酸化第二銅 DCL

溶解性抜群、不溶性陽極プロセス用
Cupric Oxide
銅イオン補給剤
DCL
酸化第二銅 DCL
酸化第二銅 DCL は、各種銅めっき液の補給塩、特に、不溶性陽極プロセスを用いた硫酸銅めっき液
への銅イオン補給剤です。
不純物が少ないので、各種銅塩類の製造原料としてもご使用頂けます。
特
長
1. 硫酸銅めっき液に非常に溶けやすく、不溶解分がほとんどありません。
2. 不純物が少なく、補給塩として最適です。
3. めっき液の老化時でも、酸化第二銅 DCL の溶解速度は一定です。
4. ビアフィル用めっき液への補給にも最適です。
代表分析例
酸化第二銅 DCL
Cu (%)
75.0
Fe (%)
0.0005
Pb (%)
0.0003 以下
Cl (%)
0.003
酸化第二銅 DCL 溶解性の比較
90
Aタイプ
Bタイプ
溶解時間(sec)
80
めっき液組成
70
60
50
硫酸銅･五水和物
40
硫
30
酸
A タイプ
B タイプ
200g/L
100g/L
100g/L
200g/L
温度：25℃
20
0
10
20
酸化銅添加量(g)／めっき液 200m
30
40
不溶性陽極を使用するメリット
【メリット】
1. 陽極の形状変化がないことにより、常に安定した電流、電流密度を維持できるため、めっき厚のばらつきが
減少し、歩留まりが向上します。
2. 陽極補充のためのラインストップの必要がなく、また、スラッジの発生がないため、アノードバック洗浄等メン
テナンスが容易です。
3. 陽極の不動態化の心配がなく、より多くの電流が流せるため、スピードアップが可能です。
4. 電解槽をよりコンパクトなものにできます。
（注意点）
・ 銅メタル相場によっては、含燐銅陽極を使用するよりコストアップとなります。
・ 不溶性陽極のコストが加算されます。
・ 酸化銅の溶解槽を別途設ける必要があります。
塩化銅エッチング廃液のリサイクルについて
◆ 弊社では「酸化第二銅 DCL」製造にあたり、お客様より塩化銅エッチング廃液を回収、原料と
して再利用しております。
◆
リサイクルのメリットとして、塩化銅エッチング廃液のお引き取り価格により「酸化第二銅 DCL」
の納入価格が決定するため、お客様のめっき工程における薬品コスト管理が容易になります。
お客様
塩化銅エッチング廃液
酸化第二銅 DCL
日本化学産業
※詳細につきましては、弊社営業担当者までお問い合わせください。
代理店
NIHON KAGAKU SANGYO CO.,LTD
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2012.12.12