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最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入

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最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入
スペシャルレポート
2014年 9月
最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入
Dell DR2000v/DR4100/DR6000 次世代のデータ保護を低TCOで実現
DCIG主席アナリスト Jerome Wendt
EMPOWERING THE IT INDUSTRY WITH ACTIONABLE ANALYSIS · WWW.DCIG.COM
2014 年9月
スペシャルレポート
最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入 - Dell DR2000v/DR4100/DR6000
次世代のデータ保護を低 TCOで実現
目次
© 2014 DCIG, LLC. All rights reserved.
1
エグゼクティブサマリー
2
次世代の重複除 外バックアップアプライアンス登場
2
次世代の重複除 外バックアップアプライアンスが持つ7つの特長
2
迅 速なバックアップ
2
第1世代の重複除 外バックアップ アプライアンスが 抱える制約
3
包括的なライセンス
3
複 数のレプリケーション構成
4
中央管 理コンソール
4
長 期の製品保証
4
物理的スペースの削減
4
物理アプライアンスが 不 要
5
次 世代機能は一社が独占提 供できるものではない
7
Dell DRシリーズの持つ優れた競 争力
7
簡単かつ迅 速なバックアップを低コストで実現
7
包括的なライセンス
8
ソース側重複除 外
8
省スペースで大容量
8
3年保証
9
仮 想アプライアンス - ブランチ/リモート/スモールオフィスに最 適
9
Dell DRシリーズ - 最高の次世代バックアップ 環境を低TCOで実現
10
付 録 A: DCIGの免責事項
i
2014 年9月
スペシャルレポート
最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入 - Dell DR2000v/DR4100/DR6000
次世代のデータ保護を低 TCOで実現
エグゼクティブサマリー
データセンターの管 理を取り巻く状 況は、この10年で大きく変化しました。データセン
ターではサーバーの仮 想化が進められ、仮 想マシン(VM)が 標準的となり、多くの組 織が
新たに導入しています。このような状 況の中、IT管 理における環 境の統 合や一元化も進 ん
でおり、ローカル、リモートを問わずあらゆるサイトが1つのチームによって管 理されるよ
うになっています。
バックアップ/リカバリ分野における変化は、まさに劇的と呼ぶにふさわしいでしょう。
ディスクベースの重複除 外バックアップアプライアンスがバックアッププロセスに導入さ
れるように なったことで、面 倒 で 手 間 が か かり、信 頼 性 に 欠 ける 従 来 のプ ロ セ ス が、
99パーセント以 上の 信 頼 度を誇るプロセス 1に変化したのです。
バックアップにおける革 新的な 転 換が起こった一方、その中核となる重複除 外バックアッ
プアプライアンスも、現代のビジネスニーズに対応できるよう進化を遂げました。各アプ
ライアンスに搭載された次世代機能は、初代のアプライアンスが 抱えていた問題 点を解
決し、以下のことを可能にします。
• バックアップ/リストアの迅 速化
• バックアップアプライアンス全 体の一元的な監 視と管 理
• データの効率的なインライン重複除 外によるデータ削減率の向上
• システム停止を伴わないアプライアンスの導入
• データセンターの設置スペースの削減
• 効率的かつ効果的なデータのレプリケーション/リカバリ
• 高度な仮 想化 環 境での仮 想アプライアンスの活用
こうした次世代機能は、あらゆるメーカーの製品で利用できるわけではありません。たと
え、ある製品でこれらの機能の一 部あるいはすべてが利用できたとしても、利用するに
は別途コストがかかってしまうため、利用を諦めたり、納得のいかない形で利用したりす
ることになりかねません。
Dell DRアプライアンスシリーズを使えば、こうした問題や不満は解消されます。ここに
挙げた次世代機能をすべて利用できるため、目覚ましい進化を遂げ ている現代の仮 想化
データセンターにおけるバックアップ/リストア作 業の迅 速化、最 適化、シンプル 化が可
能になります。さらに、各アプライアンスには 3年間のハードウェア/ソフトウェア保証が
付いており、しかもソフトウェアライセンスは包括的なパッケージとして提 供されます。
これにより、Dell DR2000v/DR4100/DR6000の導入後も安心して各機能にアクセスして使
用することができ、新たなライセンス費 用や毎年予想外に発 生するサポートの手間を省
くことができます。
どの組 織でも、今後も増加し続ける仮 想化データセンターを、コストを抑えつつ保護す
る必要に迫られています。こうした要望に応えて、次世代の重複除 外バックアップアプラ
イアンスの多くが必要な機能を提 供していますが、Dell DRアプライアンスシリーズのよ
うに必要な機能をすべてパッケージ化して提 供し、低TCOで運 用できるソリューションは
ごくわずかです。
1. DCIG
© 2014 DCIG, LLC. All rights reserved.
