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1 八王子市水循環計画改定(素案) 意見募集(パブリックコメント)の結果

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1 八王子市水循環計画改定(素案) 意見募集(パブリックコメント)の結果
八王子市水循環計画改定(素案)
意見募集(パブリックコメント)の結果
この度は、市民の皆様から多くのご意見をいただき、誠にありがとうございました。
つきましては、いただいたご意見の要旨と、これに対する市の考え方を公表いたします。
なお、とりまとめの都合上、ご意見は趣旨を損なわないよう要約していますのでご了承く
ださい。
1.意見募集の概要
実施期間:平成26年12月19日(金)~平成27年1月19日(月)
募集方法:直接持参、郵送、ファックス、電子メール
2.意見提出者数及び提出内訳
意見提出者
23人
提出内訳
直接持参
郵送
ファックス
電子メール
19人
0人
2人
2人
3.ご意見の内訳(53件)
1
雨水を浸透させる行動について
6件
2
きれいな水を川に戻す行動について
3件
3
生きものの棲む水辺を育てる行動について
4
水を上手に使う行動について
5件
5
水を治める行動について
1件
6
水循環に係るライフラインの整備について
3件
7
身近な水辺の復活10年プロジェクトについて
8件
8
着実な計画推進のためにについて
5件
9
その他
1件
1
21件
4.ご意見の要旨及び市の考え
(雨水を浸透させる行動についてのご意見)
ご意見の要旨
市の考え
最近は河川の源流部や中山間地でも水環境が悪化してい
る。特に開発された丘陵地周辺の谷戸は乾燥化や河川の瀬
切れが顕在化し、こうした源流部での水量低下は当然、市街
地の地下水にも影響を及ぼし、八王子市湧水ネックレス構想
に影響を及ぼす事態が懸念される。
1
現在、農地は減り続け、その結果、地下水浸透機能が低下
して水循環の悪化、湧水の枯渇、湿地の乾燥化が目立って
いる。水環境の確保に向け、身近にある自然や丘陵地、農地
を「自然のダム」と位置づけ、自然地の開発抑制と農地保全
について最優先課題として取り組む必要がある。
浅川は、台風などの大雨の後、一時に増水、濁流となって
流れ去ってしまう。このため治水を名目に多額の資金を注ぎ
込んで川の自然環境を壊し、水生生物(特に魚類)の生息を
2
阻害している。この悪循環を止めるためには上流域(森林地
帯)の保水力を高めることが必要である。将来を見据えてもっ
と植林事業を推進すべきと思う。現在は逆行している。
3
本計画期間において、市街地・宅地における雨水浸透施設
の設置を進め、地下水のかん養を図ります。
水源域におきましては、みどりの基本計画による里山保全
の施策や農林業の振興策と連携して、谷戸を保全するしくみ
を構築します。また、東京都の森づくり推進プラン、多摩地域
森林計画ならびに八王子市森林整備計画により、森林の循
環を進め、森林の多面的機能の向上を目指します。
森林の循環図(P24)にP94の「森林の循環」のイメージ文を
ご意見のとおり修正いたします。
入れる。
現計画を踏襲した、幅広いデータの収集や「みえる化」を考
慮した図表など、ていねいに策定されていると思います。た
だ、個別項目については興味深く読めるが、詳細にわたりす
4 ぎて全体との関連がつかみづらいときがあります。例えば「5
つの行動計画」の1−(2)−1)−ア(P21)、「10年プロジェ
クト」の2−(2)−2)−ア−①(P87∼94)などは、もう少しコ
ンパクトな記述にしたほうが判りやすいと思います。
「広葉樹への転換」(P25)は、森林循環の実績資料(P11
3)追加も含めて妥当と思いますが、当市にはなじみ深い独
立行政法人[森林総合研究所]が公開している「水源林造成
事業における針広混交林造成に向けての手引き」では広葉
5 樹の根張り、落葉による地盤の強化、保水力、土質の改善な
