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GCMS水質分析システム

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GCMS水質分析システム
C146-0287B
ガスクロマトグラフ質量分析計
Gas Chromatograph Mass Spectrometer Water Analysis System
GCMS水質分析システム
島 津 G C - M S による水 質 分 析
高性能システム
・ 安定した高感度
・ 簡単なメンテナンス
・ 分析ラボの生産性向上
多彩なシステム製品
・ Twin Line MS
・ パージ・トラップ
・ ヘッドスペース
・ 固相マイクロ抽出(SPME)
・ 一斉分析用データベース
充実したアフターサポート体制
・ 分析項目に応じた据付検収
・ 水質分析向け講習会
・ オンサイト講習会
・ 保守契約
・ アプリケーションデータ
ゴルフ場使用農薬分析の公定法にGC-MSが採用されてから、環境や水道水の水質検査にGC-MS
は幅広く用いられるようになりました。弊社は、これらの水質検査において必要なシステムを
提供するとともに、分析者が安心して信頼性のあるデータを得ることができるように、アフター
サポートの充実をはかってきました。今後も、引き続き信頼性のあるデータが容易に得られる
システムの開発と、お客様の要望に応えたアフターサポートを実施していきます。これからも、
水質検査向けの弊社 GC-MSシステムをご愛顧いただくようお願いします。
Twin Line MSシステム
T
p. 4
パージ・トラップ分析システム
p. 6
ヘッドスペース分 析システム
p. 8
固相マイクロ抽出(S PME)分析システム
p.12
一斉分析用データベースソフトウェア
p.14
GC-MS/MS分析システム
p.16
アフターサポート
p.18
分 析対象とシステム
Twin Line MS
パージ・トラップ
ヘッドスペース
固相マイクロ抽出
揮発性有機化合物類
●
●
●
●
ハロ酢酸類
●
ホルムアルデヒド
●
2-メチルイソボルネオール
ジェオスミン
●
●
●
●
フェノール類
●
塩化ビニルモノマー
●
●
●
Twin Line MSシステム
2本の異なるカラムの出口側をMSに同時に取り付ける
ことで、MSの真空を停止することなく異なるカラムでの
アプリケーションデータ採取が可能となります。
Twin Line MS システムは、分岐素子や抵抗管を用いずに
2本のカラムをGC-MSのインタフェースに直接導入します。
Twin
win Line MS システム
そのため、1本のカラムで使用していたメソッドや保持
時間をそのまま利用でき、また、吸着等の損失がありま
せん。しかも、真空ポンプに大容量差動排気システムを
採用しているため、1本のカラムで使用した場合の感度
と同等の感度を得ることができます。
GCMS-QP2010 Ultra Twin Line MS システム
■ 2本のカラムを接 続しても安定したデータ
GCMS-QP2010 Ultra は、イオン源部とアナライザー部(四
が供給され、MS には両方のカラムからのキャリアガスが
重極マスフィルターや検出器)を独立して排気する 差動
導入されます。このような条件でも、GCMS-QP2010 Ultra
排気システム を採用しています。しかも大型のターボ分
は、高い真空度を維持し、安定したデータを提供します。
子ポンプ(TMP)により、カラム流量が最大 15mL/min
従来のシングルと Twin Line MS システムでの感度比較
まで導入可能です。Twin Line MS システムでは、分析を
データを下図と下表に示します。Twin Line MS システム
行っていないラインにもカラム保護のためキャリアガス
では、シングルと同等の感度が得られました。
2.0
シングルカラムとTwin Line MSの感度比較
(×10,000)
(×10,000)
108
77
2.0
1.5
108
77
1.5
1.0
1.0
0.5
0.5
5.50
5.75
6.00
6.25
5.50
5.75
6.00
化合物
シングルカラム
Twin Line
Methamidophos
1149179
1132498
DDVP (Dichlorvos)
392962
388569
EPTC
632087
641883
Butylate
455472
442888
Acephate
1803821
1903527
MIPC (Isoprocarb)
1029203
1052476
BPMC (Fenobucarb)
1527113
1544812
カラム流量
1.7 mL/min
カラム流量合計
3.4 mL/min
6.25
Chloroacetic acid methyl ester(25ppb)
左:シングルカラムでの結果 右:Twin Line MSシステムでの結果
■ GCMSsolutionによる簡単操作
最新の GCMSsolution Ver.2.7 では、
Twin Line MS システムの設定が容易に行えます。
分析するカラム(分析ライン)は、メソッドファイルにある【試料導入法】で選択
することができます。さらに、バッチスケジュールを用い連続分析中にカラムを
切り替えることも可能です。この機能を用いるとラボの生産性を大幅に向上
することができます。
4
Data
Twin Line MSシステムを用いた水道 水 水質分析
Line1でホルムアルデヒド、ハロ酢酸類、フェノール
