を行うデータ・ソース・ア ダプター。 JMS DSA 「JMS データ・ソース・アダプター」を参照。 K キー式 (key expression) IPL で取得されるために、データ項目内の 1 つ以上のキー・フィールドが 持っている必要がある値を指定する式。 キー・フィールド (key field) データ・タイプ内でデータ項目を一意的に識別するフィールド。 L LDAP 「Lightweight Directory Access Protocol」を参照。 LDAP データ・ソース・アダプター (LDAP DSA) (LDAP data source adapter (LDAP DSA)) LDAP サーバーで管理されているディレクトリー・データを読み取るデー タ・ソース・アダプター。「Lightweight Directory Access Protocol」も参 照。 LDAP DSA 「LDAP データ・ソース・アダプター」を参照。 LDAP フィルター (LDAP filter) LDAP ディレクトリー・ツリー内の 1 つの場所にあるデータ・エレメント を選択するために使用される式。「フィルター」も参照。 Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) TCP/IP を使用して X.500 モデルをサポートするディレクトリーにアクセス できるようにし、より複雑な X.500 Directory Access Protocol (DAP) のリソ ース要件が不要なオープン・プロトコル。例えば、LDAP を使用して、イン ターネットまたはイントラネット・ディレクトリー内の人材、組織、および その他のリソースを見つけることができる。「LDAP データ・ソース・アダ プター」も参照。 リンク (link) データ・タイプ間およびデータ項目間の関係を定義する、データ・モデルの エレメント。「ダイナミック・リンク」、「スタティック・リンク」も参 照。 M 数学演算子 (mathematic operator) 2 つの値で数学演算を実行する、組み込み関数。数学演算子には、 +、-、*、/、および % がある。「演算子」も参照。 用語集 45 メディエーター DSA (mediator DSA) サード・パーティーのシステム、デバイス、およびアプリケーションによっ て提供されるデータにアクセスできるようにする、データ・ソース・アダプ ターの 1 つのタイプ。 N Netcool/Impact ポリシー言語 (IPL) (Netcool/Impact policy language (IPL)) ポリシーの作成に使用するプログラミング言語。 O 演算子 (operator) ポリシー内で変数への値の割り当て、値に対する演算の実行、あるいは 2 つの値の比較方法の指定を行う、組み込みの関数。「割り当て演算子」、 「ブール演算子」、「比較演算子」、「数学演算子」、「ストリング演算 子」も参照。 P ポリシー (policy) ある環境で特定のイベントまたは状況条件が発生したときに実行する必要の ある一連の規則およびアクション。 ポリシー・アクティベーター (policy activator) ユーザーが定義した間隔で指定のポリシーを実行するサービス。 ポリシー・エンジン (policy engine) ポリシー・スクリプト言語でユーザーが指定するタスクを自動化する機能。 ポリシー・ロガー (policy logger) ポリシー・ログにメッセージを書き込むサービス。 POP 「Post Office Protocol」を参照。 Post Office Protocol (POP) ネットワーク・メールを交換し、メールボックスにアクセスするために使用 されるプロトコル。 precision イベント・リスナー (precision event listener) アプリケーションを listen して着信メッセージがないかを調べ、メッセー ジ・データに基づいてポリシーをトリガーするサービス。 S セキュリティー・マネージャー (security manager) ユーザー・ログインの認証を行うコンポーネント。 自己モニター・サービス (self-monitoring service) メモリーおよび他の状況条件をモニターし、それらをイベントとして報告す るサービス。 46 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド サーバー (server) データ・モデルの保守、サービスの管理、およびポリシーの実行を行うコン ポーネント。 サービス (service) グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) からユーザーが制御す る、実行可能なサブコンポーネント。 Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) インターネットのユーザー間でメールを転送するためのインターネット・ア プリケーション・プロトコル。 Simple Network Management Protocol (SNMP) 複合ネットワーク内のシステムおよびデバイスをモニターするための 1 組 のプロトコル。管理対象デバイスに関する情報は、管理情報ベース (MIB) に定義および保管される。「SNMP データ・ソース・アダプター」も参 照。 SMTP 「Simple Mail Transfer Protocol」を参照。 SNMP 「Simple Network Management Protocol」を参照。 SNMP データ・ソース・アダプター (SNMP DSA) (SNMP data source adapter (SNMP DSA)) SNMP エージェントによって格納される管理情報を設定および取得できる ようにするデータ・ソース・アダプター。また、SNMP マネージャーに SNMP トラップおよび通知を送信できるようにする。「Simple Network Management Protocol」を参照。 SNMP DSA 「SNMP データ・ソース・アダプター」を参照。 ソケット DSA (socket DSA) ソケット・サーバーをブローカリング・エージェントとして使用して外部ア プリケーションと情報を交換できるようにするデータ・ソース・アダプタ ー。 SQL データベース DSA (SQL database DSA) JDBC (Java Database Connectivity) を通じてパブリック・インターフェース を提供するリレーショナル・データベースやその他のデータ・ソースから情 報を取得するデータ・ソース・アダプター。また、SQL データベース DSA は、それらのデータ・ソースに保管されている情報を追加、変更、および削 除する。 SQL フィルター (SQL filter) データベース表の行を選択するために使用される式。このフィルターの構文 は、SQL WHERE 節の内容とほぼ同じである。「フィルター」も参照。 標準イベント・リーダー (standard event reader)+ データベースをモニターして新規イベント、更新されたイベント、または削 除されたイベントがないかを調べ、イベント・データに基づいてポリシーを トリガーするサービス。「イベント・リーダー」も参照。 スタティック・リンク (static link) 内部データ・タイプ内のデータ項目間の静的な関係を定義する、データ・モ デルのエレメント。「リンク」も参照。 用語集 47 ストリングの連結 (string concatenation) REXX において、2 つの文字またはストリングを指定の順序で結合し、2 つの文字またはストリングの合計長と同じ長さをもつ 1 つのストリングを 形成する操作。 ストリング演算子 (string operator) 2 つのストリングに対して演算を実行する、組み込み関数。「演算子」も参 照。 U ユーザー定義関数 (user-defined function) ポリシーにおいてコードを編成するために使用できるカスタム関数。「関数 も参照。 V 変数 (variable) 変更可能な値を表現したもの。 W Web サービス DSA (web services DSA) Web サービス・アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を提供する外部アプリケーションと情報を交換するデータ・ソース・ アダプター。 X XML データ・ソース・アダプター (XML data source adapter) ストリングやファイルから XML データを読み取ったり、Web サーバーか ら HTTP 経由で XML データを読み取ったりするデータ・ソース・アダプ ター。 48 Netcool/Impact: トラブルシューティング¥ガイド Printed in Japan GA88-7261-00