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化学物質の管理
代表取締役社長 池田 英礼 弊社の環境負荷削減への取り組み 弊社は1999年11月にISO14001を取得し、環境マネジメント システムを取り入れ、環境負荷削減に取り組んでまいりました。 現在CO2削減(省エネルギー) 、環境負荷物質の削減に取り組み、環境法 規制を順守し、地域環境の健康、健全な生活への配慮、地球環境、自然への 影響負荷削減に取組んでいます。 ■ 取組内容 1)CO2の削減(ハーマン環境プログラム実施要領による電気、ガス、水 道の節約、省エネルギーの推進) 2)廃棄物の削減(ゼロエミッション:3Rの推進とリサイクル率の向上) 3)有害化学物質の使用禁止(RoHS指令6物質を含む27物質の使用禁止) 4)環境負荷化学物質の削減(ハーマン環境負荷物質管理規定、及び環境負 荷物質管理指針による原材料の化学物質含有量の管理) 5)環境法規制の把握と順守 6) 「大阪マラソン “クリーンUP” 作戦」参加 地域とのコミュニケーションが円滑に図れるよう、JR安治川口駅周辺 の清掃活動を毎年行っています。 以上のような取り組みを実施し、弊社は『くらしと技術のいい関係』をテ ーマにガス機器を主体とした開発・生産・販売事業を営んでいます。 先進技術だけでなく、環境に配慮した製品の研究開発を通じて、より安心・ 安全で環境にやさしい商品やサービスを提供することにより、社会と環境と の共生を図りながら、持続可能な社会の構築実現に向けてこれからも取り組 んでまいります。 今後とも環境負荷削減を積極的に取り組んで参りますので、弊社の環境へ の取り組みにより一層のご理解をいただくとともに、ご助言賜りますよう、 よろしくお願い申し上げます。 2016年4月 ハ ー マ ン の ご 案 内 INDEX テーマ ハーマンのご案内・・・・・・・・・・・ 1 ISO14001 の取り組み ・・・・・・・・・ 2 『くらしと技術のいい関係』 ・環境方針 ・・・・・・・・・・・・・ 2 ・ISO14001 認証取得状況 ・・・・・・・ 2 基本姿勢 ・環境監査(状況) ・・・・・・・・・・ 2 HUMAN・HARD・HARMONY の 3 つの語源から 創造された[HARMAN]。 快適な暮らしの中にうるおいを求めて いつまでも変わらないハートで感じ合える 人間のぬくもりを持った 新しい生活提案型企業を目指します。 ・環境マネジメント推進体制 ・・・・・・ 2 事業活動と環境・・・・・・・・・・・・ 3 ・事業活動と環境との関わり ・・・・・ 3 ・環境負荷低減への取り組み ・・・・・ 3 環境配慮商品・・・・・・・・・・・・・ 4 ∼ 6 ・省エネルギー ・・・・・・・・・・・ 4 ∼ 5 ・有害物質削減 ・・・・・・・・・・・ 5 ・省資源 ・・・・・・・・・・・・・・ 6 会 社 概 要 平成28年4月現在 環境適合設計・・・・・・・・・・・・・ 7 ・株式会社ハーマン 商 号 設 立 資 本 金 代表取締役社長 本 社 従 業 員 数 売 上 高 : : : : : : : ・環境適合設計 ・・・・・・・・・・・ 7 株式会社ハーマン 平成 13 年 9 月 1 日 3 億 1 千万円 池田 英礼 大阪市此花区春日出南 3-2-10 665名 254億円 工場(事業所)・ 人(従業員) の環境への取り組み内容・・ 7 ・化学物質の管理 ・・・・・・・・・・ 7 ・有害物質低減への取り組み ・・・・・ 7 ・環境法規制の遵守 ・・・・・・・・・ 8 ・ゼロエミッションの継続 ・・・・・・ 8 ∼ 9 ・温暖化防止(CO2 削減)とグリーン購入の推進 ・・ 10 ・地球温暖化防止 ・・・・・・・・・・ 