シ ス テ ム を 構 築 し ま し た。下 図 に 示 し ま す よ う に、
類を、Line2でヘッドスペース法による揮発性有機化
水質分析で求められる感度と繰り返し分析精度を充
合物類(VOCs)をそれぞれ分析する Twin Line MS
分満足する結果を得ることができました。
Line1
Line2
(×1,000)
(×1,000)
(×100)
4.0
7.0
108.00
77.00
CV値=3.1%
6.0
117.00
119.00
CV値=2.1%
3.5
10.0
CV値=3.7%
9.0
8.0
3.0
5.0
173.00
171.00
7.0
2.5
4.0
6.0
2.0
3.0
5.0
4.0
1.5
2.0
3.0
1.0
2.0
1.0
1.0
5.5
8.5
6.0
13.0
トリクロロ酢酸メチル
ブロモホルム
0.010mg/L
0.010mg/L
0.0001mg/L
(水中濃度換算:0.0008mg/L)
(水中濃度換算:0.0008mg/L)
クロロ酢酸メチル
仕様
12.5
9.0
Twin Line MSシステム カラムの切り替えが容易
分岐素子や抵抗管を用いないため、吸着や分解が生じません。
分岐素子や抵抗管を用いないため、流量制御を変更する必要がありません。
取り付けカラム数:2 本
GC 温度プログラム上限温度:いずれかのカラム最高温度の低い方
カラム外径:0.4mm(内径 0.25mm のキャピラリカラムに相当)
■ 水 道 水 水質分析で可能な組み合わせ例
Line1
Line2
Line1
Line2
AOC-20*1
AOC-20*1
AOC-20*1
ヘッドスペース
農薬
ホルムアルデヒド、
農薬、フタル酸ジ(2- エチルヘキシル)
カビ臭
ハロ酢酸類、フェノール類
ホルムアルデヒド、ハロ酢酸類、フェノール類
カビ臭
ホルムアルデヒド、ハロ酢酸類、フェノール類
VOCs*2
AOC-20*1
パージ・トラップ
液打用オートサンプラー
*12 AOC-20
* 0.32mm I.D. の分離カラムに0.25mm I.D. の空カラムを接続して使用
これ以外の組み合わせについては弊社営業にお問い合わせください。
ホルムアルデヒド、ハロ酢酸類、フェノール類
VOCs
ホルムアルデヒド、ハロ酢酸類、フェノール類
カビ臭
農薬、フタル酸ジ(2- エチルヘキシル)
カビ臭
GCMS水質分析システム
5
パージ・トラップ分析システム
このシステムは AquaPT 6000(ジーエルサイエンス社製)
と GCMS-QP2010 Ultra より構成されます。ジーエルサイ
エンス株式会社と弊社は、パージ・トラップ−GC/MS シス
テムを 1990 年以来、協力して販売してまいりました。その
実績も 1,000 台以上に達しております。
AquaPT 6000 は、ジーエルサイエンス株式会社が長年の
経験と先端技術を結集して、弊社の GC-MS に最適なパージ・
トラップとして開発したものです。
AquaPT 6000−GCMS-QP2010 Ultra システム
■ 優れた感 度と信 頼性
パージ・トラップ法はヘッドスペース法に比べて高感度で
あり、感度に充分なゆとりをもって、カビ臭原因物質や
1,4- ジオキサンなどを分析できます。
高感度を安定して保つためには水分の影響を抑えることが
重要です。AquaPT 6000 の MCS(水分除去ユニット)は、
高吸着性をもつ成分を損失することなく水分を安定して除
去できるように、トラップ管の熱の影響を受けない構造です。
また、GCMS-QP2010 Ultra は、大容量のデュアルインレッ
ト型ターボ分子ポンプによりイオン源部と質量分析部を
独立して排気する差動排気システムによって、水の影響を
受けずに安定した測定ができます。
MCSユニット(水分除去ユニット)
■ 優れた操 作 性と保守 性
本システムは分析者の使用状況を考慮して設計されてお
り、操 作 性 や 保 守 性 が 格 段 に 向 上 し て い ま す。ま た、
AquaPT 6000 の制御ソフトウェア AquaPT Link は日本
語対応であり、シンプルで誰でも簡単に操作できるように
進化しました。
リアルタイム流路図
■ ラボの環 境に配慮
本システムは従来機種や他社製品と比較して、コンパクトかつシステム全体で統一感のあるデザインになっています。また、
エコモードによる待機時のキャリアガス消費量の大幅削減が可能であり、ラボの環境に配慮されています。
AquaPT 6000、AS 6100、および AquaPT Link は、ジーエルサイエンス株式会社の製品です。ジーエルサイエンス株式会社との契約に
もとづき販売します。
6
Data
カビ臭物質の高感 度分析(塩析なし 1ng/L)
(×10,000)
パージ・トラップはカビ臭物質
である 2-メチルイソボルネオール
3.5
と ジ ェ オ ス ミ ン を、塩 を 添 加 し
3.0
なくても高感度で測定できます。
2.5
(×10,000)
2.25
2.00
1.75
1.50
2.0
1.25
1.5
1.00
0.75
1.0
0.50
0.5
0.25
12.00
Data
12.25
12.50
16.25
16.50
16.75
2-メチルイソボルネオール
ジェオスミン
(1 ng/L)
(1 ng/L)
1,4 -ジオキサンの高感 度分析
(×1,000)
パージ・トラップでは、トラップ
で 濃 縮 す る た め に、水 溶 性 が 高
(×1,000)
88.00
ヘッドスペース
1.50