1
2014 年9月
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最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入 - Dell DR2000v/DR4100/DR6000
次世代のデータ保護を低 TCOで実現
次世代の重複除外バックアップアプライアンス登場
21世紀の最初の10年間において、重複除 外バックアップ
アプライアンスは、あらゆるレベルの組 織におけるバック
アップ/リカバリの環 境に大きな変化をもたらしました。
それまでテープメディアを利用していた組 織は、重複除 外
バックアップアプライアンスを使うことによって、バック
アップ/リカバリ作 業をより早く、より簡単に行えるように
なったのです。さらに、こうしたアプライアンスを導入す
ることで、バックアップ/リカバリの精度が向上し、より信
頼の置ける環 境を構築できるようになりました。こうした
状 況を踏まえ、2010年頃までに多くの組 織がテープメディ
アから重複除 外バックアップアプライアンスへの切り替
えを行いました。
しかし、2010年代も半ばに差し掛かった現在、重複除 外
バックアップアプライアンスはさらに進化を遂げ、バック
アップ/リカバリにかかる労力を減らし、バックアップデー
タの容量を最小限に抑えるだけの存 在ではなくなりまし
た。優れた管 理 機能を備えた新しいハードウェアとソフト
ウェアに加え、こうしたアプライアンスの構成や提 供に関
するノウハウを豊富に持つベンダーの登場により、現代の
ビジネスニーズに対応した次世代のソリューションが誕 生
したのです。次世代の重複除外バックアップアプライアンス
は、組織におけるバックアップ/リカバリ環境をさらに向上さ
せ、さらに総所有コスト(TCO)の低減まで可能にします。
とはいえ、現在 市販されている重複除 外バックアップア
プライアンスのどれもが、「次世代と呼ぶにふさわしい 機
能」を備えているわけではありません。次世代の重複除
外バックアップアプライアンスがもたらすメリットを確 実
に活用できるよう、こうしたアプライアンスに求められる
主要な特長のいくつかを検 証してみることにしましょう。
次世代の重複除外バックアップアプライアンスが
持つ7つの特長
次世代の重複除外バックアップアプライアンスには、
「第1世
代」のソリューションとの違いを決定的にしている特長がい
くつかあります。ハードウェアやソフトウェアの機能強化は
当然のことですが、それ以外にも現在のバックアップ環境と
の統合が簡単にできるようになっており、デバイスの初期導
入や長期運用における管理も改善されているのです。では、
次世代の重複除外バックアップアプライアンスが備えてい
る7つの特長について、具体的に見ていきましょう。
迅速なバックアップ
迅 速なバックアップを実現できる理由の1つは、アプライ
アンスのハードウェアとソフトウェアの進化によるもの
です。現在のアプライアンスのほとんどが、1 Gbのイーサ
ネットネットワークインターフェイスポートを複数搭載して
います。しかし、こうしたアプライアンスの約 88パーセント
第1世代の重複除外バックアップアプライアンスが抱える制約
第 1世代の重複除外バックアップアプライアンスと、次世代のアプライアンスとを比
較した場合、第1世代のほうが「良くない」とは簡単に言えません。第1世代の製品に
は当時の技術的な制約が存在し、さらにアプライアンスの使用方法に関する知識が
十分ではなかったという時代背景もあります。
第1世代のアプライアンスが抱えている制約について、いくつか例をご紹介しましょう。
• ネットワーク接続の帯域幅が狭い - イーサネットネットワークインターフェイスにおけ
る「100 Mb」や「1 Gb」といった数値は、アプライアンスが利用できるネットワーク接
続の上流部分での接続速度を意味しています。こうしたネットワーク接続における帯域
幅の制約によって、バックアップ/リストア時に転送されるデータ量や、一度に実行可能
な同時バックアップ数も制約を受けることになります。
• ネットワークポートの設定に制約がある /設定が行えない - ネットワークポートについ
ては、メーカー側が事前に設定を行っており、特定の目的(取り込み、管理、レプリケー
ションなど)に合わせて割り当てられています。しかし、別の用途に合わせて割り当てを
増減させるにはさまざまな制約があり、増減そのものができない場合もありました。
• データセンターの設置スペースが大きい - 重複除外が可能なアプライアンスであって
も、内蔵のディスク容量が小さく、たいていは 3. 5インチのサイズで 1TB未満のハード
ディスクドライブしかサポートしていませんでした。バックアップデータを保持するの
に必要な容量を確保するために、大 規模なアプライアンスを導入する組織も多かった
のですが、その結果、データセンターの設置スペースも増えてしまったのです。
• バックアップソフトウェアと統合されていない - 重複除外バックアップアプライアンス
では、データの送信元であるバックアップソフトウェアを認識できていませんでした。
バックアップアプライアンスは共有フォルダを持つネットワークファイラーとして企業
LAN上に配置され、バックアップソフトウェアはそのアプライアンスをバックアップ先
として使用できる、という状況だったのです。統合や認識が十分ではない状況では、第
1世代のアプライアンスによる最適なデータ重複除外も十分な能力を発揮できなかっ
たのです。
• データレプリケーションのオプションが不十分 /存在しない - ディスクへのデータバッ
クアップを行っている組織では、災害発生時に備えてオフサイトでの保管が必要になっ