どの効果にも触れています。長期的にはまだ実証されていな
いこと、木材としての針葉樹の重要性は今後一層高まる点な
どを含めてもう少し詳しく記述したほうが市民の理解はさらに
深まると思います。
6
浅川の水辺活用と水量確保のプロジェクトに取り組むこと
で、水源域のでの取組を2か所に掲載したことから、内容につ
いて整合を図ります。また、森林と水循環につきましては、有
識者のコメントを掲載いたします。なお、森林に関する詳細記
述などにつきましては、次期水循環計画策定の際の課題とさ
せていただきます。
P25の2行目広葉樹への転換について、全体的に森林の保
全管理は針葉樹中心の記述になっているが、大胆に政策とし
て針葉樹から保水力のある広葉樹への転換の検討ではなく
実施を訴えるべきではないか。
(きれいな水を川に戻す行動についてのご意見)
7
P27、の「泳げる水質を実現する」計画期間目標に対して
は、水浴場の基準を指標にすることが妥当である。
「きれいな水を川に戻す」行動につきまして、環境基準を管
理指標としていますが、計画期間目標として「泳げる水質を実
現する」としていることから、「水浴場の水質の判定基準」に規
定されている「ふん便性大腸菌群数」を参考指標として観測
の対象とすることを計画書に記述いたします。
下水道の接続率は5年前に比べ5.9%増加し97.5%(25年度
末)となっています。下水道が供用開始されている区域の未
下水道が整備されて、河川の水質は大きく改善されたが、 接続家屋に対しては、職員が戸別訪問して接続の指導勧奨
河川の両岸にある排水管(溝)からは汚れた生活排水が流入 を行っています。今後は大口の排水者を対象に接続強化に
している。当然、下水道が敷設されていない地域の河川は白 取り組んでいます。また、下水道ではなく浄化槽で整備する
8
濁した生活排水が流入して溜まっている。このような生活排 区域においては、浄化槽市町村整備推進事業による市設置
水の垂れ流しについて、いつまで放置しているのか。その具 型浄化槽(高度処理型)の設置を進めています。
体的な対策や取り組みが見えてこない。
なお、市民による調査結果などを参考にし、必要があれば
特定の地区における重点的な接続促進などに取り組んでま
いります。
2
ご意見の要旨
市の考え
健全な水循環系再生の5つの行動の推進の中で「きれいな きれいな水を川に戻すため下水道未接続者への戸別訪問
9 水を川に戻す」と「生きものの棲む水辺を育てる」に関心があ 等を実施し、生活排水が川に流れ込まないよう指導してまい
るので推進してください。
ります。
(生きものの棲む水辺を育てる行動についてのご意見)
国の取組(P36)で、国の管理部分の浅川では、生物多様性
の保全回復などに相反するコンクリートの護岸工事をあちこ
ちで施工しているので、国の出している文章をそのまま載せ
10
るべきではない。
多摩川流域懇談会には八王子市の職員や市民も参加する
べきである。
近年、治水対策優先の護岸工事が行われ、コンクリート主
体の護岸は自然の護岸からのような水の浸出や湧出が阻害
11 されていたり、生物の棲みかとなる構造が失われている。護
岸構造の改善が必要であり生物多様性に適した護岸造りが
他の河川等で行われているので調査・検討し、実施する。
浅川河床にある石が近年小型化し、川虫がとりつくのに適し
12 たサイズの石が減少しているようなので人為的に適正化し、
市民にも保存の協力を要請する。
市内の河川は、国と東京都が管理しています。
水生生物にとって大事な淵と瀬、蛇行、ワンドが、川の直線 市民の安心安全の確保とあわせて、自然環境の保全や生
化やコンクリート護岸など施工時に行われる河床の平坦化で 活文化との調和など多自然川づくりの考え方を踏まえ、河川
13 失ってしまった。河床部分を人為的に瀬、淵、蛇行、ワンド等 整備が行われるよう取り組んでまいります。
を土砂を掘って施工し、後は川に任せることも必要。バーブ工
なども参考にすべきである。
14
河川における魚の回遊性の確保(P38)で、「連続性の確保」