88.00
2.5
パージ・トラップ
い 1,4 - ジ オ キ サ ン で あ っ て も、
ヘッドスペースに比べ充分なゆ
とりをもった感度で分析ができ
1.25
2.0
1.00
1.5
0.75
1.0
0.50
0.5
ます。
0.25
11.50
11.75
12.00
12.25
12.0
12.5
13.0
13.5
1,4-ジオキサン(5μg/L)
仕様
AquaP T 6 0 0 0
パージ・トラップ本体
仕様
AquaP T
A S 610 0オートサンプラー
不活性なサンプルライン
内部標準の自動添加
独立配置の MCS
試料冷却機能内蔵
日本語制御ソフト AquaPT Link
コンパクト設計
試料管:ガラス製 5mL または 25mL
トラップ管:ガラスライニングステンレス
バイアルサイズ:27.5(O. D.)× 95
(H)
㎜、
40mL
サンプルヒータ:20 ∼ 100℃
サンプル数:56 本
マウントヒータ:20 ∼ 100℃
電子冷却方式
外形寸法:220
(W)
×500
(D)
×480
(H)
㎜
外形寸法:340
(W)
×500
(D)
×480
(H)
㎜
重量:最大 18 ㎏
重量:約 35 ㎏
電源:AC100V±10%、50/60Hz、1200VA
電源:AC100V±10%、50/60Hz 、500VA
GCMS水質分析システム
7
ヘッドスペース分析システム
HS-20 シリーズ
このシステムは HS-20 と GCMS-QP2010 Ultra より構成され
ます。HS-20 は、揮発成分分析への最適なソリューションを
提供するために開発されました。卓越した基本性能とユー
ザーフレンドリーなデザインは、水質分析を強力にバック
アップします。
HS-20Trap−GCMS-QP2010 Ultraシステム
■ 高い再現性
HS-20 は電子式フローコントローラ(AFC)による精度の高い流量制御とオーブン下部からのサンプルバイアル搬入
機構により、高い再現性を実現しました。このユニークなサンプルバイアル搬送システムは、オーブンへのサンプル
バイアルの入出時にオーブン内の熱が逃げることを最小化し、オーバーラップ分析時の高い温度安定性を維持します。
■ 低キャリーオーバー
サンプルラインを不活性かつ最短に抑えることで、ループ方式では難しいとい
バイアル加圧ライン
われていた低キャリーオーバーを実現しました。極性化合物でも残留しません
ので、信頼性の高い分析が可能です(特許申請中)。
ループ充填
ベントライン
サンプルライン
■ 使いやすいデザイン
使いやすさを追求したユーザーフレンドリーなデザインにより、簡単に迷わずにサンプルをトレイにセットすることが
できます。また、ニードルやサンプルループ、トラップなどの消耗部品を装置上面から簡単に交換することができます。
8
Data
ヘッドスペース法を用いた揮発 性有機 化合 物の高速分析
TIC
2,500,000
20
25
11
26
29
23
5,6
1,2
3
7
4
1.0
2.0
9
8 10
14
15
13
12
3.0
18 19
21 22 24
16 17
4.0
27
28
5.0
6.0
6.6
10μg/L (1,4-ジオキサン:100μg/L)
1. 塩化ビニルモノマー , 2. 塩化ビニル -d3, 3. 1,1- ジクロロエチレン , 4. ジクロロメタン , 5. メチル -t- ブチルエーテル , 6. トランス -1,2- ジクロロエチレン ,
7. シス -1,2- ジクロロエチレン , 8. クロロホルム , 9. 1,1,1- トリクロロエタン , 10. 四塩化炭素 , 11. ベンゼン , 12. 1,2- ジクロロエタン , 13. フルオロベンゼン ,
14. トリクロロエチレン , 15. 1,2- ジクロロプロパン , 16. 1,4- ジオキサン -d8, 17. 1,4- ジオキサン , 18. ブロモジクロロメタン , 19. シス -1,3- ジクロロプロペン ,
20. トルエン , 21. トランス -1,3- ジクロロプロペン , 22. 1,1,2- トリクロロエタン , 23. テトラクロロエチレン , 24. ジブロモクロロメタン , 25. m,p- キシレン ,
26. o- キシレン , 27. ブロモホルム , 28. 4- ブロモフルオロベンゼン , 29. 1,4- ジクロロベンゼン
Data
ヘッドスペース法を用いた1,4 -ジオキサンの分析
2.50
(×1,000)
1.50
62.00
2.25
(×1,000)
88.00
1.25
2.00
1.00
1.75
1.50
0.75
1.25
1.00
0.50
0.75
0.25
0.50
0.25
2.75
仕様
3.00
3.25
11.50
11.75
12.00
塩化ビニルモノマー
1,4-ジオキサン
(0.1μg/L)
(5μg/L)
12.25
HS -20 ヘッドスペースサ
ヘッドスペースサンプラ
優れた基本性能
サンプル数:90
サン
バイアル
使いやすいデザイン
試料導入方式:サンプルループ方式
試料
優れた拡張性
サンプルバイアル容量:20
サン
mL および 10 mL
バイアル保温温度:室温+10
バイ
∼ 300℃
重量:33kg
重量
(HS-20/20LT)、40kg(HS-20Trap)
電源:1200VA
電源
(HS-20/20LT)、1500VA(HS-20Trap)
※HS-20Trap は電子冷却によるトラップ可能
GCMS水質分析システム
9
ヘッドスペース分析システム
