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南流 学校校舎増築設計業務委託 資料(市の考え )

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南流 学校校舎増築設計業務委託 資料(市の考え )
南流⼭⼩学校校舎増築設計業務委託
資料(市の考え⽅)
平成27年
流⼭市教育委員会
目次
1 計画の目的と内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−4
1-1 計画の目的
1-2 計画の内容
1-3 上位計画との整合・流⼭市の概要
1-4 まちづくりの基本方針
2 流⼭市の教育施策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−10
2-1 学校教育
2-2 生涯学習
3 南流⼭・⽊地区の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−12
3-1 南流⼭地区
3-2 木地区一体型特定土地区画性事業
4 流⼭市の⼩中学校の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−13
4.1 国における学級編成基準
4.2 千葉県における学級編成基準
4.3 流⼭市の⼩中学校の児童⽣徒数
4.4 南流⼭⼩学校の児童数・学級数の推計
4.5 南流⼭中学校の⽣徒数・学級数の推計
4.6 児童生徒数・学級数の推計から⾒る課題
5 これからの南流⼭⼩学校の在り⽅について・・・・・・・・・・・・P−19
5.1 流⼭市における教育⽅針、教育⽬標
5.2 南流⼭⼩学校の教育⽬標
5.3 南流⼭⼩中学校における⼩中⼀貫教育の推進
5.4 学校における地域による協働の取り組み
5.5 安心安全な学校づくり
5.6 環境に配慮した学校づくり
6学校施設整備方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−21
6.1 学校施設環境等の方針について
6.2 南流⼭⼩学校の施設状況
6.3 整備すべき学校施設
7地域交流センター整備⽅針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−28
7.1 地域交流施設の不⾜
P−2
7.2 南流⼭センターの概要と稼働状況
7.3 南流⼭福祉会館の概要と稼働状況
7.4 整備すべき地域交流センター
8学童クラブ整備方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−32
8.1 本市における学童クラブの概要
8.2 南流⼭⼩学校区学童クラブの課題と現状
8.3 整備すべき学童クラブ
9防災備蓄倉庫整備方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−35
10給食施設整備方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−36
10.1 本市における給食運営
10.2 給食実施方式と運営方式
10.3 南流⼭⼩学校給⾷調理場の課題と⽅策
11建設スケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−39
11.1 建設方針
12南流⼭⼩学校の歩み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P−40
P−3
1 計画の目的と内容
1.1 計画の目的
平成17年のつくばエクスプレス線(TX)の開通に合わせ、市域の 5 分の1にあたる約640ヘクター
ルの沿線開発のため、⼀体型特定⼟地区画整理事業を展開し、順調に宅地開発が進み⼈⼝も着実に伸び
つづけ、平成 26 年度に 17 万人に到達した。全国的には人口減少、少子高齢化の波に直面しているが、本
市では⼦育て世代を主要ターゲット層としたマーケティング戦略の効果もあり、さらには⼟地区画整理事業の進
捗に伴い、30代、40代の若い世代と⼦供世代の流⼊が増加している状況である。
平成 25 年中の⼈⼝増加率は 1.11%で、千葉県内で第 1 位、人口増加数では全国 10 位となり、
合計特殊出⽣率においても全国平均の 1.43 よりも高い 1.50 となるなど、全国でも注目される自治体と
なっています。
こうした状況の中、TX沿線開発に対応した学校建設の整備が急務となっている。
おおたかの森駅周辺においては、本市で初めてとなる施設一体型小中併設校を建設しており、平成27
年春の開校を⽬指している。また、同地区の⼩⼭⼩学校では、平成21年にPFI事業により移転開校し
たが、児童数の急増に対応するため、新たな校舎の増築を計画している。
南流⼭地区には、南流⼭⼩学校、鰭ヶ崎⼩学校、南流⼭中学校が点在するが、JR武蔵野線とTXが
乗り⼊れする南流⼭駅周辺では、その利便性と「街」としての成熟度から、不動産取引も活発化し、人口が集
中する地域である。さらには⽊地区⼀体型特定⼟地区画整理事業により宅地開発が進み、大型マンションや
⼾建て住宅の建設が計画されている。
本計画は、南流⼭地区の⼀部と⽊地区を学区に持つ南流⼭⼩学校の校舎増築と公共施設の在り⽅につ
いて基本計画を策定するものである。
1.2 計画の内容
学校施設は、地域住⺠にとって最も⾝近な施設であり、⽣涯にわたる学習、⽂化、スポーツの活動の場とし
て、また、災害時には地域の避難所として防災機能を強化する必要があります。
本計画は、南流⼭地区、⽊地区の現状と課題を整理し、南流⼭⼩学校の校舎増築に当たり、地域に開
かれた学校を目指すため、学校施設の整備方針とその具体的な方策を定めるとともに、地域の核となる公共
施設の在り方について定めるものである。
具体的には、校舎を増築に併せて、地域の⽅の⾃治活動や交流施設として「地域交流センター」を建設する
と共に、保護者等が就労等により昼間家庭にいない児童に、家庭にかわる適切な遊び及び⽣活の場を与え、
その健全な育成を図ることを目的とした「学童クラブ」及び地域の避難所として防災機能を強化するため「防災
備蓄倉庫」を併設します。
P−4
1.3 上位計画との整合・流⼭市の概要
1.3.1 流山市の概要
流⼭市は、千葉県の北⻄部に位置し、東は柏市、⻄は
江⼾川を隔てて埼⽟県三郷市と吉川市、南は松⼾
市、北は野⽥市に接しています。⾸都圏北東部にあた
り、都心から 25 キロメートル圏に位置しています。
⽔と緑の豊かな⾃然が息づく住宅⽂化都市です。平
成 17 年 8 月 24 日には、東京都心との直結鉄道つく
ばエクスプレスが開業し、東京秋葉原と約 25 分で結ば
れています。
1.3.2 人口推計
つくばエクスプレスの開通に伴い、沿線では、⼟地区画整理事業(4地区、約640ヘクタール)による
宅地開発が続き、⼤型商業施設やマンション、⼾建て住宅の建設により人口が増加しています。
流⼭市の常住⼈⼝は、平成26年12⽉1⽇現在172,063⼈で、つくばエクスプレスが開通し
た平成17年4⽉1⽇現在の常住⼈⼝152,499人と比較すると、約20,000人の増加とな
っています。⼈⼝推計では、平成37年に182,000人のピークを迎え、その後は緩やかに減少していく
ことになります。
出典:流⼭市後期基本計画策定に伴う将来⼈⼝推計(平成21年度改定版)
P−5
1.3.3 人口構成の変化
平成17年の⼈⼝構成は、60歳前後のいわゆる団塊の世代と団塊ジュニア世代が多く、⼆つの⼭を形
成していました。その後、本市では、住⺠誘致のメインターゲットを⼦育て世代に定め、保育園の新設・増設や
送迎保育ステーションなど積極的な子育て視線施策を展開してきました。
これにより、最多世代が30代、40代となってきました。子育て世代の増加に伴い、子ども世代が増加し
ており、特筆なのは就学前の子どもが急増している点が挙げられます。
16,000
14,000
H17
H26(10月)
① 全体の
人口増