10 沿 革 ・社内外のコミュニケーション ・・・・ 11 昭 和 5 年 ・国産品第1号製品「R-121」の誕生 昭 和 4 1 年 ・業界初の圧電式コンロの生産開始 昭 和 4 5 年 ・業界初の両面焼グリル付コンロの開発 昭 和 5 3 年 ・システムキッチン用ドロップインコンロの生産開始 ・放熱ロス低減(30%:パイロットレス)省エネタイプの貯湯式湯沸器「ボイフ ル」 「ユメリット」を開発 昭 和 5 6 年 ・業界初の後方排気式グリル付コンロ「クリサット」を開発 ・高効率(94%)の給湯機(排熱回収型) 「セイブル」を開発 昭 和 6 1 年 ・陽栄製作所とターダが合併、 (株)ハーマン設立 ・環境負荷の少ないコンロプレスバーナーの開発 昭 和 6 2 年 ・従来の容積比 1/2・1/4 給湯器の開発 昭 和 6 3 年 ・大阪市此花区に新工場竣工(大阪事業所) 平 成 7 年 ・クオリティー 21(次世代給湯器)シリーズ開発 平 成 8 年 ・多機能(二室暖房・三室換気)浴室暖房乾燥機の開発 平 成 9 年 ・ISO9001 認証取得 平 成 1 1 年 ・高効率(50%)エコジェットバーナー搭載の次世代グリル付ビルトインコンロを開発 ・ISO14001 認証取得(大阪事業所) 平 成 1 5 年 ・人にやさしい美しい進化システムコンロ『S- ブリンク』を発売 平 成 1 6 年 ・安全性、調理性を極めた最高級ガラストップビルトインコンロ “S- ブリンク アドバンス”発売 ・ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機を発売 平 成 1 9 年 ・優れた調理性能とともに安全性を追求した“Si センサーコンロ”を発売 平 成 2 0 年 ・5 つの業界初を搭載した最高級ビルトインコンロ “新 S- ブリンク アドバンス”を発売 平 成 2 1 年 ・誰にでも使いやすくを目指して、ユニバーサルデザインコンロ“ミフィット”を発売 平 成 2 2 年 ・手洗いよりも大幅に節水・省エネの食器洗い乾燥機『FB4515・16』シリーズを発売 平 成 2 4 年 ・アニメーションを使った液晶表示で、さらに使いやすい 『S- ブリンク アドバ ンス』を発売。 ・S- ブリンク アドバンスが『2012 年度グッドデザイン』を受賞。 平 成 2 5 年 ・太陽光発電システムの設置。 平 成 2 6 年 ・スマートコンロが『2014 年度グッドデザイン・ベスト 100』を受賞。 平 成 2 7 年 ・ピアットが『2015 年度グッドデザイン』を受賞。 事業内容 ◎システムキッチン用ビルトインコンロ、テーブルコンロ、浴室 暖房乾燥機等の開発・製造・販売 1 ・緊急事態の対応 ・・・・・・・・・・ 11 ・環境教育 ・・・・・・・・・・・・・ 11 ISO14001 の取り組み 環境方針 ISO14001 認証取得状況 ◎ハーマンは『環境方針』に基づいて、環境保全に積極 的に取り組みます。 ◎ハーマンは大阪事業所(大阪市此花区)において、 1999 年 11 月に環境マネジメントシステム ISO14001 の認証を取得いたしました。現在、ハーマン本社が 認証を取得しています。 環境マネジメントシステム 国際規格 ISO14001認証 環境監査(状況) ◎環境活動が継続的に改善され確実に実行されている かを把握するために、外部審査、内部環境監査およ び経営者による環境マネジメントレビューを実施し、 経営者、環境管理責任者が先頭に立ち、課題解決を 図っています。 ◆指摘件数 年 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 外部監査 4 2 2 2 1 1 0 内部環境監査 15 24 26 20 5 23 6 上記の指摘に対して、すべて是正処置または、予防処置を 実施して、環境保全に取り組んでいます。