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通信システム

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通信システム
通信システム
インターネット・イントラネットやモバイル通信の飛
躍的な普及は,わが国だけでなく世界でも目をみはるも
のがある。企業や個々人の活動は,これらに代表される
通信ネットワークの進展に伴い,さらに活発かつグロー
バルになっている。このようなユーザーの活動を支える
ため,高速化,大容量化,高信頼イL
サービスの多様化,
マルチメディア化など,通信ネットワークに対する期待
はこれからもますます大きくなる。
このような期待にこたえる通信ネットワークを実現す
るための基幹となる通信インフラストラクチャーとし
て,高速大容量フレームリレー交換機,公衆網向けサー
ビス制御装置,さらに災害対策用可搬型ディジタル交換
システムを開発した。
また,モバイル通信のための通信インフラストラクチ
ャーとして,公衆PHS基地局ラインアップを充実し,加入
者ケーブルの布設を不要とするワイヤレス
アクセス
ステムや,携帯・自動車電話の新方式として注目されてい
るCDMA(CodeDivisionMultipleAccess)方式基地局システ
ムを開発した。
さらに,インターネット・イントラネットの普及に対応
する,音声・画像などを含む大容量のマルチメディア情
報を伝送するためのATMスイッチやアクセスユニットを
開発した。
光伝送システムについては,四つの異なる波長を用い
た4波長多重伝送を行って40Gビット/sの伝送に成功
し,2.4Gビット/s無瞬断切換光伝送システムを開発し
て,中継伝送路の高経済性,高信頼性を実現した。
3扇
シ
野
通信システム
ーネットワークシステムー
マルチメディアやモバイル通信に象徴される多様化,高度化する情報通信の世界を実現する基幹インフラストラク
チャーとして,大容量,高性能で優れた経済性を備えたネットワークシステムを開発した0
匪頚高速大容量フレームリレー交換機
通信システム
、■.卜山L
通信サービスの多種多様なニーズにこたえる新
ノードシステムの導入が開始された。1996年12月
導入のPHS交換機に続き,高速データ通信向けに
芦
フレームリレー交換機(MHN-F)を日本電信電話
株式会社(NTT)と共同で開発した。
ネットワークシステム
〔主な特徴〕
(1)1.5Mビット/sの加入者凶線を最大192回線
収容
(2)ATMセルリレーによる高速可1継機能
l■●▲■■lll●■■■■
野
(3)フレームリレープロトコル処理部のN+1予
備構成による経済性と信頼性の確保
面
フレームリレー交換機
この交換機は,当初,NTTの社内綱の主要交換
機として導入される。(出荷時期:1997年4月)
軒∨頚公衆網向けサービス制御装置
公衆網での高機能サービスを柔軟かつ経済的に
提供するために,サービス制御装置(新ノードシス
高機能系
テム:MHN-SCP)を開発した。この装置は高機
能系に位置し,加入者間で情報を伝達するための
伝達系交換機と共通線信号綱で接続され,PHS通
サービス管王里装置
話接続サービスなどが提供できる。
注:略語説明
MHN-SCP(Mullimedia
HandlingNode-Senパce
サービスシナリオ
ControIPoinl)
の追加・変更
〔主な特徴〕
(1)大容量半導体メモリ,小型・高性能プロセッ
サービス制御装置:MHN-SCP
サの適用により,装置の小型化を達成(基本架1架
に2システムまで搭載でき,中小規模需要への適
共通線信号網
伝達系
用時の初期コスト低減を達成)
交換機
田園四
昔
公衆網
(2)サービス管理装置からこの装置内サービスシ
ナリオを追加,変 ̄更することにより,柔軟にサー
;題
ビスの多様化が可能
(出荷時期:1997年6月)
公衆網向けサービス制御装置:MHN-SCP
♭増 災害対策用可搬形ディジタル交換システム
国内の交換網が完全にディジタル化され,
ISDNやPHSなどの新規サービス機器が大量に導
入されたことに伴い,これらの被災に対応するた
めの代替システムを日本電信電話株式会社から受
注し,開発した。
■、蓄.止
短
軸、違叫.
