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1巻1号(2006年04月)

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1巻1号(2006年04月)
Vol.1 No.1 Apr. 2007 札幌医科大学附属総合情報センターニュース
図書館と情報センターが統合され
総合情報センターとなりました。(6ページ参照)
新入生の皆さんへ!
附属総合情報センター所長就任
(7ページ参照)
寄贈資料のお知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
にあたって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
札幌医学雑誌の投稿受付について・・・・・・・・・・・17
医中誌 WEB 提供開始のお知らせ・・・・・・・・・・・・・2
図書館日誌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
「Journal Citation Report (JCR)on Web」
試行提供開始のお知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
図書館と情報センターが統合され
総合情報センターに!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
新入生の方のための図書館案内・・・・・・・・・・・・・・・7
情報センターニュース 15 号・・・・・・・・・・・・・・・・11
「Winny(ウイニー)
」による情報漏洩の
未然防止の取り組みについて・・・・・・・・・・・・・・15
附属総合情報センター所長就任にあたって
病理学第一講座 佐藤 昇志
4月1日付けで附属総合情報センター所長
センターの3つの大きな柱としては、
(1)
を拝命いたしました。一言ご挨拶申し上げます。 学術情報の学内外への提供による研究支援、
今日の急速な情報処理技術、情報のディジタ
(2)地域医療従事者への学術情報提供・遠隔
ル化、またインターネットの発達により、大学
医療サービスによる地域医療支援、
(3)e ラ
の教育・研究を取り巻く環境は大きく変化して
ーニングシステム等の活用による教育支援、
きています。図書館の業務自体も、出版物を中
とありますが、本センターの役割は学術情報の
心としたサービスから、電子化された情報の管
収集・提供サービスに加えて、ネットワーク時
理・運用へと変貌を余儀なくされています。
代の教育・研究に応える支援を行っていくこと
中でも電子化された情報へのアクセス手段の
にあります。
整備が、医学図書館にとって必須となっている
これまでも図書館と情報センターはともに
現在、学内ネットワークを管理・運用する部門
協力し、学内の研究者や学生はもとより本学卒
との連携協力は不可欠となりました。
業生や地域医療従事者の方に対しても、
こうした中、この4月1日よりこれまでの附
「PubMed」や「国立国会図書館雑誌記事索
属図書館と附属情報センターを統合し、新たに
引」などを介した文献提供サービス、電子ジャ
附属総合情報センターとしてスタートいたし
ーナル、各種データベースをはじめとする学術
ました。これまでに両組織が果たしてきた役割
情報の提供など、先進的なサービスを提供して
と機能に加え、これまで以上に、高度情報化時
きています。今や本学総合情報センターの利用
代に対応する本学の教育・研究活動を支援して
者は北海道全域にわたり、今後もますますの利
参ります。
用拡大が予想されます。
本学図書館は昭和25年、大学の設立ととも
平成19年度には独立法人化が決定してお
に設置され 55年の歴史を有します。平成 11
り、本学を取りまく環境も大きく変わろうとし
年に現在の新図書館として装いも新たに出発
ていますが、これからも本学における教育・研
してからも早や7年目を迎え、国内の大学図書
究支援をはじめ、道内地域医療支援を展開させ
館としては先駆的、画期的な取組みを展開して
ながら、進化する学術情報の総合拠点としての
参りました。一方、情報センターも平成 11 年
総合情報センターとなるべく、皆様に喜んでい
に設置されて以来、大学全体のネットワークシ
ただけるサービスの提供に努めて参りたいと
ステムを支え、大学における情報技術の充実へ
思います。関係各位の一層のご支援、ご協力を
向け中心的な役割を果たしてきています。共に
お願い申し上げて、就任のご挨拶といたします。
長い間親しんできた名前がなくなることは寂
しい限りですが、学術情報を扱う学内拠点とし
て新たな気持ちで臨んで参りたいと思います。
-1-
医中誌 Web 提供開始のお知らせ
当センター・ホームページの2月 28 日付け新着情報でご案内のとおり医学中央雑誌検索につ
いては新年度からデータ作成元であります医学中央雑誌刊行会の検索システム「医中誌 Web(イ
チュウシ・ウェッブ)
」へ移行する予定で準備を進めてきましたが、去る4月6日(木)
、全ての
移行作業が完了し、利用できるようになりましたのでお知らせいたします。
なお、医中誌 Web の操作方法につきましては次のとおりですが、旧医学中央雑誌サーバー
”MEDOCJ”については来る4月28日(金)午前9時をもって運用を停止いたしますので、
ご利用のみなさまは期間内に移行されますようお願いいたします。利用者のみなさまにはお手数
をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
1 ご利用が可能な方
本学所属員に限ります。
2 認証方法とアクセス先
(1)認証方法
認証は IP 認証です。学内 LAN に接続され
ているパソコン等であれば、どこからでも利用
