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AGAD-2-03 安全データシート (SDS) 1.化学物質等及び会社情報 化 学 物 質 等 の 名 製 品 番 会 住 称 号 社 所 担 当 部 門 :統括本部 電 話 番 号 :045-326-2130・FAX 045-326-2131 e - m a i l グラスプ 2 液補修剤 GR-90・GR-90GI・GR-300・GR-600 :株式会社グラスプ :神奈川県横浜市西区戸部本町 33-13 ア ド レ ス : 緊 急 連 絡 先 :045-326-2130 製 品 の 種 類 : 用 途 と 使 用 上 の 制 限 : 作 成 日 :2002 年 7 月 30 日 改 訂 日 :2014 年 4 月 30 日 SDS整理番号 GR-90・GR-90GI・GR-300・GR-600 2.危険有害性の要約 GHS 分類 引火性液体 :区分外 急性毒性 経口 :区分外 経皮 :分類できない 吸入 :区分5 皮膚刺激/腐食性 :区分2 眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 :区分2A 呼吸器感作性/皮膚感作性 :区分1 生殖細胞変異原性 :分類できない 発がん性 :区分2 生殖毒性 :区分2 特定標的臓器/全身毒性(単回ばく露):区分3 特定標的臓器/全身毒性(反復ばく露):区分2 吸引性呼吸器有害性 :類できない(混合物の動粘性係数不明) 水生環境有害性(急性) :分類できない 水生環境有害性(慢性) :分類できない GHS ラベル要素 ラベル表示: 1/6 AGAD-2-03 2/6 注意喚起語 危険 危険有害性情報 ・ 吸入すると有害、または呼吸器への刺激を引き起こすおそれ ・ 吸入するとアレルギー、喘息または、呼吸困難を起こすおそれ ・ 吸入した場合、長期にわたる反復暴露により臓器障害のおそれ ・ 重篤な眼への刺激を引き起こすおそれ ・ 皮膚の炎症または、アレルギー皮膚反応を引き起こすおそれ ・ 発がんのおそれの疑い 注意 ・ 使用前に取扱い説明書を入手し、熟読すること。 ・ 粉塵、煙、ガス、ミスト、蒸気、スプレーの吸入をしないこと。 ・ 保護手袋、保護めがね、場合によっては保護面を着用すること。 3.組成、成分情報 単一製品・混合物の区別: 混合物 化 学 名 :ウレタン系2液形接着剤 成 分 CAS № 含 有 量 wt% トリメチロールプロパントリポリオキシプロピレンエーテル 25723-16-4 30~50 ジフェニルメタン 4.4’ ジイソシアネート 101-68-8 30~50 含水珪酸マグネシウム(タルク) 14807-96-6 30~50 ポリメチレンポリフェニルイソシアネート 25686-28-6 12.5~20 ゼオライト 1318-02-1 10~12.5 ピペラジン 110-85-0 0.5~1 4-(2-イソシアナトベンジル)フェニルイソシアネート 5873-54-1 0.5~1 消防法 : 可燃性固体(危険物第 2 類) 労働安全衛生法通知対象物質:ジフェニルメタン 4.4’ ジイソシアネート(MDI) (労働安全衛生法第57条の2第 1 項における政令で定めるもの) PRTR 法通知対象物質 :第 1 種指定化学物質 ジフェニルメタン 4.4’ ジイソシアネート(MDI) 4.応急措置 吸入した場合 :直ちに空気の新鮮な場所に移動させ、体を毛布などで覆って保温し 安静に保つ。呼吸困難に陥った場合は、衣類を緩め気道を確保した上 で、酸素吸入あるいは人工呼吸を施し、直ちに医療措置を受ける。 皮膚に付着した場合:汚染された衣類、靴等を速やかに脱ぎ捨てる。触れた部分は大量の 水を使用してよく洗浄する。痛み、痒み等、皮膚に異常が生じた場合 は医師の診察を受ける。 AGAD-2-03 3/6 目に入った場合 :清浄な水で最低 15 分間洗浄した後、直ちに眼科医の手当を受ける。 洗眼の際、まぶたを指でよく開き、眼球のすみずみまでよく水が行き わたるように眼を上下左右に動かす。 飲み込んだ場合 :無理に吐かせてはならない。意識のない場合は口から何も与えず すぐに医師の診断を受ける。 【医師に対する特別な注意事項】 吸入及び飲み込んだ場合、または皮膚接触による症状は以下の物があります。 胃や腸の不調(吐き気、嘔吐、下痢) 、刺激(鼻、喉、気道)、咳、気管支炎、 頭痛、胸痛、息切れ、呼吸困難、肺水腫(肺組織内の流体の蓄積) 、肺障害、 発作、痙攣 この製品への暴露はアレルギー反応(胸の呼吸困難、圧迫感、肺の空気通路の狭窄咳や 喘鳴)を引き起こす可能性があります。 