...

休養温泉ホーム松ケ島

by user

on
Category: Documents
36

views

Report

Comments

Transcript

休養温泉ホーム松ケ島
休養温泉ホーム松ケ島
●目
的
60歳以上の高齢者、障害者、ひとり親家庭等を対象に、低廉で健全な
保健休養施設を運営することにより、利用者の休養と心身の健康の増進を
図ることを目的としています。
厚生労働省通知「老人休養ホームの設置運営について」にもとづき設置
しています。
●施設の概要
○事業開始 昭和56年6月
○所 在 地 三重県桑名市長島町松ケ島 700 番地の12
○敷地面積 20,871.02 ㎡
○延床面積 4,126.79 ㎡
○利用定員 80人
○部 屋 数 24室(2人部屋:8室(和室6 洋室2)4人部屋:和室 16 室)
○管
理 株式会社トヨタエンタプライズ
※平成 18 年度から公の施設の管理に民間事業者の能力を活用し、サービ
スの向上や経費の節減等を図る指定管理者制度を導入し、株式会社トヨ
タエンタプライズが指定管理者として管理。(公募により選定)
○主な設備
天然温泉、喫茶、売店、娯楽室(囲碁・将棋・麻雀)
屋外施設(グラウンドゴルフ場、ベビーゴルフ場)
●利用方法
名古屋市内在住の60歳以上の高齢者、障害者、ひとり親家庭等は、利用
希望日の3ヶ月前から予約できます。利用定員に余裕がある場合は、どなた
でもご利用いただけますが、予約は利用希望日の2ヶ月前からです。
●利用料
区
分
宿泊(1 泊 2 食)
60歳以上の高齢者、障害者、
ひとり親家庭、中学生 等
6,000円
小学生
5,600円
小学生未満
上記以外の方
休
憩
700円
食事実費
無料
6,300円
700円
※名古屋市国民健康保険加入者、愛知県後期高齢者医療制度加入者には、宿泊利用料
の割引制度があります。(年 4 泊まで 1 泊 1,000 円を割引)
4
●福祉施設としての主な取り組み
■健康づくり事業への取り組み
休館日を活用し、年 8 回程度、楽しみながら健康への意識を高める宿
泊型プログラム「湯ったり健康宿泊プラン」を実施しています。
また、毎週1回、健康の専門家による個別の健康相談や健康講話を実
施しています。
湯ったり健康宿泊プランの様子
個別の健康相談の様子
そしゃく
■咀嚼機能の障害のある方にあわせた食事内容の工夫
咀嚼が困難な障害のある方への食事は、きざみ食やペースト食で対応して
います。例えば、エビ料理は、すりつぶしたエビに、しっぽをつけてエビの
形に仕上げ、少しでもエビ料理を味わっていただく工夫をしています。
~利用者からのお礼の手紙(抜粋)~
ペースト食を夕食も朝食もペロリ
たべました。外出先でこのような食
事が食べれたのははじめてでした。
ペースト食をおいしくパクパクい
ただきました。安心、安全においし
くたべれました。
エビの形にしたペースト食
5
■認知症高齢者や障害者の入浴に配慮した設備
認知症高齢者や障害者が入浴しやすいよう個室の浴室(小浴場)を設置し
ています。
浴室内は、手すりや浴室用の車いすを完備しています。
個室の浴室(小浴場)
浴室用の車いす
●利用状況
松ケ島の利用状況
%
人
30,000
25,000
20,000
88.2
81.5
77.6
70.5
16,978
8,775
10,000
94.7
97.5
96.3
100.0
83.6
84.2
86.5
83.1
80.0
8,625
21,379
20,685
20,600
19,065
15,000
92.7
8,927
20,797
10,661
8,995
60.0
9,864
20.0
5,000
0
0.0
17年度
18年度
宿泊利用者数(延人)
区
40.0
分
19年度
20年度
休憩利用者数(延人)
17年度
21年度
宿泊利用率(%)
22年度
部屋稼働率(%)
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
宿泊利用者数(延人)
16,978
19,065
20,600
20,685
21,379
20,797
宿泊利用率(%)
70.5
77.6
83.6
84.2
86.5
83.1
部屋稼働率(%)
81.5
88.2
92.7
94.7
97.5
96.3
休憩利用者数(延人)
8,775
8,625
8,927
8,995
10,661
9,864
※宿泊利用率(%)=宿泊利用者数/(定員80人×営業日数)
※部屋稼働率(%)=利用部屋数/(部屋数(24部屋)×営業日数)
6
●利用者の内訳(22 年度)
宿泊利用者
(延人)
割合
(%)
高齢者
17,097
82.2
障害者
458
2.2
ひとり親家庭
243
1.2
児 童
868
4.2
その他
2,131
10.2
20,797
-
区
合