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
③ 子ども
の増加
② 子育て世代
の増加
0
① 市全体の人口増
② 最多世代の変化
③ 子どもの増加
…
約20,000 人増加
… 団塊世代から団塊ジュニアの子育て世代へ変化
平成 26年度は 35∼44歳の層が最多
… 子育て世代の増加により、子どもが増加
平成26年4⽉1⽇現在 住⺠基本台帳による年齢別男⼥別⼈⼝
1.4 まちづくりの基本方針
流⼭市におけるまちづくりの基本⽅針は流⼭市総合計画後期基本計画(以下「後期基本計画」とい
う。)に定めています。
この後期基本計画は、地⽅⾃治法の規定に基づく流⼭市総合計画基本構想の計画期間20年間
(平成12年度〜平成31年度)のうち、「後期」10年間(平成22年度〜平成31年度)におい
て実施する施策や事業の目標とその内容を定めているものです。
P−6
①長寿・人口減少社会の到来
②深刻化する地球温暖化
時代の潮流
③地方分権の進展
(3つのパラダイム)
市民自治、市民協働
のもとに推進
5つの
健康・長寿社会の
「まちづくりの基本方針」
まちづくり
地球環境にやさしい
子育てにやさしい
都市のイメージ
まちづくり
まちづくり
都心から一番近い
森のまち
良質で元気な
安心安全の
まちづくり
まちづくり
上期に実施する主要事業
160事業
上期に実施する全事務事業
約900事業
P−7
1.4.1
まちづくりの基本方針と主要事業
後期基本計画では、都市のイメージに「都心から一番近い森のまち」を掲げ、その具現化を図るための施策
を体系的に定めています。後期基本計画から第5章まちづくりの基本方針を引用します。
後期基本計画が目指す都市のイメージ「都心から一番近い森のまち」の実現を図るため、
5つの「まちづくりの基本方針」を定め、市民自治、市民協働のもとに全施策や事業を推進
していきます。
これらは、時代の潮流(3つのパラダイム)を再認識するとともに、前期基本計画におけ
る下期5か年計画「重点プロジェクト」を評価・総括した結果を踏まえて、再構築したもの
です。
また、この基本方針を、すべての施策を推進する際に配慮すべき方針として全施策への浸
透を図り、36本の施策を有機的に連携しながら、効果的なまちづくりを進めます。
また、後期基本計画に位置付けた上期3か年に実施する全事務事業964事業のうち、
「まちづくりの基本方針」の推進に寄与し、上期のまちづくりを牽引する主要な事務事業と
して、150事業を本実施計画書に掲載しています。
1.4.2
学校教育における施策の概要
後期基本計画における施策別計画のうち、学校教育に関する施策は、第3節「学び、受け
継がれ、進展する流山(教育・文化の充実教条)」第2項「個性を生かす教育環境の基盤充
実」に位置付けられています。後期基本計画のうち第3節第2項の個別施策を引用します。
3−2個性を生かす教育環境の基盤充実
現状と課題
■小学校英語授業や環境分野などの社会的ニーズ、また、一人ひとりへの対応など、教育内
容の向上が幅広く求められており、教職員の資質向上や図書館機能の充実、教材・備品の充
実が課題です。また、就学援助の申請が増加傾向にあるため、就学援助事務費の増加、さら
に、TX沿線開発に伴う学区域の再編も必要です。
■学校施設には、計画的な施設管理とともに、耐震改修をはじめとした、安心安全の確保、
地域との連携、少子・高齢化への対応、環境対策、学校関連施設の総量適正化や適正配置、
PFI手法による維持管理など、多様な価値観が求められており、社会情勢を踏まえた戦略
的かつ計画的経営を行うことが課題です。
■安心安全な学校給食や集団感染への対策、生活習慣の改善指導が求められています。
■社会問題となっているいじめ問題については、子供専用いじめホットラインとして、相談
窓口を設けていますが、引き続き、相談体制などの充実が必要です。また、学校施設などの
地域開放やそのための安全確保、地域ぐるみの教育が求められています。
■効率的・効果的な学校運営が求められており、教育委員会の一層の充実強化を図る必要が
あります。
基本方針
・子ども一人ひとりの個性・能力を伸ばし、情報化時代に対応しながら、確かな学力、豊か
な心、健やかな体を育むため、教育内容・環境の充実向上を図ります。
・ファシリティーマネジメントを導入した公共施設保全計画に基づき、戦略的かつ計画的な
学校施設運営を推進します。
・児童・生徒の健康保持・増進のため、学校給食の安全確保と充実を推進します。
・学校・家庭・地域の連携を進め、社会ぐるみで学校を支援します。
・学校運営の効果的推進のために、教育委員会機能の充実を図ります。
P−8
施策体系
1.
2.
3.
4.
5.
豊かな学びを支える教育内容・環境の充実向上
教育施設設備の充実
子どもの健康保持・増進
学校・家庭・地域とともに進める協働教育の推進
教育施策の充実強化
3節 学び、受け継がれ、進展する流山 (教育、文化の充実向上)
学校教育については、小学校における英語活動の推進や中学校におけるALTの配置、幼児
教育支援センターの設置など教育内容の充実を図るとともに、市内小中学校すべての校舎、
屋内運動場の耐震化が完了し、児童・生徒の安心安全で快適な教育環境を整えました。
生涯学習については、東部地域に「木の図書館」を建設したほか、文化会館の耐震改修工事
をはじめ、生涯学習センター、公民館、スポーツフィールドなどの施設・設備の整備・充実
を図るとともに、市民等との協働による各種芸術文化の鑑賞や学習の機会提供に努めたこと
により、「学べる環境が整っていると感じている市民の割合」や「継続的に運動・スポーツ
に取組んでいる市民の割合」が向上しました。
P−9
2 流⼭市の教育施策
教
育
施
策
流山市は、「健康都市宣言」を行い、市民の健康増進をまちづくりの中心に据え健
康を取り巻く環境づくりを推進している。さらに、“都心から一番近い森の街”の実
現をめざして、市民と行政による協働の取り組みを進めている。
本市教育委員会は、生きがいを育む生涯学習の推進と文化の創造を目指して、「い
つでも、どこでも、誰もができる生涯学習」を進めるため、市民の学習要求に応える
機会と場を提供する。そして、地域の環境づくりと共に、文化の継承と醸成のために
事業を推進していく。
学校教育においては、「生きる力」を育むという理念を踏まえ、児童・生徒一人一
人が生き生きと学ぶ豊かな教育活動を行う。そして、心豊かで実力のある子供たちの
育成を目指す。また、未来に活躍できる子供を育てるために、魅力ある流山の教育を
目標に、本市で育ち、暮らすことに「自信」と「誇り」を抱くことができる教育行政
を推進する。
2.1 学校教育
学校教育の役割は、希望そして⾃主・⾃⽴の精神を育みながら社会の変化に主体的に対応し、創造的に
⽣きていく資質や能⼒を⼦どもたち⼀⼈⼀⼈に育てることにある。
そこで流⼭市の学校においては、学⼒・気⼒・体⼒の三つの柱を基軸とし、地域とのつながりを⼤切にしなが
ら、魅⼒ある学校づくりを⽬指し、「⽣きる⼒」と「⽣涯にわたって学ぶ⼒」を育む教育を推進する。
流山市学校教育指導の指針(グランドデザイン)⇒次ページ参照
2.2 生涯学習
私たちを取り巻く社会環境は、少⼦⾼齢化社会の拡⼤、余暇時間の増⼤、市⺠⾃治の深化など⼤きく変
化している。これに伴い、子どもから高齢者まで、生涯を通した学習意欲がますます高まっている。また、社会の
成熟化に伴い、市⺠の知的好奇⼼も多様なものになっている。
このように、⽣涯学習がその活動を通し、⼈と⼈との絆を深める共助の⼒のあらゆることを再確認するととも
に、引き続き、市⺠⼀⼈⼀⼈が⽣涯にわたってあらゆる機会に、あらゆる場所で、あわゆる分野の学習ができる
まちづくりを目指し、市生涯学習推進基本構想に基づき、諸施設を積極的に進め、「豊かな人生と文化を創
造するまち・流⼭」の実現に向けて⽣涯学習を推進する。
P−10
流⼭市学校教育指導の指針(グランドデザイン)
P−11
3 南流⼭・⽊地区の現状
3.1 南流⼭地区
流⼭市は、平成17年8⽉のつくばエクスプレス(TX)開通に伴い、沿線4地区640ヘクタールで