てきます。しかし、第 1世代のアプライアンスの多くは、レプリケーションをサポートし
ておらず、サポートしている機種でも組織のニーズに応えられるような機能は提供でき
ていませんでした。
• 中央管理コンソールがない - どのアプライアンスも、それぞれ独自の管理インターフェ
イスを採用していました。これでは、何十台ものアプライアンスを抱える大規模な環境
では問題が生じます。このような環境では、各アプライアンスの場所を追跡し、ログに
記録して管理する必要があるからです。
• 製品保証は 1年間 - どのような組織でも、一度購入したアプライアンスは最低でも 3年
間は使用したいと考えるものです。しかし、製品保証の有効期限が1年間しかないと、2
年目からはサポートコストが毎年発生することになります。
• 個別のライセンス認証 - 組織で重複除外バックアップアプライアンスを利用するため
に必要となるすべての機能を利用するためのコストが、製品の購入価格に含まれてい
なかったため、使いたい機能を入手するために余分なコストがかかってしまっていたの
です。
• 容量を柔軟に拡張できない - 第1世代がリリースされた当時、HDDの容量は今よりも小
さかったため、各アプライアンスで利用できる容量には制限がありました。しかも、ア
プライアンスの容量を拡張しようとすると、まず HDDを設置して、それから用途に合わ
せた容量を設定する、といった面倒な管理手順を手動で行わなければならなかったの
です。
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次世代のデータ保護を低 TCOで実現
が、従 来の1 Gbの 代わりに、10 Gbのイーサネットインター
2
フェイスを 2つ以 上 搭載できるようになっているのです 。
重複除 外バックアップアプライアンスに搭載されている
ネットワークインターフェイスカード(NIC)は、工場で初
期設 定が 行われますが、その目的は多岐にわたります。ア
プライアンスに搭載された NICは、異なるネットワークサ
ブネットの取り込み、管 理、レプリケーションなど、さまざ
まな作 業に対応できるよう構成することができます。組
織のニーズに合 致した NICを使うことで、最 大のメリット
を得ることができます。NICを無 駄にせず、有効利用する
ことが重要なのです。
特定のポートを特定のタスクに割り当てられる柔軟性を
備えたネットワークインターフェイスポートなら、スルー
プットを向上させることができます。これによって、重複
除 外バックアップアプライアンスで対応できる同時バッ
クアップ 数も増えます。その結果、1台のアプライアンス
で何十、何 百ものバックアップジョブを短時間で行い、ト
ラブルを起こすことなくすべてのジョブを完了させること
ができるようになります。
迅 速なバックアップを実現できるもう1つの理由は、重複
除 外バックアップアプライアンスでバックアップ 高速化ソ
フトウェアを利用でき、さまざまなサポートを行っている
点にあります。このような高速化ソフトウェアをメディア
サーバーに導入することで、Symantecなどのバックアップ
ソフトウェアメーカーの OpenStorageテクノロジー(OST)
や、バックアップアプライアンスそのものを利用すること
ができるため、メディアサーバーと重複除 外バックアップ
アプライアンス間でのバックアップデータのフローを最
適化して向上させることができ、迅 速なバックアップが可
能になります。
複数のレプリケーション構成
重複除 外バックアップアプライアンスでレプリケーション
ソフトウェアを利用できるかどうかは、アプライアンスに
おけるバックアップデータの重複除 外に直接かかわってく
る問題であり、きわめて重要です。データのバックアップ
が完了して、次に行うべき作 業となるのが、データを迅 速
にオフサイトに移動させることです。このようなオフサイ
トへのデータ移動に役 立つのが、レプリケーションソフト
ウェアです。
重複除 外バックアップアプライアンスは、さまざまな種
類の環 境に導入されることが予想されるため、いろいろ
な方法でレプリケーションを構成できるようになっていま
す。オフサイトへのデータ移動で基 本となるのが、1対 1
(1:1)のレプリケーションです(図1)。
1対1
サイト1
図1
さらに、多対 1(N:1)のレプリケーション構成もあります
(図 2)。この構成では、複 数のリモート/ブランチオフィス
のバックアップデータが中央のデータセンターや本 社に
集 約されます。
多対1
包括的なライセンス
重複除 外バックアップアプライアンスでの 処理を効率化
するには、さまざまなソフトウェアの機能が必要になりま
す。重複除 外バックアップアプライアンスの機能を最 大
限に活用するには、少なくとも圧 縮および重複除 外のアル
ゴリズムと、CIFS/NFSの汎用インターフェイスが必須とな
ります。これ 以 外にも、バックアップ 高速化、暗号 化、レ
プリケーションなどのソフトウェア機能も、多くの組 織に
とっては必要なものでしょう。
こうした要望に応えるべく、多くのアプライアンスが包括的
なライセンス制度を取り入れており、必要な機能がすべて
アプライアンスに付属した形で提供されます。しかし、実際
にアプライアンスを選ぶ際には、注意が必要です。多くの重
複除外バックアップアプライアンスでは、搭載されたソフ
トウェア機能の価格を含めた購入価格が提示されています
が、アプライアンスでサポートされているソフトウェア機能
の数はアプライアンスごとに大きく異なるのです。
サイト2
リモートオフィス
リモートオフィス
リモートオフィス
データセンター / 本社
