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01-2第1章 筆造りの実際 1筆造りを訪ねて (2)原料の種類
ヤーP−「 日 原料の種類 羊毛 前半で磨く江南︵揚子江ぬ南︶に樺点す る山草である。山羊鱒二一十種類使いるといわ れーそれぞれ待ち噂が秦野る。粘りのあるあの からさばさばLた㊨のまで丈が長く、泉がよく 利き、鼻音みが鳥篭.高級品から並晶苦や広く 任用きれるが∼中でも背骨附近を締めて造濱細 羊毛ば、地わ毛を混ぢ鼠ずによい登となり、 光鋒は、最高級品であ烏。 柔らかいために摩擦によ姦消耗が少者く薄儀が でいる乳 轟いこと剋僻徴ずあ驚太尊から小筆まで向里 毛が馳強で、尾脇毛でほ一種凝の毛餐で筆が 登られるがヾ胴毛は小筆の芯に用いら観る。 また、化粧毛にきれる毛もあ凄。 馬毛は、毛の丈が長く騰が強いめで泉が長鋒 を造る都lこ適している。 よく、弾力がある鱒で芯や中侭茎り根元に様相 暮れ色目本、中国、インド、、タイなどにいるつ 騰ほ強いが耐久後に乏しい。 狸毛狼毛嬢、︼匹の中で態欝によって+種 寮以上に骨源きれ、晶啓も多い。 自評に、白一・白二・自三、慕亜に、崇∵ 畢一・撃﹁尾に、無学裏白撃耐苧屑篭 覆どと呼ぼれている。墓跡白一を上賓とL ている。つまり学監て跨るところによって、毛 の質、弾力が異な各敬 池亀は、、預の部分が細く、先端になるにつれ 鹿毛 鹿毛ば、要一冬ともどちちもよいのが静 て太くなる由が絆放である。したが?て、毛先 鳥篭 眉胴毛、 尾脇毛︵東尾︶、たてがみ、脚電、 徴でご言に冬毛の脇下か、匂下腹部へかほての は辟力があつで史実であるがく、根元になるほど つり毛などで、 白毛1赤毛、青竜、葦毛で。且 占声は﹁優れていて、その長いものを〝幕 醸が穿くなつでいる。 ネでは、東北の泉沢附近、その他でほ、中国の 藩タといって太肇の原称とLでいる。 そのためにへ狸毛には根元に腰昭強い毛を混 璧稽の腰を補強する必要がある。 轟毛 鹿毛埠ふくら途が毛自体にあゃ、水禽みが では、、極少量が羊毛に漉ぜて住めれる線度やあ 天津、新鮮1北米、申南米であ毒。 一斗倒、新鮮などの狸は、毛が硬く太睾に億用 魯虻毛先がよく利き、辟カに革んでいる。 古い時代に親し音れた毛であるが、科目 きれ、日本産のものは、柔与かく埠があり、小筆 癖毛が多いため選毛に手間がかかり、撃の に使用され鳶また、先が弾力に富んでいるの で拗毛筆望豊に用いられ㌢℃ 中国でば↓紫奉﹂といちて、日奉産の兎より r・、1 特殊裁許の上帝ら考え惑をコス土蔵とを箋ため 弾力がある野兎の肩毛巷主に用いている。混じ 各。 地毛 馳爵毛ば、毛が短いので水筆が中心とを キッ凌がよ竃倒き毛の弾丸も強電水音みがよ りけめ惣、いものを純紫毒草いい、配合率に凍っ いるめや、面相筆、極細字筆などに用いちれで 野毛 狩は猥壌どで、竜にふくちみがあり、毛 馳、詔に似ているが驚に乏しい野で ら化粧毛達しせ重宝がられている◎ 他の毛と混ぜて用い・繁聖篭毛が美しい三上お 栗鼠毛 のでか筆が撃ぬれる。 の北方であ轟か先が利き弾力も惑いが丈が短い 狼篭 狼やなえ野鼠で、日本には樺点せず中国 ている。 中国、ソ連にいるり中国、ツ連の考は特に座れ 尾の部分が最上晶とされてい量。日本Y朝鮮Ⅴ 色のものは劣る虻熟に浄力があり革りもある9 が最も優秀阜いわれる。