⼟地区画整理事業を展開しています。南流⼭駅は都⼼へのアクセスの良さやJR武蔵野線との乗り換えの
利便性からTX沿線第4位の乗降客を要しています。
南流⼭地区は、昭和●●年の⼟地区画整理事業の完了からすでに●⼗年経過しており、まちとして成熟
期に入っています。隣接する⽊地区の⼟地区画整理事業とあわせてさらなる発展・活性化が⾒込まれる地区
です。
3.2 ⽊地区⼀体型特定⼟地区画整理事業
3.2.1
現況図
5-3 街区
南流山センター・福祉会館
集合 350 戸
戸建 30 戸
木集会所
保育園
67 街区
小
集合 345 戸
中
戸建 102 戸
当該地
保育園
1,556.67 ㎡
将来的に4車線化
県道松戸野田線
70 街区
商業施設
保育園
P−12
幼稚園
南流山中用地
(H24 年度購入)
3.2.2 土地区画整理事業の概要
施 工 者 千葉県
施工面積 約68ヘクタール
計画人口 6,800人
施工期間 平成10年から平成30年まで
進 捗 率 平成25年度末で事業費ベース約80%、面積ベース約63%
3.2.3
開発状況
ア 67 街区(平成 27 年度⼊居予定)
・共同住宅 345⼾(保育所、クラブハウス159.61㎡が併設予定)
・⼾建住宅 102⼾
・集会施設 171.17㎡
イ 70街区
・ホームセンター
・家電量販店
・スーパー
ウ 5−3街区(平成28年中頃⼊居予定)
・共同住宅 350⼾
・⼾建住宅 30⼾
・保育所用地 700㎡
4 流⼭市の⼩中学校の現状
4.1 国における学級編成基準
小中学校における学級編成基準は、公⽴義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する
法律第3条に基づき1学級の児童又は生徒の数は40人と定められている。ただし、⼩学校の第1学年の
児童で編成する学級にあっては35人とする。
また、同条第2項においては、都道府県の教育委員会は、当該都道府県における児童又は生徒の実態を
考慮して特に必要があると認める場合については、この項本文の規定により定める数を下回る数を、基準として
定めることができると規定されている。
4.2 千葉県における学級編成基準
千葉県における平成26年度公⽴⼩中学校学級編成基準では、⼩学校第1学年においては35人を
標準とし、⼩学校第2学年から第6学年及び中学校においては、40⼈を標準とするが、きめ細やかな指導
のため加配教員を活⽤し、学級編成基準の弾⼒的な運⽤による配置を⾏っている。
P−13
国の学級編成基準
県の学級編成基準
⼩学校第1学年
35人
35人
⼩学校第2学年
40人
35人
⼩学校第3学年から第6学年
40人
38人
中学校第1学年
40人
35人
中学校第2学年から第3学年
40人
38人
弾⼒的運⽤による
4.3 流⼭市の⼩中学校の児童⽣徒数
4.3.1
流山市の小学校の児童数・学級数(平成26年10月1日現在)
学級数
学校名
(特別支援学級を
児童数(人)
特別支援学級数
児童数(人)
除く。)
流⼭⼩学校
23
770
3
12
八木南小学校
8
186
0
0
⼋⽊北⼩学校
20
664
2
11
新川小学校
15
403
2
12
東小学校
24
719
3
17
江⼾川台⼩学校
19
610
1
4
東深井小学校
25
823
3
15
鰭ヶ崎小学校
17
549
1
4
向⼩⾦⼩学校
17
507
1
4
⻄初⽯⼩学校
20
644
1
6
小山小学校
29
974
0
0
⻑崎⼩学校
17
543
2
9
流⼭北⼩学校
24
830
2
10
⻄深井⼩学校
7
205
0
0
南流⼭⼩学校
22
705
4
27
287
9132
25
131
合計
P−14
4.3.2 流山市の中学校の生徒数・学級数(平成26年10月1日現在)
学級数
学校名
(特別支援学級を除
児童数(人)
特別支援学級数
児童数(人)
く。)
南部中学校
22
772
1
7
常盤松中学校
14
464
1
5
北部中学校
14
461
2
14
東部中学校
16
582
1
2
東深井中学校
13
416
0
0
9
275
2
13
南流⼭中学校
16
546
1
7
⻄初⽯中学校
10
341
2
11
114
3857
10
59
八木中学校
合計
4.4 南流⼭⼩学校の児童数・学級数の推計
本児童推計は、平成26年4⽉1⽇現在の住⺠基本台帳登録者数に、⼟地区画整理事業区域内で
平成23年から平成25年までに建てられたマンション、⼾建て住宅等に⼈⼝転⼊した実績を基に1ヘクタ
ールあたりの12歳未満の出現率を算出し、今後整備される宅地に出現率をかけて児童数を推計したもので
す。
4.4.1
児童数推計(人)
年度
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
1年⽣
115
142
146
193
200
235
295
2年⽣
117
115
151
148
195
202
237
3年⽣
128
117
115
152
149
196
203
4年⽣
115
128
117
115
153
150
197
5年⽣
108
115
128
117
115
154
151
6年⽣
113
108
115
128
117
115
155
計
696
725
772
853
929
1052
1238
P−15
4.4.2
学級数推計(学級)
年度
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
1年⽣
4
5
5
6
6
7
9
2年⽣
4
4
5
5
6
6
7
3年⽣
4
4
4
4
4
6
6
4年⽣
4
4
4
4
5
4
6
5年⽣
3
4
4
4
4
5
4
6年⽣
3
3
4
4
4
4
5
特別支援
4
3
4
4
4
4
4
26
27
30
31
33
36
41
計
※1年⽣、2年⽣は35⼈学級、3年⽣以降は38⼈学級
※特別支援は特別支援学級
児童数・学級数推計
1400
45
1200
40
35
1000
30
800
25
600
20
15
400
10
200
0
5
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
児童数
696
725
772
853
929
1052
1238
学級数
26
27
30
31
33
36
41
児童数
P−16
学級数
0
4.5 南流⼭中学校の⽣徒数・学級数の推計
本⽣徒推計は、平成26年4⽉1⽇現在の住⺠基本台帳登録者数に、⼟地区画整理事業区域内で
平成23年から平成25年までに建てられたマンション、⼾建て住宅等に⼈⼝転⼊した実績を基に1ヘクタ
ールあたりの12歳未満の出現率を算出し、今後整備される宅地に出現率をかけて⽣徒数を推計したもので
す。
4.5.1
生徒数推計(人)
年度
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
1年⽣
166
179
204
177
219
212
207
2年⽣
200
166
179
204
177
219
212
3年⽣
180
200
166
179
204
177
219
計
546
545
549
560
600
608
638
4.5.2
学級数推計(学級)
年度
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
1年⽣
6
6
6
6
7
7
6
2年⽣
5
5
5
6
5
6
6
3年⽣
5
6
5
5
6
5
6
特別支援
1
1
1
1
1
1
1
17
18
17
18
19
19
19
計
・1年⽣は35⼈学級、2年⽣以降は38⼈学級
※特別支援は特別支援学級
児童数・学級数推計
660
20
640
19
620
600
18
580
17
560
540
16
520
15
500
480
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
児童数
546
545
549
560
600
608
638
学級数
17
18