リモートオフィス
リモートオフィス
リモートオフィス
図2
2. DCIGインタラクティブバイヤーズガイド
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次世代のデータ保護を低 TCOで実現
カスケード型レプリケーション(図 3)に対応したアプラ
イアンスを必要とする組 織もあるかもしれません。この
構成では、大 規模なブランチオフィスをオプションで使っ
て、小規模なリモートオフィスのバックアップデータを大
規模なブランチオフィスのアプライアンスに集 約させ、
データをレプリケートして本 社に戻します。
カスケード型レプリケーション
リモートオフィス
リモートオフィス
リモートオフィス
データセンター /
本社
長期の製品保証
ほとんどの組 織は、重複除 外バックアップアプライアン
スを最 低でも 3年間は使 用したいと考えており、できれば 5
年以 上 運 用させたいと考えている組 織も少なくありませ
ん。したがって、アプライアンスのハードウェアやソフト
ウェアの 保証 期間も、想 定している運 用期間に見合った
ものなのだろうと考えてしまいがちです。
しかし、実際 のところはどうなのでしょうか? 3年間のハー
ドウェア/ソフトウェア保証を提 供している重複除 外バッ
クアップアプライアンスは、全 体のわずか 30パーセントに
過ぎません。残りの70パーセントには、1年間の 保証しか
付いていないのです。1年保証のアプライアンスを 3年間
使おうとすれば、2年分のサポートコストが余分にかかる
ことになります。つまり、最初の1年間を過ぎ てしまうと、
メンテナンスのために新たなコストやサポート負担が発
生し、総 所有コスト(TCO)を押し上げ てしまうことにな
るわけです。しかし、3年保証のアプライアンスであれば、
このようなことにはなりません。
リモートオフィス
物理的スペースの削減
リモートオフィス
リモートオフィス
図3
リモートオフィス
リモートオフィスからデータを受け取るために、さまざま
なレプリケーション構成が活用されます。
中央管理コンソール
2~3台以上の異なる重複除外バックアップアプライアンス
を導入した組織では、各アプライアンスの状況を追跡し、そ
れぞれのモニタリングや管理方法について検証を行う必要
に迫られるため、トラブルが起こりやすくなります。特に大規
模な組織では、問題はさらに深刻となります。複数の箇所に
置かれた100テラバイトや1,000テラバイトという単位の大容
量データをバックアップするには、必要となるアプライアン
スの台数も何十台という規模になります。このような状況が
何年も続けば、やがて各アプライアンスサーバーの意義も忘
れられていき、どこに設置されているかも曖昧になり、その
存在すら忘れられてしまうことにもなりかねません。
このような状況を防ぐために、すべての重複除外バックアッ
プアプライアンスの存在や設置場所を、1つのインターフェ
イスで一元管理する方法が有効です。そのコンソールを通じ
て、管理者はすべてのアプライアンスの監視と管理が行える
わけです。このようなコンソールを使えば、アプライアンス
の物理的な設置場所を包括的に追跡し、どのバックアップソ
フトウェアがメディアサーバーで使用されているかを簡単に
特定でき、各バックアップアプライアンスの容量やパフォー
マンスの使用率を監視し、さらにリモートでの構成や管理が
行えるようになります。
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データセンターの高機能化と省スペース化は、年々進んでい
ます。これは、すなわちハードウェアが進化しているというこ
とです。こうしたハードウェアを導入することで、組織は最小
限の物理的スペースで最大限の容量を確保することができ、
さらに必要に応じて柔軟に拡張することも可能になります。
次世代のバックアップアプライアンスを使えば、現代の
ビジネスで求められるスペース効率でデータセンターを
構築できるようになります。次世代のアプライアンスは、
4 TBの大容量ハードディスクドライブ(HDD)をサポート
しています。初期導入は最 低限の容量だけにして、必要に
応じて購入後に( APOS)ストレージ容量を追 加購入する
ことも可能です。
物理アプライアンスが不要
大容量のストレージを搭載したパワフルなサーバーハード
ウェア上で、Microsoft Hyper-V、VMware vSphereなどのハイ
パーバイザプラットフォームを稼 働させることが可能な 環
境であれば、重複除 外バックアップアプライアンスを仮
想化して、ブランチオフィス、リモートオフィス、スモール
オフィスなどに導入するのも有力な選 択 肢の1つです。
このような規模のオフィスでは、インフラストラクチャを仮
想化して、コストを抑制しているため、重複除外バックアッ
プアプライアンスのような物理アプライアンスを設置するこ
とは避けたい(あるいは最低限の設置で済ませたい)と、多
くの組織が考えています。こうしたニーズによって生まれた
アイデアが、仮想アプライアンス(具体的なタスクを処理す
るよう事前に構成された仮想マシン(VM))を重複除外バッ
クアップアプライアンスとして活用することです。
前述のような小規模のオフィスに重複除 外バックアップ
仮 想アプライアンスを導入することは、大 規模な組 織だ
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最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入 - Dell DR2000v/DR4100/DR6000
