Comments
Description
Transcript
会議録 - 横浜市
第5回横浜みどりアップ計画市民推進会議 日 時 現地調査部会 会議録 平成 23 年 1 月 17 日(月)午前 9 時 30 分から 12 時 00 分まで 開 催 場 所 舞岡ふるさと村 出 席 者 伊藤委員、進士委員、田中委員、中塚委員、籾山委員、吉田委員、地元代表 者(舞岡ふるさと村推進協議会会長、地元農家の方)、横浜市職員(事務局 ほか) 欠 席 者 飯島委員、池邊委員、佐々木委員 開 催 形 態 公開(参加者 0 人) 議 題 決定事項 現地視察及び地元代表者の方々との意見交換 伊藤委員を部会長に選任 開会。資料確認。 ・事務局から舞岡ふるさと村、市民推進会議概要説明 地元代表者、委員の意見交換 (伊藤委員)先程現地調査の際にイチゴ農家の方からお話を伺いましたが、舞 岡ふるさと村の他の営農状況などを伺えればと思います。 (地元代表者)舞岡ふるさと村は平成 2 年に設置されました。大規模な住宅街 に囲まれながらも、まとまった緑や昔ながらの田園風景を残して います。農業を通して市民との交流を図るため、四季ごとに収穫 体験などの行事を行っています。施設については虹の家を総合案 内所として、野菜の直売所(舞岡や)、ハム工房、体験温室などが あります。 議 事 (伊藤委員)舞岡ふるさと村の設置が平成 2 年ということですが、それ以前か ら市民との交流を図るといった取り組みは行われていたのでしょ うか。 (地元代表者)特には行っていませんでした。ふるさと村の設置後のことです。 それ以前から農業専用地区の指定は受けていました。 (伊藤委員)農家さんは現在何軒ほどいらっしゃいますか。 (地元代表者)55 軒います。収穫体験ファームは 2 軒、市民菜園型は2軒やら れています。他の方は野菜生産をされています。 (伊藤委員)出荷する以外にも、収穫体験という形で営農されると農家さんと してもメリットがありますか。 (地元代表者)四季折々のイベントを開催し、市民の方に参加してもらう際に は入園料という形でいただいています。また、舞岡に来てもらう ことで地産地消に貢献していただいています。 (伊藤委員)市民の方へのイベントの広報はどちらでやられているのでしょう か。 (地元代表者)イベントの案内は虹の家で半年ごとの予定表などを配布してい ます。 -1- (地元代表者) 「舞岡や」としての取り組みや農家個々の取り組みもあり、ハム 工房では「ハム工房通信」というものを四季で出して買い物の際 に同封して渡しています。残念ながら推進協議会としてはありま せん。 (事 務 局)推進協議会としてできない分を虹の家ホームページなどで紹介し ています。 (伊藤委員)虹の家の位置づけというのはどういったことなのでしょうか。 (事 務 局)市が設置して管理は地元の管理運営委員会へお願いしています。 委託という形ではなく補助金という形です。 (伊藤委員)推進協議会の始まった経緯というものはどういったところでしょ うか。 (地元代表者)昭和と平成の変わり目のころ、今後この地域をどうしていくか ということで農協、行政、地元で話し合った際、地元の意志とし て里山景観を残しながら農業を中心に野菜などを販売していくと いう選択をした。そしてふるさと村の指定をかけ、様々な施設で 地産地消の取組を進めるというスタンスを取っています。 (伊藤委員)行政主動というのではなく、地元の皆さんの発意ということです ね。 (地元代表者)農業後継者がいたということも大きかったと思う。元々農協の 舞岡支店があったので農家のつながりもあった。ふるさと村設置 前は支店の協力で直売などもやっていました。 (伊藤委員)協議会を運営する上で大変な点などはありますか。 (地元代表者)消費者ニーズの把握が必要と感じている。時代の変化に伴う消 費者動向をとらえた学識経験者の指導を受けられるよう、研修会 などをみどりアップの中で取り入れて実施してもらいたい。研修 会を開催して、実績をとらえて推進協議会や後継者たちで意見交 換を行っていかないと立ち遅れてしまうかもしれない。 (吉田委員)後継者同士での連携というのはありますか。 (地元代表者)FM(ふるさと・まいおか)21 という名称で各種イベントの中 心となって実施しています。 (伊藤委員)先程研修と言われましたが、農業の経営研修や販売研修というこ とですか。 (地元代表者)生産現場にいるだけではあまり吸収できないので、いかに有利 に地産地消で販売していくかノウハウを知りたい。