17
18
19
19
19
児童数
学級数
P−17
14
4.6 児童⽣徒数・学級数の推計から⾒る課題
南流⼭⼩学校
南流⼭⼩学校の児童数・学級数の推計からは、周辺宅地開発の影響や交通の利便性から平成32年
以降も児童・⽣徒数は増加傾向にあると推測できます。
南流⼭⼩学校における普通教室として利⽤可能教室は、現在ある特別支援学級 4 教室を除き、かつ特
別教室等を普通教室に転用した場合、26教室となります。
現在の校舎では平成28年度に26教室となり、平成29年度では教室不⾜となる⾒込みです。
児童数は平成31年度に1,000⼈を超え、6年間で77%の増加率を⽰している。現状の給⾷施
設では約900⾷が調理の限度となることから、校舎増築に併せて検討する必要がある。
さらには、小学校教職員の増加に伴う職員室の配置、体育館やプール、グラウンドなど学校運営に支障を期
さないよう注意深く検討する必要がある。
南流⼭中学校
南流⼭中学校の⽣徒数・学級数の推計からは、増加傾向にあるものの⼩学校に⽐較してゆるやかなる増
加となっている。一般的に中学校のピークは⼩学校に遅れること6年後になる。
南流⼭中学校における普通教室とて利⽤可能教室は、現在ある特別⽀援学級 4 教室を除き、かつ特別
教室等を普通教室に転用した場合、24教室となります。
現在の校舎で対応可能であるが、今後生徒数の推計を注視していく必要がある。
P−18
5 これからの南流⼭⼩学校の在り⽅について
5.1 流⼭市における教育⽅針、教育⽬標
学⼒・気⼒・体⼒の三つの柱を基軸とした、未来を担う⼦どもたちが育つ、魅⼒ある学校づくり
基礎的・基本的な知識・技能の習得
⾃ら学び思考し、表現する⼒の向上
積極的なコミュニケーション
互いを尊重できる豊かな人間関係
最後まであきらめない強い意志
基礎的な運動能⼒と体⼒の向上
5.2 南流⼭⼩学校の教育⽬標
共 に ⽣ き る ⼒ の 育 成
やる気
げん気
こん気
目標・めあてを持って頑張る子
思いやりがある、たくましい子
やるべきことに一生懸命取り組む子
進んで学び考える子
命を⼤切にし、友だちと協⼒できる子
くじけない強い子
5.3 南流⼭⼩中学校における⼩中⼀貫教育の推進
○小中つながりのある教育を積極的に推進する
・中学校区一体での教育環境づくり
・児童⽣徒、教職員の積極的な交流
○⼩中学校教員の指導⼒向上を図り児童⽣徒の確かな学⼒を育てる
・教職員合同研修会
・授業形態の工夫
○地域による共同の取り組みで教育⼒の向上を図る
・学校サポートボランティアの拡充
・学校評価に基づいた学校運営
○地域に開かれた学校づくりの推進
・学校教育充実のための情報発信
・地域環境(人的・物的)を取り入れた学習活動
P−19
5.4 学校における地域による協働の取り組み
学校では、これまでもPTAや地域の方々からたくさんの支援をいただくことで安定した学校運営が成り⽴っ
ています。
本市が推進する「小中一貫した教育」では、2つの基本方針を柱としており、その中で、地域による協働の取
組みを明記しています。
基本方針
① それぞれの⼩・中学校に在籍している児童⽣徒に「豊かな⼼と確かな学⼒」を義務教育 9 年間の⼀貫
した教育で育む。
② 中学校区の小・中学校でそれぞれの地域の特性を生かし、小・中学校の連携をより充実させ、地域と
一体となった一貫した教育を進める。
地域による協働の取り組みでは、合同家庭教育学級、学校サポートボランティア、合同学校評議会(流⼭
版)、地区の集いの活用、学校支援地域本部など数々の取り組みを実施しています。
⽂部科学省によると、コミュニティースクールを全国に拡充する動きが始まっています。
コミュニティースクールとは、学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、学校運営に意⾒を反映さ
せることで、⼀緒に協働しながら⼦どもたちの豊かな成⻑を⽀え「地域とともにある学校づくり」を進める仕組みで
す。
今後ますます地域と学校が連携して地域の子どもたちを支える仕組みが必要となります。
5.5 安心安全な学校づくり
流⼭市地域防災計画に基づき、防災拠点の整備を進めるとともに、各種資機材の備蓄及び消防⼒の強
化を進める。⾷糧備蓄や飲料⽔の供給体制の整備を推進する。
5.6 環境に配慮した学校づくり
地球温暖化の防止、緑化の推進、循環型社会の形成などに向け、これからの将来を担う子どもたちに対
し、環境保全への理解と取り組みを促す環境教育の推
進が求められている。環境学習型の学校として「環境を
考慮した学校施設(エコスクール)の整備推進」(文
部科学省)に準じた施設整備を⾏う。
(図)エコスクール整備における留意点
P−20
6 学校施設整備方針
6.1 学校施設環境等の方針について
6.1.1
学校施設の考え方
普通教室にオープンなつくりの多⽬的スペースを隣接させ、少⼈数学習や習熟度別学習、総合的な学習
の時間など多様な授業や学級活動の展開ができるよう、オープンタイプの施設整備をします。これまでも、小山
小学校やおおたかの森小中学校において整備してきた手法で、発達段階に応じて、教室と多目的スペースで
あるオープンスペースとの使い方に工夫を施し、多様な学習方法や発表の場を確保し、その中で児童同士の
交流や関わり合いを育むことができます。各諸室は、大きさや設備を工夫し、用途や目的に応じて使い分けで
きるようにします。
・建物は、自然採光や自然換気を考慮し、明るく、四季を通して過ごしやすい環境を整備します。
・ユニバーサルデザインの観点から、誰もが安全で使いやすい施設とします。
・将来の児童数の変化に対応できるよう、間取りなどの変更も視野に⼊れた構造とし、増築に対応した敷地
配置とします。
・シックハウス(揮発性化学物質)対策に⼗分考慮し、学校環境衛⽣基準に基づき、適切期間器できるよ
う計画します。
6.1.2 セキュリティーの考え方
児童、教職員の安心安全な教育活動を確保するための生活空間を確保します。
・児童の登下校及び校内の動線と地域住⺠の地域交流センターへの動線の分離し、セキュリティーを確保しま
す。また、給⾷配膳や地域交流センター駐⾞場など⾞の出⼊りに配慮し、歩⾞分離に努めます。
・学校ゾーン、学童ゾーン、地域ゾーンそれぞれのアプローチを最小限確保しつつ、扉等で区画でき、安全な管
理運営ができるよう配慮します。
・不審者が容易に侵⼊できないよう垣柵を外周部に設置します。塀、フェンスの場合は、⾒通しできるようにす
るほか、生垣、樹木では、死角が生じないよう配慮します。
・敷地内への出入り口、門については、安全性を最優先し、施錠可能なものとします。また、門扉では、挟み込
みの事故、強風による事故等がないよう注意します。
・学校、地域の出⼊り⼝及び死⾓になるような場所には監視カメラを設置し、防犯、安全管理上に努めます。
・夜間の安全確保のため、出⼊り⼝、⾨、⽞関、駐⾞場、駐輪場、建物外周部には⼀定の照度が得られる
照明設備を設置します。
・機械警備については、学校ゾーン、学童ゾーン、地域ゾーンそれぞれ整備します。
6.1.3 設備の考え方
省エネルギー化・低炭素化を図ることでランニングコストを抑え、メンテナンスの⾏いやすさを考慮した施設設
備とします。また、初期設備整備費及び保守・維持管理費を含めたライフサイクルコストを検証していきます。
・自然光を積極的に取り入れることで照明負荷の軽減に努めます。居室はLED照明とします。
・共用部照明は、人感センサー等により自動点灯・消灯が可能な方式とします。
P−21
・普通教室、特別教室、その他各居室にはエアコンを設置し、良好な室内環境に努めます。
・各教室には無線LAN設備を配置し、自由に調べ学習ができる環境に整備します。
・インターフォン、校内放送、テレビ放送受信設備を設けます。
・学校内のプロジェクター、スクリーンは備品で対応します。
・学校環境衛生基準に基づいた環境を整備します。
・廃棄物をリサイクルしやすい設備の工夫をします。
・太陽光発電については、全小中学校において屋根貸しによる太陽光発電パネルを設置していることから導入
はしません。
・太陽光発電以外の再生可能エネルギーの活用について、検討します。