の次に「実施し」を追加すること。
大雨による自然災害防止の目的で洪水処理能力を高める
河川の整備工事が行われているが、河川改修のたびに河道
は直線化され、ワンドなどが消失して生き物を育む環境は悪
化している。以前、河川敷は大きな石や砂利が見られたが、
最近は上流部から土砂が流出して川底は上昇、河川敷の富
15
栄養化で木や背丈の高い植物、外来植物の侵入が目立って
いる。流水部の両側は土砂が堆積して、定期的に土砂の搬
出が必要になっている。河川改修工事は多自然川づくりを進
めているが、改修後は、「水辺とのふれあい」や「環境に配慮
した川づくり」とは異なった河川景観になっている。
浅川流域連絡会(P38)は東京都管理の河川についての会
16 議であるが、八王子市と日野市の委員は情報交換程度に留 ご意見を踏まえ、対応してまいります。
まっており、意見交換など積極的な姿勢が必要である。
八王子市内の国、都管理の河川工事等については、本来
八王子市の問題なのに今まで八王子市では管轄が違う等と
言って、あまりにも無関心であった。その為、国や都は治水一 本計画に基づいて、河川整備に対し、市としても積極的に関
17
辺倒の政策で河川を直線化し又コンクリート化し、八王子市 わるよう努めてまいります。
の河川は湧水や生物相の乏しいものになってしまった。今後
は、八王子市の問題としてとらえてほしい。
生物多様性を踏まえ、川は流域で考える前提に立ち、八王
子市と日野市が主体となった国、都、両市そして市民委員で 東京都の管理する河川についての浅川流域連絡会や、浅
18 真の議論ができる(仮称)八王子、日野河川懇談会を毎月1 川の水辺活用における日野市との連携事業などの発展に
回開催し、国、都、両市の健全な水循環の実現に向けての議 よって、流域の連携強化が図れるよう取り組んでまいります。
論の場の設置を強く要望する。
既存のコンクリート水路を壊し、土手や木杭、玉石、植生
19 ロール、粗朶柵などを多用し、例えば向島用水親水路(日野
市)など、生物が棲みやすい水路にしてほしい。
水路の整備において、治水上の安全性を確保しながら、自
既存のコンクリート水路を壊し、土手や木杭、玉石、植生
20 ロール、粗朶柵などを多用して自然に配慮した護岸にするこ 然に配慮した構造となるよう検討してまいります。
と。
21
既存3面水路・側溝の浸透改善と生物の棲みやすい水路へ
の改良促進をお願いします。
3
ご意見の要旨
市の考え
新しい環境基本計画で打ち出された「里山の保全」はまこと
に時機を得た施策であると思う。私は堀之内里山保全地域で
田んぼ耕作、トウキョウサンショウウオや、ヤマアカガエル等
の保護活動を微力であるが行っている。市民や市内勤務の
22 人たち等が自然の大切さを知り、自然保全の活動を実践する
場所として大変ふさわしい地域である。
残念ながらトイレがなく、飲料水もない中で、なかなか多くの
人に来てもらうことができない現状がある。市が真に里山の
保全を推進するにはそれらの設備を整えたいものである。
生物多様性保全の観点から、里山保全の重要性が環境基
本計画に記されています。市では、堀之内里山保全地域に良
好な里山環境が残されていることを認識しています。ご意見
については、関係所管とともに今後の参考にさせていただき
ます。
学校の敷地内外の湧水、用水などを取り込み、また雨水を 今年度、いずみの森小中学校に湧水由来の水を引き込み、
23 ためて池づくり等生物が生息しやすい学校ビオトープを制度 学校ビオトープを整備しました。ご意見につきましては、関係
化する。
所管とともに今後の参考にさせていただきます。
水循環計画に基づいて整備した水辺づくりの実績を掲載い
たします。
24 P39に、水辺づくりの事例を数多く列挙する。
P35の多自然川づくりの説明で、護岸を表現する部分は、
25 「自然環境・河川景観及び親水性に配慮した護岸への再生」 ご意見のとおり修正いたします。
としたらどうか。
P54の川の役割の表現は、「地域の文化・歴史・風土の形成
