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卒業生から在校生へ

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卒業生から在校生へ
Never Give Up!!
金沢大学人間社会学域
国際学類
海津
祐太
こんにちは。これから受験に関するアドバイス的なことを書いていきます。どうか最後までお付き合
いください。
まず受験にあたって一番重要なことですが、それは大学で、何を学び、その上で将来何をしたいか、
ということです。ただなんとなくそこらの大学へ行くのでは、そこで終わりです。明確な夢をもって志
望大学を目指せば合格にもつながるし、その後の将来の可能性も広がります。私は英語が好きで、将来
も通訳や英語の教師になりたいと思っています。そのために大学でもっと英語を学びたいので、金沢大
学を受験することを決めました。そこで受験勉強が必要になるわけですが、これはもう早く始めるにこ
したことはありません。しかし部活をやっている人は、引退まではなかなか勉強する余裕もないでしょ
う。ですからその時期の勉強は授業に専念し、部活に励んでください。そして引退したら頑張る対象を
部活から勉強に変えるだけでいいんです。ただこの気持ちの切り替えが非常に難しいです。私は剣道を
していたおかげで、体力も精神力も鍛えられていたので、比較的早く受験モードに入ることができまし
た。
そして気持ちの切り替えも済んだところでいよいよ勉強法の話に入りますが、やはり普段の授業が一
番大事です。先生がたのお話をしっかり聴き、メモをとり、基礎を築いてください。基礎がしっかりし
ていなければ応用がききません。補習にもできるだけ参加したほうがいいです。先生方が厳選してくだ
さる問題を解いて損はありません。あとは自主学習ですが、まずは自分が一番集中できる場所を見つけ
てください。私は学校が閉まるまで図書室で勉強していました。そして集中するコツは、勉強も楽しい
ものだと感じながら机に向かうことです。また何を勉強するかというと、私はまず苦手科目の数学の克
服を優先し、ひたすら問題を解きました。しかしいつまでたっても点数が伸びずに不安になりました。
それでもその不安を払拭するためには勉強するしかなかったし、悩むだけムダだったので、学校で買っ
た教材などの問題を繰り返し解いていました。その甲斐もあって、センター試験では、数学でそれまで
にとったこともないようなよい点を取ることができました。「最後まで諦めずに努力すれば報われる」
それを実感できた瞬間でした。皆さんも模試の結果が悪くて悩むときもあるかと思いますが、悩み始め
たらきりがありません。志望大を変えるなんてことは決してしないで、模試の復習をしっかりやり、最
後まで自分を信じて頑張りましょう。頑張ったぶん自信もつきます。また時には息抜きも大事です。ど
うしようもなく眠い時、どうしてもやる気が起きない時というのは変な周期でやってくるものです。そ
の時無理にやっても何も頭に入らないので、もう思い切ってぐっすり寝て、遊んでリラックスしてから
勉強を再開しましょう。
最後にもう一つ頑張るためのコツは、「人生一回きり」ということを考えてみることです。二度とこ
ない高校生活。部活や恋愛に加え、勉強もいい思い出になるよう精一杯生きてみてください。
授業が基本
一橋大学法学部
法律学科
弦巻
いづみ
私の受験勉強のスタートははっきり言って遅いものでした。1・2年のときは授業の予習・復習と課
題をこなすだけで自主的な受験勉強は特に行いませんでした。2年の3学期くらいから始めようとは思
っていましたが、実際にはなかなか取り組み始めることができず、3年の6・7月になって部活を引退
した人たちが本格的に受験勉強を始めてクラスが受験に向けたムードになってきた頃から受験生とし
ての自覚と焦りを感じ始めました。そこでいざ受験勉強を始めようと思いましたが、夏休みは部活があ
ったため、夏期講習以外には他の人ほど勉強時間を確保できませんでした。こんなに遅いスタートだっ
たわけですが、今自分の受験生活を振り返ってみてよかったと思うところをいくつか挙げてみたいと思
います。
一つ目は普段の授業への取り組みです。私は1年の頃からなるべく日々の授業を大事にして予習と復
習を欠かさず行うように心がけていました。具体的にいうと、予習では古典と英語の訳や、それ以外の
教科は教科書にさっと目を通す程度でしたが、事前にどんな内容をするのか大まかにわかっているだけ
でも授業の時間内で理解しやすくなると思います。復習もその日の授業のノートを読み返して内容を思
い出す程度でしたが、それでも効果はありました。おかげで受験勉強の際には、全教科を総復習しなけ