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けでなく、バックアップサービスプロバイダにとってもメ
リットがあります。ハードウェアへの新たな投 資を抑える
ことができ、ハードウェアの設置スペースも最小限で済
み、アプライアンスの導入も比 較的早く、簡単かつ低コス
トで行えるからです。
次世代機能は一社が独占提供できるものではない
重複除 外バックアップアプライアンスへの移行において、
必ずと言っていいほど名前が挙がってくるのが、EMC Data
Domainです。EMCは主要な重複除 外バックアップアプラ
イアンスメーカーの1つであり、多くの組 織が既にEMC
Data Domainアプライアンスを使 用しています。同社のア
プライアンスが 有力なソリューションであることは、間違
いありません。
しかし、今日の市場においてEMC Data Domainが築いてい
る優位な状 況は、決して絶対的なものではありません。こ
こ数年において、新たなライバ ル企業が EMCの独占状 態
を打ち崩している兆候が見られるからです。EMCの市場
シェアは前年四半 期から1.3 %上昇しているものの、同社
の前年同期比成長率(YoY)はわずか 0.3 %にとどまってい
ます(2014年第1四半 期と2013年第1四半 期との比 較)。
その一方で、「その 他」に位置付けられているライバ ル企
3
業のYoYは、実に6.8 %にのぼっています 。
その要因となっているのが、優れた競 争力を持つ重複除
外バックアップアプライアンスソリューションです。次世
代の機能を豊富に利用できる同ソリューションに、EMC
Data Domainソリューションから乗り換える組 織が多かっ
たのです。このような組 織の新たなニーズに対応した好 例
が、Dell DRシリーズの重複除 外バックアップアプライアン
スです。
Dell DRシリーズもEMC Data Domain製品シリーズも、共に
数々の次世代機能をサポートしています。そのいくつかを
ご紹介しましょう。
• 統合管理コンソール - 両シリーズとも、自社アプライアンス
すべてのアクセス、監 視、管 理を、共 通のコンソールで
一元的に行うことができます。これにより、アプライア
表 1 – Dell DRシリーズとEMC Data Domainで使用できる一般的な次世代機能
Dell DR4100
バックアップ
ソフトウェア *
Dell DR6000
EMC DD2500
EMC DD4200
EMC DD4500
Arcserve
CommVault Simpana
Dell NetVault Backup
Dell vRanger
EMC NetWorker
HP Data Protector
IBM TSM
Symantec Backup Exec
Symantec NetBackup
Veeam
ネットワークプロトコル
CIFS
NFS
Symantec OST
レプリケーション
1:1
N:1
N: N:1
インライン重複除外
* バックアップ アプライアンスと組み合わせての 使 用に対応 。
アプライアンス側では、バックアップソフトウェアのデータストリームを把 握できていない 場合があります。
出典 : DCIG
3. Ibid.
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次世代のデータ保護を低 TCOで実現
ンスの追 跡、アクセス、監 視、管 理を個別に行う必要
がなくなります。
• 無停止での導入 - ネットワークやバックアップ独自の各種プ
ロトコル(CIFS、NFS、OST)をバックアップに使用して
いる環境で、複数のバックアップソフトウェアソリュー
ションを構築することができます。デルやEMC のアプ
• インライン重複除外 - 重複除 外バックアップアプライアンス
の実に71パーセントが、データのインライン重複除 外
ライアンスを使えば、お使いの環境を停止させることな
をサポートしています。インライン重複除 外では、重複
くシステムを導入し、ほぼあらゆるバックアップソフト
除 外バックアップアプライアンスによって収 集された
ウェアで各アプライアンスを監視し、バックアップ先と
すべてのバックアップデータの重複除 外が 行われるた
して使用できるように設定して、一般的なネットワーク
め、アプライアンスで必要なストレージ容量を削減す
ることができます。さらに、データの重複除 外をすぐ
に行えるため、オフサイトへのデータレプリケーション
も短時間で実 行できるというメリットもあります。
• 複数のレプリケーション構成 - Dell DRシリーズおよび EMC
Data Domainの重複除 外バックアップアプライアンス
は、いずれも複 数のレプリケーション構成をサポート
しており、1:1、N:1、カスケード型などのレプリケーショ
ン構成を組み込むことができます。多様なレプリケー
ション構成が可能になることで、ディザスタリカバリを
目的としたバックアップを行ってから、オフサイトへの
データレプリケーションや中央サイトへのデータリカ
バリを行ったり、新しいサイトでのデータのシード処
理に利用したりと、柔軟な運 用が可能になります。
プロトコルでデータを送信することが可能です。
• バックアップソフトウェアの識別 - 重複除 外バックアップアプ
ライアンスのことを、処理 対 象のバックアップジョブに
含まれているデータを識 別できない、処理能 力の乏し
いシステムだと誤 解していませんか? 実際には、バック
アップジョブに含まれているデータを調べて、作成元
のバックアップソフトウェアを識 別し、データの重複
除 外の精度を高めているのです。Dell DRシリーズの場
合、データの送 信元であるバックアップソフトウェア
を判断したうえで、バックアップジョブへの割り当てを
調整しています。こうして判断された各種情 報は、バッ
クアップソフトウェアによって、メタデータとしてバッ
クアップジョブに組み込まれます。これにより、データ
の重複除 外の精度が 高まり、データ削減率を向上させ
ることが可能になります。
表 2 – バックアップの高速化およびスループット
イーサネットポート
Dell DR4100
Dell DR6000
EMC DD2500
EMC DD4200
EMC DD4500
1 Gb(最大)
6
6
16
16
16
10 Gb(最大)
2
6
8
8
8
128
512
180
270
270
同時バックアップ数(最大)
高速バックアップ
アーキテクチャー対応
DD Boost