できます。なお、商用プロバイダ経由でご自宅
等から利用する場合は当センター提供の VPN
(Virtual Private Network)を用いる必要が
あります。VPN のご利用を希望される方は申
請書に必要事項を記入の上、情報システム係
(基礎棟5階、内線 2249)までご提出くだ
さい
図:医中誌 Web 検索結果と本学サービスシステム SFX
(2)アクセス先
アクセス先は次のとおりです。旧図書館ホームページのリンクからもアクセスできます。
URL http://login.jamas.or.jp/enter.html
3 データベースの概要等
(1)医中誌 Web の概要
「医中誌 Web」は医学中央雑誌刊行会が提供する医学中央雑誌 Web 版検索システムです。国
内で発行される医学、歯学、薬学、及び看護学などの関連領域の定期刊行物を収録対象とし、1983
年より約 4,700 誌、約 560 万件の記事を検索することができます(誌数は 1983 年よりの累
積誌数。2005 年は 2,401 誌、302,923 件)
。また旧医学中央雑誌検索システムであります
MEDOCJ と比較し、次の優れた機能があります。
− Google ライクなベーシック検索と検索結果間の AND、OR が可能なアドバンス検索の2
種類の検索モードが利用できます。
− インデキシング前の論文情報(タイトル、著者、収録誌など)をもとにした Pre 医中誌デ
ータの利用により最短で発行より1ヵ月程度で検索ができます。
− Medical Online や Pier Online といった本学で利用可能な国内学術雑誌電子ジャーナル論
文を検索結果から直接利用することができます。
-2-
− IP 認証によりログインは不要。
(2)利用可能年と更新頻度
検索年の範囲は 1983 年より最新までで、更新は月2回です。
4 操作方法
(1)接続とログイン
医中誌 Web へ接続後、
「ログイン」ボタンをクリックしてください。検索画面に移行します。
(2)ログイン後の基本操作
医中誌 Web ではグーグル・ライクな検索画面の Basic Mode と検索結果集合間の AND、OR
検索が可能な Advanced Mode があります。それぞれの検索モードの操作方法の詳細につきま
しては「医中誌 WEB HELP」
(URL http://www.jamas.or.jp/web_help4/index.htm)をご
参照ください。
(3)検索結果からの電子ジャーナル閲覧、学外文献複写申し込み
① 検索結果内の「PIRKA Sapmed SFX」ボタンをクリックしてください。
② 当センター・サービスシステム”SFX”が別ウィンドウで起動します。電子ジャーナルで
本文が閲覧できる場合は「フルテキスト」欄にリンクを表示しますのでクリックしてくださ
い。電子ジャーナルサイト接続以降は画面に従い、操作を進めてください。
③ 論文掲載誌の本学所蔵状況を参照する場合は「北海道内大学図書館相互利用サービス館
OPAC で所蔵を確認する」をクリックしてください。なお、クリックの際、検索先が「札幌
医科大学附属図書館(Sapmed)
」
(初期値です)となっていることをご確認ください。
④ 本学所蔵状況を確認した結果、本学に所蔵がない場合は学外機関よりコピーの取り寄せが
できます(実費につき有償)
。利用方法は PubMed、あるいは Web of Science 等のデータ
ベースと同様です。詳細は下記マニュアルをご参照ください。
「引用索引データベース“Web of Science”と MetaLib/SFX」
URL http://www.sapmed.ac.jp/libr/konno/pdf/wos_metalibsfx.pdf
5 その他
(1)同時アクセス数による制限
医中誌 Web の同時アクセス数は際最大12ユーザーです。他の利用者の迷惑とならないよう
検索が終了次第、ログアウトするようお願いいたします。また端末未操作が10分間続いた場合、
タイムアウトとなりますのでご注意ください。
(2)学外文献複写申し込み機能の利用について
検索結果からの学外文献複写申し込み機能の利用は複写料金の授受を伴うことから別途申請書
提出による許可制となっています。ご利用を希望される方は2階カウンターにて手続きを行うよ
うお願いいたします。なお、申請にあたりましては印鑑とメール・アドレスが必要ですのでご準
備の上、来館ください。
(3)お問い合わせ先
ご利用にあたりご不明な点等がございましたらカウンター(内線 2425)までお問い合わせく
ださい。
(情報システム係 今野 穂)
-3-
「Journal Citation Report(JCR)on Web」試行提供開始のお知らせ
”インパクト・ファクター(Impact Factor)
”の名称で、引用データを基にした学術雑誌評価
ツールとして知られています「Journal Citation Reports (JCR)」ですが、従来は図書館内にお
いて CDROM で提供してきましたが、次のとおり試行提供を開始いたしますのでお知らせいた
します。
記
1 ご利用が可能な方
本学所属員に限ります。
2 認証方法とアクセス先
認証は IP 認証です。学内 LAN に接続され
ているパソコン等であれば、どこからでも利用
できます。
アクセス先は次のとおりです。
URL http://isiknowledge.com
昨年 11 月に情報センターより提供が開始
さ れ ま し た 「 Web of Science. Science
Citation Index Expanded」と同じプラット
フォーム(Web of Knowledge)です。
また PubMed や Ovid データベースなどの
検索結果から当館 SFX を介して掲載誌のイン
パクト・ファクターを直接参照することも可能