ればならないということにもならず、地歴公民や理科は一応復習したものの、国・数・英は苦手つぶし
をする程度ですみ、あとはひたすらセンター過去問や大学の赤本の演習に取り組みました。
二つ目は部活に入っていたことです。夏休みは部活が多くあったため他の人が一生懸命勉強している
のに自分はしていないと差を感じ焦りましたが、使える時間が制限されたからこそ時間の大切さを痛感
し、夏期講習や家庭学習に熱心に取り組めました。引退した時期が遅かったので、周りとの遅れを取り
戻そうとすぐに受験に気持ちを切り替えられたのも良かったです。また、私は部活を不合格した時の言
い訳にしたくなかったし、第一志望合格というかたちで部活と勉強の両立を成し遂げたいという思いが
ありました。部活では受験における精神面での大事なことが学び取れました。
受験は精神的にもつらいものです。勉強に嫌気がさしたり、志望校を変えようかと迷ったり、弱気に
なったりすることも何度かありました。特に不安はいつも感じていました。しかし、こういったことは
受験生みんなに当てはまることです。そんな時は友達と何気ない会話をしたり音楽を聴いたりするだけ
でも、けっこう気晴らしになりました。試験本番では今までのことを後悔したり不安に思ったりしても
仕方がないと開き直り、自分の力を全て出せるよう自分を信じるだけでした。
アドバイスや受験のコツというよりは自分の受験生活を述べるだけになってしまいましたが、この文
章が部分的にでも皆さんの役に立てればと思います。自分の目標を達成できるようがんばってください。
明日やろうは馬鹿野郎
新潟大学人文学部
行動科学課程
鵜川
智行
○部活を引退し、勉強へ切り替えられず夏休みを遊んで過ごす。
○進路相談や三者面談で先生から喝を入れられるが、やる気になるのはその日だけ。
○9、10 月になり模試を真面目に受け、返ってきた結果に落胆しやる気になるが、いまいち何をすれば
よいかが分からず勉強しない。
これらは全部私がしてきたことです。私は大学受験を甘く見ていました。
こんな私が合格できたのは、奇跡としか言いようがありませんが、11、12 月あたりに、心を入れ替
えて努力したので何とか間に合ったのだと思います。11 月の最後の期末考査が終わり、政経や古典、現
代文などの参考書を大量購入しました。友達から口コミで伝わったものや自分がいいなあと思ったもの
を買いました。その日からやるべきことも明確になったこともあり、朝・昼は特編授業、放課後は教室
や図書室、夜は家でひたすら勉強しました。休日も毎日友達と学校へ行き勉強しました。私は家にいる
とだらけるし、一人だと時間を守らないのでちょっとせっかちな友達と学校へ行き勉強したのはとても
効果的でした。
模試を受ければ受けるほど点は上がり続けましたが、判定はいつも E 判定でした。しかし落ち込む暇
などなかったので信じて勉強し続け、センター直前でやっと D 判定がでました。E 判定は合格しないの
ではなく、合格しにくいというだけなのであきらめないでください。逆に A 判定は合格するのではなく、
合格しやすいというだけので油断しないでください。
あと、絶対に最後の1分1秒まであきらめないで受験してください。あきらめたら今までの努力を捨
てるようなものです。応援してくれる人たちのためにも最後まで粘ってやり遂げてください。私は前期
試験結果を友達と見に行き、私は落ち、友達は合格しました。友達が思いっきり喜びたいのに素直に喜
べずに辛い思いをする中、私を励ましてくれたことがとても大きな力となりました。そして後期、友達
に遅れてやっと胴上げをしてもらい本当に嬉しかったです。
最後に、こんな奇跡が起こったのは応援してくれた先生方、放課後残って勉強を教えてくれたり、み
んなでお菓子を食べたり励まし合ったりした友達、いつもおいしいお弁当を作ってくれた家族のおかげ
です。本当に感謝しています。みなさんも、頼れる先生方にわからないことは何でも聞いて、自分が本
当に行きたい大学を見つけて本気で頑張ってください。最初から頭のいい人なんていないので、周りか
らどんなに無理と言われても本人が無理だと思わないであきらめない限り夢は叶うと思います。野球で
例えると、見ている観客全員が捕るのは無理だと思った打球を追っている選手が一瞬もあきらめること
なく追い続け手を延ばして飛びついてキャッチする。そういうときに奇跡は起こるんだと思います。追
いもしないであきらめずに、全力で追ってからあきらめてください。
みなさんの合格を祈っています。
得意科目が進路決定のきっかけに
東北大学理学部
化学系
小山
卓哉
僕の受験勉強は高2の夏が終わった頃から始まりました。2年生の夏からは周りが予備校に通い始め
たり、自分で参考書を買って勉強したりしている人がいるので僕もそろそろやったほうがいいのかな?