TurboMatrix HS シリーズ
このシステムは TurboMatrix HS(PerkinElmer, Inc. 製)と
マルチポートバルブを使わずに分離カラムへサンプルを
GCMS-QP2010 Ultra より構成されます。TurboMatrix HS
導入できます。そのため、他の方法に比べ再現性に優れ、
は、ヘッドスペースガスのサンプリングに電子制御圧力
キャリーオーバーが少ないことが特長です。排水から水道
バランス方式を採用しています(下図)。電子制御圧力
水まで幅広いサンプルに対応できます。
バランス方式はガスタイトシリンジ、サンプルループや、
スタンバイポジション
(サンプルサーモスタット)
プレサンプリングポジション
(サンプルバイアル加圧)
HSサンプリングポジション
(圧力リリース)
TurboMatrix HS40 の圧力バランス方式
TurboMatrix HS40−GCMS-QP2010 Ultra システム
■ ヘッドスペースの高感度分析を支えるGCMS-QP2010 Ultra
ヘッドスペース法はパージ・トラップ法に比べ GC-MS へ導入されるサンプル量が少ないために、微量成分の分析で
は GC-MS に高感度分析が求められ ます。 高 感 度な GCMS-QP2010 Ultra と組み合わせることにより、従来システム
では測定が困難なヘッドスペース法によるカビ臭物質分析にも対応できます。
■ 優れたメンテナンス性
圧力バランス方式は、試料ガス導入ラインがシンプルであるためにメンテナンスが簡単です。VOCs やカビ臭 物 質 測 定
を切り替えて使用する場合も、切り替えが容易なため、パージ・トラップに比べ作業時間を大幅に短縮できます。
■ GCMSsolutionによる簡単操作
GCMSsolutionからヘッドスペースの操作パラメータの設定が可能です。平衡化温度、時間などの基本パラメータの設定
および実測値の読み取り、メソッドの設定、保存、選択などの操作が、容易に行えます。
TurboMatrix HS シリーズ ヘッドスペースオートサンプラーは、PerkinElmer, Inc. の製品です。株式会社パーキンエルマージャパン
との契約にもとづき、販売します。
10
Data
ヘッドスペース法を用いたカビ臭物質の高感 度分析
(×10,000)
パ ー ジ・ト ラ ッ プ 法 に 比 べ ヘ ッ
(×10,000)
1.75
95.00
ドスペース法は GC-MS に導入さ
4.0
れるサンプル量が数十分の一で
3.5
す。そ の た め、微 量 成 分 を 分 析
3.0
1.25
するには GC-MS の高感度化が求
2.5
1.00
2.0
0.75
め ら れ ま す。世 界 最 高 ク ラ ス の
GCMS-QP2010 Ultra では 1ppt レ
1.50
1.5
ベルのカビ臭物質を測定するこ
112.00
0.50
1.0
とが可能です。
0.25
0.5
7.0
Data
7.5
10.0
8.0
10.5
11.0
2-メチルイソボルネオール
ジェオスミン
(1 ng/L)
(1 ng/L)
11.5
ヘッドスペース法を用いた1,4 -ジオキサンを含むVOC sの分析
TIC
1,000,000
18
23
21
7
3,4
12
5 6 8
1
2
2.0
3.0
27
24
9
13
11
10
4.0
16 17 19 20 22
14
15
5.0
25
26
6.0
7.0
7.5
min
SIMのトータルイオンカレントクロマトグラム
SIM
ト タルイオ カレ トク
トグラム 標準試料 10μg/L
0
/L
1. 1,1- ジクロロエチレン , 2. ジクロロメタン , 3. メチル -t- ブチルエーテル , 4. トランス -1,2- ジクロロエチレン , 5. シス -1,2- ジクロロエチレン , 6. クロロホルム ,
7. 1,1,1- トリクロロエタン , 8. 四塩化炭素 , 9. ベンゼン , 10. 1,2- ジクロロエタン , 11. フルオロベンゼン , 12. トリクロロエチレン , 13. 1,2- ジクロロプロパン ,
14. 1,4- ジオキサン -d8, 15. 1,4- ジオキサン , 16. ブロモジクロロメタン , 17. シス -1,3- ジクロロプロペン , 18. トルエン , 19. トランス -1,3- ジクロロプロペン ,
20. 1,1,2- トリクロロエタン , 21. テトラクロロエチレン , 22. ジブロモクロロメタン , 23. m,p- キシレン , 24. o- キシレン , 25. ブロモホルム , 26. 4- ブロモフルオロベンゼン ,
27. 1,4- ジクロロベンゼン
仕様
Turb oMatrix HS 4 0 ヘッドスペースオートサンプラー
再現性に優れています。
サンプル数:40 バイアル
キャリーオーバーはほとんど
サンプリング方法:電子制御圧力バランス方式
ありません。
サンプルバイアル容量:22mL
オーバーラップ加熱による
オーバーラップ:12 バイアル
分析サイクルタイムの短縮
重量:33kg
がはかれます。
電源:100V、900VA
GCMS水質分析システム
11
固相マイクロ抽出分析システム
このシステムは固相マイクロ抽出(SPME)用のオートイ
ンジェクタ AOC-5000 Plus と GCMS-QP2010 Ultra より構
成されます。SPME は、下図に示しますように固定相がコー
ティングされた石英製の SPME ファイバーをサンプルの
ヘッドスペース部分またはサンプルに直接接触させること