6.2 南流⼭⼩学校の施設状況
校地面積18,558㎡(建物敷地8,759㎡+運動場面積9,799㎡)
普通教室等26(普通教室24+特別支援学級4)
特別教室(理科・⽣活・⾳楽・図⼯・家庭・PC・図書・英語)
管理諸室(校⻑室・職員室)
その他(事務室・放送室・職員更⾐室)
6.3 整備すべき学校施設
6.3.1 諸室の在り方
(ア) 普通教室
設置基準
・Ⅰ期工事では12教室を、Ⅱ期工事では10教室程度を整備します。
配置計画
・多様な学習に対応するため、より効果的な学習空間を展開するため多⽬的スペースと隣
接します。
必要設備
・設備や備品は新しい学習に対応できるものとし、家具についても児童の生活の場としての
機能と安全を考慮したものとします。
・無線 LAN による学習ができるよう配慮します。
その他配慮すべき事項
・掲示がしやすいよう工夫します。
・安全上、また児童の落ち着きを考慮し、⾒通しが良く、死⾓を作らないようにします。
(イ) 多目的スペース
設置基準
・少⼈数学習、習熟度学習、個別学習、さらには集会や他学級交流などに⼗分活⽤でき
るよう、普通教室と一体的に整備します。
必要設備
・手洗い・水飲みの設備を設置します。
・各階にウォータークーラーを設置します。
その他配慮すべき事項
・学習に応じた家具を適宜配置します。
・冷暖房区画により、快適な室内空間とします。
P−22
・掲示がしやすいよう工夫します。
・ランドセル、算数セットなどの児童の持ち物の収納を考慮します。
・冬場の上着、コートの収納場所を考慮します。
(ウ) 第二理科室
設置基準
・第⼆理科室として1室設けます。
配置計画
・隣接して理科準備室を設けます。
必要設備
・理科⽤実験台を設けます。また、別途流し台を設けます。
・準備室内には施錠可能な薬品保管庫を設けます。
その他配慮すべき事項
・耐薬品性の床材を使用します。
(エ) 図工室
設置基準
・図工専用教室を1室設けます。
配置計画
・隣接して図⼯準備室を設けます。
必要設備
・絵具、粘⼟を洗い流す流し台を設けます。
・展示、保存スペースを確保します。
その他配慮すべき事項
・防汚性、耐水性のある床材とします。
(オ) 音楽室
設置基準
・第二音楽室として1室設けます。(Ⅱ期工事)
配置計画
・隣接して⾳楽準備室兼楽器保管庫を設けます。
必要設備
・楽器の演奏や合唱への防⾳対策を⾏います。
・五線譜の白板とします。
・オーディオ設備を設けます。
その他配慮すべき事項
・楽器の保管にあたっては直接日の当たらないようよう配慮します。
・大会等での楽器の搬出入に配慮します。
(カ) ランチルーム(ミニアリーナ+集会室)
設置基準
・4クラス(140⼈)が利⽤できるように1室設けます。
配置計画
・配膳室からの動線を考慮します。
・地域利⽤を想定し、地域交流センターからの利⽤を意識した配置とします。
必要設備
・手洗い設備を設けます。
その他配慮すべき事項
・低学年がアリーナとして、あるいは集会室として利⽤可能な設えとします。
(キ) 英語教室(多目的教室)
設置基準
・小学校の英語活動を実施しやすいように1室設置します。
配置計画
・⼩学校⾼学年に近い配置となるよう考慮します。
必要設備
・電⼦⿊板やプロジェクターなどのICT機器が利⽤しやすいよう考慮します。
その他配慮すべき事項
・フロアに座った学習・活動を考慮します。
P−23
・普通教室よりも広い教室とし、英語に限らす、他教科でも使用できるよう考慮します。
(ク) 職員室
設置基準
・既存校舎の職員室を改修し、教職員の増加に対応できるようにします。
配置計画
・既存の位置を基本とします。
必要設備
・有線 LAN 設備、電話増設、
その他配慮すべき事項
・フリーデスク仕様に変更し、教員の私物は専⽤ロッカーに保管にします。
・職員室内にある印刷室を移設して、職員室の広さを確保します。
(ケ) 教育相談室
設置基準
・既存校舎1階に1室設置します。
配置計画
・外部からアクセスしやすい場所に配置します。
必要設備
・専用の外線電話、有線 LAN 設備を設けます。
・スクールカウンセラーの執務スペースと相談スペースを確保します。
その他配慮すべき事項
・相談内容が漏れないよう防音に配慮します。
(コ) 特別支援学級(知的)
特別支援学級とは?
知的障害者、肢体不⾃由者、⾝体虚弱者、弱視者、難聴者、その他障害のある児童で、特別⽀
援学級において教育を⾏うことが適当と思われる児童が学習する教室をいう。
設置基準
・新設校舎に4教室設置します。1学級の児童数は最大8名。
配置計画
・保護者の送迎、屋外での活動を考慮して校舎の1階に配置します。
必要設備
・教室内に水場と給湯設備を設けます。
・プレイルーム1室設け、必要に応じて2室に仕切ることができるよう配置します。
・教室内ではカーテン等で仕切るスペースを設け、更⾐や落ち着けるスペースを確保します。
・直接教室から屋外に出ることができるようスロープを設置します。外部には足洗い場を設け
ます。
・プレイルームに収納庫を設置します。
その他配慮すべき事項
・プレイルームではボール遊びが可能な設えとします。
・プレイルームは放課後に学童クラブのプレイルームとして使用できるよう配慮します。
P−24
特別支援学級(知的)のイメージ図
特別支援学級
特別支援学級
(知的)①
(知的)②
プレイ
プレイ
ルーム
A
ルーム
B
特別支援学級
特別支援学級
(知的)③
(知的)④
プレイルームの相互利⽤を図る
学童クラブ
(サ) 通級指導教室
通級指導教室とは?
小学校の通常の学級に在籍している言語障害、情緒障害、弱視、難聴などの障害のある児童の
うち、比較的軽度の障害がある児童に対して、各教科等の指導は主に通常学校で⾏うが、個々の
障害の状況に応じた特別の指導(「⾃⽴指導」及び「各教科の補充指導」)を特別の指導の場
(通級指導教室)で⾏う教育体系に対応した教室をいう。
市内には江⼾川台小学校ほか4校に通級指導教室を配置しており、平成27年度からはおおた
かの森小学校に言語通級教室が開設されました。しかし、南部地区には流⼭⼩学校にあるのみで
あり、ニーズに対応するため南流⼭⼩学校の開設するものです。
設置基準
・既存校舎の「つくし教室」の3教室を改修して設置します。
配置計画
・指導室、待合、プレイルームを配置
必要設備
・待合から指導室の様⼦が⾒えるようマジックミラーを設置します。
その他配慮すべき事項
・プレイルームではボール遊びが可能な設えとします。
・指導室には、指導教員と児童が1対1で指導にあたります。
・待合には、保護者、付添の⽅が利⽤します。
・通級指導教室(情緒)は将来対応として、検討していきます。
通級指導教室のイメージ図
通級指導
教室(言語)
通級指導教室
(言語)
プレイルーム
通級指導教室(情緒)
将来対応
待 合
P−25
通級指導
教室(情緒)
6.3.2 共用部分の在り方
(ア) 昇降⼝
設置基準
・Ⅰ期、Ⅱ期の校舎にそれぞれ配置します。
配置計画
・正門及び南門から児童が安全に登校できるよう配慮します。
必要設備
・下駄箱、傘タテ
その他配慮すべき事項
・⾬具等の保管、⾬⽔対策、上下⾜への履き替えの容易性、⾬や⾵の吹きこ
みに配慮した整備をします。
・床面は段差のない構造とします。
・地域交流センターを利⽤する市⺠と児童の動線を区分し、セキュリティーの確保に努めま
す。
(イ) トイレ
設置基準
・各階に1ヵ所以上設置します。また、⾞いすでも利⽤可能な多⽬的トイレを各階に1ヵ所
設置します。
配置計画
・4学級で1のトイレを配置します。
必要設備
・照明は人感センサーにより点灯、消灯ができるようにします。
・衛生器具は節水型機器を導入します。
・⼤便器はすべて洋便器とし、普通便座、フラッシュ弁とします。
・⼩便器は壁掛け式低リップタイプの自動水洗とし、汚垂石などにより防臭に考慮します。
・手洗器は自動水洗とします。
・多⽬的トイレは⾃動洗浄便座とし、緊急呼び出し装置により職員室に通報できるようにし
ます。
その他配慮すべき事項
・トイレブースは、丈夫で清掃のしやすい材質にします。
・床材は、汚れがつきにくく、清掃のしやすい材質とします。
