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情報家電ネットワークの現状と課題

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情報家電ネットワークの現状と課題
資料2
情報家電ネットワークの現状と課題
2005年5月18日
情報家電ネットワークの現状
Copyright©2005 Nomura Research Institute,Ltd. All rights reserved.
1
情報家電ネットワークの定義
ネットワーク接続可能な家庭電化製品及びそれらを繋ぐネットワークを指し、次の4つを捉え
る。
パソコン系ネットワーク
パソコン
BBモデム
ルーター
プリンタ
外部との
ネットワーク化
y インターネット
(アナログ電話、ISDN、
ブロードバンド経由)
端末間の
ネットワーク化
y イーサネット
y USB
y 無線LAN
求められる
通信速度
AV系ネットワーク
デジタルテレビ
デジタルSTB
オーディオ DVD/HDDレコーダー
y 放送
(地上波、
ケーブルテレビ、衛星)
電話・住設系ネットワーク
白物家電系ネットワーク
電話&FAX
エアコン
ドアホン
セキュリティ機器
照明
冷蔵庫
y 電話網
(アナログ電話、ISDN)
y なし
y 銅線
y 特定小電力無線
y 銅線
y 赤外線リモコン
y 数10kbps
y 数kbps∼数10kbps
y アナログ接続
(オーディオはメーカー独自
プロトコルによる制御)
y D端子接続
y 赤外線リモコン
y 数Mbps∼数10Mbps
y 数Mbps∼数10Mbps
出所)「IT市場ナビゲーター2005年版」(株式会社野村総合研究所、東洋経済新報社)
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2
情報家電ネットワークの定義
製品によって開きはあるが、先頭ランナーは「モノ」の開発から「コト」の開発に挑戦しつつある
段階。
インターネットアクセス、
家庭内NWの普及(*)
家電製品の
デジタル化への移行
成功するビジネスモデル、
主体(担い手)の登場
ネットワーク接続
(ホーム内/外)
サービスの創出
(ソフトウェア更新
/新次元のサービス)
(*) 2004年末時点の参考数値(出所:総務省平成16年「通信利用動向調査」)
・世帯でのインターネット普及率 86.8%
・パソコンを2台以上保有している世帯の家庭内LAN構築率 52.0%
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3
情報家電ネットワークの市場(国内)
情報家電ネットワークに関連する市場(2010年) 約11兆円
携帯電話市場(ネットワーク部分とアプライアンス部分)を加味すると、約20兆円市場に。
出所)デジタル情報家電のネットワーク化に関する調査研究会報告書(平成16年8月)
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4
始動する情報家電ネットワーク市場①
AV家電
映像配信(PC→AV家電、AV家電→PC、コンテンツ配信サーバ→AV家電)
携帯電話連携(録画予約)
PCやインターネットのコンテンツをAV家電で視聴 →既に多くの製品が市場に登場
メディア
ゲートウェィ
メディアプレーヤ
出所)バッファロー
出所)アップル
ネットテレビ
音楽配信
映像配信
DVDレコーダ
UPnP
映像配信
出所)Philips
LAN
(有線、無線)
音楽配信
ネットオーディオ
UPnP
出所)Philips
DVDレコーダ
出所)松下電器
映像配信
出所)東芝
メールによる録画予約
インターネット
映像配信
DVDレコーダ
出所)松下電器
<標準技術:DLNA>
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コンテンツ配信サーバ
5
始動する情報家電ネットワーク市場②
サービス事例
住まい・家事
オール電化マンション(東芝不動産)
洗濯機、エアコン、冷蔵庫、電子レンジを無線通信や携帯電話で制御できるネット家電「Feminity」を超高層マンションに導入
くらしネット(松下電器産業)
携帯電話を通して、白物ネット家電機器を制御したり、センサーで異常を検知して警報を出すことによって、くらしをサポートする
ホームネットワーク家電システム
インターネットレンジ(シャープ)
ホームページ上に掲載されているレシピ情報等を電子レンジに取り込むことで、その料理の調理が可能に
掃除ロボット(松下電器産業)
赤外線センサーや位置を確認するジャイロセンサーを装備し、家具など障害物を避けながら勝手に掃除をしてくれるロボット
セキュリティ
モバイルテレビドアホン(アイホン)
医療・介護
みまもりほっとライン(象印)
外出時でも携帯電話からリアルタイムにドアホンの応対が可能に。画像を見ながら、訪問者を確認できる
高齢者のポット(無線通信機を内蔵)の使用状況を、離れて暮らすご家族が携帯電話やパソコンで確認でき、高齢者の様子をい
つでもどこでもさりげなく見守ることができる
みまもりネット(松下電工)
高齢者宅の各部屋に設置された赤外線センサーによって検知された高齢者の移動状況を、登録してある携帯電話に送信。高齢