によって、目的成分を吸着し抽出します。抽出後、ファイ
バーはガスクロマトグラフの注入口に挿入・加熱され、目
的成分は固定相から脱着し分離カラムに導入されます。
固相マイクロ抽出の原理とAOC-5000 Plus動作
AOC-5000 Plus−GCMS-QP2010 Ultra システム
■ 固相マイクロ抽出による濃 縮で高感 度分析
ヘッドスペース法は、水相から気相に移行し、気−液平衡
を図ることができます。また、AOC-5000 Plus を用いると、
に達した成分を濃縮せずに分離カラムに導入します。その
固相マイクロ抽出から GC-MS への注入までを自動化で
ため、感度が不十分な場合があります。一方、SPME は目的
きます。 成 分をフ ァイバ ー で 抽 出・濃 縮 するため に 、感 度 向上
■ 液打ち相当のメンテナンスで微量成分の測定可能
トラップ機能が付属したヘッドスペースやパージ・トラッ
一方、SPME は SPME ファイバー交換以外は液打ちの場
プでは、トラップ管の劣化や配管の汚染により、分析対
合と同じメンテナンスでよく、時間をかけずに容易に行
象成分が分解したり吸着する場合があります。そのため、
えます。
これらの装置では、メンテナンスが重要です。
■ 効率的な処理で分析サイクルを短縮
GC-MS 測定中に、次の分析に備えて最大 6 バイアルを保
温します。バイアル保温時間と GC-MS の測定時間を元に
適切なタイミングでバイアルの保温が開始され、分析サ
AOC
GC-MS
試料保温 / 抽出
脱離
試料保温 / 抽出
データ測定
脱離
データ測定
イクルの短縮化にともなう生産性の向上が期待できます。
時間経過
SPMEによる試料測定の時間経過(イメージ)
12
Data
SPME法を用いたカビ臭物質の高感 度分析
(×10,000)
SPME 法を用いたカビ臭物質分析
では、ヘッドスペース法に比べ濃
縮倍率が高く高感度な分析が可能
です。また、パージ・トラップに
(×10,000)
95.00
112.00
7.5
4.0
5.0
3.0
比べメンテナンスが容易であると
2.0
いった特長があります。
2.5
1.0
9.00
Data
9.25
9.50
9.75
11.25
11.50
11.75
2-メチルイソボルネオール
ジェオスミン
(1 ng/L)
(1 ng/L)
12.00
SPME法を用いたトリハロメタン類分析
SPME 法を使用することで水中のトリハロメタン類の測定が可能です。
(×10,000)
1.50
2
1.50
1 Chloroform
2 Bromodichloromethane
3 Dibromochloromethane
4 Bromoform
4
1.75
3
(×1,000,000)
2.00
1.00
1.00
0.75
1
1.25
1.25
0.75
0.50
0.50
0.25
0.25
3.0
173.00
171.00
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
8.0
トリハロメタン(0.010 mg/L)
8.5
プロモホルム(0.0001 mg/L)
注)SPME−GC/MS によるトリハロメタン分析法は水道水分析の公定法ではありません。
仕様
AOC-50 0 0 Plus 固相マイクロ抽出対応オートインジェクタ
SPME の自動化が可能 抽出時のサンプル攪拌・加熱が可能
ファイバークリーニング用のファイバーコンディショニング
ステーション標準付属
サンプル数:32 バイアル(10mL または 20mL バイアル)
インキュベータオーブン:35∼ 200℃まで(1℃刻み)
シェーキング速度:250 ∼750rpm
重量:10kg
電源:100∼240V、50/60Hz、400VA
GCMS水質分析システム
13
GC/MS一斉分析用データベースソフトウェア
一 斉 分 析 用 デ ー タ ベ ー ス ソ フ ト ウ ェ ア Compound
化合物を検出し、おおよその定量値を得ることができます。
Composer は、データベースから目的成分のモニタm/z や
また、装置が一定以上の性能で稼働していることを確認する
マススペクトル、内部標準法による検量線など、定量分析
ための装置評価用物質の情報も登録されています。
に必要な情報を取り出し、GCMSsolution 用のメソッドを
本システムは、規制物質はもとより、未規制の有害化学物
作成します。このとき、データベース中の保持指標と、使
質の有無、および存在量の確認、標準試料の入手が困難な
用する装置環境での n-- アルカン測定データを用いて、目的
物質のおおよその定量値の把握、化学物質が関係した種々
成分の保持時間を予測します。このようにして作成されたメ
の事件事故における原因物質の同定や定量の迅速分析や
ソッドを用いることで、標 準試料を分 析することなく、対象
定量分析の定量テーブルの簡易作成に適用できます。
データ
ベース
モニタm / z
検量線
スペクトル
モニタm / z、検 量 線、
スペクトル、
予測保持時間
(目的成 分)
保持指標
目的成 分
n -アルカン
( )
G C M Ss o l u t i o n用メソッド
n -アルカン測 定データ
Compound Composer ソフトウェア
一斉分析用データベースソフトウェアの原理
■ 環境 汚染 物質を中心に942化合 物を登録
対象化合物として、炭化水素(PAHs,PCBs など)194、含
について、保持指標、マススペクトル、検量線情報をデー