r
(1)3万加入者の救済が可能な設備を19のコンテ
ナに収容
(2)コンテナはサンドイッチパネル構造によって
小型・軽量化を図り,4tトラック,ヘリコプタで
の輸送が可能
(3)ソフトウェアは既設品と完全互換とし,出勤
二iか
後10日以内でサービス開始できるようにくふう
災害対策用可搬形ディジタル交換システム
1996年12月に初号機を広島,続けて札幌,東京
に納入し,全国の設備災害に対応する。
39
公衆PHS基地局のラインアップ
通信システム
公衆PHS基地局の高性能,高信頼性化へのニー
の指定が可能
ズにこたえ,従来機に比べて以下の特徴を持つ機
(b)通話可能数を3通話から6通話に拡張
器2品種を製品化した。
(2)コードレス型基地局
(1)多チャネル型基地局
不感地帯での通信を可能とする無線中継装置で
ネットワークシステム
(a)送信出力値を4種類用意し,幅広い通信エ
あり,取付け場所の制約を軽減
リアに対応した。遠隔制御により,送信出力値
(出荷予定時期:1998年2月)
■緬亨
蹄
多チャネル型基地局
コードレス型基地局
主な仕様
項
目
仕
名称・型名
様
多チャネル型基地局
送信出力(mW)
コードレス型基地局
20,100,200/300
送信出力切換
10
遠隔制御パラメータ
同時接続数
固定
6
データ通信速度
3
64kビット/S
適用周波数
64kビット/s
77浪(23MHz),87波(26MHz)
有線インタフェース
77波(23MHz),87波(26MHz)
1'回線
外形寸法(幅×奥行き×高さ)
不要
389×188×151(mm)
質量
300×188×119(mm)
約7.5kg
約5kg
ト1cDMA方式を用いた無線基地局システム
携帯・自動車電話の新方式として注目されてい
るCDMA(Code
Division
Multiple
Access)方式
を利用した基地局システムを開発した。
利用者の
急速な増加に伴う周波数のひっぱくやデータ通信
の需要に対応できる高い周波数利用効率と,マル
チメディアへの親和性を持つ。
〔主な特徴〕
PSTN
ぜグ
MSC
(2)高い周波数利用効率(GSMの4,5倍)
BSC
〟も
曲
BTS
BSC
も
一一■ヽ■・■■
BTS
くグ
車中
BTS
トローラ)
MSC(移動体交換機)
PSTN(PublicSwitchedTelephoneNelwork)
CDMA方式を用いた無線基地局システムの概要
4Q
(3)非音声データ(FAX,マルチメディア通信)と
の親和性
(4)高品質音声コーデック(8,13kビット/s)
(5)屋内・屋外設置可能
注:略語説明
8TS(基地局)
BSC(基地局
(1)cdmaOne標準規格対応
(6)基地局間移動での音声のとぎれがない(ソフ
トハンドオフ)。
通信システム
フルATMネットワークを可能にするAN/AUシリーズのラインアップ強化
ネットワークの幹線・支線をATMでまとめて構築することにより,マルチメディア情報が社内にくま
なく行き渡り,ビジネスが強力にサポートできる。
避ける高信頼性を実現
パソコンの高性能化やインターネット・イント
(d)回線インタフェース部は,活栓挿抜によっ
容量のマルチメディア情報を効率よく伝送する
て実運用中での増設,変更が可能
ネットワークシステム
ラネットの普及に伴い,音声・画像などを含む大
(2)ATMアクセスユニット"AUlOO”,"AU200”
ATMネットワークヘのニーズが高まっている。
(a)統計多重方式による効率的な多重化を実現
これに対応するため,すでに発売している「AN
シリーズ+,"AU20”のラインアップ強化策とし
(b)国際標準音声圧縮符号化方式を採用し,8
て,企業通信ネットワークの幹線の大規模拠点だ
kビット/sで音声を伝送
けでなく,支線の中・小規模拠点までを効率的に
(c)豊富な端末インタフェースとプロトコルを
ATMネットワークに接続することが可能な通信
サポートし,各種端末の接続が可能