です。操作方法につきましては後述の操作方法
をご参照ください。
図:Impact Factor Trend Graph による経年別
の衝撃度表示
3 データベースの概要等
(1)データベースの概要
Journal Citation Report は様々な学際的分野の学術雑誌を引用データを基に評価するユニー
クなツールで、学術雑誌の影響度を測るインパクト・ファクターや、掲載されてからいかに早く
引用されるかを測る Immediacy Index(最新文献指数)の他、雑誌の引用パターン、出版情報な
どを知ることができます。
なお、
「インパクト・ファクター」をはじめとし、Journal Citation Report が提供する統計情
報は該当のタイトル全体の年間情報です。掲載された個々の論文の統計情報を提供するものでは
なく、個々の論文の評価はできませんのでご注意ください。個々の論文の被引用回数などの統計
情報の調査にあたっては「Web of Science. Science Citation Ind ex Expanded」をご利用く
ださい。
(2)収録誌数等
Journal Citation Report は自然科学編(Science edition)と社会科学編(Social Science
edition)の2編が出版されていますが、今回提供するのは自然科学編のみです。自然科学編の収
録誌数は 171 分野、5,968 誌(2004 年版)ですが、収録誌は引用索引データベース「Web of
Science」
、 もしくは目次速報データベース「Current Contents Connect」に3年以上収録さ
れた学術雑誌全てを対象としています。
(3)利用可能年と更新頻度
検索年の範囲は 2002 年より最新までで、更新は年1回です。
-4-
4 操作方法
(1)ISI Web of Knowledge での操作方法
「Web of Knowledge」は Web of Science. Science Citation Index Expanded や今回ご
提供する Journal Citation Report の統合プラットフォームです。操作方法につきましてはトム
ソンサイエンティフィック提供の下記マニュアルをご参照ください。
「Journal Citation Reports® 製品サポート」
URL http://www.thomsonscientific.jp/products/jcr/support.shtml
(2)PubMed などの外部データベースからの直接参照
PubMed などの検索結果の収載誌のインパクト・ファクターを SFX 経由により直接参照する
ことができます。操作方法は次のとおりです。
① 当館ホームページより PubMed、あるいは Ovid データベースに接続し、検索を行ってく
ださい。
② PubMed では論題をクリックし、Abstract 形式による詳細表示にしてください。
③ PubMed の検索結果では「PIRKA Sapmed SFX」ボタンを、Ovid データベースの検索
結果では「SFX」をクリックしてください。
④ 当館サービスシステム「SFX」が別ウィンドウで起動します。サービスメニュー下の
「Advanced」のリンクをクリックしてください。
⑤ 選択した文献掲載誌が Journal Citation Report に収録誌である場合、Advanced メニ
ュー内に「JCR でこの雑誌の ImpactFactor を見る」のリンクが表示されますのでクリック
してください。
⑥ 「Impact Factor Trend Graph」によりインパクト・ファクターの推移をグラフで知る
ことができます。
5 利用上の注意点
(1)同時アクセス数について
Journal Citation Report の同時アクセス数は6同時アクセスと決して十分なものではありま
せん。また同時アクセス数は Web of Science と共有しています。他の利用者の利用の妨げとな
らないよう検索終了次第、
「LOGOUT(ログアウト)
」をするようお願いいたします。
(2)SFX メニューでのリンク表示について
SFX メニューの「JCR でこの雑誌の ImpactFactor を見る」のリンク表示は出典となった論
文掲載誌が Journal Citation Report の収録誌である場合にのみ表示されます。非収録誌の場合
はメニューに表示されませんのでご注意ください。
6 その他
お気づきの点、ご不明な手点がございました ら情報システム係(内線 2239、Email:
[email protected])までご照会ください。
(情報システム係 今野 穂)
-5-
図書館と情報センターが統合され
総合情報センターに!
4月1日より、これまでの附属図書館と附属情報センターが統合され、新たに附属総合
情報センターとして出発いたしました。図書館の施設や情報センターの設備はそのまま残
りますが、55年続いた「図書館」という名は事実上姿を消すことになりました。これま
でに両組織が果たしてきた役割と機能を合わせ持った総合情報センターとして、これまで
にも増して、高度情報化時代に対応する本学の教育・研究活動を支援して参りますので、
よろしくお願いいたします。
附属総合情報センタースタッフ
所 長
佐藤 昇志
明石 浩史
副所長
原田 敏
企画開発室長
明石 浩史(兼)
主任司書
中山 純一
総務係
図書管理係
係長
大前 好子
係長
菊池 彰
主任
永岡 茂
主任
坂田 暁子
主任
武田 理香子
永井 美津子
主任
小岩 重治
研究補助員
情報システム係 係長
今野 穂
主任
高清水 昭子
主任
主事
利用サービス係 係長
曽我部 修
指導主任
尾上 祐子
池崎 康
主任
福井 堅一
足羽 隆三
主任
小林 靖明
各種問い合わせ先