酸素化合物 150、含窒素化合物 113、含硫黄化合物 12、
タベースに登録。n- アルカンによる保持時間の予測と組み
含リン化合物 8、PPCPs(Pharmaceuticals and Personal Care
合わせて、信頼性の高い成分同定を支援します。
Products)14、農 薬(殺虫、除草剤、 殺菌剤など)451 種
■ 標 準試 料を用いることなく、おおよその定 量値を確 認
装置評価用物質により装置の稼動状況やメンテナンスが必要かを判断することができます。また、内部標準法によりお
およその定量値を求めることができます。
■ GCMSsolutionによる簡単操作
一斉分析用データベースは、標準ソフトウェア GCMS
についてはSIM測定とします。規制成分はSIMによる高感度
solution 用のメソッドを作成します。そのため、通常分析
測定ができ、Scanで網羅的に汚染物質をスクリーニング
と同じ手順で分析やデータ処理ができます。
できます。汚染物質の水道水源水への流入などの事故にも
GC/MS 一斉分析用データベースソフトウェアで作成した
迅速に対応できます。
メソッドを、Scan/SIM モードに切り替え、規制対象成分
本製品は、北九州市立大学 門上先生との共同研究で開発しました。
参考資料・テクニカルレポート(C146-0297)「GC-MS 用全自動同定・定量データベースシステムの開発」 北九州市立大学 門上希和夫
・テクニカルレポート(C146-0296)「環境分析向け GC-MS 一斉分析用データベースのための固相抽出法の開発」
北九州市環境科学研究所 陣矢大助
14
Data
GC/MS一斉分析用データベースソフトウェアを用いた河川水の分析
GC/MS一斉分析用データベースソフトウェアを用い
クが検出されなかったBisphenol A が推測された保持
て、ソフトウェアに登録されている942化合物を対象
時間、マスクロマトグラムとマススペクトルにより
に河川中の化学物質を網羅的に検査しました。下図に
自動検出・同定され、おおよその定量結果も得られ
示す各地点でそれぞれ化合物が検出され、トータルイ
ました。
A 地点
オンクロマトグラムではきょう雑物に隠れてピー
上流
Caffeine: 0.31 μg/L
Bentazone: 0.16 μg/L
Furametpyr: 0.11 μg/L
Pyroquilon: 0.67 μg/L
B 地点
中流
検出された化学物質 計 44 成分
Phenol: 0.15 μg/L
(3H)-Benzothiazolone: 0.18 μg/L
Caffeine: 0.61 μg/L
Crotamiton: 0.22 μg/L
Pyroquilon: 0.13 μg/L
Phenol: 0.17 μg/L
Caffeine: 0.17 μg/L
Carbamazepine: 0.15 μg/L
Crotamiton: 0.95 μg/L
Diethyltoluamide: 0.24 μg/L
Isoprocarb: 0.13 μg/L
C 地点
検出された化学物質 計 49 成分
下流
検出された化学物質 計 50 成分
TIC
213
3,375
18
16
17
950,000
24.0
25.0
26.0
27.0
28.0
29.0
min
26.0
m/z:213.00
タイプ:ターゲット
化合物名:2;3;0;Bisphenol A
仕様
26.8
保持時間:26.332
面積:7943
類似度:84
濃度:0.0723ug
GC /MS一 斉 分析用データベースソフトウェア第2版
942 の有害化学物質の保持指標、マススペクトル、検量線情報を登録
標準試料を用いることなく、有害化学物質の同定確認が可能
解析・レポートは、GCMS-QP2010 シリーズ用 GCMSsolution 上で可能
登録化合物数:942
分析カラム:DB-5ms または Rxi-5Sil MS(30m×0.25mm df=0.25um)
GCMS水質分析システム
15
GC-MS/MS分析システム
GCMS-TQ8040
優れた生産性を実現する「Smart Productivity」
、メソッド
作成をサポートする「Smart Operation」
、高感度・高速分
析を可能にする「Smart Performance」の 3 つの Smart 技術
を実現した究極のトリプル四重極型ガスクロマトグラフ質
量分析計です。
今後、水道水の水質分析において、農薬などの汚染物質、
消毒副生物や異臭原因物質などの微量成分を高感度・高選
択性で分析するニーズが高まると推測されます。それらの
物質の測定に GCMS-TQ8040 は最適な GC-MS/MS です。
GCMS-TQ8040
■ 高感 度・高選択性を実現
GC-MS はカラムおよび質量による分離分析が可能なため、
質量分離を行うため、従来のスキャンや SIM では分離で
測定試料に含まれる多くの微量な成分を検出するのに有効
きない成分も分離して検出することが可能です。水道水・
な装置です。しかし、試料に含まれるマトリックスが多く
原水中の残留農薬などの多様なマトリックス中の微量成分
なるとカラムおよび質量だけでは分離することが不可能な
分析に有効な測定方法です。
場合があります。GC-MS/MS による MRM 測定は 2 段階の
GC-MS(SIM)
GC-MS/MS(MRM)
対象成分
マトリックス
対象成分
マトリックス
CID
検出
質量選択
質量選択
質量選択
※GC-MS/MS は公定法としては採用されておりません。
■ シングル GC- MSモードとしても高感 度分析可能