ノード"AN50MN”,"AUlOO”,"AU200”を新たに
(d)障害の自動検出,障害部位切り分け,中継
発売した。
回線,端末回線インタフェース活栓挿抜などに
〔主な特徴〕
より,高信頼性,運用性の向上を実現
AU200は,制御部の二重化が可能である。
(1)ATMスイッチングノード"AN50MN”
(3)ネットワーク管理
(a)WAN機能に特化させることで中規模拠点
を経済的にATMネットワーク化
(a)AN50MN,AUlOO,AU200は業界標準の
(b)優先クラス4種,トラヒッククラス5種を
SNMPエージェント機能をサポートし,日立統
サポートし,画像・音声・データなどの各種情
合ネットワーク管理システム"NETM*Cm2”
報に適した伝送品質を提供
によるネットワークの統合管理が可能
(C)制御部の二重化により,障害時の通信断を
しANインタフェース
コントローラ
TEL
AN50MN
PBX
大規模
汎用
コンピュータ
ATMスイッチ
FAX
l
SD-l書
PC
AU200
SD-l・
セルリレー
ルータ
ループネット
ルータ
PC
PC
WS
ルータ
NP
シリーズ
S【)一l
PC
AUlOO
lSDN
バックアップ
[コ
[コ
PBX
ネットワーク
管理装置
AU200
SD-1
PC
PC
NETM*Cm2
PBX
TEし
TEL
AUlOO
AU200
FAX
FAX
ルータ
PBX
PBX
⊂]
TEL
FAX
PC
PC
T巨L
FAX
PC
PC
PC
中継回線にSD-1を使ったフルATMネットワークのシステム構成例
41
軒確モバイルコンビュウイングを実現する32Kデータ通信対応事業所用ディジタ
通借システム
PHSのデータ通信規格であるPIAFS(PHS
InternetAccess
いても電子メールなどのデータ通信や通話が可能
ForumStandard)に準拠した32
(2)同じ端末を,事業所内ではディジタルコード
Kデータ通信(最大実効伝送速度:29.2kビット/s)
ネットワークシステム
を可能にする事業所用ディジタルコードレス電話
レス電話機として,外出先ではPHS端末として利
用が可能(PHS事業者との加入契約が必要)
システムを開発した。
(3)パソコンやPDA(携帯情報端末)を接続する
〔主な特徴〕
ことにより,社内や外出先から32Kデータ通信に
(1)事業所内で,PBX(CXシリーズ)に接続され
よる社内サーバやインターネットヘアクセスが可能
た接続装置のサービスエリア内であれば,どこに
(発売時期:1997年8月)
】NS網
接続装置
対応TA
一一≦乏茎r
寸土内サーバ
ノレ
HU8
【
タ
円.ヌカ
PIAFS
〆
PIAFS
対応TA
HU8
PIAFS
円AFS
モバイルクライアント
モバイルクライアント
(文書管理)
宣彗聖聖彗
コードレス電話機
PIAFS
対応
力ード
CX3000MS
□
□
(電子メール)
対応
対応TA
AFS帖小
モバイルクライアント
力▼ド
[コ
(ワ▼クフロー)
[::コ
ネ土内LAN
璧璽彗聖聖
注:略語説明
PIAFS(PHS仙ernetAccessFo†UmStandard)
コードレス電話機
≦彗聖聖
コードレス電話機
TA(TermmalAdapter)
32Kデータ通信対応の事業所用ディジタルコードレス電話システム構成例
11パソコンタイプのデスクトップテレビ会議システム
パソコンを使用して遠隔地とのコミュニケーシ
ョンを実現するテレビ会議ボードと,会議用アプ
リケーションを開発した。DOS/V*パソコン用会
悪
議ボード,会議アプリケーション,共同作業支援
ソフトなどをパソコンヘインストールし,カメラ
とヘッドセットを接続してテレビ会議を行う。
〔主な特徴〕
(1)特別な装置を使用せずに最大5地点を結んだ
多地点会議が可能
(2)データ通信機能(最大19.2kビット/s)とファ
イル共有機能で共同作業を支援
(3)高精細静止画(704×480画素)により,ドキュ
ら
/廟∴
メントもクリアに表示