問 い 合 わ せ 内 容
担 当 係
内 線
メール・アドレス、LAN への機器接続に関すること
情報システム係
2239
電子ジャーナルに関すること
情報システム係
2239
利用者登録、IDカードの発行、図書館の利用に関すること
利用サービス係
2425
文献複写に関すること
利用サービス係
2417
図書・学術雑誌に関すること
図書管理係
2426
札幌医学雑誌の投稿に関すること
図書管理係
2423
センターの庶務に関すること
総務係
2414
図書館へのご意見・ご希望は
主任司書
2413
-6-
新入生の方のための図書館案内
1.はじめに
新入生の皆さんご入学おめでとうございま
す。ここでは新入生の皆さんに学習の
場として、また様々な情報を検索、入
手する手段として図書館を利用してい
ただけるように、図書館の施設と提供
しているサービスについて簡単にご紹
介いたします。
2.図書館の入退館
図1.図書館入口(1階)
■入退館■
図書館は医学部基礎棟の2階から4階です。
1階(図1)から階段またはエレベーターで
2階に上がり、入口の自動ドア−からお入り
ください(図2)
。
自動ドア−を入りますと入退館のゲートが
あります(図3)
。皆さんにお渡ししたIDカ
ードを必ずお一人ずつカードリーダーに通し
て、
「お通りください」のサインが表示されて
から入館ゲートのバーを手で押して入館して
ください。退館の際も同じように必ずカードリー
図2.図書館入口(2階)
ダーにIDカードを通して退館してください。
■特別開館時間■
当図書館では、図書館職員が勤務していな
い下記の時間帯でも、図書館を利用すること
ができます。
平日:20 時 15 分∼24 時
土、日、国民の祝日:9 時∼24 時
(休館、開館時間の変更は館内掲示、図書
館のホームページ等でお知らせします)
入館の際は、2 階入口自動ドア−右横のカ
ードリーダーにIDカードを通し、暗証番号
図3.入退館ゲート(2階)
を押してください。自動ドア−が開きます。
退館の際は、自動ドア−左横のカードリー
ダーにIDカードを通してください。
-7-
入退館ゲートは通常の開館時間と同じく入
退館の際にIDカードをカードリーダーにお
一人ずつ通してください。
3.図書館の施設の案内
図書館の施設について簡単にご紹介します。
■カウンター(2階)■
図書館の入退館ゲートを入りますと、正面
に総合案内のカウンターがあります。通常開
館時間(平日 9 時∼20時)は職員がおりま
すので、図書館の利用についてお尋ねくださ
い。
(図4)
図4.カウンターホール(2階)
■書架(資料の配置)■
各種資料は、以下の配置です。
(2階)
・参考図書コーナー
・ブラウジングルーム(新聞など)
(3階)
・新刊学術雑誌展示書架(和・洋別)
(図 5)
・学術雑誌書架(和・洋別開架書架)
1990年以降のバックナンバー
(4階)
・学術雑誌書架(和・洋別集密書架)
図 5.新刊雑誌展示書架(3階)
1989年以前のバックナンバー
・単行本
1993年以降(開架書架)
(図 6)
1992年以前(集密書架)
■閲覧席■
各階にはそれぞれ4人、6人がけの席があ
ります。その他、3階の窓側に1人用のキャ
レル(学習机)が40席あります(図 7)
。ま
た、4階西側には人数や目的により机を移動
可能な席もあります。1人用のキャレルなど
一部の席では、利用者自身のノート型パソコ
ン等を利用することができます。
図 6.開架書架(4階)
■情報検索コーナー(2階∼4階)■
このコーナーでは、学内全蔵書(図書や雑
誌)の検索(目録検索:OPAC)や医学文献
階の各階に Windows と Macintosh 端末を
データベースの検索のために、2階から4
計16台設置しています(図8)
。
-8-
■AVルーム(2階)■
12台のパソコン、ビデオデッキ、各種ス
キャナーを設置して、AVルーム内のビデオ
テープ、CD−ROMなどが利用できます。
(図9)
。
視聴覚資料の利用は2階カウンターまでお
申し出ください。また、利用時間は通常開館
時間(午前9時∼午後8時)になります。
■セミナー室・研究個室■
(セミナー室)(4階)
図7.閲覧席(3階)
セミナー室は、ゼミやグループ学習を目的
とした部屋です。ビデオデッキ(テレビ)
、マ
ルチメディアボードを設置しており、ビデオ
テープ、コンピュータの使用も可能です(図
10)
。
(研究個室)(3∼4階)
研究のまとめや論文執筆などに利用できま
す(図11)
。
(利用時間)
セミナー室、研究個室とも通常開館時間帯
図8.情報検索コーナー(2 階)
(9時∼20時)の利用となります。
(利用方法)
図書館ホームページから予約申込みができ
ます。セミナー室は2時間単位、研究個室は
1日単位で5日以内連続して利用できます。
■コピーコーナー■
3階に2台、4階に1台設置されており、
コイン式でコピーができます。
図9.AVルーム(2階)
図10.セミナー室(4階)
図11.研究個室(3階)
-9-
4.目録検索(OPAC)の利用
図書館だけではなく大学内にどんな資料
(雑誌や図書)がどこにあるかを調べるため
には、情報検索コーナーの端末で図書館ホー
ムページの目録検索(OPAC)を利用しま
す。
5.館内閲覧と館外貸出・返却
目録検索や書架で資料を見つけたら館内で
自由に閲覧できます。利用が終わりましたら
図12.自動貸出装置(2階)
返本台に置いてください。
館外に資料を持ち出す場合は必ず次の貸出
7.電子ジャーナル
手続きを行ってください。
学術雑誌の論文はコンピュータの画面上で
■貸出■
も見ることができるようになり、これを電子
手続きは、自動貸出装置(図12)により、
利用者の方ご自身で行うことができます。
ジャーナルまたはオンラインジャーナルとい
います。現在図書館では、学内のコンピュー
自動貸出装置右のカードリーダーにIDカ