・防犯の観点から、⼥⼦トイレのブース間の隔て壁は天井まで達するようにします。また、ブー
スは幅木タイプとします。
・災害時に備えてマンホールトイレの設置について検討します。
(ウ) エレベータ
設置基準
・11人乗りエレベータを1基設置します。
配置計画
・昇降⼝からの動線を考慮します。
必要設備
・ハートビル法の誘導的基準に準拠したものとします。
(エ) 教材庫
設置基準
・各階に1室設置します。
配置計画
・普通教室に近接した場所に設置します。
必要設備
・棚
P−26
(オ) 更⾐室
設置基準
・普通教室のある各階に1室設置します。
配置計画
・普通教室に近接した場所に設置します。
必要設備
・棚、カーテン
(カ) 配膳室・ワゴンプール
設置基準
・1階に配膳室を設け、各階にワゴンプールを設置します。
配置計画
・給⾷配膳⾞(トラック)等の出⼊りは、児童⽣徒及び地域交流センター利⽤者の動線と
重ならないよう配慮します。
必要設備
・⼩荷物専⽤昇降機を設置します。
・各階の配膳室に手洗い設備を設けます。
その他配慮すべき事項
・給食ワゴン用のストレッチャーガードを設けます。
・配膳室と各階のワゴンプールは建具等で仕切り、施錠できるようにします。
・Ⅰ期・Ⅱ期工事により整備する教室数に対応できる広さを確保します。
・配膳員が昇降しやすいよう階段、エレベータを近接します。
6.3.3 グラウンドの整備
用地取得
・⽊地区特定⼟地区画整理事業68街区の保留地を取得し、学校⽤地として整備して
いきます。
取得面積
・1556.67㎡(奥⾏約14m、間⼝約110m)
種
・保留地(教育施設⽤地)
別
取得時期
・平成26年度末に千葉県より流⼭市⼟地開発公社が⽤地取得予定です。
・平成28年度までに流⼭市が⼟地開発公社より買い戻す予定です。
配置計画
・Ⅱ期工事において、学校グラウンドの全⾯的な配置を⾒直します。
必要設備
・グラウンド外周フェンス、防球ネット、遊具、トラックの再配置
その他考慮すべき事項
・学校の南方面から通学する児童のため、南東角に学校通用門(南門)を
設置します。
・南⾨から⼩学校⼝まで安全に通⾏できるよう配慮します。
・緊急の場合、南⾨から⼤型⾞両がグラウンドに⼊れるよう配慮します。ただし、耐圧版まで
の整備はしないこととします。
・地域交流センター利⽤者、駐⾞場への⾞の動線が重ならないよう配慮します。
・既存校舎からグランドへの段差については、別途、ユニバーサルデザイン化事業において実
施します。
・⾬⽔排⽔について留意します。
・Ⅱ期工事でグラウンド内にあるプレハブ校舎は解体する予定です。
P−27
7 地域交流センター整備方針
7.1 地域交流施設の不⾜
南流⼭・⽊地区における地域交流施設として南流⼭センターと南流⼭福祉会館があります。(P12)
南流⼭センターの稼働率は95パーセントを超える時間帯があり、⽊地区⼟地区画整理事業による⼈⼝増
加に伴い、現状の規模で対応できないと考えられる。
公⺠館は概ね中学校区で整備しているが、つくばエクスプレス沿線整備地区は急激な⼈⼝増加により、新
たな交流施設の整備が求められている。
7.2 南流⼭センターの概要と稼働状況
平面図
稼働状況(平成25年度)
場 所
利用可能
日数
利用
日数
午前
午後1
午後2
夜間
年度(4区分平均)
年度(利用日数)
/(可能日数) /(可能日数) /(可能日数) /(可能日数) /(可能日数) /(開館日数) /(可能日数) /(開館日数)
講座室(72㎡)
355
351
86.5%
94.4%
71.5%
43.1%
73.9%
73.1%
98.9%
97.8%
会議室(72㎡)
355
351
81.7%
93.0%
82.5%
42.8%
75.0%
74.2%
98.9%
97.8%
調理室(72㎡)
355
195
49.0%
49.3%
21.1%
5.6%
31.3%
30.9%
54.9%
54.3%
ホール(320㎡)
355
350
80.8%
95.2%
75.5%
45.6%
74.3%
73.5%
98.6%
97.5%
和室(A)(25㎡)
355
330
72.7%
84.2%
49.3%
30.1%
59.1%
58.4%
93.0%
91.9%
和室(B)(25㎡)
355
339
77.2%
84.2%
56.3%
30.1%
62.0%
61.3%
95.5%
94.4%
和室(茶)(25㎡)
355
241
49.0%
39.7%
20.0%
23.4%
33.0%
32.7%
67.9%
67.1%
2,485
2,157
71.0%
77.1%
53.8%
31.5%
58.4%
57.7%
86.8%
85.8%
合計
P−28
7.3 南流⼭福祉会館の概要と稼働状況
平面図
稼働状況(平成25年度)
場 所
舞台付大広間
(149㎡)
控室(10㎡)
体育室(270㎡)
利用可能
日数
利用日数
利用可能
時間数
利用
時間数
利用率
359
358
4,335
3,420
78.9%
359
335
4,321
2,151
49.8%
359
359
13,611
12,519
92.0%
7.4 整備すべき地域交流センター
7.4.1 基本的な考え方
地域交流センターは、サークル活動、自治会活動など、様々な活動が想定されます。地域の⽅の利⽤しや
すさを最優先に整備します。
・地域の⽅が利⽤しやすい位置に配置し、専⽤の出⼊り⼝を設けます。⾨、駐⾞場、駐輪場からの動線に配
慮します。
・⾞いす、⾝体障害者の利⽤者に出入⼝付近に専⽤の駐⾞場を設置します。また、センターの各諸室は1階
に配置します。
・乳幼児を持つ⽅の利⽤を考慮して、ロビーにベビーカー置場を配置するとともに、授乳室を設置します。
・⼟⽇、夜間も開館するため、独⽴して管理運営できるよう配慮します。
P−29
7.4.2 整備年度
地域交流センターは、国の社会資本整備総合交付⾦を活⽤して整備します。
現、都市再整備計画(5か年)は、平成28年度が最終年度となることから、次期都市再整備計画に
位置付けし整備することになります。そのため、地域交流センターは、Ⅱ期⼯事において整備します。
7.4.3
諸室の在り方
(ア) アクティビティーホール
設置基準
・150人が収容可能なホールを1室設置します。
配置計画
・ホールでの活動が外部から認知できることで、地域の活性化が図れるような工夫をします。
必要設備
・ホールはフラットな床(リノリウム仕様)で下⾜利⽤とし、地域の方が多目的に使用できる
よう配慮します。
・舞台は可動式とします。
その他考慮すべき事項
・音響に配慮した設えとします。
・机、椅子、可動ステージが収納できる収納庫を設置します。
(イ) 会議室
設置基準
・会議室を3室設置します。
配置計画
・地域の⽅が利⽤しやすい位置に配置します。
必要設備
・2つの会議室仕切りは可動間仕切りとし、間仕切り解放時には1室(⼤会議室)とし
て利⽤できるものとします。
その他考慮すべき事項
・学校敷地内のため防音に配慮します。
・机、椅⼦は収納せず、常時配列したままとします。
・学校施設との合築のため、カラオケ等の利⽤は考慮しません。
(ウ) 地域管理事務室
設置基準
・1室設置します。
配置計画
・出⼊り⼝に近接し、⼈の出⼊りが容易にわかる位置とします。
必要設備
・電話、インターネット配線、TV配線、手洗器
その他考慮すべき事項
・事務用机4人分、大型プリンター、書架等を配置できる広さとします。
・カウンター付近に公衆電話(ピンク電話)を設けます。
・貸し出し用備品の収納庫を併設します。
(エ) 共用部
設置基準
・誰もが気軽に入ることができるようロビーを設け、小休止できるコーナーを設けます。
配置計画
・管理事務室に近接します。
必要設備
・出入り口は自動ドアとします。
・自動販売機の設置を考慮します
・授乳室を設置します。※授乳、おむつ替えを⾏う室、ベビーベッド等、乳幼児を寝かせられ
るスペースを確保
P−30
その他考慮すべき事項
・展示コーナー、湯沸室、規模に応じた複数の倉庫を設置します。
・⽬⽴たない位置に掃除⽤具⼊れを設けます。