アレルギー反応の他の症状には、かゆみや涙目、鼻水や鼻づまり、発汗、じんましん 急速な心拍上昇、及び血圧の低下。 リスク:肺水腫を引き起こす可能性。 5.火災時の措置 消火剤 :ABC粉末、二酸化炭素、粉末薬品、水ミスト 使ってはならない消化剤:パロゲン(ハロン) 消火時の特定有害危険性:火災時に刺激性または毒性の分解生成物の発生の可能性。 燃焼生成物は次の物が挙げられる。 アルデヒド類、一酸化炭素及び二酸化炭素、ハロゲン化炭化 水素、シアン化水素、イソシアネート、ケトン、窒素酸化物 (NOx) 、その他の有毒ガス。 消化を行う者の保護 :有毒なガス(一酸化炭素等)が発生する可能性があるので、消火作 業は必ず自給式呼吸器等の保護具を着用し、風上から行う。 6.漏出時の措置 人体に対する注意事項 :漏出した場所の周辺にロープを張るなどして関係者以外の 立入りを禁止する。 回収作業の際には必ず保護具を着用し、蒸気やミストの吸入及 び眼、皮膚、衣服への付着を避ける。 風下で回収作業をしてはならない。 環境に対する注意事項 :土壌に浸透させてはならない。下水、河川、排水溝等に流しては ならない。 封じ込め及び :付近の着火源となるものを取り除き、火災発生の防止に努める。 浄化の方法・機材 少量の場合はペーパータオル、おがくず、ウエス等に吸収させ、密 閉式の容器に回収する。 多量の場合は土砂等で流れを止め、液の表面を泡で覆い、乾燥砂 又は不燃性吸着剤に吸収させ、密閉式の容器に回収する。 火花を発生しないシャベル等を使用する。 回収物は「廃棄上の注意」の項の記載に準じて処分する。 AGAD-2-03 4/6 7.取扱いおよび保管上の注意 取扱い:蒸気やミストの発生を避け、万が一発生した場合は吸い込まない。 付近での火気の使用を禁止し、アースを取る等の静電気対策を行う。 密閉された装置/機器類を使用するか、局所排気装置を使用して取扱う。 経皮的に吸収される可能性があるので、蒸気の吸入及び皮膚との接触は極力避け る。曝露の恐れがある場合には、状況に応じて適切な保護具を着用する。 長期間の取り扱いあるいは反復した曝露はできる限り避ける。 取扱い場所での喫煙、飲食は禁止。 保管 :容器は確実に密閉し、保管場所は火気厳禁とする。 直射日光及び高温を避け、乾燥した換気のよい場所に保存する。 危険物施設で保管し、施錠をして管理すること。 カルボン酸、アルコール、アルミニウム、アミン、アンモニア、銅・鉄などの 金属、フッ化物、イソシアネート、酸化剤、リン系化合物、強アルカリ、水、亜鉛 から離して保管する。 8.暴露防止および保護措置 設備対策 :設備/装置全体を密閉化するか、局所排気装置を設置する。 取扱い場所近くに、洗眼器および身体洗浄シャワーを設置する。 状況に応じて、可燃性ガス・有毒ガス測定器、可燃性ガス警報器を設置する。 管理濃度・許容濃度 危険有害成分 許容濃度 CAS No. TWA 0.05mg/m3 ACGIH ジフェニルメタン 101-68-8 4.4’ ジイソシアネート (2002 年度版) STEL 0.1mg/m3 総粉塵量 ACGIH TWA 3mg/m3 含水珪酸マグネシウ 14807-96-6 ム(タルク) (2008 年度版) 吸入粉塵量 TWA 1mg/m3 ACGIH ゼオライト 1318-02-1 総粉塵量 TWA 5mg/m3 (2002 年度版) 注)TWA:時間荷重平均(8 時間) 、STEL:短時間暴露限度(15 分) 保護具 呼吸器の保護具 :有機ガス用防毒マスク 手の保護具 :耐油性(不浸透性)の手袋 眼の保護具 :保護眼鏡又は防災面 皮膚及び身体の保護具 :作業衣、安全靴、前掛け 適切な衛生対策 :作業中は飲食、喫煙をしない。 9.物理的及び化学的性質 物理的性質 形状 :液体 色 :淡黄色 引火点 :93.4℃以上 可燃性 :有 10.安定性及び反応性 避けるべき条件 避けるべき材料 有害な分解生成物 :加熱、凍結、炎や火花、水分 :酸、強アルカリ、アルコール、アミン、アンモニア フッ化物、リン化合物、酸化剤、イソシアネート、 アルミ、鉄、銅、亜鉛、水 :アルデヒド、一酸化炭素及び二酸化炭素、ハロゲン化 炭化水素、シアン化水素、イソシアネート、有機酸 窒素酸化物(NOx)、ケトン AGAD-2-03 11.