全社員の環境意 識の向上と継続的改善の定着を狙いとして、年1回の監査 を実施し、適切な処置と、方針や施策への反映を図ってき ました。 環境マネジメント推進体制 ◎ハーマンは社長が主催する 「環境推進会議」で環境方針に基づく環境管理活動計画の審議・決定を行います。ここ で決定された計画を環境責任者が、各部署ごとの環境管理活動計画に落とし込み、環境管理責任者が主催する「環 境責任者会議」で審議・決定します。 −ISO14001上の組織図− −環境マネジメントシステム− 各部署の活動結果を 「環境責任者会 議」で評価するとともに、課題につ いても報告・提案・審議をします。 各会議体と環境マネジメントシステム運用 社 長 その結果が「環境推進会議」にフィー ※1 環境推進会議 ※2 環境責任者会議 ※1 ドバックされる仕組みになってお ◇議長は社長、副議長は環境管理 ◇議長は環境管理責任者。 環境推進会議 責任者、 議員は役員。 議員は部門長。 り、環境マネジメントシステムの継 続的改善を図っています。 環境管理責任者 ※2 環境責任者会議 各部門 2 内部環境監査員 事業活動と環境 事業活動と環境との関わり ◎原材料から開発・生産・販売・使用・廃棄といった製品のライフサイクル全般にわたって、環境に対してどのよ うな影響があるのかを評価し、環境負荷低減への取り組みを行い、環境に配慮した商品の開発・生産および販売 を目指していきます。 環境への排出 環境影響 事業活動 開発・購買 加工 生産 販売 インプット 再生利用 アウトプット 資源・エネルギー の投入 物 流 資源の枯渇 自治体・処理業者 消費者 廃棄・ リサイクル 使用・消費 廃 棄 ◇地球温暖化 ◇大気汚染 ◇水質汚濁 ◇土壌汚染 ◇騒音・振動 ◇廃棄物 ◇地球温暖化 ◇大気汚染 ◇騒音・振動 ◇地球温暖化 ◇大気汚染 ◇廃棄物 (概念図) 環境負荷低減への取り組み 開発・購買 ◆環境配慮商品の開発 ・省エネ型商品 ・有害化学物質削減設計 ・省資源設計 ・包装材の工夫 ・ リサイクル性の向上 ◆アセスメントガイドラインによ る事前評価 加工・生産 販 売 ◆事業所の省エネルギーの 推進 ◆メンテナンス、サービスの 充実 ◆有害化学物質の管理 ・PRTR法の遵守 ◆省エネルギーの推進 ◆廃棄物の削減 ・ゼロエミッション推進 など ◆グリーン購入・調達 ◆グリーン購入・調達 など など 3 ◆廃棄物の削減 ・ゼロエミッション推進 環境配慮商品 省エネルギー 省エネ法 2006 年度目標基準値と、2008 年度目標基準値を達成 コンロ部 目標年度 2006年度 省エネ基準達成率 100% 106% エネルギー消費効率 グリル部 55.6% 目標年度 2008年度 省エネ基準達成率 100% エネルギー消費効率 231Wh 【N3WN9PWASMSTES】 ワイドグリル付 ビルトインコンロ 選べる楽しさが、 食卓に彩りを添える。 大きなものも焼ける、一度にたくさん焼ける フラットだからお掃除ラクラク 見やすく、操作がしやすい ●プッシュ&ダイヤルボタン ●お知らせサイン ●ワイドグリル 新開発のプッシュ&ダイヤルボタン。軽く、ストローク も短くなって、点火しやすく、より使いやすくなりまし た。凸凹がなくてお手入れがしやすいのもポイント。 ※当社比 見やすさを一番に考えて、操作パネルには比較的 大きな文字とイラストを採用。そのままの姿勢で操 作ができます。また使える機能のボタンが光って、 スムーズに機能を選択できます。 大きな食材も入って、一度にたくさん焼けるから調理時間が 短縮。違う食材もまとめて同時に調理できます。 