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柏原小だより - 狭山市教育ネットワーク

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柏原小だより - 狭山市教育ネットワーク
柏原 小 だよ り
高まる意識の大切さ
-防災キャンプを中心に-
校長
松
澤
忠
明
この夏は、
「○年に一度の記録的△△!」という表現が新聞紙上をにぎわせました。各家庭で
も暑さ対策や急激な天候の変化への対応が必要と思われることがあったかもしれません。様々
な体験をつかんだ子ども達は、42 日間の冒険を経て、大きなけがや病気もなく無事学校に登校
してまいりました。2学期は、つかんだ力をさらに拡げ、確かなものにできるように授業、行
事、日常生活等に活躍してもらいたいと思っています。
さて、先日24・25日は、柏原地区防災まちづくり推進委員会主催の「第2回防災キャン
プ」が、実施されました。第2回目とあって、運営側も参加者もそれぞれ、イメージを持ち「防
災のまち柏原」の一員として本校体育館に避難してきました。昨年の第1回は、実施そのもの
が初めてということもあり、まず、
「避難所に泊まる」が、最大の目標でした。今回は、子ども
達だけでなく、各自治会の会長さんや地域諸団
防災キャンプ持ち物について (29 名回答)
体、NPOユーアイネット、西武文理大学の協
1%未満切り捨て
力も得て地域の組織を意識しての実施ができた
=通常の宿泊等で用意すると考えられる物
と感じています。避難所となる柏原小・柏原中
は除く(洗面用具、着替え等)=
にとっても災害時の役割の大きさを職員ともど
<家族と相談して持ってきたもの>
も感じました。
その中で、参加者の当日の用意は、
「必要なも
○タオルケット等
55% ○コップ
3%
の」としか指示がありませんでした。右の「防
○懐中電灯等
28% ○うちわ 10%
災キャンプの持ち物について」を見てください。 ○救急セット等 17% ○ごみ袋
3%
各家庭で相談したり、自分で考えたりして児童
○ラジオ
3% ○ウェットティッシュ 3%
は様々なものを用意しました。
「体育館」と考え
<自分で考えて持ってきたもの>
たか、
「避難所」と考えたなど興味深いなと感じ
○タオルケット等
28% ○うちわ
6%
ました。
○懐中電灯等
28% ○時計
3%
たとえば、懐中電灯は、経験を通して、定着
していると感じられた準備です。また、うちわ
○救急セット等 13% ○携帯電話 3%
などは、猛暑の夏を考えると体育館では、必需
○防災ずきん
3% ○ウェットティッシュ 3%
品になります。災害の最中という発想が持てる
○帽子
3%
と、ラジオや防災ずきんは強力な身を守る道具
として機能してくれます。
これらも、夏の貴重な体験として2学期だけでなく、日常の生活に生かしていける学びにな
ったと思っています。地域の多くの方の協力に感謝申し上げます。
一方、学校でも、柏原小中は、狭山市でも数少ない小学校の児童が同じ学区で中学校に進学
する地域です。今回の取組みでも中学生が炊き出しに協力をしてくれ、女性消防協力隊と力を
合わせて非常食の配給に当たってくれました。先生方も 8 月 28 日に市内南小、入間中と 4 校合
同の防災教育の講演会を開催し、避難所としての学校
の機能について研修を深めています。今回は、宮城県
石巻市立蛇田中学校前校長の森英俊先生をお招きし
て、発生時からの学校の状況やその後の取り組みにつ
いてお話をいただきました。全国ネットのニュースで
も先日ようやく電気が全市にともったとの報道があ
るようにこの先 20 年はかかるとのお話に災害の大き
さとその復旧の難しさについても教えていただいた
ような気がしました。
子ども達、学校、地域がそれぞれの意識を高めて
様々な行事に取り組むこともこれらの「こと」に対する準備のひとつなのだと感じていますの
で、2学期も様々な関わりをとおしてご支援をお願いいたします。
夏休みの活動から
<七夕飾り>
「みんながよく勉強
ができますように。」
「運動会で優勝でき
ますように。」などと
いった願いが書かれ
た短冊が、夏の厳しい
暑さの中でも輝いて
見えました。短冊を竹
に付けるお手伝いを
いただいたPTAの
役員の方々ありがと
うございました。1・2年生は、狭山環状有
料道路の料金所にかざられましたが、どの短
冊にも子ども達の「願い」や「夢」がたくさ
ん書かれものが飾られていました。
<初心者水泳教室>
夏といえばプール。雤が降らず渇水が心配
された今年の夏でしたが、プールの子ども達
は、元気いっぱいでした。この日は、午前中
にサマースクールがあり、午後は初心者コー
スが持たれました。それぞれが自分の目標を
もって、参加
し、泳げるよ
うになった児
童、距離を伸
ばした児童な
ど自己の目標
に挑戦できま
した。
<防災キャンプ>
8 月 24・25 日
は、第 2 回目の
防災キャンプを
地域の方々の協
力で実施するこ
とができまし
た。午後 3 時に
大規模地震発生
の想定のもと、
続々と避難が開
始され、小学校体育館の避難所に地域の方々
に付き添われた子ども達が避難してきまし
た。備蓄倉庫にある非常食で夕飯、朝食を済
ませたり、釜石防災教育についてのDVDを
見て考え、真剣に取り組む姿はとても立派で
した。24 日には 70 数名の大人と子どもが段
ボールを布団代わりに体育館に泊まり、普通
のキャンプと違った思いで一夜を過ごすこと
ができたことがとても有意義だったと思いま
した。翌日は雤でしたが、体調を崩す児童は
一人もなく、無事防災キャンプを終えること
ができました。地域の力のありがたさが子ど
も達にも伝わった2日間でした。
<運動会に向けて:金管バンドクラブ・ダン
スバトンクラブ>
夏休みの間、すでに
運動会に向けて準備を
進めている子ども達が
います。金管バンドク
ラブとダンスバトンク
ラブの子ども達です。
金管バンドクラブは、
中学校の教室で楽器の
持ち方や音の出し方を
教わりました。
一方、ダンスバ
【中学生との練習】
トンクラブは、
校庭で当日を考
えながら動いて
みるなど真剣で
した。
『成果は隠
れた汗のたまも
の』です。本番
にご期待くださ
い。
<サマースクール>
7 月 29 日~8 月 1 日まで、サマースクール
を実施しました。のべ 161 名のボランティア
の方に協力をいただき、3 年生以上の子ども
達が 1 学期までの学習に取りくみました。赤
鉛筆でていねいに○をもらって、急いで席に
もどって、次
のプリント
に取組む姿
は、とてもよ
いと感じら
れるもので
した。子ども
達からの「あ
りがとう」だ
けでは申し訳ないように感じました。
<学校保健委員会開催>
8月も終わ
ろうとする 28
日に会議室で
今年度第 1 回学
校保健委員会
が開催されま
した。先生・お
母さん 50 余名
の参加があり、
「食育」の話題を中心にした本校栄養教諭の
工藤先生の講演もありました。その中で、
「朝
食の手抜き」についての話題がアンケート結
果とともに出されました。
朝食の1品の工夫が学力の向上にもつなが
るとの指摘にうなずいていたのは、先生たち
だけではありませんでした。
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