Dell Rapid CIFS
Dell Rapid NFS
Dell RDA
Symantec OST
ライセンス付属
DD Boost
Dell Rapid CIFS
Dell Rapid NFS
Dell RDA
Symantec OST
出典 : DCIG
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最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入 - Dell DR2000v/DR4100/DR6000
次世代のデータ保護を低 TCOで実現
Dell DRシリーズの持つ優れた競争力
両社の重複除 外バックアップアプライアンスにはさまざ
まな共 通 点がありますが、実際には明確な違いが 存 在し
ます。ここ数年において、デルは最 新機能を備えた次世代
の DRアプライアンスシリーズ(DR4100、DR6000など)を
次々とリリースしてきました。そのシリーズに新たに加わっ
たのが、Dell DR2000v仮 想アプライアンスです。このアプ
ライアンスには、EMC Data Domainアプライアンスとは明
確に異なる、まさに次世代と呼ぶにふさわしい数々の特長
を備えています。ここで、その一 部をご紹介しましょう。
簡単かつ迅速なバックアップを低コストで実現
迅 速なバックアップとリストアを重複除 外バックアップア
プライアンスで可能にする要素の1つは、バックアップ で
求められるスループットを維持するのに十 分な数のイー
サネットポートを搭載することにあります。しかし、こうし
たソリューションを利用する際に注 意しなければいけな
いのは、最高レベルのスループットと同時バックアップ 数
を実現するために、バックアップ 高速化ソフトウェアを使
用する必要があるという点です。
こうしたバックアップ 高速化ソフトウェアを導入すると、
どうしてもコストがかさんでしまい、バックアッププロセ
スも煩 雑になりがちです。しかも、バックアップ 高速化ソ
フトウェアが付属している重複除 外バックアップアプライ
アンスが少ないため、ソフトウェアのライセンスを別途 購
入しなければならないのです。
実際にソフトウェアのライセンスを購入して、使 用するこ
とになった段階で、今度はそのソフトウェア専用のネット
ワークプロトコルが同時にインストールされてしまいま
す。対 象となる重複除 外バックアップデバイスにバック
アップを送るには、その専用プロトコルを使 用することに
なるため、管 理者はプロトコルに関するスクリプト言 語や
GUIの 使い方を習得しなければなりません。さらに、バッ
クアップ 高速化ソフトウェアは、バックアップソフトウェ
アと適切に統 合されていなければ正常に稼 働しません。
統 合が適切でなければ、バックアップの高速化は実現で
きないのです。
Dell DRアプライアンスシリーズなら、バックアップ 高速化
ソフトウェアの導入に関するコストや手間を省き、最小限
に抑えることが可能です。Dell DR4100/DR6000は、追 加費
用なしで、Dell Rapid Data Access(RDA)および Symantec
OSTのバックアップ 高速化ソフトウェアオプションを利用
できます。
しかし、Dell DR6000において最も注目すべき機能は、デル
のDR Rapidテクノロジープラグインとして提供されるDell
Rapid CIFS/Rapid NFSのテクノロジーです。これら2つのプ
ロトコルアクセラレーターは、デルによって開発されたもの
であり、あらゆるサーバーで従来使用されてきた業界標準
のCIFS/NFSプロトコルの機能を強化し、メディアサーバーと
Dell DR6000間のバックアップ速度を高速化して、ソースベー
スの重複除外時におけるデータ処理速度を向上させます。
インストールされたRapid CIFS/Rapid NFSテクノロジーは、
理論上はほぼすべてのバックアップソフトウェアで使用する
ことができ、しかもバックアップソフトウェアとの特別な統
合処理は必要ありません。デルでは、Rapid CIFS/Rapid NFS
と統 合可能なソフトウェアとして、CommVault Simpana、
EMC NetWorker、IBM Tivoli Storage Manager(TSM)、およ
び Oracle RMANを認証しています。その 他のバックアップ
ソフトウェアについても、統 合の検 証を行っています。
Rapid CIFS/Rapid NFSがもたらすもう1つのメリットは、
バックアップのスループットの向上です。ESGラボによる
テストの結果、Rapid CIFS/Rapid NFSは、CIFS/NFSプロト
コルに比べて4倍以 上の高速化を実現しています。他の
バックアップ 高速化ソフトウェアとの比 較結果では、Rapid
CIFSのスループットは Symantec OSTとほぼ同等の結果と
なっており、Rapid NFSについては Symantec OSTを上回る
スループットを達 成しています。
最大スループット
TB/時(データシミュレーション)- 数値が大きいほど好成績
25
20
15
10
5
0
NFS
CIFS
Rapid CIFS
OST
RDA
Rapid NFS
4
出典 : ESGラボ
包括的なライセンス
システムやデータセンターの管理者が、何らかのソリュー
ションの購入について予算を組むことができる機会は、1~2
回あればいいほうでしょう。実際に製品を購入したはいいも
のの、本当に必要な機能のライセンスを初期導入時に購入し
ていなかったため、そうした機能が使用できないという状況
は、最も避けたい事態であるはずです。
Dell DRアプライアンスシリーズなら、そのような最 悪の事
態はほぼ 確 実に防げます。Dell DR4100/DR6000には、各
ソフトウェア機能のライセンスがすべて付属していますの
で、使 用したい 機能を確 実に使 用することができます。
4. Dolan、Kerry、Vinny Choinski。『 Dell Integrated Enterprise - Class Backup Performance with Dell DR6000』、Enterprise-Class Backup Performance with Dell DR6000
( 2014)、9ページ ESG、2014日 5月。アクセス日 : 2014年 7月 29日。
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2014 年9月