タから各雑誌の論文に直接アクセスできる電
ードを通し、ディスプレイの表示に従ってく
子ジャーナルを約2,000 誌提供しており、
ださい。終了後は“#”を押すと資料名と返
情報検索コーナーの端末または学内のネット
却期限のレシートが印刷されます。なお、貸
ワーク経由で利用することができます。
出資料は、図書(禁帯出資料を除く)と製本
雑誌です。未製本雑誌は、館内閲覧またはコ
8.学外文献申込サービス
ピーの利用となります。また、返却期限を過
必要な雑誌論文や図書を図書館で所蔵して
ぎた延滞資料があると貸出を受けられません。 いない場合、他大学等の機関から複写、現物
■返却■
借用(図書の場合)で取り寄せることができ
通常開館時間中は 2 階カウンターに返却し
ます。
てください。特別開館時間および閉館中は 2
階エレベーターホールのブックポストに投函
9.さいごに
してください。
以上簡単に図書館の施設、提供サービスを
ご紹介しました。資料の閲覧、貸出をはじめ、
6.情報検索サービス
AVルーム、情報検索、グループ学習など多
情報検索コーナーの端末または学内のネッ
方面に利用、活用してください。また、今回
トワーク経由でデータベースを利用すること
ご紹介しました施設、提供サービスは、図書
ができます。大量の学術雑誌論文の中から、
館のホームページでもご案内していますの
短時間で目的の論文を探す場合に有効な手段
で、是非ご覧ください。
です。代表的なものとしては、医学中央雑誌
また、通常開館時には、どんなことでも気
(国内医学医療情報)
、 MEDLINE(外国医
軽にカウンター担当の職員をはじめ、図書館
学医療情報)があります。
の職員にお尋ねください。心より皆さんの来
館をお待ちしております。
- 10 -
情報センターニュース
第15号 2005 年 4 月
学内ネットワーク SAINS の利用について(新規利用など)
新年度を迎え、多くの新規学内ネットワークユーザをお迎えする時期となりました。
SAINS、ID カード等の新規利用については、従前から、一部サービスを除き、各所属において取りま
とめをいただき、関係書類等の整理・提出をしていただいております。
今回、SAINS、ID カード利用に関する手続き面や設定など、サービス利用開始までの必要事項を記載
しましたので、ご活用下さい。なお、業務錯綜に伴い処理までに時間を要することがありますが、ご容赦
下さい。
【SAINS 利用登録(アカウント)
】
電子メール、WEB アップロード等を行うため、
新規にアカウントを取得したい場合、SAINS 利
用登録申請の様式(別記様式1)に必要事項を記
載し提出してください(紙での提出となります)
。
様式は、総合情報センター事務局で配布してい
る他、ホームページからダウンロードもできま
す。〔総合情報センターのHP→「サービス」→
「SAINS 登録」
〕
なお、学生の SAINS 登録は、あらかじめ総合
情報センターで行っています。
【パソコン上のアカウント設定】
メールソフトの「アカウント登録」の設定を行
う画面を見つけます。
◎Outlook の場合
「ツール」→「アカウント」→「追加」
◎Almail の場合
「ツール」→「新規アカウント(オプション)
」
◎MacOSX の Mail の場合
「Mail」→「環境設定」→「アカウント作成」
→「アカウント情報」
そして設定を行ないますが、ログイン名(アカ
ウント)が jouhou の場合の設定は、次のとおり
です。
メールアドレス
POP アカウント
[email protected]
[email protected]
POP サーバ(受信メールサーバ)pop.sapmed.ac.jp
SMTP サーバ(送信メールサーバ)smtp.sapmed.ac.jp
*メールソフトによっては設定の必要がない項目あり
- 11 -
パスワード変更はこちらです。
(学内限定)
〔総合情報センターのHP→「サービス」→「password
変更」
〕
注意点:パスワードは、定期的に変更
してください。
わかりやすいパスワードは、不正ア
クセスのきっかけを与えることがあ
りますので、使用しないでください。
【SAINS 接続(IP アドレス)
】
パソコン等を新たにネットワーク接続するた
め、IP アドレス等を取得したい場合、SAINS 接
続申請の様式(別記様式3)に必要事項を記載し
提出してください(紙での提出となります)
。
*様式の配布は利用登録の説明に同じ
【IP アドレス等の設定】
パソコン上の「インターネットプロトコル(TCP/IP)」を
設定する画面を見つけます。
◎WindowsXP の場合 *「Administrator」権限
「スタート(画面左下)
」→「コントロールパネル」
→「ネットワークとインターネット接続」→「ネットワーク接続」
→ ローカルエリア接続「プロパティ(右クリック)」
→「TCP/IP」を選択→「プロパティ」
◎MacOSX の場合
「アップルマーク(画面左上)
」→「システム環境設定」
→「ネットワーク」→「TCP/IP」を選択
TCP/IP 設定画面を見つけたら、設定を行ない
ます。
(以下、2ページ目に続く)
ホスト名 jouhou01.cc.sapmed.ac.jp、IP アドレス
FTP プロキシ:cache.sapmed.ac.jp ポート 3128
【Q&A 集】
総合情報センターにしばしば寄せられる質問で
す。
参考にしてください。
●メールのパスワードを忘れました。
→総合情報センター運用管理(内線 2234)ま
でご連絡くだされば、再発行します。なお、電子
メールでの問い合わせには、応じていません。
●□□先生がメールのパスワードを忘れたので、教
えていただけますか?
→ご本人以外の方には教えておりません。
●自宅から学内ネットワークに接続することがで
きるのですか?