(オ) トイレ
設置基準
・1ヵ所設置します。また、⾞いすでも利⽤可能な多⽬的トイレ(オストメイト対応)を併
設します。
配置計画
・地域の⽅が利⽤しやすい位置とします。
必要設備
・照明は人感センサーにより点灯、消灯ができるようにします。
・衛生器具は節水型機器を導入します。
・⼤便器は全て洋便器とし、暖房便座とします。各ブースには⼿すりを設けます。
・⼩便器は壁掛け式低リップタイプの⾃動⽔洗とし、汚垂⽯などにより防臭に考慮します。
・手洗器は自動水洗とします。
・多⽬的トイレは⾃動洗浄便座とし、緊急呼び出し装置により地域管理事務室に通報で
きるようにします。
その他配慮すべき事項
・トイレブースは、丈夫で清掃のしやすい材質にします。
・床材は、汚れがつきにくく、清掃のしやすい材質とします。
・防犯の観点から、⼥⼦トイレのブース間の隔て壁は天井まで達するようにします。また、ブー
スは幅木タイプとします。
7.4.4 駐車場・駐輪場の整備
設置基準
・駐⾞場は50台以上を確保します。
・駐輪場は30台以上を確保します。
8 学童クラブ整備方針
学童クラブは、保護者等が就労等により昼間家庭にいない児童に、家庭にかわる適切な遊び及び⽣活の
場を与え、その健全な育成を図ることを目的とするものです。
流⼭市では、サービスの向上と児童の健全育成を図るため、学童クラブの管理運営に指定管理者制度を
導入し、NPO 法人等に業務を委託しています。現在、全 16 学校区に学童クラブを開設しています。
8.1 本市における学童クラブの概要
対象児童
・小学校に就学している児童
開設時間
・授業がある日 下校時〜18:00
・学校休業日
8:00〜18:00
※上記は基本開設時間です。延⻑を含む開設時間は、各学童クラブで異なります。
休
日
・⽇曜、祝祭⽇、年末年始
P−31
8.2 南流⼭学校区学童クラブの課題と現状
南流⼭⼩学校区の学童クラブ(あすなろ学童クラブ)は、南流⼭⼩学校のプレハブ校舎の2教室を活⽤
して運営しています。
●学童数の推計と経過について、担当課記載
学童クラブ児童数推計(学校教育課・保育課)
年度
児童数(人)
普通教室数
(学級)
H26
H29
H30
H31
H32
725
772
853
929
1052
1238
22
24
26
27
29
32
37
4
3
4
4
4
4
4
84
96
113
135
148
172
199
2
3
4
4
5
5
6
既存2
既存3
既存4
既存4
既存2
既存2
既存3
+新設3
+新設3
+新設3
数(学級)
学童教室数
対応方法
H28
696
特別支援学級
学童数(人)
H27
※学童教室数は、1 クラスの定員を 40 人とした場合の教室数です。
※「既存」は既存プレハブ校舎での教室数を示します。
8.3 整備すべき学童クラブ
8.3.1 基本的な考え方
平成27年2⽉1⽇現在の⼈⼝は、約17万3千⼈となり、年少⼈⼝や⽣産年齢⼈⼝が増加傾向に
あります。特に30代、40代の若い世代の増加が顕著となっていることから、共稼ぎの家庭が増え、将来的
に学童に入所する児童も急増するものと推測できます。
⼩学校の児童数に対する学童への⼊所率は地区によって違いはあるものの、つくばエクスプレス沿線地区で
は学童への入所割合は高い傾向となっています。
・学校校舎の増築に併せて、学童クラブを建設します。設置規模については、国の動向を⾒極めつつ、必要な
規模の施設を整備していきます。
・保護者の方が放課後、また学校休業日に安心して学童に預けることができるよう、必要な施設、備品等を
整備していきます。
・延⻑保育を⾏うことから、専用の玄関を設け、児童の送迎に配慮した施設とします。
・屋外での運動や遊びを考慮して1階若しくは2階に設置します。
・指導者の⽬が⾏き届くよう、事務室の配置を考慮します。
・不審者の侵⼊に対応できる施設とします。
・学童クラブは放課後から使用することから、それまでの間は学校で使用できる「ルームシェア」を基本的な考え
方とします。
P−32
(例1)プレイルームを特別⽀援学級のプレイルームとしてシェアする。
(例2)プレイルームを低学年が運動したり、学年集会ができる多⽬的ホールとしてシェアする。
8.3.2 整備年度
学童クラブは、既存プレハブ校舎の2クラスを運営しつつ、Ⅰ期⼯事で3クラスを整備します。不⾜が⽣じる
場合には、既存プレハブ校舎の1室を利⽤します。
平成29年度のⅠ期⼯事完了まで4クラス必要になりますが、既存プレハブ校舎を拡充して対応していき
ます。
Ⅱ期工事では、将来推計を注視し、整備するクラス数を決定していきます。
Ⅱ期⼯事が完了した際には、既存プレハブ校舎での運営は取りやめし、新たな校舎で運営を継続していき
ます。
8.3.3 諸室の在り方
(ア) 学童事務室
設置基準
・1室設置します。
配置計画
・出⼊り⼝に近接し、⼈の出⼊りが容易にわかる位置とします。
必要設備
・電話、インターネット配線、TV配線、流し、IHコンロ、エアコン
その他考慮すべき事項
・学校との連絡を密にするためインターフォンを設置します。
・事務用机1人分、大型プリンター、書架、配膳台等を配置できる広さとします。
・事務室からプレイルーム及び学習室が⾒渡せるような配置とします。
・事務室内に休養スペースを配置できる広さとします。
(イ) 学習室
設置基準
・1室設置します。
配置計画
・プレイルームの隣に配置します。
必要設備
・エアコン、壁掛け扇風機
その他考慮すべき事項
・プレイルームとの壁(扉)は取外し可能な壁(扉)とします。
(ウ) プレイルーム
設置基準
・2室設置します。
配置計画
・学習室の隣に配置します。
必要設備
・エアコン、壁掛け扇風機、TV 配線(1室のみ)
その他考慮すべき事項
・室内でのボール遊びを考慮した照明器具とします。
・プレイルーム間及び学習室との壁(扉)は取外し可能な壁(扉)とします。
(エ) トイレ
設置基準
・1ヵ所設置します。また、⾞いすでも利⽤可能な多⽬的トイレを併設します。
配置計画
・児童が利⽤しやすい位置とします。
P−33
必要設備
・照明は人感センサーにより点灯、消灯ができるようにします。
・衛生器具は節水型機器を導入します。
・⼤便器は全て洋便器とし、暖房便座とします。
・⼩便器は壁掛け式低リップタイプの⾃動⽔洗とし、汚垂⽯などにより防臭に考慮します。
・手洗器は自動水洗とします。
・多⽬的トイレは⾃動洗浄便座とし、緊急呼び出し装置により学童事務室に通報できるよ
うにします。
その他配慮すべき事項
・トイレブースは、丈夫で清掃のしやすい材質にします。
・床材は、汚れがつきにくく、清掃のしやすい材質とします。
(オ) その他
・ランドセル置場を設置します。(120人分)
・洗面・手洗い場を設置します。
・洗濯機置き場を設置します。
・室内に遊び道具の用具入れを設け、外部には運動用倉庫を設けます。
・玄関に下駄箱を設置します(120 人分)
・玄関の外に足洗い場を設置します。
・出入り口にインターフォンを設置します。
・出入り口付近に人感センサー式ライトを設置します。
・備え付けの本棚を設置します。
・ドア、引き⼾等は児童の指の挟み込みを防⽌するような仕様とします。
9 防災備蓄倉庫整備方針
学校は災害時に避難所となり、多くの市⺠の⽅が避難することになります。学校施設の防災機能を強化す
るため、防災備蓄倉庫を⼀体的に整備します。防災備蓄倉庫は地域交流センター同様、国の社会資本整
備総合交付⾦を活⽤して整備するため、Ⅱ期⼯事において整備します。
防災備蓄倉庫
設置基準
・100㎡程度の防災備蓄倉庫を整備します。
配置計画
・備蓄品を容易に搬出⼊できる位置に配置します。
必要設備
・大型の備蓄品を考慮して出入り口は大きくします。
・地震の揺れに耐えることができる棚を配置します。
その他考慮すべき事項
・4t ⾞が寄り付き出来るように配慮します。
・浸水想定区域にあるため、高層階へ配置します。
P−34
10 給食施設整備方針
10.1 本市における給食運営
本市における学校給食は、学校給食法に基づき、学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資する