者の日常をさりげなく見守れるシステム
健康
ネットワーク管理型歩数計(オムロン)
歩いた歩数をパソコンに取り込み、オンライン上でデータの分析や専門家への質問等を行いながら健康管理を行うことができる
健康トワレ(松下電工)
トイレを使用すると、機器が自動で、体重や体脂肪、潜血、蛋白を自動検出する。その結果を医療機関に送信することで、専門家
のアドバイスを受けることも可能
・・・
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6
情報家電自体がネットワーク接続を必要とする
情報家電のソフトウェアのソースコードは、100万行を超えてきている
情報家電のソフトウェアのソースコードは、100万行を超えてきている
HDD内蔵DVDレコーダ
:100万行
HDD内蔵DVDレコーダ
:100万行
通信機器搭載型のカーナビ
通信機器搭載型のカーナビ :300万行
:300万行
薄型テレビ
:60万行
薄型テレビ
:60万行
ルータや3G携帯電話
:100万行を超過
ルータや3G携帯電話
:100万行を超過
障害対策のため
障害対策のため
ネットワークからのソフトウェアアップグレードが必須
ネットワークからのソフトウェアアップグレードが必須
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7
韓国の動向
韓国ではデジタルホーム構想から進んで事業化の動き(サムスン電子)
ソウルの江南区道谷洞の3000世帯の高級アパート(The Tower Palace)で韓国初のホームネットワー
クを商用化
各家庭の靴箱にホームサーバ、室内は無線LAN、各部屋での操作や外出先からの遠隔操作が可能
Tower PalaceⅠ
2002年10月入居開始
世帯数 1,500世帯
Tower PalaceⅡ
2003年2月入居開始
世帯数 950世帯
Tower PalaceⅢ
2004年5月入居開始
世帯数 600世帯
分類
実現している主な機能
インターネット機能
zインターネット接続
電話機能
zマンション内VoIP電話
z玄関、室内通話
zインターネット電話
玄関機能
z訪問者確認と開錠
z指紋開錠
z留守訪問者画像記録
防犯・防災機能
z非常時の警備員呼び出し
z託児所・遊び場・マンション前の道路等の映像表示(◎)
お知らせ機能
zマンション管理事務所からのお知らせ(◎)
z管理費・エネルギー使用量の確認(◎)
z宅配お知らせ
z駐車場管制(父親の帰宅確認)
家電制御機能
z洗濯機、照明装置、冷房、ガス元栓のコントロール(◎)
◎:外出先からの確認、操作が可能な機能
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韓国の動向
タワーパレスのホームネットワーク・システム構成
自動ドア
無線LAN
ホームモニター
無線電話
無線ホームパッド
RS422
キッチンTVホン
ホームサーバー
宅配サーバー
駐車管制サーバー
RS422
浴室TVホン
無線受信機パニックボタン
遠隔検針サーバー
感知器
拡張型モニター
出入統制サーバー
制御器
世帯防犯サーバー
カード発給サーバー
外出先からは、IDと暗証番号(事前
登録要)にてログインすることにより
各種検索・操作が可能。
指紋認識 ドアロック
CCTVサーバー
家電コントロール
出所)S-Commtech資料
出所)www.cvnet.co.kr/index.jsp
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情報家電ネットワークに関する標準化の動向
情報家電ネットワークの標準化については、多種多様な標準化団体で検討されている。
フォーラム/デファクト
デジュール
【国際】
ITU
【特定の技術や製品】
DLNA(旧DHWG)
OSGi
【広範囲な技術】
IETF
(Digital Living Network Alliance)
(The Open Services
Gateway Initiative)
(Internet Engineering Task
Force )
Wi-Fi Alliance
Bluetooth SIG
MBOA
IEEE
(Multi-Band OFDM Alliance)
3GPP
ECHONET (Energy Conservation and
Homecare Network)
宅内フォーラム (宅内情報通信・放送高度化フォーラ
ム)
UPnPフォーラム
(Universal Plug and Play)
HAVi ISO
(International Organization for
Standardization:国際標準化機構)
(Institute of Electrical and
Electronic Engineers)
DCI
IEC
(Digital Cinema Initiative)
(3rd Generation Partnership
Project)
CE Linuxフォーラム
OMA
(Home Audio Video
Interoperability)
(Consumer Electronics
Linux Forum)
(Open Mobile Alliance)