蕉侵が上質とされ瞭褐 強い弾力があり、思ガ良いので、少 中国、台湾、マレーチャに棲息す名。 毛をどの暮フに楓の毛よ混ぜて佳あれる〝. ない毛の息で効果ガあがる。は老んど小筆嘩命 雪嶺毛 いる。日本で産出するや 紫毒綾探れ凌い。 にあたる隻戊で産出しているや日番で犠純 中国ではぺ意州濃水県とけっで安衝撃の東部 て﹁五葉五単﹂べ七紫三尊﹂などといつているゐ い。また、欠点は摩擦によ尋親株挙が高P瀬高 毛賀は、枯匂があ習、尭がよく弾ガに嘗んで 級晶に用㌍ち励、日東予中歯、韓国にい亀 猫毛 猫毛も、毛が短いのでか挙が中心とな昂。 ﹁玉毛﹂とも呼ばれる猪毛は、親電が多いので、 後に適した硬毛を選び出すのはをかなかぬこと であるや 最も毛濱めよいものは、。走珠亀といあれる背 筋、肩椚毛であ悉。一匹からせいぜい五ゲーマム 綺は、二額半以上たったものでない之毛が僅 位といわれている¢ いも甲にをら憩い∬ 蒙廿一軒 野麓毛 むききぴといゎれ牒動物である¢毛丈 が短い。毛賓は、.一匹の中でもその欝によっ て剛桑ガある.。琴辱知いとこ名ほ羊毛と同七帝 である貸地の毛遭溌ぜで痍あれることが多い。 日本の四国、東北㌧に棲息L、四国のものが毛質 がよいときれでいる。1 また鼠穿というめかあるが、これは、業際に は鼠のもめといチよりは、狸や豚の毛を使った かもしかと琴かい こ東ほ、馬でをく、馴鹿へ弗鹿である。 の中に含まれ番走者えてよ描。 ものガ大部分である。市販されている鹿毛もそ 山馬毛 毛は太く、葦毛より剛強であ竃。今日では、ほ とんど山膚毛の長いもの梓入手困難である心 教センチ位のものしか採れをい、ので、小 中国、東南アジアに棲息甘る¢太筆が多∴いⅥ 狐毛 輩としで用いられてい驚剛・桑がちょうど中 髄慶やあることが符放であるも 毛が細く柔らかであるが縮れ毛が多串の が欠点である。ただ、こ野特徴を逆手に用いれ 貌毛 ぽ味わいが深い感 刷毛としそ用いられ、毛筆とtて払凝少 ない苛 藤毛 剛㍍毛で曲馬よりも強い心 針金のようで、毛先が嚢と要らをやが、 水牛毛 葦毛 毛の色が嚢もく、剛毛の中でも比較的柔 たでがみは辞表墳太撃としノて用い一転れる.。 熊毛 胎髪は、出生後初めて刈る額髪菅桑ち料 少率いが、毛のよ陣も孤もある鑓 らか〟い毛である。 発毛 なことが樽徽で∵あるが、どちらかとビワと趣▼味 胎毛 夙毛 鼠め毛瞳、細字や細い親書蓋に用いられ 的、記食品脆性椿のもややある好 発毛は、頭部の毛を多べ用いるが、そ担他の この他、鳥篭や植物が用いちれる。 ているのは毛足那短いからである。 尻毛は、蒔画の撃として貴重蜜もぬょされて いる。背中の尭菅野走り毛を悸う。 Fト■F ところも用いられる。獣毛と比べると綿毛のよ 他に雉、山堆、孔雀、おしどり、白鳥、鷺、 ぅな感触が特徴である。 雁、鴨、カナリヤ、鳥などの毛が用いられるd また、植物では、竹、凍、穫、桧、藁、仙茅、 椋欄、剤、竿革をどが用いられる。 また、動物毛は、体の各々の部分によって、 性格が異なるが、山羊には図のようを名称があ り、ぞれぞれランクづけされている。 輸入された原毛 jダ J′■ (夏至) (亘享〕 1の毛・・・羊毛・狸毛・馬尾 馬毛・イタチ毛ヰ毛・ 3の毛…羊毛 浬竜・措毛 イタチ毛・羊毛・ 鰐香搭 羊毛・馬毛 4の毛…庫竜 虎毛・羊毛・馬毛 2の毛・・・羊毛・馬尾 腰の毛・・・鹿毛・馬毛 馬毛・鹿毛 (5の毛) ◎根元に寄せて、たたいてつく。 ○毛の重なった部分を手の指でずらしながら、毛を均等 にするために拡 一号・さ豪、・ 毛に金櫛をあてて、全櫛目より綿毛のついていない毛 を抜き出す。 、 、 毛揉みは各種の獣毛に籾穀を焼いた灰をまぶして、 120℃以上の熱をもつ火のし器を当て、揉む作業である。 ・.逗芸・ ̄、蕃 この作業は獣毛の脂肪、汚れを取り除いて、毛の性 質を直し、墨含みをよくするため、昔から行われてい る重要を作業工程とされている。 農家では、灰はカリ肥料として使用されている。 灰の成分 2_5%凱2%7.5%3.7%1.7% l二_ニ一4,%8.%5.6%3.4%1,8% 1.%0.4%3.%3.2%5.3% 血 酵穣 1.39る 4.89右 7.4% 3.9ウ左 1∈〉.6% ノニ’ ◎毛は、毛先の方向に向かって拡げるようにしてずらし ¢根元に暮せた亀はさ毎に金櫛で綿毛を抜き取る。 ○全称にあてた毛は、根元の部分の毛から抜き出す。 ていく。 ◎再び、櫛抜きながら、毛を盆混ぜ台の上に拡げていく。 ○全櫛から抜き出して、一定の寸法の毛を根元に寄せて、 ◎毛の根元は細い部分があるので、一億の寸法にしなが らハサミで切る。 ゑク 小積みにする。 ⑳のせた毛は鹿皮で強くしぬながら巻、く。 ⑳拡げた竜巻寄せ集めて、手にの首位に分掛る。 ¢考膵平均して嫉げていくゎ 火のし券の下の合に、楓穀の尿を′ふりかけた毛凌のせ る。再び」籾殻ぬ灰をふりガ軋る。 、一■ l一 ⑳毛は拡げながら屠にして享見ぜていく9 他敬意の灰をふりかけ 盛事の力を膀次加えなが′ち∴毛唐斬らないように注意し ⑳割このせ東電断毛先の方から膜次、毛先を登るえな で加温す藩。毛の種類に応じて温度と農同姓変化するむ ながら撲みこむ。 がら′棲んでいく。 ㊥両手で毛先…ブ:暦も分を下に1、∼て、アニたいて 砂さらに金瓶、をかけて㌧毛を拡げていくや 聡火のしされた毛は素早く、鹿皮にのせる6 、ブL、て志と戎;る。 .rr二ご .く′ ′−㍉鱒 ミ?云感 .浣!苧、 ⑬平削こしたものをハシザシわ豪で押えこ舟 ◎折り返レのところそ、平日になった埼にべ くン 手の感熱により逆毛苧先のない毛を潔し 出す。 ⑳折りまねて平日にする白これ も繰り返しながら、飛び毛をハンサシで取り除く。 ⑳その時に′、鍵毒や飛び毛をぎれblに取り除く。 ⑳櫛通しじ′ながら、練り混ぜてゆく。 ハサミで切って整克霞。 ●疇3分、長さ2寸位に平たくし、順次、1の毛、2の 毛、3の毛.4の毛、思の毛と平目にする。 .†、 ◎次に、先の欝馴こ櫛を入れで、逆毛や飛び毛をハシサ シで取り除くb L財 蔦 華 て′了ニニ 、㌫_ワ ∼て.71も1こ.追 ロ■】 ⑳再三、練り混ぜをよくするためにハシサシ ⑳筆の恰好の出来具合がよくない場合には、 修正するp る。 ⑳さらに先のない毒を取るために、手の感 ⑳再び、平目をハンサシの燕で拡げる。 触を働かせてきれいに取り除く。 析り返し混ぜ l■ 訓‖ 旨−卜︼ ⑳筆の恰好がよいと、再び平目を造って置くら⑳折り返しを繰り ⑳平目をまんべんなく平均し ⑳再び、折り返しを繰り返す。 知る。 ●芯立て 確り混ぜした平月を1本分の大きさに分け、これを まるめて、「コマ」にはめて筆の形を造る。「コマ」は、 筆の直径を一定にするためのものである。 