(4)リモート制御機能で相手端末の画質変更や高
精細静止画のリモート送信が可能
(出荷時期:1997年4月)
42
パソコンタイプのデスクトップテレビ会議システム
通信システム
軒ヰインテリジェント多機能電話
インテリジェント多機能電話は,PBX(CXシリ
ーズ,MVシリーズ)の多機能電話インタフェース
に接続するアダプタと,パソコンにインストール
TAPl
するインテリジェント多機能電話ソフトで構成す
2線式多機能電話
アダプタ
ンポーネントとして提供する。
〔主な特徴〕
ネットワークシステム
TAPl
公衆網
客+
顧コ
を「日立CTIソリューション+を構成する新しいコ
口
インタフェース
る。CTI(Computer-TelephonyIntegration)シス
テムを構築する際に,利用規模に応じて1台から
でも導入が可能な「インテリジェント多機能電話+
アダプタ
ロ
、・磨
P8×
(CX/MVシリーズ)
PC画面
(1)パソコンからの簡単な操作で多機能電話機能
を実現
(2)個人の電子電話帳に発信電話番号表示を連携
(3)通話録音機能をサポート
(4)アダプタに接続された受話器で音声通話が可
能で,ヘッドセットを別途準備すれば,専用コー
ルセンターの構築にも対応
(5)業界標準TAPIに準拠
(出荷時期:1997年12月)
CX-CTlインテリジェント多機能電話の構成
1110Gビット/s光伝送システム"SONETOC-192”
北米標準規格に準拠した10Gビット/sシステム
であるSONETOC-192を開発した。システムは,
600Mビット/sまたは2.4Gビット/sの局内イン
タフェースを10Gビット/sに束ねる多重化端局装
置と,減衰した光信号を再生して中継する再生中
継装置から成る。1996年11月には,米国シカゴー
セントルイス間(443km)でのMCITelecommunicationCorp.の伝送試験で,四つの異なる波長を
用いた4波長多重伝送を行い,40Gビット/sの伝
i
rlミ・麟ぷ㌃「1
送に成功した。
〔主な特徴〕
曹才
■ゝ引り′.
言≡さ≒l
l■
■
(1)インサービス状態での「1現用系++「1予備
系+の局間伝送端局装置から「複数現用系+:「1
予備系+,またはリング状伝送路網装置への拡張性
(2)ITU-Tの勧告案に記載の波長グリッドに準
SONETOC一柑2(北米仕様10Gビット/s)光伝送装置
拠する波長ラインアップによる波長多重化システ
ムヘの対応
(3)波長分散を補償する伝送方式の採用により,
1.3卜mゼロ分散光ファイバ伝送路での100kmを
超える長距離1.5叫m帯10Gビット/s光伝送を実現
(出荷時期:1997年10月)
43
112.4Gビット/s無瞬断切替光伝送システム
通信システム
中継系伝送路の経済性と高信頼性を実現するた
めに,2.4Gビット/s無瞬断切替光伝送システムを
開発した。
このシステムは,50M,150Mビット/s信号を
2.4Gビット/sに束ねる多重化端局装置と,伝送路
交換横
中鮒云送装置
ネットワークシステム
多重化
鵡局装置
無取断
切替装置
層客
中鮒云送装置
伝送路
現用系
伝送路
予備系
の異なる2系統の信号を受信して位相調整を行
交換機
い,伝送路の切替を無瞬断で行う無瞬断切替装置
で構成する。
多重化
端局装正
無醗断
切膏装置
顧客
〔主な特徴〕
(1)伝送路距離差600kmの位相整合が可能
(2)無中継伝送距離120kmを実現
書用緑
車用繰
(3)小型,低価格のユニット完結型装置を実現
(4)実装方法のくふうにより,自然空冷方式を採用
無瞬断切替光伝送システムのネットワーク構成
(出荷予定時期:1998年3月)
声…1新光アクセスシステム集合タイプONU
加入者の全光化に向けて,電話回線の光ファイ
バ化を推進する方システム用ONU(OpticalNet-
Unit)を日本電信電話株式会社と共同で開
WOrk
H
=_一一一一 ̄一' ̄ ̄
発した。
一一一一・・・・一---・一・一 ̄