有害性情報 急性毒性 5/6 : (製品)データなし (トリメチロールプロパントリポリオキシプロピレンエーテル) ラット経口: ラット経皮: LD50 LD50 3,700mg/kg >2,000mg/kg (ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアネ-ト) ラット経口: LD50 9,200mg/kg ラット吸入: ウサギ径皮: LD50 LD50 0.369mg/kg/4h >7,900mg/kg (ピペラジン) ラット経口: LD50 1,900mg/kg ウサギ径皮: LD50 4,000mg/kg 皮膚腐食性/刺激性 : (製品)データなし 眼に対する重篤な損傷/刺激性 : (製品)データなし 呼吸器感作性 : (製品)データなし (ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアネ-ト) 吸入により感作を引き起こすことがある。 (ピペラジン) 吸入により感作を引き起こすことがある。 (4-(2-イソシアナトベンジル)フェニルイソシアネート) 吸入により感作を引き起こすことがある。 皮膚感作性 : (製品)データなし (ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアネ-ト) 皮膚接触により感作を引き起こすことがある。 (ピペラジン) 皮膚接触により感作を引き起こすことがある。 (4-(2-イソシアナトベンジル)フェニルイソシアネート) 皮膚接触により感作を引き起こすことがある。 12.環境影響情報 水生環境有害性(急性) 魚毒性 : (製品)データなし (ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアネ-ト) LC50(Leuciscus IDUS(ゴールデン ORFE)) :4,600 mg / L/48h (ピペラジン) LC50(グッピー(グッピー)) :>1,800 mg / L/96h EC 50(ミジンコ(オオミジンコ) ):21 mg / L/48h 生分解性 : (製品)データなし (ピペラジン)生分解性が良好と判断される物質 13.廃棄上の注意 ・多量の場合は認可を受けた専門業者に委託する。 ・汚染容器及び包装は、付着物を完全に除去した後に処分する。 ・関係法令を遵守し、自治体の指示に従う。 14.輸送上の注意 注意事項 取り扱いおよび保管上の注意の項の記載に従うこと。容器漏れのないことを確かめ、 転倒、落下、損傷のないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。有機溶剤を 含有しているので火気厳禁。 AGAD-2-03 国内規制 陸上輸送 海上輸送 航空輸送 国連分類・国連番号 応急措置指針番号 15.適用法令 化審法 PRTR 法 労働安全衛生法 消防法 海洋汚染防止法 船舶安全法 航空法 6/6 :消防法、労働安全衛生法等に定められている運送方法に従う。 :船舶安全法に定められている運送方法に従う。 :航空法に定められている運送方法に従う。 :該当なし :該当なし :特定化学物質・指定化学物質に該当しない :第一種指定化学物質 ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアナ-ト(MDI) :法 57 条の 2 通知対象物質 (ジフェニルメタン 4.4’ジイソシアネート) :可燃性固体(危険物第 2 類)に該当する。 :令別表第 1Y類物質等(211)(ジフェニルメタンジイソシアナ-ト) 係数 1(ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアナ-ト) :該当しない :該当しない 16.その他の情報 引用文献 GHS 分類結果データベース(独立行政法人製品評価技術基盤機構), RTECS(2008)、IARC、 Threshold Limit Values for Chemical Substances in the Work Environment.(ACGIH 2006)、ESIS(BOD)ESIS(BCF)ESIS(LogPow) ・危険・有害性の評価は必ずしも十分でないので、取扱いには十分注意して下さい。 ・この安全データシートは、当社の製品を適切にご使用いただくために必要で、注意しなけ ればならない事項を簡潔にまとめたもので、通常の取り扱いを対象としたものです。 ・本製品は、この安全データシートをご参照の上、使用者の責任において適正に取り扱って 下さい。 ・ここに記載された内容は、現時点で入手できた情報やメーカー所有の知見によるものです が、これらのデータや評価は、いかなる保証もするものではありません。 また、法令の改正及び新しい知見に基づいて改訂されることがあります。