→VPN・PPP 接続を行うことは可能です。総合
情報センターホームページ「サービス」で内容を
ご確認ください。
●△△さんのメールアドレスを教えて下さい。
→基本は、ご本人に確認してください。なお、本
学の職員であれば、グループウエア
「La!coodaWIZ」の共有アドレス帳に掲載して
いますので、参考にしてください。
http://wiz.sapmed.ac.jp/
La!coodaWIZ のユーザ登録が終わっていな
い場合、総合情報センター事務局に御連絡くださ
い。
●総合情報センターからいただいたログイン名、パ
スワードで、端末にログインできません。
WEB プロキシ:cache.sapmed.ac.jp ポート3128
→総合情報センターで発行するログイン名(アカウ
「次のホストとドメインに対しては、プロキシの設定をバイパスする」
ント)、パスワードと、電源を入れて端末にログイ
163.130.100.△△△ の場合、次のとおり設定します。
サブネットマスク
255.255.255.0
ゲートウェイ(ルータアドレス)163.130.100.254
ホスト名
jouhou01
ドメイン cc.sapmed.ac.jp
DNS(ネームサーバアドレス)
プライマリ 163.130.201.100
セカンダリ 163.130.201.102
以下は、UNIX 等の場合のみの設定となります、
ドメインサフィックス cc.sapmed.ac.jp
サブネット
163.130.100.0
ブロードキャスト 163.130.100.255
また、プロキシの設定は、Windows の場合、
ブラウザ上で行ないます。
◎InternetExplorer の場合
「ツール」→「インターネットオプション」→「接続」
→「LAN の設定」
設定画面を見つけ、次のとおり設定します。
cache.sapmed.ac.jp ポート 3128
「例外」 *.sapmed.ac.jp
Mac の場合、環境設定の画面で設定します。
◎MacOSX の場合
「アップルマーク」→「システム環境設定」
→「ネットワーク」→「プロキシ」
設定画面を見つけ、次のとおり設定します。
sapmed.ac.jp
ンするときに使用するログイン名、パスワードは、
通常、別なものです。
【ID カードの申し込み】
学内者の ID カードについては、各所属から依
頼を受け、総合情報センターで手続き後、各所属
に配布しています。
総合情報センター事務局に、所属、身分(職員
の場合は職員番号)、フルネームをお知らせくだ
さい。
なお、学生・大学院生・研究生等については、
事務局担当課から情報を入手、作成しています。
また、学外者になった場合は、基礎棟2階の図
書館のカウンターで申し込みを行うこととなり
ます。その際、サービス内容が若干変更になりま
す。
それぞれの端末にユーザ登録を行ない、ログイ
ン名、パスワードを設定する必要があります。
一方、総合情報センターで発行したログイン
名、パスワードは、メールソフトの設定や送受信
の際などに必要です。
●学生ですが、学生実習用のコンピュータはすぐ使
えますか?
→学生実習用コンピュータの場合、初期画面のロ
グイン時は、メールのアカウント・パスワードと
同じものでログインできます。メールのアカウン
トを取得すれば使えます。
●La!coodaWIZ のパスワードを忘れました。
→総合情報センター事務局(内線 2239)まで
ご連絡くだされば、再発行します。
●最近、迷惑メールが多くなってきたのですが。
- 12 - →学内の迷惑メール対策サーバを利用すること
学内ネットワーク利用に当たり遵守すべき事項
学内ネットワークの利用に当たり遵守すべき事項には、様々なものがあります。この中には、守ら
れない場合、各種法令や学内規定に基づく罰則・処分等の対象となる事項もありますので留意願いま
す。
【各種法令の遵守】
インターネット上でしばしば問題になる事例及
び関連する法令等を示します。
1 著作権
プログラムソフトや画像・動画・文書ファイル
等のコンテンツは、著作権法による保護を受けて
います。このため、著作権者の許諾なくして頒布
等を行うことはできません。
プログラムソフトの利用人数は、ライセンス数
の範囲内に限られ、ライセンス数を超えると、違
法コピーになります。
また、著作物を、無断でホームページに掲載し
ダウンロード可能にする、PtoP 通信で他人が取
得可能にするなどの行為は、著作権者からの損害
賠償請求の対象になるほか、刑事罰の対象となり
ます。
2 名誉毀損
ホームページや電子掲示板等に、他人の誹謗・
中傷等に当たる内容を掲載することに伴い、相手
方から名誉毀損による損害賠償の請求の対象とな
るほか、刑事罰の対象となります。
3 業務妨害
パソコンやサーバ等のデータを破壊したり、不
正動作が起きる状態にすることなどにより、相手
方の業務の円滑な遂行を阻害した場合、刑事罰の
対象となります。
いわゆる不正アクセスによりサーバ等に侵入し
業務を妨害するケースはもとより、サーバに大量
の宛先不明のメールを送り込みサーバ機能を低下
させたことにより、業務妨害と認定されたケース
があります。
4 わいせつ物頒布・公然陳列
ホームページ上にわいせつな画像等を掲示しダ
ウンロード可能にする、あるいは PtoP 接続によ
り不特定多数の人がファイル取得可能にするなど
の行為は、刑事罰の対象となります。
5 不正アクセス
他人のパスワードを入手したり、故意にプログ
ラムの脆弱性を突くことによって、他人のデータ
にアクセスすることは、不正アクセス禁止法によ
6 個人情報の漏洩
個人情報とは、特定の個人が識別され、又は識
別され得るような内容のものを指しています。
個人情報は、北海道個人情報保護条例で保護さ
れており、個人情報の重要性を認識し、他人の権
利を侵害することがないようにしなければなりま
せん。
また、個人情報保護法が適用になります。
本学では、患者情報等、漏洩が重大な権利侵害
につながる情報を扱っています。
7 公務員の遵守義務違反
本学に所属する教職員は、地方公務員法、教育
公務員特例法により、職務に専念すること、営利
企業等への従事の制限、信用を失墜するような行
為を行わない、職務上知り得た秘密を漏らしては