一・一ノ■▼▲一■一-ノ・・√一
〔主な特徴〕
/一-一一一一
董≡≡喜≡三ご
≒≡‡妻妾
/
一一▼----′■
(1)1本の光ファイバを複数ONU(最大32台)で共有
一一一一
集合タイプONU
するPDS(PassiveDoubleStar)光伝送技術を用い,
共用化による光伝送路と局設備の経済化を図った。
(2)最大10加入者の収容が可能で,ONUの共同利
用による低コスト化を実現した。提供サービスは,
の選択が可能
光伝送終端部
メタリック
LC
加
入者線
ラインカード(LC)の入れ替えによって電話とISDN
加入者対応部
(3)商用電源で動作し,バッテリバックアップ機
光ファイバ
LC
電気・光
変換
電源部
電源
LC
商用電源
バッテリ
能付き
(4)電柱,架空線,および建物外壁などの屋外設
新光アクセスシステム集合タイプONU
置が可能
トvl大規模通信ソフト開発力ジェクト向けドキュメント管理支援システム
大規模通信ソフト開発の各工程で生成される設
計書やテスト情報などのドキュメントは多種多様
で,数万ページ分に及び,開発工程を通して常に
内容が更新,追加されていく。このため,これら
の情報を設計者に的確に提供することが,開発効
率,品質向上のかぎとなる。このシステムでは,
多種多様で庶大な
ドキュメント群
多種多様なドキュメントに対応し,以下の機能を
各種ドキュメント
HTML変換
由「
キーワード
自動生成
検索
1ポpEIP人GE
履歴管理
‡=Jナ・l ̄・-1
自動通知
全ドキュメント同一操作
による最新情報の提供と
最新情報の通知
提供する。
(1)関連ドキュメントとの参照関係を自動生成す
るキーワード自動判別機能
(2)ドキュメント更新履歴表示機能
(3)関係者への最新情報通知機能
神意
ドキュメント管理支援システム
44
また,すべてのドキュメントを同一操作で検索で
きるようにし,常に最新情報の参照を可能にした。
(稼動予定時期:1998年3月)
野
通信システム
一光伝送モジュールー
このたび開発した光加入者システム向けONU用光モジュールや2.5Gピット/S非冷却型光伝送モジュールで代表される目覚
ましい光伝送技術の発達により,今日の情報通信インフラストラクチャーの構築が着実に加速されている0
通信システム
光加入者システム向けONU用PLCモジュール
光加入者システム向けONU(OpticalNetwork
Unit)用光モジュールとして,小型化かつ経済化
1.3.1.511m
ホトダイオード
波長合法フィルタ
Y分岐
レーザ
ダイオード
∠;妄ラ,
占三クMPD
1.511m
を目的としたPLC(PlanarLightwaveCircuit)モ
ジュールを開発した。
このモジュールは,発光,受光および波長分波
1・空室ぢ
1.3卜m
1.3叫m
匝垂直]
光伝送モジュール
ー・一■■
機能を持ち,約50Mビット/sでの伝送が吋能であ
る。導波路と良好な結合効率が得られるモード拡
大レーザダイオードと導波路型ホトダイオード
を,インデックスアラインメント工法でPLC基板
上に直接実装することにより,部品点数の削減と
組立工程の簡略化を達成した。
インデックスアラインメント工法とは,光素子
とPLC基板に作成したインデックスを同時に認
識し,両者を合わせることによって高精度に位置
決めを行う工法である。従来の,光素子を動作さ
せて結合状態をモニタしながら搭載位置を決定す
諜
る方法に比べ,位置合わせだけで光結合を実現で
きるため,大量生産に通した工法である。
さらに,光山路として波長分波機能を持つ光学
フィルタをPLC基板の導波路小に挿入する方式
光加入者システム向けONU用PLCモジュール
を採用することにより,小型化を実現している。
2.5Gビット/s非冷却型光伝送モジュール
高速幹線伝送網の構築が確実に加速される中,
光伝送モジュールはすでに小型化,低消雪電力化
の競争に突入している。
よ
芦
この製品は,2.5Gビット/sの高速伝送特性を損
!