スペシャルレポート
最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入 - Dell DR2000v/DR4100/DR6000
次世代のデータ保護を低 TCOで実現
表 3 – ライセンスされている内蔵機能
Dell DR4100
Dell DR6000
EMC DD2500
EMC DD4200
EMC DD4500
重複除外
NAS
レプリケーション
Symantec OST
出典 : DCIG
こうしたデルのアプローチと対照的なのが、EMC Data
Domainアプライアンスシリーズ です。このシリーズ では、
使 用できるソフトウェア機能のうち、ライセンスが付与さ
れているものはその一 部に過ぎません。この EMCのアプ
ローチでは、あるソフトウェア機能が 将 来的に必要になっ
た場合に、新たなライセンスコストが発 生する可能性があ
ります。しかも、ある機能のライセンスを新たに購入した
場合には、アプライアンスのサポートコストも増大するお
それがあります。ソフトウェアのアップデートを行えば、
それに関するメンテナンス費が必要になるからです。
化され、処理されたデータはバックアップ先の Dell DRシ
リーズにネットワーク経由で直接送 信されます。NetVault
Backupはデータパスの制御とバックアッププロセスのロ
グ記録を行い、DRアプライアンスはディスク上でのデー
タの配置を制御します。
DRアプライアンスを使って、DR OSTプラグインをクライ
アントサーバー/メディアサーバーにインストールすること
で、Symantec NetBackup/Backup Execでのソースの重複
除 外をセットアップ することも可能です。
省スペースで大容量
ソース側重複除外
データセンターの設置には多額のコストがかかります。デー
タセンターの管理者にとって、より多くのデータをより少な
いスペースで保管できるソリューションは魅力的に思えるは
ずです。このようなソリューションを導入できれば、GBあた
りのコストを削減し、導入するハードウェアの総量やメンテ
ナンスの労力を減らすことができ、さらには電力や冷却に
かかるコストも減らすことが可能になります。
市販の重複除 外バックアップアプライアンスで重複除 外
を実 施する場合、通常はデバイス自体での実 施というオ
プション以 外を選ぶことはできません。しかし、ネット
ワークを経由するデータ量を最小限に抑えるため、ある
いはメディアサーバーの負荷を軽 減するために、ソース
サーバーまたはメディアサーバーのいずれかでバックアッ
プデータの重複除 外を行うほうが理にかなっている、とい
う状 況は当然あり得ます。現在のところ、こうした環 境で
データの重複除 外を行うには、重複除 外に対応したバッ
クアップソフトウェアを利用するのが一 般的です。
こうしたニーズに応えられるソリューションは、現時点で
はEMC Data Domainシリーズ ではなく、Dell DRアプライア
ンスシリーズをお勧めします。Dell DR6000なら最 大4 TB
の HDDに対応しており、EMC Data Domainソリューション
に匹敵する大容量をより省スペースで利用できます。
Dell DRアプライアンスシリーズ では、RDA、OST、Rapid
NFS、Rapid CIFSなどの DR Rapidテクノロジーにより、デー
タの重複除 外をソース側でも行えるようになりました。例
えば、DRシリーズとDell NetVault Backupを組み合わせる
ことで、バックアップ 対 象のサーバーにRDAプラグインを
直接導入できます。RDAテクノロジーによって、ソース側
でのデータの取り込みおよび重複除 外のプロセスが 高速
3年保証
組織の総所有コスト(TCO)を低減するには、毎年発生する
メンテナンス費用を削減することが最もシンプルで現実的
な方法と言えます。しかし、3年間以上の保証を提供してい
る重複除外バックアップアプライアンスは、わずか30パーセ
表 4 – 重複除外バックアップアプライアンスのストレージ容量
Dell DR4100
Dell DR6000
EMC DD2500
EMC DD4200
EMC DD4500
最大容量(使用可能)
81 TB
180 TB
133 TB
189 TB
285 TB
最大 HDD容量
3 TB
4 TB
3 TB
3 TB
3 TB
36
60
45
95
143
最大 HDD数
出典 : DCIG
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2014 年9月
スペシャルレポート
最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入 - Dell DR2000v/DR4100/DR6000
次世代のデータ保護を低 TCOで実現
表 5 – 保証期間
保証
Dell DR4100
Dell DR6000
EMC DD2500
EMC DD4200
EMC DD4500
3年
3年
1年
1年
1年
出典 : DCIG
ントに過ぎません。アプライアンスを購入する際には、どの
ような保証が付いているか確認する必要があるでしょう。
Dell DRアプライアンスシリーズは、次世代にふさわしい
機能を備えているだけでなく、ハードウェアとソフトウェ
ア両方のメンテナンスとサポートを対 象とした 3年間の 保
証が付属しています。さらに、オプションとして、保証 期間
を 5年間に延 長することも可能です。これに比べて、EMC
Data Domainアプライアンスシリーズ では、購入価格に含
まれている保証 期間はわずか1年間なのです。
仮想アプライアンス - ブランチ/リモート/スモールオ
フィスに最適
ブランチ/リモート/スモールオフィスでのさまざまなニー
ズに対応するには、重複除 外バックアップアプライアンス
を仮 想アプライアンスという形で利用するという方法が
あります。これによって、ハードウェアへの投 資を抑え、
ハードウェアの設置スペースや関連するメンテナンスコス
トを削減することが可能になるのです。こうしたアイデア
の基に生まれたのが、デルの DR2000vです。この仮 想アプ
ライアンスでは、他の Dell DRシリーズアプライアンスに
搭載されているソフトウェア機能をすべて利用できます。
大きく異なるのは、このアプライアンスには「ハードウェ
ア」が 存 在しないということです。
導入した Dell DR2000vは、他のデル製の重複除 外バック
アップ物理アプライアンスと同じように使 用して、管 理す