ふるさと村全 体として取り組めるようにしていきたい。6次産業として個々に 取り組む農家もいますが、ふるさと村全体で取り組めるようにし ていきたい。 (伊藤委員)推進協議会というのは農家の方だけで、消費者という方は入られ てはいないんですか。 -2- (地元代表者)入っていません。 (田中委員)春先のイベント内容をもう少し詳しく教えてください。 (地元代表者)親子や団体で参加できるイベントを地下鉄とタイアップしなが ら開催したりもしています。4月はタケノコ堀り、5 月は梅もぎ、 6 月にはジャガイモ堀りやトマトの収穫などがあり、合わせて各種 の加工方法の紹介をしています。 (吉田委員)女性農業者の方の活動はどんなのがあるのでしょうか。加工など をやられたりという地域もありますよね。 (地元代表者)舞岡やの裏に加工所があり、会を作り漬物などの加工を行って います。 (中塚委員)55 軒の農家の専業兼業はどういう比率になっていますか。 (地元代表者)先程全体で 55 と言いましたが、リタイアされた方もいます。純 然たる専業農家というのは 2、3 軒です。第一種兼業が約 25 軒、 第二種が 20 軒ほどです。 (吉田委員)後継者の方でも専業、兼業がいますよね。サラリーマンをやられ ていたりでも変わりますよね。 (地元代表者)サラリーマンをやめてから U ターンで戻る方もいます。 (中塚委員)先程イチゴの勉強で静岡まで行かれると聞きましたが、助成金の ようなものはないのですか。 (地元代表者)農家数も少ないので自前で行っています。横浜市内でも十数軒 と少なく、栽培方法も様々。農協でも部会がないので技術交流も 取れていなません。個人的に行ったり来たりして情報交換をして います。 (田中委員)冒頭に 21、22 年度の実績などの概要を説明いただいた際に、農業 支援の中で機械の支援をされているということでしたが、どうい ったことでしょうか。 (事 務 局)農地維持のために新しい施設、機械を導入したくても購入費が高 いので、支援させていただくということです。舞岡地区ですとト ラクターやチップの破砕機などです。 (伊藤委員)舞岡地区は非常に先進的な取り組みをされていると思いますが、 他地域でこういった取り組みを行う場合のアドバイスはあります か。 (地元代表者)やはり地域のまとまりが重要だと思います。いい事業でも組織 の中でもめることになってしまえば、地域や市民に評価されず還 元できない。地域の実情を把握した上で持ちかける必要がある。 魅力ある農業にチャレンジする若い世代がいるような地域であれ ば良いと思います。 (伊藤委員)市民に耕作の部分に入ってもらうということについて、課題は様々 -3- あるかと思いますが、いかがでしょうか。 (地元代表者)私の所では門戸を開いて募集しています。週 2、3 回ボランティ アに来てくれる方もいます。 (吉田委員)先ほど現地にてはま農楽の方を一人と聞きました。 (地元代表者)公募して面接をしました。竹の伐採後の運搬などは地元高校と 協力して管理したりもしています。 (伊藤委員)舞岡公園との連携などというのはありますか (地元代表者)何年に1度という程度で、ほとんどありません。 (伊藤委員)みどりアップへの要望というものがありましたらお聞かせ下さい。 (地元代表者)直売所でのマナーやルールについて内部の者では気づけない場 合もあるので、外部からの指摘を得られるような機会が欲しい。 それによって活性化につながると思う。消費者のニーズをとらえ られる機会も欲しい。 インフォメーションもただ張り出すだけではなく、目に留まるよ うな文言を取り入れて、季節に合わせた行事のインフォメーショ ンができればと思う。ふるさと村にも専任の方がいないので、対 応いただければと思います。 (伊藤委員)販売について、直売所以外のスーパーなどとの連携はしています か。 (地元代表者)農協の直売所に出す場合が多い。直売所では自分で価格設定で きるのでありがたい。スーパーに出す方もいます。 (伊藤委員)市民としてはいろいろな所で地産地消のものが買えればと考える かと思うのですが。直売所は郊外が多く、買い物に出た際になか なか立ち寄れないかと思いますがいかがですか。 (地元代表者)鮮度を重視して販売しているので、盛況です。メルカートなど もありますが施設によって販売方法は異なります。 (事 務 局)本日はありがとうございました。時間を過ぎてしまいまして申し 訳ございません。 資 料 ・ 特記事項 閉会 <配布資料> 資料 1 現地調査について -4-