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第3章切土計画(PDF:17KB)
第3章 切土計画 21 第3章 1 切土計画 法面勾配 切土の法面勾配は、法高、法面の土質等に応じて次の表に掲げるものとし、それ以外 の崖面は、原則として擁壁で覆うこと。ただし、土質試験等に基づき地盤の安定計算を した結果、崖の安全を保つために擁壁の設置が必要でないことが確かめられた場合は、 この限りでない。(政令第6条第 1 項第1号イ) 表3−1切土面の勾配 法高 法面の土質 軟岩(風化の著しいも のを除く。) ① H>5m (がけの上端から垂直距離) ② H≦5m(※) (がけの上端からの垂直距離) 60度(約1:0.6)以下 80度(約1:0.2)以下 風化の著しい岩 40度(約1:1.2)以下 50度(約1:0.9)以下 砂利、まさ土、関東ロ ーム、硬質粘土、その 他これらに類するもの 35度(約1:1.5)以下 45度(約1:1.0)以下 ※ ②において、Hが5mを超える場合は、がけの上端から下方に垂直距離5.0mを超え る部分に擁壁の設置が必要となる。 擁壁不要 θ 図3−1 ①の場合の例 h≦5m H≦5m (H‐5m) θ θ H≦5m 擁壁要 H>5m 図3−2 ②の場合の例 22 H 2 切土法面 (1)法面の高さは5mごとに幅1∼2m以上の小段を設けること。 (2)法面の高さが15mを超える場合は、点検補修用として、幅3m程度の小段を設 けること。 3 法面の排水施設 (1)小段、法尻には、必要に応じて排水溝を設置すること。 (2)小段からの排水は、縦排水溝を設置し流末へ導くこと。 (3)法面に湧水等が発生するおそれがある場合、法面勾配を緩くしたり、湧水の軽減 や地下水位の低下のための対策を検討すること。 (4)法肩付近の地表には、法面と反対方向に適当な勾配を付けること。 水勾配 5m 小段W=1∼2m 5m 点検・補修用小段W=3m程度 5m 小段W=1∼2m 5m 小段W=1∼2m 5m 排水溝 図3−3 小段及び排水溝の設置例 23 24