と思って勉強を始めました。最初の頃は何からやろうか全く見当がつかずとりあえず英語と数学を重点
的にやりました。といっても英語は単語や文法、数学は授業の予習復習をするなどごく普通のことをや
っていました。
僕は部活をやっていたので、引退するまではそんな一日 3 時間も 4 時間もする余裕はありませんでし
たが、それでもほぼ毎日学校の課題や授業の予習復習をして、定期考査前にはしっかりその勉強をして
いました。こういうとあまり受験勉強をしている感じではないんですが、僕は数学や社会や理科はすべ
ての入試の範囲が終わるまで学校の勉強がすべて受験勉強だという風に感じていたし今でもその気持
ちは変わりません。だから皆さんも学校での勉強を疎かにはしないでください。授業中寝てたり、違う
ことをしていたりすると定期考査前に多少苦労すると思いますが、入試前にはもっと苦労するので日々
努力してください。
受験勉強で一番大きな山場は3年生の夏休みです。夏休みというのは補習とかもありますがまとまっ
た勉強時間が確保できる大切な時期です。ここで頑張れれば秋や冬に成果が出始め後のちの勉強でもや
る気が出てきます。僕は夏休みに、「ここで頑張れなきゃこの先一生辛いことがあっても乗り越えられ
ない」と勝手に思い込んで1日 10 時間ぐらいやりました。そのおかげで物理・化学が僕の得意科目と
なり、大学でも化学系に行こうというきっかけにもなりました。だから皆さんも夏休み中ずっと勉強と
までは言いませんが、高校生活で一番勉強したな、という達成感というか、そういうものを得てくださ
い。それが今後に生きてきます。
最後になりますが、勉強というものは一人ではなかなかできないものです。辛い時は友達と話して気
持ちを和らげたり、学校には勉強のことでもそれ以外のことにも頼りになる先生方がいますので、困っ
た時には相談したりしてみてください。受験まであとどのくらい時間があるかは人それぞれだとは思い
ますが、これからの高校生活を何事にも悔いが残らないように努力していってください。応援していま
す。
受験を通して感じたこと
新潟大学教育学部
学校教員養成課程教科教育コース/社会
近藤
卓
皆さんこんにちは。私が受験を通して体験したことを書いていきたいと思いますが、あくまでも受験、
そしてその勉強法は受ける大学や科目で違いがあります。ですから皆さんには参考程度に見てもらえれ
ばと思います。
私が本格的に受験を意識し始めたのは3年生になってからでした。野球部に所属していたので、勉強
にまったく時間を割けず、ほとんど机に向かうこともありませんでした。そのかわり定期考査の時だけ
は、休みがあったのでそれを利用してしっかり勉強していました。時間をとれるようになったのは引退
後の8月からだったので、それから2月の二次が終わるまで、周りからの遅れを取り戻すべく、学校の
図書館などを使って集中して勉強しました。
この時間を通して感じたのは、受験は、それまでの行い・過程が結果となって現れるものだというこ
とです。そのため、例外もありますが、まず第一に、学習の絶対量が少ないことは問題外だと思います。
だから皆さんは、厳しい気持ちをもって受験に臨んでほしいと思います。
また、様々な科目に共通して言えることは、教科書あっての参考書だということです。政経や生物な
ど、教科書だけではとても押さえきれないものもあるので、その場合、参考書の使用をすすめますが、
どの場合でもやはり土台は授業とそこで使う教科書です。土台がしっかりしていないと全体は安定しま
せん。だから皆さんは日々の授業を絶対に疎かにしないでください。
ではここから、いくつか感じたことを書きたいと思います。