軍警苧て竺竺二軒⊥二_二 ⑳再び、平目に何度も櫛を通すゎこうして、繰り返す作 ⑳ますます策司に全神経を使う技術が要求されてくる。 ⑳頃あいを見て、時々平目の端を少しとっ て、筆の恰好(形)を遣って見て、出来具 合を確認する。 業の中で、lの毛、2の毛、3の毛、4の毛、5の毛 が均等に練り混ざっていく。 レ郷 承♂ がら、布糊をしぼり取る。 ●糸かけも年季を要するユ程で、辞を垂直にま?すぐに するには技術を婁する。 ー′, として、凄腕の反対コースをたどって彫 ロ■ヨ●言芸:購=本欄二組取れ ▲一−.ま.ノ ▲ l■■†∵ ダ− ′・ご 筆管の種潜 ●践先の保護と虫よけに∴筆にキャップを する。軸の直径の太きに合ねせて、筆キ ヤ、マプをする。 ●手彫りに射しそ、学童f して、、刻印機で入れるQ 産め竹煎用、いられる。 は気候の関係でよい竹が産出せヂ、主に、南方 ぅよぅなことさ■箆行ねれている。中国の北方や るみ買いとって、、自然に黒ずんだ竹を償うとい 今日でほ、長い革めためにー古い農家を家ぞ 寒行、すす野卑ども良く使わわている。 筆に斑点がついたも聖享た、その他ごま打、 自竹についで長いのは古撥竹であ薄々いわ鱒る 特にヾこれぢ撃っち千葉県は最も良質で巌奄。 ∵い.、、一.. 者都、兵庫、岡山∵葛岡、宮崎、鹿児島をどで る竹は、自行といあれるもゐで、日華では千筆 う:﹂れらの竹の申でも、書道阻登に認して釣 の種類は喪を加・変る∧と、千数百嘩鱒に及ぷ車拾 中南部の飽熱帯地方にあ広く分布していて、そ 一般的に最も多く使われている竹は、日奉め 考濃ちれるかぢであ番。 疑れやすく、筆の性質を禿筆に餐揮できをいと 筆管が重いということは、長時間慣用する時、 うち抒は、凍を上き競っているp考の周由は、 今日の筆管は、好む本が主確であるが、この H 二、筆管の製法 −■ 筆といえぼ湖肇キいもれているよ︰うに、潮周 臼■ヨ●警≡慧妻窯慧恵…整呈…萎蓋誓 紳弼異郷 によって、彫刻がを奉れ局。彫刻には筆野太き や筆の名称う製農業者、場合によっては、その 筆の持ち主が厳られ蔦肇軸にはぺ婆フきγィ タぬキャップやへ中国軍ヰフに甘めキヤ㌧ツプを したものをどがあぁ鋏 蟻聴がす冬ちれYそのあ之専門の登彫り潜業者 祝具としでの性格を韓たせた亀のであや、竹、 木ごつるし、陶訝、玉、石、鉄﹂綱、金、鍍に 加エが加えられ惑わ また、軸の形も様々で遜るが、いわばまつす やをもの、それから尭を考の裁ちに合お世、上 部を細くしで軽くしただるま嫌がある。このだ るま筆の形を応用したをのとして、肇の軸を水 牛などの角で借り、香れを柑や木︰につをいだも のも率る。これらはやは攣、轟くの文字を書く 一つの行為か、け狩あ弟たも沿と思われる。筆軸 このほか−敦飾管といわれるものが轟る単産 筆は宿名だが、肇の軸にも慮まれているという わは、親細約気候条件にぁるか、辱だと考えちれ る頑 中国の竹は日本の竹に比ペ宅と曹味があって 二種風格遼峯つなもゎがある取 木の軸としては、窺在日慰留肢†繁藤、黒檀、 花梨へ鉄刀木、、桜梅本、そ挽に趣味的なものと しては、榛、萩ふ荻、しだ、木賊、赤ぎしヾや し、南天などがあ名。 彩色にも神慮遭使う。 ●衝に輩を立てて、自然乾燥∨させる。 ●津廊殉蟻L三角刀で筆軸を廻す動きを主 る。軸廻し3辛といわ視て技術を要する。 ●製品としての筆の包装は大切なエ程なので−ていあい にしている。