省エネ法 2006 年度目標基準値と、2008 年度目標基準値を達成 コンロ部 目標年度 2006年度 省エネ基準達成率 100% エネルギー消費効率 グリル部 56.3% 目標年度 2008年度 省エネ基準達成率 100% エネルギー消費効率 212Wh 【NLW2274ASKSI (L/R)】 グリル付 テーブルコンロ オート調理で手軽さアップ♪ 進化したララ、登場。 グリルまかせで絶妙なおいしさ ガラストップでお掃除ラクラク ●オートグリル機能 ●オートあたため機能 ●ガラストップ 焼き加減と「姿焼・切身・干物」からメニューを選 べば、魚の大きさや量に応じて焼き時間と火力を 自動調節して焼き上げます。 調理済みのお惣菜をグリルでおいしく、自動であたため 直し。余分な油が落ちて、カラッと仕上がります。 艶やかな印象で、高級感溢れるガラストップ。耐熱性・ 清掃性が高いところも魅力です。 4 省エネ法 2006 年度目標基準値を達成 乾燥時間の短縮により、ランニングコストを低減。 エネルギー消費効率 目標年度 2006年度 省エネ基準達成率 100% 【GQ-520MW】 小型湯沸器 2006 年度 目標基準値 衣類の 乾燥コスト GQ-520MW 83.5% → 83.5% 21 % 従来品 FD2809J3 BDV-M3305AUKNT-J3 低減 【BDV-M3305AUKNT-J3】 新安全技術基準に対応。 安心性能 浴室暖房乾燥機 マイコン搭載不完全燃 焼防止システム 大能力熱交換器の搭載 と循環風量のアップに より、ランニングコス ト を、1 回 あ た り の 使 用 で 約 51 円 に 抑 え ま した。 換気不足や熱交換器の閉塞 時などの不完全燃焼誘発時 にマイコン制御により異常 ▲ランプが不完全燃焼をお知らせ 燃焼を検知。 新安全基準の CO 濃度 300ppm で不完全燃焼防止装 置が作動し、燃焼を停止します。 ◇衣類 2kg(当社比) インターロック機能 不完全燃焼防止装置が 3 回作動すると器具をロック します。 過熱防止装置、立消え安全装置、消し忘れ防止装置 64 円 → 51 円 環境性能 環境負荷物質の低減 乾燥時間 ランニングコスト 従来品 70 分 64 円 BDV-M3305AUKNT-J3 40 分 51 円 ○算定条件:当社実測値 1 坪ユニットバス、外気温 15℃ ○ガス料金:一般料金 C 163.7 円/㎥ ○電気料金:従量電灯 A 第 3 段階 27 円/ kWh(全て税抜) 鉛や六価クロムなどの環境負荷物質の部品への使用 を削減しました。環境や生態系に悪影響を与える化 学物質の低減を図っています。 グリーン購入法適合商品 2001 年 4 月から施行されたグリーン購入法の第 6 条に定められた特定調達品目及び判断基準を満た す商品です。 有害物質削減 有害物質対応商品 ハーマンでは、2006 年 7 月以降の新製品から『環境負荷物質管理指針』に基づき、環境や生態系に悪影響を与える化学物質の低減を図っ ています。 【N3S02PWASKSTES】 【NLW2273TSSI (L/R)】 マルチグリル付 ビルトインコンロ グリル付 テーブルコンロ カラーも料理も、色とりどり。 新発想マルチグリルを搭載した新モデル登場! らくらく操作、楽しく料理! やさしさラウンドフェイス。 ハーマン環境負荷物質管理指針「禁止物質」(27物質) 27物質 RoHS指令※1 J−Moss※2 規制物質(6物質) ※1:RoHS指令 2006年7月よりEU圏内で 販売される電気・電子機 器への特定6物質の含有が 規制されています。 ※2:J−Moss 電気・電子機器の特定の化学物質 の含有表示方法(JIS C 0950)。 