分
計
利用者の内訳
児童, その他,
4.2% 10.2%
ひとり親
家庭,
1.2%
高齢者,
82.2%
障害者,
2.2%
※その他は、付添人等
●利用者へのアンケートの結果(22 年度)
■利用回数
区
分
件数(件)
割合(%)
初めて
390
24.0
2回目
161
9.9
3回目
125
7.7
4回以上
合計
947
58.4
1,623
-
設問)今回のご利用は何回目ですか。
初めて,
24.0%
4回以上,
58.4%
2回目,
9.9%
3回目,
7.7%
■近隣の他の宿泊施設の利用
設問)あなたは、松ケ島以外にもこの周辺
(長島周辺)の温泉宿泊施設をよく利用
されますか。
(20 年度のみ設問設定)
件数(件) 割合(%)
松ケ島しか利
用しない
810
他の施設もた
まに利用する
ことがある
631
42.1
他の施設を利
用することの
ほうが多い
57
3.8
1,498
-
合計
54.1
他の施設
を利用す
ることのほ
うが多い,
3.8%
他の施設
もたまに利
用すること
がある,
42.1%
7
松ケ島し
か利用し
ない,
54.1%
■利用者の満足度
件数(件)
割合(%)
1,348
85.3
やや満足
207
13.1
やや不満
18
1.2
不満
7
0.4
合計
1,580
-
満足
設問)総合的に満足いただけましたか。
不満,
0.4%
やや不
満, 1.2%
やや満
足, 13.1%
満足,
85.3%
[各年度の満足度]
年
度
18 年度
19 年度
20 年度
21 年度
22 年度
満足度※
96.9%
97.9%
97.5%
97.8%
98.4%
※「満足」及び「やや満足」と回答した件数の割合
【指定管理者によるサービス向上のための主な取り組み】
《利用者の身体状況への配慮》
○大広間へのテーブル・椅子の設置
○和室にベッドを設置
○浴場前に休憩コーナーを設置
《食事に関する工夫》
○夕食時、屋台を用意し揚げたての天ぷらを提供
○季節に合わせた創作料理の提供
《各種イベントの開催》
○夏休み期間中、紙芝居を実施
○生演奏や演芸を取り入れたイベントの開催
8
●指定管理者制度導入による経費の縮減
平成 18 年度から指定管理者制度を導入し、経費の縮減を図っています。
《平成 17 年度と平成 22 年度の一般財源(市税)の比較》
175,301 千円 - 126,000 千円 = 49,301 千円
[17 年度]
[22 年度]
【松ケ島の運営経費の財源内訳】
(単位:千円)
0
17年度
50,000
運営経費
100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 の合計
57,866
175,301
72,176
305,343
18年度
129,086
64,201
19年度
129,086
69,412
81,668
280,166
20年度
129,086
69,959
77,963
277,008
21年度
129,086
73,212
65,548
267,846
22年度
126,000
79,778
276,507
82,109
70,729
一般財源(市税)
使用料
275,396
食事料等
※千円未満切り上げ
※大規模な修繕等の臨時的な経費は除く
⇒ 宿泊利用者1人あたりの一般財源投入額(平成 22 年度)
126,000 千円(一般財源)÷ 22,955(※) ≒ 5,400 円
※宿泊利用者延数(20,797 人)及び休憩利用者延数(9,864 人)を使用料にもとづき換算
した宿泊利用者数(2,158 人)の合計
9
参
考
■政令指定都市の老人休養ホームの設置状況
名
称 札幌市老人休養ホーム保養センター駒岡
設
置
運
営
老人休養ホーム大阪市立塩楽荘
札幌市
大阪市
指定管理者
事業開始
昭和 61 年度
昭和 51 年度
敷地面積
35,199.96 ㎡
115,838.85 ㎡
延床面積
4,700.59 ㎡
5,378.91 ㎡
員
80 人
100 人
数
17 室
26 室
宿泊利用率
37.2%
28.6%
部屋稼働率
60.5%
37.1%
定
部
屋
・市内在住60歳以上:7,100 円~
宿 泊 料 金 ・60歳以上、障害者等:4,900 円~ ・一 般:8,500 円~
・大 人:6,000 円~
・小学生:7,100 円~
(1泊2食付) ・小学生:5,300 円~
・幼 児:3,700 円~
22年度
決算額
91,372 千円
96,000 千円
( )内は、
(91,372 千円)
(96,000 千円)
うち一般財源
23年度
予算額
91,372 千円
94,000 千円
( )内は、
(91,372 千円)
(94,000 千円)
うち一般財源
備
利用率の低下等により平成 23 年度
末で廃止
考
10
Fly UP