いけないなどとされています。
このため、
・学内ネットワークを活用し取引を行い金銭授
受を行う行為
・本学のホームページや電子掲示板等に、業務
と関係のないコンテンツ・職務上知り得た秘密
に属するコンテンツを掲載する行為
・本学の業務と明らかに関係のないホームペー
ジを閲覧する行為
・その他学内ネットワークを利用し、法令に違
反する行為、公序良俗に反する行為
などは、懲戒処分等の対象となります。
- 13 -
【情報ネットワークに関する学内関係規定の遵守】
1 札幌医科大学情報セキュリティポリシー
情報システムの業務外使用禁止、離席時の原則
ログアウト、情報システム不具合発生時の情報シ
ステム管理者への連絡、ウイルスチェック、法令
等の遵守、そして本規定を遵守しない場合に懲戒
処分の対象となることがある旨謳われています。
2 学内ネットワーク利用規程
学内ネットワーク SAINS の利用に当たり、ア
カウント、
IP アドレスは申請により取得すること、
公序良俗に反する利用の禁止、そして本規程を遵
守しない場合にアカウント停止等がある旨謳われ
【その他の留意点】
1 パスワードの取り扱い
ア パスワードは他人にわかりにくいものにす
ること。
イ パスワードには、数字・大文字等を適宜挿
入すること。
なお、語尾に数字をつけるのは避けてくだ
さい。
ウ 定期的にパスワードを変更すること。
エ パスワードを人目につくところに明示しな
いこと。
(パソコンに付箋で貼り付けるなど)
2 コンピュータ・ウイルス対策
ア 不審なメールの添付ファイルは(知ってい
る人からであっても充分用心)開かず削除す
ること。
イ ウイルス対策ソフトの定義ファイル(パタ
ーンファイル)及び検索エンジンを常に最新
にしておくこと。
ウ WindowsUpdate を常に最新にしておく
こと。
3 メールの添付ファイルについて
ア 送信先のネットワーク環境も考慮し、大容
量の添付ファイルは原則として送信しないこ
と。
一般には、1MB 以内と言われています。
イ 大容量のファイルの受け渡しが必要なと
きは、媒体(MO、CDR 等)を活用するこ
と。
ウ ホームページに掲載しダウンロードする方
法も検討すること。
エ フリーの圧縮・解凍ソフトを活用すること。
4 HTML メールについて
送信先のネットワーク環境も考慮し、原則とし
て送信しないこと。
5 メーリングリストについて
サーバ負担や送信先のネットワーク環境も考慮
し、添付メール、HTML メールは原則として送信
しないこと。
6 メールのコピーのサーバ保管
保管が必要な場合、必要最小限とすること。
(3ページ目から続く)
3 札幌医科大学公式ホームページの管理・運営
方針等
「ホームページによる情報公開に関するガイド
ライン」により、次の内容を掲載してはいけない
こととされています。
ア わいせつ画像など公序良俗に反する情報
イ 他人を一方的に誹謗中傷する文章等の掲載
ウ 他人名の詐称等の犯罪行為や社会的に問題
とされる情報
エ 商行為など営利目的の活動に関する情報
オ 法律に触れる物品の情報など違法行為に関
わる情報
カ 著作権・商標権が存在する画像・文章など
の無断掲載
キ 他人の肖像権、プライバシーなどを侵害す
る画像・文章などの無断掲載
ク プライバシーポリシーに反する情報
ケ 職務上知り得た秘密とされている情報
コ 本学関係者としての品位を損なう情報
なお、上記事例が発見された場合、削除されま
す。
【教職員以外の取り扱い】
本学の教職員以外の身分の方は、各種の規定で
不祥事を起こした場合の処分等が規定されており
ます。
学内ネットワーク SAINS に関する不祥事等に
ついても同様となります。
・学 生
「札幌医科大学学則」
・大学院生 「札幌医科大学大学院学則」
・研究生
「札幌医科大学研究生に関する規定」
・訪問研究員「札幌医科大学訪問研究員について
の要綱」 等
ネットワーク関係の規定は、
La!coodaWIZ「ファイル共有」
http//wiz.sapmed.ac.jp/
その他学内規程は、本学トップ
ページから「学内限定」を参照し
ていただくと、規程類集がありま
す。適宜ご活用ください。
編 集
札幌医科大学附属情報センター (事務局企画課情報管理係)
〒060-8556 札幌市中央区南 1 条西 17 丁目 Tel 011-611-2111(内線 2239,2249)
mailto:[email protected]
URL:http://web.sapmed.ac.jp/iccc/
- 14 -
「Winny(ウィニー)
」による情報漏洩の未然防止の取り組みについて
ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)
」による情報漏洩の防止への取り組みについては北海
道武蔵女子短大における受験者個人情報の流出を受け、去る4月5日付けの「情報セキュリティ
への取り組みについて」で厳重なる取り扱いをお願いいたしましたが、事故発生による社会的影
響が甚大であることからあらためて未然防止に向けた具体的な実施項目をまとめましたので学内
所属員につきましては積極的に取り組まれるようお願いいたします。
1 ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)
」とは
Winny(ウィニー)はインターネットを利用して不特定多数のユーザ間でファイルを交換でき
るソフトウェア です。Winny による情報 漏洩 はコンピュータ ・ウィルス 「アンテ ィニー
(W32/Antinny)
」の感染によって引き起こされます。アンティニーは MS-Word や MS-Excel な
どパソコン内にあるファイルを「公開フォルダ」にコピーし、Winny のファイル交換機能を利用
し、Winny を導入している世界中のパソコンからの情報取得を可能にします。
2 予防策
Winny による情報漏洩はウィルス感染によって起こるという点ではウィルス対策が重要である
ことはもちろんでありますが、感染そのものが情報漏洩に直結する危険性があることからウィル
ス対策のみならず、データ管理に対する慎重、かつ厳重な取り組みが求められます。予防策とし