資源有効利用促進法が2006年2月 に改正され、7月より施行され、 特定6物質を含有している製品へ の含有マークの表示が義務付けさ れています。 ○鉛 ○カドミウム ○水銀 ○六価クロム ○PBB ○PBDE ○TBTO ○TBT、TPT類 ○DBT類 ○DOT類 ○短鎖型塩化パラフィン ○PCB類 ○PFOS ○ポリ塩化ナフタレン ○アスベスト ○アゾ化合物 ○オゾン層破壊物質 5 ○放射性物質 ○ (DBHT) BT ○ホルムアルデヒド ○HBCD ○DTPD ○TTBP ○マイレックス ○一部のPAHs ○フマル酸ジメチル ○ヘキサクロロベンゼン 省資源 環境にやさしい包装材への取り組み シュリンク梱包 省資源化を図るパルプモールド緩衝材シュリンク簡易包装 ガスビルトインコンロの緩衝材に業界で初めて古紙成型材料(パルプモールド)を採用し、 機器が見えるシュリンク簡易包装と共に包装材の使用量削減と緩衝性能の向上、組立工数 の低減を実現しました。 日本パッケージングコンテストで 3 年連続入賞(2006 年、2007 年、2008 年) パルプモールド緩衝材シュリンク簡易包装が電気・機器包装部門賞を受賞 ハーマンの「ガスビルトインコンロ:パルプモールド緩衝材シュリンク簡易包装」が、 日本パッケージングコンテストにおいて、電気・機器包装部門賞を受賞しました。こ のコンテストは(社)日本包装技術協会が優れたパッケージの開発普及を目的に毎年開 催するもので、2006 年∼ 2008 年に 3 年連続受賞しました。主な受賞項目は 3 点になり ます。まず 1 点目は、包装材重量をこれまでより約 40% 削減したこと。2 点目は、ガ スビルトインコンロの緩衝材に業界で初めて古紙成型材料(パルプモールド)を採用し たこと。3 点目が、商品の見えるシュリンク簡易包装であることが評価されました。 ※入賞により、 『GP マーク』使用の権利を取得でき、以降のカタログ等に記載できます。 6 環境適合設計 環境適合設計 ◎弊社の製品は商品開発の段階で、環境に対して配慮 されているかどうかをアセスメントガイドラインの 評価基準に基づき事前評価を行っています。事前評 価した結果、環境に配慮された製品かどうかを、設 計審査(DR)等で評価判定し、適合されたものだけ が商品化されます。 アセスメントガイドラインの評価項目の例 ○リデュース(省資源、長寿命)評価 ○リサイクル(材料選択、構造設計)評価 ○環境保全(有害化学物質、環境汚染物質)評価 ○省エネルギー(熱効率、消費電力)評価 ○情報(廃棄処理情報、修理情報)評価 ○包装材評価 ※以上のように環境に配慮されているかを事前評価する。 工場(事業所)、人(従業員)の環境への取り組み内容 化学物質の管理 特定化学物質 ◎弊社の取り扱う化学物質の中で、PRTR 法に該当する化学物質は右の通り です。 PRTR 法 ○正式名称「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び 管理の改善の促進に関する法律」概要は、 “人の健康や生 態系に有害なおそれのある化学物質について、環境中へ の排出量 (大気・水域、土壌)および廃棄物に含まれての 移動量を事業者が自ら把握して行政庁に報告する。 ” 化学物質名 2015年度取扱量(kg) トルエン 4,366 キシレン 1,246 エチルベンゼン 1,257 1−プロモプロパン 10,800 有害物質低減への取り組み ◎弊社は 2006 年度より、あらゆる国内外の法令遵守はもとより、規制物質以外の有害物質に対しても積極的に不 使用の推進に取り組んでいます。 弊社の商品は RoHS 指令の対象商品ではありませんが、RoHS 指令に自主的に対応しています。