IPv6フォーラム
OIF
TCG
W3C
(Trusted Computing Gruop)
(World Wide Web Consortium)
Parlay Group
FIPA
OASIS
(Optical Internetworking Forum)
HomePNA
(Home Phoneline Networking
Alliance)
(Foundation for Intelligent
Physical Agents)
(Power Line Communications)
HomePlug
1394TA
(International Electro technical
Commission:国際電気標準会議)
【 域内 】
ETSI
(European Telecommunications
Standards Institute:Institute:欧州電気通
信標準化機構)
(Organization for the
Advancement of Structured
Information Standards)
ユビキタスIDセンター
EPCglobal(Electronic
PLCフォーラム
(International Telecommunication Union:
国際電気通信連合)
【 ドメスティック 】
TTC
(the Telecommunication Technology
Committee:情報通信技術委員会)
ARIB
(Association of Radio Industries and
Businesses:電波産業界)
ANSI
Product Code global)
(American National Standard Institute)
(1394 Trade Association)
など
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など
など
10
情報家電ネットワークに関する標準化の動向
アプリケーション領域
アプリケーション/サービス技術
フォーラム/デファクト
大
-ユビキタスID
-EPC Global
(電子タグ)
中
-IETF
(SIP)
-3GPP
-W3C
ユーザインタフェース技術
フォーラム/デファクト
デジュール
大
-ITU
-ISO/IEC
-JIS
小
-UPnP
(サービス利用)
-OSGi
中
-OASIS
-W3C
(サービス利用)
-IETF
-IEEE
デジュール
フォーラム/デファクト
大
-ITU
-ISO/IEC
小
利用形態の検討段階のため、主に、フォーラムで標準
化がなされている。
コンテンツ伝送符号・メタデータ関連技術
中
-DLNA
-W3C
(コンテンツ利用)
-MPEGアライアンス
-各種メディア団体
国際的に放送業界が大きく関与するため、主に、デ
ジュールで標準化がなされている
ネットワーク領域
フォーラム/デファクト
大
中
小
-DLNA
-宅内フォーラム
(アーキテクチャ)
-ECHONET
-UPnP
-OSGi
(ゲートウェイ)
-IETF
(IPv6)
(品質保証)
-3GPP
-ITU
-ISO/IEC
(アーキテクチャ)
(伝送技術)
-ETSI
家庭内および家庭内外シームレス・ネットワーキングの早期
実現に向け、全体的に標準化がなされている
共通領域
下位層ネットワーク技術(有線/無線)
デジュール
フォーラム/デファクト
大
中
小
-ITU
-ISO/IEC
(伝送符号化)
(メタデータ)
小
多岐にわたる機器での利用が重要になるため、主に
広範囲な技術のフォーラムで標準化がなされている
ネットワーキング技術
デジュール
-PLCフォーラム
-HomePlug
-1394TA
(有線)
-Wi-Fi
-Bluetooth
(無線)
-IEEE
(有線/無線)
-3GPP
-IETF
セキュリティ技術
デジュール
-ITU
(有線/無線)
-ISO/IEC
フォーラム/デファクト
大
中
-DLNA
-OMA
(著作権保護)
-CE Linux
-TCG
-OASIS
-IETF
(認証)
-W3C
-3GPP
デジュール
-ITU
-ISO/IEC
小
家庭内および家庭内外シームレス・ネットワーキングの早期
実現に向け、全体的に標準化がなされている
多岐にわたる機器での利用が重要になるため、主に
広範囲な技術のフォーラムで標準化がなされている
※図中の棒グラフ(■色)は、標準化活動の、貢献度・活動頻度・当該領域の役割の重要性を大・中・小で示した
※図中の下線は、当該領域で中心的な役割を担う標準化団体を示す
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情報家電ネットワークの課題
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技術的な課題
互換性
情報家電ネットワーク全体を構成する機器やシステムが、同一の提供者による改良や、異な
る提供者による代替品が登場した際、置き換えを行っても動作が保証されること
拡張性
一度導入された機器、システムに対し、各構成要素の機能を向上させたり、外部に存在する
新しい機器、システムを組み込んで、全体の機能を向上できること
相互接続性