GCMS-TQ8040 は、高感度イオン源およびオーバードラ
SIM 測定においても高感度を実現しています。通常は公
イブレンズの採用により、生成したイオンを効率よく選
定法で定められているシングル GC-MS として水質検査に
択 的 に 検 出 す る こ と が 可 能 で す。GC-MS/MS に よ る
ご使用いただき、農薬などが検出された場合に MRM で
MRM 測 定 だ け で な く、GC/MS と し て ス キ ャ ン お よ び
高感度測定することも可能です。
■ 優れた操 作 性
GC-MS/MS の MRM 分析メソッドを作成するために
分 析 メ ソ ッ ド を 作 成 し ま す 。デ ー タ ベ ー ス に 登 録 さ れ
は、複雑なパラメータ設定が必要です。ソフトウェア
て い な い 成 分 を M R M 測 定 し た い 場 合 は 、ト ラ ン ジ シ ョ
GCMSsolution では、データベースファイル「Smart
ン 設 定 を サ ポ ー ト す る「 M R M O p t i m i z a t i o n T o o l 」
Database」に 登 録 さ れ て い る ト ラ ン ジ シ ョ ン 情 報 を
によって最適なトランジションを自動探索します。
用 い て、メ ソ ッ ド 作 成 機 能「Smart MRM」が 最 適 な
16
Data
MRMによる水道水水質基準農薬の高感度・高選択性分析
SIMモード
GC-MS/MS の MRM モ ー ド(下)を 用 い
(×1,000)
4.0 122.00
140.00
3.0
ることで、GC-MS の SIM モード(上)に
比べて低濃度における S/N が向上します。
標準試料および実試料での農薬ピーク検
2.0
出が容易になり、定量精度が向上します。
1.0
(×10,000)
1.75 79.00
1.50 117.00
149.00
1.25
1.00
0.75
0.50
0.25
注 )GC-MS/MS の MRM モードでの測定は公定
19.50
法ではありません。
19.75
13.50
20.0
13.75
14.00
MRMモード
(×100)
320.20>122.10
7.5 320.20>81.00
(×10,000)
149.00>105.10
149.00>79.00
6.0
5.0
4.0
5.0
3.0
2.0
2.5
1.0
20.25
20.50
20.75
14.25
21.00
ピペロホス(0.005 µg/L)
Data
14.50
14.75
15.00
キャプタン(0.005 µg/L)
GC-MS/MSを用いた河川水中ノニルフェノールの分析
SIMモード
(×100,000)
5.0
(×100,000)
(×100,000)
149.00
191.00
121.00
163.00
191.00
163.00
1.0
2.5
2.5
0.5
0.2
18.0
18.5
18.5
19.0
19.0
19.5
MRMモード
(×10,000)
(×100,000)
(×10,000)
4.9
7.5
163.00>107.10
163.00>121.10
149.00>107.10
149.00>121.10
5.0
2.5
5.0
191.00>107.00
191.00>121.20
2.5
2.5
18.5
19.0
NP1
18.5
19.0
19.0
NP4
19.5
NP12
河川水にノニルフェノールを 0.05 mg/mL の濃度で添加し、前処理したサンプルを SIM モード(上)と MRM モード(下)で測定し
た結果を示します。NP1、NP4、NP12 はノニルフェノールの異性体を示し、特に SIM モードでは夾雑物の分離や感度が不十分だった
ものを示します。MRM で分離と感度が大幅に改善しました。
仕様
GCMS-TQ8040 トリプル
トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計
高感度・高選択性
イオン化:EI(標準)、CI、NCI(オプション)
シングル GC-MS としても使用可能
質量範囲:m/z 10 ∼ 1090
優れた操作性
測定モード:スキャンモード、SIM モード、MRM モード、プロダクトイ
オンスキャンモード、プリカーサイオンスキャンモード、
ニュートラルロススキャンモード、任意の組み合わせでの同
時分析も可能
電源:GC 用 AC 単相 100V、1800VA
MS 用 AC 単相 100V、1000VA
GCMS水質分析システム
17
アフターサポート
■ 水道水 水質分析に応じた据 付作業が可能
装置の更新や新設では、新しいシステムでの分析を迅速に
は、クロマトグラフ分離、感度、繰返分析精度や検量線の
始める必要があります。弊社の技術者が、据え付けした
直 線 性 な ど で す。分 析 条 件 が 設 定 済 で す の で、設 置 後
装置で、分析条件やデータ処理 条件等のメソッドの 確 定
すぐにお使いいただけます。
と、確 定したメソッドでの分析の確認をします。確認項目
(注)本作業をご依頼いただく場合は、ご購入時にご用命ください。
島津検収作業仕様書
株式会社 島津製作所
■ 水道法に準拠した定期およびオンサイト講習会
GC-MS の基本操作はもちろんメンテナンス講習
水道法に準じた揮発性有機化合物(VOC)分析講習会〈ヘッドスペース法〉
会や上級者向けのアドバンスト講習会など、お
客様のニーズに応じた各種講習会をご用意して
内
容
だきます。
