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平成 25 年度 大学案内
三宅村×三宅島大学プロジェクト実行委員会×東京アートポイント計画 三宅島大学 学長 ア ク セ ス[ 平成 2 5年 4月現在 ] ― 三宅島 講座・行事 Lecture & Event 三宅村長 島を知る/歴史に出会う 「芸術・文化を活用した村おこし」を目的に、東京都と東京文化発信プロジ ェクト室と三宅村とによる共同プロジェクト「三宅島大学」は、おかげさま でこの9月で開校 2 周年を迎えます。昨年度は御蔵島村からお借りした「御 産業を知る/ など コミュニケーション 錆ヶ浜港船客待合所 ― 三宅島大学 本校舎 整備する/具体化する/ お土産を作る/ 名物を作る/ など 土屋食品 至 錆ヶ浜港 観光協会 をお願いいたします。 ホテル海楽 「 三 宅 島 大 学 」とは バス停 錆ヶ浜港入口 04994 - 8 - 5888[木曜休] 社会学者 慶應義塾大学 環境情報学部 教授 記録に残す/ 212号線 も実施する予定です。引き続き、三宅島大学へのみなさんのご参加とご協力 三宅島大学 副学長 Infrastructure ニーズを発掘する/ 座、調査・研究を行うとともに、小中学生対象の「キッズリサーチ」、誰も 供していきます。秋には三宅島大学2周年記念式典や三宅島大学初の卒業式 環境・設備 Research 風土を調べる/ 事業を展開してきました。今年度も村の人材育成をメインテーマに、各種講 が先生、誰もが生徒になれる「100人先生」などさまざまな「学びの場」を提 調査・研究 環境を知る/人に出会う/ (営業時間 6:30−22:00) 蔵島会館」を三宅島大学本校舎に定め、村民のみなさんとの交流拠点にして など 携 (営業時間 9:30−20:00) 身体で学ぶ/学園祭をする/ 連 フィ ード バ ック 料理を学ぶ/自然を歩く/ ―〈 未 来 の いま 〉に 出 会う場 所 平野食堂 錆ヶ浜 港 錆ヶ浜港入口駅 5 「三宅島大学」は、三宅島全体を〈大学〉に見立てて、さまざまな 沖倉商店 (691) 3 「学び」の場を提供する仕組みです。それは、自然との長い関わり 三宅島大学 本校舎 について考え、私たちの「想う力」を育む場です。学校教育法上で 定められた正規の大学ではありませんが、 〈大学〉の講座やプログ お問合せ 阿古郵便局 三宅村役場総務課庶務係 なぜだか、無性に恋しくなる。島が呼んでいるのだ。今年も、船に乗って出 かけよう。大自然のエネルギーを受けとめ、五感を駆使して島を歩けば、た ラムを通じて人びとが出会い、のびのびと語らう「学び」の場をデ 平 成 25 年 度 大 学 案 内 ザインし、コミュニケーションの誘発を試みるプロジェクトです。 「三宅島大学」は、講義や実習ばかりではなく、課外活動や〈学生 街〉の役割もふくめて構想したいと考えています。既存のさまざま 04 994 - 5 - 0 9 8 1 [平日 8 : 30 - 17 : 15] くさんの人に出会うだろう。自由闊達に語るうちに、やがて、じぶんだけの な実践の理解、豊かな地域資産の発見・再発見を通じて、多様な 師匠に出会うはずだ。島でのレッスンを身体になじませて、ふたたび毎日の [http://www.mi yakejima-university.jp/] 暮らしに向き合うと、不思議なほど力が湧いてくる。ぼくたちは、学びなが 島でまなび、 ら生きている。 「三宅島大学」は、みんなで学び続けるための〈しくみ〉だ。 今年はさらにプログラムを充実させ、 「三宅島大学」の試みをさらに盛り上げ ていきたい。 東 京アートポイント計 画 東京の様々な人・まち・活動をアートで結ぶことで、東京の多様な魅力を地域・市民の参画により創造・ 発信することを目指し、「東京文化発信プロジェクト」の一環として東京都と公益財団法人東京都歴史文化 財団が展開している事業です。www.bh-project.jp 主催:東京都、 東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、 三宅島大学プロジェクト実行委員会、三宅村 協力:東海汽船株式会社 島でおしえ、 連携の可能性を見出すことも重要な課題として位置づけています。 誰もが学生に、あるいは教員になって、三宅島での「学び」がはじ まります。三宅島には、 〈未来のいま〉があります。人びとや自然 に向き合い、逞しくて優しい未来を実感するために、船に乗りま 島をかんがえる。 しょう。 教務案内 年間カリキュラム 05 MONTH 06 07 08 09 10 11 12 01 02 滞在アーティスト アーティスト ― 入学方法 開発好明 「三宅島大学」は、誰でも入学することができます。 基本カリキュラム 三宅島 映像プロジェクト(5月) ポスタープロジェクト(6月) キッズリサーチ(8月) 開校2周年・卒業記念式典(9月) 100人先生(8月) ポスタープロジェクト(9月) ※講座が開講されていない時期にご来島いただいても、入学はできません。 