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2016年6月号 (PDF形式 47キロバイト)

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2016年6月号 (PDF形式 47キロバイト)
世田谷区立図書館の子どもの本・新刊紹介
2016年 6月発行(2016年 3月発行分)
発行:世田谷区中央図書館 電話3429−1811
タイトル
著者名
(出版社)
簡単な内容紹介
分野
出版年
月
赤ちゃん
ぞうさん
まど・みちお 詩
にしまきかやこ 絵
(こぐま社)
「ぞうさん ぞうさん おはながながいのね」子どものころ誰もが一度は歌った 絵本
ことがあるまどみちおの童謡「ぞうさん」
。ロングセラー絵本「わたしのワンピー
ス」でおなじみの西巻茅子さんが童謡「ぞうさん」の世界を生き生きと力強く明
るいタッチで描きます。
絵の中から聴こえてきそうな「ぞうさん」の歌を口ずさみながら、親子でお楽
しみください。
2016.3
小さなりすのエメラルドは、寝る前にいつもうさぎのガーネットに本を読んで 絵本
もらいます。しかし、ある晩ガーネットは急な仕事ででかけてしまいました。お
はなしを聴かないと眠れないエメラルドは、誰かに本を読んでもらおうと、近所
の家々を訪ねることにしました。本を読んでくれる人はみつかるでしょうか。
家の中の小物や家具が丁寧に描かれていて、イラストを見るだけでも楽しい一
冊です。
ピンクちゃんの家に2台の自転車が届きました。大きい自転車はピンクちゃん、 絵本
小さい自転車は犬のボンボンです。ギルリギルリ、さあ出発です。途中で楽しい
仲間が加わり、みんなで力いっぱい走って山のてっぺんに着きました。すると、
とてつもなく大きなものが、
「わしもいれてくれ!」とやってきます。
みんなと遊びたいきつねくんですが、仲良しなはずのオオカミばかりか、クマ 絵本
も、イノシシも、ヘビもみんな変な態度を取って遊んでくれません。どうして遊
んでくれないのかと、きつねくんは一人ぼっちになった気分になってしまいます。
でも、みんなは、きつねくんの誕生日に秘密のプレゼントをしようと準備をして
いたのです。どんなプレゼントなのでしょうか。
「おれたちともだち」シリーズの第12弾です。
2016.3
幼児
ちいさなりすのエメラルド
そのだえり 作
(文渓堂)
じてんしゃ ギルリギルリ
角野栄子 作
しまだともみ 絵
(そうえん社)
いつだってともだち
(おれたち、ともだち!〔12〕
)
内田麟太郎 作
降矢なな 絵
(偕成社)
2016.3
2016.3
小学校低学年
ポンちゃんはお金もち
たかどのほうこ さく・え
(こぐま社)
くろねこのどん
岡野かおる子作
上路ナオ子絵
(理論社)
ぎょうれつのできるレストラン
ふくざわゆみこ 作
(教育画劇)
コータはテストの点が悪かったので、遊びに行けません。外を見ていると、緑
のズボンをはいたポンちゃんという子が誘いに来ました。窓から外に出た二人は
遊園地で楽しい時間を過ごします。遊園地のチケット代やお菓子のお金は全部ポ
ンちゃんがだしてくれて、コータは満足です。ポンちゃんと別れて部屋に戻ると、
お母さんが“緑のズボンをはいた男の子”の空の貯金箱を手にして立っていまし
た。それは、コータが密かにお金を貯めていた貯金箱でした。そのことを話すと、
お母さんは昔体験した不思議なことを話し始めます。
ある雨の日、えみちゃんは人間の言葉を話すくろい子ねこに出会います。その
日から、えみちゃんはときどきその子ねこを見かけるようになります。子ねこは
えみちゃんを見ると、どこかへ走っていってしまうので、えみちゃんは子ねこに
会うたびに「よーい、どん」とかけ声をかけました。いつのまにか「どん」がね
この名前になりました。
「どん」がえみちゃんと遊んでくれるのはたまにでしたが、
「どん」と遊ぶときを楽しみに待つようになります。
えみちゃんと「どん」の不思議な交流を描いた「あめの日のどん」
「かぜの日の
どん」
「ゆきの日のどん」
「はれの日のどん」4作を一冊にまとめました。
木のてっぺんで鳥たちのためのレストランをやっているふくろう一家。子ども
のポーは料理作りを手伝いたいのに、まだ小さいからと相手にしてもらえません。
それでもなんとか手伝おうとしたその時、うっかり木からおちてしまいました。
まだ飛ぶことが出来ないポーは、おうちに帰ることができません。そのとき、困
っているモグラさんと出会います。モグラさんを助けるため、ポーは初めての料
理に挑戦します。
物語
2016.3
物語
2016.3
絵本
2016.3