26 に大きな役割を果たしてきた」と表現したらどうか。この章で、 ご意見のとおり修正いたします。
水害を関連づけさせる必要はないと思われる。
生きものが絶滅してはいけないので、モニタリングはぜひ
27 行ってほしい。子どもたちにもそういうことを知ってもらい水の
大切さや環境に対して意識してもらう取り組みを希望します。
ここ数十年間で貴重種は確実に減少している。理由は丘陵
地開発による谷戸の消失、水環境の悪化、休耕地の拡大、
相続による農地の売却、また、異常気象などによる影響で湿
地の乾燥化、湧水の枯渇など、生き物の生息環境が様変わ
28 りしている。特にトンボ、両生類などに影響が大きく、イノシ
シ、ハクビシンなど有害獣の増加も上げられる。今後は継続
的にモニタリング調査を実施できる態勢をつくり、貴重種や在
来種、特定外来種などのデータをまとめる取組が急務であ
る。
29
市民や学校などと連係した生きもの調査を実施してまいりま
す。 また、水辺の環境や生きものの大切さを伝えるイベント
を実施して啓発を行うとともに、生きもの調査の結果などを蓄
積しながら、生物多様性の保全の取組となるよう努めてまい
ります。
湧水水量や水辺のいきものなどのモニタリングに関心があ
ります。
30 八王子市の環境に対する取り組みに関心があります。
(水を上手に使う行動についてのご意見)
北野環境学習拠点については、太陽光発電など再生可能
エネルギーと連係させた、コンパクトなビオトープシステム、噴 北野地区における浅川の拠点づくり、環境学習拠点づくり
31 水のあるまちづくり、水耕栽培のソーラーファームなど、市街 の検討におきまして、いただいたご意見を参考とさせていただ
地型の流水ロスを抑えた自己完結水循環システムを検討項 きます。
目に加えてほしいと思います。
水再生課発行の「川と友だちのなるノート」は毎年環境学習
リーダーのための冊数確保を要望します。教育支援という役 27年度版は環境学習リーダー用に80冊配布させていただき
32
割を果たすには生徒と情報共有は当然のことであり、ぜひ配 ます。
慮いただくよう要望いたします。
「丘陵地の湧水復活」(P95)も現計画から変更はありませ
ん。しかし状況はかなりかわってきていると思います。東京都
による谷地川の中流域の蛇行を活かした水辺づくりと遊歩道
整備が進んでいること(特に道の駅裏から猪追橋にかけて)、
水源周辺の緑地整備活動が活発化していること(東京都戸吹
北緑地保全地区)、八王子滝山エリア観光ヂカラ強化構想、
33
イオンモール開業などによる集客力の向上が期待できるこ
と、多摩川に合流する河口も観光資源になりうること。
以上を考慮すると、さまざまな可能性が広がっており、石川
東公園の整備とどまらない流域全体をより長期的にとらえ
た、都の今後の整備計画や日野市との広域連携などと連動
する視点も必要と考えます。
4
湧水ネックレス構想の実現と浅川の水辺活用を当面の大き
な課題としていますが、谷地川や大栗川流域につきましても、
河川管理者である東京都や地域での動きを把握しながら、治
水対策とあわせた水辺環境の保全に取り組んでまいります。
ご意見の要旨
市の考え
湯殿川の上流は、管理者である東京都が、河川整備におい
浅川の水辺活用と水量復活の取組とあるが、湯殿川にもふ て緑化や魚道の設置、親水環境などの整備にも取り組んで
34 な、はや、メダカなどが戻るようにし、浅川と同様に人々が集 います。今後も、管理者である東京都や周辺住民などと連携
うまちのにぎわいを図る取組をしてほしい。
しながら、治水対策とあわせて水辺環境の保全に取り組んで
まいります。
八王子市は平成29年度の都市緑化フェアを目指すという
最新動向があります。市の特徴である豊かな水を活かした企
35
画という意味で、水循環計画においても積極的に参画してほ
しいと思います。
本計画に記載はありませんが、都市緑化フェアは、市制100
周年記念事業の中心的事業のひとつとして誘致を目指してお
り、浅川の水辺活用と連携させて積極的な参画に努めてまい
ります。