来島前に、ウェブサイトから開講状況をご確認ください。 ― 履修について 三宅島 映像プロジェクト(夏期) 三宅島 映像プロジェクト(冬期) 「三宅島大学」では、さまざまな分野の講座・演習が提供されています。 受講内容によって、割りあてられた単位数は異なります。 ― 講 座 ・ 行 事 L e c t u r e&E v e n t 教 員[ 平成 2 5年 4月現在 ] 学長 副学長 加藤文俊 (社会学者/慶應義塾大学教授) 教授 日比野克彦 (アーティスト/東京藝術大学教授) 慶應義塾大学 加藤文俊研究室 講師 ポスタープロジェクト:三宅島の「人」を紹介するポスターの制作 開発好明 (アーティスト) あしたばんプロジェクト:三宅島の「明日」を紹介するかわら版の制作 山城大督 (美術家/映像ディレクター) キッズリサーチ:大学生と島の小中学生の交流プログラム 三宅島のみなさん ほか 1983 年大阪生まれ。映像の概念を空間やプロジェクトへ展開 し、そ の 場 で し か 体 験 で き な い《時 間》を 作 品 と し て 展 開。 http://www.yamashirodaisuke.com/ 次の 2 要件をともに満たすと、卒業することができます。 ・入学後「三宅島大学」に 1 年以上在学すること。 僕がはじめて三宅島を訪れたのは、2 年前の 2011 年 6 月。壮大なランドスケ ・次の所定の単位を、それぞれ、すべて修得すること(合計 124 単位以上) 。 ープと豊かな自然に圧倒され、そこに生きる人々の歴史に魅了されました。 (C)以外で 100 単位以上 A:必修科目(B)、卒業制作科目 その時、ここで「映像」を撮ってみたい! と強く感じたことを記憶していま B:必修科目 計 8 単位 成長させたいと考えています。 「島」を舞台にした、映像プロジェクトを一 ・船で島に渡る(4 単位) 緒に作りましょう! 三宅島大学マネージャー 塩野谷卓(アートマネージャー) 三宅島大学プロジェクト実行委員会事務局 情報発信 吉田武司(三宅村役場総務課庶務係主事) す。映像は一人だけでは作れません。多くの方と一緒に「プロジェクト」を ・『ロック わんこの島』を観る(4 単位) C:卒業制作科目 ※ (A)および(B)の修得後、卒業制作計画を事務局に提出し、 三宅島大学 本校舎(御蔵島会館)の運営 三宅島大学通信の発行 山城大督 Yamashiro Daisuke ・卒業制作 (16単位 ) 山城大督(美術家/映像ディレクター) 交流・研究拠点 美術家/映像ディレクター ― 卒業について 100人先生:島内外のさまざまな人による講座やワークショップ 三宅島 映像プロジェクト:映像作品・映像コンテンツの制作 と、伝えることなどを少しずついろんな人にシェアできたらと思います。 修得した単位は、50 単位取得ごとに事務局へ中間報告してください。 島の資源を活かした講座を 5 月− 2 月までの毎月第 2 週末開講 ― 調 査 ・ 研 究 Research 味や特技を少しずつ持ち寄って、聞くことはもちろん、話すこと、教えるこ 年度を越えても卒業に必要な単位として認定されます。 基本カリキュラム 開校 2 周年・卒業記念式典 ジェクトは、僕が何かをするのではなく、みなさんが主役です。お互いの興 これまでに修得された単位は、 櫻田昭正 (三宅村長) 開発好明(アーティスト) 「誰もが先生、誰もが生徒」をモットーに昨冬に行った「100 人先生」 。50 組を 越え、今年の夏と秋にも、引き続きこの「100 人先生」を行います。このプロ あしたばんプロジェクト(9月) 3つの大学機能 1966 年 山 梨 生 ま れ。コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 題 材 に 記 憶 や 時 間、経験をかたちにした作品を発表し続けている。 http://www.yoshiakikaihatsu.com/ 学生証が発行されます。 10 0 人 先 生 ( 1 0 月 ) あしたばんプロジェクト(6月) ― 環 境 ・ 設 備 Infrastructure Kaihatsu Yoshiaki 講座を 1 講座以上受講することで、入学が認められ、 (5月−2月毎月第2週末) 「学士候補認定」を受けて実施してください。 三宅島大学マネージャー アートマネージャー 塩野谷卓 Shionoya Suguru 1987 年新潟生まれ。演劇とアートプロジェクトの関係性に着 目 し、五 十 嵐 靖 晃 氏 に よ る「そ ら あ み」等 の 制 作 ア シ ス タ ン トや地域とのコーディネートを行う。 今年度からマネージャーに着任しました塩野谷卓です。開校 2 周年を迎える 「三宅島大学」では、定期講座をはじめ、さまざまなプログラムを企画して います。はじめての人もそうでない人もこの機会にぜひお越しください。 ※内容は変更する場合があります。あらかじめご了承ください。 写真:川瀬一絵(ゆかい)