異なる機器、システム、ネットワーク間を相互に接続して一体的に利活用できること
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利用者からみた課題
技術的に全ての情報家電間の相互接続が担保されたとしても、ユーザーが実際に使うに当っ
ての課題が存在する。
課題項目
コスト面
課題の内容
機器コスト、故障修理コスト、サービスコスト
国民は情報家電の費用対効果に対して厳しい見方をしている。
技術の標準化、適正な競争環境の整備により可能な限り価格を抑え、ユーザからみて適正な価格で多
様なサービスを提供することが求められる。
機器設置、買い替えコスト
導入に当たって家屋の改修や、既存の他の電化製品との互換性が担保されなくなると、情報家電の購
入が進まない危険性がある。
既存の宅内配線や無線LANの活用による家屋の改修の回避、既存の電化製品との互換性の担保が重
要となる。
セキュリ
ティ面
不正アクセスや成りすましに対するセキュリティ
迷惑メールやフィッシング等の被害に対する不安感がある中で、外部からの不正なアクセスや「成りす
まし」に対するセキュリティが講じられた、技術、制度両面での「高信頼性」社会の実現が求められる。
耐タンパ技術、セキュア通信の確保
機器の分解、解析や通信過程での個人情報等の入手を防ぐ、技術的な対応が求められる。
使いやす
さの面
誰でもどこでも利用可能なこと
専門知識を持たない一般の人でも使いやすい利用環境を実現することが求められる。
家の中だけでなく、外出時も含めて利用しやすい環境を実現することが求められる。
操作手順等の標準化
メーカーや機器の種類によって操作手順をあまり変えることなく利用できるような標準化が求められる。
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事業者からみた課題
事業者としても、こうした情報家電間の相互接続が担保された状況になった場合に、積極的に
ビジネス展開を行う際に課題が存在する。
課題項目
著作権保
護
課題の内容
技術的規格作り等の関する組織や体制の整備
情報家電ネットワーク時の著作権保護に関する技術的規格作り、その仕組みの維持・高度化、問
題解決方策に関する組織体制の整備を行う必要がある。
関係者が入った議論、検討体制の整備
コンテンツ提供者、メーカ、サービス事業者、ユーザを含めた議論、検討体制の整備が必要であ
る。
ネットワーク上のコンテンツの私的利用範囲、不正流出の監視、ユーザの利便性確保等の観点
で、議論、検討を行うことが必要である。
ビジネスモ
デル確立
プラットフォーム・ビジネスの構築
モノやサービスをユーザに提供する際の権利処理、課金・認証、検索等を行い、幅広い主体が参
加できるような共通基盤を整備することが求められる。
様々な主体がソリューション・サービスを提供できる環境の実現
ユーザに対して、様々なサービス提供主体が、社会的サービス、生活支援サービス、行政サービ
ス、ビジネスサービス等を提供していくような環境の整備が求められる。
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制度やルール等の課題
情報家電ネットワークの普及を阻害するものとしては、社会的な仕組みも存在する。
課題項目
情報リテ
ラシ、倫
理規定
課題の内容
ユーザや事業者の情報リテラシの喚起、倫理規定の構築
セキュリティ面での対策を講じるのは勿論であるが、情報家電ネットワークが積極的に活用されていくた
めには、ユーザや事業者の情報リテラシが向上するとともに、利用に際しての倫理規定を明確に示し、
啓蒙活動を行っていくことが求められる。
有害コンテンツへの対応
誰でも容易にコンテンツを入手できる環境が整うため、未成年者等のユーザに応じた有害コンテンツ等
へのアクセス制限等を、容易に行うことが出来る環境が求められる。
社会環境
の整備
社会制度等の構築
規制の緩
和
新規参入やサービス提供を活発化させる規制の緩和
ユーザが情報家電ネットワーク活用のメリットを最大限享受する過程では、現段階では想定されていな
いユーザ行動が起こる可能性がある。
こうしたユーザ行動を阻害しないような社会の仕組みづくりを進める必要がある。
機器の普及や技術的な課題等によってこれまでは実現できなかった様々なサービスの提供が可能とな
る中で、これまでのIT分野以外のサービス事業者が、数多く参入してくることが予想される。
こうした参入を積極的に促進し、市場を活性化させるために、事業活動を制限するような規制の緩和を
図っていくことが求められる。
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最大の要所は…
利用者が使いたくなるサービスの実現(モノよりコトの開発)
利用者が使いたくなるサービスの実現(モノよりコトの開発)
最大の課題は、利用者が使いたくなるような、情報家電ネットワークを活用した新次元のサー
最大の課題は、利用者が使いたくなるような、情報家電ネットワークを活用した新次元のサー
ビスが未だ見えてこないこと
ビスが未だ見えてこないこと
パソコンやインターネットのコンテンツをAV家電で視聴
パソコンやインターネットのコンテンツをAV家電で視聴 →自然なニーズ
→自然なニーズ
コトの開発で、次は何か?