(水を治める行動についての意見)
市は、雨水貯留浸透施設の設置促進を図り、市内全域で雨
水の流出を抑制するなど総合的な治水対策を進めます。
36 治水対策に関する取り組みに関心があります。
(水循環に係るライフラインの整備についてのご意見)
水道事業を行っている東京都水道局では、震災時において
も断水被害を最小限にとどめ、可能な限り給水を確保してい
最近では大雪や地震等の災害が多いので、生きるうえで重 くとともに、平常の市民生活への早期回復を目的として、抜け
要な飲料水、また生活用水が緊急時にも普段と同じように使 出し防止機能のある水道管に取替える「水道管路の耐震継
37
えるか、そしてライフラインへの取組がどのようなものなのか 手化10カ年事業」を進めています。
興味を持ちました。
また、災害時に水道が断水した場合には、地域防災計画に
基づき、都水道局と市が協力して市民の皆さんに応急給水を
行うこととしています。
晴天時の汚水は、合流・分流ともに八王子水再生センター
へ送水いたしますが、雨天時につきましては、合流区域で降
P73 の図5-3 右側 合流の晴天時汚水が雨天時ポンプ場
38
雨によって増加する汚水を雨天時ポンプ場で適正に処理した
に行くように見えるので、わかりやすくすること。
後に、浅川へ放流いたします。図5−3につきましては、ご意
見を踏まえて修正いたいます。
公共下水道の耐震化や長寿命化を進め、安心安全なまち
づくりを進めてまいります。
39 下水道などライフラインの取り組みに関心があります。
(身近な水辺の復活10年プロジェクトについてのご意見)
湧水に関して、私は小さい頃から日野市民ですが、浅川は
家の近くに流れており、よく遊んでいたので、水のきれいな所
には人が集まることを体感してきました。学校の裏を流れる用
水路では、ザリガニを釣ったり、オタマジャクシを眺めたりして
40 いました。
水のきれいな場所や、いきものが多い場所は、子どもにとっ
「身近な水辺の復活10年プロジェクト」は見ているだけでそ て重要な遊び・学びの場所となります。子どもが近づくことが
ういった思い出がよみがえってきて懐かしい気持ちになりま できる「身近な水辺」の保全・活用を進めてまいります。
す。今の子どもに「身近な水辺」があることはとても大事なこと
だと思いました。
41 湧水の保全と水のまちづくりの取り組みに関心があります。
八王子市の中心を流れる清流浅川は、八王子の伝統有る
シンボルであり、市民の多くが親しむエリアである。桜植樹と
共に美化整備し、大学のまちを充分生かしたヤングのまちづ
くりやデートコース、ファッション、ロマンスストリートにつくり上
げたい。桜中心に四季を通じ花を楽しめる洒落た外灯、ベン
チも設置。高齢者のウォーキングに、俳人やカメラマンに、子
供たちの水辺の遊び、魚とり、野草摘み、凧揚げ等、市民み
んなが憩う場所であり御陵高尾に通ずるハイキングコースに
もなる。鶴巻橋、萩原橋、南浅川橋等立派な橋はデザイン化
し八王子グッズに開発できる。各橋、川の名を使った商品開 市民のご意見を伺いながら、可能なものは取り入れて拠点
42
発もほしい。
整備を進めてまいります。
オーナー制を導入し広くオープンにみんなの力でつくり上げ
たり、現在、市内各社より賛同がある各大学とのコラボレー
ションで若い方々の目線を生かしたり、JR八王子駅中心市街
地を通じ浅川までの案内看板を設け市外の方々に親切な対
応が必要。
四季を通じ定期的に勉強会、クリーン活動、浅川をテーマに
した物づくりファッションの発見、浅川中心の俳句、川柳会、
歩こう会等各種企画も各近隣町内会老友会とも連携活動した
い。
5
ご意見の要旨
市の考え
浅川に人々が集うまちのにぎわいを図る取組は、川が好き
43 な自分にはぜひがんばってもらいたい取組だが、人が集まる
ことで川が汚されることの無いようにしてもらいたい。
浅川の水辺活用ですが、多摩川の支流であり、川崎市民か
らすると知名度が低いです。ですが、高校の頃浅川で化石堀
りをした経験があります。その場所全体に琥珀の化石があ