おります。特に水質分析に関 し て は、水 道 法 に
準じた揮発性有機化合物(VOC)分析 講 習 会や
対
水 道 法 に準じた前 処 理 講習会などをご用意して
使用予定装置
います。豊富なノウハウでお客様の分析をサポー
ヘッドスペースサンプラー(HS)
とGC-MSの原理や装置の概要を理解していただき
ます。また、HS-GC/MS法によるVOC分析において、その操作手順を習得していた
象
者
GCMS-QP2010シリーズおよびTurboMatrix HSシリーズをお使いの方
GCMS-QP2010シリーズ(GCMSsolution)、TurboMatrix HS40(パーキンエルマー社製)
AquaPT 6000を用いた揮発性有機化合物(VOC)分析講習会〈パージ・トラップ法〉
トいたします。また、弊社のアプリケーション
技 術 者 が お 客 様 に 出向き、お客様の装置を用い
内
容
パージ・トラップ濃縮導入装置(AquaPT 6000)
とGC-MSの原理や装置の概要を理解
していただきます。
また、P・T-GC/MS法によるVOC分析において、その操作手順を習
得していただきます。
たオンサイトの講習会も実施しております。
対
象
者
使用予定装置
GCMS-QP2010シリーズおよびAquaPT 6000をお使いの方
GCMS-QP2010シリーズ
(GCMSsolution)
、
AquaPT 6000
(ジーエルサイエンス社製)
水道法に準じた前処理講習会
内
対
象
容
水道法規制成分(ハロ酢酸、
フェノール類、1,4-ジオキサン)の分析に関する講習会で
す。講義では前処理方法の手順とその注意点を水道法に準拠し説明します。実習では
前処理、
GC-MS測定、
データ処理までの一連の操作を行っていただきます。
者
GCMS-QP2010シリーズをお使いでハロ酢酸、
フェノール類、1,4-ジオキサンの測定を
行われる方
使用予定装置
GCMS-QP2010シリーズ(GCMSsolution)
、加圧式固相抽出前処理装置
水質規制農薬前処理
内
対
象
容
水質管理目標設定項目の目標15農薬類の中で別添方法5および5の2で定められてい
る農薬の分析に関する講習会です。講義では検査方法に準拠した前処理方法とその
注意点を解説させていただきます。実習では、固相抽出、GC-MS測定(SIMモード)およ
びデータ処理までの一連の操作を行っていただきます。
者
GC-MSで水質規制農薬の測定を行われる方
使用予定装置
GCMS-QP2010シリーズ(GCMSsolution)
、加圧・吸引併用固相抽出前処理装置
http://www.an.shimadzu.co.jp/gcms/support/training/gcmstrng.htm
島津 GCMS 講習会
18
検索
■ 定期的な整 備点検・緊急修 理などのサポート
GC-MS 等分析機器は、数多くの精密部品が組み合わされた精密機械であり、
本来の性能を長期間維持するためには、磨耗、劣化、腐食等に伴う機能不全を
未然に防止する、整備付定期点検が不可欠となります。また、分析機器に対する
信頼性確認を定期的に行うことで分析結果の妥当性を損なうリスクを低減できます。
島津グループは、GC- MS 本体だけでなく、本冊子で紹介しました水質分析シス
テム製品のトータルシステムのメンテナンスサービスをご提供します。
経験豊富なフィールドエンジニアの確かなサポートにより、購入時から更新時まで、
ライフサイクルの全般にわたり、機器の性能を良好に維持することができます。
Ai Suppor t(保守契 約)
1. 信頼性の向上 Assured instrument Support
定期点検により、機器が正常に稼動しているかどうかの診断を行い、的確
な整備によりトラブルを未然に防ぎ装置稼働率を向上します。
2. 優先対応 Advantageous instrument Support
ご加入装置にトラブルが発生した際には、優先的な対応を行います。
また、定期点検時に装置状態を把握しているため、トラブル対処の処置・
診断を迅速に行います。
3. 計画的運用 Asset insurance Support
定額料金に点検費用・修理費用が含まれていますので、保守費用の予算化
が容易に行えます。製品ライフサイクルにわたり、計画的に装置維持管理
費を予算化できます。
信 頼 性の
向上
優 先 対応
計 画 的な
運用
定 期 的な 保 守と緊 急 時 のサポート
■ 充実したアプリケーションデータ
弊社は GC-MS のアプリケーションデータとして、GC-MS
の装置またはアプリケーションの技術内容の解説書である
テクニカルレポート、アプリケーションに関する解説のア
プリケーションニュースおよび分析条件をまとめたアプリ
ケーションデータシートを発行しており、弊社 WEB から入
手していただくことができます。
(アプリケーションニュースを閲覧いただくには、会員制情報サービス
Shim-Solutions Club への登録が必要です。)
テクニカルレポートとアプリケーションデータシート
テクニカルレポート
http://www.an.shimadzu.co.jp/gcms/support/lib/tchrep.htm
アプリケーションデータシート
http://www.an.shimadzu.co.jp/gcms/support/lib/aplst.htm
島津 GCMS データ
検索
GCMS水質分析システム
19
GCMS 水質分析システム
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