製品に含有され ている有害物質について、使用を禁止する物質を明確にするとともに、その有害物質を全廃して製品の環境負荷 低減を図ることを目的として、RoHS 指令対象物質だけでなく、その他の21物質を含んだ合計27物質につい て使用を制限する『環境負荷物質管理指針』を策定しました。調達では、この指針に基づいて環境負荷の少ない 部品を調達することを基本としています。この指針を満たすサプライヤーの協力が製品の有害物質の低減につな がります。 7 環境法規制の遵守 弊社の環境に関する法律及び条例等に該当する項目は下記の通りです。 環境法規制対象施設等 環境法規制 (法及び条例等) 遵守項目 大気 樹脂用塗装施設 工場全体 大阪府生活環境の保全等に関する条例 悪臭防止法、フロン排出抑制法 届出設備の確認 臭気指数、フロン漏えいの点検 水質 最終放流水 下水道法(大阪市下水道条例) 監視測定 (規制値以下) pH、BOD、浮遊物質、n−ヘキサン等 騒音 機械プレス せん断機 天井走行クレーン 空気圧縮機 集塵機 クーリングタワー 送風機 冷凍機 空調機 切断機 大阪府生活環境の保全等に関す る条例 届出設備の確認 振動 機械プレス せん断機 天井走行クレーン 空気圧縮機 大阪府生活環境の保全等に関す る条例 届出設備の確認 廃棄物 産業廃棄物 廃棄物の処理及び清掃に関する 法律 適切な保管及び収集運搬と処理の委託契約 マニフェストの運用 その他 化学物質 PRTR法 適切な保管と表示及び届出 (取扱量1t以上の物質) 大阪府生活環境の保全等に関す ・第一種管理化学物質排出量等届出 る条例 ・化学物質管理計画書の作成、届出 (大阪府化学物質管理制度) ・化学物質管理目標及び目標達成状況の届出 ゼロエミッションの継続 ◎弊社はリサイクルを推進し、ゼロエミッションを継続中です。弊社のゼロエミッションへの取り組みをご紹介 します。 ゼロエミッションの定義 廃棄物の全発生量(全重量)のリサイクル率が 99%以上となった月を 3 ヶ月以上継続し、 今後も継続可能と判断した状態を、 ゼロエミッションの達成とします。 1.廃棄物の分別 廃棄物を 20 種類に分別し、再利用できるものはリサイクルを推進しています。 産業廃棄物 15 種類 一般廃棄物 5 種類 汚泥、廃油、金属屑、廃プラ、木くず、ビニール屑、ガラス屑等 紙屑、紙類、ダンボール、生ゴミ、紙コップ 2.リサイクルの推進 産業廃棄物について、リサイクルの推進を行っています。 廃油 (シンナー) 2001.4 ∼ 焼却 → 混練による燃料化 廃プラ 2001.9 ∼ 埋立 → 炭化処理 汚泥(無機) 2003.12 ∼ ガラス屑 2007.7 ∼ 埋立 → 建築用路盤材 埋立 → セメント材料 段ボール、紙類についてもリサイクル化の推進を行っています。 段ボール 1999.4 ∼ 焼却 → 段ボール及び紙の原料 廃棄用紙類 2001.8 ∼ 焼却 → 段ボール及び紙の原料 8 廃棄物の発生量とリサイクル量(率) 量 (トン) 1600 96.1 99.9 99.9 99.9 99.9 99.9 99.9 99.9 99.9 99.8 99.7 99.8 99.6 リサイクル率 (%) 100 1400 90 1200 80 1000 70 800 60 600 50 400 40 200 30 排出量 抑制量 リサイクル量 リサイクル率 20 0 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 年度 ◎弊社では 2004 年 3 月にゼロエミッションの宣言を行い、現在継続中です。 廃棄物の分別場所 廃棄物の収集 ◎ 2010 年 6 月、圧縮機の導入により、廃プラ(軟弱品)の有価による再資源化を開始しました。 