44
り、感心しました。そういった場所をアピールすると浅川の知
名度も上がり、人々が集まる場所になるのではないかと思い
ます。
45
これまで、写真コンクールや日野市との子どもの交流事業
によって、浅川のすばらしさを訴えてきました。本計画改定に
おいては、北野地区、市役所前、高尾周辺で、浅川を活かし
たまちの活性化につながる拠点づくりに取り組んでまいりま
す。また、水辺活用にあたっては、賑わいの創出だけではな
く、環境面での啓発等にも取り組んでまいります。
浅川に人々が集うまちのにぎわいを図る取り組みに関心が
あります。
本計画期間において、市街地・宅地における雨水浸透施設
の設置促進、公共下水道への地下水の浸入防止、森林の循
環などにより、浅川の水量回復に取り組んでまいります。
46 浅川の水量回復に向けた取り組みに関心があります。
丘陵地・谷戸の湧水の保全計画はとても素晴らしいと思い
計画に基づき、丘陵地の湧水や谷戸の保全・回復を市民協
47 ます。緑地保全のみならず湧水を活かした整備を市民ボラン
働で進めてまいります。
ティアの人たちと協力して是非とも実施していただきたい。
(着実な計画推進のためにについてのご意見)
八王子市は2001年を環境元年と位置づけ、環境基本条例
や基本計画、水循環計画、みどりの基本計画など、環境保全
に向けて多くの計画が策定され、取り組みが進められてきま
した。その計画は5年ごとに見直しが行われているが、地域
48 の環境は年々悪化の傾向を示している。5年ごとに見直され
る計画には当初計画に対して大きな乖離が生じているもの、
新たな課題などについて、検証や具体的な取り組みが見えて
こない。また、都市計画策定と環境保全計画の進め方には大
きな隔たりを感じる。
本計画につきましても平成31年度までの10年間の半分が
経過し、平成26年度に点検を実施し、見直し改定を行いま
す。見直しの際は関係所管と調整し、上位計画である八王子
ビジョン2022や八王子市環境基本計画の施策を踏まえ、新
たな課題に対しての取組みを進めてまいります。
市民・事業者と行政が各論はともかく、総論としてどういう位 第四章の「健全な水循環系の再生のための5つの行動の
推進」の各行動におきまして、市民と行政の協働を例示いた
置付けで協働をする体制についても概論してほしい。
しましたが、第七章の「着実な計画推進のために」においてお
示ししたように、環境推進会議における情報共有と評価を市
50 市民・事業者と市の協働による取り組みに関心があります。 民協働の核としてまいります。
49
これらの取り組みがすべてうまくいけば何も問題ないと思い
ます。後は、取り組みの内容がさらに市民の目に入るような
51 工夫があるといいと思います。小・中学校でも環境のことは学
習すると思うので、子供向けに冊子を作って配布するといいと
思います。
取組の実績につきましては、広報やホームページなどを活
用して公表していきます。将来の人材育成のためにも学校教
育との連携は重要であることから、こども環境白書に掲載す
るなど、小中学校での取組に努めてまいります。
総合学習の教材として「川と友だちになるノート」を4年生に
配布しています。
52 言葉の羅列ではなく、実行の伴った計画を希望する。
本計画の取組み状況は、事業目標と実施スケジュールによ
り把握してまいります。
(その他のご意見)
資料全体を通して、体裁が煩雑で目を通し辛いと感じまし
た。不要なイメージをレイアウトに入れないだとか、フォントや
53 字の大きさを統一する、文の塊は矩形を想像し収まりを良く
するなどの簡単な工夫をすることで、ぐっと読み易くなり、より
多くの人に興味を抱いてもらえるはずです。
6
本計画を推進するためには、多くの市民や事業者の皆さんに
興味を持っていただくことが必要です。いただいたご意見は、
今後の普及啓発のパンフレット作成などの参考とさせていた
だきます。
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