①集中して勉強する…休憩を多く入れながらでも集中して問題にのめり込む時間を作ってください。
②体調管理を徹底…勉強ばかりで体を動かさないと体が弱ってしまい風邪をひきやすくなります。日ご
ろから体調には気をつけてください。
③早めに行きたい大学の科目や配点を調べる…勉強を始め、時間がたってから結局必要なかったという
のでは貴重な時間のロスです。また受験の科目・形式を突然変える大学もあるので、受験情報に注意し
て勉強してください。
④センターで点をとりたいなら過去問…傾向がわかり、自分の弱点も分かるので便利です。いろんな出
版社から出ていますので、自分に合うものを選んでください。
⑤いろいろな大学の問題を解く…今年の新大の古文の問題は、以前大阪大学で出題されたものを一部変
えた問題で、特編でやっていたので比較的容易に解けました。いろいろな大学の過去問をしていれば、
もしかすると本番で見たことのある問題に出会えるかもしれません。
最後に、受験勉強とはいわばフルマラソンのようなものです。とても長く、先の見えない、様々な人
との競争です。そしてマラソンのラストスパートのように、諦めなければ必ず勉強にも最後の伸びがあ
ります。志望校をすぐに下げたりせず最後まで諦めず戦いぬいてください。みなさんならやれるはずで
す。
「Never put off till tomorrow what you can do today.(今日できることを明日まで延ばすな)」
去年のここにも載せていた先輩がいましたが、自分を励ましてくれるいい言葉で、私はこれを紙に書
き、それを机に貼って毎日勉強していました。みなさんも、物事を成し遂げる強い気持ち、向上心と折
れない・諦めない心を持って志望校の合格をつかみとってください。成功を祈っています。
私の決断
新潟県立看護大学看護学部
看護学科
高橋
梨恵
私のセンター試験の自己採点の結果は、新潟県立看護大が前期も後期も A 判定で、新潟大学の看護は
前期ですら C 判定でした。私の第一志望は新大だったので、前期に新大、後期に県立看護大を受けよう
と思いましたが、浪人したくない、という気持ちも強く、もし前期も後期も落ちたらと考えると、不安
でなかなか決められませんでした。安全な道を選ぶか、それとも挑戦するか、頭の中で何日も葛藤が続
きました。でも、そんな風に悩みながらも、時間がもったいないと思い、新大の二次試験の英語の勉強
をする自分がいました。
結局、優柔不断な私は、自分で決めることができず、先生に相談をしにいきました。私の話を聞いた
先生は、私に「前期に新大を受けなさい」と、はっきり言ってくださいました。たぶん、私は誰かにそ
の一言を言ってほしかったのだと思います。その言葉が私の背中を力強く押してくれました。
結果的には、前期で受けた新大は落ちてしまいましたが、私は挑戦する道を選らんでよかったと思い
ます。これは後期で合格することが出来たから思えることかもしれませんが、私は一生にまたとない大
学入試を、悔いを残すことなく終われたことに満足しています。新大に対しても、自分の力不足だった
のだと諦めをつけることができました。
こうして快く、看護師という夢への第一歩を踏み出すことが出来るのは、今まで熱心に指導してくだ
さった先生方や、あの時私の背中を押してくれた先生のおかげです。また、最後まで一緒に頑張ってき
た友達のおかげです。たくさんの人の支えに感謝して、これからも頑張っていきたいです。
受験は決して一人では乗り越えられません。友達や先生方、家族に支えられて、時には自分が支えて、
達成できるものだと思います。きっと、新津高生の周りには、たくさん支えてくれる人たちがいるはず
でしょう。
さあ始めよう!