なうことなく,レーザダイオードの温度特性をち
密に補償することにより,非冷却型を実現した光
伝送モジュールである。
20m七
光送信波形(左:Odc,右:650c,横軸川Ops/div)
右に示す2.5Gビット/sの良好なアイ開口によ
って,ITU規格であるITU-TL16.1コードに対応
する発振波長1,3トunで40kmの無小継光ファイバ
伝送が可能である。
従来必要としていた放熱フィンとレーザ温度制
御回路が不要であり,小型化〔体積:38cm3,縦
83×奥行き51×高さ8.9(mm)〕と,周囲温度0∼
650cの全温度範囲での消雪電力2Wの低消費電
力化を実現した。
(発売時期:1997年9月)
2.5Gビット/s非冷却型光伝送モジュール
45
野
通信システム
一応用システムー
情報通信の先端的な応用製品として,良好な画質・音質,ATMインタフェースを装備する画像・音
声符号化装邑多店舗集中監視システム,超音波落石監視システムなどを開発した。
わ′づ画像・音声符号化復号化装置(MPEG-2CODEC)
通信システム
動画像と音声伝送の新しい国際標準として
な画質・音質,ATMインタフェース装備により,
MPEG-2方式が採択された。この方式による良好
通信への幅広い採用が期待されている。
そこで,MPEG-2CODECとATMインタフェ
軒一
画像
符号化
インタ
応用システム
フェース
化音
1→
音声
ースを持つ画像・音声符復号化装置を開発し,遠
隔教育用,遠隔監視用として納入した。
ATM
多画
王像
〔主な特徴〕
吉6声
符号化
マイクロホン
画像
複号化
分画
憮
ATM
離・
インタ
土
日
音声
部声
フェース
復号化
?
(1)放送信号に近い高画質、高音質(ステレオ)を
実現
(2)国際標準(ATMForum)に合致しており,他
社装置との接続性やシステムの拡張性がある。
(3)所望の画質に対応して伝送速度を可変にできる。
(出荷時期:1997年9月)
(黄色の部分がこの装置)
画像・音声符号化復号化装置の構成
幹一多店舗集中監視システム
店舗の遠隔監視システムの需要の拡大にこたえ
て,複数の店舗と1か所の管理センタ局を接続し
た多店舗集中監視システムを開発した。複数の店
舗を一括同時に監視できれば,効率はきわめて高
監視甲
コーデック
誘
くなる。ISDN回線を使用し,監視用コーデック
装置とあわせて大規模集中監視システムを実現する。
多店舗l
監視制御
瑠
モニタ
〔主な特徴〕
店舗A
(1)分割画面による複数店舗同時監視
店舗β
(2)無人店舗に設置したカメラを任意に選択し
店舗C
オペレータ
管理センタ
て,照明などの周辺装置を制御
(3)最大16か所の店舗の同時監視・制御
多店舗集中監視システムの構成
(4)専用コンソールによる一括システム管理
(出荷時期:1997年9月)
-.≠超音波落石監視システム
岩石崩壊,地滑りなどの大規模な自然災害が多
轡
プ賢…
衛星基地局
衛星通 信装置
瓜ゝ
発している。このような災害を未然に察知し,被
害を最小限にとどめるために,超音波落石監視シ
ステムを開発した。
このシステムでは,独自の検出方式を採用して,
岩石や地面などの微小な変動を常時計測し,落石
送受波制御器
や地滑りによる事故・災害の発生を予測するため
超音波
の有力な情報を提供する。監視対象となる岩石側
に設置した受波器に向けて,その岩石を見渡せる
国語善…≡≡局
地表に設置した送波器から超音波を送渡し,波面
送波器
の変化から岩石の微小な変動を計測する。このデ
監視センター
ータを遠隔の監視センターにリアルタイムで表示
し,現場の状況を的確に知らせることができる。
超音波落石監視システムの構成
46
(出荷予定時期:1998年9月)
Fly UP