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「学校環境衛生の基準」の改訂 定期環境衛生検査(教室等の空気)

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「学校環境衛生の基準」の改訂 定期環境衛生検査(教室等の空気)
ザ・ナイツレポート
No.02006-1
(コード:0505020)
■ 発行/2004.9.1
「学校環境衛生の基準」の改訂
定期環境衛生検査【教室等の空気】(1/2)
文部科学省は、平成12年6月より、厚生労働省が、いわゆるシックハウス症候群に関し、
室内空気中化学物質濃度の指針値を順次設定しているのを受けて、学校における化学物質の
室内濃度について実態調査を実施し、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロ
ロベンゼンの4物質について、その結果を公表しました。
これらの経緯をもとに、平成14年2月5日、「学校環境衛生の基準」を改訂し、各都道府
県教育委員会等に通知を行いました。
定期環境衛生検査のうち、「教室等の空気」の検査事項にこれら4物質の濃度が加えられま
した。また、臨時環境衛生検査についても同様に改訂を行いました。
新基準は、平成14年4月1日から適用されます。
内容は次の通りです。
(1)検査事項
ホルムアルデヒド、トルエンについて行う
キシレン、パラジクロロベンゼンについては必要な場合に行う
(2)検査回数、検査時期
毎学年1回、定期に行う(著しく低濃度であれば、次回から省略)
* 時期については、特に決められていませんが、ホルムアルデヒドについては、
「夏季に行うことが望ましい」とされています。
(3)判定基準(指針値)
ホルムアルデヒド
:
100μg/m3(0.08ppm)以下であること
トルエン
:
260μg/m3(0.07ppm)以下であること
キシレン
:
870μg/m3(0.20ppm)以下であること
パラジクロロベンゼン
:
240μg/m3(0.04ppm)以下であること
(4)濃度が基準値を超えた場合
基準値は、指針値のため、超えた場合の改善措置として「換気を励行すると共に、
その発生の原因を究明し、汚染物質の発生を低くするなど適切な措置を講じる
ようにする」こととされています。
■事業内容■
〒336 -0015 さいたま市南区大字太田窪 2051 番地 2
TEL.048-887-2590
FAX.048-886-2817
URL:www.knights.co.jp
①環境管理に伴う調査・測定・化学分析
⑤放射性物質測定
②ビル管理に伴う水質検査・空気環境測定
⑥アスベスト・PCB等の化学分析
③水道法第 20 条に基づく水質検査
⑦労働衛生管理に伴う作業環境測定
④製品開発・品質管理に伴う化学分析
⑧土壌汚染対策法に基づく土壌汚染状況調査
ザ・ナイツレポート
No.02006-2
■ 発行/2004.9.1
(コード:0505020)
「学校環境衛生の基準」の改訂
定期環境衛生検査【教室等の空気】(2/2)
(5)採取場所
普通教室、図工室等、必要と認める教室において行う
(6)採取方法
採取は、授業を行う時間帯に行う
当該教室で授業が行われている場合は通常の授業時と同様の状態で、教室に児童生徒
等がいない場合は窓等を閉めた状態で、机上の高さで行う
(7)採取時間
吸引方式では30分間で2回以上、拡散方式では8時間以上とする
(8)検査方法
ホルムアルデヒド
:
DNPH 誘導体固相吸着/溶媒抽出/HPLC 法
揮発性有機化合物
:
固相吸着/溶媒抽出/GC-MS 法
固相吸着/加熱脱着/GC-MS 法
容器採取/GC-MS 法
または、上記と相関の高い方法によって行うことも出来ます。
「臨時環境衛生検査」における改訂内容としては、新たに、
(1)「机、いす、コンピューター等、新たな学校用備品の搬入等によりホルムアルデヒド
及び揮発性有機化合物の発生の恐れがあるとき」にも検査を行う
(2)「新築、改築等を行った際にはホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物の濃度が基準値
以下であることを確認させた上で引渡しを受けるとすること」
になりました。
4物質の発生源等につきましては、当社発行の「ザ・ナイツレポート
No.02007」を参照
下さい。
また、これら4物質、また、それ以外の化学物質についても分析を行っていますので、
ご相談下さい。
詳しくは、当社
環境分析部
佐藤(亮)(フリーダイヤル0120-01-2590
内線382)まで、気軽にお問い合わせ下さい。
■事業内容■
〒336 -0015 さいたま市南区大字太田窪 2051 番地 2
TEL.0120-01-2590
FAX.048-886-2817
URL:www.knights.co.jp
①環境管理に伴う調査・測定・化学分析
⑤放射性物質測定
②ビル管理に伴う水質検査・空気環境測定
⑥アスベスト・PCB等の化学分析
③水道法第 20 条に基づく水質検査
⑦労働衛生管理に伴う作業環境測定
④製品開発・品質管理に伴う化学分析
⑧土壌汚染対策法に基づく土壌汚染状況調査
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