小学校中学年
まるごと発見!校庭の木・野山の
木④
カエデ(モミジ)の絵本
田中浩 編
むらいゆうこ 絵
(農山漁村文化協会)
オールカラーでカエデ(モミジ)について、項目ごと見開き 2 ページでイラス
トや写真で知ることができます。名前の由来、カエデとモミジの違い、種類、自 ノンフィ
然の中での姿、紅葉の仕組み、育て方や楽しみ方、人の生活でどのように使われ クション
役立てられているのか、読みながらいろいろな発見が出来る工夫がされています。
1
2016.3
くだものノート
―知ってたのしい食べてジュー
シー―
図解絵本工事現場
いわさゆうこ 作
(文化出版局)
モリナガヨウ 作・絵
(ポプラ社)
おなじみの果物から、ちょっと珍しいものまで、いろいろな果物がたくさん
紹介されています。切り口や食べ方、栄養についてなど、たくさんの情報が載
っていて、楽しく学べます。普段食べている果物が、どこから、いつごろやっ
てきたのかわかり、面白いです。果物を使ったおやつのレシピも乗っています。
「この向こう側では何をしているのだろう?」とフェンスの隙間から工事現
場をのぞこうとした経験は誰しもあると思います。この本ではJR新宿駅南口
をはじめ、日本全国の工事現場でどのような工事が行われているのかを紹介を
しています。簡潔な文章ですが、工事の重要箇所や工法の説明もされているの
で、工学に興味がある子どもたちにおすすめです。
調べ学習
2016.3
調べ学習
2016.3
小学校高学年
ケンガイにっ!
ガラスの壁のむこうがわ
まるごとえだまめ
髙森美由紀 作
加藤休ミ 絵
せいのあつこ 著
(国土社)
八田尚子 構成・文
野村まり子 構成・絵
(絵本塾)
パソコンやスマホに依存状態の俊は、両親の提案でお父さんの田舎で夏休みの
一か月間を過ごすことになりました。そこはなんと圏外。スマホやネットが使え
ない生活が始まります。最初のうちはホームシックになったりさみしい思いをし
ていましたが、村に住む剣太と亜紀と一緒に漆塗りや盆踊りをして友情が深まり、
物語
スマホがなくても平気になっていきます。圏外での生活を経て、俊の心の成長を
描いたおはなしです。スマホやパソコンが子どもたちにも普及している今だから
こそぜひ読んでもらいたい一冊です。
小学 5 年の由香は、幼いころからお母さんや先生に、
「友だちをつくりなさい」
と言われ続けてきたので、一人でいることはダメなことだと思っていました。し
かし、絵を描いているおじさんの影響や一人でも平気な転校生により変わってい
物語
きます。
友だちができないという悩みに勇気をもらえる一冊です。
えだまめはおいしいだけではなく、疲れた体を元気にしてくれる栄養が豊富で
す。えだまめとは、生育途中の大豆のことです。つまり、えだまめを葉が枯れる
まで植えておくと大豆になります。食生活に欠かせない食品として昔から愛され ノンフィ
つづけてきたえだまめや大豆のことが丁寧なイラスト入りで説明され、ずんだ餅 クション
の作り方や豆知識なども楽しめます。今年の夏に食べるえだまめは一味ちがうの
ではないでしょうか。
2016.3
2016.3
2016.3
中・高校生
さよなら、ママ
キャロル・ガイトナー 著
藤崎順子 訳
(早川書房)
弓を引く少年
大塚菜生 著
(国土社)
13歳のコリーナはいたって普通の女の子でした。しかし、病気で母親を亡く
してから、コリーナの環境は突然変わってしまいます。
「ママがいない」ことで、
友人とはうまくコミュニケーションが取れなくなり、父親も抜け殻のようになっ
物語
てしまいます。コリーナ自身も、ショックで毎夜ベッドの中で泣いていて、彼女
の心の痛みはとても大きなものでした。
母親が大好きだった日本への旅を通して、
肉親の喪失と心の葛藤を乗り越えてゆく姿を描いた感動の物語です。
弦(げん)は、伯父が働く乗馬クラブの閉鎖や母の死の影響で好きだった乗馬
をやめていました。小学6年生の夏休みに、伯父の手引きで海王という馬と出会
い、乗馬を2年ぶりに始めることになります。毎週末海王に乗る弦でしたが、あ
る日落馬してしまい、馬に乗ることが嫌になります。そんな時伯父から、かつて 物語
弦の父親がその海王に乗り流鏑馬(やぶさめ)をしていたと聞き、流鏑馬に興味
を持ち始めます。 つらい思い出から逃れるように2年間避けていた馬と再び向
き合うことで成長する弦の姿が描かれています。
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2016.3
2016.3
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