コトの開発で、次は何か?
家庭内の最大の負担
家庭内の最大の負担 ⇒完全家事代行ロボット
⇒完全家事代行ロボット
安全・安心
⇒ホームセキュリティ
安全・安心
⇒ホームセキュリティ
コミュニケーション
⇒親族・友人・知人との情報や知識の共有、協業(協働)
コミュニケーション
⇒親族・友人・知人との情報や知識の共有、協業(協働)
人に着目した自宅外のネットワークサービスとの連動(例:ITS)
人に着目した自宅外のネットワークサービスとの連動(例:ITS)
ビジネスモデルと主体(担い手)の登場
ビジネスモデルと主体(担い手)の登場
ユーザが欲しいサービスを実現するために必要な「トータルシステム(仕組み)」を構想し、全体
ユーザが欲しいサービスを実現するために必要な「トータルシステム(仕組み)」を構想し、全体
のシステムアーキテクチャを描き、関連する課題解決やニーズに対するアプローチ
のシステムアーキテクチャを描き、関連する課題解決やニーズに対するアプローチ
サムスンの例は財閥というインテグレータが機能
サムスンの例は財閥というインテグレータが機能
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新次元サービスとビジネスモデルが創発される実証実験を!
技術改良
基盤構築
標準化
技術
組織、制度
組織や制度の
創設、改良
事業スキーム
ユーザアクセプタンス
ビジネスモデル
事業創発
PR
マーケティング情報収集
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(参考)ITS分野のシステムアーキテクチャ
トータルシステムが完成しないと市場としても拡大しないITSでは、全体のアーキテクチャを描
き、標準化項目の選定や必要な基盤整備について検討している。
4つのサブシステムに加え,外部のサブシステムに172の物理アーキテクチャを集大成。システム全
体の構造(骨格)とサブシステム間の通信方式(インターフェース)を明示
人
外部情報収集・
提供
移動計画管理
移動路計画管理
車椅子制御
公共交通計画管理
車両情報管理
道路交通情報管理(移動路)
事故情報管理
料金収受管理
ヒューマンインターフェース部
組織情報収集・
提供
検知(事故、障害物、人間、物資)
外部
交通流制御計画管理
道路交通情報管理︵
移動路、経
路、地点、交通、気象︶
センタ
・旅行・観光・娯楽関連情報提供
・ビジネス・マスコミ・行政関連情報提供
・沿道施設情報提供
・救急活動支援・防災情報提供
・情報ネットワークアクセス
・バンキングサービス
・公共交通機関利用予約・チェックイン
・チケット発券サービス
等
広域無線通信
有線通信(*)
車
ヒューマンインター
フェース部
道路交通情報管理
(移動路、交通、気象)
検知(事故、車両、ドライバ、
障害物、人間)
狭域通信︵
路車間︶
狭域通信︵
車車間︶
車両制御
路
側
料金計算
移動路計画管理
(**)
道路交通情報管理
交通流制御計画管理
検知(事故、車両、障害物)
ヒューマンインターフェース部
(*)有線通信は、一般的には広域有線通信であるが、衛星通信など広域無線通信での代替もあり得る。
(**)狭域通信(路車間)は、路側と車及び人の間で行われる狭域通信を示す。
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出所) ITSシステムアーキテクチャ関係資料より抜粋
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