ることができます。さらに、導入 先の仮 想サーバーの卓越
したストレージ容量を活かし、バックアップ先としてセッ
トアップ することによって、物理マシンや仮 想マシンを保
護することが可能です。また、他のデル製アプライアンス
(DR2000v、DR4100、DR6000)にデータをレプリケート
するよう設 定することもできます。Dell DR2000vを DR物
理アプライアンスシリーズ(DR2000v用に事前に構成し
たもの)と組み合わせることによって、デルのグローバ ル
ビュー管 理コンソールを通じてDR2000vを一元的に管 理
できます。こうした仮 想アプライアンスをデルが 提 供して
いるのに対し、EMCは現時点で同様のソリューションを提
供できていません。重複除 外バックアップ仮 想アプライ
アンスという分野において、デルのソリューションはEMC
Data Domainをはるかに凌いでいると言えるでしょう。
Dell DRシリーズ - 最高の次世代バックアップ環
境を低 TCOで実現
定義を変えました。そして今、次世代の重複除 外バック
アップアプライアンスが登場し、同じようにこれまでの定
義を書き換えようとしています。こうしたアプライアンス
に搭載された最 新の機能により、バックアップのスルー
プットは最 大4倍に向上し、重複除 外率も高まり、導入も
シンプルに行えるようになりました。このような優れた特
長により、より優れたバックアップ 環 境を低TCOで構築で
きるようになったのです。
重複除 外バックアップアプライアンスの 各プロバイダは、
次世代モデルの優れた機能を自社のソリューションに取
り入れるべく、さまざまな試みを行っています。他社に先
駆けた取り組みを行っているプロバイダもいくつかあり、
特にデルの DRアプライアンスシリーズは、業 界トップを
脅かすかのように革 新的な 取り組みを続けています。
Dell DRアプライアンスシリーズとEMC Data Domainシリー
ズは、いずれもさまざまな次世代機能(中央 統 合管 理コ
ンソール、インライン重複除 外、複 数のレプリケーション
構成など)を搭載しています。しかし、DRアプライアンス
には、EMC Data Domainがいまだ実装していない次世代
機能も搭載されているのです。
Dell DRシリーズは、DR Rapidテクノロジーによって、より
簡単で迅 速なバックアップを可能にしています。さらに、
コンパクトな筐体に大容量のディスクドライブを搭載して
おり、貴 重なスペースを無 駄なく活用でき、導入も簡単で
す。物理マシンの導入をできるだけ避けたいと考えてい
る、高度な仮 想化 環 境を持つ組 織にとって、仮 想アプライ
アンスであるDR2000vを利用できることは大きなメリット
になるはずです。さらに、デルのソリューションは、初回
購入時にすべての機能が利用可能な状 態になっており、3
年間のハードウェア/ソフトウェア保証まで付属しています。
このように優れた特長を持つ Dell DRアプライアンスシ
リーズは、次世代の重複除 外バックアップアプライアンス
における大 本命と言える存 在なのです。デルが 提 供する
次世代の重複除 外バックアップアプライアンスは、最高
のバックアップ 環 境を構築するために求められる機能を
備えていますが、それだけではありません。こうした機能
がパッケージ化されており、TCOを削減することが可能で
ある、というメリットも見逃せません。これは、あらゆる
組 織にとって大きなメリットなるはずです。
21世紀の最初の10年間において、第1世代の重複除 外バッ
クアップアプライアンスが組 織におけるバックアップの
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2014 年9月
スペシャルレポート
最良の重複除外バックアップアプライアンスの購入 - Dell DR2000v/DR4100/DR6000
次世代のデータ保護を低 TCOで実現
付録 A: DCIGの免責事項
DCIGは、テクノロジーの分析を行う会社です。世界各国の
ITプロバイダや ITメーカーの依 頼を受けて、各社のサービ
スに関するアナリストサービスを提 供しています。DCIG
のアナリストサービスでは、ブログ、事例紹介、製品レ
ビュー、エグゼクティブホワイトペーパー、スペシャルレ
ポート、ホワイトペーパーなどの形で分析を行っています。
本 書に記載されている情 報をご覧になるうえで、以下の
点を予めご了承ください。
1. 本 書に記載されている競 合他社情 報のほとんどは、
デル株 式会社からのレポート作成依 頼を受諾する前
に収 集されたものです。これらの 情 報は、過去に公 表
されたものであり、現在もDCIG社のサイトで公開され
ています。詳しくは、弊社のオンライン版インタラク
ティブバイヤーズガイド( IBG)をご覧ください。
2. 本 書に記載されている競 合他社情 報の一 部は、オリ
ジナルの DCIGバイヤーズガイドで取り上げられている
各製品の最新機能を反映する形で変更されています。
3. すべての調査内容は、一 般に公 表されている情 報、ス
トレージメーカーから提 供されている情 報、専門家に
よる各 情 報の分析結果、などを基にしています。
4. 本 書に記載されている競 合他社情 報は、DCIGの見解
を踏まえたものです。本 書に記載されている各製品で
は、特定の機能がサポートされていない場合がありま
す。「サポートされている」機能の定義について
は、DCIGと該当製品のメーカーとで見解が異なる場
合があります。特定の機能に関するサポートが問題と
なる場合、またはサポートについて公式の見解をお 知
りになりたい場合は、各メーカーに直接ご連 絡いただ
き、最 新の 情 報を入手して、該当する機能がお客 様の
ご要望 通りに利用できるかどうかご確認ください。可
能であれば、該当する機能がお客 様の環 境で利用で
きるかどうか、テストを行うようにしてください。
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います。DCIGは、独自に DCIG購入ガイドおよび IBGを作成し、これらへのアクセスを許諾しています。また、ブログ、事例紹介、1対 1の製品レポート、スペシャル
レポート、およびホワイトペーパーの形で委託調査内容を作成しています。詳細情報は www.dcig.com(英語)でご覧いただけます。
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