て次の事項について重点的に取り組まれるようお願いいたします。
① 学内情報(教育、研究情報も含む)を扱うパソコン等及び学内 LAN を利用するパソコン
等には Winny をインストールしない。
② Winny をインストールしたパソコンを学内 LAN に接続しない。
③ 学内情報(教育、研究情報も含む)を扱うパソコン等は努めて専用端末とし、インターネ
ットに接続された自宅などの共有パソコンでの利用を行わない。
④ 学内情報(教育、研究情報も含む)を保存したファイルは暗号化を行う。暗号化は市販ソ
フトやフリーソフトでも行えますが、MS-Word や MS-Excel では「ツール」>「オプション」
メニューの「セキュリティ」タグからパスワードを設定することができます。
⑤ 学内 LAN 接続端末か、自宅のパソコンかを問わず、利用するパソコンにはウィルス対策
ソフトを導入し、併せてオペレーティング・システムのアップデート(例えば、
「Windows
Update」
)を定期的に行ってください。
⑥ 不審なファイルやフォルダは開かない。特に電子メールの添付ファイルにはご注意くださ
い。
3 利用しているパソコンに Winny 等がインストールされているかを確認する方法
利用しているパソコンに Winny および Antinny がインストールされているかを確認する方法
は次のサイトで公開されています。前述の「2 予防策」とともに実施するようにしてください。
- 15 -
■ 独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)
「Winny による情報漏えいを防止するために:漏れているのは、官公庁や大企業の情報だけ
ではない」
URL http://www.ipa.go.jp/security/topics/20060310_winny.html
4 Winny や Antinny の感染、あるいは情報流出が疑われる場合は
Winny や Antinny の感染、あるいは情報流出が疑われる場合は次により対応を願います。
① 当該パソコンのネットワーク・ケーブルを外し、ネットワークから切り離してください。
② 以後の調査のために当該パソコンはそのままにして、現状を維持ください(Winny など
のアンインストールは以後の調査に支障をきたしますので行わないでください)
。
③ 速やかに附属総合情報センター情報システム係(内線 2249、2239)までご連絡くだ
さ
い。以後の対応は当センターで行います。
5 その他
本取り組みについてご不明な点、疑問等がありましたら附属情報センター情報システム係まで
お問い合わせください。
以
上
(情報システム係、内線 2249、2239)
- 16 -
寄贈資料のお知らせ
下記の資料をご寄贈いただきました。ありがとうございました。
【物理学講座教授 高田 純 様】
・Nuclear hazards in the world
( 2階展示 539 │
│
T28 )
【小児科学講座 様】
・アトラスさくま : 小児咽頭所見 ( 4階開架 WS200 │
│
Sa45)
札幌医学雑誌の投稿受付について
投稿に際しましては、「札幌医学雑誌投稿規定」を必ずお読みください。「札幌医学雑誌投
稿規定」につきましては 2002 年より改正になりましたので、札幌医学雑誌最新号の投稿規
定をご参照ください(札幌医学雑誌 第71巻第5号 平成 14 年10月より適用)
。
なお、
「原著論文」
、
「総説論文」を投稿される方は「札幌医学雑誌への論文投稿にあたって」
、
また「学位申請論文」
、
「学位集成論文」を投稿される方は、それぞれ『
「学位申請論文」投稿
の手引き』
、
『
「学位集成論文」投稿の手引き』がありますので事前にお問い合せください。
問合せ先:図書管理係 永岡 茂
(内線 2423>E-mail to: [email protected])
- 17 -
図
書
館
日
誌
【平成18年3月】
3月1日(水)
・医療人GP先進大学調査
∼2日(木)
東京大学、千葉大学
今野係長、大前係長
14 日(火) ・日本学術会議北海道地区会議
於:北海道大学
原田事務長、中山主任司書出席
・北海道地区大学図書館協議会第 1 回幹事館会議
於:北海道大学
16 日(木)
・医療人GP先進大学調査
∼17 日(金)
20 日(月)
中山主任司書出席
弘前大学、岩手医科大学
中山主任司書
・平成 17 年度 NPO 日本医学図書館協会北海道地区会
及び日本薬学図書館協議会北海道・東北地区協議会合同会議
於:小樽市 中山主任司書出席
28 日(火)
・平成 17 年度大学図書館相互利用サービス第 7 回事務責任者会
於:札幌医科大学 中山主任司書、福井主任出席
- 18 -
附属総合情報センターへのお問合せ先
各種問い合わせ先
メール・アドレス、LAN への機器接続
に関すること
情報システム係
2239
[email protected]
利用サービス係
2425
[email protected]
利用サービス係
2417
電子ジャーナルに関すること
図書館利用に関すること
利用者登録、IDカードの発行に
関すること
文献複写依頼に関すること(学内者)
文献複写依頼に関すること(学外者)
2426
[email protected]
[email protected]
学術雑誌に関すること
図書管理係
図書に関すること
図書管理係
2426
[email protected]
札幌医学雑誌の投稿に関すること
図書管理係
2423
[email protected]
センターの庶務に関すること
総 務 係
2415
図書館へのご意見・ご希望は
主任司書
2413
∼ 札幌医科大学附属総合情報センターニュース 1巻1号 ∼
編集・発行 札幌医科大学附属総合情報センター
〒0608556 札幌市中央区南 1 条西 17 丁目
(TEL) 0116112111(代表)
(FAX) 0116419646(図書館直通)
発 行 日
平成18 年4月 10 日
2416
[email protected]
[email protected]
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