ものであり、かつ、児童及び⽣徒の⾷に関する正しい理解と適切な判断⼒を養う上で重要な役割を果たすも
のであることにかんがみ、学校給食及び学校給食を活用した食に関する指導の実施に関し必要な事項を定
め、もつて学校給食の普及充実及び学校における食育の推進を図ることを目的とする。
学校栄養職員(主任栄養⼠・栄養⼠)が、必要に応じて指⽰した⾷物アレルギー、疾病、宗教上の理由
により食べられない食材がある児童生徒には、個別に対応した除去食を提供する。
10.2 給食実施方式と運営方式
流⼭市における給⾷実施⽅式は⾃校⽅式、⾃校複合⽅式(親⼦⽅式)、PFI⽅式の3通りに分か
れている。また、運営では、市直営⽅式と⺠間委託⽅式の2通りに分かれます。
10.2.1 自校方式
⾃校分の給⾷を⾃校の調理場で調理する⽅式で、運営は全て市直営⽅式で小学校13校が採用してい
る。(流⼭⼩・⼋⽊南⼩・⼋⽊北⼩・新川⼩・東⼩・江⼾川台⼩・東深井⼩・鰭ヶ崎⼩・向⼩⾦⼩・⻄初⽯
⼩・流⼭北⼩・⻄深井⼩・南流⼭⼩)
平成27年4⽉に開校したおおたかの森⼩・中学校は⾃校の調理場で調理する⽅式ですが、運営⽅式は
⺠間業者に委託する⽅式を採⽤している。
10.2.2 自校複合方式(親子方式)
2校分の給⾷を共同調理場で調理し、配送を受ける学校に配送⾞にて運搬する⽅式で、共同調理場のう
ち中学校4調理場は調理業務を⺠間委託方式、八木南小学校は市直営方式を採用している。
共同調理場(学校)
運営方式
配送を受ける学校
八木南小学校
市直営
⻑崎⼩学校
北部中学校
⻄初⽯中学校
八木中学校
東深井中学校
⺠間委託
南流⼭中学校
常盤松中学校
東部中学校
南部中学校
前処理や下処理を除く調理業務は、相⼿校と⾃校分に分けて⾏い、先に相⼿校分を調理、配送後、⾃校
分を調理する。
P−35
10.2.3 PFI方式
PFI⽅式により建設・運営された⼩⼭⼩学校では、給⾷調理業務をPFI事業者が実施している。
10.3 南流⼭⼩学校給⾷調理場の課題と⽅策
南流⼭⼩学校給⾷調理場における調理機器では、調理可能⾷数は最⼤で約900⾷が可能である。教
職員数を考慮すると平成29年度には限界となる。
10.3.1 検討案1
方策1
現調理場を拡張し、最⼤⾷数に対応できる施設に増築する。
課題1
児童数の推計は平成32年度までそれ以降の伸び代が未確定であることから、最⼤⾷数を何⾷にするか
想定する必要があり、余裕を持った施設整備が必要である。
給⾷を調理しながらの⼯事は⾷品安全上無理であり、夏休み期間中の⼯事に限定される。
この10年間は児童数が増加するが、それ以降は少⼦化の影響により児童数の減少はする。ファシリティー
マネジメント(FM)の観念から既存ストックを増やす⽅策は理解が得にくい。
10.3.2 検討案2
方策2
既存校の給⾷調理場で余裕のある調理場で南流⼭⼩学校の⾷数の⼀部を調理し、運搬する。
課題2
南流⼭⼩学校に近い⼩学校は鰭ヶ崎⼩学校、流⼭⼩学校、⼋⽊南⼩学校があるが、鰭ヶ崎⼩、流⼭⼩
は児童が増加しており、給⾷調理の余裕はない状況。⼋⽊南⼩では現在⻑崎⼩の給⾷を調理しており、余
裕はない。
10.3.3 検討案3
方策3
⻑崎⼩学校の給⾷調理場を再開して⾃校⽅式に変更し、⼋⽊南⼩学校と南流⼭⼩学校で⾃校複合⽅
式を⾏う。
課題3
⻑崎⼩学校には給⾷調理場はあるものの、地盤沈下の影響で配管等が使⽤できないことから閉鎖されてい
る状況である。調理場を自校方式で再開するには配管を含む⼤規模改造を⾏う必要がある。しかし、改修工
事にかかる期間は確保できる。(既存ストックの再利⽤)
⼋⽊南⼩学校の調理可能⾷数は最⼤で約800食が可能である。自校の児童数はやや微増するものの
横ばいに推移する。他校への配送食数は約580⾷が⾒込まれる。
南流⼭⼩学校の900⾷と併せると約1480食となる。
P−36
⼋⽊南⼩学校から南流⼭⼩学校に給⾷を運搬開始する時期は、平成30年度には開始しなければなら
ない。よって、⻑崎⼩学校の給⾷調理場の⼤規模改修を平成28、29年度で完了させる必要がある。
⼋⽊南⼩学校から南流⼭⼩学校に給⾷を運搬する場合、距離が短いことから調理時間への負担が少ない
というメリットはある。
10.3.4 財源見込み
⽂部科学省の学校施設環境改善交付⾦の学校給食施設整備事業において、ドライシステムへの新増築
の場合、補助率1/2、⽼朽化による給⾷施設をドライシステムにより改築する場合、補助率1/3が交付さ
れる制度がある。
10.3.5 結論
ここ10年間は児童数の増加が⾒込まれるが、将来的には少⼦化の影響により児童数の減少は避けられ
ないことから、既存の給食施設をやりくりして児童数のピークに対応すべきと考える。
よって、検討案3の⻑崎⼩学校の給⾷調理場を再開して⾃校⽅式に変更し、⼋⽊南⼩学校と南流⼭⼩
学校で⾃校複合⽅式を⾏う整備⽅針とする。
⻑崎⼩学校の給⾷調理場の改修は、平成28、29年度の2か年で設計・改修を実施し、平成30年
度から南流⼭⼩学校への配送を開始する。
南流⼭⼩学校の第Ⅰ期⼯事において、配膳室、トラックヤードを整備していく。
平成30年度より配送開始
八木南小学校
平成30年度より
⾃校調理開始
⻑崎⼩学校
南流⼭⼩学校
P−37
11 建設スケジュール
11.1 建設方針
4−4南流⼭⼩学校の児童数・学級数の推計は平成32年度までとなっていますが、その後も児童数は
増加傾向が続くものと推察します。児童数のピークがいつになるのか、毎年の推計を慎重に⾒極めていくことが
重要になります。
学校施設整備では、⽂部科学省の国庫負担⾦の制度上、建設年度に補助申請することが原則としてい
るが、建設を⾏う年度の学級数が3年間に3学級以上増加することが⾒込まれる場合は、学級数の算定⽇
より 3 年を限度に進めることができます。(前向き資格⾯積)
整備資格面積=学級数に応じた必要面積−当該学校の保有面積
例えば、平成28年度に⼯事を発注する場合、補助申請年度は平成28年度で、通常は学級数26
学級の整備資格⾯積となるが、3年前向きは平成31年4⽉1⽇現在の学級数から計算するため、32
学級となりプラス6学級分の面積が加算されることになります。
それを上回る施設整備をした場合は、市の負担となることから、建設をⅠ期とⅡ期に分け、順次整備してい
くことで国費を有効に活用するようにします。
建設スケジュール
H27
H28
建設計画Ⅰ期
H29
H30
H31
H32
H33
設計
施工
建設計画Ⅱ期
設計
施工
都市再整備計画
次期 再整備計画5か年
(TX)
設計
地域交流センター及び防災備蓄倉庫の建設は、7.4.2 整備年度(P31)で⽰したように、国の社会資
本整備総合交付⾦を活⽤するため、次期再整備計画に位置付け、Ⅱ期⼯事の中で整備していきます。
学童クラブの建設は、8.3.2 整備年度(P−34)で⽰したように、Ⅰ期⼯事で3クラス、Ⅱ期⼯事で推
計から必要とするクラスを整備していきます。
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12 南流⼭⼩学校の歩み
昭和58年
4月
1日 現在地に流山小学校及び鰭ヶ崎小学校より分離し流山市立南流山小
学校として開校
7月25日 プール完成
12月24日 体育館完成
昭和59年 3月25日 プレハブ校舎3教室完成
昭和60年 3月25日 プレハブ校舎1教室完成
昭和61年 3月 1日 増築校舎完成(普通教室8、図工室1、集会室1)
昭和63年 3月25日 集会室改造(普通教室2)
平成 元年 3月25日 図工室改造(普通教室2)
平成 3年 3月31日 増築工事完成
平成 7年 8月30日 コンピュータ教室設置
平成 8年10月29日 グラウンド校舎学童保育所開所(児童福祉課主管)
平成10年 5月 1日 普通教室改造(TVスタジオ、ランチルーム、教育相談室)
平成11年 2月 4日 プール塗装
4月 1日 特別支援学級(つくし学級)開級
平成24年 8月31日 放射能除染作業完了
P−39
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