ኖ ƴ ן 圧縮機 圧縮前 圧縮後 3.2014 年度『ごみ減量優良建築物』表彰受賞 ◎大阪市では、廃棄物の減量推進および適正処理ならびに生活環境の清潔保持に顕著な功績を上げている 特定建築物を対象にごみ減量優良標を贈呈しています。 当社は 10 年連続でこの功績を認められ、大阪市長より感謝状を受け取りました。 9 温暖化防止(CO2 削減)とグリーン購入の推進 ◎環境にやさしい製品の購入を進めることにより、より環境に配慮した事業所づくりを目指しています。 1.省エネ機器の導入 パソコン 事業所内で使用しているパソコン約 400 台を全て、省エネ型(液晶モニター)に変更しています。 蛍光灯 新しく建設された建物や、リニューアルする建物の照明器具は省エネタイプの機器を採用 しています。 水銀灯 工場、製品倉庫の水銀灯を省エネタイプ(400W → 230W)に切り替えました。 (110 灯) Hf 蛍光ランプ (高周波点灯専用型蛍光ランプ) LED照明 組立工程の蛍光灯をLED照明に切り替えました。(500 灯) 非常用誘導灯をLED照明に切り替えました。(100 灯) 2.遮光フィルム 建物の西面の窓ガラスに遮光フィルムを貼付し、空調エネルギーの削減を計っています。 (140㎡) 3.リサイクル紙の使用 コピー用紙はリサイクル紙を使用し、各職場で裏面の使用と両面コピーを推進し、 グリーン購入と、紙の使用量の削減を進めています。 地球温暖化防止 エネルギー使用量の推移 (エネルギー別) 電 気 [単位:(万Kwh)] 700 600 500 550 400 300 356 200 303 296 287 281 267 275 257 278 278 283 278 265 244 243 2005年度 2006年度 2007年度 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年度目標 100 0 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 ガ ス [単位:(万㎥)] 80 70 60 68 50 40 48 41 30 39 20 37 29 10 0 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 21 22 20 23 20 22 22 21 21 21 2007年度 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年度目標 ※弊社は省エネ法の特定事業者になっていません。 10 社内外のコミュニケーション 環境改善提案の実施(社内コミュニケーション)と地域(社外)コミュニケーション ◎環境マネジメントシステムの運用の中で環境改善提案を用いて、社内(事業所) のコミュニケーションを図っています。また、社外(地域住民など)とのコミ ュニケーションについても、円滑に図れるように配慮しています。 ◎2015年10月に『大阪マラソン “クリーンUP” 作戦』 (大阪市一斉清掃活動) に参加して、JR 安治川口駅周辺の清掃活動を行いました。 JR 安治川口駅前 緊急事態の対応 事故・緊急事態の対応、訓練 ◎環境マネジメントシステムの運用の中で手順を設け、社内(事業所)での事故および緊急事態を想定して、定期 的に実施テストを行っています。 環境教育 環境教育の推進 ◎有資格者の育成 事業活動および環境の監視活動を継続的に実施する上でのそれ ぞれの有資格者を育成し、事業所の環境活動を推進しています。 11 特別管理産業廃棄物管理責任者 8名 メ モ 12 メ モ 13 ○ 表 紙 写 真 : 愛 知 県 津 島 市 天 王 川 公 園 の『 尾 張 津 島 の 藤 』 この報告書の内容は、2016年4月現在のものです。 発行年月 ー 2016年4月