新潟大学経済学部
経営学科
山口
拓也
「全力投球!後悔はしたくない!」と意気込んで当時私は気合とやる気で自分なりの受験勉強を始め
ました。三月の始めのことでした。
失敗に終わりました。一ヶ月たたないうちに限界を感じました。が、そこから計画によってできるだ
け効率よく勉強することに努め、辛うじて後期に合格という結果になりました。今回は私なりのアドバ
イスをしたいと思います。
まず、受験勉強に何よりも必要なのは、勉強をやり遂げるだけのやる気と、それを支える具体的な自
分自身の目標を持つことだと私は思います。私は夏休みを利用して志望校を見学したり、大学講堂を会
場にした過去問体験に参加することでやる気を出したりしていました。仲間の一人に志望校の門を写真
に撮って何回も見ていたなんて人もいましたが、自分で行って生の雰囲気や教授や学生の方々の生の声
を聞くなどの直接体験やる気を出す一番の方法だと思います。また、インターネットや資料請求(私立
は無料で取り寄せることができるところが多いです)で詳しく内容を知る事も良いと思います。
次にですが、皆さんに質問です。皆さんは先生が言った事をきっちり実行していますか?予習復習、
分からない所の質問をしていますか?まさか授業中に寝てなんていませんか?(これだけは絶対にやめ
ましょう。2、3 分の転寝で授業内容を無為なものにしてしまいます)胸張って「やってます!」といえ
る人はまず半分はいないと思います。分からない事をすぐに授業や先生のせいにしている人ははっきり
言って格好悪いですし、先生に対して大変失礼です。授業の受け方は個人にかかっているのです。また、
その道のプロが決めた教材にとんでもなく悪いものはありません。自分で選んだ物をやるよりも、まず
は与えられた教材をしっかりやったほうがずっと確実です。先生の言うことをする事にはひとまず従い
ましょう。
その次に計画を立てる事をあげますが、最初から細かく決めようとすると実現不可能な代物に多分な
りますので、最初は「何時に勉強するか」を平日、休日と分けて決めると良いです。自分は何を実際や
れて、何が出来なかったかを書き出すなどすれば弱点もわかりますし、次の計画の指針にもなります。
最後に、時間を大切に思うことが重要だということをあげます。「家で勉強時間がとれない」なんて
いう人も家での 50 分と学校での 50 分、価値は同じなのだと思えば、家の時間はどうにもなりませんが、
日々の授業に今まで以上に打ち込めること間違いなしです。時間が大切なのは間違いありませんが、寝
る時間は自分に必要な分を必ず確保しましょう。脳の疲れは受験生にとって大敵です。
自分で始めない限り、受験勉強は始まりません。が、始めてしまえば可能性は無限大です。「スター
トが遅れた、もうダメだ」と嘆く必要はありません。始まっていないだけでまだ終わってはいないので
す。さあ、始めましょう。新三年生の皆さんの努力が身を結ぶ事を祈っています。
当たり前のことを当たり前に
新潟大学農学部
生産環境学科
杉崎
瑞穂
私は1年生の頃、大学進学は考えていませんでした。だから普段の勉強は、次の日にかかりそうな授
業の予習と課題くらいで、塾にも行っていませんでした。でも、授業は毎回集中していたし、負けず嫌
いなのでテストは一つでも順位を上げたくてそれなりに勉強していました。1年生の頃はそんな感じで、
勉強よりも部活や遊びが中心でした。2年生になって専門学校に行くことを親にも先生にも反対されて
大学進学を考えるようになりました。でも、行きたいと思った大学も反対されてやる気をなくしました。
2年生は学校生活にも慣れて中だるみしやすい時期です。私もたるんでしまいました。3年生になって
進路を考えることが増えました。私の選択肢は新大しかありませんでした。3年のはじめの頃は1、2
年生の時と同じような勉強しかしていませんでした。部活を引退すればちゃんと気持ちを切り換えてで
きるだろうとなんとなく思っていました。でも実際は、引退して体育祭が終わって放課後が自由になっ
てからでした。この時点で他の受験生からはかなり遅れていました。そして、勉強を始めてみると、や
ればやるほどわからないところがたくさん出てきて焦りました。夏休みはみんな気合が入って計画を立
てると思います。私もそうでした。結局半分もできないで終わり、2学期も冬休みもやりたかったこと
全部はできませんでした。
ここまで見ると、みなさんのお手本になるようなことはほとんどないと思います。でもなぜ合格でき
たのかを考えてみました。
まず、授業を集中して聞いていたことです。これは私の先輩方も言っていました。その日の内容はと
りあえずその日のうちに理解するようにしていました。明日から今よりもっと真面目に授業を受けてく
ださい。寝ていた人はとりあえず起きてください。あとは、自分にあった勉強方法を見つけることです。
私はなんでもノートにまとめました。苦手だった政経も資料集の語句のページを写して 20 点ぐらいあ
がりました。生物は絵をたくさん描きました。ただ見るだけより頭に残ります。あと、模試の見直しは
一週間かけて確実に理解するまでやりました。一番よかったと思うのは毎日学校に残って勉強したこと
です。友達もいるし先生もいるし、一人で家にいるよりはかどります。
特別なことをしたわけじゃないし塾にも 3 年間行かなかったけど合格できました。だからみなさんも
いますぐ出来ることばかりです。今まで勉強していないからといって諦めないでください。焦らなくて
も大丈夫です。というか、焦ったり後悔したりしていると気分も下がるし時間ももったいないので、前
向きに!!まだまだ時間ありますよ。これを読んで少しでもやる気の出た人がいたら嬉しいです。頑張っ
てください。
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